JPH08245575A - アレン化β−ラクタム化合物の製造方法 - Google Patents
アレン化β−ラクタム化合物の製造方法Info
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- JPH08245575A JPH08245575A JP7079490A JP7949095A JPH08245575A JP H08245575 A JPH08245575 A JP H08245575A JP 7079490 A JP7079490 A JP 7079490A JP 7949095 A JP7949095 A JP 7949095A JP H08245575 A JPH08245575 A JP H08245575A
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Abstract
より、安定かつ高収率、高純度で単離製造し得る方法を
提供する。 【構成】 一般式(1)で表されるβ−ラクタム化合物
の水酸基を、一般式(2)で表されるスルホン酸の反応
性官能基誘導体と反応させ、一般式(3)で表されるβ
−ラクタム化合物に変換した後、塩基性陰イオン交換樹
脂と反応させて、一般式(4)で表されるアレン基を有
するβ−ラクタムを反応溶液中より安定かつ高収率、高
純度で製造、単離することを特徴とするアレン化β−ラ
クタム化合物の製造方法。 〔式中R1は水素原子、アミノ基など、R2は水素原子、
ハロゲン原子など、R3は水素原子又はカルボン酸保護
基、R4は置換基を有することのある芳香族化合物残基
など、nは0〜2を示す。〕 R5−SO2−X (2) 〔式中R5は、置換基を有することのある炭化水素基、
Xはハロゲン原子あるいはOSO2R5基を示す。〕
Description
合物は、例えばセファクロール、セフプロジル、セフチ
ブテンなどの原料として有用な3−置換セファロスポリ
ンに容易に誘導できる重要な中間体である(S.Tori
i,et.,al.,Synlett.,1991,888;J.Ka
nto,et.,al.,Tetrahedron Lett.,1992,3
3,3563;S.Torii,et.,al.,Tetrahedron
Lett.,1992,33,7029)。
アレン化β−ラクタム化合物は例えば特開平4−282
359号に記載の方法に従って、有機溶媒中、第三級有
機塩基を作用させることにより製造されていた。しかし
ながらこの化合物はその反応溶液の状態で不安定であ
り、通常は反応終了後反応溶液の抽出、濃縮等の煩雑な
操作を繰り返し行なわなければならないが、大量スケー
ル合成の場合これらの操作に時間を要するため、単離収
率が大幅に低下する等の問題を抱えており、今だ実用的
に満足できるアレン化β−ラクタム化合物の製造方法は
見い出されていない。
式(1)で表されるβ−ラクタム化合物を出発原料と
し、一般式(4)で表されるアレン化β−ラクタム化合
物を簡便な操作により、安定かつ高収率、高純度で単離
製造し得る方法を提供することにある。
で表されるβ−ラクタム化合物の水酸基を、一般式
(2)で表されるスルホン酸の反応性官能基誘導体と反
応させ、一般式(3)で表されるβ−ラクタム化合物に
変換した後、第三級有機塩基が樹脂上に固定化された型
の塩基性陰イオン交換樹脂と反応させて、一般式(4)
で表されるアレン基を有するβ−ラクタムを反応溶液中
より安定かつ高収率、高純度で製造、単離することを特
徴とするアレン化β−ラクタム化合物の製造方法に係
る。
基を示す。R2は水素原子、ハロゲン原子、低級アルコ
キシ基、低級アシル基、又は置換基として水酸基もしく
は保護された水酸基を有する低級アルキル基を示す。R
3は水素原子又はカルボン酸保護基を示す。R4は置換基
を有することのある芳香族化合物残基又は含窒素芳香族
複素環化合物残基を示す。nは0〜2を示す。〕 R5−SO2−X (2) 〔式中R5は、置換基を有することのある脂肪族、脂環
式、又は芳香族の炭化水素基、Xはハロゲン原子あるい
はOSO2R5基を示す。〕
じ。〕
−ラクタム化合物を従来用いられていた第三級有機塩基
と反応させ一般式(4)で表わされるアレン化β−ラク
タム化合物に変換した後、これに酸性陽イオン交換樹
脂、塩基性陰イオン交換樹脂の2種類のイオン交換樹脂
を交互あるいは同時に作用させ、一般式(4)で表わさ
れるアレン化β−ラクタム化合物を反応溶液中より安定
かつ高収率、高純度で製造、単離することを特徴とする
アレン化β−ラクタム化合物の製造方法に係る。
化合物の製造方法を開発する過程において、上記の公知
の製造方法のもつ問題点を解決するにあたり、上記のア
レン化β−ラクタム化合物の分解の原因がアレン化反応
終了後にわずかながらも残存する過剰量の第三級有機塩
基、あるいは第三級有機塩基とスルホン酸との塩にある
ことを見い出した。この事実をもとに、一般式(3)で
表わされるβ−ラクタム化合物に第三級有機塩基の代わ
りに第三級有機塩基が樹脂上に固定化された型の塩基性
イオン交換樹脂を作用させることにより、従来不安定で
あった一般式(4)で表わされるアレン化β−ラクタム
化合物を反応液中より通常の単離操作により安定かつ高
収率、高純度で製造できるという全く新しい事実を見い
出した。また本発明者らは、従来通り一般式(3)で表
わされるβ−ラクタム化合物と第三級有機塩基を反応さ
せた後、第三級有機塩基あるいは第三級有機塩基とスル
ホン酸との塩の第三級有機塩基成分を酸性陽イオン交換
樹脂により、また第三級有機塩基とスルホン酸の塩のス
ルホン酸を塩基性陰イオン交換樹脂により反応液中から
除去すること、あるいはこれらの操作を同じ樹脂あるい
は異なった樹脂を用いて繰り返すことにより、一般式
(4)で表わされるアレン化β−ラクタム化合物を反応
液中より通常の単離操作により安定かつ高収率、高純度
で製造できるという全く新しい事実を見い出し、本発明
を完成するに至った。
体的にはそれぞれ次の通りである。R1で示される保護
されたアミノ基としては、プロテクティブグループイン
オーガニックシンセシス(Protective Groups in Or
ganic Synthesis, Theodora W.Greene著、198
1年、以下単に「文献」という)の第7章(第218〜
287頁)に記載されている各種の基の他、フェノキシ
