JPH0277371A

JPH0277371A - ねじ、ボルト等で結合されるべき部品、特に自動車部品の腐蝕防止要素

Info

Publication number: JPH0277371A
Application number: JP1145055A
Authority: JP
Inventors: Ralf A Scharpenack; ラルフ　アルツル　スカルペナック
Original assignee: Minnesota Mining and Manufacturing Co
Current assignee: 3M Co
Priority date: 1988-06-08
Filing date: 1989-06-07
Publication date: 1990-03-16
Also published as: KR910001267A; EP0345607A1; DE3819495C1; CA1339407C; EP0345607B1

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】産業上の利用分野本発明は、少なくとも部分的に金属から成りねじ、ボル
ト等によって結合されるべき部品、特に自動車用部品の
腐蝕防止要素に関し、該腐蝕防止要素は、層の形状の亜
鉛を有し、該部品の結合部において該部品の間に設けら
れる様に構成される。

従来の技術自動車産業において車輌のシャシ−または体部に取付け
られるべき構成要素の様な相互に結合されるべき構造的
構成要素の間の腐蝕に抗する保護を与えることは、屡々
必要である。

腐蝕に対する最適の保護を得るため、全体の車体に亜鉛
の被覆を設けることは、周知である。車体の表面の総て
において、該亜鉛被覆は、腐蝕過程が生じるときに常に
陰極として作用する。しかしながら、車体の全面への亜
鉛被覆の設置は、最も高価である。らに、雌ねじ付きの
孔が構成要素の取付けのために体部に設けられねばなら
ないときに問題が生じ、該雌ねじ付きの孔は、亜鉛被覆
を中断する。亜鉛被覆が付着される以前に該孔が体部に
設けられても、ねじ孔における体部に対する取付けられ
た構成要素の運動は、亜鉛被覆をまた中断し、短い期間
内で腐蝕損傷を生じさせる。

更に、腐蝕に対する保護を与える要素として自己接着性
並鉛箔を使用することは、周知であり、該箔は、ゴム構
成要素と鋼構成要素との結合部または他の金属付属品の
間に設けられ、例えば日本国特許第６１．１７９，８８
６号を参照されたい。

この種類の亜鉛箔は、結合されるべき部品の結合部にシ
ールを提供せず、それを挾持する部品の機械的な運動に
よってかなり容易に損傷される。周知の様に、結合され
る部品の腐蝕に対する満足すべき保護は、数層のペンキ
の塗布によって得られ、これも、結合されるべき部品の
間にシールを生じない。更に、ペンキの被覆は、結合さ
れた部品の機械的な運動によって損傷される。

腐蝕に対する最適の保護は、結合されるべき部品がニッ
ケルクローム鋼の様な高級鋼である場合に得られる。結
合されるべき部品の間の結合部における好適なシールは
、僅かな機械的運動に適応する任意のシール用コンパウ
ンドまたはシール用テープによって得られる。しかしな
がら、この種類の腐蝕に対する保護は、非常に高価であ
る。

最後に、結合されるべき部品の相対的な運動によって損
傷されない多数のシール用コンパウンドが周知である。

しかしながらこの種類のコンパウンドは、腐蝕に対して
如何なる保護も与えない。

発明の要約本発明の根底をなす目的は、相互に結合される部品の相
対的な運動に関係なく腐蝕に対する最適な保護と共に、
結合さるべき部品の結合部に優れたシールを与える上述
の型式の腐蝕防止要素を費用効果的態様で提供すること
である。

本発明によると、この目的は、陰極防蝕作用を与える２
枚の高純度並鉛箔を有する積層材によって達成され、該
箔は、相互に重なる関係に配置され、弾力的なシール材
料の一層をその間に有し、該積層材は、結合されるべき
部品が相互に結合される際に該部品の間の間隙に最適の
態様で順応すると共に該間隙を密封する。

本発明の好適実施例は、特許請求の範囲第２項から第１
２項までに記載される。

亜鉛箔が接着剤層によってシール材料層に付着されるこ
とは好ましい。

該積層材は、平面図で任意の所望の幾何学的形状を有し
てもよい。該積層剤が連続的ないし紐の形状で製造され
ることは好ましい。該弾性材料は、例えばポリイソブチ
レン（ブチル）またはポリウレタンに基づくペースト成
分でもよく、または独立気泡接着性テープの形状で与え
られてもよい。

該独立気泡接着性テープは、例えばアクリル発泡剤また
はネオプレンテープまたはポリエーテルテープでもよい
。ねじによる付属品の固定の様な前述の部品の結合の際
、弾力的な接着性シール材料が所望のシール効果のため
に優れた順応性と、強い接着力とを示すことは、重要で
あり、更に、該該材料は、独立気泡材料でなければなら
ない。

