JPH09132210A - シャツ類の立体包装機 - Google Patents

シャツ類の立体包装機

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JPH09132210A
JPH09132210A JP30998195A JP30998195A JPH09132210A JP H09132210 A JPH09132210 A JP H09132210A JP 30998195 A JP30998195 A JP 30998195A JP 30998195 A JP30998195 A JP 30998195A JP H09132210 A JPH09132210 A JP H09132210A
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plate
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standing plate
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シャツ類の側部の折返し作業にかかる手間暇
を一掃し、包装品の床擦れを防止し、取扱いが容易でハ
ンガーからの取り外し操作も簡単にする。 【解決手段】 包装機構20を備えたシャツ類の立体包
装機において、起立板2と、シャツ類1の左右の側部を
起立板2の後ろ側に折返す折返し機構4と、ハンガー1
0の懸吊枠10aにくぐらせて二つ折りさせる二つ折り
機構9と、二つ折りされたシャツ類1をハンガー10に
懸吊させたまま包装機構20に搬送する搬送機構19と
を備えてなる。起立板2を人体胴状に形成し、折返し機
構4は、折返し板5と、回動操作部6と、折返し補助装
置7とで形成する。二つ折り機構9は、嵌挿機構11
と、昇降動作自在のクランプ12と、クランプ12を後
退させる動作装置13とで形成する。搬送機構19は、
引上げ機構21を備えて形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はシャツ類の立体包装
機に関し、更に詳しくはクリーニング工場等において特
にワイシャツ等の洗濯物を包装するのに使用するシャツ
類の立体包装機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来この種の立体包装機としては、懸吊
枠が矩形に形成されたハンガーを利用してシャツ類の左
右の側部を折返し、ハンガーと一緒にシャツ類を縦長に
立体包装するものがある(例えば特開平6ー1319号
公報、同5ー213316号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】而して上記の従来機で
は、シャツ類の左右の側部を人手によって折返すよう構
成されていた。従って従来機を使用すると、この種の折
返し作業に手間暇がかかったから、包装作業の能率が上
がらないという問題点があった。
【0004】ところでこの種の洗濯物包装品は、通常、
袋の口から露出したハンガーのフックを利用して吊り下
げた状態で搬送、運搬されることが多い。従ってこの種
の包装品にあっては、クリーニング工場内での搬送時、
又工場から取次店までの運搬時、更には取次店内等にお
いて、下端が床擦れして汚れることがないよう、包装さ
れるのが望ましい。しかるに従来機の場合は、ハンガー
に着せた状態でシャツ類が縦長に、丈が長く包装され
た。それ故従来機で包装された洗濯物は、運搬時、携帯
時等に床擦れし易く、埃等で汚れ易かった。
【0005】又従来機では、上記の通り包装品が縦長に
包装されたから、例えば取次店においては包装品を持ち
帰り易くできるよう、二つ折りした後、手提げ袋等に入
れて客に渡しているのが実情である。従って従来機を使
用すると、取次店での受け渡し作業等の段階において
も、取り扱いが不便で煩わしさを伴うものであった。
【0006】更に従来機は、シャツ類をハンガーに着
せ、ハンガーを利用して縦長に包装するものであった。
従って従来機によって包装されたシャツ類をハンガーか
ら取り外す場合は、先ず襟元のボタンを外し、次にハン
ガーを襟口から引き出さなければならないという不便が
あった。
【0007】本発明は、このような従来機の問題点を解