アセトアミド、p−メチルフェノキシアセトアミド、p
−メトキシフェノキシアセトアミド、p−クロロフェノ
キシアセトアミド、p−ブロモフェノキシアセトアミ
ド、フェニルアセトアミド、p−メチルフェニルアセト
アミド、p−メトキシフェニルアセトアミド、p−クロ
ロフェニルアセトアミド、p−ブロモフェニルアセトア
ミド、フェニルモノクロロアセトアミド、フェニルジク
ロロアセトアミド、フェニルヒドロキシアセトアミド、
チエニルアセトアミド、フェニルアセトキシアセトアミ
ド、α−オキソフェニルアセトアミド、ベンズアミド、
p−メチルベンズアミド、p−メトキシベンズアミド、
p−クロロベンズアミド、p−ブロモベンズアミド、フ
ェニルグリシルアミドやアミノ基の保護されたフェニル
グリシルアミド、p−ヒドロキシフェニルグリシルアミ
ドやアミノ基及び水酸基の一方又は両方が保護されたp
−ヒドロキシフェニルグリシルアミド等のアミド類、フ
タルイミド、ニトロフタルイミド等のイミド類を例示で
きる。フェニルグリシルアミド及びp−ヒドロキシフェ
ニルグリシルアミドのアミノ基の保護基としては、上記
文献の第7章(第218〜287頁)に記載されている
各種基を例示できる。また、p−ヒドロキシフェニルグ
リシルアミドの水酸基の保護基としては、上記文献の第
2章(第10〜72頁)に記載されている各種基を例示
できる。
フッ素、塩素、臭素、ヨウ素などの原子を挙げることが
できる。R2で示される低級アルコキシ基としては、例
えば、メトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、イソプロ
ポキシ、n−ブトキシ、イソブトキシ、sec−ブトキ
シ、tert−ブトキシなどの直鎖又は分枝状のC1〜C4の
アルコキシ基を例示できる。R2で示される低級アシル
基としては、例えば、ホルミル、アセチル、プロピオニ
ル、ブチリル、イソブチリルなどの直鎖又は分枝状のC
1〜C4のアシル基を例示できる。
基を置換基として有する低級アルキル基の保護された水
酸基、およびR2で示される保護された水酸基の保護基
としては、上記文献の第2章(第10〜72頁)に記載
されている基を例示できる。R2で示される上記置換低
級アルキル基は、水酸基又は上記で示される保護された
水酸基の中から選ばれる同一又は異なる種類の置換基
で、同一又は異なる炭素上に1つ以上置換されていても
よい。低級アルキル基としては、例えば、メチル、エチ
ル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブ
チル、sec−ブチル、tert−ブチルなどの直鎖または分
枝状のC1〜C4のアルキル基を挙げることができる。R
3で示されるカルボン酸の保護基としては、上記文献の
第5章(第152〜192頁)に示されている各種基の
他、アリル基、ベンジル基、p−メトキシベンジル基、
p−ニトロベンジル基、ジフェニルメチル基、トリクロ
ロメチル基、tert−ブチル基等を例示できる。
芳香族化合物残基又は含窒素芳香族化合物残基として
は、フェニル基、ナフチル基、ベンゾチアゾール基、ト
リアゾール基、チアゾール基、テトラゾール基等を例示
できる。これらの基に置換してもよい置換基の種類とし
ては、例えばハロゲン原子(例えばフッ素、塩素、臭
素、ヨウ素等)、C1〜C4の直鎖もしくは分枝鎖状アル
コキシ基(例えばメトキシ基、エトキシ基等)、C1〜
C4の直鎖もしくは分枝鎖状アルキルチオ基(例えばメ
チルチオ基、エチルチオ基等)、C1〜C4の直鎖もしく
は分岐鎖状アルキルスルホニルオキシ基(例えばメタン
スルホニルオキシ基、トリフルオロメタンスルホニルオ
キシ基等)、置換基を有してもよい芳香族スルホニルオ
キシ基(例えばベンゼンスルホニルオキシ基、トルエン
スルホニルオキシ基等)、C1〜C4の直鎖もしくは分枝
鎖状アルキル基(例えばメチル基、エチル基等)、アミ
ノ基、置換基としてC1〜C4の直鎖もしくは分枝鎖状ア
ルキル基を1個又は2個有するアミノ基(例えばメチル
アミノ基、ジメチルアミノ基、エチルアミノ基、ジエチ
ルアミノ基等)、水酸基、R'COO−(R'はフェニル
基、トリル基又はC1〜C4の直鎖もしくは分枝鎖状アル
キル基)で表されるアシルオキシ基(例えばフェニルカ
ルボニルオキシ基、アセチルオキシ基等)、R'CO−
(R'は前記に同じ)で表されるアシル基(例えばフェ
ニルカルボニル基、アセチル基等)、ニトロ基、シアノ
基、フェニル基等を例示できる。これらの置換基はAr
で示されるアリールがフェニル基である場合は1〜5
個、特に1,2又は3個、Arで示されるアリール基が
ナフチルである場合は1〜7個、特に1,2又は3個、
同一又は異なる種類で置換されていてもよい。
脂肪族、脂環式、または芳香族の炭化水素基としては、
C1〜C4の直鎖もしくは分枝鎖状アルキル基(例えばメ
チル基、エチル基等)、アルケニル基(例えばアリル基
またはブテニル基等)等の脂肪族炭化水素基、C3〜C8
のシクロアルキル基(例えばシクロペンチル基、シクロ
ヘキシル基等)等の脂環式炭化水素基、フェニル基、ナ
フチル基等の芳香族炭化水素基などが例示できる。これ
らの炭化水素基に置換していてもよい置換基の種類とし
ては、例えばハロゲン原子(例えばフッ素原子、塩素原
子、臭素原子、ヨウ素原子等)、C1〜C4の直鎖もしく
は分枝鎖状アルコキシ基(例えばメトキシ基、エトキシ
基等)、C1〜C4の直鎖もしくは分枝鎖状アルキルチオ
基(例えばメチルチオ基、エチルチオ基等)、C1〜C4
の直鎖もしくは分枝鎖状アルキル基(例えばメチル基、
エチル基等)、アミノ基、置換基としてC1〜C4の直鎖
もしくは分枝鎖状アルキル基を1個又は2個有するアミ
ノ基(例えばメチルアミノ基、ジエチルアミノ基等)、
水酸基、R'COO−(R'はフェニル基、トリル基又は
C1〜C4の直鎖もしくは分枝鎖状アルキル基)で表され
るアシルオキシ基(例えばフェニルカルボニルオキシ
基、アセチルオキシ基等)、R'CO−(R'は前記に同
じ)で表されるアシル基(例えばフェニルカルボニル
基、アセチル基等)、ニトロ基、シアノ基、フェニル基
等を例示できる。これらの置換基はR5で示される炭化
水素基に1〜5個、特に1〜3個、同一又は異なる種類
で置換されていてもよい。R5として、好ましくはメチ
ル、エチル、トリフルオロメチル、トリル、フェニルを
用いるのが良い。
しては、3種類の置換基がそれぞれ置換基を有すること
