JPH0423953Y2 - - Google Patents

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JPH0423953Y2
JPH0423953Y2 JP16022486U JP16022486U JPH0423953Y2 JP H0423953 Y2 JPH0423953 Y2 JP H0423953Y2 JP 16022486 U JP16022486 U JP 16022486U JP 16022486 U JP16022486 U JP 16022486U JP H0423953 Y2 JPH0423953 Y2 JP H0423953Y2
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band
sealing material
rubber
joint
plastic
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JP16022486U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、パイルの防食層を被覆する保護カ
バーが突き合わされた継目部におけるシール構造
を改善したものである。
〔従来の技術〕
従来、海中に設置される鋼製またはコンクリー
ト製のパイルには、海水による浸蝕、海中生物の
付着等による腐蝕を防止するために防食構造が施
されている。この種の防食構造としては、たとえ
ば第2図にその一部を示すように、パイル10の
外周面にテトロラタム含浸テープ等を巻き付けて
防食層12を被着しているが、防食層12のみで
は外的要因による劣化、損傷等のおそれがあるた
め、防食層12の外周面に合成樹脂または合成ゴ
ム等からなる保護カバー14,16を順次その端
末部分14c,16cを重ね合わせて被覆し、被
覆された保護カバー14,16の両側縁に固着さ
れているフランジ14a,16aをボルト・ナツ
ト14b,16bで締め付けることによつて、各
保護カバー14,16の重ね合わされた端末部分
14c,16cの継目部18をシールする構造が
採られている。
しかし、このシール構造は、重ね合わせる保護
カバー16の端末部分16cの周長がそれ以外の
部分の周長よりも大きくなるため、継目部18の
接触面にすき間ができてシール性が不十分になり
易いという欠点があつた。
そこで、このような欠点を除去するため、この
考案者らはこの考案に先立つて第3図に示すシー
ル構造について実用新案登録出願を行つた(実願
昭61−9577号参照)。
この先出願のシール構造は、防食層12が被着
されたパイル10の外周面に、保護カバー14,
16をそれぞれの幅方向の端面を互いに突き合わ
せて継いだ状態で被覆し、それぞれのフランジ1
4a,16aをボルト・ナツト14b,16bで
締め付けた後、突き合わせた継目部18の外周面
にスポンジゴム等の緩衝材料、あるいはブチルゴ
ム系シーラント等の可塑性材料からなるシール材
21を積層させた状態でバンド20を被せ、フラ
ンジ20aをボルト・ナツト20bで締め付ける
ことによつてシールするようにしている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記のシール構造は、バンド20のフランジ2
0aをボルト・ナツト20bで締め付けると、シ
ール材21が圧縮されて、保護カバー14,16
の継目部18に強固なシール層が形成され、可塑
性材料のシール材21を用いた場合には、バンド
20のフランジ20aを締め付けるときに流動し
て保護カバー14,16の突き合わされた端面相
互の間隙部が埋められてさらに良好なシール性が
得られて好都合であるが、その反面次のような問
題が残されていることが判明するに至つた。
すなわち、可塑性材料のシール材21は、耐ク
リープ性が劣つているため、長時間圧縮荷重を加
えたまま放置されると、時間の経過に伴つて変形
量が増大し、遂にはバンド20のフランジ20a
のボルト・ナツト20bの締付けトルクが緩和
し、バンド20の締付力に弛みが生じて防食層1
2が劣化することがあり、完全なシール性を長期
間に亘つて保持することが困難になる。
この考案は、上記のような問題を解決するため
になされたものであり、パイルの保護カバーの継
目部におけるシール性を恒久的に持続することが
できるシール構造を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案に係るシール構造においては、パイル
の保護カバーの幅方向の端面を互いに突き合わせ
た継目部と継目部を被覆するバンドとの間に、バ
ンドの幅方向の内側部分に可塑性シール材を介在
させ、バンドの幅方向の両側端縁部分にゴム状弾
性シール材を介在させてシールする構造にしてい
