JP2002145885A - 3−セフェム誘導体結晶の製造方法 - Google Patents
3−セフェム誘導体結晶の製造方法Info
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Abstract
誘導体の、非晶質粉末または油状物から高純度の結晶状
態の3−セフェム誘導体を得る新規な結晶の製造方法を
提供する。 【解決手段】 非晶質粉末または油状物の3−セフェム
誘導体を、良溶媒及び、超臨界状態あるいは亜臨界状態
の二酸化炭素からなる貧溶媒を用いて晶析を行うことに
より、結晶状態の3−セフェム誘導体を得ることを特徴
とする3−セフェム誘導体結晶の製造方法。
Description
使用されている医薬品抗生物質であるセフィキシム、セ
フチブテン、セフジニル(最新抗生物質要覧、酒井 克
治 著、83、85及び86ページ)等の医薬品中間体
として、又は最終品として有用な3−セフェム誘導体
の、新規な結晶化方法により得られる結晶状態の3−セ
フェム誘導体の製造方法に関する。
は、基質溶解性の高い良溶媒と基質溶解性の低い貧溶媒
の組み合わせによる晶析法が一般に用いられている。し
かし、これら従来法では貧溶媒が良溶媒中に拡散する際
に、晶析系内で部分的に貧溶媒濃度が高くなり、この部
分で急激に析出するため、結晶核の形成が起こらずに非
晶質粉末になる場合が多い。またこのため、不純物を抱
き込む場合が多く、得られる3−セフェム誘導体の純度
が向上しない場合が多い。
に比べ、濾過の際に濾布漏れや目づまり等のトラブルが
起こりやすく、濾過時間が非常に長くなるとともに、洗
浄不良による純度の低下という問題が生じやすい。従来
法による3−セフェム誘導体の晶析法では、使用溶剤に
対する基質溶解度の温度依存性が大きいため、一般に室
温付近の温和な条件では濾液ロスが増加し、十分な収率
が得られない。
い親和性を持つ為、有機溶剤を多量に使用する従来の晶
析法では、有機溶剤の吸着量が多くなり、乾燥による残
留溶媒の除去が非常に困難となる場合が多い。また、非
晶質粉末の3−セフェム誘導体は、一般に熱安定性が低
く、高温での乾燥が難しいため、高真空での乾燥が必要
となっていた。このため、従来の晶析方法では非晶質粉
末しか得られなかった3−セフェム誘導体の新規な晶析
方法の開発が強く望まれていた。
の二酸化炭素を貧溶媒として用いる結晶化法も試みられ
ており、報告されている[化学工学シンポジウムシリー
ズ:Vol.49,P.P.200−205(1995)、
出光技報: 35巻5号、P.P.600−606(19
92)等]。これらの報告は、本来結晶性の安定な物質
における晶析技術に関するものであり、従来法では非晶
質粉末しか得られていないような不安定な化合物に対す
る結晶化の可能性は示唆されていない。
3−セフェム誘導体の、非晶質粉末または油状物から高
純度の結晶状態の3−セフェム誘導体を得る新規な結晶
の製造方法を提供することにある。
は油状物の3−セフェム誘導体を、良溶媒及び、超臨界
状態あるいは亜臨界状態の二酸化炭素からなる貧溶媒を
用いて晶析を行うことにより、結晶状態の3−セフェム
誘導体を得ることを特徴とする3−セフェム誘導体結晶
の製造方法に係る。
程における反応液に、超臨界状態あるいは亜臨界状態の
二酸化炭素を加圧下に導入することにより、結晶状態の
3−セフェム誘導体を得ることを特徴とする3−セフェ
ム誘導体結晶の製造方法に係る。さらに本発明は超臨界
状態あるいは亜臨界状態の二酸化炭素に、3−セフェム
誘導体の製造工程における反応液を加圧下に導入するこ
とにより、結晶状態の3−セフェム誘導体を得ることを
特徴とする3−セフェム誘導体結晶の製造方法に係る。
