JP2005299345A - 押出成形セメント板目地のシール構造及びそれに用いる押出成形セメント板用水切材、並びに押出成形セメント板を用いた外壁無足場工法 - Google Patents

押出成形セメント板目地のシール構造及びそれに用いる押出成形セメント板用水切材、並びに押出成形セメント板を用いた外壁無足場工法 Download PDF

Info

Publication number
JP2005299345A
JP2005299345A JP2004121199A JP2004121199A JP2005299345A JP 2005299345 A JP2005299345 A JP 2005299345A JP 2004121199 A JP2004121199 A JP 2004121199A JP 2004121199 A JP2004121199 A JP 2004121199A JP 2005299345 A JP2005299345 A JP 2005299345A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
horizontal
cement board
extruded cement
joint
vertical
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004121199A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukio Minami
幸男 南
Takeshi Katamoto
武志 片本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nozawa Corp
Original Assignee
Nozawa Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nozawa Corp filed Critical Nozawa Corp
Priority to JP2004121199A priority Critical patent/JP2005299345A/ja
Publication of JP2005299345A publication Critical patent/JP2005299345A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Building Environments (AREA)

Abstract

【課題】シーリング材を横目地に充填することなく、水の浸入を阻止することができる押出成形セメント板目地のシール構造を得、施工コストを低減させる。
【解決手段】横目地を通る屋外側から屋内側への水の浸入を阻止する押出成形セメント板目地のシール構造であって、上下の押出成形セメント板1a,1bの間で屋外側と屋内側に延在する水平部51と、水平部51の屋内側で起立する垂直部53と、水平部51の屋外側で垂下する垂下部59と、垂下部59の下端に形成された狭窄部61と、水平部51の下面から垂下された水返部67とからなる水切材100を横目地に配設し、上側の押出成形セメント板1aを硬質パッキン71を介して水平支持片45aに支持し、上側の押出成形セメント板1aの背面と垂直部53とに横ガスケット75を挟持させ、水平支持片45aの下面と下側の押出成形セメント板1aとの間にパッキン材を挟持させた。
【選択図】図1

