JP3046582U - 開水路用可撓継手装置 - Google Patents

開水路用可撓継手装置

Info

Publication number
JP3046582U
JP3046582U JP1997008051U JP805197U JP3046582U JP 3046582 U JP3046582 U JP 3046582U JP 1997008051 U JP1997008051 U JP 1997008051U JP 805197 U JP805197 U JP 805197U JP 3046582 U JP3046582 U JP 3046582U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flexible
seam
plate
sides
joint device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1997008051U
Other languages
English (en)
Inventor
皓一 北村
Original Assignee
皓一 北村
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 皓一 北村 filed Critical 皓一 北村
Priority to JP1997008051U priority Critical patent/JP3046582U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3046582U publication Critical patent/JP3046582U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sewage (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 凹部を必要とせずに取り付けられ、かつ抵抗
を少なく抑えるようにする。 【構成】 水路Bの継ぎ目Cを覆い、その拡大、収縮に
応じて変形可能な可撓構造を有する可撓部11を備え、
該可撓部11を継ぎ目Cの両側にて水路Bに固定する、
端縁部12、13を可撓部11の両側に設けた可撓板1
0と、その可撓板10を外側から覆い、両側の固定端1
7、18にて継ぎ目Cの両側の水路Bに固定する摩耗防
止板15とからなる継手装置である。摩耗防止板15は
固定用ボルトのような固定手段20の突起部21と同程
度の突出高さに抑えられた突出高さを有する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、開水路を構成している水路の継ぎ目の部分に設置し、継ぎ目を覆う ための継手装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば水路用ブロックを接続して構築する構造の開水路では、隣接ブロック間 に設置して水漏れを防止する等の目的をもった装置が公知である。しかし、従来 の装置はブロック相互の継ぎ目に凹部を設けてそこに収める構造を有している。 水路内への突出量を少なくして水の抵抗を増やさないためである。しかしそのた めブロック構造が複雑化するという問題があった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は前記の点に着目してなされたものであり、その課題は、開水路の表面 に収容凹部を設けなくても設置可能な可撓継手装置を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため本考案は、継ぎ目を覆い、かつ継ぎ目の拡大、収縮に 応じて変形可能な可撓構造を有する可撓部を備え、該可撓部を継ぎ目の両側の水 路に固定する端縁を可撓部の上流下流両側に設けた可撓板と、上記可撓板を流れ の直撃から保護するために可撓板の外側を覆い、両側の固定端にて継ぎ目の両側 の水路に固定する摩耗防止板とを具備し、摩耗防止板を水路表面に固定するボル ト等の固定手段の突起部と同程度の突出高さを有する、偏平なカバー部を摩耗防 止板の両固定端間に形成し、カバー部と水路表面間に前記の可撓構造が収まるよ うに構成したものである。
【0005】
【考案の実施の形態】
本考案に係る開水路用可撓継手装置は、開水路を構成している水路Bの継ぎ目 部分に設置し、継ぎ目Cを覆うための装置である。図1、2参照。本考案におけ る開水路は、前記のようなブロックによって構成されたものでも良いし、また地 盤に型枠を用いてコンクリートを直接打ち込んで構成されたものでも良い。
【0006】 そのような開水路の継ぎ目を覆う本考案の装置は、隣接した水路ブロック或い は隣接した水路部分の間に形成される、継ぎ目Cから水路外への水等の移動、若 しくは継ぎ目から水路内への水等の移動を防止するために設けることができる。 本案装置は隣接水路相互の動きを収容するための可撓板10と、該可撓板10を 流水やそれに含まれる異物等の直撃から保護するための摩耗防止板15とを具備 している。
【0007】 上記可撓板10は継ぎ目Cを覆い、かつ継ぎ目Cの拡大、収縮に応じて変形可 能な可撓構造を有する可撓部11を備え、該可撓部11を継ぎ目Cの両側の水路 Bに固定する端縁部12、13を可撓部11の流れ方向の上下両側に設けた構成 を有する。継ぎ目Cの拡縮は地盤の微小振動や沈下等による漸新的小規模のもの のほか、地震によっても大規模かつ突発的に起こり得るが、後のケースでも拡大 だけが起こることはないので、地盤の動きの結果継ぎ目両側の水路B、Bにあら われる相対的なずれが本案装置によって吸収すべき対象となる。
【0008】 このような可撓構造として蛇腹構造を適用することができる。図3参照。例示 の可撓構造は耐久性の高い合成ゴムを主材として、水路方向へ伸縮可能かつ水路 方向と交叉する方向へ弾性変形可能とするための蛇腹構造である。外力が加わら ない自然長に対してどの程度伸長可能とするかは任意に選択できることであるが 、実施例では自然長の2倍の延長長さを蛇腹構造に持たせている。
【0009】 可撓部11は両側に一体的に設けられる端縁部12、13にて水路の表面へ直 かに固定される。つまり本案装置を設置するために、水路Bの継ぎ目Cに凹部を 設ける必要はない。このことは、本装置において最も開水路内へ突出する、摩耗 防止板15を水路表面に固定するボルト等の固定手段20の突起部21と同程度 の突出高さを有する、偏平な高まりを持ってカバー部16を摩耗防止板15に形 成し、摩耗防止板15の両固定端17、18はカバー部16の流れ方向上下両側 に設けて、カバー部16と水路表面間の偏平な空所Sに前記可撓構造が収まる構 成によって実現することができる。
【0010】 摩耗防止板15は、偏平な高まりを持つカバー部16を、それを固定するボル ト頭部のような突起部21とほぼ同程度の突出高さとすることによって、蛇腹構 造に摩耗防止板15の板厚を加えた程度の極く小さい突出量に抑えられ、流断面 積を無用に減少させることがない。またカバー部16の上流下流両側の端部に傾 斜面22、23を形成し、水流等に抵抗を生じさせない構造とすることができる 。摩耗防止板15は例えばステンレス鋼板等の金属板乃至は合成樹脂板等によっ て形成することができる。
【0011】 可撓板10の固定手段24はボルト止めで良いが、その頭部25は空間Sに収 まる。図示の例では両側の端縁部12、13を夫々水路表面に押し付けておくた めの押さえ板26を使用している。摩耗防止板15が水路Bの継ぎ目Cの拡縮に よって破壊されないように、また脱離しないように水路方向へのびた長溝部分に 固定手段20を通す。図示の例では長溝部分として上流側に閉じた長溝27を設 け、下流側には離脱方向へ開いた長溝28を設けている。以上図4、図5及び図 6参照。また摩耗防止板15も押さえ板29を介して固定される。
【0012】 故に、本案装置は隣接した水路B、Bの継ぎ目Cに充填剤30を充填し、該充 填剤30を挟んだ両側の水路B、Bに固定手段24を用いて、可撓板10を水路 表面に設けられている埋め込みナット31にねじ込み、固定し、さらにその上を 摩耗防止板15で覆い、その両端縁部12、13を固定手段20によって同様に 水路表面に固定し、開水路に設置することができる。
【0013】
【考案の効果】
本考案は以上の如く構成されかつ作用するものであるから、開水路の表面に凹 部を設けてそこに収容しなくてもボルト頭部等の突起部と同程度の突出高さを有 する、偏平なカバー部内に収まる可撓構造を持った継手装置を提供することがで き、設置が容易であり、水路内への突出量が少なく、水の抵抗を減少することが できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る可撓継手装置を実施した開水路の
例を示す平面図。
【図2】図1のII−II線断面図。
【図3】(a)本案可撓継手装置の1実施例を示す水路
方向の断面図。 (b)図(a)の要部拡大断面図。
【図4】摩耗防止板の上流側固定部の平面説明図。
【図5】摩耗防止板の下流側固定部の平面説明図。
【図6】可撓板の固定部分の平面説明図。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開水路を構成している水路の継ぎ目の部
    分に設置し、継ぎ目を覆うための継手装置であって、上
    記継ぎ目を覆い、かつ継ぎ目の拡大、収縮に応じて変形
    可能な可撓構造を有する可撓部を備え、該可撓部を継ぎ
    目の両側の水路に固定する端縁を可撓部の上流下流両側
    に設けた可撓板と、上記可撓板を流れの直撃から保護す
    るために可撓板の外側を覆い、両側の固定端にて継ぎ目
    の両側の水路に固定する摩耗防止板とを具備し、摩耗防
    止板を水路表面に固定するボルト等の固定手段の突起部
    と同程度の突出高さを有する、偏平なカバー部を摩耗防
    止板の両固定端間に形成し、カバー部と水路表面間に前
    記の可撓構造が収まるように構成された開水路用可撓継
    手装置。
  2. 【請求項2】 摩耗防止板はカバー部の上流下流両側の
    端部に設けた傾斜面を有し、かつ固定手段で止める両端
    縁部に流れ方向へのびた長溝部分を有している請求項1
    記載の開水路用可撓継手装置。
JP1997008051U 1997-08-26 1997-08-26 開水路用可撓継手装置 Expired - Lifetime JP3046582U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1997008051U JP3046582U (ja) 1997-08-26 1997-08-26 開水路用可撓継手装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1997008051U JP3046582U (ja) 1997-08-26 1997-08-26 開水路用可撓継手装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3046582U true JP3046582U (ja) 1998-03-10

