JP6339823B2 - 耐震補強枠の取付構造 - Google Patents

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Description

本発明は、既存建築物を対象とした耐震補強枠の取付構造に関するもので、特に、既存木造住宅を耐震補強する際に好適な耐震補強枠の取付構造に関する。
既存建築物を対象とした補強構造としては、建築物に隣設して室外に耐震補強枠を構築し、この耐震補強枠と建築物の構造体との間を連結するようにしたものが提供されている。耐震補強枠には、例えば、アルミニウム合金の押し出し型材から成る上枠部材、下枠部材及び左右の縦枠部材を剛接合して構成したものが適用される。この耐震補強枠は、基礎の外側に設けた掘削孔に落とし込み、その位置を調整した後、上枠部材が建築物の構造体、例えば胴差しや梁等の横架材に連結される。横架材に連結される上枠部材には、連結ヒレ部が設けられている。連結ヒレ部は、上枠部材の上縁から建築物に向けて突出した平板状を成すヒレ基部と、ヒレ基部の突出端縁から鉛直上方に向けて延在した平板状を成す連結面部とを有している。
上枠部材を横架材に連結するには、外壁部材を部分的に切除することによって連結用開口を形成し、横架材を室外に露出させる。この状態から連結ヒレ部の連結面部を介して横架材にネジ部材を螺合させることにより、上枠部材と横架材とが連結される。その後、掘削孔にコンクリートが打設され、耐震補強枠が地盤に固定される。
上記のようにして耐震補強枠を取り付けた建築物によれば、地盤に固定された耐震補強枠によって地震発生時の地震力に抗することができるため、耐震性能を向上させることができる。しかも、この補強構造においては、耐震補強枠が室外に設置されるため、施工が容易であり、室内空間が犠牲にならない等の効果も奏する(例えば、非特許文献1もしくは非特許文献2参照)。
"アルミニウム合金製耐震補強枠"、[online]、社団法人 カーテンウォール・防火開口部協会、[平成25年7月30日検索]、インターネット、<URL:http://www.cw-fw.or.jp/Portals/0/cwfw/pdf/taishin.pdf> "住宅等防災技術評価概要"、[online]、平成23年3月25日、財団法人 日本建築防災協会、[平成25年7月30日検索]、インターネット、<http://www.kenchiku-bosai.or.jp/evaluation/file/43.pdf>
ところで、外壁部材の連結用開口を介して耐震補強枠と構造体とを連結するようにした建築物にあっては、連結用開口から外壁部材よりも室内側に雨水等の水が浸入する恐れがある。このため、耐震補強を施す場合には、新たな防水処理を施すことにより、連結用開口からの水の浸入を防止する必要がある。
例えば、非特許文献1においては、連結ヒレ部の連結面部から横架材の外表面に渡る部位に防水シートが貼り付けられている。また、連結用開口において連結ヒレ部のヒレ基部よりも上方となる部分には、連結用開口を覆うように水切部材が配設されている。水切部材の下縁部とヒレ基部の上面との隙間にはシール材が塗布されている。
上枠部材に設けられた連結ヒレ部は、連結用開口の下縁を構成する外壁部材の端面を覆うように配置されるものである。このため、連結ヒレ部の連結面部外表面から横架材の外表面に渡る部位に防水シートを貼り付ければ、連結ヒレ部によって覆われた部分から室内側への水の浸入を防止することができるようになる。
しかしながら、上述の防水処理は、横架材と耐震補強枠の連結ヒレ部との間に施すものである。このため、防水処理を行う場合には、連結用開口が耐震補強枠によって覆われた状態とならざるを得ず、作業性を考慮すると、必ずしも好ましいとはいえない。
また、連結用開口に挿入される連結ヒレ部は、連結用開口よりも外形寸法を小さく構成しなければならない。すなわち、連結ヒレ部を横架材に連結させた状態にあっても、連結ヒレ部と連結用開口の両側縁を構成する外壁部材の端面との間には、隙間が生じることになる。しかも、連結ヒレ部において外壁部材の端面に対向するのは、ヒレ基部の側縁となるため、外壁部材の端面とヒレ基部の側面との間にシール材を塗布する等の防水処理を施すことも困難である。このため、連結ヒレ部から横架材の外表面に渡る部位に防水シートを貼り付けた場合にも、連結用開口の両側部については開放されたままの状態となり、室内側への水の浸入を防止することが困難である。
本発明は、上記実情に鑑みて、作業性を良好にし、かつ既存建築物に対して十分な防水性を確保した状態で耐震補強することのできる耐震補強枠の取付構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る耐震補強枠の取付構造は、建築物の構造体に対応した部位の外壁部材を部分的に除去して連結用開口を形成し、室外に設置した耐震補強枠を、前記連結用開口を介して前記構造体に連結するようにした耐震補強枠の取付構造であって、建築物の外壁部材は、内表面に既存の防水層を備えたものであり、前記連結用開口は、少なくとも前記既存の防水層が前記構造体の周囲に連続する状態で外部に露出するように構成したものであり、前記連結用開口を覆うように防水性を有したシート材を配設するとともに、前記シート材の周縁部を前記既存の防水層に接着して構造体の外表面を覆い、外壁部材に形成した前記連結用開口の縁部と前記構造体との間には、前記構造体に耐震補強枠を連結する以前に、前記連結用開口の下縁を構成する外壁部材の端面を覆う位置に水切部材を設けて防水処理を施すことを特徴とする。
この発明によれば、耐震補強枠を取り付ける以前に、外壁部材に形成した連結用開口の縁部と構造体との間に水切部材を設けて防水処理を施しているため、耐震補強枠によって補強する建築物に対して容易に、かつ十分な防水性を確保することができる。
この発明によれば、シート材を接着することにより既存の防水層の切断端面を介して室内側に雨水等の水が浸入する事態を確実に防止することができる。
また、本発明は、上述した耐震補強枠の取付構造において、構造体の外表面とシート材との間に予めふかし材を取り付けることを特徴とする。
この発明によれば、既存の防水層とシート材との段差を緩和して防水性を向上させることができる。
また、本発明は、上述した耐震補強枠の取付構造において、前記連結用開口は、建築物の構造体となる横架材に沿って外壁部材を矩形状に切除することにより構成したものであり、前記水切部材は、横架材の外表面に取り付けられる内端部分と、外壁部材の外表面よりも室外側に突出する外端部分とを有しており、外壁部材に形成した前記連結用開口の縁部と横架材との間には、前記水切部材の内端部分と前記シート材の外表面との間を防水する第1防水部材と、前記連結用開口の下縁を構成する外壁部材の縁部と前記水切部材との間を防水する第2防水部材と、前記連結用開口の両側縁を構成する外壁部材の縁部と横架材の外表面との間を防水する第3防水部材とを設けたことを特徴とする。