状態の二酸化炭素が、非常に大きな浸透性と拡散性を持
つと同時に、有機化合物(基質)と強いクラスター形成
能を持っている点に着目した。また、超臨界状態あるい
は亜臨界状態の二酸化炭素は圧力と温度を僅かに変化さ
せるのみで、有機化合物(基質)の溶解度を自由に制御
できる特性に着目した。
の二酸化炭素を貧溶媒として用いると、その大きな浸透
性及び拡散性により、基質を溶解した良溶媒中にすばや
く均質に浸透拡散すると同時に3−セフェム誘導体とク
ラスターを形成して3−セフェム誘導体同志の分子間距
離が接近し、結晶格子が形成し易くなると考えた。そこ
で、本発明者らは、超臨界状態あるいは亜臨界状態の二
酸化炭素を貧溶媒とする3−セフェム誘導体の貧溶媒晶
析法を、種々の良溶剤、温度、圧力等の組み合わせのも
とに検討した結果、非晶質粉末又は油状物の3−セフェ
ム誘導体から、高純度、高収率で結晶状態の3−セフェ
ム誘導体を得ることに成功した。
定性の高いものであった。さらには3−セフェム誘導体
の良溶媒溶液のかわりに、反応液を用いることも可能
で、直接結晶状態の目的3−セフェム誘導体を高純度で
得ることができる。また、常圧ではガス状である二酸化
炭素を貧溶媒として用いているため、得られた結晶は常
圧に戻すのみで残留溶剤をほとんど含まない乾燥結晶が
容易に得られる。このように、超臨界状態もしくは亜臨
界状態の二酸化炭素を貧溶媒として用いる全く新しい晶
析法を開発することにより高純度、高安定な結晶を残留
溶媒を含まない形で容易に単離精製する事が可能とな
り、本発明の完成に至った。
が得られるが、3−セフェム誘導体及び良溶媒の組合せ
によっては包接化合物を形成する場合があり、本発明で
はこれらの場合をも包含する。具体的には例えば3−セ
フェム誘導体として7−フェニルアセトアミド−3−ホ
ルミル−3−セフェム−4−カルボン酸p−メトキシベ
ンジルエステル、良溶媒としてジメチルホルムアミド
(DMF)の組合せを使用した場合、両者による包接化
合物が生成する。包接化合物とは2種の分子が適当な条
件で組み合わさって結晶ができるとき、一方の分子がト
ンネル形、層状または網状構造等をつくり、その隙間に
他の分子が入り込んだ構造の化合物のことである。
3−セフェム誘導体を、良溶媒中に溶解させ、請求項1
記載の方法によって得られた結晶を種晶として用いて晶
析させることを特徴とする3−セフェム誘導体結晶の製
造方法に係る。
り、一旦超臨界状態若しくは亜臨界状態の二酸化炭素を
貧溶媒として用いる晶析方法により結晶状態の3−セフ
ェム誘導体を得ておけば、その後は超臨界状態若しくは
亜臨界状態の二酸化炭素を何ら用いること無く、極めて
容易に非晶質粉末または油状物の3−セフェム誘導体か
ら3−セフェム誘導体結晶を得ることができる。このよ
うな簡単な方法により高純度の3−セフェム誘導体結晶
が得られるのは本発明により初めて達成されたものであ
る。
体としては例えば式(1)の3−セフェム誘導体を例示
できる。
いてもよく、水素原子、ハロゲン原子、基−OR5(R
5は置換基を有することのある低級アルキル基、アリー
ル基又はベンジル基を示す。)、置換基を有することの
あるアミノ基、保護されたアミノ基を示す。R3は水素
原子またはカルボン酸保護基をあらわし、Bは低級アル
キレン基、低級アルケニレン基、nは0又は1を示す。
R4は水素原子、水酸基、ハロゲン原子、ホルミル基、
それ自身環状構造を有していても良い第3アミノ基、基
−OR5(R5は前記と同じ)、基−SR6(R6は置
換基を有することのある低級アルキル基、低級アルケニ
ル基、ベンジル基、アリール基、又は複素環式炭化水素
基を示す)、基−OSO2R7(R7はハロゲン原子或
