JPH09132577A - 3−ハロゲン化セフェム誘導体の製造法 - Google Patents
3−ハロゲン化セフェム誘導体の製造法Info
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- JPH09132577A JPH09132577A JP7317255A JP31725595A JPH09132577A JP H09132577 A JPH09132577 A JP H09132577A JP 7317255 A JP7317255 A JP 7317255A JP 31725595 A JP31725595 A JP 31725595A JP H09132577 A JPH09132577 A JP H09132577A
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- C07D501/00—Heterocyclic compounds containing 5-thia-1-azabicyclo [4.2.0] octane ring systems, i.e. compounds containing a ring system of the formula:, e.g. cephalosporins; Such ring systems being further condensed, e.g. 2,3-condensed with an oxygen-, nitrogen- or sulfur-containing hetero ring
- C07D501/02—Preparation
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- A61P31/04—Antibacterial agents
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Abstract
(57)【要約】
【課題】製造困難な出発原料を用いることなく、安全且
つ簡便な操作で、高収率、高純度で目的とする3−ハロ
ゲン化セフェム誘導体を製造する方法を提供する。 【解決手段】1価又は2価の銅塩の存在下、一般式
(1)で表されるアレニルβ−ラクタム化合物にハロゲ
ン化試剤を反応させることを特徴とする、一般式(2)
で表される3−ハロゲン化セフェム誘導体の製造法。 【化1】 〔式中R1は水素原子、アミノ基又は保護されたアミノ
基を示す。R2は水素原子、ハロゲン原子、低級アルコ
キシ基、低級アシル基、又は置換基として水酸基もしく
は保護された水酸基を有する低級アルキル基を示す。R
3は水素原子又はカルボン酸保護基を示す。R4は置換基
を有することのある芳香族化合物残基又は含窒素芳香族
複素環化合物残基を示す。nは0〜2を示す。〕 【化2】 〔式中R1、R2、R3は前記に同じ。Xはハロゲン原子
を示す。〕
つ簡便な操作で、高収率、高純度で目的とする3−ハロ
ゲン化セフェム誘導体を製造する方法を提供する。 【解決手段】1価又は2価の銅塩の存在下、一般式
(1)で表されるアレニルβ−ラクタム化合物にハロゲ
ン化試剤を反応させることを特徴とする、一般式(2)
で表される3−ハロゲン化セフェム誘導体の製造法。 【化1】 〔式中R1は水素原子、アミノ基又は保護されたアミノ
基を示す。R2は水素原子、ハロゲン原子、低級アルコ
キシ基、低級アシル基、又は置換基として水酸基もしく
は保護された水酸基を有する低級アルキル基を示す。R
3は水素原子又はカルボン酸保護基を示す。R4は置換基
を有することのある芳香族化合物残基又は含窒素芳香族
複素環化合物残基を示す。nは0〜2を示す。〕 【化2】 〔式中R1、R2、R3は前記に同じ。Xはハロゲン原子
を示す。〕
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、3−ハロゲン化セ
フェム誘導体の製造法に関する。本発明の3−ハロゲン
化セフェム誘導体は、主に経口投与される公知のセフェ
ム系抗生物質の製造中間体として有用であり、例えば後
記参考例1に従ってセファクロールに変換される(特開
昭61−39313号公報)。
フェム誘導体の製造法に関する。本発明の3−ハロゲン
化セフェム誘導体は、主に経口投与される公知のセフェ
ム系抗生物質の製造中間体として有用であり、例えば後
記参考例1に従ってセファクロールに変換される(特開
昭61−39313号公報)。
【0002】
【従来の技術】一般式(2)で表される3−ハロゲン化
セフェム誘導体の一般的な製造法としては、例えば、一
般式(3)で表される3−ヒドロキシセフェム化合物の
水酸基をトリフルオロメシルオキシ基に変換した後ハロ
ゲン化リチウムを反応させる方法〔J.Org.Chem.,
54,4962(1989)〕、ジメチルホルムアミド
中にて3−ヒドロキシセフェム化合物に反応性クロロ化
合物又は反応性ブロモ化合物(三塩化リン、オキシ塩化
リン、チオニルブロマイド等)を反応させる方法(特開
昭49−116095号公報)等を挙げることができ
る。しかしながら、これらの方法は、出発原料として用
いられる3−ヒドロキシセフェム化合物それものが製造
困難であり、工業的に有利な製造法とは言えない。
セフェム誘導体の一般的な製造法としては、例えば、一
般式(3)で表される3−ヒドロキシセフェム化合物の
水酸基をトリフルオロメシルオキシ基に変換した後ハロ
ゲン化リチウムを反応させる方法〔J.Org.Chem.,
54,4962(1989)〕、ジメチルホルムアミド
中にて3−ヒドロキシセフェム化合物に反応性クロロ化
合物又は反応性ブロモ化合物(三塩化リン、オキシ塩化
リン、チオニルブロマイド等)を反応させる方法(特開
昭49−116095号公報)等を挙げることができ
る。しかしながら、これらの方法は、出発原料として用
いられる3−ヒドロキシセフェム化合物それものが製造
困難であり、工業的に有利な製造法とは言えない。
【0003】
【化3】 [式中R1、R2及びR3は前記に同じ。]
【0004】更に、一般式(2)で表されるアレニルβ
−ラクタム化合物にアルカリ金属又はアルカリ土類金属
のハロゲン塩を反応させることにより、該アレニルβ−
ラクタム化合物を閉環させ、3−ハロゲン化セフェム化
合物を製造する方法も知られている(特開平4−282
387号公報)。この方法は、原料化合物が製造容易な
アレニルβ−ラクタム化合物であるという利点を有する
が、閉環時に求核性の高いスルフィネートイオンが脱離
して再結合するため、3−スルホニルセフェム化合物の
副生が避けられず目的の3−ハロゲン化セフェム誘導体
の収率は70%程度にとどまっている。
−ラクタム化合物にアルカリ金属又はアルカリ土類金属
のハロゲン塩を反応させることにより、該アレニルβ−
ラクタム化合物を閉環させ、3−ハロゲン化セフェム化
合物を製造する方法も知られている(特開平4−282
387号公報)。この方法は、原料化合物が製造容易な
アレニルβ−ラクタム化合物であるという利点を有する
が、閉環時に求核性の高いスルフィネートイオンが脱離
して再結合するため、3−スルホニルセフェム化合物の
副生が避けられず目的の3−ハロゲン化セフェム誘導体
の収率は70%程度にとどまっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、製造
困難な出発原料を用いることなく、安全且つ簡便な操作
で、高収率、高純度で目的とする3−ハロゲン化セフェ
ム誘導体を製造する方法を提供することにある。
困難な出発原料を用いることなく、安全且つ簡便な操作
で、高収率、高純度で目的とする3−ハロゲン化セフェ
ム誘導体を製造する方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は1価又は2価の
銅塩の存在下、一般式(1)で表されるアレニルβ−ラ
クタム化合物にハロゲン化試剤を反応させることを特徴
とする、一般式(2)で表される3−ハロゲン化セフェ
ム誘導体の製造法に係る。
銅塩の存在下、一般式(1)で表されるアレニルβ−ラ
クタム化合物にハロゲン化試剤を反応させることを特徴
とする、一般式(2)で表される3−ハロゲン化セフェ
ム誘導体の製造法に係る。
【0007】
【化4】 [式中R1は水素原子、アミノ基又は保護されたアミノ
基を示す。R2は水素原子、ハロゲン原子、低級アルコ
キシ基、低級アシル基、低級アルキル基、置換基として
水酸基及び保護された水酸基から選ばれる少なくとも1
種を有する低級アルキル基、水酸基又は保護された水酸
基を示す。R3は水素原子又はカルボン酸保護基を示
す。R4は置換基を有してもよい芳香族化合物残基又は
含窒素芳香族複素環化合物残基を示す。nは0〜2の整
数を示す。]
基を示す。R2は水素原子、ハロゲン原子、低級アルコ
キシ基、低級アシル基、低級アルキル基、置換基として
水酸基及び保護された水酸基から選ばれる少なくとも1
