JPS6341278Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6341278Y2 JPS6341278Y2 JP1983060773U JP6077383U JPS6341278Y2 JP S6341278 Y2 JPS6341278 Y2 JP S6341278Y2 JP 1983060773 U JP1983060773 U JP 1983060773U JP 6077383 U JP6077383 U JP 6077383U JP S6341278 Y2 JPS6341278 Y2 JP S6341278Y2
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- JP
- Japan
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- metal
- current
- battery
- electrolytic corrosion
- corrosion
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- Expired
Links
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- 230000007797 corrosion Effects 0.000 claims description 14
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Landscapes
- Electrolytic Production Of Metals (AREA)
- Prevention Of Electric Corrosion (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、海底観測機器その他に利用する。本
考案は観測機器その他を収容した容器と海底に沈
めた錘とを金属結合手段を介して結合しておき、
観測が終了したときに、前記金属結合手段と海水
との間に電流を流すことによつてこの結合手段を
電蝕させて、容器をこの錘から切り離して浮上さ
せるようにした電蝕式切離構造に関する。
考案は観測機器その他を収容した容器と海底に沈
めた錘とを金属結合手段を介して結合しておき、
観測が終了したときに、前記金属結合手段と海水
との間に電流を流すことによつてこの結合手段を
電蝕させて、容器をこの錘から切り離して浮上さ
せるようにした電蝕式切離構造に関する。
従来この種の電蝕式切離構造は、例えば海水に
露出したステンレス板またはワイヤで構成された
金属結合手段により容器を錘に結合し、必要なと
きに前記金属結合手段を電極として海水に対して
正電位を与えて海水中に電流を流出させ、強制的
に電蝕を発生させて切断し、、錘を切り離すよう
に構成されている。
露出したステンレス板またはワイヤで構成された
金属結合手段により容器を錘に結合し、必要なと
きに前記金属結合手段を電極として海水に対して
正電位を与えて海水中に電流を流出させ、強制的
に電蝕を発生させて切断し、、錘を切り離すよう
に構成されている。
上述の従来構造は、観測機器を収容した容器の
浮力や錘の重量が大きいときには、これらを結合
する結合手段も必然的に大きくなる。このため、
切離しに際しては大電流を長時間流さなければな
らない欠点がある。
浮力や錘の重量が大きいときには、これらを結合
する結合手段も必然的に大きくなる。このため、
切離しに際しては大電流を長時間流さなければな
らない欠点がある。
この欠点を改善するために、回転レバーと支持
基板とを用いて、この回転レバーを薄い金属板に
よつて結合し、この薄い金属板に電蝕を発生させ
ることにより、てこの原理を用いて電蝕を発生さ
せる金属を小さくしたものもあるが、直接固定す
る方法に比べて構造が複雑かつ大形となる欠点が
ある。
基板とを用いて、この回転レバーを薄い金属板に
よつて結合し、この薄い金属板に電蝕を発生させ
ることにより、てこの原理を用いて電蝕を発生さ
せる金属を小さくしたものもあるが、直接固定す
る方法に比べて構造が複雑かつ大形となる欠点が
ある。
本考案の目的は、上述の欠点を解決し、簡単な
構造で少ない電流によつて所望の部分を破断する
ことが可能な電蝕式切離構造を提供することにあ
る。
構造で少ない電流によつて所望の部分を破断する
ことが可能な電蝕式切離構造を提供することにあ
る。
本考案の構造は、2個の物体を結合する金属結
合手段に、物体内の電池から強制的に電流を流し
て電蝕によりこの金属結合手段を破断させる構造
において、上記電池の一端に接続された電極と、
上記電池の接断を行うスイツチ回路とを備え、こ
の金属結合手段の破断すべき部分を除いて金属結
合手段を絶縁被覆で覆うことを特徴とする。
合手段に、物体内の電池から強制的に電流を流し
て電蝕によりこの金属結合手段を破断させる構造
において、上記電池の一端に接続された電極と、
上記電池の接断を行うスイツチ回路とを備え、こ
の金属結合手段の破断すべき部分を除いて金属結
合手段を絶縁被覆で覆うことを特徴とする。
金属結合手段が重量のある物体を結合させてお
くために大形になつても、その大部分を絶縁被覆
で覆つておき、海水との間に電流が流れないよう
にする。切に離しに際しては、被覆のない破断す
べき所望の部分にのみ電流が集中し、小さい電流
で短時間に電蝕を発生させることができる。
くために大形になつても、その大部分を絶縁被覆
で覆つておき、海水との間に電流が流れないよう
にする。切に離しに際しては、被覆のない破断す
べき所望の部分にのみ電流が集中し、小さい電流
で短時間に電蝕を発生させることができる。
次に、本考案について図面を参照して詳細に説
明する。
明する。
第1図は本考案の一実施例を示す側面図であ
り、第2図は上記実施例の陽極電極板の詳細を示
す図である。すなわち、センサ、観測機器等を収
容した耐圧容器1と錘2とを陽極電極板5,6と
スプリングとからなる金属結合手段によつて結合
し、陰極電極板3,4が陽極電極板5,6に対抗
させて配置されている。ここで第2図aに示すよ
うに金属結合手段は、陽極電極板5,6の一部を
残して絶縁被覆7,8が覆せよれている。陽極電
極板5,6および陰極電極板3,4はそれぞれ水
密コネクタ(図示されていない)を介して耐圧容
器1内の電池とスイツチ回路に接続されていて、
タイマ等によつて上記スイツチを閉じる。これに
より陽極電極板5,6から海水を通して陰極電極
板3,4へ電流が流れる。陽極電極板5,6の表
