JPH09132908A - 流路の内面補修板の取付け構造 - Google Patents

流路の内面補修板の取付け構造

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JPH09132908A
JPH09132908A JP7289048A JP28904895A JPH09132908A JP H09132908 A JPH09132908 A JP H09132908A JP 7289048 A JP7289048 A JP 7289048A JP 28904895 A JP28904895 A JP 28904895A JP H09132908 A JPH09132908 A JP H09132908A
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JP
Japan
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frp
plate
holding
channel
metalware
Prior art date
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Pending
Application number
JP7289048A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoshi Miura
敏 三浦
Yuji Nishikawa
裕司 西川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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Publication of JPH09132908A publication Critical patent/JPH09132908A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 流路に内面補修板を取り付ける際に、工数を
低減でき、安全上・衛生上の問題が生じることがなく、
流れに対する抵抗が増大せず、コストアップとならず、
しかも簡単に作業できるようにする。 【解決手段】 水路21の内面に保持金具23を取付
け、この保持金具23にシール材28を介してFRP板
29を当て付け、そしてFRP板29の表面から、この
FRP板29とシール材28とを貫通するドリリングタ
ッピンねじ30を、保持金具23に向けてねじ込んだ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は管路の内面補修板の
取付け構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図3に示すようなコンクリート製の横断
面U字形の溝によって水路1が構成される場合に、この
水路1のたとえば側壁が経年変化によって老朽劣化した
ときには、それを補修するために、図4に示されるよう
なFRP板2を用いることがある。このFRP板2は保
持金具3、8を用いて水路1の側壁に固定され、FRP
板2と水路壁との間の空隙にはエアモルタルなどが充填
される。
【0003】隣り合うFRP板2、2どうしの突き合わ
せ部は、図5に示される構造によって互いに接合されて
いる。すなわち、水路1の壁部に一対のアンカーボルト
5を植え込み、横断面Ω字状の型鋼によって構成された
保持金具3をこのアンカーボルト5とナット15とによっ
て固定する。その際、経年変化などによって水路1の壁
部に生じた凹凸に係わらず、保持金具3の突出部の位置
を他の保持金具3の突出部の位置に揃えるために、適当
な厚さのスペーサ4が共締めされる。そして、隣り合う
FRP板2、2の端部2a、2aどうしが保持金具3の
位置で突き合わされ、両者が接着剤やFRPの積層部6
によって互いに接着される。また、その後にエアモルタ
ル7が充填される。
【0004】FRP材2がある程度以上の大きさ(たと
えば1m×1m以上)になると、その端部2aを保持し
ただけでは、エアモルタル7の打設時にその圧力によっ
て中央部の変形が大きくなる。そこで、この中央部も保
持を行う必要がある。
【0005】このため、図6に示すように、保持金具3
と同様の構成の保持金具8を同様に水路1の壁部に固定
し、これにFRP板2の中央部を固定している。詳細に
は、保持金具8の内部にあらかじめストッパ10を溶接な
どによって取り付け、このストッパに形成された大きめ
の保持孔14の内部に長ナット9を設置している。そし
て、この長ナット9の端部に形成されたつば部16をスト
ッパ10と保持金具8の突出部との間に収容することで、
この長ナット9が保持金具8から脱落しないように構成
している。このような構成は、たとえば実願平5−3305
7 号によって提案されている。
【0006】このようなものであると、長ナット9を保
持孔15の範囲内で自由に動かせるため、FRP板2にあ
らかじめ形成しておいた孔部17と長ナット9との位置と
を合わせたうえで、止水用のOリング12を装着した皿ボ
ルト11を孔部17に通して長ナット9にねじ込むことで、
FRP板2の中央部を固定することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述のように
してFRP板2の端部2aを固定したのでは、FRPの
積層などに相当の工数を要し、また接着の際に有機溶剤
を使用するので安全上・衛生上の問題があり、さらに積
層部6は水路1の内面に出っ張るので、流れに対する抵
抗が大きくなるという問題点がある。
【0008】また上述のようにしてFRP板2の中央部
を固定すると、保持金具3とは別の構造の保持金具8が
必要になるためコストアップが生じ、また保持孔14内を
移動自在な長ナット9とFRP板2の孔部17との位置合
わせに手間がかかるという問題点がある。
【0009】そこで本発明は、このような問題点を解決
