JP2675466B2 - フロアコンセント固定構造 - Google Patents

フロアコンセント固定構造

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JP2675466B2
JP2675466B2 JP3289124A JP28912491A JP2675466B2 JP 2675466 B2 JP2675466 B2 JP 2675466B2 JP 3289124 A JP3289124 A JP 3289124A JP 28912491 A JP28912491 A JP 28912491A JP 2675466 B2 JP2675466 B2 JP 2675466B2
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floor
ring
carpet
outlet
cylinder
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寿 伊藤
忠郎 足立
孝茂 沢登
和夫 若林
勝 平柳
彰 斎藤
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Kajima Corp
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Kajima Corp
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  • Connection Or Junction Boxes (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カーペット敷設床にお
けるフロアコンセントの固定を、長期に安定状態で保持
するフロアコンセント固定リングに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、床面には、執務空間の居住性等を
向上させるため、カーペットが貼設されることが多い。
そのため、フロアコンセントの取り付けに際しては、床
上に露出する取付鍔板である床シリンダーリングが、カ
ーペットを挟んだ状態で床面側に固定されるようになっ
ている。図4は床シリンダーリングがネジ込み式の場合
のフロアコンセントの取り付け状況を表す断面図であ
る。コンクリート床1には上面にフロアーベース3が取
り付けられたアウトレットボックス5が埋設され、フロ
アーベース3の中央には内周にネジが形成された水平調
整用リング7が取り付けられている。水平調整用リング
7の内周にはコンセント可動部9が内設された床シリン
ダ11がネジ込まれ、床シリンダ11は上端部に形成さ
れた床シリンダーリング13が床面上に露出するように
なっている。つまり、床シリンダーリング13は、水平
調整用リング7にネジ込まれることで、床面を押圧し、
カーペット15を床面とで挟持した状態で、床側に固定
されているのである。
【0003】図5は床シリンダーリングがビス固定式の
場合のフロアコンセントの取り付け状況を表す断面図で
ある。アウトレットボックス17のフロアーベース19
には水平調整用リング21が取り付けられ、水平調整用
リング21の上端部外周には床面より下方に位置する固
定片23が形成されている。フロアーベース19に取り
付けられた水平調整用リング21には床シリンダ25が
挿入され、床シリンダ25の上端部に床シリンダーリン
グ27が形成されている。そして、水平調整用リング2
1に床シリンダ25が挿入されることで、床シリンダー
リング27は固定片23と対向するようになっている。
床シリンダーリング27にはネジ穴が穿設され、ネジ穴
に挿入されたビス29は、固定片23に螺合するように
なっている。つまり、床シリンダーリング27は、ビス
29が固定片23にネジ込まれることにより、床面を押
圧し、上述同様カーペット15を床面とで挟持した状態
で、床側に固定されるようになっているのである。この
ように、床シリンダーリング13、27は、カーペット
15を床面とで挟持した状態で、押圧力が保持され、そ
の反力により緩みが止められ固定されているのである。
【0004】また、床シリンダーリングには緩みを防止
するために、カーペット15との間に緩み止めワッシャ
ーが挟入されることがある。この緩み止めワッシャーは
下面側であるカーペット側に爪が突設され、床シリンダ
ーリングが締め込まれることで床面を押圧し、爪がカー
ペットに止着して固定されるようになっている。したが
って、床シリンダーリングは、緩み止めワッシャーを押
圧するとともに、止着して固定された緩み止めワッシャ
ーとの摩擦により相対回転が規制され、緩みが止められ
固定されるようになっているのである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来、床面にカーペッ