この発明によれば、連結用開口の下縁を構成する外壁部材の縁部については、水切部材との間に施した第1防水部材及び第2防水部材によって水の浸入が防止され、かつ連結用開口の両側縁を構成する外壁部材の縁部については、直接横架材の外表面との間に施した第3防水部材によって水の浸入が防止される。
また、本発明は、上述した耐震補強枠の取付構造において、前記第3防水部材は、前記シート材を介して横架材の外表面と外壁部材の縁部との間にシール材を塗布することによって構成したことを特徴とする。
この発明によれば、第3防水部材によってシート材と外壁部材の縁部との間に防水性が確保される。
また、本発明に係る耐震補強枠の取付構造は、建築物の構造体に対応した部位の外壁部材を部分的に除去して連結用開口を形成し、室外に設置した耐震補強枠を、前記連結用開口を介して前記構造体に連結するようにした耐震補強枠の取付構造であって、前記連結用開口は、建築物の構造体となる横架材に沿って外壁部材を矩形状に切除することにより構成したものであり、前記連結用開口の縁部と前記構造体との間には、前記構造体に耐震補強枠を連結する以前に、前記連結用開口の下縁を構成する外壁部材の端面を覆う位置に水切部材を設けて防水処理を施し、前記水切部材は、横架材の外表面に取り付けられる内端部分と、外壁部材の外表面よりも室外側に突出する外端部分とを有しており、前記連結用開口の縁部と横架材との間には、前記水切部材の内端部分と横架材の外表面との間を防水する第1防水部材と、前記連結用開口の下縁を構成する外壁部材の縁部と前記水切部材との間を防水する第2防水部材と、前記連結用開口の上縁及び両側縁を構成する外壁部材の縁部と横架材の外表面との間を防水する第3防水部材とを設けたことを特徴とする。
この発明によれば、連結用開口の下縁を構成する外壁部材の縁部については、水切部材との間に施した第1防水部材及び第2防水部材によって水の浸入が防止され、かつ連結用開口の上縁及び両側縁を構成する外壁部材の縁部については、直接横架材の外表面との間に施した第3防水部材によって水の浸入が防止される。
また、本発明は、上述した耐震補強枠の取付構造において、前記連結用開口を介して室外に露出する横架材の外表面には、前記水切部材の内端部分及び前記第1防水部材を覆う状態で防水性を有したシート材を設け、前記第3防水部材は、前記シート材を介して横架材の外表面と外壁部材の縁部との間にシール材を塗布することによって構成したことを特徴とする。
この発明によれば、シート材によって横架材の外表面及び第1防水部材が覆われ、かつ第3防水部材によってシート材と外壁部材の縁部との間に防水性が確保される。
また、本発明は、上述した耐震補強枠の取付構造において、前記水切部材は、前記連結用開口の下縁を構成する外壁部材の端面を覆う平板状の水切基部を有し、前記水切基部の室内側に位置する縁部から上方に向けて延在するように前記内端部分が設けてある一方、前記水切基部の室外側に位置する縁部から下方に向けて延在するように前記外端部分が設けてあり、前記第1防水部材は、前記内端部分の外表面から横架材の外表面に渡って防水性を有したシート状部材を貼り付けることにより構成し、かつ前記第2防水部材は、前記水切部材の外端部分と外壁部材の外表面との間にシール材を塗布することによって構成したことを特徴とする。
この発明によれば、水切部材の内端部分が水切基部から上方に向けて延在し、かつ外端部分が水切基部から下方に向けて延在しているため、第1防水部材であるシート状部材を貼り付ける作業や第2防水部材であるシール材を塗布する作業を容易に、かつ確実に行うことができる。
また、本発明は、上述した耐震補強枠の取付構造において、前記水切部材の両端部にそれぞれ水切用端部キャップを設けたことを特徴とする。
この発明によれば、水切部材の両端部に水切用端部キャップを設けるようにしているため、シール材を容易に、かつ確実に塗布することができる。
また、本発明は、上述した耐震補強枠の取付構造において、外壁部材に形成した前記連結用開口の縁部と横架材との間には、さらに前記連結用開口の両側縁を構成する外壁部材の縁部と前記水切用端部キャップとの間を第4防水部材によって防水することを特徴とする。
この発明によれば、第4防水部材によって連結用開口の両側縁を構成する外壁部材の縁部と水切用端部キャップとの間の防水性が確保される。
また、本発明に係る耐震補強枠の取付構造は、建築物の構造体に対応した部位の外壁部材を部分的に除去して連結用開口を形成し、室外に設置した耐震補強枠を、前記連結用開口を介して前記構造体に連結するようにした耐震補強枠の取付構造であって、外壁部材に形成した前記連結用開口の内部には、前記構造体に耐震補強枠を連結する以前にマスク部材を配設し、前記マスク部材の端面と外壁部材の端面との間にシール材を塗布したことを特徴とする。
この発明によれば、耐震補強枠を取り付ける以前に、外壁部材に形成した連結用開口の縁部とマスク部材との間に防水処理を施しているため、耐震補強枠によって補強する建築物に対して容易に、かつ十分な防水性を確保することができる。
本発明によれば、耐震補強枠を取り付ける以前に、外壁部材に形成した連結用開口の縁部と構造体との間に水切部材を設けて防水処理を施しているため、耐震補強枠によって補強する建築物に対して容易に、かつ十分な防水性を確保することができる。
また、本発明によれば、耐震補強枠を取り付ける以前に、外壁部材に形成した連結用開口の縁部とマスク部材との間に防水処理を施しているため、耐震補強枠によって補強する建築物に対して容易に、かつ十分な防水性を確保することができる。