のある脂肪族、脂環式、または芳香族の炭化水素基であ
る第三級有機塩基が例示できる。ここで3個の炭化水素
基は同一又は異なる基であることができ、また2個の置
換基はいっしょになって、炭素−炭素結合、酸素−炭素
結合、硫黄−炭素結合、窒素−炭素結合、あるいは低級
アルキル基置換窒素−炭素結合により環を形成していて
もよい。適当な第三級有機塩基としては、ジエチルメチ
ルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、ジイソプロピ
ルメチルアミン、トリブチルアミン、ジイソブチルメチ
ルアミン等のC1〜C4の直鎖もしくは分枝鎖状トリアル
キルアミン類、ジシクロプロピルメチルアミン、ジシク
ロペンチルメチルアミン、ジシクロヘキシルメチルアミ
ン等のC3〜C8のジシクロアルキルアルキルアミン類、
トリシクロプロピルアミン、トリシクロペンチルアミ
ン、トリシクロヘキシルアミン等のC3〜C8のトリシク
ロアルキルアミン類、その他N−メチルアジリジン、N
−メチルピロリジン、N−メチルピペリジン、N−メチ
ルヘキサヒドロアゼピリン、N−メチルモルホリン、N
−メチルチオモルホリン、N,N−ジメチルピペラジン
または4−メチル−1−ピペラジンが例示できる。3個
の炭化水素基に置換していてもよい置換基の種類として
は、R3で示される炭素数18までの脂肪族、脂環式、
または芳香族の炭化水素基に置換していてもよい置換基
として例示したと同じ置換基が例示できる。これらの置
換基は炭化水素基に1〜5個、特に1〜3個、同一又は
異なる種類で置換されていてもよい。
されるβ−ラクタム化合物は、例えば下記に示す方法で
製造することができる。すなわち、一般式(5)で表さ
れるβ−ラクタム化合物を不活性溶媒中、低温にてオゾ
ンと反応させた後、ジメチルスルフィドなどの還元剤に
より還元すると目的の化合物を得ることができる。
えば日本化学会編「新実験化学講座」第15巻、第59
3〜603項に記載されている条件を適用することがで
きる。具体的には、この反応は適当な溶媒中で行なわれ
る。使用できる溶媒としては、例えばメタノール、エタ
ノール、プロパノール、イソプロパノール、ブタノー
ル、tert−ブタノール等のアルコール類、蟻酸メチル、
蟻酸エチル、蟻酸プロピル、蟻酸ブチル、酢酸メチル、
酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸ブチル、プロピオン酸
メチル、プロピオン酸エチル等の低級カルボン酸の低級
アルキルエステル類、アセトン、メチルエチルケトン、
メチルプロピルケトン、メチルブチルケトン、メチルイ
ソブチルケトン、ジエチルケトン等のケトン類、ジエチ
ルエーテル、エチルプロピルエーテル、エチルブチルエ
ーテル、ジプロピルエーテル、ジイソプロピルエーテ
ル、ジブチルエーテル、メチルセロソルブ、ジメトキシ
エタン等のエーテル類、テトラヒドロフラン、ジオキサ
ン等の環状エーテル類、アセトニトリル、プロピオニト
リル、ブチロニトリル、イソブチロニトリル、バレロニ
トリル等のニトリル類、ベンゼン、トルエン、キシレ
ン、クロロベンゼン、アニソール等の置換もしくは非置
換の芳香族炭化水素類、ジクロロメタン、クロロホル
ム、ジクロロエタン、トリクロロエタン、ジブロモエタ
ン、プロピレンジクロライド、四塩化炭素、フロン類等
のハロゲン化炭化水素類、ペンタン、ヘキサン、ヘプタ
ン、オクタン等の脂肪族炭化水素類、シクロペンタン、
シクロヘキサン、シクロヘプタン、シクロオクタン等の
シクロアルカン類、ジメチルホルムアミド、ジメチルア
セトアミド等のアミド類、ジメチルスルホキシド等を挙
げることができる。これらは1種単独で又は2種以上混
合して使用される。またこれらの有機溶媒には、必要に
応じて水が含有されていてもよい。
kg当たり、通常10〜200リットル程度、好ましくは
20〜100リットル程度使用されるのがよい。上記反
応の反応温度は、通常−78〜0℃程度、好ましくは−
60〜−25℃程度である。上記反応におけるオゾンの
使用量としては、通常原料化合物(5)に対して1当量
でよいが、必要ならば更に原料化合物(5)がなくなる
までオゾンを通ずるのがよい。オゾン使用量が1当量を
越える場合には、反応混合物中に乾燥窒素を通じて過剰
のオゾンを追い出した後、後処理を行なうのがよい。
酸化物を、通常の有機反応に用いられる還元剤によって
還元的に分解させると、目的とする一般式(1)の化合
物が製造される。ここで還元剤としては、例えば白金、
パラジウム、ニッケル、ロジウム等の触媒を用いる接触
水素化、亜リン酸エステル、トリフェニルホスフィン等
の三価リン化合物、ジメチルスルフィド、チオジエタノ
ール等のスルフィドl化合物が挙げられる。一般式
(1)の化合物は、ケト−エノール型の互変異性をとり
得る。
β−ラクタム化合物の水酸基を、一般式(2)R5−S
O2−X(R5及びXは前記と同じ。)で表されるスルホ
ン酸の反応性官能基誘導体と反応させ、一般式(3)で
表されるβ−ラクタム化合物に変換することができる。
5及びXは前記と同じ。)で表されるスルホン酸の反応
性官能基誘導体は、例えばそれらの反応性無水物(例え
ばメタンスルホン酸無水物、エタンスルホン酸無水物、
トリフルオロメタンスルホン酸無水物等の低級未置換ま
たは置換アルキルスルホン酸無水物類)、ハロゲン化水
素酸との混合酸無水物(例えばメタンスルホニルクロラ
イド、メタンスルホニルブロマイド、p−トルエンスル
ホン酸クロライド、p−トルエンスルホン酸ブロマイド
等の低級アルキルスルホン酸ハロゲン化物類)などが例
示できる。この反応における一般式(2)R5−SO2−
X(R5及びXは前記と同じ。)で表されるスルホン酸
の反応性官能基誘導体の使用量としては、通常一般式
(3)で表されるβ−ラクタム化合物に対して1〜10
当量でよいが、必要ならば更に一般式(3)で表される
β−ラクタム化合物がなくなるまでスルホン酸の反応性
官能基誘導体を追加するのがよい。
使用する塩基としては、脂肪族もしくは芳香族アミン、
アルカリ金属もしくはアルカリ土類金属の炭酸塩が好ま
しい。その具体例としては、トリエチルアミン、ジイソ
プロピルアミン、エチルジイソプロピルアミン、トリブ
チルアミン、1,5−ジアザビシクロ〔4.4.0〕ノネ
ン−5(DBN)、1,8−ジアザビシクロ〔5.4.
