JP4125058B2 - 梱包方法及びその装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本願発明は、梱包方法及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ダンボール箱(梱包箱)などの容器の内側に、ポリ袋やビニール袋などの袋体を配設して、被梱包物を袋体へ収容した状態で、梱包箱に梱包する梱包方法として、本願発明者(出願人)は、以前に、実用新案登録第2102367号(実公平7−16570号)に係る発明を提案している。
この装置は、図22(A)(B)に示す通り、ダンボール箱bの開口部b1に袋体fを掛け、被梱包物(図示せず。)を当該袋体に収納してダンボール箱bに梱包するものであり、ダンボール箱bを乗せるコンベア(箱保持部1)と、ポリ袋等の袋体を保持する袋保持部2とを備える。
上記の袋保持部2は、図22(A)へ示すように、コンベア(箱保持部1)上のダンボール箱bの上方に配置されたものであり、袋体内に挿入される挿入部3と、挿入部3と共に袋体内に収容され拡開することにて袋体を保持する腕4とを備える。袋体を箱体に掛けるに際し、図22(B)へ示すように、コンベア(箱保持部1)上のダンボール箱bに向けて、袋体を保持した袋保持部2を降下させ、上記の挿入部3をダンボール箱bへ挿入し且つ腕4をダンボール箱bの外側に配位せしめること、即ち挿入部3と腕4との間に箱体の開口端(フラップb2,b2)を挿入することにより、箱体の当該開口端の押圧にて袋体にダンボール箱bの開口部に掛けられる折り返し部位f1を形成し、ダンボール箱bへの袋掛けを完了する。
【0003】
フラップb2,b2を有するダンボール箱に被梱包物を梱包する場合、このような装置を用いて袋掛けを行った後、上記の折り返し部位f1を元に戻して得られる、袋体fの綴じ代f0について、袋体を閉じるに十分な幅を確保することができるが、一方、図23(A)へ示すように、フラップを持たないダンボール箱bに被梱包物kを梱包する場合、袋掛けしたダンボール箱bに被梱包物kを収容した後、図23(B)へ示すように、折り返し部位f1を元に戻して得られる上記袋体fの綴じ代f0について、十分な幅を確保することができず、被梱包物kを収容した袋体fを封ずるのが困難になるという場合が生じた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、本願発明では、上記袋体に十分な綴じ代を確保することを可能として、上記の課題の解決を図った。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本願第1の発明は、箱体や枠体等の支持部材の開口部にポリ袋等の袋体fを掛け、被梱包物を当該袋体に収納するものであり、コンベアと、支持部材bを保持する箱保持部1と、コンベアの上方に位置し袋体を保持する袋保持部2とを備え、袋保持部2は、袋体内に挿入される挿入部3と、挿入部3と共に袋体内に収容され拡開することにて袋体を保持する腕4とを備え、袋体を支持部材bに掛けるに際し、支持部材bを保持した箱保持部1と袋体を保持した袋保持部2の少なくとも何れか一方を移動させて、挿入部3と腕4との間に支持部材bの開口端を挿入することにより、支持部材の当該開口端の押圧にて袋体に支持部材bの開口部に掛けられる折り返し部位を形成する梱包装置について、次の構成を採るものである。
即ち、コンベアは、搬送部を備え、搬送部は、支持部材bを上に乗せて、他から少なくとも袋保持部2の下方まで、支持部材を前進させる。箱保持部1は、上下に伸縮可能な箱支持体11を備える。箱保持部1は、箱支持体11を伸ばして、コンベアにて移送されてきた支持部材bの底を支持し、支持部材bをコンベアから上方へ移動させるものである。袋掛けが行われた後、箱保持部2の箱支持体11が縮むことにて、支持部材bが、下方に移行し、コンベアに再び乗せられる。支持部材bの外側に配位した上記の各腕4は、支持部材bの側部側に位置する側配置部43を備え、この側配置部43の長さは、袋体fの支持部材bから外部にはみ出すはみ出し幅よりも短いことを特徴とする。
【0006】
本願第2の発明では、上記本願第1の発明に梱包装置にあって、コンベアが、コンベアの支持部材の移送方向を遮るようにコンベア上に飛び出して支持部材と当接することにより、袋保持部2の下方にて支持部材を止める、止め部材c3を備え、箱保持部1は、止め部材c3に止められた支持部材を、箱支持体11を伸ばしてコンベアよりも上方に移動させることを特徴とする
【0007】