して、工数を低減でき、安全上・衛生上の問題が生じる
ことがなく、流れに対する抵抗が増大せず、コストアッ
プとならず、しかも簡単に作業できるようにすることを
目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本発明は、流路の内面に保持部材を取付け、この保持部
材にシール材を介して内面補修板を当て付け、内面補修
板の表面から、この内面補修板とシール材とを貫通する
ねじを保持部材に向けてねじ込んだものである。
【0011】
【発明の実施の形態】図1において、水路21の壁部には
一対のアンカーボルト22が植え込まれ、横断面Ω字状の
保持金具23の両側の脚部24がアンカーボルト22とナット
25とによって固定されている。保持金具23の突出部26の
位置を他の保持金具23の突出部26の位置に揃えるため
に、適当な厚さのスペーサ27が脚部24と共締めされてい
る。
【0012】突出部26は平らに形成され、この突出部26
の表面には、未加硫ブチルゴムなどによって形成された
板状のシール材28が配置されている。そして、内面補修
用の一対の平板状のFRP板29、29の端部29a、29aど
うしが、突出部26およびシール材28の中央部において互
いに突き合わされている。そして、このFRP板29、29
の端部29a、29aの表面から、シール材28を通って保持
金具23の突出部26に達するまで、ドリリングタッピンね
じ30が電動ドライバなどによって打ち込まれる。このド
リリングタッピンねじ30は、ステンレス製のものを用い
るのが好ましく、また皿頭形状のものを用いるのが好ま
しい。
【0013】そして、このドリリングタッピンねじ30が
たとえば10cm間隔で打ち込まれることで、FRP板2
9、29の端部29a、29aが保持金具23に固定されること
になり、またこれらFRP板29、29の端部29a、29aと
保持金具23との間が確実にシールされることになる。F
RP板29、29の厚さによっては、このFRP板29、29に
あらかじめドリリングタッピンねじ30のための下穴をあ
けておく方が望ましい場合もある。FRP板29、29と水
路21の壁部との感激には、エアモルタル31が充填され
る。
【0014】図2は、FRP板29の中央部の取付け構造
を示す。この中央部においても、図1に示される端部と
同様の構成が採用される。
【0015】このような構成によると、FRP板29の端
部29aと中央部とをほぼ同一の構造によって水路21の壁
部の内面に固定することができるため、コストダウンを
図ることができ、また積層作業や接着作業などの工程が
不要になって、その工数が低減されるうえに、接着剤を
使用する必要がないため、安全上・衛生上の問題も生じ
ない。また積層部が存在しないため、FRP板29の表面
からの実質的な突出部がなく、このため流水抵抗の増大
が生じない利点がある。しかもFRP板29とシール材28
とを通してドリリングタッピンねじ30を保持金具23に打
ち込むだけでよく、これによってシール材28によるシー
ルも同時に達成できるため、工事が簡単で、しかも工数
の低減を図ることができる。
【0016】なお、水路21の内面が曲面状である場合に
は、FRP板29もそれに合わせて曲面状に形成すること
ができる。また、図3に示すような溝形の水路21のみな
らず、管渠内にFRP板を設置して流路を複合断面とす
る場合にも、本発明の取付け構造を適用して固定するこ
とができる。保持金具23の横断面形状は図示のようなΩ
状に限られるものではなく、他の形状のものを採用する
こともできる。
【0017】
【発明の効果】以上述べたように本発明によると、流路
の内面に保持部材を取付け、この保持部材にシール材を
介して内面補修板を当て付け、内面補修板の表面から、
この内面補修板とシール材とを貫通するねじを保持部材
に向けてねじ込んだ構成としたため、内面補修板の端部
と中央部とをほぼ同一の構造によって流路の内面に取り
付けることができ、このためコストダウンを図ることが
でき、また積層作業や接着作業などの工程を必要としな
いため、その分の工数を低減することができ、接着剤を
使用する必要がないため、安全上・衛生上の問題が生じ
ることを防止でき、また積層部が存在しないため、内面
補修板の表面からの実質的な突出部をなくすことができ
て、流れに対する抵抗の増大を防止でき、しかも内面補
修板とシール材とを通してねじを保持部材にねじ込むだ
けでよく、これによってシール材によるシールも同時に
達成できるため、簡単に工事できるとともに工数の低減
を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にもとづく流路の内面補修板の取付け構
造の実施の一形態を示す図である。
【図2】本発明にもとづく流路の内面補修板の取付け構
造の実施の他の形態を示す図である。
【図3】本発明を適用可能な水路壁へのFRP板の取付
け例を示す図である。
【図4】図3におけるFRP材を示す図である。
【図5】従来の流路の内面補修板の取付け構造の一例を
示す図である。
【図6】従来の流路の内面補修板の取付け構造の他の例
を示す図である。
【符号の説明】
21 水路 23 保持金具 28 シール材 29 FRP板 30 ドリリングタッピンねじ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流路の内面に保持部材を取付け、この保
    持部材にシール材を介して内面補修板を当て付け、内面
    補修板の表面から、この内面補修板とシール材とを貫通
    するねじを保持部材に向けてねじ込んだことを特徴とす
    る流路の内面補修板の取付け構造。
JP7289048A 1995-11-08 1995-11-08 流路の内面補修板の取付け構造 Pending JPH09132908A (ja)

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