JP2000234415A - 積層パネルの雨仕舞構造 - Google Patents

積層パネルの雨仕舞構造

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JP2000234415A JP11035962A JP3596299A JP2000234415A JP 2000234415 A JP2000234415 A JP 2000234415A JP 11035962 A JP11035962 A JP 11035962A JP 3596299 A JP3596299 A JP 3596299A JP 2000234415 A JP2000234415 A JP 2000234415A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構造で、取付金具の取付部の雨仕舞を
良好にした積層パネルの雨仕舞構造を提供すること。 【解決手段】 一対の表面板1間にコア材を介在してな
るパネル本体3と、パネル本体3の一方の表面板1上に
設置される取付金具5と、取付金具5に設けられた取付
孔7を貫通して表面板1の裏面側に配設される取付座2
0にねじ結合することによって取付金具5を固定する固
定ボルト6とを具備する積層パネルにおいて、取付金具
5と固定ボルト6の頭部6aとの間に、取付金具5の取
付孔7を塞ぐ大きさのシートパッキン10と、このシー
トパッキン10を取付金具5に押圧するパッキン押え1
1を介在する。これにより、取付金具5の取付孔6をシ
ートパッキン10によって塞ぐことができるので、外部
からパネル本体3内に雨水等が侵入するのを阻止するこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は積層パネルの雨仕
舞構造に関するもので、更に詳細には、表面板間にコア
材を介在するパネル本体の表面に取付金具をボルト止め
する積層パネルの雨仕舞構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、一対のアルミニウム合金製の表
面板と、表面板間に介在されるアルミニウム合金製のコ
ア材とを一体ろう付したハニカムパネルは、軽量で遮光
性等に優れているため、内装や外装等の建材として広く
使用されている。
【0003】上記ハニカムパネルを躯体や支柱等に取り
付けるには、一般に、図21に示すように、一対の表面
板1間に例えば中空円筒状のコア材2を介在したパネル
本体3の表面板1の適宜箇所に、取付金具5を固定ボル
ト6にて固定し、この取付金具5のブラケット部5aに
取付部材(図示せず)を連結するなどしている。
【0004】また、上記取付金具5をパネル本体3に固
定するには、取付金具5に設けられた長孔状の取付孔7
を貫通する固定ボルト6を表面板1の裏面側に配設され
たナット8にねじ結合している(図22参照)。この場
合、ナット8は例えばステンレス製部材にて形成されて
おり、図22に示すように、表面板1の辺部間に介在さ
れる中空状枠材4の中空部内に配設されるステンレス製
の取付座9に予め溶接等にて固着されている。なお、枠
材4と表面板1はろう材Rを介してろう付されている。
また、取付金具5と表面板1との間にはシート状のゴム
パッキンPが介在されている。
【0005】上記のようにして、パネル本体3に取付金
具5を取り付ける構造においては、図23に示すよう
に、取付金具5の取付孔7、取付座9と枠材4との当接
部Aあるいは固定ボルト6の雄ねじ部とナット8の雌ね
じ部とのねじ結合部Bの箇所から雨水等がパネル本体3
内に侵入する場合が多分にあり、特に冬期間は当該箇所
から侵入した雨水等が凍結して、取付座9付近の構造を
破損する恐れがあり、安全面やパネルの強度面において
も好ましくなかった。
【0006】そこで、従来では、上記のような状態を回
避する手段として、取付座9のナット8に固定ボルト6
をねじ結合して取付金具5を固定した後、取付座9及び
取付金具5の周辺をコーキング剤Cによってシールする
手段が採用されている(図21(b)参照)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、取付座
9及び取付金具5の周辺をコーキング剤Cによってシー
ルするには、コーキング剤Cの塗布や充填に多大な労力
を要すると共に、余分な経費が嵩むなど、作業性及びコ
スト面において問題があった。また、コーキング剤Cの
塗布・充填を十分に行うことは難しく、雨仕舞の信頼性
の面やメンテナンスの面で改善の余地があった。
【0008】この発明は上記事情に鑑みなされたもの
で、簡単な構造で、取付金具の取付部の雨仕舞を良好に
した積層パネルの雨仕舞構造を提供することを目的とす
るものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、一対の表面板間にコア材を
介在してなるパネル本体と、上記パネル本体の一方の表
面板上の所定位置に設置される取付金具と、上記取付金
具に設けられた取付孔を貫通して上記表面板の裏面側に
配設される取付座にねじ結合することによって取付金具
を固定する固定ボルトとを具備する積層パネルにおい
て、 上記取付金具と固定ボルトの頭部との間に、取付
金具の取付孔を塞ぐ大きさのシートパッキンと、このシ
ートパッキンを上記取付金具に押圧するパッキン押えを
介在してなる、ことを特徴とする。
【0010】このように構成することにより、取付金具
の取付孔と固定ボルトとの隙間をシートパッキンにて閉
塞することができるので、外部からパネル本体内への雨
水等の侵入を阻止することができる。