消しようとするものである。従って本発明の技術的課題
は、シャツ類の側部の折返し作業にかかる手間暇を一掃
でき、床擦れを防止でき、取扱いが容易でハンガーから
の取り外し操作も簡単にできるよう形成したシャツ類の
立体包装機を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決するために次のような技術的手段を採る。即ち本発
明は、左右の側部が後ろ側に折返されるシャツ類1を、
懸吊枠10aが矩形状のハンガー10と一緒に懸吊状態
のまま包装する包装機構20を備えたシャツ類の立体包
装機において、上記のシャツ類1を着せる起立板2と、
この起立板2に装着させたシャツ類1の左右の側部を起
立板2の後ろ側に折返す折返し機構4と、この折返し機
構4で縦長に畳まれたシャツ類1を上記ハンガー10の
懸吊枠10aにくぐらせて二つ折りさせる二つ折り機構
9と、この二つ折り機構9で二つ折りされたシャツ類1
をハンガー10に懸吊させたまま上記の包装機構20に
搬送する搬送機構19とを備え、上記の起立板2が人体
胴状に形成され、上記の折返し機構4が、起立板2の両
側に起立状に夫々配設され側方にスライド自在に形成さ
れた装着兼用の折返し板5と、起立板2の下方に配設さ
れこの折返し板5を起立板2の後ろ側に回動させる回動
操作部6と、起立板2の後方に配設され折返し時に起立
板2の後ろ側の両側端縁に沿って起立状の押え杆7aを
夫々当接させる折返し補助装置7とで形成され、上記の
二つ折り機構9が、起立板2に縦長に畳まれたシャツ類
1の上部にハンガー10の懸吊枠10aを嵌挿させる嵌
挿機構11と、ハンガー10の懸吊枠10aが嵌挿され
た状態のシャツ類1の両肩部を挾持する昇降動作自在の
クランプ12と、挾持されたシャツ類1をハンガー10
の懸吊枠10aにくぐらせた状態で二つ折り位置までク
ランプ12を後退させる動作装置13とで形成され、上
記の搬送機構19が、二つ折りされたシャツ類1を起立
板2から引き抜くハンガー10の引上げ機構21を備え
てなることを特徴とする。
【0009】この場合本発明は、起立板2に着せられた
シャツ類1の裾を固定する固定機構3が、起立板2の前
方位置に設けられると良い。
【0010】又本発明は、起立板2に縦長に畳まれたシ
ャツ類1の袖を押える押え板8が、起立板2の後方位置
に進退動作自在に設けられるのが好ましい。
【0011】更に本発明の場合、包装機構20は、包装
用シート24の下部24bを熱溶着して塞ぐヒートシー
ル装置27を備えてなるのが好ましい。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な一実施例を
添付図面に従って説明する。1は、左右の側部が後ろ側
に折返される例えばワイシャツ、ブラウスなどのシャツ
類である。このシャツ類1としては、特にワイシャツが
好ましい。
【0013】2は、上記のシャツ類1を着せる起立板で
ある。この起立板2は、人体胴状に形成されている。又
この起立板2は、上部の左右位置に切欠き2aが夫々形
成され、中央部に細長の開口2bが垂直状に形成されて
いる。
【0014】3は、起立板2に着せられたシャツ類1の
裾を固定する固定機構である。この固定機構3は、起立
板2の前方位置に設けられ、図19に示されるように上
記の開口2bに沿って上下動自在に形成されたパッド受
け3aと、このパッド受け3aにシャツ類1の裾を押し
付けるパッド3bと、このパッド3bを進退動作させる
エアシリンダ3cと、このエアシリンダ3cとパッド受
け3aの支持杆3dとを一体化する連結杆3eと、この
連結杆3eを上下動自在に収納する支柱3fとでなる。
この支柱3fは、連結杆3eの上昇動作を軽く円滑にさ
せる重り3gを備えてなる。尚3hは、連結杆3eと重
り3gとを連結するワイヤー、3iは滑車、3jはガイ
ドである。
【0015】4は、起立板2に装着させたシャツ類1の
左右の側部を起立板2の後ろ側に折返す折返し機構であ
る。この折返し機構4は、装着兼用の折返し板5と、こ
の折返し板5を起立板2の後ろ側に回動させる回動操作
部6と、折返し時に起立板2の後ろ側の両側端縁に沿っ
て起立状の押え杆7aを夫々当接させる折返し補助装置
7とでなる。
【0016】上記の折返し板5は、起立板2の両側に起
立状に夫々配設され、側方にスライド自在に形成されて
