JPH0317542Y2 - - Google Patents

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JPH0317542Y2
JPH0317542Y2 JP1983136029U JP13602983U JPH0317542Y2 JP H0317542 Y2 JPH0317542 Y2 JP H0317542Y2 JP 1983136029 U JP1983136029 U JP 1983136029U JP 13602983 U JP13602983 U JP 13602983U JP H0317542 Y2 JPH0317542 Y2 JP H0317542Y2
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plate
fireproof panel
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piece
wiring device
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JP1983136029U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔技術分野〕 この考案は、室内の壁等に取り付けられた配線
器具を化粧し保護するとともに、耐火構造を有す
る配線器具用プレートに関する。
〔背景技術〕
従来、化粧プレートと、化粧プレートを囲むプ
レート枠との間に耐火パネルが挟着されて耐火効
果を有する配線器具用プレートがあつた。しか
し、このものは、耐火パネルをプレート枠に装着
する際に、耐火パネルをプレート枠上にただ載置
しただけの状態でねじ止め等によつて装着するも
のであつたので、装着時に耐火パネルをしつかり
押さえておかなければならず取付けが大変であつ
た。
また、壁側に耐火パネルをねじ止めした後、そ
の上にプレート枠をねじ止めで固定することも行
われており、例えば、実開昭59−9424号公報等に
開示されているが、この構造は、耐火パネルとプ
レート枠の2度のねじ止め作業が必要で面倒であ
るとともに、プレート枠よりも内側に耐火パネル
を取り付けておく必要があるため、耐火パネルの
取り付けを忘れたままプレート枠等を取り付けた
場合、耐火パネルを取り付け直すには、プレート
枠や配線器具等を一旦取り外して耐火パネルを装
着した後、再びプレート枠等の取り付けを行わな
ければならず、その度に前記したねじ止め作業も
必要であるので、大変に煩わしいものであつた。
〔考案の目的〕
そこで、この考案は、耐火パネルの取付けが容
易かつ短時間になし得る配線器具用プレートを提
供することを目的とする。
〔考案の開示〕
考案者らは、以上の目的を達成するため鋭意検
討を重ね、この考案を完成した。
この考案は、化粧プレートと、化粧プレートを
囲むプレート枠と、前記両者間に装着される耐火
パネルとを備える配線器具用プレートであつて、
前記耐火パネルの側縁に折曲片を備え、この折曲
片の表面に突出部が設けられ、突出部がプレート
枠の一部に係止されて耐火パネルがプレート枠に
固定されるようになつていることを特徴とする配
線器具用プレートをその要旨とする。以下、これ
を、その実施例をあらわす図面に基づいて詳しく
説明する。
第1図にみるように、化粧プレート1は、着色
等によつて化粧仕上げが施された合成樹脂製成形
体であつて、中央部にはコンセント等配線器具露
出用の窓2が2個形成されており、裏面角部近傍
および長手方向の両角部間の中間部にはそれぞれ
外側に向かう爪3…が一体的に突設されている。
なお、裏面の窓2,2を挟む両端にはねじ16,
16の頭を受け入れる溝1′(一方は図示せず)
が設けられている。化粧プレート1と同様な窓
5,5を有する耐火パネル4は、金属からなり、
両側縁に同一方向に垂直に折れ曲がつた折曲片
6,6を備えている。各折曲片6の表面には突出
部6′,6′が設けられている。各突出部6′は折
曲片6裏面からの切起こしである。角部近傍およ
び長手方向の両角部間の中央にはそれぞれ化粧プ
レートの爪3…を受け入れるための貫通孔7…が
穿設されており、2個の窓5,5を挟む両側には
ねじ頭を入れることのできる大きさの孔8,8が
設けられている。合成樹脂製のプレート枠9は、
開口部10内の長手方向に直交する両端から内向
きに突片11,11が延び、長手方向に沿う両内
側縁からも内向きに延出片15(一方は見えてい
ない)が延びている。突片11,11の両側に
は、耐火パネル4の折曲片6,6が嵌入されるた
めの隙間12…が設けられている。突片11,1
1のうちこれら隙間12…と接する部分は、化粧
プレートの爪3…を係止するための爪係止部13
…であり、いささか長く突出している。爪係止部
13…は、隙間12…の反対側裏面において爪3