【0011】請求項2記載の発明は、一対の表面板間に
コア材を介在してなるパネル本体と、上記パネル本体の
一方の表面板上の所定位置に設置される取付金具と、上
記取付金具に設けられた取付孔を貫通して上記表面板の
裏面側に配設される取付座にねじ結合することによって
取付金具を固定する固定ボルトとを具備する積層パネル
において、 上記固定ボルトのねじ部と少なくとも上記
取付座に設けられるねじ孔との間に水膨潤シール部材を
介在してなる、ことを特徴とする。この場合、上記水膨
潤シール部材として、例えば水膨張性ポリウレタン等の
材料を使用することができる。また、水膨潤シール部材
を、予めパネル本体に設けられた取付孔に係止固定され
る外向きフランジ付の筒状部を有する筒状体にて形成す
ることができる(請求項3)。なお、この場合、水膨潤
シール部材を構成する筒状部に、固定ボルトによって切
裂き可能な肉薄の底部を形成してもよい(請求項4)。
【0012】このように構成することにより、予めパネ
ル本体に設けられた取付孔に係止固定される水膨潤シー
ル部材を介して固定ボルトを取付座にねじ結合すること
で、固定ボルトのねじ部と取付座のねじ孔との間に水膨
潤シール部材を巻き込んだ状態で介在させることができ
る。したがって、固定ボルトとパネル本体及び取付座と
の隙間を水膨潤シール部材にてシールすることができる
ので、外部からパネル本体内への雨水等の侵入を阻止す
ることができる。しかも、水膨潤シール部材は、雨水等
の水分と接触することにより膨張するので、更にシール
性の向上を図ることができる。また、水膨潤シール部材
に底部を形成することにより、使用前(取付金具の取付
前)には、取付孔のシールキャップとして使用すること
ができる(請求項4)。
【0013】請求項5記載の発明は、一対の表面板間に
コア材を介在してなるパネル本体と、上記パネル本体の
一方の表面板上の所定位置に設置される取付金具と、上
記取付金具に設けられた取付孔を貫通して上記表面板の
裏面側に配設される取付座にねじ結合することによって
取付金具を固定する固定ボルトとを具備する積層パネル
において、 上記取付座のねじ部を有底状に形成してな
る、ことを特徴とする。
【0014】このように構成することにより、固定ボル
トと取付座のねじ部を伝わって侵入する雨水等を取付座
の底部で受け止めることができ、雨水等がパネル本体内
へ侵入するのを防止することができる。
【0015】上記請求項1ないし5のいずれかに記載の
発明において、上記表面板の辺部間に中空状枠材を介在
させてパネル本体を形成すると共に、上記枠材における
表面板の当接片裏面に取付座を当接し、かつ、上記表面
板と枠材及び枠材と取付座とをろう付する方が好ましい
(請求項6)。また、上記取付座における枠材の当接片
裏面に当接する面に、凹凸細条を形成する方が好ましい
(請求項7)。
【0016】このように構成することにより、コア材側
への雨水等の侵入を更に少なくすることができると共
に、取付金具の取付を強固にすることができる。
【0017】また、請求項8記載の発明は、一対の表面
板間にコア材を介在してなるパネル本体と、上記パネル
本体の一方の表面板上の所定位置に設置される取付金具
と、上記取付金具に設けられた取付孔を貫通して上記表
面板の裏面側に配設される取付座にねじ結合することに
よって取付金具を固定する固定ボルトとを具備する積層
パネルにおいて、 上記取付座を断面略逆ハット状の形
材にて形成すると共に、この形材の凹溝の内側面に凹溝
の深さ方向に連続する凹凸条を形成し、この凹凸条を固
定ボルトにねじ結合可能にした、ことを特徴とする。
【0018】このように構成することにより、固定ボル
トと形材の凹凸条とのねじ部を伝わって侵入する雨水等
を凹溝の底部で受け止めることができ、雨水等がパネル
本体内へ侵入するのを防止することができる。また、形
材の凹溝の任意の位置に固定ボルトをねじ結合すること
ができるので、取付金具の取付を容易にすることができ
ると共に、取付位置の調整を容易にすることができる。
【0019】上記請求項8記載の発明において、上記表
面板の辺部間に中空状枠材を介在させてパネル本体を形
成し、上記枠材の側壁と形材の端部とを当接させると共
に、枠材の側壁に、形材の凹溝と連通する連通口を穿設
する方が好ましい(請求項9)。
【0020】このように構成することにより、形材の凹
溝にて受け止めた雨水等を連通口を介して中空状枠材内
に流し、その後、枠材の開口端から外部に排水すること
ができる。
【0021】また、上記請求項8又は9記載の発明にお
いて、上記表面板と枠材、表面板と取付座及び枠材と取
付座とをろう付する方が好ましい(請求項10)。
【0022】このように構成することにより、固定ボル
トと取付座とのねじ結合部以外の箇所からパネル本体内
に侵入する雨水等を確実に防止することができる。
【0023】また、請求項11記載の発明は、一対の表
面板間にコア材を介在してなるパネル本体と、上記パネ
ル本体の一方の表面板上の所定位置に設置される取付金
具と、上記取付金具に設けられた取付孔を貫通して上記
表面板の裏面側に配設される取付座にねじ結合すること
によって取付金具を固定する固定ボルトとを具備する積
層パネルにおいて、 上記取付座を、取付座本体と、こ
の取付座本体に貫挿固定され、かつ、その端部が表面板
と略同一面に位置するねじ部材とで構成すると共に、ね
じ部材と表面板とをろう付してなる、ことを特徴とす
る。
【0024】このように構成することにより、取付座と
表面板との隙間を無くして雨水等の侵入を阻止すること
ができる。
【0025】上記請求項11記載の発明において、上記