種を有する低級アルキル基、水酸基又は保護された水酸
基を示す。R3は水素原子又はカルボン酸保護基を示
す。R4は置換基を有してもよい芳香族化合物残基又は
含窒素芳香族複素環化合物残基を示す。nは0〜2の整
数を示す。]
【0008】
【化5】 [式中R1、R2及びR3は前記に同じ。Xはハロゲン原
子を示す。]
子を示す。]
【0009】本発明者は、3−ハロゲン化セフェム誘導
体の汎用的な製造法についての研究過程で、前述の特開
平4−282387号公報に記載の公知技術に注目し、
スルフィネートイオンを求核性の低い基に変換すること
により、副生物の生成を抑制し得るであろうとの想定の
もとに更に研究を続け、その結果、閉環反応と共に特定
の酸化反応を実施することにより、スルフィネートイオ
ンを酸化して求核性の低いスルホン酸基に変換すること
ができ、目的とする3−ハロゲン化セフェム誘導体を高
収率で製造できることを見い出した。即ち種々の酸化反
応について鋭意検討を重ねた結果、1価もしくは2価の
銅塩による酸化反応を行うと同時にハロゲン化試剤を作
用させることにより、目的とする3−ハロゲン化セフェ
ム誘導体が定量的に得られるという、全く新しい事実を
見い出した。
体の汎用的な製造法についての研究過程で、前述の特開
平4−282387号公報に記載の公知技術に注目し、
スルフィネートイオンを求核性の低い基に変換すること
により、副生物の生成を抑制し得るであろうとの想定の
もとに更に研究を続け、その結果、閉環反応と共に特定
の酸化反応を実施することにより、スルフィネートイオ
ンを酸化して求核性の低いスルホン酸基に変換すること
ができ、目的とする3−ハロゲン化セフェム誘導体を高
収率で製造できることを見い出した。即ち種々の酸化反
応について鋭意検討を重ねた結果、1価もしくは2価の
銅塩による酸化反応を行うと同時にハロゲン化試剤を作
用させることにより、目的とする3−ハロゲン化セフェ
ム誘導体が定量的に得られるという、全く新しい事実を
見い出した。
【0010】
【発明の実施の形態】本明細書において示される各基
は、より具体的には次の通りである。ハロゲン原子と
は、例えば、フッ素、塩素、臭素、沃素等の原子を例示
できる。低級アルキル基とは、例えば、メチル、エチ
ル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブ
チル、sec−ブチル、tert−ブチル等の直鎖又は分岐状
の炭素数1〜4のアルキル基を例示できる。アリール基
とは、フェニル、ナフチル等を例示できる。
は、より具体的には次の通りである。ハロゲン原子と
は、例えば、フッ素、塩素、臭素、沃素等の原子を例示
できる。低級アルキル基とは、例えば、メチル、エチ
ル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブ
チル、sec−ブチル、tert−ブチル等の直鎖又は分岐状
の炭素数1〜4のアルキル基を例示できる。アリール基
とは、フェニル、ナフチル等を例示できる。
【0011】R1で示される保護されたアミノ基として
は、プロテクティブグループインオーガニックシンセシ
ス(Protective Groups in Organic Synthsi
s,Teodora W.Greene著、1981年、以下単に
「文献」という)の第7章(第218〜287頁)に記
載されている各種の基のほか、フェノキシアセトアミ
ド、p−メチルフェノキシアセトアミド、p−メトキシ
フェノキシアセトアミド、p−クロロフェノキシアセト
アミド、p−ブロモフェノキシアセトアミド、フェニル
アセトアミド、p−メチルフェニルアセトアミド、p−
メトキシフェニルアセトアミド、p−クロロフェニルア
セトアミド、p−ブロモフェニルアセトアミド、フェニ
ルモノクロロアセトアミド、フェニルジクロロアセトア
ミド、フェニルヒドロキシアセトアミド、チエニルアセ
トアミド、フェニルアセトキシアセトアミド、α−オキ
ソフェニルアセトアミド、ベンズアミド、p−メチルベ
ンズアミド、p−メトキシベンズアミド、p−クロロベ
ンズアミド、p−ブロモベンズアミド、フェニルグリシ
ルアミド、アミノ基の保護されたフェニルグリシルアミ
ド、p−ヒドロキシフェニルグリシルアミド、アミノ基
及び水酸基の一方又は両方が保護されたp−ヒドロキシ
フェニルグリシルアミド等のアミド類、フタルイミド、
ニトロフタルイミド等のイミド類を例示できる。フェニ
ルグリシルアミド及びp−ヒドロキシフェニルグリシル
アミドのアミノ基の保護基としては、上記文献の第7章
(第218〜287頁)に記載されている各種基を例示
できる。また、p−ヒドロキシフェニルグリシルアミド
の水酸基の保護基としては、上記文献の第2章(第10
〜72頁)に記載されている各種基を例示できる。更
に、一般式(5)で表される基も例示できる。
は、プロテクティブグループインオーガニックシンセシ
ス(Protective Groups in Organic Synthsi
s,Teodora W.Greene著、1981年、以下単に
「文献」という)の第7章(第218〜287頁)に記
載されている各種の基のほか、フェノキシアセトアミ
ド、p−メチルフェノキシアセトアミド、p−メトキシ
フェノキシアセトアミド、p−クロロフェノキシアセト
アミド、p−ブロモフェノキシアセトアミド、フェニル
アセトアミド、p−メチルフェニルアセトアミド、p−
メトキシフェニルアセトアミド、p−クロロフェニルア
セトアミド、p−ブロモフェニルアセトアミド、フェニ
ルモノクロロアセトアミド、フェニルジクロロアセトア
ミド、フェニルヒドロキシアセトアミド、チエニルアセ
トアミド、フェニルアセトキシアセトアミド、α−オキ
ソフェニルアセトアミド、ベンズアミド、p−メチルベ
ンズアミド、p−メトキシベンズアミド、p−クロロベ
ンズアミド、p−ブロモベンズアミド、フェニルグリシ
ルアミド、アミノ基の保護されたフェニルグリシルアミ
ド、p−ヒドロキシフェニルグリシルアミド、アミノ基
及び水酸基の一方又は両方が保護されたp−ヒドロキシ
フェニルグリシルアミド等のアミド類、フタルイミド、
ニトロフタルイミド等のイミド類を例示できる。フェニ
ルグリシルアミド及びp−ヒドロキシフェニルグリシル
アミドのアミノ基の保護基としては、上記文献の第7章
(第218〜287頁)に記載されている各種基を例示
できる。また、p−ヒドロキシフェニルグリシルアミド
の水酸基の保護基としては、上記文献の第2章(第10
〜72頁)に記載されている各種基を例示できる。更
に、一般式(5)で表される基も例示できる。
【0012】
【化6】 [式中、Ri及びRjは同一又は異なって、それぞれ水
素原子、脂肪族炭化水素基、芳香族炭化水素基又は複素
環式炭化水素基を示し、或いはRiとRjは互いに結合
して環状基を形成してもよい。]
素原子、脂肪族炭化水素基、芳香族炭化水素基又は複素
環式炭化水素基を示し、或いはRiとRjは互いに結合
して環状基を形成してもよい。]
【0013】R2で示される低級アルコキシ基として
は、例えば、メトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、イ
ソプロポキシ、n−ブトキシ、イソブトキシ、sec−ブ
トキシ、tert−ブトキシ等の直鎖又は分枝状の炭素数1
〜4のアルコキシ基を例示できる。R2で示される低級
アシル基としては、例えば、ホルミル、アセチル、プロ
ピオニル、ブチリル、イソブチリル等の直鎖又は分枝状
の炭素数1〜4のアシル基を例示できる。R2で示され
る置換基として水酸基及び保護された水酸基から選ばれ
る少なくとも1種を有する低級アルキル基の保護された
水酸基、及びR2で示される保護された水酸基の保護基
としては、上記文献の第2章(第10〜72頁)に記載
されている基を例示できる。R2で示される上記置換低
級アルキル基には、水酸基又は上記で示される保護され
た水酸基がそれぞれ1又は2個以上同一又は異なる炭素
原子上に置換してもよい。R3で示されるカルボン酸の
保護基としては、上記文献の第5章(第152〜192
頁)に示されている各種基の他、アリール基、ベンジル
基、p−メトキシベンジル基、p−ニトロベンジル基、
ジフェニルメチル基、トリクロロメチル基、tert−ブチ
ル基等を例示できる。
は、例えば、メトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、イ
ソプロポキシ、n−ブトキシ、イソブトキシ、sec−ブ
トキシ、tert−ブトキシ等の直鎖又は分枝状の炭素数1
〜4のアルコキシ基を例示できる。R2で示される低級
アシル基としては、例えば、ホルミル、アセチル、プロ
ピオニル、ブチリル、イソブチリル等の直鎖又は分枝状
の炭素数1〜4のアシル基を例示できる。R2で示され
る置換基として水酸基及び保護された水酸基から選ばれ
る少なくとも1種を有する低級アルキル基の保護された