いは置換基を有することのある低級アルキル基又はアリ
ール基を示す)。
フェム誘導体に良溶媒を加えて溶液としたのち、あるい
はその製造工程における反応液に、超臨界状態あるいは
亜臨界状態の二酸化炭素を加圧下に導入することによ
り、結晶状態の3−セフェム誘導体を得ることができ
る。また本発明では超臨界状態あるいは亜臨界状態の二
酸化炭素に、3−セフェム誘導体の製造工程における反
応液を加圧下に導入することにより、結晶状態の3−セ
フェム誘導体を得ることができる。
には以下に示す通りである。尚、特にことわらない限
り、ハロゲン原子は、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素であ
り、低級アルキル基としては、例えばメチル基、エチル
基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチ
ル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基等の炭素
数1〜4の直鎖状又は分枝状のアルキル基であり、低級
アルキレン基は、メチレン基、エチレン基、プロピレン
基、テトラメチレン基等の炭素数1〜4の直鎖状又は分
枝状のアルキレン基であり、低級アルケニル基は、ビニ
ル基、プロペニル基、ブテニル基等の炭素数2〜4の直
鎖状又は分枝状のアルケニル基であり、低級アルケニレ
ン基は、ビニレン基、プロペニレン基、ブテニレン基等
の炭素数2〜4の直鎖状又は分枝状のアルケニレン基を
意味する。又、アリール基としては、例えばフェニル
基、ナフチル基等を意味し、複素環式炭化水素基として
は、例えばチエニル基、フリル基、ピペリジル基、ピリ
ジル基、イミダゾリル基、ベンゾトリアゾリル基、テト
ラゾリル基、チアゾリル基、ベンゾチアゾリル基、チア
ジアゾリル基等の1〜4個のヘテロ原子を含む4〜6員
環状物及びその塩を有する基を意味する。
ことのあるアミノ基としては、アミノ基の他に、低級ア
ルキル基、基−CO−CH(X)Y、又は基−CO−C
(=Q−Z)Yが置換したアミノ基を挙げることができ
る。ここで、Xは水素原子、アミノ基、基−COA(A
は置換基を有することのある複素環式炭化水素基であ
る。)で置換されたアミノ基を表す。Yは、シクロヘキ
サジエニル基、置換基を有することのあるフェニル基、
又は置換基を有することのある複素環式炭化水素基を挙
げることができる。Zは低級アルキル基、水酸基、基−
OR5を挙げることができる。Qはメチリジン基又は窒
素原子を表す。
基としては、ハロゲン原子、カルボキシル基、水酸基、
ニトロ基、シアノ基、アミノ基、メルカプト基、アリー
ル基、アルキルチオ基、アリールチオ基等を例示でき
る。R6における複素環式炭化水素基の置換基として
は、低級アルキル基、ハロゲン原子、カルボキシル基、
水酸基、ニトロ基、シアノ基、アミノ基、メルカプト
基、アリール基、アルキルチオ基、アリールチオ基等を
例示できる。
は、プロテクティブグループインオーガニックシンセシ
ス(Protective Groups in Organic Synthesis, T
heodora W.Greene 著、1981年、以下単に「文
献」という)の第7章(第218〜287頁)に記載さ
れている各種の基の他、フェノキシアセトアミド、p−
メチルフェノキシアセトアミド、p−メトキシフェノキ
シアセトアミド、p−クロロフェノキシアセトアミド、
p−ブロモフェノキシアセトアミド、フェニルアセトア
ミド、p−メチルフェニルアセトアミド、p−メトキシ
フェニルアセトアミド、p−クロロフェニルアセトアミ
ド、p−ブロモフェニルアセトアミド、フェニルモノク