表面板の辺部間に中空状枠材を介在させてパネル本体を
形成すると共に、上記枠材における表面板の当接片裏面
に取付座本体を当接し、かつ、上記表面板と枠材、枠材
と取付座本体及び枠材とねじ部材とをろう付する方が好
ましい(請求項12)。
【0026】このように構成することにより、取付座と
表面板との当接部以外の表面板と枠材、枠材と取付座本
体及び枠材とねじ部材の当接部の隙間を無くして、更に
確実に雨水等の侵入を阻止することができる。また、取
付金具の取付を強固にすることができる。
【0027】また、上記請求項11又は12記載の発明
において、上記ねじ部材を有底状に形成する方が好まし
い(請求項13)。
【0028】このように構成することにより、固定ボル
トとねじ部材とのねじ部を伝わって侵入する雨水等をね
じ部材の底部で受け止めることができ、雨水等がパネル
本体内へ侵入するのを防止することができる。
【0029】加えて、上記請求項1ないし13のいずれ
かに記載の発明において、上記固定ボルトを、少なくと
もこの固定ボルトのねじ部にシール剤を塗布したシール
ボルトにて形成する方が好ましい(請求項14)。
【0030】このように構成することにより、固定ボル
トと取付座のねじ部を伝わって侵入する雨水等を更に確
実に阻止することができる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を添
付図面に基づいて詳述する。なお、図21ないし図23
で示した従来の積層パネルの構造と同じ部分には同一符
号を付して説明する。
【0032】◎第一実施形態 図1はこの発明の雨仕舞構造を有する取付金具の取付部
の第一実施形態の要部を示す平面図、図2は図1のII−
II線に沿う断面図、図3は図1のIII−III線に沿う断面
図である。
【0033】上記取付金具5は、一対の表面板1間にコ
ア材2を介在するパネル本体3の辺部側における中空状
枠材4の上方に表面板1上に設置され、取付金具5に設
けられた長孔状の取付孔7を貫通して、枠材4における
表面板1の当接片4aの裏面に当接される取付座20の
ねじ部21にねじ結合される固定ボルト6によって固定
されている。
【0034】この場合、取付金具5と固定ボルト6の頭
部6aとの間には、取付金具5の取付孔7を塞ぐ大きさ
の合成ゴム製の円形状のシートパッキン10と、このシ
ートパッキン10を取付金具5に押圧すべくシートパッ
キン10と略同じ大きさの例えばステンレス製の円形状
のパッキン押え11が介在されて、外部からパネル本体
3内への雨水等の侵入が阻止されている(図4参照)。
なお、固定ボルト6の頭部6aとパッキン押え11との
間にはスプリングワッシャ12が介在されて、パッキン
押え11によってシートパッキン10を取付金具5側に
均一に押圧してシール性の向上が図れるようになってい
る。また、取付金具5とパネル本体3の表面板1との間
には、取付金具5と略同一の大きさのゴムパッキンPが
介在されて、取付金具5とパネル本体3との当接部から
の雨水等の侵入が阻止されている。
【0035】なお、上記表面板1はアルミニウム製の板
材にて形成され、枠材4はアルミニウム製の押出形材に
て中空矩形状に形成されている。コア材2はアルミニウ
ム製の円筒状押出形材あるいはアルミニウム製の帯板を
円筒状に屈曲加工したものにて形成されている。また、
取付金具5はブラケット部5aを直角状に屈曲したアン
グル状にステンレス製部材にて形成されている。また、
固定ボルト6は、ステンレス製のボルトにて形成されて
いる。この場合、固定ボルト6に、ねじ部にシール剤
(図示せず)を塗布したシールボルトを用いることによ
り、固定ボルト6と取付座20のねじ結合部のシール性
の向上が図れる点で好ましい。
【0036】一方、取付座20は、図2及び図3に示す
ように、平坦状基部22aの両側縁に一対の垂下片22
bを有するチャンネル状のステンレス製の取付座本体2
2と、この取付座本体22の平坦状基部22aに穿設さ
れた貫通孔22cと合致するように配設されると共に、
溶接によって固定されるステンレス製の矩形ブロック状
ナット23とで構成されている。
【0037】上記のように構成される表面板1、枠材
4、コア材2及び取付座20にてハニカムパネルを形成
するには、まず、一方の表面板1を敷設して、この表面
板1の周辺に枠材4を矩形状に枠組みし、枠材4の内方
側空間にコア材2を配置する。この際、枠材4内の所定
位置例えば角部付近に取付座20を図示しないねじやリ
ベットあるいは溶接等で固定しておく。次に、枠材4及
びコア材の上面側に他方の表面板1を配置して、これら
表面板1、枠材4、コア材、取付座20をろう付にて一
体成形する。
【0038】この場合、上記表面板1、枠材4及びコア
材2のうちの少なくともコア材2は、その外表面にろう
付用のろう材(JIS A4045等)を用いたアルミ
ニウムクラッド材にて形成されている。したがって、コ
ア材2がアルミニウム製帯板を屈曲して形成される場合
においても、パネル本体3の成形後においては、帯板の
両端の分離部はろう付によって接合され、コア材2は完
全に円筒状になる。なおこの場合、コア材2の側面に空
気孔2aを設けておく方が好ましい。空気孔2aを設け
ることにより、パネル成形時の高温度下においてコア材
2の中空部内で膨脹する空気を外部に排出することがで
き、パネルの成形性の向上を図ることができるからであ
る。また、同様に上記枠材4の側壁4bにも空気孔4c
が設けられている。
【0039】なお、表面板1、枠材4及びコア材2のい
ずれかを、その表面にろう材を用いたアルミニウムクラ
ッド材にて形成することも可能であり、あるいは、表面