Family

ID=43180916

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1997008051U Expired - Lifetime JP3046582U (ja) 1997-08-26 1997-08-26 開水路用可撓継手装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3046582U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR102169161B1 (ko) 누수 및 진동방지 기능을 갖는 신축이음장치
JP3046582U (ja) 開水路用可撓継手装置
JP4214108B2 (ja) コンクリート構造物の伸縮可能な後施工型可撓継手装置
KR100502076B1 (ko) 교량구조물
KR200451461Y1 (ko) 비배수용 신축이음장치
KR100203205B1 (ko) 다목적댐의 종장형 2단수문의 광폭압축방수장치
KR200275867Y1 (ko) 방호벽용 신축이음장치
KR101034281B1 (ko) 교좌장치의 성능저하를 방지하기 위한 보호장치
JPS607369Y2 (ja) すべり板を有する弾性支承
JPH0332565Y2 (ja)
JP2019052505A (ja) 道路橋伸縮装置用間詰め構造
JP3509797B2 (ja) 止水ゴムシート及び止水ゴムシート装置
KR100398963B1 (ko) 보도용 교량 신축이음장치
JPH0732672Y2 (ja) 横目地定型ガスケット
JP3597506B2 (ja) 開渠ブロックの連結構造
JP3574515B2 (ja) 可撓ボックスカルバート
JPH0230483Y2 (ja)
JPH068412U (ja) 橋梁構造物の伸縮継手装置
JP2003064612A (ja) 道路用伸縮継手装置
KR100672282B1 (ko) 교량의 조립형 신축 이음장치
CN106702890A (zh) 一种桥梁型钢伸缩缝用嵌缝衬条
KR200408551Y1 (ko) 교량의 폭방향이음 신축조인트
KR20230142252A (ko) 무배수시트 타입 신축이음장치
JPS586883Y2 (ja) ゴム支承の構造
KR200222615Y1 (ko) 구조물 틈새 이음 구조