図1は、本発明の実施の形態1である取付構造を適用して耐震補強枠を取り付けた建築物の要部を示す縦断面図である。 図2は、図1に示した建築物を一部破断して示す要部斜視図である。 図3は、図1に示した建築物に適用する取付構造の要部を拡大した縦断面図である。 図4は、図1に示した建築物に適用する取付構造で必要となる水切部材の斜視図である。 図5は、図1に示した建築物の外壁部材に連結用開口を形成した状態を破断して示す要部斜視図である。 図6は、外壁部材に形成した連結用開口に水切部材を配設した状態を破断して示す要部斜視図である。 図7は、水切部材を配設した連結用開口に第1防水部材、第2防水部材及びシート材を設けた状態を破断して示す要部斜視図である。 図8は、シート材の上縁部及び側縁部に第3防水部材を設けるための防水テープを貼り付けた状態を破断して示す要部斜視図である。 図9は、第3防水部材を設けた連結用開口に耐震補強枠を取り付ける状態を破断して示す要部斜視図である。 図10は、連結用開口を介して耐震補強枠の上枠部材を建築物の横架材に連結させた状態を破断して示す要部斜視図である。 図11は、連結ヒレ部に設けた対向面と外壁部材に形成した連結用開口の端面との間に防水部材を設けた状態を破断して示す要部斜視図である。 図12は、本発明の実施の形態2である耐震補強枠の取付構造を示す要部拡大縦断面図である。 図13は、図12に示した取付構造において建築物の横架材に異物が存在した場合の要部拡大縦断面図である。 図14は、本発明の実施の形態3である耐震補強枠の取付構造を示す要部拡大縦断面図である。 図15は、図14に示した取付構造の要部拡大横断面図である。 図16は、図14に示した取付構造を適用する建築物の外壁部材に連結用開口を形成した状態を破断して示す要部斜視図である。 図17は、外壁部材に形成した連結用開口にふかし材を配設した後、シート材を配設する状態を破断して示す要部斜視図である。 図18は、連結用開口に対するシート材の形状例を示したもので、(a)は異形のシート材を適用した場合の概念図、(b)は矩形のシート材を適用した場合の概念図である。 図19は、外壁部材に形成した連結用開口に水切部材を配設した状態を破断して示す要部斜視図である。 図20は、水切部材を配設した連結用開口に第1防水部材を設けるとともに、シート材の上縁部及び側縁部にそれぞれ第3防水部材を設けるための防水テープを貼り付けた状態を破断して示す要部斜視図である。 図21は、第3防水部材を設けた連結用開口に耐震補強枠を取り付ける状態を破断して示す要部斜視図である。 図22は、本発明の実施の形態4である耐震補強枠の取付構造を示す要部拡大縦断面図である。 図23は、図22に示した取付構造の要部拡大横断面図である。
以下、添付図面を参照しながら本発明に係る耐震補強枠の取付構造の好適な実施の形態について詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1及び図2は、本発明の実施の形態1である取付構造を適用して耐震補強枠を取り付けた建築物を示したものである。本実施の形態1において耐震補強の対象となる既存建築物Hは、図には明示していないが、柱、胴差し、梁等の構造体が木材によって構成された木造住宅である。建築物Hの壁は、その全面が外壁部材SYによって覆われている。耐震補強枠10が取り付けられる壁(以下、「取付壁W」という)の1階部分には、引き違い窓SDと、雨戸を収納するための戸袋PDとが互いに並設された状態で設けられている。戸袋PDは、2枚の雨戸を重ねた状態で収納するもので、取付壁Wから最も突出した部分となる。
耐震補強枠10としては、上枠部材11の両端部に左右の縦枠部材12を剛接合してコの字形状に構成したラーメンフレームを適用している。これら上枠部材11及び縦枠部材12は、アルミニウム合金製の押し出し型材であり、それぞれ角筒状に構成してある。図1からも明らかなように、本実施の形態1で適用する耐震補強枠10では、縦枠部材12の見込み方向に沿った寸法d1が上枠部材11の見込み方向に沿った寸法d2よりも大きく構成してあり、上枠部材11の両端部がそれぞれ縦枠部材12の上端部側面に連結してある。上枠部材11の上面から縦枠部材12の下面までの間には、戸袋PDの全高よりも大きな寸法が確保してある。縦枠部材12の相互間には、引き違い窓SD及び戸袋PDを並設した場合の左右方向に沿った幅とほぼ同等の寸法が確保してある。
耐震補強枠10の上枠部材11には、連結ヒレ部110が設けてある。連結ヒレ部110は、図1及び図3に示すように、引き違い窓SDよりも上方において水平方向に配置される建築物Hの構造体、例えば胴差しもしくは梁(以下、「横架材BM」という)に対して連結される部分であり、ヒレ基部111、連結面部112及び対向面部113を有している。
ヒレ基部111は、上枠部材11において建築物Hの取付壁Wに対向する面の上縁から取付壁Wに向けて突出した平板状部分である。このヒレ基部111は、上枠部材11において縦枠部材12の間に位置する部分の全長に渡る部位に設けてある。
連結面部112は、ヒレ基部111の突出端縁から鉛直上方に向けて延在した平板状部分である。この連結面部112には、ネジ部材120を螺合させるためのネジ用下孔112aが複数箇所に形成してある。
対向面部113は、連結面部112の上縁部から突出した薄肉の平板状部分であり、その上面に上方対向面113aを構成している。この対向面部113は、連結面部112から上枠部材11に近接する方向に向けて突出しており、横架材BMの外表面から外壁部材SYの外表面SY1までの距離よりも大きな突出寸法を有するように構成してある。これらヒレ基部111、連結面部112及び対向面部113は、押し出し型材として上枠部材11と一体に成形してある。
また、連結ヒレ部110の両端部には、それぞれ枠用端部キャップ114が装着してある。枠用端部キャップ114は、ヒレ基部111の突出端部側面、連結面部112の側面及び対向面部113の側面を覆う状態で設けた平板状部材であり、個々の外表面が側方対向面114aを構成している。図3に示すように、枠用端部キャップ114の下端部は、それぞれヒレ基部111の下面から下方に向けて突出し、互いに対向する内方側が水切用当接面114bを構成している。
尚、本実施の形態1では、取付壁Wに戸袋PDが設けられた建築物Hを耐震補強の対象としているため、連結面部112を横架材BMの外表面に当接させた場合に、耐震補強枠10の縦枠部材12が戸袋PDと干渉しないように、上枠部材11からの連結ヒレ部110の突出寸法が設定してある。
以下、上記のように構成した耐震補強壁を耐震補強の対象となる建築物Hに取り付ける場合の手順について順次説明し、併せて本発明の特徴部分について詳述する。
まず、図2及び図5に示すように、耐震補強の対象となる建築物Hの横架材BMが室外に露出するように、外壁部材SYにおいて横架材BMに対応する部位を部分的に切除することにより、左右方向に沿って長手となる矩形状の連結用開口30を外壁部材SYに形成する。連結用開口30の大きさは、上枠部材11に設けた連結ヒレ部110の連結面部112を容易に挿通させることができるように、連結面部112の外形寸法よりも大きく設定する。
連結用開口30を形成した後の外壁部材SYに対しては、図6〜図9に示すように、耐震補強枠10を取り付ける以前に横架材BMとの間に防水処理を施し、予め横架材BMの外表面との隙間を塞いでおく。具体的には、まず、図6に示すように、連結用開口30の下縁を構成する外壁部材SYの端面(以下、「外壁部材SYの開口下端面31」という)を覆う位置に水切部材40を配設する。