板1、枠材4及びコア材2のいずれにもアルミニウムク
ラッド材を用いずに、それらの間にろう材を挟んで、熱
処理時にろう材を溶かしてろう付するようにしてもよ
い。この場合、フラックスとして非腐食性フラックス例
えばKF+Al3あるいはK AlF4+K3AlF6+K2
AlF5・H2O等のフラックスを用いて表面板1、枠材
4及びコア材2を接合する方が好ましい。
【0040】上記のようにして成形されたパネル本体3
に取付金具5を取り付けるには、まず、取付座20が配
設された位置に、ゴムパッキンPを介して取付金具5を
設置すると共に、取付座20のナット23と取付金具5
の取付孔7を合致させる。この場合、取付座20のナッ
ト23の配設位置が判るように、パネル本体3に目印等
を施しておく方がよい。次に、図4に示すように、取付
金具5の取付孔7の上方にシートパッキン10及びパッ
キン押え11を配設すると共に、スプリングワッシャ1
2を介して固定ボルト6のねじ部6bを、パッキン押え
11に設けられた貫通孔11a、シートパッキン10に
設けられた貫通孔10a及び取付孔7に貫通し、そし
て、取付座20のナット23にねじ結合して取付金具5
をパネル本体3に固定する。この状態において、取付金
具5と固定ボルト6の頭部6aとの間に、シートパッキ
ン10及びパッキン押え11が挟持されて、固定ボルト
6のねじ部6bと取付孔7との隙間がシートパッキン1
0によって外部から塞がれる。
【0041】上記のように、取付金具5と固定ボルト6
の頭部6aとの間に、シートパッキン10及びパッキン
押え11を挟持して、固定ボルト6のねじ部6bと取付
孔7との隙間をシートパッキン10によって塞ぐことに
よって、従来のようにコーキング剤を塗布したり、充填
することなく、雨水等が取付金具5の取付部からパネル
本体3内に侵入するのを防止することができる。
【0042】◎第二実施形態 図5はこの発明の第二実施形態の要部を示す断面図、図
6は図5の6部を拡大して示す断面図である。
【0043】第二実施形態は、固定ボルトと取付座との
ねじ結合部にシール性を持たせた場合である。すなわ
ち、固定ボルト6のねじ部6bと、取付座20に設けら
れたねじ孔20aとの間に、水膨潤シール部材40を介
在させてシール性の向上を図れるようにした場合であ
る。
【0044】この場合、水膨潤シール部材40は、図7
及び図8に示すように、パネル本体3に設けられた段付
の取付孔3aに係止する外向きフランジ41と、筒状部
42とを有する筒状体にて形成されると共に、固定ボル
ト6のねじ部6bによって切裂き可能な肉薄の底部43
が形成されている。このように形成される水膨潤シール
部材40は、例えば水膨張性ポリウレタン等のような水
分と接触して膨張する性質を有する材料にて形成する方
が好適である。
【0045】上記のように形成される水膨潤シール部材
40を、図7に示すように、予めパネル本体3に設けら
れた段付きの取付孔3aに係止固定しておく。この状態
において、水膨潤シール部材40は、使用前(取付金具
5の取付前)の取付孔3aのシールキャップの作用をす
る。そして、パネル本体3の上面に取付金具5をセット
した後、平ワッシャ13を介して固定ボルト6のねじ部
6bを水膨潤シール部材40内に挿入すると共に、底部
43を切裂いて取付座20のねじ孔20aにねじ結合す
ることで、水膨潤シール部材40が固定ボルト6のねじ
部6bと取付座20のねじ孔20aとの間、及びねじ部
6bとパネル本体3の取付孔3aとの間に密接した状態
に介在される。この際、ねじ部6bとねじ孔20aとの
間に水膨潤シール部材40が巻き込まれた状態で介在さ
れるので、水密性の高いシール構造とすることができ
る。
【0046】したがって、固定ボルト6とパネル本体3
及び取付座20との隙間を水膨潤シール部材40にてシ
ールすることができるので、外部からパネル本体3内へ
の雨水等の侵入を阻止することができる。しかも、水膨
潤シール部材40は、雨水等の水分と接触することによ
り膨張するので、更にシール性を高めることができる。
また、使用前(取付金具5の取付前)に取付孔3aを水
膨潤シール部材40にて閉塞することで、使用前のパネ
ル本体3内に雨水等が侵入するのを阻止することができ
る。
【0047】なお、第二実施形態において、その他の部
分は、上記第一実施形態と同じであるので、同一部分に
は同一符号を付して説明は省略する。
【0048】◎第三実施形態 図9はこの発明の第三実施形態の要部を拡大して示す断
面図、図10は図9のX−X線に沿う断面図、図11は
図9のXI−XI線に沿う断面図である。
【0049】第三実施形態は、上記第二実施形態とは別
に固定ボルトと取付座とのねじ結合部にシール性を持た
せた場合である。すなわち、取付座20Aのねじ部26
を有底状に形成して、固定ボルト6と取付座20Aとの
ねじ結合部から雨水等がパネル本体3内に侵入するのを
阻止するようにしたした場合である。
【0050】この場合、取付座20Aは、アルミニウム
製押出形材を所定の寸法に切断したピース状に形成され
ている。この取付座20Aは、図12に示すように、矩
形ブロック24aと、この矩形ブロック24aの上端の
対向する辺に延在する一対の外向きフランジ24bとで
構成されており、矩形ブロック24aに、後述するセル
フタッピング・インサート25をねじ込むことで、有底
状のねじ部26が形成されている。
【0051】上記のように形成される取付座20Aは、
上記中空状枠材4における表面板1の当接片4a裏面に
当接されて皿子ねじ27にて固定されると共に、枠材4
との間に介在されるろう材R(置きろう)によって枠材
4の中空部内に配設される。この取付座20Aは、上述