水酸基、及びR2で示される保護された水酸基の保護基
としては、上記文献の第2章(第10〜72頁)に記載
されている基を例示できる。R2で示される上記置換低
級アルキル基には、水酸基又は上記で示される保護され
た水酸基がそれぞれ1又は2個以上同一又は異なる炭素
原子上に置換してもよい。R3で示されるカルボン酸の
保護基としては、上記文献の第5章(第152〜192
頁)に示されている各種基の他、アリール基、ベンジル
基、p−メトキシベンジル基、p−ニトロベンジル基、
ジフェニルメチル基、トリクロロメチル基、tert−ブチ
ル基等を例示できる。
【0014】R4で示される置換基を有することのある
芳香族化合物残基又は含窒素芳香族化合物残基として
は、フェニル基、ナフチル基、ベンゾチアゾール基、ト
リアゾール基、チアゾール基、テトラゾール基等を例示
できる。これらの基に置換してもよい置換基の種類とし
ては、例えばハロゲン原子(例えばフッ素、塩素、臭
素、ヨウ素等)、C1〜C4の直鎖もしくは分枝鎖状アル
コキシ基(例えばメトキシ基、エトキシ基等)、C1〜
C4の直鎖もしくは分枝鎖状アルキルチオ基(例えばメ
チルチオ基、エチルチオ基等)、C1〜C4の直鎖もしく
は分岐鎖状アルキルスルホニルオキシ基(例えばメタン
スルホニルオキシ基、トリフルオロメタンスルホニルオ
キシ基等)、置換基を有してもよい芳香族スルホニルオ
キシ基(例えばベンゼンスルホニルオキシ基、トルエン
スルホニルオキシ基等)、C1〜C4の直鎖もしくは分枝
鎖状アルキル基(例えばメチル基、エチル基等)、アミ
ノ基、置換基としてC1〜C4の直鎖もしくは分枝鎖状ア
ルキル基を1個又は2個有するアミノ基(例えばメチル
アミノ基、ジメチルアミノ基、エチルアミノ基、ジエチ
ルアミノ基等)、水酸基、R'COO−(R'はフェニル
基、トリル基又はC1〜C4の直鎖もしくは分枝鎖状アル
キル基)で表されるアシルオキシ基(例えばフェニルカ
ルボニルオキシ基、アセチルオキシ基等)、R'CO−
(R'は前記に同じ)で表されるアシル基(例えばフェ
ニルカルボニル基、アセチル基等)、ニトロ基、シアノ
基、フェニル基等を例示できる。これらの置換基は例え
ばフェニル基である場合は1〜5個、特に1〜3個、ナ
フチル基である場合は1〜7個、特に1〜3個、同一又
は異なる種類で置換されていてもよい。Xで示されるハ
ロゲン原子としては、例えばフッ素原子、塩素原子、臭
素原子、ヨウ素原子を例示できるが、塩素原子、臭素原
子、ヨウ素原子が特に好ましい。本発明において出発原
料として使用する一般式(1)で表されるアレニルβ−
ラクタム化合物は、例えば、特開平4−282359号
公報に記載の方法に従い、一般式(4)で表されるβ−
ラクタム化合物を溶媒中にて塩基と反応させることによ
り製造することができる。
芳香族化合物残基又は含窒素芳香族化合物残基として
は、フェニル基、ナフチル基、ベンゾチアゾール基、ト
リアゾール基、チアゾール基、テトラゾール基等を例示
できる。これらの基に置換してもよい置換基の種類とし
ては、例えばハロゲン原子(例えばフッ素、塩素、臭
素、ヨウ素等)、C1〜C4の直鎖もしくは分枝鎖状アル
コキシ基(例えばメトキシ基、エトキシ基等)、C1〜
C4の直鎖もしくは分枝鎖状アルキルチオ基(例えばメ
チルチオ基、エチルチオ基等)、C1〜C4の直鎖もしく
は分岐鎖状アルキルスルホニルオキシ基(例えばメタン
スルホニルオキシ基、トリフルオロメタンスルホニルオ
キシ基等)、置換基を有してもよい芳香族スルホニルオ
キシ基(例えばベンゼンスルホニルオキシ基、トルエン
スルホニルオキシ基等)、C1〜C4の直鎖もしくは分枝
鎖状アルキル基(例えばメチル基、エチル基等)、アミ
ノ基、置換基としてC1〜C4の直鎖もしくは分枝鎖状ア
ルキル基を1個又は2個有するアミノ基(例えばメチル
アミノ基、ジメチルアミノ基、エチルアミノ基、ジエチ
ルアミノ基等)、水酸基、R'COO−(R'はフェニル
基、トリル基又はC1〜C4の直鎖もしくは分枝鎖状アル
キル基)で表されるアシルオキシ基(例えばフェニルカ
ルボニルオキシ基、アセチルオキシ基等)、R'CO−
(R'は前記に同じ)で表されるアシル基(例えばフェ
ニルカルボニル基、アセチル基等)、ニトロ基、シアノ
基、フェニル基等を例示できる。これらの置換基は例え
ばフェニル基である場合は1〜5個、特に1〜3個、ナ
フチル基である場合は1〜7個、特に1〜3個、同一又
は異なる種類で置換されていてもよい。Xで示されるハ
ロゲン原子としては、例えばフッ素原子、塩素原子、臭
素原子、ヨウ素原子を例示できるが、塩素原子、臭素原
子、ヨウ素原子が特に好ましい。本発明において出発原
料として使用する一般式(1)で表されるアレニルβ−
ラクタム化合物は、例えば、特開平4−282359号
公報に記載の方法に従い、一般式(4)で表されるβ−
ラクタム化合物を溶媒中にて塩基と反応させることによ
り製造することができる。
【0015】 [式中R1、R2、R3、R4及びnは前記に同じ。R5は
置換基を有しても良い低級アルキル基又は置換基を有し
ても良いアリール基を示す。]
置換基を有しても良い低級アルキル基又は置換基を有し
ても良いアリール基を示す。]
【0016】この反応に用いられる溶媒としては、反応
に影響を与えないものであれば特に制限はないが、例え
ば、メタノール、エタノール、プロパノール、イソプロ
パノール、ブタノール、tert−ブタノール等のアルコー
ル類、蟻酸メチル、蟻酸エチル、蟻酸プロピル、蟻酸ブ
チル、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸ブ
チル、プロピオン酸メチル、プロピオン酸エチル等の低
級カルボン酸の低級アルキルエステル類、アセトン、メ
チルエチルケトン、メチルプロピルケトン、メチルブチ
ルケトン、メチルイソブチルケトン、ジエチルケトン等
のケトン類、ジエチルエーテル、エチルプロピルエーテ
ル、エチルブチルエーテル、ジプロピルエーテル、ジイ
ソプロピルエーテル、ジブチルエーテル、メチルセロシ
ルブ、ジメトキシエタン等のエーテル類、テトラヒドロ
フラン、ジオキサン、ジオキソラン等の環状エーテル
類、アセトニトリル、プロピオニトリル、ブチロニトリ
ル、イソブチロニトリル、バレロニトリル等のニトリル
類、ベンゼン、トルエン、キシレン、クロロベンゼン、
アニソール等の置換もしくは非置換の芳香族炭化水素
類、ジクロロメタン、クロロホルム、ジクロロエタン、
トリクロロエタン、ジブロモエタン、プロピレンジクロ
ライド、四塩化炭素、フロン類等のハロゲン化炭化水素
類、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、オクタン等の脂肪
族炭化水素類、シクロペンタン、シクロヘキサン、シク
ロヘプタン、シクロオクタン等のシクロアルカン類、ジ
メチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド等のアミド
類、ジメチルスルホキシド等を挙げることができる。こ
れらの溶媒は1種を単独で又は2種以上混合して使用さ
れる。また溶媒は必要に応じて水を含んでいてもよい。
溶媒は、一般式(4)のβ−ラクタム化合物1kgに対
し、通常10〜200リットル程度、好ましくは20〜
100リットル程度使用するのがよい。
に影響を与えないものであれば特に制限はないが、例え
ば、メタノール、エタノール、プロパノール、イソプロ
パノール、ブタノール、tert−ブタノール等のアルコー
ル類、蟻酸メチル、蟻酸エチル、蟻酸プロピル、蟻酸ブ
チル、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸ブ
チル、プロピオン酸メチル、プロピオン酸エチル等の低
級カルボン酸の低級アルキルエステル類、アセトン、メ
チルエチルケトン、メチルプロピルケトン、メチルブチ
ルケトン、メチルイソブチルケトン、ジエチルケトン等
のケトン類、ジエチルエーテル、エチルプロピルエーテ
ル、エチルブチルエーテル、ジプロピルエーテル、ジイ
ソプロピルエーテル、ジブチルエーテル、メチルセロシ
ルブ、ジメトキシエタン等のエーテル類、テトラヒドロ
フラン、ジオキサン、ジオキソラン等の環状エーテル
類、アセトニトリル、プロピオニトリル、ブチロニトリ
ル、イソブチロニトリル、バレロニトリル等のニトリル
類、ベンゼン、トルエン、キシレン、クロロベンゼン、
アニソール等の置換もしくは非置換の芳香族炭化水素
類、ジクロロメタン、クロロホルム、ジクロロエタン、
トリクロロエタン、ジブロモエタン、プロピレンジクロ
ライド、四塩化炭素、フロン類等のハロゲン化炭化水素
類、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、オクタン等の脂肪
族炭化水素類、シクロペンタン、シクロヘキサン、シク
ロヘプタン、シクロオクタン等のシクロアルカン類、ジ
メチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド等のアミド
類、ジメチルスルホキシド等を挙げることができる。こ
れらの溶媒は1種を単独で又は2種以上混合して使用さ
れる。また溶媒は必要に応じて水を含んでいてもよい。
溶媒は、一般式(4)のβ−ラクタム化合物1kgに対
し、通常10〜200リットル程度、好ましくは20〜
100リットル程度使用するのがよい。
【0017】塩基としては公知のものが使用でき、例え
ば、トリメチルアミン、ジメチルエチルアミン、トリエ
チルアミン、ジイソルロピルエチルアミン等のN,N,N
−トリ低級アルキルアミン類、N−メチルピペリジン、
N−エチルピペリジン等のN−低級アルキルアザシクロ
アルカン類、N−ベンジル−N,N−ジメチルアミン、
N−ベンジル−N,N−ジエチルアミン等のN−フェニ
ル低級アルキル−N,N−ジ低級アルキルアミン類、N,
N−ジメチルアニリン等のN,N−ジアルキル芳香族ア
ミン、ピリジン等の含窒素芳香族アミン、ジアザビシク
ロウンデセン、ジアザビシクロノネン等の二環式アミ
ン、これらの混合物等を挙げることができる。塩基の使
用量は、一般式(4)のβ−ラクタム化合物に対して通
常1〜10当量程度でよいが、必要ならば更に一般式
(4)のβ−ラクタム化合物がなくなるまで塩基を追加
してもよい。本反応は、通常−78〜+60℃程度、好
ましくは−40〜+30℃程度の温度下に行われる。こ
のようにして得られる一般式(1)のアレニルβ−ラク
タム化合物は通常の精製方法によって単離することがで
きる。尚、該アレニルβ−ラクタム化合物を含む反応混
合物をそのまま次の反応に用いることもできる。
ば、トリメチルアミン、ジメチルエチルアミン、トリエ
チルアミン、ジイソルロピルエチルアミン等のN,N,N
−トリ低級アルキルアミン類、N−メチルピペリジン、
N−エチルピペリジン等のN−低級アルキルアザシクロ
アルカン類、N−ベンジル−N,N−ジメチルアミン、
N−ベンジル−N,N−ジエチルアミン等のN−フェニ
ル低級アルキル−N,N−ジ低級アルキルアミン類、N,
N−ジメチルアニリン等のN,N−ジアルキル芳香族ア
ミン、ピリジン等の含窒素芳香族アミン、ジアザビシク
ロウンデセン、ジアザビシクロノネン等の二環式アミ
ン、これらの混合物等を挙げることができる。塩基の使
用量は、一般式(4)のβ−ラクタム化合物に対して通
常1〜10当量程度でよいが、必要ならば更に一般式
(4)のβ−ラクタム化合物がなくなるまで塩基を追加
してもよい。本反応は、通常−78〜+60℃程度、好
ましくは−40〜+30℃程度の温度下に行われる。こ
のようにして得られる一般式(1)のアレニルβ−ラク
タム化合物は通常の精製方法によって単離することがで
きる。尚、該アレニルβ−ラクタム化合物を含む反応混
合物をそのまま次の反応に用いることもできる。
【0018】本発明では、1価又は2価の銅塩の存在
下、一般式(1)のアレニルβ−ラクタム化合物にハロ
ゲン化試剤を反応させることにより、該アレニルβ−ラ
クタム化合物のアレニル部分の所定位置にハロゲンが置
換すると共に閉環が起こり、その際に脱離したスルフィ
ネートイオンは触媒である銅塩により酸化されてスルホ
ン酸基に変換され、スルフィネートイオンの再結合が防
止される。使用する1価及び2価の銅塩としては特に制
限はないが、例えば、塩化銅(I)、塩化銅(II)、臭
化銅(I)、臭化銅(II)、ヨウ化銅(I)、ヨウ化銅
(II)、フッ化銅(I)、フッ化銅(II)等のハロゲン
化銅、硫酸銅(II)、硝酸銅(II)、過塩素酸銅(II)
等の銅強酸塩、酸化銅(I)、酸化銅(II)等の銅酸化
物、銅アセチルアセトナート等の有機金属銅錯体等を挙
げることができる。1価の銅塩としてはハロゲン化銅が
好ましく、2価の銅としては、ハロゲン化銅、銅強酸塩
等が好ましい。これら銅塩の中でも、塩化銅(I)、塩
化銅(II)、硫酸銅(II)及び過塩素酸銅(II)が特に
好ましい。銅塩は無水物であっても結晶水を含んでいて
もよい。銅塩は1種を単独で用いてもよく又は2種以上
を併用してもよい。銅塩の使用量は特に制限されず、そ
の種類、一般式(1)のアレニルβ−ラクタム化合物の
使用量、併用するハロゲン化試剤、種々の反応条件等に
応じて広い範囲から適宜選択できるが、一般式(1)の
アレニルβ−ラクタム化合物に対し通常0.005当量
〜10当量程度、好ましくは0.05当量〜2当量程度
とすればよい。
下、一般式(1)のアレニルβ−ラクタム化合物にハロ
ゲン化試剤を反応させることにより、該アレニルβ−ラ
クタム化合物のアレニル部分の所定位置にハロゲンが置
換すると共に閉環が起こり、その際に脱離したスルフィ
ネートイオンは触媒である銅塩により酸化されてスルホ
ン酸基に変換され、スルフィネートイオンの再結合が防
止される。使用する1価及び2価の銅塩としては特に制
限はないが、例えば、塩化銅(I)、塩化銅(II)、臭
化銅(I)、臭化銅(II)、ヨウ化銅(I)、ヨウ化銅
(II)、フッ化銅(I)、フッ化銅(II)等のハロゲン
化銅、硫酸銅(II)、硝酸銅(II)、過塩素酸銅(II)
等の銅強酸塩、酸化銅(I)、酸化銅(II)等の銅酸化
物、銅アセチルアセトナート等の有機金属銅錯体等を挙
げることができる。1価の銅塩としてはハロゲン化銅が
好ましく、2価の銅としては、ハロゲン化銅、銅強酸塩
等が好ましい。これら銅塩の中でも、塩化銅(I)、塩
化銅(II)、硫酸銅(II)及び過塩素酸銅(II)が特に
好ましい。銅塩は無水物であっても結晶水を含んでいて
もよい。銅塩は1種を単独で用いてもよく又は2種以上
を併用してもよい。銅塩の使用量は特に制限されず、そ
の種類、一般式(1)のアレニルβ−ラクタム化合物の
使用量、併用するハロゲン化試剤、種々の反応条件等に
応じて広い範囲から適宜選択できるが、一般式(1)の
アレニルβ−ラクタム化合物に対し通常0.005当量
〜10当量程度、好ましくは0.05当量〜2当量程度
とすればよい。
【0019】またハロゲン化試剤としては公知のものが
使用でき、例えば、金属ハロゲン化物、第4級アンモニ
ウムハライド等を挙げることができる。金属ハロゲン化
合物の具体例としては、例えば、塩化アルミニウム、臭
化アルミニウム等のハロゲン化アルミニウム、トリメチ
ルシリルクロライド等のシリルハライド誘導体、塩化リ
チウム、臭化リチウム、ヨウ化リチウム等のアルカリ金
属のハロゲン塩、塩化カルシウム、臭化カルシウム、ヨ
ウ化カルシウム、塩化バリウム、臭化バリウム、ヨウ化
バリウム、塩化ストロンチウム、臭化ストロンチウム、
ヨウ化ストロンチウム等のアルカリ土類金属のハロゲン
塩、塩化セリウム等の希土類元素のハロゲン化塩等、そ
の他の種々の金属のハロゲン塩等を挙げることができ
る。第4級アンモニウムハライドの具体例としては、例
えば、塩化アンモニウム、トリエチルアミン塩酸塩、テ
トラ−n−ブチルアンモニウムクロライド、トリエチル
ベンジルアンモニウムブロマイド、テトラベンジルアン
モニウムクロライド等を挙げることができる。
使用でき、例えば、金属ハロゲン化物、第4級アンモニ
ウムハライド等を挙げることができる。金属ハロゲン化
合物の具体例としては、例えば、塩化アルミニウム、臭
化アルミニウム等のハロゲン化アルミニウム、トリメチ
ルシリルクロライド等のシリルハライド誘導体、塩化リ
チウム、臭化リチウム、ヨウ化リチウム等のアルカリ金
属のハロゲン塩、塩化カルシウム、臭化カルシウム、ヨ
ウ化カルシウム、塩化バリウム、臭化バリウム、ヨウ化
バリウム、塩化ストロンチウム、臭化ストロンチウム、
ヨウ化ストロンチウム等のアルカリ土類金属のハロゲン
塩、塩化セリウム等の希土類元素のハロゲン化塩等、そ
の他の種々の金属のハロゲン塩等を挙げることができ
る。第4級アンモニウムハライドの具体例としては、例
えば、塩化アンモニウム、トリエチルアミン塩酸塩、テ
トラ−n−ブチルアンモニウムクロライド、トリエチル
ベンジルアンモニウムブロマイド、テトラベンジルアン
モニウムクロライド等を挙げることができる。
【0020】これらハロゲン化試剤の好適なものは下記
式 (M)mX 又は (R6)(R7)(R8)(R9)NX (式中、mは1〜3の整数、Mはアルカリ金属、アルカ
リ土類金属、アルミニウム又はトリアルキルシリル基、
R6〜R9は同一又は異なって水素原子、アルキル基、ア
リール基又はアラルキル基を示す。)で表される。m=
1のときはMはリチウム、ナトリウム等のアルカリ金属
又はトリメチルシリル等のトリアルキルシリル基、m=
2のときはマグネシウム、カルシウム等のアルカリ土類
金属、m=3のときはアルミニウム等を示す。R6〜R9
のアルキル基としては前記炭素数1〜4のアルキル基、
アリール基としてはフェニル基、ナフチル基等、アラル
キル基としてはベンジル基、フェネチル基等を例示でき
る。ハロゲン化試剤は、1種を単独で使用でき又は2種
