JP4206189B2 - 磁気シートを用いた流電陽極体及びその設置方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、鉄鋼構造物等の防食対象物の腐食を防止するために取付けられる電気防食用流電陽極体及びその設置方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
海水等の腐食環境にある鉄鋼構造物等の防食対象物の腐食防止には、電気防食法が広く適用されている。電気防食法には、不溶性電極と直流電源装置を組み合わせた外部電源方式又は防食対象物よりも卑な電位を有するアルミニウム、亜鉛、マグネシウム又はその合金から成る陽極を用いる流電陽極法がある。
【0003】
流電陽極法では、流電陽極と防食対象物である鉄鋼構造物等を電気的に導通する必要があるため、その設置方法は、▲1▼流電陽極の心金を直接防食対象物に溶接する、▲2▼防食対象物に溶接したボルト、ナットにより締め付ける等の方法で行われている。
【0004】
しかし、これらの方法は、いずれも現場溶接、特に海洋環境等では水中溶接となるために、溶接施工管理が難しく、また作業が天候に左右されやすいために工程管理が難しかった。
【0005】
また、流電陽極を撤去する場合、溶接で取付けた流電陽極は心金の溶断、水中においては水中溶断が必要となり、またボルト、ナットで設置した流電陽極はボルト孔に充填した絶縁用樹脂のハツリによる除去に多大な手間がかかった。
【0006】
これらの設置方法の欠点を解消するものとして、亜鉛とマグネット含有ゴム又はプラスチックとの複合材が開発されている(特開平10−157002号公報)。
【0007】
この複合材は、亜鉛板と磁気シートを貼り合わせ、磁気シートの磁力により対象鉄鋼構造物(防食対象物)に吸着せしめ、外面の亜鉛板による海生生物の付着防止と対象鉄鋼構造物を電気防食により腐食防止を同時に達成することを目的として開発されたものである。
【0008】
上述した亜鉛とマグネット含有ゴム又はプラスチックとの複合材は、現場溶接作業が不要となり、流電陽極の設置施工性が格段に改善されたが、まだ次に示すような問題が残っている。
【0009】
▲1▼亜鉛板と防食対象物との電気的導通に無頭先尖ビス又は亜鉛ペーストを用いているため、無頭先尖ビスでは亜鉛板にねじ切り加工が必要であり、板厚が小さい流電陽極や板厚が極端に大きい板状、棒状の流電陽極に適用することが難しい。
【0010】
▲2▼点接触であるため、既に腐食等により表面に凹凸が生じた鋼板面に適用する際には、ビスの突き出しを調整し、導通を確認する必要がある。
【0011】
▲3▼亜鉛ペーストでは電気抵抗が大きいため、完全な電気的導通が得られない。
【0012】
▲4▼亜鉛とマグネット含有ゴム又はプラスチックは貼り合わせているため、貼り合わせに使用する接着剤が経時的に劣化する。
【0013】
▲5▼バックヨーク材(磁力補強板)を用いていないため、防食対象物への吸着力が弱く、高波波浪で剥離する恐れがある。
【0014】
従って、本発明の目的は、吸着力に優れ、全ての形状の流電陽極の設置及び取り外しが容易、かつ防食対象物との間に完全な電気的導通が得られる流電陽極体及びその設置方法を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、検討の結果、バックヨーク材の一面に流電陽極を心金の溶接又はボルト、ナットにより取り付け、他の面に磁気シートを吸着させてなる流電陽極体によって、上記目的が達成し得ることを知見した。
【0016】
本発明は、上記知見に基づきなされたもので、バックヨーク材の一面に棒状又は板状のアルミニウム、亜鉛、マグネシウム又はその合金からなる流電陽極を心金の溶接又はボルト、ナットにより取り付け、他面に磁気シートを吸着させてなり、該磁気シート端縁部に、断面がコの字状の電気導通用金属板が、該磁気シート端縁部を挟み込むように装着されている流電陽極体を提供するものである。
【0017】
また、本発明は、バックヨーク材の一面に棒状又は板状のアルミニウム、亜鉛、マグネシウム又はその合金からなる流電陽極を心金の溶接又はボルト、ナットにより取り付け、他面に磁気シートを吸着させてなる流電陽極体を用い、該磁気シートを防食対象物に吸着させ、上記バックヨーク材と上記防食対象物間の電気的導通を、上記磁気シートを挟んで該バックヨーク材と該防食対象物との間に挿入した断面がコの字状の電気導通用金属板により行なうことを特徴とする流電陽極体の設置方法を提供するものである。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の流電陽極体及びその設置方法の第1の実施形態を示す概略断面図である。図1において、1はボルト、2はナット、3は心金、4は流電陽極、5はバックヨーク材、6は磁気シート、7は電気導通用金属板、8は防食対象物、9は充填用樹脂をそれぞれ示す。以下の図において、図1と同一の符号は同一のものを示す。