0〕ウンデセン−7(DBU)、1,4−ジアザビシク
ロ〔2.2.2〕オクタン(Dabco)、N−メチルピペリ
ジン、2,2,6,6−テトラメチルピペリジン、N−メ
チルモルホリン、N,N−ジメチルアニリン、N,N−ジ
メチルアミノピリジン等の有機塩基、炭酸水素ナトリウ
ム、炭酸ナトリウム、炭酸水素カリウム、炭酸カリウ
ム、炭酸水素リチウム、炭酸リチウム等の無機塩基を例
示できる。この反応における塩基の使用量としては、通
常一般式(3)で表されるβ−ラクタム化合物に対して
1〜10当量でよいが、必要ならば更に一般式(3)で
表されるβ−ラクタム化合物がなくなるまで塩基を追加
するのがよい。
る。使用できる溶媒としては、例えば蟻酸メチル、蟻酸
エチル、蟻酸プロピル、蟻酸ブチル、酢酸メチル、酢酸
エチル、酢酸プロピル、酢酸ブチル、プロピオン酸メチ
ル、プロピオン酸エチル等の低級カルボン酸の低級アル
キルエステル類、アセトン、メチルエチルケトン、メチ
ルプロピルケトン、メチルブチルケトン、メチルイソブ
チルケトン、ジエチルケトン等のケトン類、ジエチルエ
ーテル、エチルプロピルエーテル、エチルブチルエーテ
ル、ジプロピルエーテル、ジイソプロピルエーテル、ジ
ブチルエーテル、メチルセロソルブ、ジメトキシエタン
等のエーテル類、テトラヒドロフラン、ジオキサン等の
環状エーテル類、アセトニトリル、プロピオニトリル、
ブチロニトリル、イソブチロニトリル、バレロニトリル
等のニトリル類、ベンゼン、トルエン、キシレン、クロ
ロベンゼン、アニソール等の置換もしくは非置換の芳香
族炭化水素類、ジクロロメタン、クロロホルム、ジクロ
ロエタン、トリクロロエタン、ジブロモエタン、プロピ
レンジクロライド、四塩化炭素、フロン類等のハロゲン
化炭化水素類、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、オクタ
ン等の脂肪族炭化水素類、シクロペンタン、シクロヘキ
サン、シクロヘプタン、シクロオクタン等のシクロアル
カン類、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド
等のアミド類、ジメチルスルホキシド等を挙げることが
できる。これらは1種単独で又は2種以上混合して使用
される。これらの溶媒は、一般式(1)の化合物1kg当
たり、通常10〜200リットル程度、好ましくは20
〜100リットル程度使用されるのがよい。
℃程度、好ましくは−40〜0℃程度であり、また必要
により密封容器中、または不活性ガス例えば窒素ガス中
で行なうこともできる。この反応は一般に低温でも速や
かに進行し、場合によっては10分ないし1時間で目的
物を高い収率で得ることができる。得られる一般式
(3)で表されるβ−ラクタム化合物は通常の抽出操作
により単離することもできるが、そのまま同一の反応混
合物中で次の反応に用いることもできる。
物を第三級有機塩基が樹脂上に固定化された型の塩基性
陰イオン交換樹脂で処理することにより、一般式(4)
で表されるアレン化β−ラクタム化合物に変換すること
ができる。この反応における第三級有機塩基が樹脂上に
固定化された型の塩基性陰イオン交換樹脂の使用量とし
ては、一般式(3)で表されるβ−ラクタム化合物に対
して通常1〜10当量でよいが、必要ならば更に一般式
(3)で表されるβ−ラクタム化合物がなくなるまで第
三級有機塩基が樹脂上に固定化された型の塩基性陰イオ
ン交換樹脂を追加するのがよい。
−ラクタム化合物を第三級有機塩基と反応させて一般式
(4)で表されるアレン化β−ラクタム化合物を製造す
る場合には、反応終了後酸性陽イオン交換樹脂と塩基性
陰イオン交換樹脂の2種類のイオン交換樹脂を交互にあ
るいは同時に作用させることにより生成したアレン化β
−ラクタム化合物を分解させることなく安定に取り扱う
ことができる。
適当な溶媒中で行なわれる。使用できる溶媒としては、
例えば蟻酸メチル、蟻酸エチル、蟻酸プロピル、蟻酸ブ
チル、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸ブ
チル、プロピオン酸メチル、プロピオン酸メチル等の低
級カルボン酸の低級アルキルエステル類、アセトン、メ
チルエチルケトン、メチルプロピルケトン、メチルブチ
ルケトン、メチルイソブチルケトン、ジエチルケトン等
のケトン類、ジエチルエーテル、エチルプロピルエーテ
ル、エチルブチルエーテル、ジプロピルエーテル、ジイ
ソプロピルエーテル、ジブチルエーテル、メチルセロソ
ルブ、ジメトキシエタン等のエーテル類、テトラヒドロ
フラン、ジオキサン等の環状エーテル類、アセトニトリ
ル、プロピオニトリル、ブチロニトリル、イソブチロニ
トリル、バレロニトリル等のニトリル類、ベンゼン、ト
ルエン、キシレン、クロロベンゼン、アニソール等の置
換もしくは非置換の芳香族炭化水素類、ジクロロメタ
ン、クロロホルム、ジクロロエタン、トリクロロエタ
ン、ジブロモエタン、プロピレンジクロライド、四塩化
炭素、フロン類等のハロゲン化炭化水素類、ペンタン、
ヘキサン、ヘプタン、オクタン等の脂肪族炭化水素類、
シクロペンタン、シクロヘキサン、シクロヘプタン、シ
クロオクタン等のシクロアルカン類、ジメチルホルムア
ミド、ジメチルアセトアミド等のアミド類、ジメチルス
ルホキシド等を挙げることができる。これらは1種単独
で又は2種以上混合して使用される。これらの溶媒は、
一般式(3)の化合物1kg当たり、通常10〜200リ
ットル程度、好ましくは20〜100リットル程度使用
されるのがよい。
の塩基性陰イオン交換樹脂で処理する反応では、反応温
度は基−O−SO2−R5の種類及び使用されるアミンの
種類により一定ではないが、通常−30〜80℃の範囲