水切部材40は、図3及び図4に示すように、上枠部材11の連結ヒレ部110に比較して板厚の薄い矩形平板状の水切基部41を有したものである。水切基部41は、長手方向に沿った寸法が、連結用開口30よりもわずかに小さく、かつ短手方向に沿った寸法が、横架材BMの外表面から外壁部材SYの外表面SY1までの距離よりも大きくなるように形成してある。
この水切基部41には、長手方向に沿った一方の縁部に内端部分42が設けてあり、長手方向に沿った他方の縁部に外端部分43が設けてある。これら内端部分42及び外端部分43は、水切基部41と一体に成形したものである。内端部分42は、水切基部41から上方に向けて延在し、一方、外端部分43は、水切基部41から下方に向けて延在している。
水切部材40の両端部には、それぞれ水切用端部キャップ44が装着してある。水切用端部キャップ44は、水切基部41から下方に向けて突出する部分と、外端部分43から内端部分42に近接する方向に向けて突出する部分とを有した平板状部材である。
上記のように構成した水切部材40は、水切基部41が外壁部材SYの開口下端面31を覆い、かつ内端部分42が横架材BMの外表面に当接する一方、外端部分43が外壁部材SYの外表面SY1よりも室外側に突出した状態で、内端部分42を介して横架材BMに取付ネジ45を螺合させることにより、連結用開口30の下縁部に取り付けられる。
図7に示すように、横架材BMに取り付けられた水切部材40の内端部分42に対しては、その外表面から横架材BMの外表面に渡る部位に防水性を有した両面テープ(第1防水部材)51を貼り付けることにより、横架材BMの外表面との間の隙間から室内側に水が浸入するのを防止する。水切部材40の内端部分42は、水切基部41から上方に向けて延在した部分であるため、水切基部41が外壁部材SYの開口下端面31を覆うように水切部材40を配置した場合にも外部から視認しやすい位置に現れることになる。従って、この内端部分42から横架材BMの外表面にわたって両面テープ51を貼り付ける作業は、容易に、かつ確実に実施することが可能である。
水切部材40の水切基部41及び外端部分43に対しては、外壁部材SYの外表面SY1との間にシール材(第2防水部材)52を塗布することにより、外壁部材SYの開口下端面31との隙間から室内側に水が浸入するのを防止する。上述したように水切部材40の両端部には、水切基部41から下方に向けて突出し、かつ外端部分43から内端部分42に近接する方向に向けて突出するように水切用端部キャップ44が装着してある。従って、水切部材40の水切基部41及び外端部分43と外壁部材SYの開口下端面31との間にシール材52を塗布する場合には、シール材52の端部を水切用端部キャップ44に接触させれば十分な防水性を確保することが可能となり、シール材52の塗布作業を容易化することができる。また、水切用端部キャップ44の外側面と外壁部材SYの縁部との間についても、シール材(第4防水部材)58を塗布することによって隙間を埋める。
水切部材40よりも上方に位置する連結用開口30に対しては、室外に露出する横架材BMの外表面全域に、透湿性及び防水性を有した透湿防水シート(請求項7のシート材に相当する)53を貼り付ける。透湿防水シート53を貼り付ける場合には、横架材BMの外表面のみならず、水切部材40の内端部分42及び内端部分42に貼り付けた両面テープ51を含むように行う。透湿防水シート53の上縁部及び左右の側縁部には、図8に示すように、それぞれ横架材BMの外表面との隙間を塞ぐようにアルミ箔で構成された防水テープ54を貼り付ける。さらに、図9に示すように、それぞれの防水テープ54と外壁部材SYの縁部との間にシール材(第3防水部材)55を塗布することによって横架材BMの外表面と外壁部材SYの端面との隙間を埋め、室内側に水が浸入するのを防止する。
以上のように、連結用開口30を形成した後の外壁部材SYと横架材BMとの間に防水処理を施して外壁部材SYと横架材BMとの隙間を塞ぐようにすれば、連結用開口30を介しては、室内側に雨水等の水が浸入する恐れがなくなる。しかも、横架材BMと外壁部材SYとの間に施す防水処理は、連結用開口30を開放した状態で作業を行うことができるため、作業の容易化を図ることができ、水の浸入をより確実に防止することが可能となる。
連結用開口30に対する防水処理作業が終了した後においては、図1及び図2に示すように、縦枠部材12をアンカーボルトGBによりそれぞれ新設基礎NBに固定する。新設基礎NBは、建築物Hの既設基礎ABに連結するように新たに設けたもので、その上面が地面GLよりも上方に突出した状態にある。この新設基礎NBに固定した左右の縦枠部材12の上端部間に上枠部材11を連結すれば、新設基礎NB及び既設基礎ABを介して地盤EBに固定された耐震補強枠10が構成されることになる。
耐震補強枠10の上枠部材11については、外壁部材SYの連結用開口30を介して連結ヒレ部110の連結面部112を横架材BMの外表面に当接させ、この状態からネジ用下孔112aを介して横架材BMにネジ部材120を螺合させれば、横架材BMに連結されることになる。
ここで、連結ヒレ部110の連結面部112を横架材BMの外表面に連結させた状態においては、図10に示すように、連結用開口30の上縁を構成する外壁部材SYの端面(以下、「外壁部材SYの開口上端面32」という)に対して上方対向面113aが近接して対向し、かつ連結用開口30の側縁を構成する外壁部材SYの端面(以下、「外壁部材SYの開口側端面33」という)に対して2つの側方対向面114aがそれぞれ近接して対向する。従って、図11に示すように、外壁部材SYの開口上端面32と上方対向面113a及び外壁部材SYの開口側端面33と側方対向面114aとの間については、シール材56を塗布することによってそれぞれの隙間を塞ぎ、室内側への水の浸入を防止する。
連結用開口30において連結ヒレ部110よりも下方となる部分については、図3に示すように、水切部材40によって室内側に至る水の浸入路が閉塞されているが、本実施の形態1では、さらにスポンジ状の止水材57を圧縮した状態で介在させてある。図には明示していないが、このスポンジ状の止水材57は、それぞれの端部が連結ヒレ部110の両端部に装着した枠用端部キャップ114の水切用当接面114bに当接するだけの寸法、もしくはわずかに短い程度の寸法を有している。
最後に、連結用開口30において連結ヒレ部110よりも上方に位置する部分については、連結用開口30よりも上方に位置する外壁部材SYにカバー部材60を取り付けて覆い隠すようにしている。カバー部材60の両端部には、端部キャップ61が装着してある。カバー部材60の上縁部と外壁部材SYの外表面SY1との間及び端部キャップ61の外側面と外壁部材SYの外表面SY1との間のそれぞれには、互いの間の隙間を塞ぐためにシール材62が塗布してある。