【0019】
図1において、バックヨーク材5の一面には、棒状又は板状のアルミニウム、亜鉛、マグネシウム又はその合金からなる流電陽極4が心金3を介してボルト1及びナット2によって取り付けられている。また、バックヨーク材5の他面には、磁気シート6が吸着されている。また、ボルト孔には充填用樹脂9が充填されている。
【0020】
バックヨーク材5は、磁気シート6の吸着力を高めると同時に、流電陽極4の心金3又は取付け用ボルト1を溶接するために、板厚0.5mm以上の鋼板であることが望ましい。また、磁気シート6は、ゴム又はプラスチックに磁性粉末を含有させたものであり、例えば塩素化ポリエチレンにフェライト系磁性粉末を60重量%以上混合させたもの等が挙げられる。
【0021】
バックヨーク材5と防食対象物8との間の電気的導通は、磁気シート6を挟んでバックヨーク材5と防食対象物8との間に挿入した断面がコの字状の電気導通用金属板7により行なわれている。これは磁気シート6の電気抵抗が大きいため、バックヨーク材5と防食対象物10との電気的導通が不確実になるのを防止するためである。この電気導通用金属板7は、鉄鋼、ステンレス鋼、銅からなるものが望ましく、またその厚さは特に限定されないが、0.1mm未満では破損し易く、1.0mmを超えると磁気シート6と防食対象物8の隙間が大きく、磁気シートが剥離し易くなる。従って、電気導通用金属板7の厚みは0.1〜1.0mmが適している。
【0022】
図2は、本発明の流電陽極体及びその設置方法の第2の実施形態を示す概略断面図である。
【0023】
図2においては、流電陽極4は、心金3を介してバックヨーク材5と接続している。
【0024】
図3は、図2のA部分の拡大図であり、図1と同様にバックヨーク材5と防食対象物8との間の電気的導通は、断面がコの字状の電気導通用金属板7により行なわれている。
【0025】
図4は、本発明の流電陽極体の第3の実施形態を示す概略断面図であり、図5は、図4の流電陽極体を防食対象物に設置した状態を示す概略断面図である。図4及び5において、10は心金溶接を示す。
【0026】
図4及び5においては、バックヨーク材5の一面を心金3として流電陽極4と一体化鋳造されている。このような流電陽極体を用いることにより、ボルト及びナット類は不要になり、またボルト孔に充填する充填用樹脂が不要になる。そして、流電陽極体の設置が簡単な作業で行うことができる。
【0027】
上述のように、本発明においては、バックヨーク材5を用いることにより、磁気シート6の吸着力が向上すると共に、例えば図1に示されるように、流電陽極4、バックヨーク材5、磁気シート6及び導通用金属板7で構成された流電陽極体として工場生産が可能となり、溶接や樹脂充填作業等の品質管理及び陽極の設置、取替えが容易となった。この場合には、磁気シート6端縁部に、断面がコの字状の電気導通用金属板7が、磁気シート6端縁部を挟み込むように装着されて製造される。
【0028】
また、適切な工具を用いれば流電陽極体を磁気シート6と防食対象物8の界面で剥離撤去することができる。一方、バックヨーク材5の一面を心金3とし、流電陽極4と一体化鋳造された流電陽極体ではボルト孔の充填樹脂の撤去作業がないことから、廃棄物処理という環境問題は生じない。
【0029】
さらに、流電陽極4と鉄鋼構造物等の防食対象物8との間の電気的導通に電気導通用金属板7を用いたことで面接触となり、現場での調整、確認が不要で、かつ完全な電気的導通が得られる。
【0030】
【実施例】
以下、実施例等に基づき、本発明を具体的に説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
【0031】
〔実施例1及び比較例1〕
図1に示す流電陽極体を用い、バックヨーク材の厚さを変えて磁気シートと鋼材(防食対象物)との吸着力を測定した。また、比較としてバツクヨークを用いない以外は、図1と同様の構造を有する流電陽極体を用いて、上記と同様の試験を行った。
【0032】