ロロアセトアミド、フェニルジクロロアセトアミド、フ
ェニルヒドロキシアセトアミド、チエニルアセトアミ
ド、フェニルアセトキシアセトアミド、α−オキソフェ
ニルアセトアミド、ベンズアミド、p−メチルベンズア
ミド、p−メトキシベンズアミド、p−クロロベンズア
ミド、p−ブロモベンズアミド、フェニルグリシルアミ
ドやアミノ基の保護されたフェニルグリシルアミド、p
−ヒドロキシフェニルグリシルアミドやアミノ基及び水
酸基の一方又は両方が保護されたp−ヒドロキシフェニ
ルグリシルアミド等アミド類、フタルイミド、ニトロフ
タルイミド等イミド類を例示できる。フェニルグリシル
アミド及びp−ヒドロキシフェニルグリシルアミドのア
ミノ基の保護基としては、上記文献の第7章(第218
〜287頁)に記載されている各種基を例示できる。ま
た、p−ヒドロキシフェニルグリシルアミドの水酸基の
保護基としては、上記文献の第2章(第10〜72頁)
に記載されている各種基を例示できる。
る。
ていてもよく、それぞれ水素原子、低級アルキル基、ア
リール基、又は複素環式炭化水素基を示し、或いはRi
とRjはそれらがお互いに結合していてもよい環状基を
あらわす。)
は、上記文献の第5章(第152〜192頁)に示され
ている各種基の他、アリル基、ベンジル基、p−メトキ
シベンジル基、p−ニトロベンジル基、ジフェニルメチ
ル基、トリクロロメチル基、tert−ブチル基等を例
示できる。R4で示されるそれ自身環状構造を有してい
ても良い第3アミノ基としては、例えばジメチルアミノ
基、ジエチルアミノ基、メチルエチルアミノ基、ジシク
ロプロピルアミノ基、モルホリノ基、ピロジニル基、ピ
ペラジニル基、イミダゾリル基、テトラゾリル基等を例
示できる。
ノール、エタノール、プロパノール等の低級アルキルア
ルコール類、蟻酸メチル、蟻酸エチル、蟻酸プロピル、
蟻酸ブチル、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸プロピル、
酢酸ブチル、プロピオン酸メチル、プロピオン酸エチル
等の低級アルキルカルボン酸の低級アルキルエステル
類、アセトン、メチルエチルケトン、メチルプロピルケ
トン、メチルブチルケトン、メチルイソブチルケトン、
ジエチルケトン等のケトン類、ジエチルエーテル、エチ
ルプロピルエーテル、エチルブチルエーテル、ジプロピ
ルエーテル、ジイソプロピルエーテル、ジブチルエーテ
ル、メチルセロソルブ、ジメトキシエタン等のエーテル
類、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジオキソラン等
の環状エーテル類、アセトニトリル、プロピオニトリ
ル、ブチロニトリル、イソブチロニトリル、バレロニト
リル等のニトリル類、ベンゼン、トルエン、キシレン、
クロロベンゼン、アニソール等の芳香族炭化水素類、ジ
クロロメタン、クロロホルム、ジクロロエタン、トリク
ロロエタン、ジブロモエタン、プロピレンジクロライ
ド、四塩化炭素、フロン類等のハロゲン化炭化水素類、
ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、オクタン等の脂肪族炭
化水素類、シクロペンタン、シクロヘキサン、シクロヘ
プタン、シクロオクタン等のシクロアルカン類、ジメチ
ルホルムアミド、ジメチルアセトアミド等のアミド類、
ジメチルスルホキシド等のジアルキルスルホキシドを挙
げることができる。ここで良溶媒とは本発明の3−セフ
ェム誘導体を溶解する溶媒を意味する。これらの有機溶
媒は1種単独で又は2種以上混合して使用される。これ
らの溶媒は、式(1)の化合物1kg当たり、通常0.