いる。5aは、この折返し板5を移動させるエアシリン
ダ、5bはこのエアシリンダ5aの取付け板である。エ
アシリンダ5aのロッドは折返し板5に固定され、折返
し板5の下端に固定されたスライダー5cが取付け板5
bのガイド5dに摺動自在に係合されている。
【0017】上記の回動操作部6は、起立板2の下方に
配設され、上記取付け板5bを軸6aを中心に、180
度回動させるロータリアクチュエータ6bを備えてな
る。この回動操作部6は、ロータリアクチュエータ6b
に代え、エアシリンダやモータを利用して構成されるの
でも良い。
【0018】上記の折返し補助装置7は、起立板2の後
方に押え杆7aを進退動作自在に配設されてなる。7b
は、この押え杆7aを進退動作させるエアシリンダ、7
cは案内ガイドである。
【0019】又8は、起立板2に縦長に畳まれたシャツ
類1の袖を押える押え板である。この押え板8は、起立
板2の後方位置に進退動作自在に設けられている。8a
はこの押え板8を進退動作させるエアシリンダである。
押え板8は、上記の案内ガイド7cに沿って進退動作す
るよう形成されている。
【0020】9は、折返し機構4で縦長に畳まれたシャ
ツ類1を、ハンガー10の懸吊枠10aにくぐらせて二
つ折りさせる二つ折り機構である。この二つ折り機構9
は、起立板2に縦長に畳まれたシャツ類1の上部にハン
ガー10の懸吊枠10aを嵌挿させる嵌挿機構11と、
ハンガー10の懸吊枠10aが嵌挿された状態のシャツ
類1の両肩部を挾持する昇降動作自在のクランプ12
と、挾持されたシャツ類1をハンガー10の懸吊枠10
aにくぐらせた状態で二つ折り位置までクランプ12を
後退させる動作装置13とを備えて形成されている。
【0021】11a(図13等参照)は、ハンガー10
を挾持するハンガークランプである。11bは、このハ
ンガークランプ11aを90度回転させて起伏動作させ
るロータリアクチュエータである。ハンガークランプ1
1aとロータリアクチュエータ11bは、垂直杆11c
の下端部に設けられ、垂直杆11cはガイド11dに沿
ってエアシリンダ11eで昇降動作自在に形成されてい
る。ガイド11dは、水平状の固定杆11fに沿って水
平に設けられたロッドレスシリンダ11gのピストン金
具11hに固定され、このピストン金具11hに上記の
エアシリンダ11eが垂直状に固定されている。
【0022】又嵌挿機構11は、図1、図25等に示さ
れるようなハンガー10の供給装置14を備えてなるの
が好ましい。この供給装置14は、上部が上方に向かっ
て末広がり状に開口されたハンガーポケット14aと、
このハンガーポケット14a内にハンガー10を供給す
るモータ14bと、このモータ14bの回転軸に連結さ
れたスクリューボルト14cと、更にハンガーポケット
14aをハンガークランプ11aの下方位置に進退動作
させるロッドレスシリンダ14dとを備えてなる。
【0023】上記のハンガーポケット14aは、ハンガ
ー10の有無を検出するリミットスイッチ14eを備え
てなる。このリミットスイッチ14eは、ハンガー10
がない状態を検知するとモータ14bに出力し、この出
力信号を受けるとモータ14bが駆動するよう構成され
ている。
【0024】上記のハンガーポケット14aは、スクリ
ューボルト14cの先端の直下位置に配設されている。
スクリューボルト14cは、先端を低くして傾斜状に配
設され、ねじ溝にはハンガー10のフック10bが係合
状に掛けられる。ロッドレスシリンダ14dは、マウン
ト金具14fが水平状の固定杆14gに固定され、角形
のシリンダパイプ14hがマウント金具14fに対しス
ライドするよう形成されている。そして上記のハンガー
ポケット14aは、シリンダパイプ14hに固定されて
いる。尚14iは、スクリューボルト14cの先端から
落下するハンガー10を、ハンガーポケット14aに円
滑且つ確実に案内する為の案内杆である。
【0025】上記のクランプ12は、図14等に示され
るように下端が開放された垂直杆15に縦に設けられた
ロッドレスシリンダ16のマウント金具16aに固定さ
れ、垂下されている。17は、本発明機の上部に、前後
方向に沿って水平状に配設された支承杆である。垂直杆
15は、この支承杆17に沿って動作装置13としての
前後一対のエアシリンダによって進退動作自在に形成さ