本願第3の発明は、本願第1又は第2の発明に係る梱包装置にあって、この装置は、袋保持部2が支持部材の開口部に袋体を掛けた後、袋体の支持部材から外部にはみ出す部位を折り畳む、折り畳み部a5を備えたことを特徴とする。
【0008】
本願第4の発明に係る梱包装置では、本願第3の発明に係る梱包装置にあって、次の構成を採るものを提供する。
即ち、折り畳み部a5は、伸ばし装置6と、コンベアの上方に配置された一対の第1折り畳み手65,65と、一対の第2折り畳み手67,67とを備える。伸ばし装置6は、袋体fの折り返し部位を伸ばすものである。第1折り畳み手65,65は、上方より、袋体fの上端に向けて、その先端を降下させることができ、その先端夫々に、吸盤66が設けられている。一対の第1折り畳み手65,65は、互いに遠ざかる方向へ水平に移動することができる。一対の第2折り畳み手67,67は、支持部材bの上方において、互いの先端を対向するように配置されたものであり、水平方向について、第1折り畳み手65,65の水平方向についての移動方向と、交差する方向に移動し、支持部材bの上面に沿った状態にて、互いの先端を近づけることができる。伸ばし装置6により、袋体の折り返し部位を上方に伸ばすことにて、袋体の折り返し部位は、折り返しが無くなり、袋体の綴じ代となる。そして、第1折り畳み手65,65を上方より袋体内に降下させ、袋体の綴じ代の上端へ吸盤66,66を寄せ、吸盤66,66に、袋体の綴じ代の上端を吸着させ、第1折り畳み手65,65同士を互いに遠ざかる方向へ移動させ、伸ばされた袋体の綴じ代を、水平方向に引き出すことにより、袋体の口を狭める。第1折り畳み手65,65の吸盤66,66にて、袋体を両端を吸着した上記の状態のまま、第2折り畳み手67,67を作動させて、その先端を、支持部材bの上面に沿って互いに近づけることにより、綴じ代の、第1折り畳み手65,65にて伸ばされた部分の間の部分を、被梱包物上面に沿わして、袋体口を閉ざす。袋体口を閉ざした後、第2折り畳み手67,67を元の位置に退け、第1折り畳み手65,65を上方に縮めると共に、第1折り畳み手65,65同士を近づけることによって、綴じ代の第1折り畳み手65,65に伸ばされた部分を、起立させ、伸ばし装置6を再び作動させ、伸ばし装置6が、綴じ代の起立している部分を、被梱包物の上部へ向けて折り畳み、更に、第1折り畳み手65,65の夫々を降下させ、綴じ代の起立させられた後伸ばし装置6にて折り畳まれた部位を押圧する。
【0009】
上記の構成を採る本願第1〜第4の発明に係る梱包装置は、袋体fの、支持部材bから外部に出た部分を、従来の1回の折り返しではなく、複数回折り返した状態にしておくことによって、袋体fに十分な綴じ代を確保することを可能とした
特に、本願第の発明では、被梱包物kに雑菌などが混入することを抑制し得た。
また、本願第4の発明では、折り畳み部で、確保した綴じ代を利用して、確実に袋体を封ずることを可能とした。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づき本願発明の実施の形態について説明する。
図1乃至図17へ、本願発明の一実施の形態を示す。図1は、本願発明に係る装置を平面視した全体説明図である。図2(A)(B)及び図3は、図1に示す装置のラインが備えるコンベアの要部斜視図である。図4乃至図6は、夫々、本願発明に係る装置の要部側面図である。図7(A)は図4乃至図6に示す装置の袋体fの供給部分のみを示す略斜視図であり、図7(B)は図4乃至図6に示す装置の袋体fの口を開ける手段を示す略斜視図である。図8は、袋保持部2の要部側面図である。図9(A)(B)及び図10(A)(B)は、図4乃至図6に示す装置の袋保持部2の作動状態を示す説明図である。図11(A)(B)は、この装置の箱保持部1と袋保持部2の作動状態を示す説明図である。図12(A)は上記袋体fへの被梱包物の収納状態を示す略縦断面図であり、図12(B)は折り畳み部a5の略平面図である。図13(A)(B)は、折り畳み部a5の作動状態を示す略縦断面図である。図14は、袋体fの折り返しを伸ばした状態を示す略縦断面図である。図15乃至図17は、折り畳み部a5における袋体fの折り畳みの状態を示す要部略斜視図である。
説明の便宜上、各図中、Uは上方を、Sは下方を 示している。又、Nは、ラインの移送方向を示している。
【0011】
図1に示す通りこの装置は、ラインに配設された順に、組み立て前の支持部材bを集積している集積部a1と、集積部a1から一枚づつ送られてくる支持部材を折り込み或いは接着等の固定手段にて箱体或いは枠体として支持部材を組み立てる製箱部a2と、製箱部a2にて形成された支持部材bに袋体fを掛ける袋掛け部a3と、支持部材bに掛けられた袋体fに被梱包物を収納する収納部a4と、被梱包物の収納後袋体fを封ずる折り畳み部a5と、支持部材bに蓋箱を取付ける仕上部a6とを備える。