1L〜200L程度、好ましくは1〜100L程度使用
される。
を含んでいても良い。含んでいても良い水の割合は、使
用する有機溶媒に対し0.1〜20容量%、好ましくは
0.5〜10容量%使用するのが良い。
7.3MPaであり、これを超える温度と圧力をもつ二
酸化炭素を超臨界二酸化炭素という。臨界点に僅かに達
しない温度(20〜30℃付近)、圧力(6〜7.2M
Pa付近)を持つ二酸化炭素を亜臨界二酸化炭素とい
う。本発明で使用される超臨界または亜臨界状態の二酸
化炭素の圧力としては、通常3〜40MPa程度、望ま
しくは6〜30MPa程度がよい。晶析を行う温度とし
ては、圧力とのかねあいもあるが、通常5℃〜70℃程
度、好ましくは20℃〜50℃程度がよい。
の割合(V/V)は、使用する有機溶剤、基質、二酸化
炭素の晶析時の温度、圧力によっても異なるが、通常1
0:90〜99:1程度、望ましくは30:70〜9
0:10程度がよい。ここで使用される超臨界または亜
臨界二酸化炭素は、圧力を下げることにより容易に回収
することが可能であるため、晶析、濾過、洗浄において
回収された二酸化炭素を、再度超臨界または亜臨界状態
にした回収二酸化炭素を使用することも可能である。
物の原料から、高純度で高安定性の結晶を残留溶媒を含
まない形で容易に単離精製する事が可能である。また、
二酸化炭素は、無公害、不燃性であり圧力、温度を調整
するのみで容易に回収再使用が可能である。
二酸化炭素を貧溶媒として用いる結晶化方法によって得
られた結晶を種晶として用いて晶析させることを特徴と
する3−セフェム誘導体結晶の製造方法において、非晶
質粉末または油状物の3−セフェム誘導体を溶解する溶
剤としては、上記3−セフェム誘導体結晶を得るときに
非晶質粉末または油状物の3−セフェム誘導体を溶解さ
せる良溶媒と同じ有機溶媒を用いることができる。これ
らの有機溶媒は1種単独で又は2種以上混合して使用さ
れる。これら有機溶媒の使用量としては、3−セフェム
誘導体の溶解量が過飽和或いは過飽和に近い状態になる
ように用いるのがよい。
れば3−セフェム誘導体の溶解性に劣る溶媒(比較貧溶
媒)を必要に応じて併用できる。かかる比較貧溶媒とし
ては例えば水、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエー
テル、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、オクタン等を例
示できる。貧溶媒の使用量は有機溶媒に対して0.1〜
20容量%、好ましくは0.5〜10容量%とするのが
良い。種晶の使用量は、使用する非晶質粉末もしくは油
状物に対して0.1〜10重量%程度とするのが好まし
い。本発明の種晶を使用する結晶化方法は−10〜30
℃の範囲内で行うのが好ましい。本発明の種晶を使用す
る結晶化方法においても、適用する3−セフェム誘導体
と使用する溶媒との組み合わせによって、包接化合物結
晶となる場合がある。
新規な結晶化方法について、より具体的に説明するが、
本発明はそれらの参考例や実施例のみに限定されるもの
ではない。
0mlを入れ、予め3 oCに冷却する。これとは別に、
7−フェニルアセトアミド−3−ホルミル−3−セフェ
ムー4−カルボン酸p−メトキシベンジルエステル非晶
質粉末120g(純度88%)のジメチルホルムアミド
120mlの溶液を調製する。十分に冷却したイソプロ
ピルアルコール中に上記ジメチルホルムアミド溶液を滴
下し、内温を5oC〜10oCに保ちながら1時間撹拌
すると、7−フェニルアセトアミド−3−ホルミル−3
−セフェム−4−カルボン酸p−メトキシベンジルエス
テルの粉末が析出する。熟成終了後、析出したものを濾
過する。濾過後、5oCのイソプロピルアルコール30
0mlで洗浄する。10torr,45℃で12時間乾
燥すると7−フェニルアセトアミド−3−ホルミル−3
−セフェム−4−カルボン酸p−メトキシベンジルエス
テル105.6gが得られた。このものの融点を測定し
た結果、明確な融点を持たず、156℃付近より分解灰
化を起こしたため、非晶質粉末であると判明した。(純
度89.0%、収率89.0%)
ェニルアセトアミド−3−ホルミル−3−セフェム−4
−カルボン酸p−メトキシベンジルエステル非晶質粉末
120g(純度88%)の2%含水ジメチルホルムアミ
ド120mlの溶液を仕込む。次に内温を35℃に保ち