…を係止するようになつている。突片11,11
の中央部も少し長く突出し、そこにはねじ貫通孔
14,14が設けられている。図中、16は平頭
のねじである。
このような配線器具用プレートを施工する際に
は、第1図にみるように、耐火パネル4の折曲片
6,6をプレート枠9の開口部10の4角にある
隙間12…に嵌入する。その際、第2図にみるよ
うに、各折曲片6表面にある突出部6′(一方の
み図示した)をプレート枠9から内側に突出する
延出片15の下面に係止させるまで、折曲片6,
6を押し込むのである。図中、1は化粧プレート
である。つぎに、第1図に鎖線で示すように耐火
パネルの孔8,8にねじ16,16を挿通し、こ
のねじ16,16を、プレート枠突片11,11
のねじ貫通孔14,14を通らせて取付枠(図示
せず)等のねじ孔に螺着させるのである。つづい
て、化粧プレート1の爪3…を耐火パネルの貫通
孔7…に差し込んだのちプレート枠突片11,1
1の爪係止部13,13に係止させるようにし
て、化粧プレート1をプレート枠開口部10に嵌
め込むのである。この時、化粧プレート裏面の爪
3…は爪係止部13…に内方向に押されながら開
口部10に入り開口部10の裏側に出たのち、自
らの弾発力によつて元の状態に戻ることによつて
爪係止部13…の裏面に係止されるのである。出
来上がつた状態は、第3図のごとくである。図
中、コンセントの取付け状態を想定し鎖線で図示
した。
つぎに、この考案にかかる配線器具用プレート
の別の実施例について説明する。第4図にみるよ
うに、化粧プレート17は、前記実施例と同様、
合成樹脂製成形体であつて、中央部には窓18が
4個形成されている。裏面角部近傍および各角部
間の中間部にはそれぞれ外側に向かる爪19…が
一体的に突設されている。金属製の耐火パネル2
0は、化粧プレート17と同様な窓21…を有
し、前記実施例と同様、折曲片22,22を備
え、各折曲片22の表面には突出部22′,2
2′が設けられている。化粧プレートの爪19…
に対応する個所には、それぞれ貫通孔23…が穿
設されている。折曲片22,22に直交する方向
に沿つて並ぶ貫通孔23…の各間には、ねじ頭が
入る大きさの孔24…が設けられている。折曲片
22,22を有さない側縁の中間点からはそれぞ
れ爪片25が突出している。合成樹脂製のプレー
ト枠26は、内周面に、前記実施例と同様、突片
28,28と延出片32(一方は見えていない)
とを有し、突片28,28の両側には隙間29…
が設けられている。突片28,28には、化粧プ
レートの爪19…と対応する個所に切欠き状の爪
係止部30…が形成されている。これら爪係止部
30…の各間には、ねじ貫通孔31…が穿設され
ている。突片28,28を備える内周面の中間点
にはそれぞれ横穴33(図中、手前側のものは見
えていない)が形成されている。図中、34は平
頭のねじである。
以上のような部品を有する配線器具用プレート
の施工は前記実施例とほぼ同様にして行われる。
前記実施例と異なる点は、耐火パネルをプレート
枠に装着させる際に、第4図および第5図にみる
ように、耐火パネル20の各爪片25をプレート
枠26の各横穴33に挿入させる点と、化粧プレ
ートを装着させる際の爪の係止方向がプレート枠
の突片と向かい合う方向である点である。なお、
耐火パネルは、折曲片を有しない側縁から突出す
る爪片がプレート枠に係止されることによつて、
プレート枠により確実に固定されるのである。
この考案にかかる配線器具用プレートは、実施
例においては、1連結や2連結の配線器具を使用
するための形状になつていたが、配線器具1個の
ものや3連結以上の多連結のものに使用できるよ
うな形状であつても良く、カバープレート状のも
のであつても構わない。
プレート枠の突片や延出片の形状に特別の制限
はなく、実施例のように突片と延出片が別体にな
つていても良いし、両者の端部が繋がつている形
状のものであつても構わない。したがつて、両者
間に出来る隙間の長さにも特別の制限はない。
耐火パネルのねじ貫通用の孔は、実施例ではね
じの頭をも入る大きさであつたが、ねじ頭が入ら
ない大きさであつても構わない。
耐火パネルの折曲片は、実施例では相対する一
組の側縁全長に形成されているものであつたが、
これに限られるものではなく、突出部の周辺部分
のみが折曲片として形成されているものであつて
も構わない。
突出部は、実施例では折曲片裏面からの切起こ
しであつたが、これに限られるものではなく、折
曲片表面に形成された膨らみであつても構わな
い。
突出部がプレート枠に係止される構造は、実施
例ではプレート枠延出片の下面に掛けられるもの
であつたが、これ以外の方法であつても良く、例
えば、突出部がプレート枠内周面に圧着させられ
るような構造であつても構わない。また、耐火パ
ネルの折曲片表面をプレート枠内周面との両面に