Description

本発明は、両端面に開口する複数の中空穴が並設された押出成形セメント板を、中空穴が上下に延在する向きで建物躯体に取付けた押出成形セメント板目地のシール構造及びそれに用いる押出成形セメント板用水切材、並びに押出成形セメント板を用いた外壁無足場工法に関し、特に、屋内側からのシーリング材充填作業を不要にし、かつ無足場での張り付け作業を可能にした改良技術に関する。
押出成形セメント板を外壁として建物躯体に取り付ける場合、上下に隣接する押出成形セメント板同士の間には横目地が形成され、左右に隣接する押出成形セメント板同士の間には縦目地が形成される。このように形成された横目地及び縦目地は、シーリング材によってシールすることで、これらの目地部から建物躯体の屋内側への雨水の浸入が阻止されている。
例えば下記特許文献1に開示される建築躯体における水切装置では、図5に示すように、上下に配された押出成形セメント板1の下端の屋内側と屋外側の両方に内外の水切材8、11を設けた例で、内水切材8はアングル材3の上側に重合配置され、一方、外水切材11の傾斜縁25の屋内側部分が押出成形セメント板1の中空部2に臨むように配置されている。
外水切材11は上下部の押出成形セメント板1、1の屋外側下端と上端との間にホルダ16、コーキング材5を介して配置され、外水切材11の屋内側の端部は内水切材8の屋外側端部の下方に重なり状に配置されている。すなわち、外水切材11は下部の押出成形セメント板1の屋外側面に重合固定されたホルダ16に係着されている。ホルダ16は略Z字形の短尺部材で、上部の端部には係合溝26が形成され、垂直部27は押出成形セメント板1にネジ固定され、下部の先端には係合部29が形成されている。外水切材11は略L字形に形成され、上端縁の屈曲部の先端28は係合部と水返しとを成すように断面T字形に形成され、ホルダ16の上部の係合溝26に係合し、下端縁の屈曲部の先端係合部29はホルダ16の下部の外向き先端の係止部30に係止している。
上記構成によれば、外水切材11の屋内側の端部は内水切材8の屋外側端部の下方に重なり状に配置されているので、内水切材8によって屋外側に誘導された雨水は、外水切材11の傾斜縁25上面に沿って流れ落ち、コーキング材5に形成された排水孔13から屋外側に排出されるから、排水効率がよい。また、雨水の一部は外水切材11の裏側に回り込み、さらに下部の押出成形セメント板1の中空部2に導かれて下方で屋外側に排出される。したがって、雨水が屋内側に進入することは有効に阻止される。
特開平11−324140号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示される押出成形セメント板目地のシール構造は、押出成形セメント板の目地間をシーリング材にて屋外側からシールしなければならない欠点があった。このため、シーリング施工費用が発生するのは元より、シーリング作業を行うための足場設置費用も発生することになり、施工コストが増大した。また、シーリング施工を必要とするシール構造では、特に隣地建物からの距離が短い場合には、足場が組めず、シーリング施工が行えないことから、結局、押出成形セメント板の張り付け施工自体が困難となることもあった。さらに、このようなシール構造では、シーリング材の経年劣化等により雨水が建物躯体の屋外側へ浸入した場合、雨水が漏水する恐れがあり、外壁メンテナンスに要する費用も増大した。
これに対し、目地部に二次的に防水性を付与することも行われているが、二次シール工法では、パネル目地間のガスケット等により、雨水が躯体側へ浸入するのを防いでいるため、多量のガスケット等が必要であり、施工コストが増大した。
また、PC板やカーテンウォール等では、シーリング材を使用しない等圧工法も採用されている。ところが、押出成形セメント板は、薄手で高強度なため、60mm厚の標準パネルで壁体としての性能を十分に有している。一方、厚みが60mmでは、目地部に等圧工法を用いることはできない。このことから、等圧工法を行うために押出成形セメント板を100mm以上の厚みとすれば、軽量・高強度で施工性が良い押出成形セメント板の長所を生かすことができなくなった。
本発明は上記状況に鑑みてなされたもので、その第1の目的は、シーリング材を横目地に充填することなく、水の浸入を阻止することができる押出成形セメント板目地のシール構造及びそれに用いる押出成形セメント板用水切材を得、もって、施工コストの低減を図ることにある。また、その第2の目的は、押出成形セメント板を無足場で張り付け施工できる押出成形セメント板を用いた外壁無足場工法を得、もって、隣地との間隔が狭い場合であっても、低コストでの施工を可能にすることにある。