れている。
【0026】動作装置13としての前側のエアシリンダ
13aは、スライダー18に固定され、後ろ側のエアシ
リンダ13bは支承杆17の後部に固定され、両者はロ
ッドの先端を連結した状態で突き合わされている。尚こ
の動作装置13は、このようなエアシリンダで形成する
のに代え、例えば正逆回転モータとスクリューネジとの
組み合わせで構成するのでも良い。
【0027】19(図1、図21等参照)は、二つ折り
機構9で二つ折りされたシャツ類1を、ハンガー10に
懸吊したまま包装機構20に搬送する搬送機構である。
この搬送機構19は、二つ折りされたシャツ類1を、起
立板2から引き抜くハンガー10の引上げ機構21を備
えてなる。
【0028】引上げ機構21は、ハンガー10を挾持す
るハンガークランプ21aと、このハンガークランプ2
1aを昇降動作させるロッドレスシリンダ21bとでな
る。ハンガークランプ21aは、ロッドレスシリンダ2
1bのマウント金具21cに固定されている。又ロッド
レスシリンダ21bのシリンダパイプ21dは、ロッド
レスシリンダ19aのマウント金具19bに固定されて
いる。ロッドレスシリンダ19aは、懸吊杆19cに垂
直状に固定され、懸吊杆19cは支承杆17にスライダ
ー19dを介して垂下されている。
【0029】19eは、懸吊杆19cを支承杆17に沿
って進退動作させる前後一対のエアシリンダである。前
側のエアシリンダ19e1 は、スライダー19dに固定
され、後ろ側のエアシリンダ19e2 は支承杆17の後
端に固定され、且つ両者はロッドの先端が連結された状
態で突き合わされている。尚本発明では、このような構
成のエアシリンダで懸吊杆19cを進退動作させる場合
には限定されず、その他例えば正逆回転モータとスクリ
ューネジとの組み合わせで構成するのでも良い。
【0030】包装機構20は、シャツ類1をハンガー1
0と一緒に、懸吊状態のまま包装するよう構成されてい
る。即ちこの包装機構20は、図29〜図33等に示さ
れるように、垂直に起立された胴板22と、この胴板2
2の上方に配設されたシート引下げ機構23と、このシ
ート引下げ機構23で引き下げられた包装用シート24
の上部位置を熱溶着すると共に切断するシール機構25
とを備えてなる。尚包装用シート24としては、例えば
ポリエチレン製の筒状の透明シートが好ましい。この包
装用シート24は、ロール状に巻回されてなる。
【0031】上記の胴板22は、上端中央位置に、ハン
ガー10のフック10bを掛けるのに用いる引っ掛け部
22aが設けられている。又この胴板22は、エアシリ
ンダ26で軸26aを中心に90度、本発明機の後方に
回動するよう形成されている。
【0032】上記のシート引下げ機構23は、包装用シ
ート24の両側部を挾持するクランプ28aを対向位置
に備えた枠状の本体28と、この本体28を昇降動作さ
せる上下一対のエアシリンダ29とを備えてなる。
【0033】上記エアシリンダ29は、ロッドの先端が
連結されて突き合わされ、垂直状に配設されている。枠
状の本体28は、上部のエアシリンダ29aのロッドの
延伸動作で押し下げられ、これにより包装用シート24
が熱溶着位置に配置される。又上部がシールされた包装
用シート24は、図33、図34等に示されるように下
部のエアシリンダ29bのロッドの収縮動作で、ハンガ
ー10のフック10bが袋状の包装用シート24の開口
部24aから露出するよう、本体28と一緒に更に引下
げられる。
【0034】上記のシール機構25は、図31等に示さ
れるようにエアシリンダ25aの作用で開脚状に開閉動
作する一対の枠体25bと、この枠体25bの一方の下
部に配設されたヒータ25cと、このヒータ25cの少
し上方位置にヒータ25cと平行状に配設されたカッタ
ー25dとを備えてなる。尚25eは、包装用シート2
4を緊張状態に保持させるエアシリンダである。
【0035】又上記の包装機構20は、包装用シート2
4の下部24bを熱溶着して塞ぐヒートシール装置27
(図36参照)を備えてなる。このヒートシール装置2
7は、昇降動作自在に形成されたハンガー引上げ部30
と、この引上げ部30が上昇し所定位置に停止した際に
包装用シート24の下部24bを熱溶着するヒータ31
と、このヒータ31を進退動作させるエアシリンダ32
とを備えてなる。