ローレツト加工が施されて、両者のきざみ目間に
発生する摩擦抵抗力によつて、耐火パネルがプレ
ート枠に係止されるようになつていても構わな
い。
〔考案の効果〕
以上のように、この考案にかかる配線器具用プ
レートは、化粧プレートと、化粧プレートを囲む
プレート枠と、前記両者間に装着される耐火パネ
ルとを備える配線器具用プレートであつて、前記
耐火パネルの側縁に折曲片を備え、この折曲片の
表面に突出部が設けられ、突出部がプレート枠の
一部に係止されて耐火パネルがプレート枠に固定
されるようになつていることを特徴としており、
耐火パネルはプレート枠に係止される構造を備え
ているので、施工時には、ねじ止め等の面倒な作
業を行わなくても、耐火パネルをプレート枠に押
し付けて、折曲片の突出部をプレート枠の一部に
係止させるだけで、耐火パネルがプレート枠に固
定され、耐火パネルの装着が容易かつ短時間に行
われるという効果がもたらされる。また、たとえ
耐火パネルの取付けを忘れたとしても、取付部品
全体を分解する必要はなく、化粧プレートをはず
すだけで、耐火パネルの取付けが可能になり、し
かも取付けが簡単であるので、耐火パネルの付け
忘れ後の装着も煩わしくないという効果ももたら
されるのである。
さらに、この考案では、プレート枠を壁に取り
付けるための構造は、通常の配線器具用プレート
と全く同じでよいから、耐火パネルの無に従来の
配線器具用プレートが取り付けられてあつた場所
に、そのまま、この考案にかかる耐火パネル付き
の配線器具用プレートを取り付けることも可能に
なる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案にかかる配線器具用プレート
の一実施例における分解斜視図、第2図は第1図
の配線器具用プレートの部分的拡大断面図、第3
図は第1図の配線器具用プレートをあらわす斜視
図、第4図はこの考案にかかる配線器具用プレー
トの別の実施例における分解斜視図、第5図は第
4図の配線器具用プレートを構成する耐火パネル
のプレート枠への装着状態をあらわす部分的拡大
断面図である。 1,17……化粧プレート、4,20……耐火
パネル、6,22……折曲片、6′,22′……突
出部、9,26……プレート枠、15,32……
延出片。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 化粧プレートと、化粧プレートを囲むプレー
    ト枠と、前記両者間に装着される耐火パネルと
    を備える配線器具用プレートであつて、前記耐
    火パネルの側縁に折曲片を備え、この折曲片の
    表面に突出部が設けられ、突出部がプレート枠
    の一部に係止されて耐火パネルとプレート枠が
    固定されるようになつていることを特徴とする
    配線器具用プレート。 (2) 突出部がプレート枠内周面から延びる延出片
    の下面に係止されている実用新案登録請求の範
    囲第1項記載の配線器具用プレート。 (3) 突出部が折曲片裏面からの切起こしである実
    用新案登録請求の範囲第1項または第2項記載
    の配線器具用プレート。
JP13602983U 1983-08-31 1983-08-31 配線器具用プレ−ト Granted JPS6044419U (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13602983U JPS6044419U (ja) 1983-08-31 1983-08-31 配線器具用プレ−ト

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JPS6044419U JPS6044419U (ja) 1985-03-28
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS599424B2 (ja) * 1981-04-27 1984-03-02 和民 妹尾 複層組仕切

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS599424U (ja) * 1982-07-09 1984-01-21 ミサワホ−ム株式会社 配線器具取付装置用耐火板

Patent Citations (1)

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JPS599424B2 (ja) * 1981-04-27 1984-03-02 和民 妹尾 複層組仕切

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JPS6044419U (ja) 1985-03-28

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