上記目的を達成するための本発明に係る請求項1記載の押出成形セメント板目地のシール構造は、上下に貫通する中空部を有した押出成形セメント板が横目地を介して上下に建物躯体に張り付けられ、前記建物躯体に固定された山形鋼材の前記横目地に挿入される水平支持片によって上側の押出成形セメント板の下端面の一部分が支持される押出成形セメント板の張り付け構造において、前記横目地を通る屋外側から屋内側への水の浸入を阻止する押出成形セメント板目地のシール構造であって、前記水平支持片の上面に載置され上下の押出成形セメント板の間で屋外側と屋内側に延在する水平部と、該水平部の屋内側で起立して前記山形鋼材の垂直片に当接する垂直部と、前記水平部の屋外側で下方の押出成形セメント板の外面に間隙を有して垂下する垂下部と、該垂下部の下端に形成され前記間隔を縮小させる方向に折曲された狭窄部と、前記水平部の下面から垂下され下側の押出成形セメント板の中空部隔壁に形成された切欠に挿入される水返部とからなる水切材が前記横目地に配設され、前記上側の押出成形セメント板の下端面の一部分が、前記水平支持片に載置された水平部に硬質パッキンを介して支持され、 前記上側の押出成形セメント板の背面と前記垂直部とに横ガスケットが挟持され、前記水平支持片の下面と下側の押出成形セメント板との間にパッキン材が挟持されたことを特徴とする。
この押出成形セメント板目地のシール構造では、上側の押出成形セメント板と下側の押出成形セメント板との間に水切材が配設され、上側の押出成形セメント板と水切材との間が硬質パッキン及び横ガスケットによって止水され、水切材と下側の押出成形セメント板との間が水返部及びパッキン材によって止水される。したがって、シーリング材を屋外側から横目地に充填する必要がなくなる。また、シーリング材の経年劣化を補修する必要がなくなり、外壁メンテナンスに要する費用も低減される。
請求項2記載の押出成形セメント板目地のシール構造は、前記横目地を介して上下に隣接する押出成形セメント板が縦目地を介して左右に隣接して前記建物躯体に張り付けられ、前記左右に隣接する押出成形セメント板の間に縦ガスケットが挟持され、前記縦目地を横断して延在する前記横ガスケットと、該横ガスケットに交差した前記縦ガスケットとの間がシーリング材によってシールされたことを特徴とする。
この押出成形セメント板目地のシール構造では、背面の縦目地を横ガスケットが横断し、交差することとなった縦ガスケットが、屋内側からシーリング材によって横ガスケットに接続され、縦ガスケットの下端と横ガスケットとの間隙が塞がれて、少量のシーリング材によって交差部の止水性が確保される。
請求項3記載の押出成形セメント板用水切材は、上下に貫通する中空部を有した押出成形セメント板が横目地を介して上下に建物躯体に張り付けられ、前記建物躯体に固定された山形鋼材の前記横目地に挿入される水平支持片によって上側の押出成形セメント板の下端面の一部分が支持される押出成形セメント板の張り付け構造において、前記横目地を通る屋外側から屋内側への水の浸入を阻止する押出成形セメント板用水切材であって、前記水平支持片の上面に載置され上下の押出成形セメント板の間で屋外側と屋内側に延在する水平部と、該水平部の屋内側で起立して前記山形鋼材の垂直片に当接する垂直部と、前記水平部の屋外側で下方の押出成形セメント板の外面に間隙を有して垂下する垂下部と、該垂下部の下端に形成され前記間隔を縮小させる方向に折曲された狭窄部と、前記水平部の下面から垂下され下側の押出成形セメント板の中空部隔壁に形成された切欠に挿入される水返部とからなることを特徴とする。
この押出成形セメント板用水切材では、屋外側から水平部の上面側に浸入し、屋内側へ伝わろうとする水が垂直部によってせき止め可能となり、かつ、狭窄部によって水切材と下側の押出成形セメント板外面との間隙が狭められ、水切材の下面側から回り込む水が浸入し難くなる。さらに、水平部に水返部が垂設され、仮に押出成形セメント板外面と狭窄部との間から水が浸入しても、浸入水が水返部に当り中空部へ排水される。
請求項4記載の押出成形セメント板を用いた外壁無足場工法は、上下に貫通する中空部を有した押出成形セメント板を、横目地を介して上下に建物躯体に張り付け、前記建物躯体に固定された山形鋼材の前記横目地に挿入される水平支持片によって上側の押出成形セメント板の下端面の一部分を支持し、前記横目地に水切材を配設して前記横目地を通る屋外側から屋内側への水の浸入を阻止する押出成形セメント板を用いた外壁無足場工法であって、前記水平支持片の上面に載置され上下の押出成形セメント板の間で屋外側と屋内側に延在する水平部と、該水平部の屋内側で起立して前記山形鋼材の垂直片に当接する垂直部と、前記水平部の屋外側で下方の押出成形セメント板の外面に間隙を有して垂下する垂下部と、該垂下部の下端に形成され前記間隔を縮小させる方向に折曲された狭窄部と、前記水平部の下面から垂下され下側の押出成形セメント板の中空部隔壁に形成された切欠に挿入される水返部とで前記水切材を形成し、下側の押出成形セメント板を建物躯体に取付け、前記水平支持片の上面に前記水切材の水平部を載置するとともに前記水返部を下側の押出成形セメント板の中空部隔壁に形成された切欠に挿入し、前記水平部の上面に硬質パッキンを介して前記上側の押出成形セメント板の下端面の一部分を支持し、前記上側の押出成形セメント板の背面と前記垂直部とに横ガスケットを挟持し、前記水平支持片の下面と下側の押出成形セメント板との間にパッキン材を挟持することを特徴とする。