ト15が敷設された場合、フロアコンセントの固定は、
カーペット15を床面とで挟持した状態で、床シリンダ
ーリング13、27の押圧力を保持し、その反力により
緩みが防止され固定されていた。しかしながら、カーペ
ット15の生地特性によっては腰(弾性)が経年的に低
下するものがあり、こうした場合には床シリンダーリン
グ13、27に対する反力が生じずカーペット15が挟
持できなくなるとともに、床シリンダーリング13、2
7に緩みが生じることがあった。このため、長期に安定
した固定状態を維持するこが困難であり、緩みによる漏
電等の事故を防止する目的で、メンテナンスによる固定
状態の確認、更には、増し締め等を行う必要があった。
【0006】また、構造的に緩みを防止する目的で緩み
止めワッシャーを用い、緩み止めワッシャー自身の爪を
カーペットに止着するものもあるが、この緩み止めワッ
シャーとカーペットとの間は爪によって固定されていて
も床シリンダーリングと緩み止めワッシャーとの間は押
圧力による摩擦のみにより固定されていることから、カ
ーペット生地の腰(弾性)が低下した場合には、床シリ
ンダーリングと緩み止めワッシャーとの間の押圧力が低
下して、床シリンダの十分な固定力を得られなくなって
しまうという不都合が生じる。
【0007】本発明は上記状況に鑑みてなされたもの
で、カーペットの経年的な弾性低下によっても、床シリ
ンダーリングに緩みを生じさせないフロアコンセント固
定リングを提供し、もって、緩み止め保守作業の削除、
及び緩みによる事故防止を図ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するために成されたフロアコンセント固定構造であ
る。すなわち、本発明は、コンセント部が上下動自在に
取り付けられている床シリンダをアウトレットボックス
に取り付ける際、床シリンダの取付鍔板とカーペットと
の間にフロアコンセント固定リングを挿入し、このフロ
アコンセント固定リングのカーペット側の面に突設した
爪をカーペットに止着するフロアコンセント固定構造で
あり、取付鍔板に設けられた固定穴と対応するネジ穴を
フロアコンセント固定リングに設け、この固定穴からネ
ジ穴にビスを螺合して取付鍔板とフロアコンセント固定
リングとを一体固定するものである。
【0009】
【作用】本発明では、床シリンダがアウトレットボック
スにネジ込まれる際、床シリンダの取付鍔板の押圧力に
よってカーペット側の面に突設した爪がカーペットに止
着し、床シリンダを固定する状態となる。また、爪によ
って床シリンダが固定された状態で、取付鍔板とフロア
コンセント固定リングとをネジで螺合することによって
取付鍔板とフロアコンセント固定リングとが一体固定さ
れ、カーペット生地の腰が低下しても取付鍔板とフロア
コンセント固定リングとの間の密着力が保持される。こ
れにより、爪によってカーペットへ固定されているフロ
アコンセント固定リングを介して床シリンダを確実に固
定できるようになる。
【0010】
【実施例】以下、本発明に係るフロアコンセント固定構
造の一実施例を図面を参照して説明する。図1は本発明
の固定構造で使用されるフロアコンセント固定リングを
表す平面図、図2はその取り付け状態を表す側面図、図
3は取り付け時におけるフロアコンセント固定リングと
他部材との構成例を表す分解斜視図である。
【0011】図1に示すように、板状のリング41の中
央部は穴43となっており、穴43には床シリンダ45
(図2参照)が挿入されるようになっている。リング4
1の一方の板面、即ちカーペット15(図2参照)側と
なる下面にはリング41と同心円上で複数の爪47が突
設され、爪47はリング41が床側に押圧されることで
カーペット15に止着するようになっている。爪47は
プレス加工により板面から半三日月状に突出され、床シ
リンダ45の緩み方向の回転動を効果的に規制するよう
になっている。
【0012】リング41には、中心aを通る直線上で中
心aを挟み、かつ中心aから等距離となる一組のネジ穴
49が複数組形成されている。一方、図2に示すよう
に、取付鍔板である床シリンダーリング51には中心を
通る直線上で中心を挟み、かつ中心aから等距離となる
一組の固定穴53が穿設され、固定穴53は穴43に床
シリンダ45が挿入された状態で、任意の一組のネジ穴
49に一致するようになっている。つまり、リング41
と床シリンダ45とは僅かな角度で相対回転させること
で、固定穴53とネジ穴49とが容易に一致するように
なっているのである。そして、固定穴53にビス55が
挿入され、ビス55がネジ穴49に螺合されることで、
床シリンダーリング51とリング41とは一体となって
固定されるようになっている。
【0013】このように構成されるフロアコンセント固