る。
〔実施例〕
以下、この考案の実施例について、図面を参照
して説明する。
第1図は、この考案の実施例を示し、前記第3
図と同様に、パイル10の外周面には防食層12
が被着され、防食層12の外周面は、保護カバー
14,16のそれぞれの幅方向の端面同士を適宜
の間隙部17を隔てて突き合わせた状態で被覆し
て、それぞれの対向するフランジ14a,16a
をボルト・ナツト14b,16bにより締め付け
ている。
保護カバー14,16が突き合わされた継目部
18と、継目部18の外周面を被覆するバンド2
0との間には、バンド20の幅方向の内側部分に
可塑性シール材22を介在させ、バンド20の幅
方向の両側端縁部分にゴム状弾性シール材24を
介在させてある。
可塑性シール材22の素材としては、耐水性、
耐候性、耐薬品性等にすぐれた未加硫ゴム材料、
たとえばブチルゴム系のものを使用し、ゴム状弾
性シール材24の素材としては、上記特性に加え
て耐クリープ性にすぐれた加硫ゴム材料、たとえ
ばウレタンゴムを使用するのが好ましい。
上記の可塑性シール材22とゴム状弾性シール
材24とは、ゴム状弾性シール材24が可塑性シ
ール材22よりも厚さが薄く、かつ挾幅のシート
状に成形されており、可塑性シール材22の上端
面と下端面との間にそれぞれ適宜のすき間25を
隔ててゴム状弾性シール材24を配置し、これら
のシール材22,24の外周面にバンド20を被
せて、対向するフランジ20aをボルト・ナツト
20bにより締め付ける。
このように、バンド20を締めつけると、可塑
性シール材22が圧縮されて変形し、保護カバー
14,16の外周面に強固に密着するとともに、
保護カバー14,16の突き合わされた端面相互
の間隙部17に流入して間隙部17が埋められ、
かつゴム状弾性シール材24との間のすき間25
も埋められてシール性の良好なシール層が形成さ
れる。
また、可塑性シール材22が圧縮されて変形
し、その厚さが薄くなると、バンド20の内周面
がゴム状弾性シール材24に接触し、ゴム状弾性
シール材24が圧縮されて保護カバー14,16
の外周面に密着するから、バンド20の締付力は
ゴム状弾性シール材24に負荷されることにな
り、耐クリープ性の高いゴム状弾性シール材24
が圧縮荷重に対する緩衝層としての機能を営む。
〔考案の効果〕
以上説明したように、この考案によれば、防食
層が被着されたパイルを被覆する保護カバー相互
の継目部とこの継目部を被覆するバンドとの間
に、バンドの幅方向の内側部分に可塑性シール材
を、バンドの幅方向両側端縁部分にゴム状弾性シ
ール材をそれぞれ介在させてバンドを締め付ける
構造になつているから、保護カバー相互の継目部
は、流動性を有する可塑性シール材により完全に
シールされるだけでなく、可塑性ール材の変形量
が所定量に達した後の圧縮荷重はゴム状弾性シー
ル材に負荷されるため、変形量が増大することは
なく、完全なシール性を長期的に亘つて保持する
ことになり、保護カバー相互の継目部における防
食層の劣化を恒久的に防止できるシール構造が得
られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案の実施例を示す縦断側面
図、第2図および第3図は、それぞれ従来のパイ
ルのシール構造を示す縦断側面図である。 図中、10はパイル、12は防食層、14,1
6は保護カバー、18は保護カバーの継目部、2
0はバンド、22は可塑性シール材、24はゴム
状弾性シール材である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 防食層が被着されたパイルの外周面を保護カバ
    ーにより被覆してシールする構造において、前記
    保護カバーの幅方向の端面を互いに突き合わせた
    継目部とこの継目部を被覆するバンドとの間に、
    バンドの幅方向の内側部分に可塑性シール材を介
    在させ、バンドの幅方向の両側端縁部分にゴム状
    弾性シール材を介在させてバンドを締着したこと
    を特徴とするパイル保護カバーのシール構造。
JP16022486U 1986-10-20 1986-10-20 Expired JPH0423953Y2 (ja)

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JP16022486U JPH0423953Y2 (ja) 1986-10-20 1986-10-20

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JPS6365752U JPS6365752U (ja) 1988-04-30
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