上記のようにして耐震補強枠10を取り付けた建築物Hによれば、新設基礎NB及び既設基礎ABを介して地盤EBに固定された耐震補強枠10によって地震発生時の地震力に抗することができるため、耐震性能を向上させることができる。しかも、この耐震補強構造においては、耐震補強枠10が室外に設置されるため、施工が容易であり、室内空間が犠牲にならない等の効果も奏する。
さらに、連結用開口30を形成した後の外壁部材SYに対して、耐震補強枠10を取り付ける以前に横架材BMとの間に防水処理を施し、横架材BMの外表面との隙間を塞ぐようにしているため、連結用開口30を介しては、室内側に雨水等の水が浸入する恐れがなくなる。加えて、耐震補強枠10を取り付けた状態においては、上方対向面113aと外壁部材SYの開口上端面32との間、2つの側方対向面114aと外壁部材SYの開口側端面33との間にそれぞれシール材56を塗布するようにしているため、連結ヒレ部110と連結用開口30との隙間から室内側に雨水等の水が浸入する事態を確実に防止することが可能となる。
(実施の形態2)
図12は、本発明の実施の形態2である取付構造を適用して耐震補強枠を取り付けた建築物の要部を示したものである。本実施の形態2において耐震補強の対象となる建築物Hは、実施の形態1と同様、柱、胴差し、梁等の構造体(横架材BM)が木材によって構成された木造住宅であり、建築物Hの壁全面が外壁部材SYによって覆われている。
耐震補強枠10については、アルミニウム合金製の押し出し型材から成る上枠部材11及び左右の縦枠部材12を剛接合してコの字形状に構成したラーメンフレームを適用する点、上枠部材11に設けた連結ヒレ部210を介して建築物Hの横架材BMに連結する点でそれぞれ実施の形態1と共通し、連結ヒレ部210の詳細構成のみが実施の形態1と異なっている。以下においては、実施の形態1と異なる点について主に説明し、実施の形態1と同様の構成については同一の符号を付して詳細説明を省略する。
実施の形態2で適用する耐震補強枠10の上枠部材11には、ヒレ基部211、連結面部212及び対向面部213を有した連結ヒレ部210が設けてある。
ヒレ基部211は、上枠部材11において耐震補強枠10が取り付けられる取付壁Wに対向する面の上縁から取付壁Wに向けて突出した平板状部分である。このヒレ基部211は、上枠部材11において縦枠部材12の間に位置する部分の全長に渡る部位に設けてある。
連結面部212は、ヒレ基部211の突出端縁から鉛直上方に向けて延在した部分であり、平板状を成す基部212aの室内側に位置する面に複数(実施の形態2では3枚)のフィン部212bを有している。フィン部212bは、上枠部材11の長手方向に沿って互いに並設した薄板状部分であり、基部212aからの突出寸法が互いに同一となるように設けてある。連結面部212の最も上方となる位置に設けたフィン部212bは、その上面の位置が連結面部212の基部212aの上面と一致するように形成してある。
対向面部213は、連結面部212の上縁部から突出した薄肉の平板状部分である。この対向面部213は、上枠部材11に近接する方向に向けて突出している。対向面部213の上面は、最も上方となる位置に設けたフィン部212bの上面と同一平面上に位置し、上方対向面213aを構成している。対向面部213の突出寸法は、それぞれのフィン部212bの突出端面を横架材BMの外表面に当接させた場合に、対向面部213の突出端部が外壁部材SYの外表面SY1から突出するように設定してある。これらヒレ基部211、連結面部212、フィン部212b及び対向面部213は、押し出し型材として上枠部材11と一体に成形してある。また、連結ヒレ部210の両端部には、それぞれ枠用端部キャップ114が装着してある。
この実施の形態2においても、上枠部材11の連結ヒレ部210を介して耐震補強枠10を建築物Hの横架材BMに取り付ける手順は実施の形態1と同様であり、実施の形態1で記載したものと同様の作用効果を奏する。
さらに、本実施の形態2では、連結ヒレ部210の連結面部212において横架材BMの外表面に対向する部位に複数のフィン部212bを設け、横架材BMの外表面に対してはこれらフィン部212bの突出端面を介して当接するようにしている。従って、図13に示すように、横架材BMの外表面に異物TAが存在している場合であっても、異物TAに対応するフィン部(図示の例では中央のフィン部212b)を適宜切除することにより、連結ヒレ部210を介して耐震補強枠10の上枠部材11を建築物Hの横架材BMに対して安定した姿勢で確実に連結させることが可能となる。
尚、上述した実施の形態1及び実施の形態2では、連結ヒレ部110に上方対向面113a(213a)及び側方対向面114aを設け、連結面部112を横架材BMの外表面に連結させた状態においてこれらの上方対向面113a(213a)及び側方対向面114aを外壁部材SYの端面32,33に対向させるとともに、外壁部材SYの端面32と上方対向面113a(213a)及び外壁部材SYの端面33と側方対向面114aとの間にシール材56を塗布するようにしているため、室内側への水の浸入をより確実に防止することが可能となる。しかしながら、本発明では、必ずしも連結ヒレ部に対向面を設ける必要はない。
(実施の形態3)
図14及び図15は、本発明の実施の形態3である取付構造を適用して耐震補強枠を取り付けた建築物の要部を示したものである。本実施の形態3において耐震補強の対象となる建築物Hは、実施の形態1と同様、柱、胴差し、梁等の構造体(横架材BM)が木材によって構成された木造住宅であり、建築物Hの壁全面が外壁部材SYによって覆われている。
耐震補強枠10については、アルミニウム合金製の押し出し型材から成る上枠部材11及び左右の縦枠部材12を剛接合してコの字形状に構成したラーメンフレームを適用する点、上枠部材11に設けた連結ヒレ部310を介して建築物Hの横架材BMに連結する点でそれぞれ実施の形態1と共通し、連結ヒレ部310の詳細構成及び連結ヒレ部310を横架材BMに連結する以前に連結用開口30に対して施す防水処理が実施の形態1と異なっている。以下においては、実施の形態1と異なる点について主に説明し、実施の形態1と同様の構成については同一の符号を付して詳細説明を省略する。
実施の形態3で適用する耐震補強枠10の上枠部材11には、ヒレ基部311、連結面部312及び対向面部313を有した連結ヒレ部310が設けてある。
ヒレ基部311は、上枠部材11において耐震補強枠10が取り付けられる取付壁Wに対向する面から取付壁Wに向けて突出した平板状部分である。このヒレ基部311は、上枠部材11において縦枠部材12の間に位置する部分の全長に渡る部位に設けてある。ヒレ基部311の下面には、ヒレ状を成すタイト材314が設けてある。タイト材314は、ヒレ基部311の下面から下方に突出するように取り付けたもので、上枠部材11の長手方向に沿った全幅にわたって配設してある。