定リング(固定リング)57の使用にあたっては、図3
に示すように、コンクリート床にアウトレットボックス
59が埋設され、アウトレットボックス59のフロアー
ベース61には水平調整用リング63が取り付けられ
る。そして、床シリンダ45が固定リング57の穴43
に通貫され、水平調整用リング63にネジ込まれる。床
シリンダ45が水平調整用リング63にネジ込まれるこ
とで、固定リング57が床シリンダーリング51により
カーペット15側に押圧され、爪47がカーペット15
に止着し、固定リング57がカーペット15に固定され
る。続いて、床シリンダーリング51の固定穴53にビ
ス55が挿入され、ビス55がネジ穴49に螺合され
る。ビス55が螺合されることで、カーペット15に固
定された固定リング57に床シリンダーリング51が固
定され、固定リング57と床シリンダーリング51とが
一体となり、床シリンダ45は固定リング57を介して
床シリンダーリング51がカーペット15に構造的(摩
擦力によるのみでなく、爪47の止着により)に固定さ
れることになる。
【0014】なお、本発明の固定構造で使用されるフロ
アコンセント固定リング57は、床コンセントが既設さ
れる床に新たにカーペットが敷かれる場合にも対応で
き、この場合には、床シリンダーリングに穿設されてい
る既存の取付穴を固定穴53として利用することも考え
られる。
【0015】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明に係
るフロアコンセント固定構造によれば、床シリンダをア
ウトレットボックスにネジ込み、取付鍔板でフロアコン
セント固定リングを押圧してその爪をカーペットに止着
した後、取付鍔板とフロアコンセント固定リングとをネ
ジで螺合して一体固定することにより、カーペット生地
の腰が低下しても、床シリンダをフロアコンセント固定
リングを介して確実にカーペットへ固定でき、床シリン
ダの緩みを防止できるようになる。この結果、床シリン
ダの緩み止め保守作業の削除、及び緩みによる事故の防
止を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】フロアコンセント固定リングを表す平面図であ
る。
【図2】フロアコンセント固定リングの取り付け状態を
表す側面図である。
【図3】取り付け時におけるフロアコンセント固定リン
グと他部材との構成例を表す分解斜視図である。
【図4】床シリンダーリングがネジ込み式の場合のフロ
アコンセントの取り付け状況を表す断面図である。
【図5】床シリンダーリングがビス固定式の場合のフロ
アコンセントの取り付け状況を表す断面図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 若林 和夫 神奈川県横浜市中区太田町4−51 鹿島 建設株式会社 横浜支店内 (72)発明者 平柳 勝 神奈川県横浜市中区太田町4−51 鹿島 建設株式会社 横浜支店内 (72)発明者 斎藤 彰 神奈川県横浜市中区太田町4−51 鹿島 建設株式会社 横浜支店内 (56)参考文献 実開 平2−97824(JP,U) 実開 昭57−133221(JP,U) 実開 昭60−34715(JP,U) 実開 昭64−9412(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンセント部が上下動自在に取り付けら
    れている床シリンダをアウトレットボックスに取り付け
    る際、該床シリンダの取付鍔板とカーペットとの間にフ
    ロアコンセント固定リングを挿入し、該フロアコンセン
    ト固定リングのカーペット側の面に突設した爪を該カー
    ペットに止着するフロアコンセント固定構造であって、 前記取付鍔板に設けられた固定穴と対応するネジ穴を前
    記フロアコンセント固定リングに設け、該固定穴から該
    ネジ穴にビスを螺合することで該取付鍔板と該フロアコ
    ンセント固定リングとを一体固定させる ことを特徴とす
    るフロアコンセント固定構造。
JP3289124A 1991-10-07 1991-10-07 フロアコンセント固定構造 Expired - Lifetime JP2675466B2 (ja)

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JPH05111129A JPH05111129A (ja) 1993-04-30
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JPH0516825Y2 (ja) * 1989-01-20 1993-05-06

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