好ましくは−10〜40℃の範囲で行なわれる。また、
必要により密封容器中及び(又は)不活性ガス例えば窒
素ガス中で行なわれる。一般に反応時間は、反応温度、
反応濃度、試薬量などにより一定しないが、通常0.1
時間から20時間で終了し、目的物を高い収率で得るこ
とができる。得られる一般式(4)で表されるアレン化
β−ラクタム化合物は通常の抽出操作により単離するこ
ともできるが、そのまま同一の反応混合物中で次の反応
に用いることもできる。
いて使用できる塩基性陰イオン交換樹脂としては、オル
ガノ社のアンバーライトIRA−35、IRA−45、
IRA−47、IRA−60E、IRA−68、IRA
−93、IRA−93ZU、IRA−94、IRA−9
4S、IRA−400、IRA−400T、IRA−4
01、IRA−402、IRA−402BL、IRA−
410、IRA−411、IRA−411S、IRA−
430、IRA−440B、IRA−458、IRA−
478、IRA−743T、IRA−900、IRA−
904、IRA−910、IRA−911、IRA−9
38、IRA−958、XE−583、XT−500
7、XT−5010、XT−5021、XT−502
8、アンバーリストA−26、A−27、A−21、パ
ウデックスPAOの他ダウ・ケミカル社の塩基性陰イオ
ン交換樹脂DOWEX、三菱化成社の塩基性陰イオン交
換樹脂ダイヤイオン等が例示できる。
の使用量としては、一般式(3)で表されるβ−ラクタ
ム化合物に対して通常1〜20当量、好ましくは1〜1
0当量とするが、必要ならば更に一般式(3)で表され
るβ−ラクタム化合物がなくなるまで塩基性陰イオン交
換樹脂を追加するのがよい。
(3)から化合物(4)への反応は、一般に低温でも速
やかに進行するが、通常−70〜80℃の範囲好ましく
は−40〜40℃の範囲で行なわれる。一般に反応時間
は、反応温度、反応濃度、試薬量などにより一定しない
が、通常0.1時間から20時間で終了し、目的物を高
い安定性で得ることができる。得られる一般式(5)で
表されるアレン化β−ラクタム化合物は、反応液中より
通常の抽出、濃縮操作により安定に単離することもでき
るが、使用した樹脂を濾過後そのまま同一の反応混合物
中で次の反応に用いることもできる。
合物(3)から化合物(4)への反応終了後、酸性陽イ
オン交換樹脂、塩基性陰イオン交換樹脂の2種類のイオ
ン交換樹脂を交互あるいは同時に作用させて反応溶液中
より副生するスルホン酸あるいは第三級有機塩基とスル
ホン酸の塩を除去する操作を行なう場合、後処理で使用
する塩基性陰イオン交換樹脂としては上記の塩基性陰イ
オン交換樹脂が例示できる。酸性陽イオン交換樹脂とし
ては、オルガノ社のアンバーライト200C、201
B、252、IR−116、IR−118、IR−12
0B、IR−122、IR−124、IRC−50、I
RC−76、IRC−84、IRC−718、XT−1
004、XT−1006、XT−1007、XT−10
16、アンバーリスト15E、A−15E、パウデック
スPCH、PCNの他ダウ・ケミカル社の酸性陽イオン
交換樹脂DOWEX、三菱化成社の酸性陽イオン交換樹
脂ダイヤイオン等が例示できる。この反応における塩基
性陰イオン交換樹脂の使用量としては、副生するスルホ
ン酸あるいは第三級有機塩基とスルホン酸の塩に対して
通常1〜20当量、好ましくは1〜10当量とするが、
必要ならば更に副生するスルホン酸あるいは第三級有機
塩基とスルホン酸の塩がなくなるまで塩基性陰イオン交
換樹脂を追加するのがよい。この反応における酸性陽イ
オン交換樹脂の使用量としては、使用した第三級有機塩
基に対して通常1〜20当量、好ましくは1〜10当量
とするが、必要ならば更に第三級有機塩基がなくなるま
で酸性陽イオン交換樹脂を追加するのがよい。
換樹脂の2種類のイオン交換樹脂を交互あるいは同時に
作用させて反応溶液中より副生するスルホン酸あるいは
第三級有機塩基とスルホン酸の塩を除去する操作を行な
う処理は、一般に低温でも速やかに進行するが、通常−
70〜80℃の範囲で、好ましくは−40〜40℃の範
囲で行なわれる。一般に処理時間は、処理温度、処理濃
度、樹脂量などにより一定しないが、通常0.1時間か
ら20時間で終了する。得られる一般式(5)で表され
るアレン化β−ラクタム化合物は、反応液中より通常の
抽出、濃縮操作により安定に単離することもできるが、
使用した樹脂を濾過後そのまま同一の反応混合物中で次
の反応に用いることもできる。
層明らかにするが、本発明はこれらの実施例に限定され
るものではない。尚、PhはC6H5−を示す。
H、R2=H、R3=p−MeOC6H4CH2、R4=Ph、
n=2)100.0gを酢酸エチル500mlに溶解し、−
70℃に冷却した。これに、オゾン(O3)を通じ(2
2.1mmol/hr)、5時間20分後、液体クロマトグラ
フにて化合物(5a)が完全に消失したのを確認した
後、ジメチルスルフィド36mlを加え、25℃までゆっ
くり昇温した。16時間後、この反応液を水500mlで
2回洗浄し、酢酸エチル層を硫酸マグネシウムで乾燥し
た後、減圧下で溶媒を除去して化合物(1a)(R1=
PhCH2CONH、R2=H、R3=p−MeOC6H4C
H2、R4=Ph、n=2)を含む濃縮物を得た。これを
50%含水イソプロピルアルコール500mlより結晶化
すると、化合物(1a)が95.3g(収率95%)得ら
れた。
H2CONH、R2=H、R3=p−MeOC6H4CH2、
R4=Ph、n=2)30.0gをモレキュラーシーブ4Å
で乾燥したジメチルホルムアミド300mlに溶解し、3
℃に冷却した。これにp−トルエンスルホニルクロライ
ド10.4gを加えた後、この温度にてNa2CO3を11.