した工程によって成形されるパネル本体3の成形と同時
に、ろう付によって枠材4の中空部内に配設される。こ
の場合、取付座20Aの外向きフランジ24bの上面、
すなわち枠材4の当接片4aの裏面に当接する面に図1
2に二点鎖線で示すような凹凸細条24cを設けておけ
ば、ろう付を良好にすることができる。
【0052】上記のようにして取付座20Aを配設した
パネル本体3に、取付金具5を取り付けるには、まず、
取付座20Aが配設された位置に向かって表面板1及び
枠材4(具体的には表面板当接片4a)を介して取付座
20Aの矩形ブロック24aにセルフタッピング・イン
サート25ねじ込んで有底状のねじ部26を形成する。
なお、予め矩形ブロック24aにセルフタッピング・イ
ンサート25をねじ込んで有底状ねじ部26を形成する
ことも可能である。次に、取付金具5と略同一の大きさ
のゴムパッキンPを介して取付金具5を設置し、取付金
具5の取付孔7に固定ボルト6のねじ部6bを貫通して
取付座20Aの有底状ねじ部26にねじ結合して、取付
金具5を固定する。なおこの場合、固定ボルト6の頭部
6aと取付金具5との間には、スプリングワッシャ12
及び平ワッシャ13が介在されている。
【0053】上記のように、固定ボルト6を有底状ねじ
部26を有する取付座20Aにねじ結合して取付金具5
を取り付けることにより、固定ボルト6と取付座20A
のねじ部を伝わって侵入する雨水等を取付座20Aの底
部で受け止めることができるので、雨水等がパネル本体
内へ侵入するのを防止することができる。この場合、固
定ボルト6をねじ部6bにシール剤を塗布したシールボ
ルトにて形成することにより、固定ボルト6と取付座2
0Aのねじ部を伝わって侵入する雨水等を更に確実に阻
止することができる。なお、取付座20Aの底部に溜ま
った雨水等は外気温度によって自然蒸発される。
【0054】なお、第三実施形態において、その他の部
分は上記第一実施形態と同じであるので、同一部分には
同一符号を付して説明は省略する。
【0055】◎第四実施形態 図13はこの発明の第四実施形態の雨仕舞構造を有する
積層パネルの一部を断面で示す平面図、図14は図13
のXIV−XIV線に沿う断面図である。
【0056】第四実施形態は、固定ボルトと取付座との
ねじ結合部にシール性を持たせると共に、当該ねじ結合
部から侵入する雨水等を外部に排水するようにした場合
である。すなわち、図14及び図15に示すように、取
付座20Bを、凹溝28aの開口側両端に一対の外向き
フランジ28bを延在する断面略逆ハット状のアルミニ
ウム製押出形材にて形成すると共に、凹溝28aの内側
面に凹溝28aの深さ方向に連続する凹凸条29を形成
し、この凹凸条29を固定ボルト6のねじ部とし、ま
た、上記枠材4の側壁4bと形材すなわち取付座20B
の端部とを当接させると共に、枠材4の側壁4bに、取
付座20Bの凹溝28aと連通する連通口30を穿設し
た場合である(図13及び図16参照)。
【0057】この場合、取付座20Bと表面板1、枠材
4及びコア材2は、それぞれろう材Rを介してろう付さ
れている。なお、取付座20Bを配設した部分には、図
14に示すような高さの異なるコア材2A,2Bが配設
されている。
【0058】上記のようにして取付座20Bを配設した
パネル本体3に、取付金具5を取り付けるには、まず、
取付座20Bが配設された位置に、ゴムパッキンPを介
して取付金具5を設置し、取付金具5の取付孔7に固定
ボルト6のねじ部6bを貫通して取付座20Bの凹溝2
8aにねじ結合して、取付金具5を固定することができ
る。したがって、取付金具5を取付座20Bの凹溝28
aに沿わせて調節することができるので、取付金具5の
取付を容易にすることができる。なおこの場合、固定ボ
ルト6の頭部6aと取付金具5との間には、スプリング
ワッシャ12が介在されているが、上記第三実施形態と
同様に、スプリングワッシャ12と共に平ワッシャ13
を介在させてもよい。
【0059】上記のように、固定ボルト6を取付座20
Bにねじ結合して取付金具5を取り付けることにより、
固定ボルト6と取付座20Bのねじ部を伝わって侵入す
る雨水等を取付座20Bの底部で受け止めることができ
るので、雨水等がパネル本体内へ侵入するのを防止する
ことができる。また、凹溝28a内に受け止められた雨
水等は連通口30を介して中空枠材4内に流れた後、枠
材4の開口から外部に排水される。なお、固定ボルト6
をねじ部6bにシール剤を塗布したシールボルトにて形
成することにより、固定ボルト6と取付座20Bのねじ
部を伝わって侵入する雨水等を更に確実に阻止すること
ができる。
【0060】また、上記のように、取付座20Bをパネ
ル本体3の対向する両辺に介在される枠材4間に配設す
ることにより、積層パネル自体の強度を向上させること
ができると共に、取付金具5を強固に取り付けることが
できる。なお、取付座20Bを両枠材4に当接しない場
合には、図15に示すように、取付座20Bの凹溝28
aの開口端を塞ぎ板31にて閉塞する方が好ましい。な
お、塞ぎ板31はアルミニウム製板材にて形成すること
により、取付座20Bにろう付することができる。
【0061】なお、第四実施形態において、その他の部
分は上記第一実施形態ないし第三実施形態と同じである
ので、同一部分には同一符号を付して説明は省略する。
【0062】◎第五実施形態 図17はこの発明の第五実施形態の要部を示す断面図、
図18は第五実施形態における取付座の取付状態を示す
拡大断面図である。
【0063】第五実施形態は、取付座20Cとパネル本
体3の表面板1とにシール性を持たせるようにした場合