この押出成形セメント板を用いた外壁無足場工法では、先ず、下側の押出成形セメント板が建物躯体に取付けられ、水平支持片の上面に水切材が載置された後、水平部の上面に硬質パッキンを介して上側の押出成形セメント板が支持される。ついで、上側の押出成形セメント板の背面と垂直部との間に横ガスケットが挟持されるとともに、水平支持片の下面と下側の押出成形セメント板との間にパッキン材が挟持される。したがって、屋内側からのみの取り付け作業で、かつシーリング材の充填作業を行うことなく、押出成形セメント板が無足場で張り付け可能となる。
本発明に係る押出成形セメント板目地のシール構造によれば、上下の押出成形セメント板の間に水切材が配設され、この水切材の水平部と上側の押出成形セメント板の下端面との間に硬質パッキンが挟持されるとともに、水切材垂直部と上側の押出成形セメント板の背面との間に横ガスケットが挟持され、かつ水平部下面の水返部が中空部隔壁の切欠に挿入されるとともに、水平支持片と下側の押出成形セメント板との間にパッキン材が挟持されるので、上側の押出成形セメント板と水切材との間が硬質パッキン及び横ガスケットによって止水され、水切材と下側の押出成形セメント板との間が水返部及びパッキン材によって止水され、シーリング材を横目地に充填することなく、水の浸入を阻止することができる。これにより、横目地に対する屋外側からのシーリング材充填作業を不要にすることができ、施工コストを削減することができる。また、シーリング材の経年劣化を補修する必要がなくなるので、外壁メンテナンスに要する費用も低減することができる。
本発明に係る押出成形セメント板用水切材によれば、水平支持片の上面に載置される水平部と、水平部の屋内端で起立して山形鋼材の垂直片に当接する垂直部と、水平部の屋外側で下方の押出成形セメント板の外面に間隙を有して垂下する垂下部と、垂下部の下端に形成された狭窄部と、水平部から垂下され中空部隔壁に形成された切欠に挿入される水返部とを備えたので、屋外側から水平部の上面側に浸入し、屋内側へ伝わろうとする水が垂直部によってせき止め可能となり、かつ、狭窄部によって水切材と下側の押出成形セメント板外面との間隙が狭められているので、水切材の下面側から回り込む水を浸入し難くすることができ、さらに水平部には水返部を垂設したので、押出成形セメント板外面と狭窄部との間から浸入した水を水返部に当て、中空部へ排水することができ、水平部と下側の押出成形セメント板との間から屋内側へ回り込む水も浸入し難くすることができる。
本発明に係る押出成形セメント板を用いた外壁無足場工法によれば、下側の押出成形セメント板を建物躯体に取付けた後、水返部を中空部隔壁の切欠に挿入して水平支持片の上面に水切材の水平部を載置し、水平部の上面に硬質パッキンを介して上側の押出成形セメント板を支持し、上側の押出成形セメント板の背面と垂直部との間に横ガスケットを挟持し、水平支持片の下面と下側の押出成形セメント板との間にパッキン材を挟持するので、屋内側からのみの取り付け作業で、かつシーリング材の充填作業を行うことなく、押出成形セメント板を無足場で張り付け施工することができる。この結果、施工コストを低減できるとともに、隣地との間隔が狭い場合であっても、押出成形セメント板の張り付け施工を可能にすることができる。
以下、本発明に係る押出成形セメント板目地のシール構造及びそれに用いる押出成形セメント板用水切材、並びに押出成形セメント板を用いた外壁無足場工法の好適な実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は本発明に係るシール構造の斜視図、図2は図1に示したシール構造の縦断面図、図3は最下部のシール構造の縦断面図、図4は図1に示したシール構造の横断面図である。
本実施の形態による押出成形セメント板用水切材(以下、単に「水切材」と称す。)100は、縦張りの押出成形セメント板1に用いられる。縦張り工法では、両端面に開口する複数の中空穴2が並設された押出成形セメント板1を、中空穴2が上下に延在する向きで建物躯体に取付ける。上下で隣接する押出成形セメント板1a、1bの間には横目地41(図2参照)が形成され、左右で隣接する押出成形セメント板1b、1cには縦目地43が形成される。このうち、水切材100は、横目地41に配置される。