9g加えた。1時間後、液体クロマトグラフにて化合物
(1a)が完全に消失したのを確認した後、酢酸エチル
2000mlを加え、この酢酸エチル層を水で1回、1N
−HClaq.で1回、10%NaHCO3aq.で1回、10
%食塩水で1回洗浄した。酢酸エチル層を硫酸マグネシ
ウムで乾燥した後、減圧下で溶媒を除去して化合物(3
a−1)(R1=PhCH2CONH、R2=H、R3=p
−MeOC6H4CH2、R4=Ph、n=2、R5=C6H4
CH3)を含む濃縮物を得た。これを、シリカゲルクロ
マトグラフ(ベンゼン/酢酸エチル=5/1)にて精製
すると、化合物(3a−1)38.1g(収率95%)が
得られた。
PhCH2CONH、R2=H、R3=p−MeOC6H4C
H2、R4=Ph、n=2、R5=C6H4CH3)1.0gを
モレキュラーシーブ4Åで乾燥したジメチルホルムアミ
ド10mlに溶解し、25℃にて塩基性陰イオン交換樹脂
(XE−583)1.4gを投入した。5時間後、液体ク
ロマトグラフにて化合物(3a−1)が消失したのを確
認した後、酢酸エチル100mlを加え、この酢酸エチル
層を水で1回、1N−HClaq.で1回、10%NaHC
O3aq.で1回、10%食塩水で1回洗浄した。酢酸エチ
ル層を硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下で溶媒を
除去して化合物(4a)(R1=PhCH2CONH、R2
=H、R3=p−MeOC6H4CH2、R4=Ph、n=
2)を含む濃縮物を得た。これを、シリカゲルクロマト
グラフ(ベンゼン/酢酸エチル=4/1〜1/1)にて
精製すると、化合物(4a)0.68g(収率93%)が
得られた。1 H NMR(300MHz,CDCl3)δ:3.60
(s,2H),3.80(s,3H), 5.10(s,2
H),5.33(dd,J=5.0,8.3Hz, 1H),
5.48,5.62(ABq,J=15.3Hz,2H),
5.87(d,J=5.0Hz,1H),6.05(d,J
=8.3Hz,1H),6.85〜7.85(m,14H)
R2=H,R3=CHPh2,R4=Ph,n=2)100.
0gを酢酸エチル500mlに溶解し、−70℃に冷却し
た。これに、オゾン(03)を通じ(22.1mmol/h
r)、5時間20分後、液体クロマトグラフにて化合物
(5b)が完全に消失したのを確認した後、ジメチルス
ルフィド33.5mlを加え、25℃までゆっくり昇温し
た。16時間後、この反応液を水500mlで2回洗浄
し、酢酸エチル層を硫酸マグネシウムで乾燥した後、減
圧下で溶媒を除去して化合物(1b)(R1=PhCH2
CONH, R2=H,R3=CHPh2,R4=Ph,n=
2)を含む濃縮物を得た。これを50%含水イソプロピ
ルアルコール500mlより結晶化すると、化合物(1
b)が95.3g(収率95%)得られた。
H2CONH, R2=H,R3=CHPh2,R4=Ph,n
=2)30.0gをモレキュラーシーブ4Åで乾燥したジ
メチルホルムアミド300mlに溶解し、3℃に冷却し
た。これにp−トルエンスルホニルクロライド10.7g
を加えた後、この温度にてNa2CO3を11.9g加え
た。1時間後、液体クロマトグラフにて化合物(1b)
が完全に消失したのを確認した後、酢酸エチル2000
mlを加え、この酢酸エチル層を水で1回、1N−HCla
q.で1回、10%NaHCO3aq.で1回、10%食塩水
で1回洗浄した。酢酸エチル層を硫酸マグネシウムで乾
燥した後、減圧下で溶媒を除去して化合物(3b−1)
(R1=PhCH2CONH, R2=H,R3=CHPh2,
R4=Ph,n=2、R5=C6H4CH3)を含む濃縮物を
得た。これを、シリカゲルクロマトグラフ(ベンゼン/
酢酸エチル=5/1)にて精製すると、化合物(3b−
1)38.4g(収率95%)が得られた。
PhCH2CONH, R2=H,R3=CHPh2,R4=P
h,n=2、R5=C6H4CH3)1.0gをモレキュラー
シーブ4Åで乾燥したジメチルホルムアミド10mlに溶
解し、25℃にて弱塩基性陰イオン交換樹脂(XE−5
83)1.4gを投入した。5時間後、液体クロマトグラ
フにて化合物(3b−1)が消失したのを確認した後、
酢酸エチル100mlを加え、この酢酸エチル層を水で1
回、1N−HClaq.で1回、10%NaHCO3aq.で1
回、10%食塩水で1回洗浄した。酢酸エチル層を硫酸
マグネシウムで乾燥した後、減圧下で溶媒を除去して化
合物(4b)(R1=PhCH2CONH,R2=H,R3
=CHPh2,R4=Ph,n=2)を含む濃縮物を得た。
これを、シリカゲルクロマトグラフ(ベンゼン/酢酸エ
チル=4/1−1/1)にて精製すると、化合物(4
b)0.68g(収率92%)が得られた。1 H NMR(300MHz,CDCl3)δ:3.61
(s,2H),5.31(dd,J=4.4,8.0Hz,
1H),5.57,5.70(ABq,J=15.2Hz,
2H),5.84(d,J=4.4Hz,1H),6.02
(d,J=8.0Hz,1H),6.81(s,1H),
7.22〜7.73(m,20H)
H,R2=H,R3=CHPh2,R4=Ph,n=2)1
0.0gをモレキュラーシーブ4Åで乾燥した塩化メチレ
ン100mlに溶解し、−20℃に冷却した。これにメタ
ンスルホニルクロライド1.8mlを加えた後、この温度
にてトリエチルアミン3.5mlを15分間かけて滴下し
た。30分後、液体クロマトグラフにて化合物(1b)
が完全に消失したのを確認した後、この塩化メチレン層
をを水で1回、1N−HClaq.で1回、10%NaHC
O3aq.で1回、10%食塩水で1回洗浄した。塩化メ
チレン層を硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下で溶