である。すなわち、取付座20Cを、図18及び図19
に示すように、上記中空状枠材4の表面板当接片4aの
裏面に当接する取付座本体32aと、この取付座本体3
2aに貫挿固定され、かつ、その端部がパネル本体3の
表面板1と略同一面に位置するねじ部材32bとで構成
すると共に、ねじ部材32bと表面板1及び取付座本体
32aと枠材4とをろう付した場合である。
【0064】この場合、取付座本体32aは、略チャン
ネル状のステンレス製部材にて形成されており、取付座
本体32aの平坦部の中央部に穿設された円形孔32c
に、ステンレス製の円柱状のねじ部材32bが貫挿され
て、取付座20Cが形成されている。なお、ねじ部材3
2bは必ずしも円柱状である必要はなく、例えば四角あ
るいは六角等の角柱状にしてもよい。この場合は、円柱
孔32cに代えて四角孔あるいは六角孔を取付座本体3
2aの平坦部に穿設すればよい。
【0065】上記のように形成される取付座20Cをパ
ネル本体3に配設するには、図14に示すように、表面
板1及び枠材4表面板当接片4aに穿設された貫通孔1
a,4d内にろう材R(置きろう)を介して取付座20
Cのねじ部材32bを遊嵌すると共に、取付座本体32
aをろう材R(置きろう)を介して枠材4の表面板当接
片4aの裏面に当接して、上述したパネル本体3の成形
と同時にろう付する。
【0066】上記のようにして成形されたパネル本体3
に取付金具5を取り付けるには、まず、取付座20Cが
配設された位置に、ゴムパッキンPを介して取付金具5
を設置し、取付金具5の取付孔7に固定ボルト6のねじ
部6bを貫通して取付座20Cのねじ部材32bにねじ
結合して、取付金具5を固定することができる。なおこ
の場合、固定ボルト6の頭部6aと取付金具5との間に
は、スプリングワッシャ12と平ワッシャ13が介在さ
れている。
【0067】上記のように、取付座20Cのねじ部材3
2bを外部に露出させた状態とすることにより、取付金
具5の取付を容易にすることができる。しかも、取付座
20Cと表面板1及び枠材4とがろう付されているの
で、取付座20Cの取付部から雨水等がパネル本体3内
に侵入するのを阻止することができる。
【0068】なおこの場合、図20に示すように、取付
座20Cのねじ部材32bの開口端に底板33を固着す
ることにより、有底状ねじ部とすることができるので、
固定ボルト6と取付座20Cとのねじ部から侵入する雨
水等を底板33にて受け止めることができる。また、固
定ボルト6を、ねじ部6bにシール剤を塗布したシール
ボルトにて形成することにより、更に雨水等の侵入を確
実に阻止することができる。
【0069】なお、第五実施形態において、その他の部
分は上記第一実施形態ないし第四実施形態と同じである
ので、同一部分には同一符号を付して説明は省略する。
【0070】◎その他の実施形態 上記実施形態では、取付金具5がブラケット部5aを有
するアングル状の場合について説明したが、その他の形
状の取付金具についても同様にパネル本体3に取り付け
ることができ、取付部の雨仕舞を良好にすることができ
る。
【0071】また、上記実施形態では、コア材が円筒状
の場合について説明したが、コア材は必ずしも円筒状で
ある必要はなく、例えばアルミニウム製の三角筒状,五
角筒状あるいは六角筒状等の任意の中空体にて形成して
もよい。
【0072】上記実施形態では、取付金具5が積層パネ
ルの4箇所に配置される場合について説明したが、取付
金具5の配置箇所及び配置数は任意でよく、例えば積層
パネルの6箇所あるいは8箇所等に取付金具5を取り付
けることも可能である。
【0073】
【発明の効果】以上に説明したようにこの発明の積層パ
ネルの雨仕舞構造によれば、上記のように構成されるの
で、以下のような優れた効果が得られる。
【0074】1)請求項1記載の発明によれば、取付金
具の取付孔と固定ボルトとの隙間をシートパッキンにて
閉塞することができるので、外部からパネル本体内への
雨水等の侵入を阻止することができ、雨仕舞の信頼性の
向上及びメンテナンスの向上が図れる。
【0075】2)請求項2〜4記載の発明によれば、固
定ボルトのねじ部と取付座のねじ孔との間に水膨潤シー
ル部材を巻き込んだ状態に介在することができるので、
固定ボルトとパネル本体及び取付座との隙間を水膨潤シ
ール部材にてシールすることができると共に、外部から
パネル本体内への雨水等の侵入を阻止することができ
る。更に、水膨潤シール部材は、雨水等の水分と接触す
ることにより膨張するので、更にシール性の向上を図る
ことができる。また、水膨潤シール部材に底部を形成す
ることにより、使用前(取付金具の取付前)には、取付
孔のシールキャップとして使用することができるので、
使用前におけるパネル本体内への雨水等の侵入を阻止す
ることができる。
【0076】3)請求項5記載の発明によれば、固定ボ
ルトと取付座のねじ部を伝わって侵入する雨水等を取付
座の底部で受け止めることができ、雨水等がパネル本体
内へ侵入するのを防止することができるので、雨仕舞の
信頼性の向上及びメンテナンスの向上が図れる。
【0077】4)請求項6記載の発明によれば、上記
1)〜3)に加えてコア材側への雨水等の侵入を更に少
なくすることができると共に、取付金具の取付を強固に
することができる。この場合、取付座における枠材の当
接片裏面に当接する面に、凹凸細条を形成することによ
り、取付座のろう付を強固にすることができるので、取
付金具の取付を更に強固にすることができる(請求項
7)。
【0078】5)請求項8記載の発明によれば、固定ボ
ルトと形材の凹凸条とのねじ部を伝わって侵入する雨水