連結面部312は、ヒレ基部311の突出端縁から鉛直上方に向けて延在した平板状部分である。この連結面部312には、ネジ部材120を螺合させるためのネジ用下孔312aが複数箇所に形成してある。
対向面部313は、連結面部312の上縁部から突出した薄肉の平板状部分である。この対向面部313は、連結面部312から上枠部材11に近接する方向に向けて突出し、横架材BMの外表面から外壁部材SYの外表面までの距離よりも大きな突出寸法を有するように構成してある。対向面部313には、その上面に上方傾斜面313a及びシール用切欠313bが設けてある。上方傾斜面313aは、連結面部312から上枠部材11に向かうに従って漸次低くなるように傾斜した平面である。シール用切欠313bは、上枠部材11の長手方向に沿って延在する凹所であり、上方傾斜面313aの上端となる稜線部分に形成してある。これらヒレ基部311、連結面部312及び対向面部313は、押し出し型材として上枠部材11と一体に成形してある。また、連結ヒレ部310の両端部には、それぞれ枠用端部キャップ114が装着してある。
以下、上記のように構成した耐震補強枠10を耐震補強の対象となる建築物Hに取り付ける場合の手順について順次説明し、併せて本発明の特徴部分について詳述する。
まず、図16に示すように、耐震補強の対象となる建築物Hの横架材BMが室外に露出するように、外壁部材SYにおいて横架材BMに対応する部位を部分的に切除することにより、左右方向に沿って長手となる矩形状の連結用開口30を外壁部材SYに形成する。連結用開口30の大きさは、上枠部材11に設けた連結ヒレ部310の連結面部312を容易に挿通させることができるように、連結面部312の外形寸法よりも大きく設定する。
ここで、本実施の形態3では、外壁部材SYの内表面に設けられていた既存の防水層WPに対して形成する切欠WP1に対して連結用開口30を一回り大きく形成し、既存防水層WPが横架材BMの周囲に矩形の枠状となって現れるようにしている。さらに、既存防水層WPに形成した切欠WP1の内部にふかし材320を配設し、既存防水層WPの外表面とふかし材320の外表面とがほぼ同じ面上に位置するように調整を行う。
連結用開口30を形成した後の外壁部材SYに対しては、図17〜図21に示すように、耐震補強枠10を取り付ける以前に防水処理を施しておく。具体的には、まず、図17に示すように、連結用開口30のほぼ全面を覆うように、透湿性及び防水性を有したシート材(請求項2のシート材に相当する)330を貼り付ける。具体的には、図18の(a)に示すように、連結用開口30を覆う大きさを有した矩形状のシート材330を用意し、その上端両隅部をそれぞれ矩形状に切り欠いて、上端部が既存防水層WPに形成した切欠WP1に挿入することのできる幅aとなるように整形する。整形したシート材330の上端部を既存防水層WPの切欠WP1に挿入して既存防水層WPの内表面に接着するとともに、シート材330の両側縁部及び下縁部をそれぞれ既存防水層WPの外表面に接着し、既存防水層WPの切欠WP1をシート材330によって塞いだ状態とする。
尚、適用するシート材330としては、必ずしも図18の(a)に示したものに限らない。例えば、図18の(b)に示すように、連結用開口30を覆う大きさを有した矩形状のシート材331を用意し、その上縁から両縁部にそれぞれ切り込み331aを設けても良い。このシート材330の場合には、切り込み331aの相互間となる部分の幅aが既存防水層WPに形成した切欠WP1に挿入することのできる寸法に設定してある。このシート材331において切り込み331aの相互間となる部分を既存防水層WPの切欠WP1に挿入して既存防水層WPの内表面に接着するとともに、シート材331の上端両縁部、両側縁部及び下縁部をそれぞれ既存防水層WPの外表面に接着すれば良い。
上記のようにして内部をシート材330によって覆った連結用開口30に対しては、図19に示すように、連結用開口30の下縁を構成する外壁部材SYの端面(以下、「外壁部材SYの開口下端面31」という)を覆う位置に水切部材40を配設する。水切部材40は、実施の形態1で適用したものと同じ構成を有したものであり、水切基部41が外壁部材SYの開口下端面31を覆い、かつ内端部分42がシート材330を介して横架材BMに当接する一方、外端部分43が外壁部材SYの外表面よりも室外側に突出した状態で、内端部分42を介して取付ネジ45(図14参照)により横架材BMに取り付けられる。水切部材40の両端部に水切用端部キャップ44を備えている点も実施の形態1と同様である。
水切部材40の内端部分42に対しては、図20に示すように、その外表面からシート材330の外表面に渡る部位に、防水性を有した防水テープ(第1防水部材)340を貼り付けることにより、シート材330の外表面との間の隙間から室内側に水が浸入するのを防止する。連結用開口30の上縁部に位置する既存防水層WPの外表面からシート材330の外表面にわたる部位についても防水テープ340を貼り付けることにより、既存防水層WPとシート材330との隙間から室内側に水が浸入するのを防止する。また、連結用開口30の両側部となる部位には、それぞれアルミ箔で構成された防水テープ350を貼り付ける。
さらに、図21に示すように、それぞれの防水テープ350と連結用開口30の側縁を構成する外壁部材SYの端面(以下、「外壁部材SYの開口側端面」という)との間にシール材(第3防水部材)360を塗布することによってシート材330の外表面と外壁部材SYの端面との隙間を埋め、室内側に水が浸入するのを防止する。
ここで、水切部材40の内端部分42は、水切基部41から上方に向けて延在した部分であるため、水切基部41が外壁部材SYの開口下端面31を覆うように水切部材40を配置した場合にも外部から視認しやすい位置に現れることになる。従って、この内端部分42からシート材330の外表面にわたって防水テープ340を貼り付ける作業や、既存防水層WPの外表面からシート材330の外表面にわたる部位に防水テープ340を貼り付ける作業、連結用開口30の両側部となる部位に防水テープ350を貼り付ける作業、防水テープ350と外壁部材SYの開口側端面との間にシール材360を塗布する作業は、いずれも容易に、かつ確実に実施することが可能である。
