JPH0730791Y2 - 函渠の可撓継手 - Google Patents

函渠の可撓継手

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JPH0730791Y2
JPH0730791Y2 JP7560889U JP7560889U JPH0730791Y2 JP H0730791 Y2 JPH0730791 Y2 JP H0730791Y2 JP 7560889 U JP7560889 U JP 7560889U JP 7560889 U JP7560889 U JP 7560889U JP H0730791 Y2 JPH0730791 Y2 JP H0730791Y2
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JP
Japan
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box
seal
view
sides
flexible joint
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Application number
JP7560889U
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JPH0318285U (ja
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忠弘 小野田
雅弘 真下
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Shibata Industrial Co Ltd
Original Assignee
Shibata Industrial Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、取水溝、上下水道、共同溝等に用いられるコ
ンクリート製等の函渠の可撓継手に関する。
〔従来の技術〕
コンクリート製等の函渠の接続部に設けた可撓継手の従
来例としては実願昭58-170431号(実開昭60-80177号)
があり、以下に図面を用いて説明する。
第5図は函渠の斜視図、第6図は継手を取り付けた状態
の要部断面図、第7図は函渠の接続部がずれた状態の要
部断面図、第8図は要部の拡大断面図であり、図におい
て、1は函渠、2は函渠の接続部であり、目地が形成さ
れる。
3は弾性体製のシールであり、接続部2の周囲に取り付
けられるものであり、断面形状がU字形やV字形の伸縮
部3aの両側に取り付け部3bが張り出している。
このようにしたシール3を、函渠の接続部2間に伸縮部
3aを納め、両側の取り付け部3bを函渠の端部内周面に密
着させ、押さえ板4を介してボルトによって固定した構
造となっている。
5はこのシール3の反対側に取り付けた外部保護板であ
り、地下水や土砂が函渠の接続部2間に入るのを防いで
いる。
〔考案が解決しようとする課題〕
以上の構成によると、シールに土圧や地下水圧がかかる
とシールに変形が生じて函渠内の水の流れを阻害する原
因になる問題があり、そのためにシールを取り付けた反
対側には外部保護板が必要となる問題がある。
また、第7図に示す如く地盤の不等沈下や地震等によっ
て接続部がずれると、上記外部保護材が破損してしまう
ため弾性体製のシールの切断を招き、函渠内の水が流出
したり逆に地下水が浸入したりする問題が発生し、その
本来の機能を果たさなくなってしまうことになる。
〔課題を解決する為の手段〕
そこで本考案は、シールを、弾性材の中に剛性体製の網
状体を埋設した材料により断面形状が大略湾曲形の伸縮
部の両側に取り付け部が張り出している形状に形成し、
この伸縮部を函渠の接続部間に納め、両側の取り付け部
を函渠の端部内周面に止水テープを介して密着させ、押
さえ板を介して函渠に取り付けたアンカーボルトにナッ
トによって一体に固定したことを特徴とする。
〔作用〕
以上の構成によると、弾性材のシールの中に剛性体製の
網状体を埋設してあるために、シールの剛性が強く、接
続部に目地材を入れなくても土圧や地下水圧に対抗する
ことができることになり、また、地盤の不等沈下や地震
等によって函渠の接続部がずれた場合、シールに剛性体
製の網状体が埋設してあるために切断や破損に対する対
抗力が強く、容易には破損しないことになる。
〔実施例〕
以下に本考案の一実施例を図面を用いて説明する。
第1図は継手を取り付けた状態の要部断面図、第2図は
要部の拡大断面図、第3図は函渠の接続部がずれた状態
の要部の拡大断面図、第4図はシールの材料の構造を示
す拡大断面図であり、図において、1は函渠、2は函渠
の接続部であり、目地が形成される。
6はシールであり、ゴムや合成樹脂による弾性材6cの中
に金属等による剛性体製の網状体6dを埋設した材料であ
り、断面形状がU字形やV字形等の大略湾曲形の伸縮部
6aの両側に取り付け部6bが張り出している。
7は函渠1に設けたアンカーボルトである。
以上のシール6によると、函渠の接続部2間に伸縮部6a
を納め、両側の取り付け部6bを函渠の端部内周面に止水
テープ8を介して密着させ、押さえ板9を介してナット
10によって一体に固定される。
上記止水テープ8はゴムや合成樹脂製であり、シール6
の函渠の端部内周面からの漏水を防止すると共にシール
6が直接函渠の端部内周面に接触して損傷するのを防ぐ
ように函渠の端部角を被うように配置してある。
押さえ板9は金属等による剛性体製であり、ナット10の
圧力をシール6の取り付け部6b全面に均等に伝える作用
をしている。
〔考案の効果〕
以上詳細に説明した本考案によると、シールをゴムや合
成樹脂による弾性材の中に金属等による剛性体製の網状
体を埋設した材料により断面形状がU字形やV字形の伸
縮部の両側に取り付け部が張り出している形状とし、こ
の伸縮部を函渠の接続部間に納め、両側の取り付け部を
函渠の端部内周面に止水テープを介して密着させ、押さ
え板を介して函渠に取り付けたアンカーボルトにナット
によって一体に固定した構造としたことにより、弾性材
のシールの中に剛性体製の網状体を埋設してあるため
に、シールの剛性が強く、接続部に目地材を入れなくて
も土圧や地下水圧に対抗することができる効果を有す
る。
また、地盤の不等沈下や地震等によって第3図に示す如
く函渠の接続部がずれた場合、シールに剛性体製の網状
体が埋設してあるために切断や破損に対する対抗力が強
く、簡単には破損しない効果を有し、しかも函渠端部内
周面に止水テープを介して密着させてあるために直接シ
ールが函渠端部に接触しないために函渠端部との接触部
から切断するような事故も防ぐことができる効果を有す
る。
さらに、函渠の接続部がずれてシールが流路に突出し、
その突出した個所に流木等の異物が衝突しても耐切断性
に格段に優れるために耐久性が向上する効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図はシールを取り付けた状態の要部断面図、第2図
は要部の拡大断面図、第3図は函渠の接続部がずれた状
態の要部の拡大断面図、第4図はシールの材料の構造を
示す拡大断面図、第5図は函渠の斜視図、第6図は従来
例のシールを取り付けた状態の要部断面図、第7図は函
渠の接続部がずれた状態の要部断面図、第8図は要部拡
大断面図である。 1……函渠 2……函渠の接続部 6……シール 6a……伸縮部 6b……取り付け部 6c……弾性材 6d……網状体 7……アンカーボルト 8……止水テープ 9……押さえ板 10……ナット

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】シールを、弾性材の中に剛性体製の網状体
    を埋設した材料により断面形状が大略湾曲形の伸縮部の
    両側に取り付け部が張り出している形状に形成し、この
    伸縮部を函渠の接続部間に納め、両側の取り付け部を函
    渠の端部内周面に止水テープを介して密着させ、押さえ
    板を介して函渠に取り付けたアンカーボルトにナットに
    よって一体に固定したことを特徴とする函渠の可撓継
    手。
JP7560889U 1989-06-29 1989-06-29 函渠の可撓継手 Expired - Lifetime JPH0730791Y2 (ja)

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JPH0318285U JPH0318285U (ja) 1991-02-22
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JPH09132908A (ja) * 1995-11-08 1997-05-20 Kubota Corp 流路の内面補修板の取付け構造

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