横目地41には、建物躯体に固定された山形鋼材45の水平支持片45aが挿入されている。山形鋼材45は、水平支持片45aと直角をなす垂直片45bとによって断面L字形状にとなる。水平支持片45aは、上側の押出成形セメント板1aの下端面の一部分を、後述の硬質パッキンを介して支持する。
水切材100は、水平支持片45aの上面に載置され上下の押出成形セメント板1a、1bの間で屋外側47と屋内側49に延在する水平部51と、この水平部51の屋内端で起立して山形鋼材45の垂直片45bに当接する垂直部53と、水平部51の屋外側47で下方の押出成形セメント板1bの外面55に間隙57を有して垂下する垂下部59と、この垂下部59の下端に形成され間隙57を縮小させる方向に折曲された狭窄部61と、水平部51の下面から垂下され下側の押出成形セメント板1bの中空部隔壁63に形成された切欠65に挿入される水返部67とからなる。
水切材100の材質としては、アルミ、ステンレスや合成樹脂材を使用することができる。特にステンレスを使用した場合では、内水切材100Aと外水切材100Bとを別体で形成し、これらを重ね合わせて用いることもできる。この場合、内水切材100Aは水返部67、水平部51の一部、垂直部53で形成し、外水切材100Bは狭窄部61、垂下部59、水平部51の一部、垂直部53で形成し、両者の水平部51同士で重ね合わせて使用する。また、アルミや合成樹脂材を使用する場合には、押出で一体成形できるので材料費を低減し施工性を向上させることができる。
この水切材100では、屋外側47から水平部51の上面側に浸入し、屋内側49へ伝わろうとする水が垂直部53によってせき止め可能となる。また、狭窄部61によって水切材100と下側の押出成形セメント板1bの外面55との間隙57が狭められているので、水切材100の下面側から回り込む水が浸入し難くなる。さらに、水平部51に水返部67が垂設されているので、仮に押出成形セメント板外面55と狭窄部61との間から水が浸入しても、浸入水が水返部67に当り中空穴2へ排水されることになる。
次に、上記水切材100を用いた押出成形セメント板目地のシール構造を説明する。
押出成形セメント板目地のシール構造は、上側の押出成形セメント板1aの下端面69の一部分が、水平支持片45aに載置された水平部51に硬質パッキン71を介して支持されている。上側の押出成形セメント板1aは、下端面69の厚み方向の屋内側一部が硬質パッキン71に支持されることで、中空穴2の下端を横目地41内で開口させている。したがって、中空穴2を落下した水は、水平部51に受け止められ、水平部51に形成された傾斜面51aによって屋外側47へ排水される。
硬質パッキン71は、上側の押出成形セメント板1aの幅方向(図4の左右方向)に沿って設けられ、下端面69と水平部51との間を止水する。なお、図2中、72はバックアップ材を示す。
上側の押出成形セメント板1aの背面73と垂直部53との間には横ガスケット75が挟持され、横ガスケット75は上側の押出成形セメント板1aの幅方向に沿って設けられ、背面73と垂直部53との間を止水する。つまり、上側の押出成形セメント板1aの下部と水切材100との間は、硬質パッキン71と横ガスケット75の二重シールにより、屋内側49への水の浸入が防止されている。
また、水平支持片45aの下面と下側の押出成形セメント板1bとの間に耐火パッキン材77が挟持され、耐火パッキン材77は下側の押出成形セメント板1bの幅方向に沿って設けられ、水平支持片45aと下側の押出成形セメント板1bとの間を止水する。
上記のように、水平部51に水返部67が垂設されているので、仮に押出成形セメント板外面55と狭窄部61との間から水が浸入しても、浸入水が水返部67に当り中空穴2へ排水されることになるが、さらに、水返部67を超えて浸入しようとする水は、耐火パッキン材77により屋内側49への浸入が阻止される。
また、本シール構造では、中空穴2内へ浸入した水が、留付部のボルト穴79から屋内側49へ浸入するのを防ぐため、中空穴2内のナット81には、ゴムパッキン83が貼り付けられ、ナット81が中空穴2に密着することで水の浸入を防いでいる。
ここで、横目地41を介して上下に隣接する押出成形セメント板1a、1bは、図4に示すように、縦目地43を介して左右に隣接して建物躯体に張り付けられる。左右に隣接する押出成形セメント板1b、1cの間には縦ガスケット85a、85bが挟持され、縦ガスケット85a、85bは押出成形セメント板1の厚み方向の屋外側47の側端面と、屋内側49の側端面との双方に密接して縦目地43を止水する。