水切部材40の水切基部41に対しては、外壁部材SYの外表面との間にシール材(第2防水部材)370を塗布することにより、外壁部材SYの開口下端面31との隙間から室内側に水が浸入するのを防止する。水切部材40の両端部には、水切基部41から下方に向けて突出し、かつ外端部分43から内端部分42に近接する方向に向けて突出するように水切用端部キャップ44が装着してある。従って、水切部材40の水切基部41と外壁部材SYの開口下端面31との間にシール材370を塗布する場合には、シール材370の端部を水切用端部キャップ44に接触させれば十分な防水性を確保することが可能となり、シール材370の塗布作業を容易化することができる。また、水切用端部キャップ44の外側面と外壁部材SYの縁部との間についても、シール材(第4防水部材)380を塗布することによって隙間を埋める。
以上のように、連結用開口30を形成した後の外壁部材SYと横架材BMとの間に防水処理を施して外壁部材SYと横架材BMとの隙間を塞ぐようにすれば、連結用開口30を介しては、室内側に雨水等の水が浸入する恐れがなくなる。しかも、横架材BMと外壁部材SYとの間に施す防水処理は、連結用開口30を開放した状態で作業を行うことができるため、作業の容易化を図ることができ、水の浸入をより確実に防止することが可能となる。
連結用開口30に対する防水処理作業が終了した後においては、実施の形態1と同様の手順により、耐震補強枠10の上枠部材11を横架材BMに連結させる。このとき、図14に示すように、ヒレ基部311の下面から突出したタイト材314の下端部が水切部材40において水切基部41の上面に圧接されることになり、水切基部41と水切部材40との間から室内側への水の浸入が防止される。さらに、シート材330を介して連結ヒレ部310の連結面部312を横架材BMに連結させた後においては、対向面部313に設けたシール用切欠313bにシール材390を塗布することにより、対向面部313とシート材330との隙間に水が浸入するのを防止する。最後に、端部キャップ61を備えたカバー部材60を外壁部材SYに取り付けることにより、連結用開口30において連結ヒレ部310よりも上方に位置する部分を覆い隠す。カバー部材60の上縁部と外壁部材SYの外表面との間には、互いの間の隙間を塞ぐためにシール材62が塗布してある。
上記のようにして耐震補強枠10を取り付けた建築物Hにおいても、実施の形態1と同様、新設基礎及び既設基礎を介して地盤に固定された耐震補強枠10によって地震発生時の地震力に抗することができるため、耐震性能を向上させることができる。しかも、この耐震補強構造においては、耐震補強枠10が室外に設置されるため、施工が容易であり、室内空間が犠牲にならない等の効果も奏する。
さらに、連結用開口30を形成した後の外壁部材SYに対して、耐震補強枠10を取り付ける以前に横架材BMとの間に防水処理を施し、横架材BMの外表面との隙間を塞ぐようにしているため、連結用開口30を介しては、室内側に雨水等の水が浸入する恐れがなくなる。加えて、この実施の形態3では、既存防水層WPに形成した切欠WP1をシート材330によって覆うようにしているため、上方傾斜面313aと外壁部材SYの開口上端面32との間にはシール材を塗布する必要がない。すなわち、外壁部材SYに生じたひびや割れを通じて外壁部材SYよりも室内側に浸入した水は、既存防水層WP及びシート材330によって室内側への浸入が阻止され、上方傾斜面313aと外壁部材SYの開口上端面32との隙間を介して室外に排出されることになる。
尚、実施の形態1〜3では、既存防水層WPを切り欠いて横架材BMを外部に露出させるようにしているため、横架材BMの状況を目視等で確認し、耐震補強枠10に連結できるだけの強度があるか否かを判断することが可能である。しかしながら、築年数が浅い建築物や外壁部材SYの外観品質から横架材BMの状況を判断できる場合には、必ずしも既存の防水層WPを切り欠く必要はない。
(実施の形態4)
図22及び図23は、本発明の実施の形態4である取付構造を適用して耐震補強枠を取り付けた建築物の要部を示したものである。本実施の形態4において耐震補強の対象となる建築物Hは、実施の形態1と同様、柱、胴差し、梁等の構造体(横架材BM)が木材によって構成された木造住宅であり、建築物Hの壁全面が外壁部材SYによって覆われている。
耐震補強枠10については、アルミニウム合金製の押し出し型材から成る上枠部材11及び左右の縦枠部材12を剛接合してコの字形状に構成したラーメンフレームを適用する点、上枠部材11に設けた連結ヒレ部110を介して建築物Hの横架材BMに連結する点でそれぞれ実施の形態1と共通し、連結ヒレ部110を横架材BMに連結する以前に連結用開口30に対して施す防水処理のみが実施の形態1と異なっている。以下においては、実施の形態1と異なる点について主に説明し、実施の形態1と同様の構成については同一の符号を付して詳細説明を省略する。
実施の形態4では、まず、耐震補強の対象となる建築物Hの外壁部材SYにおいて横架材BMに対応する部位を部分的に切除することにより、左右方向に沿って長手となる矩形状の連結用開口30を形成する。このとき、外壁部材SYの内表面に設けられていた既存の防水層WPに対しては、切欠を形成せず、外壁部材SYのみを切除する。連結用開口30の大きさは、上枠部材11に設けた連結ヒレ部110の連結面部112を容易に挿通させることができるように、連結面部112の外形寸法よりも大きく設定する。
連結用開口30を形成した後の外壁部材SYに対しては、連結用開口30より一回り小さく、かつ連結面部112よりも大きい外形を有したマスク材400を連結用開口30に配置し、さらにマスク材400の端面全周と外壁部材SYの開口端面との間にシール材410を塗布することによって防水性を確保する。マスク材400としては、例えばアルミニウムによって成形した平板状部材を適用している。連結用開口30に対してマスク材400を配置する作業及びマスク材400の端面と外壁部材SYの開口端面との間にシール材410を塗布する作業は、耐震補強枠10を取り付ける以前に行うものであるため、外部から視認することができ、容易に、かつ確実に実施することが可能である。
上記のようにして外壁部材SYの連結用開口30にマスク材400を配置した後においては、上枠部材11に設けた連結ヒレ部110の連結面部112をマスク材400の外表面に当接させ、この状態からネジ用下孔112aを介してマスク材400及び横架材BMにネジ部材120を螺合させれば、連結ヒレ部110を介して上枠部材11が横架材BMに連結されることになる。
最後に、連結用開口30よりも上方に位置する外壁部材SYにカバー部材60を取り付けることにより、連結用開口30を設けた部分を覆い隠すようにしている。カバー部材60の上縁部と外壁部材SYの外表面SY1との間には、互いの間の隙間を塞ぐためにシール材62が塗布してある。
上記のようにして耐震補強枠10を取り付けた建築物Hにおいても、実施の形態1と同様、新設基礎及び既設基礎を介して地盤に固定された耐震補強枠10によって地震発生時の地震力に抗することができるため、耐震性能を向上させることができる。しかも、この耐震補強構造においては、耐震補強枠10が室外に設置されるため、施工が容易であり、室内空間が犠牲にならない等の効果も奏する。