媒を除去して化合物(3b−2)(R1=PhCH2CO
NH,R2=H,R3=CHPh2,R4=Ph,n=2,R
5=CH3)を含む濃縮物を得た。これを、シリカゲルク
ロマトグラフ(ベンゼン/酢酸エチル=1/1)にて精
製すると、化合物(3b−2)10.5g(収率70%)
が得られた。
PhCH2CONH,R2=H,R3=CHPh2,R4=P
h,n=2,R5=CH3)1.0gをモレキュラーシーブ
4Åで乾燥したジメチルホルムアミド10mlに溶解し、
25℃にて弱塩基性陰イオン交換樹脂(XE−583)
1.6gを投入した。5時間後、液体クロマトグラフにて
化合物(3b−2)が消失したのを確認した後、酢酸エ
チル100mlを加え、この酢酸エチル層を水で1回、1
N−HClaq.で1回、10%NaHCO3aq.で1回、
10%食塩水で1回洗浄した。酢酸エチル層を硫酸マグ
ネシウムで乾燥した後、減圧下で溶媒を除去して化合物
(4b)(R1=PhCH2CONH,R2=CHPh2,X
=SO2Ph)を含む濃縮物を得た。これを、シリカゲル
クロマトグラフ(ベンゼン/酢酸エチル=4/1−1/
1)にて精製すると、化合物(4b)0.82g(収率9
4%)が得られた。
基性陰イオン交換樹脂を変えて実施例1と同様に反応を
行なった結果を示す。 実施例 塩基性イオン交換樹脂 収率(%) 4 IRA−35 94 5 IRA−60E 95 6 IRA−93ZU 90 7 IRA−94 95 8 IRA−94S 96 9 XT−6050 96 10 WA−10 90 11 WA−20 89 12 WA−30 90 13 DOWEX 66 92 14 ピュロライトA−103 91
樹脂、塩基性イオン交換樹脂の2種類のイオン交換樹脂
による処理〕 (step B)化合物(3a−1)(R1=PhCH2CO
NH,R2=H,R3=p−MeOC6H4CH2,R4=P
h,n=2,R5=C6H4CH3)1.0gをモレキュラー
シーブ4Åで乾燥したジメチルホルムアミド10mlに溶
解し、−20℃にてトリエチルアミン0.45mlを5分
間かけてて滴下した。2時間後、液体クロマトグラフに
て化合物(3a−1)が消失したのを確認した後、この
反応溶液に−20℃にて強酸性イオン交換樹脂(A−1
5E)1.5gを加えた。1時間後、ガスクロマトグラフ
にてトリエチルアミンが消失したのを確認した後、弱塩
基性イオン交換樹脂(XE−583)1.5gを加えて2
5℃で2時間撹拌した。液体クロマトグラフにて化合物
にてp−トルエンスルホン酸(あるいはそのトリエチル
アミン塩)が消失したのを確認した後、これらの樹脂を
濾過した。この反応溶液に酢酸エチル100mlを加え、
この酢酸エチル層を水で1回、1N−HClaq.で1
回、10%NaHCO3aq.で1回、10%食塩水で1回
洗浄した。酢酸エチル層を硫酸マグネシウムで乾燥した
後、減圧下で溶媒を除去して化合物(4a)(R1=Ph
CH2CONH,R2=H,R3=p−MeOC6H4C
H2,R4=Ph,n=2)を含む濃縮物を得た。これ
を、シリカゲルクロマトグラフ(ベンゼン/酢酸エチル
=4/1−1/1)にて精製すると、化合物(4a)
0.70g(収率96%)が得られた。
なった。化合物(3a−1)(R1=PhCH2CON
H,R2=H,R3=p−MeOC6H4CH2,R4=Ph,
n=2,R5=C6H4CH3)1.0gをモレキュラーシー
ブ4Åで乾燥したジメチルホルムアミド10mlに溶解
し、−20℃にてトリエチルアミン0.45mlを5分間
かけてて滴下した。2時間後、液体クロマトグラフにて
化合物(3a−1)が消失したのを確認した後、反応液
を二つに分割し、片方は実施例1と同様の処理即ち、反
応溶液に−20℃にて強酸性イオン交換樹脂(A−15
E)0.8gを加えた。1時間後、ガスクロマトグラフに
てトリエチルアミンが消失したのを確認した後、弱塩基
性イオン交換樹脂(XE−583)0.8gを加えて25
℃で2時間撹拌した。液体クロマトグラフにて化合物に
てp−トルエンスルホン酸(あるいはそのトリエチルア
ミン塩)が消失したのを確認した後、これらの樹脂を濾
過して以下の実験に使用した(A)。もう一方の反応液
は、そのまま以下の実験に使用した(B)。(A),
(B)の二つの反応液を室温下2時間放置した後、これ
らの反応液をそれぞれ、酢酸エチル50mlを加え、この
酢酸エチル層を水で1回、1N−HClaq.で1回、1
0%NaHCO3aq.で1回、10%食塩水で1回洗浄し
た。酢酸エチル層を硫酸マグネシウムで乾燥した後、減
圧下で溶媒を除去し、濃縮物中のアレン化合物の量を比
較したところ(A)の反応液からは化合物(4a)が
0.36g(収率99%)が得られた。しかしながら、反
応液(B)からはアレン化合物は全く得られなかった。
NH,R2=H,R3=CHPh2,R4=Ph,n=2,R
5=C6H4CH3)1.0gをモレキュラーシーブ4Åで乾
燥したジメチルホルムアミド10mlに溶解し、−20℃
にてトリエチルアミン0.45m,lを5分間かけて滴下
した。2時間後、液体クロマトグラフにて化合物(3a
−1)が消失したのを確認した後、この反応溶液に−2
0℃にて強酸性イオン交換樹脂(A−15E)1.5gを
加えた。1時間後、ガスクロマトグラフにてトリエチル
アミンが消失したのを確認した後、弱塩基性イオン交換
樹脂(XE−583)1.5gを加えて25℃で2時間撹
拌した。液体クロマトグラフにて化合物にてp−トルエ
ンスルホン酸(あるいはそのトリエチルアミン塩)が消
失したのを確認した後、これらの樹脂を濾過した。この
反応溶液に酢酸エチル100mlを加え、この酢酸エチル
層を水で1回、1N−HClaq.で1回、10%NaHC
O3aq.で1回、10%食塩水で1回洗浄した。酢酸エ