創意に富む腐蝕防止要素の自動車産業における使用のた
め、積層剤が自動車の体部のペンキを受入れることは、
非常に重要である。

通常の環境における約１０年の車輌寿命に相当する腐蝕
促進条件の下での試験車輌の１年の長期試験の際、創意
に富む腐蝕防止要素は、損傷ないし摩耗されないことが
判明し、腐蝕は、付属品が結合される領域に全く見られ
なかった。この結果、創意に富む腐蝕防止要素は、特に
フェンダ−と、該フェンダ−を取付ける自動車の体部と
の様なねじ止めの付属品と基材との間に優れたシールと
共に優れた腐蝕防止を与える。積層材の永久的に弾力的
な接着剤層は、付属品に設けられる孔の近くへの創意に
富む腐蝕防止要素の容易な付着を与える。ねじが締付け
られる際、積層材は、結合されるべき部品の間の間隙に
最適の態様において順応して密封し、永久的に該間隙を
密封する。亜鉛は、間隙および孔の壁に陰極防蝕作用を
与える。全体の積層材が永久的に弾力的であるため、積
層材は、結合される部品の間の相対的な運動にも拘らず
経年劣化に抗して長い寿命と、安定性とを示す。組立て
工程におけるその利点と、永久的な防蝕効果とのため、
創意に富む腐蝕防止要素は、最も費用効果的である。接
着剤保護ライナーは、積層材が使用される以前に、永久
的に弾力的な自己接着性層が汚損されない様に保護する
。創意に富む腐蝕防止要素は、特に自動車、海軍および
航空機の産業において、また湿潤な環境における永久的
な安定性を必要とする静止設備に対して主要な利点を有
している。

以下、添付図面を参照して創意に富む腐蝕防止要素を詳
細に説明する。

実施例第１図に示す様に、腐蝕防止要素は、高純変面、鉛箔２
の対向側面に係合する弾力的な接着性シール材料の層３
をその間に有する間隔を設けられた２枚の箔２を備え連
続的な形態で製造可能な積層材１を含む。永久的に弾力
的な接着剤の層４は、下側並鉛箔２（第１図）の反対側
に設けられる。

腐蝕防止要素の保管状態の際、該層４は、使用前に容易
に剥離可能な接着剤保護う・ｒチー５によって被われて
いる。

第２図は、車体７の車輪ケースにフェンダ−６を固定す
るための腐蝕防止要素の使用を示す。孔９が車体と、取
付けるべきフェンダ−６とに設けられた後、接着剤保護
ライナー５は、積層材１から剥離され、積層材１は、永
久的に弾力的な接着剤の層４の自己接着性面を下にして
孔９（第２図）の上の車体７に付着される。次に、フェ
ンダ−６は、車体７の車輪ケースと、車体７に設置され
た腐蝕防止要素とに装着され、ねじ付きボルト１０は、
孔９に挿入されて車輪ケースにフェンダ−を固定する様
に締付けられる。ボルト１０が締付けられる際、腐蝕防
止要素の積層材１は、最適な態様で順応してフェンダ−
６と車輪ケース７との間の結合部１１を永久的に密封す
る。積極材１の高純度並鉛箔２は、領域１１および孔９
に陰極防蝕作用を与える。腐蝕防止要素の永久的な弾性
のため、該要素自体と、結合される車輌部品の間の結合
部とは、車輌の運転の際の車体７の車輪ケースと、フェ
ンダ−６との相対的な運動にも拘らず経年劣化に抗して
長い寿命と、高い安定性とを示す。

特に、積層材１の自己接着性被覆と、弾力的な接着性シ
ール材料の層３の変形性とは、腐蝕防止要素の容易な組
立てと、車体の車輪ケース７へのフェンダ−６の容易な
設置とを与える。

第３図は、シート金属屋根部分１５に隣接して設けられ
るねじ付きボルトナツトのファスナの組合わせ１４によ
って組立てられた状態に維持される鋼ビーム１３の支持
構造を有する屋根付き自転車スタンドへの創意に富む該
要素の使用の他の例を示す。腐蝕に対する保護のため、
創意に富む積層材１は、シール継手１６に対してファス
ナ組合わせ１４の上下に設けられる。この種類の通常の
組立体では、腐蝕は、スタンドに作用する風およびその
他の機械的な力によって生じる結合された部品の僅かで
はあるが不可避の相対的な運動によって発生される。