【0036】引上げ部30はロッドレスシリンダ33の
マウント金具33aに固定され、ロッドレスシリンダ3
3は柱34に沿って垂直に配設されている。尚、柱34
の上部に、ハンガー10のフック10bが受け渡される
フック受け35が設けられると良い。引上げ部30は、
垂直杆30aの下端に平行一対状の引っ掛け爪30bを
備えてなる。この引っ掛け爪30bは、図37Aに示さ
れるように、下降時に、胴板22の引っ掛け部22aに
掛けられた上記のフック10bに当たると上方に回動す
るよう形成され、上昇時は同図Cに示されるように、フ
ック10bを引っ掛けて上昇自在に形成されている。
【0037】次に本発明の作用を説明する。先ず起立板
2にシャツ類1としてのワイシャツを着せ、裾を例えば
固定機構3を利用して固定する。次に折返し板5がエア
シリンダ5aの作用で側方にスライドし、シャツ類1の
側部を緊張させる。尚、裾の固定はシャツ類1の下部ボ
タンを利用して行なうのでも良い。
【0038】次に図4に示されるように折返し補助装置
7の押え杆7aが前進し、起立板2の後ろ側の両側端縁
に沿って当接される。この状態で折返し板5が、図7、
図8に示されるように回動操作部6の作用で起立板2の
後ろ側に順次回動配置され、シャツ類1の左右の側部が
図9〜図11に示されるように折返される。
【0039】次に図12に示される通り、押え板8が前
進し、起立板2に縦長に畳まれたシャツ類1の袖が押え
付けられる。又同時にハンガークランプ11aが、図1
3に示されるようにロッドレスシリンダ11gの作用で
起立板2の上方に移動し、エアシリンダ11eの作用で
垂直杆11cと共にガイド11dに案内されて下降し、
起立板2に縦長に畳まれたシャツ類1の上部にハンガー
10の懸吊枠10aを嵌挿させる。
【0040】次にこの状態で、図14に示されるように
後ろ側のエアシリンダ13bのロッドが延伸され、垂直
杆15と共にクランプ12が、起立板2の上方に配置さ
れる。そしてその後、ロッドレスシリンダ16の作用で
クランプ12が下降し、図15に示されるようにハンガ
ー10の懸吊枠10aが嵌挿された状態のシャツ類1の
両肩部がクランプ12で挾持される。
【0041】次に図16に示されるようにクランプ12
とハンガークランプ11aとが、同時に上昇する。そし
て図17に示されるようにハンガークランプ11aだけ
が起立板2の少し上方位置に配置され、この状態でクラ
ンプ12が後ろ側のエアシリンダ13bのロッドの収縮
動作により、シャツ類1をハンガー10の懸吊枠10a
にくぐらせたまま、予め選定された二つ折り可能な位置
まで後退する。その後クランプ12は、挾持状態を解除
する。その結果シャツ類1は、図18に示されるように
ハンガー10に二つ折りされた状態で垂れ下がる。尚こ
のときシャツ類1の裾は、固定機構3の作用で固定され
ている。
【0042】次にハンガークランプ11aが、図18、
図20に示されるようにロータリアクチュエータ11b
の作用で引き起こされ、ハンガー10が垂直状に配置さ
れる。又このとき同時に、搬送機構19の前側のエアシ
リンダ19e1 のロッドが延伸動作する。これにより図
21等に示されるようにエアシリンダ19e1 とスライ
ダー19d、及び引上げ機構21を備えた懸吊杆19c
とが一緒になって前進し、起立板2の上方に引上げ機構
21が配置される。尚このとき同時に、前側のエアシリ
ンダ13aのロッドが延伸動作し、クランプ12は垂直
杆15と共に起立板2の前方に退避する。
【0043】次に図22に示されるようにロッドレスシ
リンダ21bの作用でハンガークランプ21aが下降
し、ハンガー10のフック10bを挾持する。その後、
図23に示されるように引上げ機構21がロッドレスシ
リンダ19aの作用で上昇し、起立板2からシャツ類1
を引き抜く。
【0044】このときハンガークランプ11aは、図2
4等に示されるようにロッドレスシリンダ11gの作用
で本発明機の右側方位置に復帰する。そして図25、図
27等に示されるように供給装置14から送られるハン
ガー10のフック11bを、ハンガークランプ11aが
挾持し、ロータリアクチュエータ11bの作用でハンガ
ー10を横に伏せた状態に配置する。
【0045】次に図28に示されるように前側のエアシ
リンダ19e1 のロッドが収縮し、スライダー19dと