以上を併用できる。ハロゲン化試剤の使用量は、その種
類、一般式(1)のアレニルβ−ラクタム化合物の使用
量、併用する銅塩の種類、種々の反応条件等に応じて広
い範囲から適宜選択できるが、一般式(1)のアレニル
β−ラクタム化合物に対し通常1〜30当量程度、好ま
しくは1〜10当量程度とすればよい。必要ならば更に
一般式(1)のアレニルβ−ラクタム化合物がなくなる
まで追加してもよい。
式 (M)mX 又は (R6)(R7)(R8)(R9)NX (式中、mは1〜3の整数、Mはアルカリ金属、アルカ
リ土類金属、アルミニウム又はトリアルキルシリル基、
R6〜R9は同一又は異なって水素原子、アルキル基、ア
リール基又はアラルキル基を示す。)で表される。m=
1のときはMはリチウム、ナトリウム等のアルカリ金属
又はトリメチルシリル等のトリアルキルシリル基、m=
2のときはマグネシウム、カルシウム等のアルカリ土類
金属、m=3のときはアルミニウム等を示す。R6〜R9
のアルキル基としては前記炭素数1〜4のアルキル基、
アリール基としてはフェニル基、ナフチル基等、アラル
キル基としてはベンジル基、フェネチル基等を例示でき
る。ハロゲン化試剤は、1種を単独で使用でき又は2種
以上を併用できる。ハロゲン化試剤の使用量は、その種
類、一般式(1)のアレニルβ−ラクタム化合物の使用
量、併用する銅塩の種類、種々の反応条件等に応じて広
い範囲から適宜選択できるが、一般式(1)のアレニル
β−ラクタム化合物に対し通常1〜30当量程度、好ま
しくは1〜10当量程度とすればよい。必要ならば更に
一般式(1)のアレニルβ−ラクタム化合物がなくなる
まで追加してもよい。
【0021】本反応は通常適当な溶媒中で行なわれる。
溶媒としては反応に影響を与えないものであれば特に制
限されず、例えば、蟻酸メチル、蟻酸エチル、蟻酸プロ
ピル、蟻酸ブチル、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸プロ
ピル、酢酸ブチル、プロピオン酸メチル、プロピオン酸
エチル等の低級カルボン酸の低級アルキルエステル類、
アセトン、メチルエチルケトン、メチルプロピルケト
ン、メチルブチルケトン、メチルイソブチルケトン、ジ
エチルケトン等のケトン類、ジエチルエーテル、エチル
プロピルエーテル、エチルブチルエーテル、ジプロピル
エーテル、ジイソプロピルエーテル、ジブチルエーテ
ル、メチルセロシルブ、ジメトキシエタン等のエーテル
類、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジオキソラン等
の環状エーテル類、アセトニトリル、プロピオニトリ
ル、ブチロニトリル、イソブチロニトリル、バレロニト
リル等のニトリル類、ベンゼン、トルエン、キシレン、
クロロベンゼン、アニソール等の置換もしくは非置換の
芳香族炭化水素類、ジクロロメタン、クロロホルム、ジ
クロロエタン、トリクロロエタン、ジブロモエタン、プ
ロピレンジクロライド、四塩化炭素、フロン類等のハロ
ゲン化炭化水素類、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、オ
クタン等の脂肪族炭化水素類、シクロペンタン、シクロ
ヘキサン、シクロヘプタン、シクロオクタン等のシクロ
アルカン類、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトア
ミド、N−メチル−2−ピロリドン等の環状アミドを含
むアミド類、ジメチルスルホキシド等を挙げることがで
きる。溶媒は1種を単独で使用でき又は2種以上を併用
できる。溶媒の使用量は、その種類、一般式(1)のア
レニルβ−ラクタム化合物の使用量、使用する銅塩とハ
ロゲン化試剤の種類と使用量、種々の反応条件等に応じ
て広い範囲から適宜選択できるが、一般式(1)の化合
物1kgに対し通常10〜200リットル程度、好ましく
は20〜100リットル程度とすればよい。本反応は、
通常−78〜+60℃程度、好ましくは−20〜+30
℃程度の温度下に行われる。また必要に応じ、密封容器
中、窒素ガス等の不活性ガス中等で行なうこともでき
る。
溶媒としては反応に影響を与えないものであれば特に制
限されず、例えば、蟻酸メチル、蟻酸エチル、蟻酸プロ
ピル、蟻酸ブチル、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸プロ
ピル、酢酸ブチル、プロピオン酸メチル、プロピオン酸
エチル等の低級カルボン酸の低級アルキルエステル類、
アセトン、メチルエチルケトン、メチルプロピルケト
ン、メチルブチルケトン、メチルイソブチルケトン、ジ
エチルケトン等のケトン類、ジエチルエーテル、エチル
プロピルエーテル、エチルブチルエーテル、ジプロピル
エーテル、ジイソプロピルエーテル、ジブチルエーテ
ル、メチルセロシルブ、ジメトキシエタン等のエーテル
類、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジオキソラン等
の環状エーテル類、アセトニトリル、プロピオニトリ
ル、ブチロニトリル、イソブチロニトリル、バレロニト
リル等のニトリル類、ベンゼン、トルエン、キシレン、
クロロベンゼン、アニソール等の置換もしくは非置換の
芳香族炭化水素類、ジクロロメタン、クロロホルム、ジ
クロロエタン、トリクロロエタン、ジブロモエタン、プ
ロピレンジクロライド、四塩化炭素、フロン類等のハロ
ゲン化炭化水素類、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、オ
クタン等の脂肪族炭化水素類、シクロペンタン、シクロ
ヘキサン、シクロヘプタン、シクロオクタン等のシクロ
アルカン類、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトア
ミド、N−メチル−2−ピロリドン等の環状アミドを含
むアミド類、ジメチルスルホキシド等を挙げることがで
きる。溶媒は1種を単独で使用でき又は2種以上を併用
できる。溶媒の使用量は、その種類、一般式(1)のア
レニルβ−ラクタム化合物の使用量、使用する銅塩とハ
ロゲン化試剤の種類と使用量、種々の反応条件等に応じ
て広い範囲から適宜選択できるが、一般式(1)の化合
物1kgに対し通常10〜200リットル程度、好ましく
は20〜100リットル程度とすればよい。本反応は、
通常−78〜+60℃程度、好ましくは−20〜+30
℃程度の温度下に行われる。また必要に応じ、密封容器
中、窒素ガス等の不活性ガス中等で行なうこともでき
る。
【0022】更に本発明では、反応系内に酸素又は空気
を導入することにより、目的物の収率がより一層向上す
る。また、反応系に酸素又は空気を導入することによ
り、触媒サイクルを組むことも可能となる。即ち、反応
系内に原料化合物、ハロゲン化試剤及び酸素又は空気を
連続式又はバッチ式で供給し、触媒量の銅塩を反応開始
時に供給するだけで、3−ハロゲン化セフェム誘導体を
定量的に製造することができる。導入方法としては通常
の手段が採用でき、例えば、酸素又は空気雰囲気下に反
応を行う方法、反応系に酸素又は空気をバブリングする
方法等を挙げることができる。尚、本発明では2価の銅
塩によりスルフィン酸の酸化は進行するが、1価の銅塩
を使用した場合でも酸素もしくは空気雰囲気下で反応を
行うだけで容易に2価の銅塩に変換され目的の反応が進
行する。従って反応系内への酸素又は空気の導入は、1
価の銅塩を用いた場合に特に有効である。得られる一般
式(2)で表される3−ハロゲン化セフェム誘導体は抽
出、蒸留、クロマトグラフィー等の通常の精製操作によ
り単離することができる。
を導入することにより、目的物の収率がより一層向上す
る。また、反応系に酸素又は空気を導入することによ
り、触媒サイクルを組むことも可能となる。即ち、反応
系内に原料化合物、ハロゲン化試剤及び酸素又は空気を
連続式又はバッチ式で供給し、触媒量の銅塩を反応開始
時に供給するだけで、3−ハロゲン化セフェム誘導体を
定量的に製造することができる。導入方法としては通常
の手段が採用でき、例えば、酸素又は空気雰囲気下に反
応を行う方法、反応系に酸素又は空気をバブリングする
方法等を挙げることができる。尚、本発明では2価の銅
塩によりスルフィン酸の酸化は進行するが、1価の銅塩
を使用した場合でも酸素もしくは空気雰囲気下で反応を
行うだけで容易に2価の銅塩に変換され目的の反応が進
行する。従って反応系内への酸素又は空気の導入は、1
価の銅塩を用いた場合に特に有効である。得られる一般
式(2)で表される3−ハロゲン化セフェム誘導体は抽
出、蒸留、クロマトグラフィー等の通常の精製操作によ
り単離することができる。
【0023】
【実施例】以下に実施例を挙げ、本発明を具体的に説明
する。 実施例1 化合物(1a)(R1=PhCH2CONH、R2=H、R
3=CH2C6H4OCH3−p、R4=Ph)130mg、銅