さらに、連結用開口30を形成した後の外壁部材SYに対して、耐震補強枠10を取り付ける以前に防水処理を施しているため、連結用開口30を介しては、室内側に雨水等の水が浸入する恐れがなくなる。
尚、上述した実施の形態1〜実施の形態4では、建築物Hの横架材BMに対して上枠部材11を連結させるようにしたものを例示しているが、耐震補強枠は、必ずしも横架材に対して上枠部材を介して連結するものに限らない。例えば上下方向に沿って配設された建築物の構造体に対して縦枠部材を介して連結するものにも適用することが可能である。耐震補強枠としては、上枠部材及び左右の縦枠部材を備えたコの字形状を成すものを例示しているが、下枠部材を備えた矩形枠状を成すものを適用することも可能である。
10 耐震補強枠、11 上枠部材、30 連結用開口、31 開口下端面、40 水切部材、41 水切基部、42 内端部分、43 外端部分、44 水切用端部キャップ、51 両面テープ、52 シール材、53 透湿防水シート、54 防水テープ、55 シール材、320 ふかし材、330 シート材、331 シート材、340 防水テープ、350 防水テープ、360 シール材、370 シール材、400 マスク材、410 シール材、SY 外壁部材、SY1 外表面、WP 防水層

Claims (10)

  1. 建築物の構造体に対応した部位の外壁部材を部分的に除去して連結用開口を形成し、室外に設置した耐震補強枠を、前記連結用開口を介して前記構造体に連結するようにした耐震補強枠の取付構造であって、
    建築物の外壁部材は、内表面に既存の防水層を備えたものであり、
    前記連結用開口は、少なくとも前記既存の防水層が前記構造体の周囲に連続する状態で外部に露出するように構成したものであり、
    前記連結用開口を覆うように防水性を有したシート材を配設するとともに、前記シート材の周縁部を前記既存の防水層に接着して構造体の外表面を覆い、
    外壁部材に形成した前記連結用開口の縁部と前記構造体との間には、前記構造体に耐震補強枠を連結する以前に、前記連結用開口の下縁を構成する外壁部材の端面を覆う位置に水切部材を設けて防水処理を施すことを特徴とする耐震補強枠の取付構造。
  2. 構造体の外表面とシート材との間に予めふかし材を取り付けることを特徴とする請求項1に記載の耐震補強枠の取付構造。
  3. 前記連結用開口は、建築物の構造体となる横架材に沿って外壁部材を矩形状に切除することにより構成したものであり、
    前記水切部材は、横架材の外表面に取り付けられる内端部分と、外壁部材の外表面よりも室外側に突出する外端部分とを有しており、
    外壁部材に形成した前記連結用開口の縁部と横架材との間には、
    前記水切部材の内端部分と前記シート材の外表面との間を防水する第1防水部材と、
    前記連結用開口の下縁を構成する外壁部材の縁部と前記水切部材との間を防水する第2防水部材と、
    前記連結用開口の両側縁を構成する外壁部材の縁部と横架材の外表面との間を防水する第3防水部材と
    を設けたことを特徴とする請求項1に記載の耐震補強枠の取付構造。
  4. 前記第3防水部材は、前記シート材を介して横架材の外表面と外壁部材の縁部との間にシール材を塗布することによって構成したことを特徴とする請求項3に記載の耐震補強枠の取付構造。
  5. 建築物の構造体に対応した部位の外壁部材を部分的に除去して連結用開口を形成し、室外に設置した耐震補強枠を、前記連結用開口を介して前記構造体に連結するようにした耐震補強枠の取付構造であって、
    前記連結用開口は、建築物の構造体となる横架材に沿って外壁部材を矩形状に切除することにより構成したものであり、
    前記連結用開口の縁部と前記構造体との間には、前記構造体に耐震補強枠を連結する以前に、前記連結用開口の下縁を構成する外壁部材の端面を覆う位置に水切部材を設けて防水処理を施し、
    前記水切部材は、横架材の外表面に取り付けられる内端部分と、外壁部材の外表面よりも室外側に突出する外端部分とを有しており、
    前記連結用開口の縁部と横架材との間には、
    前記水切部材の内端部分と横架材の外表面との間を防水する第1防水部材と、
    前記連結用開口の下縁を構成する外壁部材の縁部と前記水切部材との間を防水する第2防水部材と、
    前記連結用開口の上縁及び両側縁を構成する外壁部材の縁部と横架材の外表面との間を防水する第3防水部材と
    を設けたことを特徴とする耐震補強枠の取付構造。
  6. 前記連結用開口を介して室外に露出する横架材の外表面には、前記水切部材の内端部分及び前記第1防水部材を覆う状態で防水性を有したシート材を設け、
    前記第3防水部材は、前記シート材を介して横架材の外表面と外壁部材の縁部との間にシール材を塗布することによって構成したことを特徴とする請求項5に記載の耐震補強枠の取付構造。
  7. 前記水切部材は、前記連結用開口の下縁を構成する外壁部材の端面を覆う平板状の水切基部を有し、前記水切基部の室内側に位置する縁部から上方に向けて延在するように前記内端部分が設けてある一方、前記水切基部の室外側に位置する縁部から下方に向けて延在するように前記外端部分が設けてあり、
    前記第1防水部材は、前記内端部分の外表面から横架材の外表面に渡って防水性を有したシート状部材を貼り付けることにより構成し、かつ前記第2防水部材は、前記水切部材の外端部分と外壁部材の外表面との間にシール材を塗布することによって構成したことを特徴とする請求項3または請求項5に記載の耐震補強枠の取付構造。
  8. 前記水切部材の両端部にそれぞれ水切用端部キャップを設けたことを特徴とする請求項3または請求項5に記載の耐震補強枠の取付構造。
  9. 外壁部材に形成した前記連結用開口の縁部と横架材との間には、さらに前記連結用開口の両側縁を構成する外壁部材の縁部と前記水切用端部キャップとの間を第4防水部材によって防水することを特徴とする請求項8に記載の耐震補強枠の取付構造。
  10. 建築物の構造体に対応した部位の外壁部材を部分的に除去して連結用開口を形成し、室外に設置した耐震補強枠を、前記連結用開口を介して前記構造体に連結するようにした耐震補強枠の取付構造であって、
    外壁部材に形成した前記連結用開口の内部には、前記構造体に耐震補強枠を連結する以前にマスク部材を配設し、前記マスク部材の端面と外壁部材の端面との間にシール材を塗布したことを特徴とする耐震補強枠の取付構造。
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