JP3160498B2 - 目地構造 - Google Patents

目地構造

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JP3160498B2
JP3160498B2 JP18994895A JP18994895A JP3160498B2 JP 3160498 B2 JP3160498 B2 JP 3160498B2 JP 18994895 A JP18994895 A JP 18994895A JP 18994895 A JP18994895 A JP 18994895A JP 3160498 B2 JP3160498 B2 JP 3160498B2
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京一 宮地
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ナショナル住宅産業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、プレハブ住宅等
の外壁パネルにおける目地構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、図8ないし図10に示すよう
な外壁パネル10がある。図8は外壁パネル10の外装
材側の正面図を示しており、複数枚の外装材11が上下
に並設されている。また、図8のIX−IX断面図を図
9に、X−X断面図を図10に示す。
【0003】図9および図10において、12は内向き
溝形鋼を矩形に組んでなる外枠であり、外枠12内に複
数本の溝形鋼からなる縦桟13が設けられており、これ
ら外枠12と縦桟13とで枠組体14を構成している。
外装材11はALC製であって、上下に並設して枠組体
14にビス15(図8)にて固定されている。また、枠
組体14の屋内面には石膏スラグ板等からなる内装材1
6がビス止めされており、さらに枠組体14内には断熱
材(グラスウール)17が介挿されている。
【0004】図11は、外壁パネル10を左右に並設し
て設置した状態の屋外側の正面図を示している。左右に
並設した外壁パネル10間には縦目地18が形成され、
その縦目地18部分を拡大したのが図12であって、縦
目地18に沿って目地部材50が設けられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、複数の外装材
11を上下に並設した外壁パネル10を、左右に並設し
てなる外壁においては、以下の問題点がある。すなわ
ち、上下に並設した外装材11間には横目地19が形成
され、その横目地19にシーラント51を充填する。し
かし、図12および図13のように、左右に並設した外
壁パネル10,10間の縦目地18においては、横目地
19が縦目地18に開口しているため、横目地19に充
填したシーラント51が垂れて表面が傾斜し、シーラン
ト51と目地部材50との間に隙間52が発生する。こ
のため、その隙間52から雨水が外壁パネル10内や屋
内に漏水し、結露の発生や外壁パネル10が腐食すると
いった問題があった。
【0006】したがって、この発明の目的は、外装材間
の目地の端部からの漏水を確実に防ぐことができる目地
構造を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明の目地構造は、
外壁パネルの上下に並設した複数枚の外装材の間に形成
された横目地にシーラントを充填し、隣接する外壁パネ
ル間の縦目地に目地部材を取付けた目地構造において、
前記縦目地の両側に位置する前記横目地の端部に一対の
シーラント堰き止め部材を設けて前記横目地にシーラン
トを充填し、前記シーラント堰き止め部材に対して隙間
が発生しないように前記目地部材を配置するとともに、
前記目地部材に突設したボルトを前記外壁パネル間に挿
通し、前記ボルトに締め付けられるワッシャと前記目地
部材とで前記外壁パネルを表裏面から挟み付けるように
したことを特徴とする。なお、シーラント堰き止め部材
としては、弾性水密材を用い、目地の端部に圧入した
り、粘着テープを用い、外装材の側端面に貼付ける。
【0008】この発明の目地構造によると、外装材の目
地の端部をシーラント堰き止め部材にて塞いだので、目
地に充填したシーラントが垂れず、目地の端部にまで渡
って均一にシーラントを充填できる。したがって、外装
材間の目地の端部からの漏水を確実に防ぐことができ
る。また、目地部材はボルトを外壁パネル間に挿通し、
ボルトに締め付けられるワッシャと目地部材とで外壁パ
ネルを表裏面から挟み付けることで、外壁パネルどうし
を接合することができる。シーラント堰き止め部材を弾
性水密材にて形成することで、水密性が向上し、漏水を
より一層確実に防ぐことができる。また、粘着テープに
て形成することで、外装材の側端面に貼付けるだけでよ
く、施工性に優れる。
【0009】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態を図1ない
し図7に基づいて説明する。図1において、10は外壁
パネルであり、外壁パネル10の構造は図8ないし図1
0に示した外壁パネルと同様であって、同一部分は同一
符号を付してその説明を省略する。また、外壁パネル1
0は、図11に示すように、左右に並設されており、図
1はその縦目地18部分の拡大断面図を示している。
【0010】図1において、30は、縦目地18に沿っ
て設けた目地部材である。目地部材30は、図3ないし
図6に示すように構成されている。図において、31は
金属製の座板、32は座板31の裏面に並設した複数の
ボルト、33は座板31の裏面に設けたシール材(EP
DM等)、34は両面接着テープである。目地部材30