共に懸吊杆19cが後退する。そして後退位置で引上げ
機構21が、ロッドレスシリンダ19aの作用で懸吊杆
19cの下端近くまで下降する。又この位置で引上げ機
構21のロッドレスシリンダ21bが動作し、上記のハ
ンガークランプ21aを少し高い位置に配置させる。
【0046】次に図29に示されるように後ろ側のエア
シリンダ19e2 のロッドが収縮し、懸吊杆19cを更
に後退させ、胴板22の直前位置にハンガークランプ2
1aを配置させる。そしてその後、図30に示されるよ
うに引上げ機構21のロッドレスシリンダ21bが作動
し、ハンガークランプ21aが下降し、引っ掛け部22
aにハンガー10のフック10bを落とし込む。そして
これによりシャツ類1が、胴板22に沿って吊り下げら
れる。
【0047】次に図31〜図33に示されるように包装
機構20において包装用シート24でシャツ類1はハン
ガー10と共に吊り下げられた状態で包装され、その後
エアシリンダ26のロッドの収縮動作で、軸26aを中
心に胴板22が90度、本発明機の後方側に回動する。
【0048】そして図38に示されるように、ヒートシ
ール装置27の引上げ部30が、ロッドレスシリンダ3
3の作用で上昇して所定位置に停止した後、ヒータ31
がエアシリンダ32の作用で前進し、包装用シート24
の下部24bを熱溶着し塞ぐ。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、起立板に
装着させたシャツ類の左右の側部を、起立板の後ろ側に
折返す折返し機構を備えてなる。従って本発明によれ
ば、シャツ類の左右の側部を折返す作業にかかる手間暇
を一掃でき、その分この種シャツ類の包装作業の迅速
化、労力の軽減化を図ることができる。又本発明は、左
右の側部が後ろ側に折返されたシャツ類を、二つ折りし
た状態でハンガーと一緒に立体包装するよう形成されて
いる。従って本発明では、包装品の丈を従来機による包
装品の半分にできるから、搬送時、携帯時等に包装品の
下縁が床擦れすることを防止でき、埃等が袋の開放され
た下端から侵入することを防止できる。又本発明機によ
る包装品は、包装状態において既に二つ折りされている
から、取次店などでの受け渡しが容易で便利になり、手
提げ袋等に詰める作業を簡便にできる。更に本発明の場
合は、従来機のようにシャツ類をハンガーに着せた状態
で包装するものではなく、懸吊枠にくぐらせた状態で包
装する点に特徴がある。従って本発明によれば、ハンガ
ーからシャツ類を取り外すことが従来機の場合より、格
段に簡単な操作で行うことができる。
【0050】又請求項2記載のように起立板に着せられ
たシャツ類の裾を固定する固定機構を備えてなる場合
は、ボタン掛け等で行なう場合に比べ、はるかに簡単迅
速に裾の乱れを防止できる。
【0051】又請求項3記載の本発明の場合は、押え板
で起立板に縦長に畳まれたシャツ類の袖を押えることが
できるから、これによれば袖の乱れを防止して精度良く
二つ折りできる。
【0052】更に請求項4記載の本発明の場合は、包装
機構が、包装用シートの下部を熱溶着して塞ぐヒートシ
ール装置を備えてなるから、これによれば包装品の下部
の開口から運搬時、携帯時等に埃等が侵入することを防
止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示す斜視図である。
【図2】本発明の要部側面図である。
【図3】図2の IIIーIII 線における断面図である。
【図4】本発明の要部側面図である。
【図5】図4のVーV線における断面図である。
【図6】図3のVIーVI線における断面図である。
【図7】折返し機構の作用を説明する要部平面図であ
る。
【図8】折返し機構の作用を説明する要部平面図であ
る。
【図9】シャツ類の折返し状態を示す要部横断面図であ
る。
【図10】シャツ類の折返し状態を示す要部背面図であ
る。
【図11】シャツ類の折返し状態を示す要部正面図であ
る。
【図12】本発明の作用を説明する要部側面図である。
【図13】本発明の作用を説明する要部正面図である。
【図14】本発明の作用を説明する要部側面図である。
【図15】本発明の作用を説明する要部正面図である。
【図16】本発明の作用を説明する要部正面図である。
【図17】本発明の作用を説明する要部側面図である。