ながら、二酸化炭素を15MPaまで撹拌しながら圧入
する。さらに、内温を45℃に昇温して30分間撹拌熟
成すると、結晶体が析出する。熟成終了後、析出した結
晶をこの温度で濾過し35℃の超臨界二酸化炭素100
gで洗浄、脱圧を行うと乾燥した結晶120.8gが得
られた。<m.p.159.1℃>
1H−NMR(CDCl3)δppm]を図1に示す。
図1から明らかな様に、該結晶の主要ピークは、7−フ
ェニルアセトアミド−3−ホルミル−3−セフェム−4
−カルボン酸p−メトキシベンジルエステルのそれと一
致した。また、該NMRスペクトルにはジメチルホルム
アミド由来の2.880(s,3H)、2.954(s,
3H)、8.010(s,1H)の3つのピークを有し
ていた。また、NMRスペクトルの積分比から、該結晶
が、7−フェニルアセトアミド−3−ホルミル−3−セ
フェム−4−カルボン酸p−メトキシベンジルエステル
とジメチルホルムアミドとを50モル%ずつ含む包接結
晶体(純度95%、収率94.0%)であることが確認
された。
フェニルアセトアミド−3−ヒドロキシ−3−セフェム
−4−カルボン酸ジフェニルメチルエステル油状物12
0g(純度87%)の塩化メチレン120mlの溶液を
仕込む。次に内温を20℃に保ちながら、二酸化炭素を
15MPaまで撹拌しながら圧入する。この、温度・圧
力を保ったまま30分間撹拌熟成すると、7−フェニル
アセトアミド−3−ヒドロキシ−3−セフェム−4−カ
ルボン酸ジフェニルメチルエステルが結晶体として析出
する。熟成終了後、析出した結晶をこの温度で濾過し3
5℃の超臨界二酸化炭素100gで洗浄、脱圧を行うと
乾燥した7−フェニルアセトアミド−3−ヒドロキシ−
3−セフェム−4−カルボン酸ジフェニルメチルエステ
ル109.9g(純度95%、収率100%)が明確な
融点を持つ結晶性粉末として得られた。<m.p.17
6.5℃>
炭素を15MPaまで圧入する。次に内温を25℃に保
ちながら、7−フェニルアセトアミド−3−ヒドロキシ
−3−セフェム−4−カルボン酸ジフェニルメチルエス
テル油状物120g(純度87%)のジメチルホルムア
ミド120mlの溶液を高圧ポンプにて耐圧容器に圧入
していく。すると直ちに、7−フェニルアセトアミド−
3−ヒドロキシ−3−セフェム−4−カルボン酸ジフェ
ニルメチルエステルが結晶体として析出する。析出した
結晶をこの温度で濾過し、25℃の亜臨界二酸化炭素1
00gで洗浄、脱圧を行うと乾燥した7−フェニルアセ
トアミド−3−ヒドロキシ−3−セフェム−4−カルボ
ン酸ジフェニルメチルエステル109.9g(純度95
%、収率100%)が明確な融点を持つ結晶性粉末とし
て得られた。<m.p.176.5℃>
の化合物、さらにはこれら化合物の合成反応終了後の反
応液を用いて、二酸化炭素を貧溶剤として晶析を行い、
目的の結晶性粉末を得た。これらの反応結果のまとめを
表1に示す。
3−セフェム−4−カルボン酸p−メトキシベンジルエ
ステル油状物20g(純度68%) *B:7−フェニルアセトアミド−3−クロロメチル−
3−セフェム−4−カルボン酸ジフェニルメチルエステ
ル油状物120g(純度80%) *C:7−フェニルアセトアミド−3−ヒドロキシ−3
−セフェム−4−カルボン酸ジフェニルメチルエステル
油状物120g(純度87%) *D:7−フェニルアセトアミド−3−クロロ−3−セ
フェム−4−カルボン酸ジフェニルメチルエステル油状
物120g(純度80%) *E:7−フェニルアセトアミド−3−クロロメチル−
3−セフェム−4−カルボン酸p−メトキシベンジルエ
ステルを18.6g、不純物として無機化合物を12.6
g、有機化合物を4.9g含有する合成反応後の反応液
120ml
ム−4−カルボン酸p−メトキシベンジルエステルの非
晶質粉末1.2g(純度80%)を室温下に4mlのD
MFに溶解後、撹拌しながら水0.4mlを滴下した。
氷冷下で20分間撹拌した後、実施例1で得られた包接
化合物結晶を種晶として2〜3mg加えて撹拌を続けた
ところ、10分程度で結晶が析出し始めた。さらに、氷
冷下で1時間程度撹拌した後、濾過し、ジエチルエーテ
ルで洗浄した後、減圧乾燥して7−フェニルアセトアミ
ド−3−ホルミル−3−セフェム−4−カルボン酸p−
メトキシベンジルエステルのジメチルホルムアミド包接
化合物0.99g(純度95%、収率84.5%)が、明
確な融点を持つ結晶性粉末として得られた。<m.p.