は、図1に示すように、各ボルト32を外壁パネル1
0,10間に挿通し、ワッシャ35を挿通してナット3
6を締結する。目地部材30の座板31にはカバー37
を被覆しておき、座板31とワッシャ35にて両外壁パ
ネル10,10を表裏面から挟み付け、外壁パネル1
0,10どうしを接合する。
【0011】また、各外壁パネル10の外装材11の横
目地19の両端部には、あらかじめシーラント堰き止め
部材40を圧入しておく。シーラント堰き止め部材40
は、弾性水密材にて構成されており、横目地19の端部
に圧入して接着剤等にて接着する。また、横目地19の
両端のシーラント堰き止め部材40,40の間にシーラ
ント41を充填する。この場合、縦目地18の両側に位
置する横目地19の端部に一対のシーラント堰き止め部
材40を設けて横目地19にシーラント41を充填し、
シーラント堰き止め部材40に対して隙間が発生しない
ように目地部材30を配置するとともに、上記のように
目地部材30に突設したボルト32を外壁パネル10,
10間に挿通し、ボルト32に締め付けられるワッシャ
35と目地部材30とで外壁パネル10を表裏面から挟
み付けるようにした。
【0012】このように構成された目地構造によると、
外装材11の横目地19の両端をシーラント堰き止め部
材40にて塞いだので、横目地19に充填したシーラン
ト41が垂れず、横目地19の端部にまで渡って均一に
充填される。したがって、左右に並設した外壁パネル1
0,10間の縦目地18に設けた目地部材30と、シー
ラント堰き止め部材40との間に隙間が発生せず、横目
地19の端部から雨水が外壁パネル10内や屋内に漏水
するのを確実に防ぐことができる。よって、結露の発生
や外壁パネル10が腐食するといった問題もなくなる。
【0013】また、シーラント堰き止め部材40を弾性
水密材にて形成することで、シーラント堰き止め部材4
0と目地部材30のシール材33との間の水密性が向上
し、漏水をより一層確実に防ぐことができる。なお、図
7に、横目地19の端部を塞ぐシーラント堰き止め部材
の変形例を示す。この例のシーラント堰き止め部材42
は防水性を有した粘着テープからなるものであり、横目
地19の端部開口を覆って、上下に並設した両外装材1
1,11の側端面間に渡って貼着する。このように、横
目地19の端部をシーラント堰き止め部材42にて閉塞
することで、シーラント41が横目地19の端部にまで
渡って均一に充填され、目地部材30とシーラント41
との間に隙間が発生せず、漏水を確実に防ぐことができ
る。さらに、シーラント堰き止め部材42は、外装材1
1の側端面に貼付けるだけであり、施工性にも優れる。
【0014】
【0015】
【発明の効果】この発明の目地構造によると、外装材の
目地の端部をシーラント堰き止め部材にて塞いだので、
目地に充填したシーラントが垂れず、目地の端部にまで
渡って均一にシーラントを充填できる。したがって、外
装材間の目地の端部からの漏水を確実に防ぐことがで
き、結露の発生や外壁パネルの腐食を防止できる。
た、目地部材はボルトを外壁パネル間に挿通し、ボルト
に締め付けられるワッシャと目地部材とで外壁パネルを
表裏面から挟み付けることで、外壁パネルどうしを接合
することができる。また、シーラント堰き止め部材を弾
性水密材にて形成することで、水密性が向上し、漏水を
より一層確実に防ぐことができる。また、粘着テープに
て形成することで、外装材の側端面に貼付けるだけでよ
く、施工性に優れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態における縦目地部分の断
面図である。
【図2】この発明の実施の形態における横目地端部の斜
視図である。
【図3】この発明の実施の形態において使用する目地部
材の正面図である。
【図4】この発明の実施の形態において使用する目地部
材の側面図である。
【図5】図3のV−V断面図である。
【図6】図3のVI−VI断面図である。
【図7】この発明の実施の形態の変形例における横目地
端部の斜視図である。
【図8】外壁パネルの正面図である。
【図9】図8のIX−IX断面図である。
【図10】図8のX−X断面図である。
【図11】外壁パネルを左右に並設した状態の正面図で
ある。
【図12】図11のXII−XII断面図である。
【図13】従来例における横目地端部の斜視図である。
【符号の説明】
10 外壁パネル 11 外装材 19 横目地 40 シーラント堰き止め部材 41 シーラント

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外壁パネルの上下に並設した複数枚の外
    装材の間に形成された横目地にシーラントを充填し、隣
    接する外壁パネル間の縦目地に目地部材を取付けた目地
    構造において、前記縦目地の両側に位置する前記横目地
    の端部に一対のシーラント堰き止め部材を設けて前記横
    目地にシーラントを充填し、前記シーラント堰き止め部
    材に対して隙間が発生しないように前記目地部材を配置
    するとともに、前記目地部材に突設したボルトを前記外
    壁パネル間に挿通し、前記ボルトに締め付けられるワッ
    シャと前記目地部材とで前記外壁パネルを表裏面から挟
    み付けるようにしたことを特徴とする目地構造。
  2. 【請求項2】 シーラント堰き止め部材として弾性水密
    材を用い、目地の端部に圧入する請求項1記載の目地構
    造。
  3. 【請求項3】 シーラント堰き止め部材として粘着テー
    プを用い、外装材の側端面に貼付ける請求項1記載の目
    地構造。
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