測定には、2mm厚の磁気シート(品番:NT−5M、マグエックス社製)を用い、バックヨーク材の厚みを0.3mm、0.4mm、0.5mm、0.8mm、1.2mm、1.6mmとした。測定は、T型剥離試験片(25×100mm)と万能引張り強度試験機(商品名:TCM10000、ミネベア社製)を用い、JIS K 6854(接着剤の剥離接着強さ試験方法)に準じて行なった。測定結果を表1に示す。
【0033】
【表1】
【0034】
表1の結果から明らかなように、吸着力は、バックヨーク材の厚さに伴って増加し、バックヨーク材厚0.5mm以上で比較例1の約3.5倍の値でほぼ一定値となった。このことから、バックヨーク材の厚さは0.5mm以上とすべきことが分かる。
【0035】
〔実施例2及び比較例2〕
図1に示す流電陽極体を用い、バックヨーク材(70×75×3tmm)に溶接したボルト、ナットで亜鉛陽極(70×75×20tmm)を取り付け、充填樹脂(商品名:OHボンド、ナカボーテック社製)充填後、磁気シート(品番:NT−5M、マグエックス社製、70×75×2tmm)及び電気導通用金属板として鋼板(30×62×0.3tmm)を用いて、試験鋼板(250×250×3tmm、裏面塗装)中央に設置し、海水中での防食試験に供した。防食試験結果及び陽極の取外しに要する時間を表2に示す。
【0036】
また、比較として、図6に示される流電陽極体を用いた。すなわち、試験鋼板(250×250×3tmm)中央に溶接したボルト、ナットで亜鉛陽極(70×75×20tmm)を設置し、上記と同様に樹脂を充填後、海水中での防食試験に供した。防食試験結果及び陽極の取外しに要する時間を表2に示す。
【0037】
【表2】
【0038】
表2に示されるように、実施例2の防食率は、比較例2と同等であり、実施例2の亜鉛陽極は防食対象物である鋼板と確実に電気的導通が確保されていることが分かる。
【0039】
また、実施例2の亜鉛陽極は、マイナスドライバーで試験鋼板から容易に剥離、除去することができ、比較例2に比べて、取外し時間を大幅に減少させることができた。
【0040】
【発明の効果】
本発明の流電陽極体及びその設置方法によって、吸着力に優れ、全ての形状の流電陽極の設置及び取り外しが容易、かつ防食対象物との間に完全な電気的導通が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の流電陽極体及びその設置方法の第1の実施形態を示す概略断面図である。
【図2】図2は、本発明の流電陽極体及びその設置方法の第2の実施形態を示す概略断面図である。
【図3】図3は、図3は、図2のA部分の拡大図である。
【図4】図4は、本発明の流電陽極体の第3の実施形態を示す概略断面図である。
【図5】図5は、図4の流電陽極体を防食対象物に設置した状態を示す概略断面図である。
【図6】図6は、比較例2で用いた流電陽極体及びこれを防食対象構造物に設置した状態を示す概略断面図である。
【符号の説明】
1:ボルト
2:ナット
3:心金
4:流電陽極
5:バックヨーク材
6:磁気シート
7:電気導通用金属板
8:防食対象物
9:充填用樹脂
10:心金溶接
Claims (6)
- バックヨーク材の一面に棒状又は板状のアルミニウム、亜鉛、マグネシウム又はその合金からなる流電陽極を心金の溶接又はボルト、ナットにより取り付け、他面に磁気シートを吸着させてなり、該磁気シート端縁部に、断面がコの字状の電気導通用金属板が、該磁気シート端縁部を挟み込むように装着されている流電陽極体。
- 上記バックヨーク材の一面を心金とする請求項1に記載の流電陽極体。
- 上記電気導通用金属板が、鉄鋼、ステンレス鋼、銅又は銅合金からなる請求項1又は2に記載の流電陽極体。
- バックヨーク材の一面に棒状又は板状のアルミニウム、亜鉛、マグネシウム又はその合金からなる流電陽極を心金の溶接又はボルト、ナットにより取り付け、他面に磁気シートを吸着させてなる流電陽極体を用い、該磁気シートを防食対象物に吸着させ、上記バックヨーク材と上記防食対象物間の電気的導通を、上記磁気シートを挟んで該バックヨーク材と該防食対象物との間に挿入した断面がコの字状の電気導通用金属板により行なうことを特徴とする流電陽極体の設置方法。
- 上記バックヨーク材の一面を心金とする請求項4に記載の流電陽極体の設置方法。
- 上記電気導通用金属板が、鉄鋼、ステンレス鋼、銅又は銅合金からなる請求項4又は5に記載の流電陽極体。
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