等を凹溝の底部で受け止めることができ、雨水等がパネ
ル本体内へ侵入するのを防止することができ、雨仕舞の
信頼性の向上及びメンテナンスの向上が図れる。また、
形材の凹溝の任意の位置に固定ボルトをねじ結合するこ
とができるので、取付金具の取付を容易にすることがで
きると共に、取付位置の調整を容易にすることができ
る。
【0079】6)請求項9記載の発明によれば、上記
5)に加えて形材の凹溝にて受け止めた雨水等を連通口
を介して中空状枠材内に流し、その後、枠材の開口端か
ら外部に排水することができる。
【0080】7)請求項10記載の発明によれば、上記
5)、6)に加えて固定ボルトと取付座とのねじ結合部
以外の箇所からパネル本体内に侵入する雨水等を確実に
防止することができる。
【0081】8)請求項11記載の発明によれば、取付
座と表面板との隙間を無くして雨水等の侵入を阻止する
ことができ、雨仕舞の信頼性の向上及びメンテナンスの
向上が図れる。
【0082】9)請求項12によれば、取付座と表面板
との当接部以外の表面板と枠材、枠材と取付座本体及び
枠材とねじ部材の当接部の隙間を無くして、更に確実に
雨水等の侵入を阻止することができる。また、取付金具
の取付を強固にすることができる。
【0083】10)請求項13記載の発明によれば、上
記8)、9)に加えて固定ボルトとねじ部材とのねじ部
を伝わって侵入する雨水等をねじ部材の底部で受け止め
ることができ、雨水等がパネル本体内へ侵入するのを防
止することができる。
【0084】11)請求項14記載の発明によれば、固
定ボルトと取付座のねじ部を伝わって侵入する雨水等を
更に確実に阻止することができるので、上記1)〜1
0)に加えて更に雨仕舞の信頼性の向上及びメンテナン
スの向上が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の雨仕舞構造を有する取付金具の取付
部の第一実施形態の要部を示す平面図である。
【図2】図1のII−II線に沿う断面図である。
【図3】図1のIII−III線に沿う断面図である。
【図4】第一実施形態におけるシートパッキンとパッキ
ン押えを示す分解斜視図である。
【図5】この発明の第二実施形態の要部を示す断面図で
ある。
【図6】図5のVI部を拡大して示す断面図である。
【図7】第二実施形態においる水膨潤シール部材の取付
状態を示す断面図である。
【図8】上記水膨潤シール部材の断面斜視図である。
【図9】この発明の第三実施形態の要部を示す拡大断面
図である。
【図10】図9のX−X線に沿う断面図である。
【図11】図9のXI−XI線に沿う断面図である。
【図12】第三実施形態における取付座を示す斜視図で
ある。
【図13】この発明の第四実施形態の雨仕舞構造を有す
る積層パネルの一部を断面で示す平面図である。
【図14】図13のXIV−XIV線に沿う断面図である。
【図15】第四実施形態における取付座を示す斜視図で
ある。
【図16】第四実施形態における枠材と取付座との連通
部を示す断面図である。
【図17】この発明の第五実施形態の要部を示す断面図
である。
【図18】第五実施形態における取付座の取付状態を示
す拡大断面図である。
【図19】第五実施形態における取付座を示す斜視図で
ある。
【図20】第五実施形態における別の形態を示す断面図
である。
【図21】取付金具を取り付けた積層パネルを示す斜視
図(a)及び従来の取付金具の取付状態を示す斜視図
(b)である。
【図22】従来の取付金具の取付部を示す断面図であ
る。
【図23】従来の取付金具の取付部の拡大断面図であ
る。
【符号の説明】
R ろう材 1 表面板 2 コア材 3 パネル本体 4 中空状枠材 4a 表面板当接片 5 取付金具 6 固定ボルト 6a 固定ボルトの頭部 6b 固定ボルトのねじ部 7 取付孔 10 シートパッキン 11 パッキン押え 20,20A〜20C 取付座 20a ねじ孔 21 ねじ部 22 取付座本体 23 ブロック状ナット 25 セルフタッピング・インサート 26 有底状ねじ部 28a 凹溝 29 凹凸条 30 連通口 32a 取付座本体 32b ねじ部材 33 底板 40 水膨潤シール部材 41 外向きフランジ 42 筒状部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山本 博 大阪府堺市下田町20番1号 日本軽金属株 式会社大阪工場内 (72)発明者 松永 章生 静岡県庵原郡蒲原町蒲原1丁目34番1号 日本軽金属株式会社グループ技術センター 内 (72)発明者 吉見 章彦 東京都品川区東品川2丁目2番20号 日本 軽金属株式会社内 Fターム(参考) 2E110 AA13 DD01 DD02 GB06W 2E162 CB08 3J001 AA06 BA01 CA01 DB04 EA00 4F100 BA01 DB02A DC01A GB07 JD05

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の表面板間にコア材を介在してなる
    パネル本体と、上記パネル本体の一方の表面板上の所定
    位置に設置される取付金具と、上記取付金具に設けられ
    た取付孔を貫通して上記表面板の裏面側に配設される取
    付座にねじ結合することによって取付金具を固定する固
    定ボルトとを具備する積層パネルにおいて、 上記取付金具と固定ボルトの頭部との間に、取付金具の
    取付孔を塞ぐ大きさのシートパッキンと、このシートパ
    ッキンを上記取付金具に押圧するパッキン押えを介在し
    てなる、ことを特徴とする積層パネルの雨仕舞構造。