実例亜鉛筒　マツトシルバー（Ｍａｉｌ　５ｉｌｏｒ）　９
９．５純度　０．　［１７５ｌｌ１ｍ１厚さシール剤　
ポリブチレン型の灰色ペースト　　　　　１．６４５ｏ
４さ亜鉛筒　マツトシル＜−９９，ｓ縄文０．０７５ｍ
ｍ１！’さ接着剤　改質アクリレート　　　　　　　　
　　　　０．１２５　ｍｍ１ｉＥさ台滑廿−さ　　　　
　　　　　　　　２．０００鵬巾　　　　　　　　　　
　　　　　８．０００　ｍｍ全長　　　　　　　　　　
　　１．０ｍα１−鋼１８０°−＞２ＯＮ／２５韻瘍１１１分

【図面の簡単な説明】

第１図は腐蝕防止要素の概略的な斜視図、第２図はねじ
付きボルトによってフェンダ−を車輪ケースに固定する
際の腐蝕防止要素の使用の略図、第３図は自転車スタン
ドの締付は用ボルトの保護に使用される本発明の他の実
施例の図を示す。１・・・積層材、２・・・高純度並鉛箔、３・・・接着性シール材料層、４・・・接着剤層、５・・・接着剤保護ライナー、６・・・フェンダ−１７・・・車体（車輪ケース）、１０・・・ねじ付きボルト、１１・・・結合部、１４・・・ファスナの組合わせ。

Claims

【特許請求の範囲】（１）少なくとも部分的に金属から成りねじ、ボルト等
によつて固定されるべき構成要素、特に、結合されるべ
き自動車部品に使用され、該部品の結合個所において該
部品の間に設けられる様に構成され、層の形態の亜鉛を
有する腐蝕防止要素において、陰極防蝕作用を与える２
枚の高純度亜鉛箔（２）の積層材（１）を備え、該箔が
、相互に重なる関係に配置され、弾性シール材料の一層
（３）をその間に有し、二部材（６、７）が相互に強固
に固定される際、前記積層材（１）が、結合部（１１）
の領域に最適な態様で順応して該領域を密封する腐蝕防
止要素。（２）特許請求の範囲第１項に記載の腐蝕防止要素にお
いて、前記積層材（１）が、前記層（３）から遠く面す
る１枚の前記高純度亜鉛箔（２）の表面に設けられる永
久的に弾力的な接着剤層（４）を有する腐蝕防止要素。（３）特許請求の範囲第１項または第２項に記載の腐蝕
防止要素において、前記接着剤層（４）が、前記積層材
（１）の保管状態の際に接着剤保護ライナー（５）によ
つて被われ、該積層材（１）が、結合されるべき部材の
１つに対して該接着剤層（４）によつてファスナ（１０
、１４）の領域への自己接着のために付着される様に構
成され、該付着が、前記ライナー（５）の除去後である
腐蝕防止要素。（４）特許請求の範囲第１項から第３項のいずれか１つ
の項に記載の腐蝕防止要素において、前記層（３）のシ
ール材料が、粘着性である腐蝕防止要素。（５）特許請求の範囲第１項から第４項のいずれか１つ
の項に記載の腐蝕防止要素において、前記積層材（１）
が、平面図において任意の所望の幾何学的形状を有する
腐蝕防止要素。（６）特許請求の範囲第１項から第４項のいずれか１つ
の項に記載の腐蝕防止要素において、前記積層材（１）
が、連続的な形態で製造される様に構成される腐蝕防止
要素。（７）特許請求の範囲第１項から第６項のいずれか１つ
の項に記載の腐蝕防止要素において、前記弾力的な接着
性シール材料（３）が、ペースト形態の成分である腐蝕
防止要素。（８）特許請求の範囲第１項から第６項のい
ずれか１つの項に記載の腐蝕防止要素において、前記弾
力的な接着性シール材料の層（３）が、独立気泡接着性
テープで形成される腐蝕防止要素。（９）特許請求の範囲第８項に記載の腐蝕防止要素にお
いて、前記独立気泡接着性テープ（３）が、アクリル発
泡材から成る腐蝕防止要素。（１０）特許請求の範囲第８項に記載の腐蝕防止要素に
おいて、前記独立気泡接着性テープ（３）が、ネオプレ
ンテープである腐蝕防止要素。（１１）特許請求の範囲第８項に記載の腐蝕防止要素に
おいて、前記独立気泡接着性テープ（３）が、ポリエー
テルテープである腐蝕防止要素。（１２）特許請求の範囲第１項から第１１項のいずれか
１つの項に記載の腐蝕防止要素において、前記積層材（
１）が、体部のペンキを受入れる腐蝕防止要素。