塩としての無水塩化銅(II)8mg(0.2当量)及びハ
ロゲン化試剤としての無水塩化リチウム196mg(20
当量)を10mlナス型フラスコに計り取り、反応溶媒と
してのN−メチル−2−ピロリドン10mlを加え酸素
(酸化用気体)を液中にバブリングしながら室温下6時
間撹拌する。反応液は1規定塩酸中にそそぎ、酢酸エチ
ルにより抽出を行ない、水洗2回、飽和食塩水洗1回を
行なった後、無水硫酸ナトリウム上で乾燥を行なった。
得られた抽出液は減圧下にて溶媒を留去した後、残査を
シリカゲルカラムクロマトにより精製分離すると化合物
(2a)(99mg、90%)が得られた。1 H−NMR(CDCl3)d;3.42(d,J=17.
8Hz,1H)、3.72(d,J=17.8Hz,1
H)、3.58(d,J=16.4Hz,1H)、3.64
(d,J=16.4Hz,1H)、3.79(s,3
H)、4.96(d,J=5.1Hz)、5.21(s,2
H)、5.79(dd,J=5.1,9.2Hz,1H)、
6.39(d,J=9.2Hz,1H)、6.82〜7.4
0(m,9H)
する。 実施例1 化合物(1a)(R1=PhCH2CONH、R2=H、R
3=CH2C6H4OCH3−p、R4=Ph)130mg、銅
塩としての無水塩化銅(II)8mg(0.2当量)及びハ
ロゲン化試剤としての無水塩化リチウム196mg(20
当量)を10mlナス型フラスコに計り取り、反応溶媒と
してのN−メチル−2−ピロリドン10mlを加え酸素
(酸化用気体)を液中にバブリングしながら室温下6時
間撹拌する。反応液は1規定塩酸中にそそぎ、酢酸エチ
ルにより抽出を行ない、水洗2回、飽和食塩水洗1回を
行なった後、無水硫酸ナトリウム上で乾燥を行なった。
得られた抽出液は減圧下にて溶媒を留去した後、残査を
シリカゲルカラムクロマトにより精製分離すると化合物
(2a)(99mg、90%)が得られた。1 H−NMR(CDCl3)d;3.42(d,J=17.
8Hz,1H)、3.72(d,J=17.8Hz,1
H)、3.58(d,J=16.4Hz,1H)、3.64
(d,J=16.4Hz,1H)、3.79(s,3
H)、4.96(d,J=5.1Hz)、5.21(s,2
H)、5.79(dd,J=5.1,9.2Hz,1H)、
6.39(d,J=9.2Hz,1H)、6.82〜7.4
0(m,9H)
【0024】実施例2 出発物質を化合物(1b)(R1=PhCH2CONH,
R2=H,R3=CHPh2,R4=Ph)150mgに変えて
実施例1と同様の反応を行なった結果化合物(2b)
(114mg,92%)が得られた。1 H−NMR(CDCl3)d;3.43(d,J=18.
9Hz,1H)、3.58(d,J=16.2Hz,1
H)、3.65(d,J=16.2Hz,1H)、3.73
(d,J=18.9Hz,1H)、4.99(d,18.9
Hz)、5.83(dd,J=4.8,9.3Hz,1
H)、6.24(d,J=9.3Hz、1H)、6.97
(s,1H)、7.21〜7.42(m,15H)
R2=H,R3=CHPh2,R4=Ph)150mgに変えて
実施例1と同様の反応を行なった結果化合物(2b)
(114mg,92%)が得られた。1 H−NMR(CDCl3)d;3.43(d,J=18.
9Hz,1H)、3.58(d,J=16.2Hz,1
H)、3.65(d,J=16.2Hz,1H)、3.73
(d,J=18.9Hz,1H)、4.99(d,18.9
Hz)、5.83(dd,J=4.8,9.3Hz,1
H)、6.24(d,J=9.3Hz、1H)、6.97
(s,1H)、7.21〜7.42(m,15H)
【0025】実施例3〜7 ハロゲン化試剤を下記に記載のものに変更する以外は、
実施例1と同様に操作し、化合物(2a)を製造した。
その収率を併記する。 実施例 ハロゲン化試剤 使用量(mg) 収率(%) 3 塩化カルシウム 499 93 4 塩化テトラエチルアンモニウム 745 85 5 塩化セリウム 757 80 6 塩化マグネシウム 428 85 7 塩化テトラブチルアンモニウム 1250 50
実施例1と同様に操作し、化合物(2a)を製造した。
その収率を併記する。 実施例 ハロゲン化試剤 使用量(mg) 収率(%) 3 塩化カルシウム 499 93 4 塩化テトラエチルアンモニウム 745 85 5 塩化セリウム 757 80 6 塩化マグネシウム 428 85 7 塩化テトラブチルアンモニウム 1250 50
【0026】実施例8〜12 銅塩を下記に記載のものに変更する以外は、実施例1と
同様に操作し、化合物(2a)を製造した。その収率を
併記する。 実施例 銅 塩 収率(%) 8 CuCl 92 9 CuCl2・2H2O 90 10 CuSO4・5H2O 85 11 Cu(ClO4)2・6H2O 82 12 銅アセチルアセトナート 76
同様に操作し、化合物(2a)を製造した。その収率を
併記する。 実施例 銅 塩 収率(%) 8 CuCl 92 9 CuCl2・2H2O 90 10 CuSO4・5H2O 85 11 Cu(ClO4)2・6H2O 82 12 銅アセチルアセトナート 76
【0027】実施例13〜16 使用する銅塩及びその使用量を下記に記載の通り変更す
る以外は、実施例1と同様に操作し、化合物(2a)を
製造した。その収率を併記する。 実施例 銅塩 使用量(当量) 収率(%) 13 CuCl2・2H2O 0.1 91 14 CuCl2・2H2O 0.4 89 15 CuCl2・2H2O 1.0 85 16 CuCl 1.0 86
る以外は、実施例1と同様に操作し、化合物(2a)を
製造した。その収率を併記する。 実施例 銅塩 使用量(当量) 収率(%) 13 CuCl2・2H2O 0.1 91 14 CuCl2・2H2O 0.4 89 15 CuCl2・2H2O 1.0 85 16 CuCl 1.0 86
【0028】実施例17〜21 酸化用気体及びその圧力を下記に記載の通り変更する以
外は、実施例1と同様に操作し、化合物(2a)を製造
した。その収率を併記する。 実施例 酸化用気体 圧力(atm) 収率(%) 17 酸素 1 90 18 酸素 2.5 87 19 酸素 5 85 20 酸素 8 85 21 空気 5 80
外は、実施例1と同様に操作し、化合物(2a)を製造
した。その収率を併記する。 実施例 酸化用気体 圧力(atm) 収率(%) 17 酸素 1 90 18 酸素 2.5 87 19 酸素 5 85 20 酸素 8 85 21 空気 5 80
【0029】実施例22〜24 反応溶媒を下記に記載の通り変更する以外は、実施例1
と同様に操作し、化合物(2a)を製造した。その収率
を併記する。 実施例 反応溶媒 収率(%) 22 ジメチルホルムアミド 80 23 ジメチルアセトアミド 79 24 テトラヒドロフラン 70
と同様に操作し、化合物(2a)を製造した。その収率
を併記する。 実施例 反応溶媒 収率(%) 22 ジメチルホルムアミド 80 23 ジメチルアセトアミド 79 24 テトラヒドロフラン 70
【0030】実施例25 出発物質として化合物(1a)を150mg及び銅塩とし
て塩化銅(II)2水和物を44mg(1.2当量)用い、
アルゴン気流下にて実施例1と同様に操作して反応を行
い、化合物(2a)109mg(89%)を得た。
て塩化銅(II)2水和物を44mg(1.2当量)用い、
アルゴン気流下にて実施例1と同様に操作して反応を行
い、化合物(2a)109mg(89%)を得た。
【0031】参考例1 本発明で得られる化合物(2)は文献記載の方法によ
り、経口剤として広く利用されているセファクロールに
変換できる。すなわち、化合物(2)を五塩化リン及び
ピリジンを用いて7位脱保護を行い(特開昭61−33
56号)、化合物(3)に変換した後、7位アミド側鎖
の導入を行う。この後、4位エステル部位の脱保護を行
うとセファクロールを得ることができる(特開昭61−
39313号)。以下に反応式を記載する。
り、経口剤として広く利用されているセファクロールに
変換できる。すなわち、化合物(2)を五塩化リン及び
ピリジンを用いて7位脱保護を行い(特開昭61−33
56号)、化合物(3)に変換した後、7位アミド側鎖
の導入を行う。この後、4位エステル部位の脱保護を行
うとセファクロールを得ることができる(特開昭61−
39313号)。以下に反応式を記載する。
【0032】
【化8】
【0033】
【発明の効果】本発明によれば製造困難な出発原料を用
いることなく、安全且つ簡便な操作で、高収率、高純度
で目的とする3−ハロゲン化セフェム誘導体を製造する
ことができる。
いることなく、安全且つ簡便な操作で、高収率、高純度
で目的とする3−ハロゲン化セフェム誘導体を製造する