  2. 【請求項2】 一対の表面板間にコア材を介在してなる
    パネル本体と、上記パネル本体の一方の表面板上の所定
    位置に設置される取付金具と、上記取付金具に設けられ
    た取付孔を貫通して上記表面板の裏面側に配設される取
    付座にねじ結合することによって取付金具を固定する固
    定ボルトとを具備する積層パネルにおいて、 上記固定ボルトのねじ部と少なくとも上記取付座に設け
    られるねじ孔との間に水膨潤ゴム部材を介在してなる、
    ことを特徴とする積層パネルの雨仕舞構造。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の積層パネルの雨仕舞構造
    において、 上記水膨潤シール部材が、予めパネル本体に設けられた
    取付孔に係止固定される外向きフランジ付の筒状部を有
    する、ことを特徴とする積層パネルの雨仕舞構造。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の積層パネルの雨仕舞構造
    において、 上記水膨潤シール部材が、肉薄の底部を具備する、こと
    を特徴とする積層パネルの雨仕舞構造。
  5. 【請求項5】 一対の表面板間にコア材を介在してなる
    パネル本体と、上記パネル本体の一方の表面板上の所定
    位置に設置される取付金具と、上記取付金具に設けられ
    た取付孔を貫通して上記表面板の裏面側に配設される取
    付座にねじ結合することによって取付金具を固定する固
    定ボルトとを具備する積層パネルにおいて、 上記取付座のねじ部を有底状に形成してなる、ことを特
    徴とする積層パネルの雨仕舞構造。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれかに記載の積
    層パネルの雨仕舞構造において、 上記表面板の辺部間に中空状枠材を介在させてパネル本
    体を形成すると共に、上記枠材における表面板の当接片
    裏面に取付座を当接し、かつ、上記表面板と枠材及び枠
    材と取付座とをろう付してなる、ことを特徴とする積層
    パネルの雨仕舞構造。
  7. 【請求項7】 請求項5又は6記載の積層パネルの雨仕
    舞構造において、 上記取付座における枠材の当接片裏面に当接する面に、
    凹凸細条を形成してなる、ことを特徴とする積層パネル
    の雨仕舞構造。
  8. 【請求項8】 一対の表面板間にコア材を介在してなる
    パネル本体と、上記パネル本体の一方の表面板上の所定
    位置に設置される取付金具と、上記取付金具に設けられ
    た取付孔を貫通して上記表面板の裏面側に配設される取
    付座にねじ結合することによって取付金具を固定する固
    定ボルトとを具備する積層パネルにおいて、 上記取付座を断面略逆ハット状の形材にて形成すると共
    に、この形材の凹溝の内側面に凹溝の深さ方向に連続す
    る凹凸条を形成し、この凹凸条を固定ボルトにねじ結合
    可能にした、ことを特徴とする積層パネルの雨仕舞構
    造。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の積層パネルの雨仕舞構造
    において、 上記表面板の辺部間に中空状枠材を介在させてパネル本
    体を形成し、上記枠材の側壁と形材の端部とを当接させ
    ると共に、枠材の側壁に、形材の凹溝と連通する連通口
    を穿設してなる、ことを特徴とする積層パネルの雨仕舞
    構造。
  10. 【請求項10】 請求項8又は9記載の積層パネルの雨
    仕舞構造において、 上記表面板と枠材、表面板と取付座及び枠材と取付座と
    をろう付してなる、ことを特徴とする積層パネルの雨仕
    舞構造。
  11. 【請求項11】 一対の表面板間にコア材を介在してな
    るパネル本体と、上記パネル本体の一方の表面板上の所
    定位置に設置される取付金具と、上記取付金具に設けら
    れた取付孔を貫通して上記表面板の裏面側に配設される
    取付座にねじ結合することによって取付金具を固定する
    固定ボルトとを具備する積層パネルにおいて、 上記取付座を、取付座本体と、この取付座本体に貫挿固
    定され、かつ、その端部が表面板と略同一面に位置する
    ねじ部材とで構成すると共に、ねじ部材と表面板とをろ
    う付してなる、ことを特徴とする積層パネルの雨仕舞構
    造。
  12. 【請求項12】 請求項11記載の積層パネルの雨仕舞
    構造において、 上記表面板の辺部間に中空状枠材を介在させてパネル本
    体を形成すると共に、上記枠材における表面板の当接片
    裏面に取付座本体を当接し、かつ、上記表面板と枠材、
    枠材と取付座本体及び枠材とねじ部材とをろう付してな
    る、ことを特徴とする積層パネルの雨仕舞構造。
  13. 【請求項13】 請求項11又は12記載の積層パネル
    の雨仕舞構造において、 上記ねじ部材を有底状に形成してなる、ことを特徴とす
    る積層パネルの雨仕舞構造。
  14. 【請求項14】 請求項1ないし13のいずれかに記載
    の積層パネルの雨仕舞構造において、 上記固定ボルトを、少なくともこの固定ボルトのねじ部
    にシール剤を塗布したシールボルトにて形成してなる、
    ことを特徴とする積層パネルの雨仕舞構造。
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