ここで、横ガスケット75は、押出成形セメント板1の幅方向に背面73に沿って挟持されているため、背面73側の縦目地43に挟持される縦ガスケット85bと交差することとなる。この縦ガスケット85bの下端は、この交差部で横ガスケット75とシーリング材89によって一体に接続され、止水されている。このように、縦ガスケット85bの下端と横ガスケット75との間隙が塞がれて、少量のシーリング材89によって交差部の止水性が確保されている。なお、このシーリング材89のシール施工は、屋内側49から容易に行うことができるものである。
なお、最下部の押出成形セメント板1dは、図3に示すように、水切材100と略同形状の水切材200を用いてシール構造を構成することができる。この水切材200には、上記の水返部67と狭窄部61とが設けられていない。他の構成は水切材100と同様となる。この水切材200を用いた最下部の押出成形セメント板1dのシール構造は、基礎フレーム91上に硬質パッキン93を介して山形鋼材45の水平支持片45aが載置される。また、水切材200の垂下部59は、シーリング材89によって基礎フレーム91との間が止水されている。他の構成は、上記したシール構造と同様となる。
この押出成形セメント板目地のシール構造は、無足場工法によって施工することができる。
すなわち、まず、下側の押出成形セメント板1bを建物躯体に取付けたなら、水平支持片45aの上面に水切材100の水平部51を載置する。この際、同時に水返部67を下側の押出成形セメント板1bの中空部隔壁63に形成された切欠65に挿入する。
次いで、水平部51の上面に硬質パッキン71を介して上側の押出成形セメント板1aの下端面の一部分を支持し、建物躯体へ取り付ける。この際、上側の押出成形セメント板1aの背面73と垂直部53との間に横ガスケット75を挟持する。また、水平支持片45aの下面と下側の押出成形セメント板1bとの間に耐火パッキン材77を挟持する。なお、横ガスケット75、耐火パッキン材77は、押出成形セメント板1を取り付ける前に、予め、垂直部53や下側の押出成形セメント板1bの上端面に貼着しておくこともできる。
また、左右の押出成形セメント板1b、1cを張り付けるときには、一方の押出成形セメント板1に縦ガスケット85a、85bを貼着しておく。この場合、横ガスケット75は、左右の押出成形セメント板1b、1cを張り付け施工した後に挟持される。そして、挟持された横ガスケット75と縦ガスケット85bとの交差部をシーリング材89によってシールし、シール構造を有する押出成形セメント板1の張り付け施工を完了する。
この押出成形セメント板を用いた外壁無足場工法によれば、屋内側からのみの取り付け作業で、かつ屋外側47からのシーリング材の充填作業を行うことなく、押出成形セメント板1を無足場で張り付け施工することができる。この結果、施工コストを低減できるとともに、隣地との間隔が狭い場合であっても、押出成形セメント板1の張り付け施工を可能にすることができる。
そして、上記の押出成形セメント板目地のシール構造によれば、上下の押出成形セメント板1a、1bの間に水切材100が配設され、この水切材100の水平部51と上側の押出成形セメント板1aの下端面69との間に硬質パッキン71が挟持されるとともに、水切材垂直部53と上側の押出成形セメント板1aの背面73との間に横ガスケット75が挟持され、かつ水平部下面の水返部67が中空部隔壁63の切欠65に挿入されるとともに、水平支持片45aと下側の押出成形セメント板1bとの間に耐火パッキン材77が挟持されるので、上側の押出成形セメント板1aと水切材100との間が硬質パッキン71及び横ガスケット75によって止水され、水切材100と下側の押出成形セメント板1bとの間が水返部67及び耐火パッキン材77によって止水され、シーリング材を横目地41に充填することなく、水の浸入を阻止することができる。
これにより、横目地41に対する屋外側47からのシーリング材充填作業を不要にすることができ、施工コストを削減することができる。また、シーリング材の経年劣化を補修する必要がなくなるので、外壁メンテナンスに要する費用も低減することができる。
本発明に係るシール構造の斜視図である。 図1に示したシール構造の縦断面図である。 最下部のシール構造の縦断面図である。 図1に示したシール構造の横断面図である。 従来の押出成形セメント板目地のシール構造を表す縦断面図である。
符号の説明
1…押出成形セメント板、1a…上側の押出成形セメント板、1b…下側の押出成形セメント板、2…中空部、41…横目地、43…縦目地、45…山形鋼材、45a…水平支持片、45b…山形鋼材の垂直片、47…屋外側、49…屋内側、51…水平部、53…垂直部、55…押出成形セメント板の外面、57…間隙、59…垂下部、61…狭窄部、63…中空部隔壁、65…切欠、67…水返部、69…下端面、71…硬質パッキン、73…押出成形セメント板の背面、75…横ガスケット、77…耐火パッキン材(パッキン材)、85a,85b…縦ガスケット、89…シーリング材、100…押出成形セメント板用水切材