チル層を硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下で溶媒
を除去して化合物(4b)(R1=PhCH2CONH,
R2=H,R3=CHPh2,R4=Ph,n=2)を含む濃
縮物を得た。これを、シリカゲルクロマトグラフ(ベン
ゼン/酢酸エチル=4/1−1/1)にて精製すると、
化合物(4b)0.69g(収率93%)が得られた。
NH,R2=H,R3=CHPh2,R4=Ph,n=2,R
5=CH3)1.0gをモレキュラーシーブ4Åで乾燥した
ジメチルホルムアミド10mlに溶解し、−20℃にてト
リエチルアミン0.45mを5分間かけて滴下した。2時
間後、液体クロマトグラフにて化合物(3b−2)が消
失したのを確認した後、この反応溶液に−20℃にて強
酸性イオン交換樹脂(A−15E)1.5gを加えた。1
時間後、ガスクロマトグラフにてトリエチルアミンが消
失したのを確認した後、弱塩基性イオン交換樹脂(XE
−583)1.5gを加えて25℃で2時間撹拌した。液
体クロマトグラフにて化合物にてp−トルエンスルホン
酸(あるいはそのトリエチルアミン塩)が消失したのを
確認した後、これらの樹脂を濾過した。この反応溶液に
酢酸エチル100mlを加え、この酢酸エチル層を水で1
回、1N−HClaq.で1回、10%NaHCO3aq.で
1回、10%食塩水で1回洗浄した。酢酸エチル層を硫
酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下で溶媒を除去して
化合物(4b)(R1=PhCH2CONH,R2=H,R
3=CHPh2,R4=Ph,n=2)を含む濃縮物を得
た。これを、シリカゲルクロマトグラフ(ベンゼン/酢
酸エチル=4/1〜1/1)にて精製すると、化合物
(4b)0.83g(収率95%)が得られた。
基性陰イオン交換樹脂を変えて実施例15と同様に反応
を行なった結果を示す。 実施例 塩基性イオン交換樹脂 塩基性イオン交換樹脂 収率(%) 19 A−15E IRA−60E 97 20 A−15E IRA−94S 98 21 A−15E XT−6050 96 22 A−15E WA−10 90 23 A−15E DOWEX 66 96 24 A−21 IRA−60E 98 25 A−21 IRA−94S 98 26 A−21 XT−6050 97 27 A−21 WA−10 92 28 A−21 DOWEX 66 94
平4−282387号記載の方法により3−クロロセフ
ェム(6)に変換する。化合物(6)を五塩化リン及び
ピリジンを用いて7位脱保護を行い(特開昭61−33
56号)、化合物(7)に変換した後、7位アミド側鎖
の導入を行う。この後、4位エステル部位の脱保護を行
うとセファクロールを得ることができる(特開昭61−
39313号)。以下に反応式を記載する。
販されているセファクロールなどの有用な合成中間体で
ある3−クロロセファロスポリンに容易に誘導できるア
レン化β−ラクタム化合物(4)が安定かつ高収率、高
純度で提供される。
Claims (2)
- 【請求項1】 一般式(1)で表されるβ−ラクタム化
合物の水酸基を、一般式(2)で表されるスルホン酸の
反応性官能基誘導体と反応させ、一般式(3)で表され
るβ−ラクタム化合物に変換した後、第三級有機塩基が
樹脂上に固定化された型の塩基性陰イオン交換樹脂と反
応させて、一般式(4)で表されるアレン基を有するβ
−ラクタムを反応溶液中より安定に単離することを特徴
とするアレン化β−ラクタム化合物の製造方法。 【化1】 〔式中R1は水素原子、アミノ基又は保護されたアミノ
基を示す。R2は水素原子、ハロゲン原子、低級アルコ
キシ基、低級アシル基、又は置換基として水酸基もしく
は保護された水酸基を有する低級アルキル基を示す。R
3は水素原子又はカルボン酸保護基を示す。R4は置換基
を有することのある芳香族化合物残基又は含窒素芳香族
複素環化合物残基を示す。nは0〜2を示す。〕 R5−SO2−X (2) 〔式中R5は、置換基を有することのある脂肪族、脂環
式、又は芳香族の炭化水素基、Xはハロゲン原子あるい
はOSO2R5基を示す。〕 【化2】 〔式中R1、R2、R3、R4、R5及びnは前記と同
じ。〕 【化3】 〔式中R1、R2、R3、R4及びnは前記と同じ。〕 - 【請求項2】 一般式(1)で表されるβ−ラクタム化
合物の水酸基を、一般式(2)で表されるスルホン酸の
反応性官能基誘導体と反応させ、一般式(3)で表され
るβ−ラクタム化合物に変換した後、第三級有機塩基と
反応させて、一般式(4)で表されるアレン基を有する
β−ラクタム化合物に変換した後、これに酸性陽イオン
交換樹脂、塩基性陰イオン交換樹脂の2種類のイオン交
換樹脂を交互あるいは同時に作用させて一般式(4)の
化合物を反応溶液中より安定に単離することを特徴とす
るアレン化β−ラクタム化合物の製造方法。 【化4】 〔式中R1は水素原子、アミノ基又は保護されたアミノ
基を示す。R2は水素原子、ハロゲン原子、低級アルコ
キシ基、低級アシル基、又は置換基として水酸基もしく
は保護された水酸基を有する低級アルキル基を示す。R
3は水素原子又はカルボン酸保護基を示す。R4は置換基
を有することのある芳香族化合物残基又は含窒素芳香族
複素環化合物残基を示す。nは0〜2を示す。〕 R5−SO2−X (2) 〔式中R5は、置換基を有することのある脂肪族、脂環
式、又は芳香族の炭化水素基、Xはハロゲン原子あるい
はOSO2R5基を示す。〕 【化5】 〔式中R1、R2、R3、R4、R5及びnは前記と同
じ。〕 【化6】 〔式中R1、R2、R3、R4及びnは前記と同じ。〕
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