【図18】本発明の作用を説明する要部側面図である。
【図19】本発明の作用を説明する要部側面図である。
【図20】本発明の作用を説明する要部正面図である。
【図21】本発明の作用を説明する要部側面図である。
【図22】本発明の作用を説明する要部正面図である。
【図23】本発明の作用を説明する要部正面図である。
【図24】本発明の作用を説明する要部正面図である。
【図25】図24のAーA線から見た要部側面図であ
る。
【図26】図25のAーA線から見た要部正面図であ
る。
【図27】A、Bともに本発明の作用を説明する要部側
面図である。
【図28】本発明の作用を説明する要部側面図である。
【図29】本発明の作用を説明する要部側面図である。
【図30】Aは本発明の作用を説明する要部正面図、B
はAのBーB線における断面図である。
【図31】本発明の作用を説明する要部側面図である。
【図32】図31のAーA線における説明用の断面図で
ある。
【図33】本発明の作用を説明する要部側面図である。
【図34】包装状態を説明する要部正面図である。
【図35】図33のAーA線における断面図である。
【図36】図35のAーA線から見たヒートシール装置
を示す一部を切欠した要部背面図である。
【図37】A、B、Cはハンガー引上げ部の作用を説明
する一部を切欠した要部正面図、DはBのDーD線から
見た説明用の断面図である。
【図38】本発明の作用を説明する要部背面図である。
【符号の説明】
1 シャツ類 2 起立板 4 折返し機構 5 折返し板 6 回動操作部 7 折返し補助装置 7a 押え杆 9 二つ折り機構 10 ハンガー 10a 懸吊枠 11 嵌挿機構 12 クランプ 13 動作装置 19 搬送機構 20 包装機構 21 引上げ機構

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右の側部が後ろ側に折返されるシャツ
    類を、懸吊枠が矩形状のハンガーと一緒に懸吊状態のま
    ま包装する包装機構を備えたシャツ類の立体包装機にお
    いて、上記のシャツ類を着せる起立板と、この起立板に
    装着させたシャツ類の左右の側部を起立板の後ろ側に折
    返す折返し機構と、この折返し機構で縦長に畳まれたシ
    ャツ類を上記ハンガーの懸吊枠にくぐらせて二つ折りさ
    せる二つ折り機構と、この二つ折り機構で二つ折りされ
    たシャツ類をハンガーに懸吊させたまま上記の包装機構
    に搬送する搬送機構とを備え、上記の起立板が人体胴状
    に形成され、上記の折返し機構が、起立板の両側に起立
    状に夫々配設され側方にスライド自在に形成された装着
    兼用の折返し板と、起立板の下方に配設されこの折返し
    板を起立板の後ろ側に回動させる回動操作部と、起立板
    の後方に配設され折返し時に起立板の後ろ側の両側端縁
    に沿って起立状の押え杆を夫々当接させる折返し補助装
    置とで形成され、上記の二つ折り機構が、起立板に縦長
    に畳まれたシャツ類の上部にハンガーの懸吊枠を嵌挿さ
    せる嵌挿機構と、ハンガーの懸吊枠が嵌挿された状態の
    シャツ類の両肩部を挾持する昇降動作自在のクランプ
    と、挾持されたシャツ類をハンガーの懸吊枠にくぐらせ
    た状態で二つ折り位置までクランプを後退させる動作装
    置とで形成され、上記の搬送機構が、二つ折りされたシ
    ャツ類を起立板から引き抜くハンガーの引上げ機構を備
    えてなることを特徴とするシャツ類の立体包装機。
  2. 【請求項2】 起立板に着せられたシャツ類の裾を固定
    する固定機構が、起立板の前方位置に設けられたことを
    特徴とする請求項1記載のシャツ類の立体包装機。
  3. 【請求項3】 起立板に縦長に畳まれたシャツ類の袖を
    押える押え板が、起立板の後方位置に進退動作自在に設
    けられたことを特徴とする請求項1又は2記載のシャツ
    類の立体包装機。
  4. 【請求項4】 包装機構が、包装用シートの下部を熱溶
    着して塞ぐヒートシール装置を備えてなることを特徴と
    する請求項1、2、又は3記載のシャツ類の立体包装
    機。
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