Claims (4)

  1. 上下に貫通する中空部を有した押出成形セメント板が横目地を介して上下に建物躯体に張り付けられ、前記建物躯体に固定された山形鋼材の前記横目地に挿入される水平支持片によって上側の押出成形セメント板の下端面の一部分が支持される押出成形セメント板の張り付け構造において、前記横目地を通る屋外側から屋内側への水の浸入を阻止する押出成形セメント板目地のシール構造であって、
    前記水平支持片の上面に載置され上下の押出成形セメント板の間で屋外側と屋内側に延在する水平部と、該水平部の屋内側で起立して前記山形鋼材の垂直片に当接する垂直部と、前記水平部の屋外側で下方の押出成形セメント板の外面に間隙を有して垂下する垂下部と、該垂下部の下端に形成され前記間隔を縮小させる方向に折曲された狭窄部と、前記水平部の下面から垂下され下側の押出成形セメント板の中空部隔壁に形成された切欠に挿入される水返部とからなる水切材が前記横目地に配設され、
    前記上側の押出成形セメント板の下端面の一部分が、前記水平支持片に載置された水平部に硬質パッキンを介して支持され、
    前記上側の押出成形セメント板の背面と前記垂直部とに横ガスケットが挟持され、
    前記水平支持片の下面と下側の押出成形セメント板との間にパッキン材が挟持されたことを特徴とする押出成形セメント板目地のシール構造。
  2. 前記横目地を介して上下に隣接する押出成形セメント板が縦目地を介して左右に隣接して前記建物躯体に張り付けられ、
    前記左右に隣接する押出成形セメント板の間に縦ガスケットが挟持され、
    前記縦目地を横断して延在する前記横ガスケットと、該横ガスケットに交差した前記縦ガスケットとの間がシーリング材によってシールされたことを特徴とする請求項1記載の押出成形セメント板目地のシール構造。
  3. 上下に貫通する中空部を有した押出成形セメント板が横目地を介して上下に建物躯体に張り付けられ、前記建物躯体に固定された山形鋼材の前記横目地に挿入される水平支持片によって上側の押出成形セメント板の下端面の一部分が支持される押出成形セメント板の張り付け構造において、前記横目地を通る屋外側から屋内側への水の浸入を阻止する押出成形セメント板用水切材であって、
    前記水平支持片の上面に載置され上下の押出成形セメント板の間で屋外側と屋内側に延在する水平部と、該水平部の屋内側で起立して前記山形鋼材の垂直片に当接する垂直部と、前記水平部の屋外側で下方の押出成形セメント板の外面に間隙を有して垂下する垂下部と、該垂下部の下端に形成され前記間隔を縮小させる方向に折曲された狭窄部と、前記水平部の下面から垂下され下側の押出成形セメント板の中空部隔壁に形成された切欠に挿入される水返部とからなることを特徴とする押出成形セメント板用水切材。
  4. 上下に貫通する中空部を有した押出成形セメント板を、横目地を介して上下に建物躯体に張り付け、前記建物躯体に固定された山形鋼材の前記横目地に挿入される水平支持片によって上側の押出成形セメント板の下端面の一部分を支持し、前記横目地に水切材を配設して前記横目地を通る屋外側から屋内側への水の浸入を阻止する押出成形セメント板を用いた外壁無足場工法であって、
    前記水平支持片の上面に載置され上下の押出成形セメント板の間で屋外側と屋内側に延在する水平部と、該水平部の屋内側で起立して前記山形鋼材の垂直片に当接する垂直部と、前記水平部の屋外側で下方の押出成形セメント板の外面に間隙を有して垂下する垂下部と、該垂下部の下端に形成され前記間隔を縮小させる方向に折曲された狭窄部と、前記水平部の下面から垂下され下側の押出成形セメント板の中空部隔壁に形成された切欠に挿入される水返部とで前記水切材を形成し、
    下側の押出成形セメント板を建物躯体に取付け、
    前記水平支持片の上面に前記水切材の水平部を載置するとともに前記水返部を下側の押出成形セメント板の中空部隔壁に形成された切欠に挿入し、
    前記水平部の上面に硬質パッキンを介して前記上側の押出成形セメント板の下端面の一部分を支持し、
    前記上側の押出成形セメント板の背面と前記垂直部とに横ガスケットを挟持し、
    前記水平支持片の下面と下側の押出成形セメント板との間にパッキン材を挟持することを特徴とする押出成形セメント板を用いた外壁無足場工法。
JP2004121199A 2004-04-16 2004-04-16 押出成形セメント板目地のシール構造及びそれに用いる押出成形セメント板用水切材、並びに押出成形セメント板を用いた外壁無足場工法 Pending JP2005299345A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004121199A JP2005299345A (ja) 2004-04-16 2004-04-16 押出成形セメント板目地のシール構造及びそれに用いる押出成形セメント板用水切材、並びに押出成形セメント板を用いた外壁無足場工法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004121199A JP2005299345A (ja) 2004-04-16 2004-04-16 押出成形セメント板目地のシール構造及びそれに用いる押出成形セメント板用水切材、並びに押出成形セメント板を用いた外壁無足場工法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005299345A true JP2005299345A (ja) 2005-10-27