159.1℃>
−3−ホルミル−3−セフェム−4−カルボン酸p−メ
トキシベンジルエステルは、セフィキシム等の重要な合
成中間体となる。実施例1により得られた結晶性7−フ
ェニルアセトアミド−3−ホルミル−3−セフェム−4
−カルボン酸p−メトキシベンジルエステルのジメチル
ホルムアミド包接化合物をメチルトリフェニルホスホニ
ウムアイオダイド及び炭酸ナトリウムと反応させ、7−
フェニルアセトアミド−3−ビニル−3−セフェム−4
−カルボン酸p−メトキシベンジルエステルとし、五塩
化燐/ピリジンで処理した後、イソブタノールを加え
て、7−アミノ−3−ビニル−3−セフェム−4−カル
ボン酸p−メトキシベンジルエステル塩酸塩とする。フ
ェノールを加え、45℃で1時間反応させて、7−アミ
ノ−3−ビニル−3−セフェム−4−カルボン酸を得
る。この化合物を特開昭63−20435号公報記載の
方法によりセフィキシムへと導くことができる。
すような長所を有している。 1)非晶質粉末あるいは油状物の原料から、結晶性の目
的物を得ることができる。 2)1回の晶析操作でより高純度の物質を得ることがで
きる。 3)二酸化炭素を除去するだけで目的物が得られ、乾燥
のための熱エネルギーコストが低い。 4)超臨界流体の大きな拡散能により、タール状の粘調
な原料反応液からも速やかに目的成分を結晶化できる。 5)二酸化炭素は、無公害、不燃性、安価でリサイクル
が容易である。 6)一旦超臨界状態若しくは亜臨界状態の二酸化炭素を
貧溶媒として用いる晶析方法により結晶状態の3−セフ
ェム誘導体を得ておけば、その後は超臨界状態若しくは
亜臨界状態の二酸化炭素を何ら用いること無く、極めて
容易に非晶質粉末または油状物の3−セフェム誘導体か
ら3−セフェム誘導体結晶を得ることができる。
体結晶の1H−NMRスペクトルを示す。
Claims (6)
- 【請求項1】 非晶質粉末または油状物の3−セフェム
誘導体を、良溶媒及び、超臨界状態あるいは亜臨界状態
の二酸化炭素からなる貧溶媒を用いて晶析を行うことに
より、結晶状態の3−セフェム誘導体を得ることを特徴
とする3−セフェム誘導体結晶の製造方法。 - 【請求項2】 3−セフェム誘導体の製造工程における
反応液に、超臨界状態あるいは亜臨界状態の二酸化炭素
を加圧下に導入することにより、結晶状態の3−セフェ
ム誘導体を得ることを特徴とする3−セフェム誘導体結
晶の製造方法。 - 【請求項3】 超臨界状態あるいは亜臨界状態の二酸化
炭素に、3−セフェム誘導体の製造工程における反応液
を加圧下に導入することにより、結晶状態の3−セフェ
ム誘導体を得ることを特徴とする3−セフェム誘導体結
晶の製造方法。 - 【請求項4】 超臨界状態の二酸化炭素を用いる請求項
1〜3の製造方法。 - 【請求項5】 亜臨界状態の二酸化炭素を用いる請求項
1〜3の製造方法。 - 【請求項6】 非晶質粉末または油状物の3−セフェム
誘導体を、良溶媒に溶解させ、請求項1記載の方法によ
って得られた結晶を種晶として用いて晶析させることを
特徴とする3−セフェム誘導体結晶の製造方法。
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