面は徐々に電蝕される。このとき、陽極電極板
5,6の絶縁被覆が施されていない部分には、電
蝕電流が集中して、他の部分に比較して大きく電
蝕が進行するから、均一に腐蝕した場合に比べ短
い時間で切断できる。例えば、幅3ミリメート
ル、厚さ0.35ミリメートルのステンレス板にポリ
エチレン熱収縮チユーブで絶縁被覆し、露出面の
長さを3ミリメートルとした場合は、電蝕電流
300ミリアンペア、引張力20kgで約6〜7分で切
断された。
り、第2図は上記実施例の陽極電極板の詳細を示
す図である。すなわち、センサ、観測機器等を収
容した耐圧容器1と錘2とを陽極電極板5,6と
スプリングとからなる金属結合手段によつて結合
し、陰極電極板3,4が陽極電極板5,6に対抗
させて配置されている。ここで第2図aに示すよ
うに金属結合手段は、陽極電極板5,6の一部を
残して絶縁被覆7,8が覆せよれている。陽極電
極板5,6および陰極電極板3,4はそれぞれ水
密コネクタ(図示されていない)を介して耐圧容
器1内の電池とスイツチ回路に接続されていて、
タイマ等によつて上記スイツチを閉じる。これに
より陽極電極板5,6から海水を通して陰極電極
板3,4へ電流が流れる。陽極電極板5,6の表
面は徐々に電蝕される。このとき、陽極電極板
5,6の絶縁被覆が施されていない部分には、電
蝕電流が集中して、他の部分に比較して大きく電
蝕が進行するから、均一に腐蝕した場合に比べ短
い時間で切断できる。例えば、幅3ミリメート
ル、厚さ0.35ミリメートルのステンレス板にポリ
エチレン熱収縮チユーブで絶縁被覆し、露出面の
長さを3ミリメートルとした場合は、電蝕電流
300ミリアンペア、引張力20kgで約6〜7分で切
断された。
切断された状態は、第2図bに示すように絶縁
被覆7との境界付近であつた。同様な条件でステ
ンレス板を絶縁被覆しない場合は切断までに11分
を要した。
被覆7との境界付近であつた。同様な条件でステ
ンレス板を絶縁被覆しない場合は切断までに11分
を要した。
このように本実施例では電流を集中させて少な
い電流により早く切断されるという効果がある。
絶縁被覆は、塗装によつても可能である。絶縁被
覆は金属面に対して密着もしくは接着された状態
にすると効果的である。
い電流により早く切断されるという効果がある。
絶縁被覆は、塗装によつても可能である。絶縁被
覆は金属面に対して密着もしくは接着された状態
にすると効果的である。
以上のように、本考案においては、2個の物体
を結合する金属結合手段に所望の部分を残して絶
縁被覆を施した構造としたから、電蝕させる場合
に、絶縁被覆のない部分が集中的に腐蝕され、切
断に要する電流および時間を少なくすることがで
きる効果がある。本考案は、2個の物体を金属板
等によつて直接結合する方式に利用して効果的で
あるが、てこ機構を介して結合する方式にも適用
することが可能である。
を結合する金属結合手段に所望の部分を残して絶
縁被覆を施した構造としたから、電蝕させる場合
に、絶縁被覆のない部分が集中的に腐蝕され、切
断に要する電流および時間を少なくすることがで
きる効果がある。本考案は、2個の物体を金属板
等によつて直接結合する方式に利用して効果的で
あるが、てこ機構を介して結合する方式にも適用
することが可能である。
第1図は本考案の一実施例を示す側面図。第2
図は、上記実施例の陽極電極の詳細を示す図であ
り、同図aは切断前を示し、同図bは切断後の状
態を示す。 1……耐圧容器、2…錘、3,4……陰極電極
板、5,6……金属結合手段を構成する陽極電極
板、7,8……絶縁被覆。
図は、上記実施例の陽極電極の詳細を示す図であ
り、同図aは切断前を示し、同図bは切断後の状
態を示す。 1……耐圧容器、2…錘、3,4……陰極電極
板、5,6……金属結合手段を構成する陽極電極
板、7,8……絶縁被覆。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 2個の物体が電蝕を発生させることができる金
属結合手段を介して結合され、この金属結合手段
に物体内部の電池から電流を流してこの金属結合
手段に電蝕を生じさせ切り離す構造の電蝕式切離
構造において、 上記電池の一端に接続された電極と、 上記電池の接断を行うスイツチ回路と を備え、 前記金属結合手段には電蝕を発生させる所望の
部分を除いて絶縁被覆が施されたことを特徴とす
る電蝕式切離構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6077383U JPS59167095U (ja) | 1983-04-25 | 1983-04-25 | 電蝕式切離構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6077383U JPS59167095U (ja) | 1983-04-25 | 1983-04-25 | 電蝕式切離構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59167095U JPS59167095U (ja) | 1984-11-08 |
JPS6341278Y2 true JPS6341278Y2 (ja) | 1988-10-28 |
Family
ID=30191005
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6077383U Granted JPS59167095U (ja) | 1983-04-25 | 1983-04-25 | 電蝕式切離構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59167095U (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0640617Y2 (ja) * | 1988-05-13 | 1994-10-26 | 沖電気工業株式会社 | 切離装置の溶解線構造 |
KR101529511B1 (ko) * | 2014-02-06 | 2015-06-17 | 국방과학연구소 | 절단하중 조절이 가능한 dc 전원 제어형 수중 분리장치 |
-
1983
- 1983-04-25 JP JP6077383U patent/JPS59167095U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59167095U (ja) | 1984-11-08 |
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