Family

ID=35331225

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004121199A Pending JP2005299345A (ja) 2004-04-16 2004-04-16 押出成形セメント板目地のシール構造及びそれに用いる押出成形セメント板用水切材、並びに押出成形セメント板を用いた外壁無足場工法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005299345A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009150147A (ja) * 2007-12-21 2009-07-09 Nozawa Corp 縦張り押出成形セメント板の等圧目地構造
JP2013119748A (ja) * 2011-12-08 2013-06-17 Toda Constr Co Ltd シール材受けカバー
JP2017008627A (ja) * 2015-06-24 2017-01-12 トヨタホーム株式会社 外壁目地の止水構造
JP2018168582A (ja) * 2017-03-29 2018-11-01 パシフィックコンサルタンツ株式会社 水切り部材、水切り部材の設置用治具、および水切り部材の設置方法
JP2019019562A (ja) * 2017-07-18 2019-02-07 アイカテック建材株式会社 押出成型セメント板の接合部止水構造
JP2019060141A (ja) * 2017-09-27 2019-04-18 株式会社ノザワ 軽量盛土用パネルの取付金具とそれを用いた取付構造

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009150147A (ja) * 2007-12-21 2009-07-09 Nozawa Corp 縦張り押出成形セメント板の等圧目地構造
JP2013119748A (ja) * 2011-12-08 2013-06-17 Toda Constr Co Ltd シール材受けカバー
JP2017008627A (ja) * 2015-06-24 2017-01-12 トヨタホーム株式会社 外壁目地の止水構造
JP2018168582A (ja) * 2017-03-29 2018-11-01 パシフィックコンサルタンツ株式会社 水切り部材、水切り部材の設置用治具、および水切り部材の設置方法
JP2019019562A (ja) * 2017-07-18 2019-02-07 アイカテック建材株式会社 押出成型セメント板の接合部止水構造
JP7064294B2 (ja) 2017-07-18 2022-05-10 アイカテック建材株式会社 押出成型セメント板の接合部止水構造
JP2019060141A (ja) * 2017-09-27 2019-04-18 株式会社ノザワ 軽量盛土用パネルの取付金具とそれを用いた取付構造

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2005299345A (ja) 押出成形セメント板目地のシール構造及びそれに用いる押出成形セメント板用水切材、並びに押出成形セメント板を用いた外壁無足場工法
JP5991832B2 (ja) 水切構造及び建物
JP6872314B2 (ja) 建具と建具の施工方法
JP6511252B2 (ja) 外壁パネル目地部耐火構造
JP2016094791A (ja) 外壁パネル間目地構造
JP6989435B2 (ja) 開口部建材
JPH055350A (ja) 建築物の壁構造
JP2003343023A (ja) 上下の縦張り中空押出成形セメント板間の横目地防水構造
KR200482922Y1 (ko) 빗물 유입을 차단시키는 구조를 갖는 커튼 월 복층패널 장착용 프레임
JP3981308B2 (ja) 外壁パネルシール構造
JP3716290B2 (ja) カーテンウォールにおける横目地構造
JP7636962B2 (ja) 建具
JP7687859B2 (ja) 建具
JP2010174437A (ja) 外装パネル及びその取付構造
JP2979896B2 (ja) 外壁パネルのシール構造
JP2566469Y2 (ja) 壁パネルの雨仕舞構造
JP4136993B2 (ja) 押出成形セメント板目地のシール構造及びそれに用いる押出成形セメント板用キャッチパン
JPH07259230A (ja) 漏水防止型カーテンウォール
JP4139271B2 (ja) サッシの取付方法
JP7461197B2 (ja) サッシ止水構造、サッシ枠、サッシ止水ユニット、及びサッシ止水ユニットの取付方法
JP7492429B2 (ja) 建具
JP7669192B2 (ja) 壁体構造及び建物
JP7594716B2 (ja) 屋根の防水構造
JP2755899B2 (ja) ユニット式カーテンウォールにおける突出棒の取付構造
JP4651292B2 (ja) バルコニー及びバルコニーの防水施工法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Effective date: 20061113

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080205

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080219

A521 Written amendment

Effective date: 20080417

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20081125