ことができる。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年9月19日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【化1】 [式中R1は水素原子、アミノ基又は保護されたアミノ
基を示す。R2は水素原子、ハロゲン原子、低級アルコ
キシ基、低級アシル基、低級アルキル基、置換基として
水酸基及び保護された水酸基から選ばれる少なくとも1
種を有する低級アルキル基、水酸基又は保護された水酸
基を示す。R3は水素原子又はカルボン酸保護基を示
す。R4は置換基を有してもよい芳香族化合物残基又は
含窒素芳香族複素環化合物残基を示す。nは0〜2の整
数を示す。]
基を示す。R2は水素原子、ハロゲン原子、低級アルコ
キシ基、低級アシル基、低級アルキル基、置換基として
水酸基及び保護された水酸基から選ばれる少なくとも1
種を有する低級アルキル基、水酸基又は保護された水酸
基を示す。R3は水素原子又はカルボン酸保護基を示
す。R4は置換基を有してもよい芳香族化合物残基又は
含窒素芳香族複素環化合物残基を示す。nは0〜2の整
数を示す。]
【化2】 [式中R1、R2及びR3は前記に同じ。Xはハロゲン原
子を示す。]
子を示す。]
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0002
【補正方法】変更
【補正内容】
【0002】
【従来の技術】一般式(2)で表される3−ハロゲン化
セフェム誘導体の一般的な製造法としては、例えば、一
般式(3)で表される3−ヒドロキシセフェム化合物の
水酸基をトリフルオロメシルオキシ基に変換した後ハロ
ゲン化リチウムを反応させる方法〔J.Org.Chem.,
54,4962(1989)〕、ジメチルホルムアミド
中にて3−ヒドロキシセフェム化合物に反応性クロロ化
合物又は反応性ブロモ化合物(三塩化リン、オキシ塩化
リン、チオニルブロマイド等)を反応させる方法(特開
昭49−116095号公報)等を挙げることができ
る。しかしながら、これらの方法は、出発原料として用
いられる3−ヒドロキシセフェム化合物そのものが製造
困難であり、工業的に有利な製造法とは言えない。
セフェム誘導体の一般的な製造法としては、例えば、一
般式(3)で表される3−ヒドロキシセフェム化合物の
水酸基をトリフルオロメシルオキシ基に変換した後ハロ
ゲン化リチウムを反応させる方法〔J.Org.Chem.,
54,4962(1989)〕、ジメチルホルムアミド
中にて3−ヒドロキシセフェム化合物に反応性クロロ化
合物又は反応性ブロモ化合物(三塩化リン、オキシ塩化
リン、チオニルブロマイド等)を反応させる方法(特開
昭49−116095号公報)等を挙げることができ
る。しかしながら、これらの方法は、出発原料として用
いられる3−ヒドロキシセフェム化合物そのものが製造
困難であり、工業的に有利な製造法とは言えない。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】R1で示される保護されたアミノ基として
は、プロテクティブグループインオーガニックシンセシ
ス(Protective Groups in Organic Synthesi
s,Teodora W.Greene著、1981年、以下単に
「文献」という)の第7章(第218〜287頁)に記
載されている各種の基のほか、フェノキシアセトアミ
ド、p−メチルフェノキシアセトアミド、p−メトキシ
フェノキシアセトアミド、p−クロロフェノキシアセト
アミド、p−ブロモフェノキシアセトアミド、フェニル
アセトアミド、p−メチルフェニルアセトアミド、p−
メトキシフェニルアセトアミド、p−クロロフェニルア
セトアミド、p−ブロモフェニルアセトアミド、フェニ
ルモノクロロアセトアミド、フェニルジクロロアセトア
ミド、フェニルヒドロキシアセトアミド、チエニルアセ
トアミド、フェニルアセトキシアセトアミド、α−オキ
ソフェニルアセトアミド、ベンズアミド、p−メチルベ
ンズアミド、p−メトキシベンズアミド、p−クロロベ
ンズアミド、p−ブロモベンズアミド、フェニルグリシ
ルアミド、アミノ基の保護されたフェニルグリシルアミ
ド、p−ヒドロキシフェニルグリシルアミド、アミノ基
及び水酸基の一方又は両方が保護されたp−ヒドロキシ
フェニルグリシルアミド等のアミド類、フタルイミド、
ニトロフタルイミド等のイミド類を例示できる。フェニ
ルグリシルアミド及びp−ヒドロキシフェニルグリシル
アミドのアミノ基の保護基としては、上記文献の第7章
(第218〜287頁)に記載されている各種基を例示
できる。また、p−ヒドロキシフェニルグリシルアミド
の水酸基の保護基としては、上記文献の第2章(第10
〜72頁)に記載されている各種基を例示できる。更
に、一般式(5)で表される基も例示できる。
は、プロテクティブグループインオーガニックシンセシ
ス(Protective Groups in Organic Synthesi
s,Teodora W.Greene著、1981年、以下単に
「文献」という)の第7章(第218〜287頁)に記
載されている各種の基のほか、フェノキシアセトアミ
ド、p−メチルフェノキシアセトアミド、p−メトキシ
フェノキシアセトアミド、p−クロロフェノキシアセト
アミド、p−ブロモフェノキシアセトアミド、フェニル
アセトアミド、p−メチルフェニルアセトアミド、p−
メトキシフェニルアセトアミド、p−クロロフェニルア
セトアミド、p−ブロモフェニルアセトアミド、フェニ
ルモノクロロアセトアミド、フェニルジクロロアセトア
ミド、フェニルヒドロキシアセトアミド、チエニルアセ
トアミド、フェニルアセトキシアセトアミド、α−オキ
ソフェニルアセトアミド、ベンズアミド、p−メチルベ
ンズアミド、p−メトキシベンズアミド、p−クロロベ
ンズアミド、p−ブロモベンズアミド、フェニルグリシ
ルアミド、アミノ基の保護されたフェニルグリシルアミ
ド、p−ヒドロキシフェニルグリシルアミド、アミノ基
及び水酸基の一方又は両方が保護されたp−ヒドロキシ
フェニルグリシルアミド等のアミド類、フタルイミド、
ニトロフタルイミド等のイミド類を例示できる。フェニ
ルグリシルアミド及びp−ヒドロキシフェニルグリシル
アミドのアミノ基の保護基としては、上記文献の第7章
(第218〜287頁)に記載されている各種基を例示
できる。また、p−ヒドロキシフェニルグリシルアミド
の水酸基の保護基としては、上記文献の第2章(第10
〜72頁)に記載されている各種基を例示できる。更
に、一般式(5)で表される基も例示できる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】塩基としては公知のものが使用でき、例え
ば、トリメチルアミン、ジメチルエチルアミン、トリエ
チルアミン、ジイソプロピルエチルアミン等のN,N,N
−トリ低級アルキルアミン類、N−メチルピペリジン、
N−エチルピペリジン等のN−低級アルキルアザシクロ
アルカン類、N−ベンジル−N,N−ジメチルアミン、
N−ベンジル−N,N−ジエチルアミン等のN−フェニ
ル低級アルキル−N,N−ジ低級アルキルアミン類、N,
N−ジメチルアニリン等のN,N−ジアルキル芳香族ア
ミン、ピリジン等の含窒素芳香族アミン、ジアザビシク
ロウンデセン、ジアザビシクロノネン等の二環式アミ
ン、これらの混合物等を挙げることができる。塩基の使
用量は、一般式(4)のβ−ラクタム化合物に対して通
常1〜10当量程度でよいが、必要ならば更に一般式
(4)のβ−ラクタム化合物がなくなるまで塩基を追加
してもよい。本反応は、通常−78〜+60℃程度、好
ましくは−40〜+30℃程度の温度下に行われる。こ
のようにして得られる一般式(1)のアレニルβ−ラク
タム化合物は通常の精製方法によって単離することがで
きる。尚、該アレニルβ−ラクタム化合物を含む反応混
合物をそのまま次の反応に用いることもできる。
ば、トリメチルアミン、ジメチルエチルアミン、トリエ
チルアミン、ジイソプロピルエチルアミン等のN,N,N
−トリ低級アルキルアミン類、N−メチルピペリジン、
N−エチルピペリジン等のN−低級アルキルアザシクロ
アルカン類、N−ベンジル−N,N−ジメチルアミン、
N−ベンジル−N,N−ジエチルアミン等のN−フェニ
ル低級アルキル−N,N−ジ低級アルキルアミン類、N,
N−ジメチルアニリン等のN,N−ジアルキル芳香族ア
ミン、ピリジン等の含窒素芳香族アミン、ジアザビシク
ロウンデセン、ジアザビシクロノネン等の二環式アミ
ン、これらの混合物等を挙げることができる。塩基の使
用量は、一般式(4)のβ−ラクタム化合物に対して通
常1〜10当量程度でよいが、必要ならば更に一般式
(4)のβ−ラクタム化合物がなくなるまで塩基を追加
してもよい。本反応は、通常−78〜+60℃程度、好
ましくは−40〜+30℃程度の温度下に行われる。こ
のようにして得られる一般式(1)のアレニルβ−ラク
タム化合物は通常の精製方法によって単離することがで
きる。尚、該アレニルβ−ラクタム化合物を含む反応混
合物をそのまま次の反応に用いることもできる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // A61K 31/545 ADZ A61K 31/545 ADZ C07B 61/00 300 C07B 61/00 300 (72)発明者 菊池 亮 徳島県徳島市川内町加賀須野463 大塚化 学株式会社徳島研究所内 (72)発明者 亀山 豊 徳島県徳島市川内町加賀須野463 大塚化 学株式会社徳島研究所内 (72)発明者 空處 弘一 徳島県徳島市川内町加賀須野463 大塚化 学株式会社徳島研究所内
Claims (3)
- 【請求項1】 1価又は2価の銅塩の存在下、一般式
(1)で表されるアレニルβ−ラクタム化合物にハロゲ
ン化試剤を反応させることを特徴とする、一般式(2)
で表される3−ハロゲン化セフェム誘導体の製造法。 【化1】 [式中R1は水素原子、アミノ基又は保護されたアミノ
基を示す。R2は水素原子、ハロゲン原子、低級アルコ
キシ基、低級アシル基、低級アルキル基、置換基として
水酸基及び保護された水酸基から選ばれる少なくとも1
種を有する低級アルキル基、水酸基又は保護された水酸
基を示す。R3は水素原子又はカルボン酸保護基を示
す。R4は置換基を有してもよい芳香族化合物残基又は
含窒素芳香族複素環化合物残基を示す。nは0〜2の整
数を示す。] 【化2】 [式中R1、R2及びR3は前記に同じ。Xはハロゲン原
子を示す。] - 【請求項2】 ハロゲン化試剤が式 (M)mX 又は (R6)(R7)(R8)(R9)NX (式中、mは1〜3の整数、Mはアルカリ金属、アルカ
リ土類金属、アルミニウム又はトリアルキルシリル基、
R6〜R9は同一又は異なって水素原子、アルキル基、ア
リール基又はアラルキル基を示す。)で表される化合物
である請求項1の3−ハロゲン化セフェム誘導体の製造
法。 - 【請求項3】 反応系内に酸素又は空気を導入する請求
項1又は2の製造法。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31725595A JP3775836B2 (ja) | 1995-11-10 | 1995-11-10 | 3−ハロゲン化セフェム誘導体の製造法 |
KR1019970704643A KR19980701254A (ko) | 1995-11-10 | 1996-11-08 | 3-할로겐화 세펨유도체 제조법(process for the preparation of 3-halogenocephem derivatives) |
PCT/JP1996/003298 WO1997017353A1 (fr) | 1995-11-10 | 1996-11-08 | Procede de preparation de derives 3-halogenocephemes |
EP96937549A EP0803506B1 (en) | 1995-11-10 | 1996-11-08 | Process for the preparation of 3-halogenocephem derivatives |
DE69612083T DE69612083T2 (de) | 1995-11-10 | 1996-11-08 | Verfahren zur herstellung von 3-halogen-substituierten cephem-derivaten |
US08/849,393 US5919924A (en) | 1995-11-10 | 1996-11-08 | Process for preparing 3-halogenated cephem derivative |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31725595A JP3775836B2 (ja) | 1995-11-10 | 1995-11-10 | 3−ハロゲン化セフェム誘導体の製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09132577A true JPH09132577A (ja) | 1997-05-20 |
JP3775836B2 JP3775836B2 (ja) | 2006-05-17 |
Family
ID=18086215
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31725595A Expired - Fee Related JP3775836B2 (ja) | 1995-11-10 | 1995-11-10 | 3−ハロゲン化セフェム誘導体の製造法 |
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Country | Link |
---|---|
US (1) | US5919924A (ja) |
EP (1) | EP0803506B1 (ja) |
JP (1) | JP3775836B2 (ja) |
KR (1) | KR19980701254A (ja) |
DE (1) | DE69612083T2 (ja) |
WO (1) | WO1997017353A1 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002145885A (ja) * | 1999-09-30 | 2002-05-22 | Otsuka Chem Co Ltd | 3−セフェム誘導体結晶の製造方法 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3195371B2 (ja) * | 1991-03-11 | 2001-08-06 | 大塚化学株式会社 | セフエム誘導体の製造法 |
US5162524B1 (en) * | 1991-06-06 | 1997-06-17 | Bristol Myers Squibb Co | Processes for making cephems from allenylazetidinone derivatives |
JP3754990B2 (ja) * | 1995-03-10 | 2006-03-15 | 大塚化学ホールディングス株式会社 | アレン化β−ラクタム化合物の製造方法 |
-
1995
- 1995-11-10 JP JP31725595A patent/JP3775836B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1996
- 1996-11-08 EP EP96937549A patent/EP0803506B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1996-11-08 US US08/849,393 patent/US5919924A/en not_active Expired - Fee Related
- 1996-11-08 WO PCT/JP1996/003298 patent/WO1997017353A1/ja active IP Right Grant
- 1996-11-08 DE DE69612083T patent/DE69612083T2/de not_active Expired - Fee Related
- 1996-11-08 KR KR1019970704643A patent/KR19980701254A/ko not_active Application Discontinuation
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002145885A (ja) * | 1999-09-30 | 2002-05-22 | Otsuka Chem Co Ltd | 3−セフェム誘導体結晶の製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP0803506B1 (en) | 2001-03-14 |
DE69612083T2 (de) | 2002-03-21 |
KR19980701254A (ko) | 1998-05-15 |
US5919924A (en) | 1999-07-06 |
WO1997017353A1 (fr) | 1997-05-15 |
EP0803506A4 (en) | 1998-02-25 |
EP0803506A1 (en) | 1997-10-29 |
DE69612083D1 (de) | 2001-04-19 |
JP3775836B2 (ja) | 2006-05-17 |
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