上記の集積部a1、製箱部a2、仕上部a6については、既存の周知の装置を用いて実施する。
以下、支持部材bをダンボール箱などの梱包箱(以下箱体bと呼ぶ)とした場合を例に採り、上記の、袋掛け部a3と収納部a4と折り畳み部a5を中心に、詳しく説明する。
【0012】
図2(A)へ示す通り、この装置は、コンベア上記の各部(a1〜a6)間箱体bを移送するコンベアcを備える。集積部a1及び製箱部a2を経て形成された箱体bは、当該コンベアcにて、袋掛け部a3のある位置まで移送される。
このコンベアcは、ベルトコンベア等の搬送部c1と、その左右両脇に設けられたテーブル部c2と、止め部材c3とを有する。搬送部c1とテーブル部c2の上に箱体bが乗せられ、搬送部c1の稼動にて、箱体bの移動が行われる。テーブル部c2は、搬送部c1と異なり不動の部位である。
上記の袋掛け部a3の位置に、袋保持部2(図4〜図6)と共に袋掛け部a3を構成する箱保持部1が設けられている。図3へ示す通り、箱保持部1は、上下に伸縮可能な箱支持体11…11と、各箱支持体11の先端(上端)に設けられた吸盤などの箱保持体10とを備える。箱保持体10の上面には、吸引孔(図示せず。)が設けられ、箱支持体11の内部を通じてコンプレッサ等の吸引手段(図示せず。)にて吸気が供給される。
図2(A)へ示す通り、箱体bが運ばれて来るまで、箱支持体11…11は、縮んで、テーブルc2の中に収容されている。止め部材c3は、移送されくる箱体bを袋掛け部a3の位置にて止めるものであり、箱体bが、袋掛け部a3の位置に近づくと、ラインの移送方向Nを遮るように、コンベアcの搬送部c1上に飛び出し、箱体bの前部と当接する。これにて、図2(B)へ示す通り、箱保持体10…10の上方に箱体bを止める。
そして、この装置は、図3へ示すように、テーブルc2から、箱支持体11…11を伸ばし、吸気にて箱体bの底を吸着した箱保持体10…10を上方に移動させ、箱体bを上方に移行させる。
【0013】
袋掛け部a3は、上記箱保持部1と共に、袋保持部2と袋供給部5を備える。この袋保持部2及び袋供給部5は、コンベアcの箱保持部1の上方に配設されたものである。図4及び図7(A)に示す通り、袋供給部5は、2重のシートを捲回し保持する捲回部50(図4において省略)と、捲回部50からシートを引き出す引き出しローラ51,51と、シートを熔着して袋体bの底を形成する熔着部(図示しない)と、引き出されたシートの上部を保持する袋保持体52と、シートを切断する切断部53(図4において省略)とを備える。
袋保持体52は、水平に配置された案内用バー54と、案内用バー54に嵌合し案内用バー54に沿って摺動する第1摺動手55aと、同じく案内用バー54に嵌合し案内用バー54に沿って摺動する第2摺動手55bとを備える。案内用バー54の先端側は、上記引き出しローラ51,51の(シートの)送り方向を延長する方向に伸び、案内用バー54の基端は、上記引き出しローラ51,51のほぼ直下に位置する。第1摺動手55aは、第2摺動手55bに対して、引き出しローラ51,51側に位置する。
図4及び図7(A)へ示すように、当初、第1摺動手55aは、最も引き出しローラ51,51寄り(案内用バー54の基端側)に位置する。このとき、第1摺動手55aに対して第2摺動手55bは、両者の間から、引き出しローラ51,51にて引き出されたシートを下方に垂下させることが可能な程度、離れている。シート先端を熔着部にて熔着し、シートを引き出して、第1摺動手55aと第2摺動手55bの間から、シートを垂下させた後、図5に示す通り、第1摺動手55aを摺動して第2摺動手55b側に寄せ、シートを第1摺動手55aと第2摺動手55bとにてシートを挟む。この状態にて、切断部53(図7(A))にて、シートは切断され袋体fとされる。
上記の第1摺動手55aと第2摺動手55bは、夫々向かい合う面即ちシートと当接する面に、吸引口56…56が形成されている(図7(A))。この吸引口56…56は、コンプレッサ等の吸引装置(図示せず。)に連絡しており、吸気にて、袋体fの上端を外側から吸着保持する。
このように吸着保持した状態において、第2摺動手55bは、摺動して第1摺動手55aより遠ざかり、図6へ示す通り、袋体fの口が開かれる。
尚、図5へ示す通り、第1摺動手55aを摺動し上記の第2摺動手55b側に寄せることにて、ローラ51,51(及び切断部53)の直下から袋体fの位置をずらすことで、切断による切り屑が袋体fの口からその内部に入らない。
【0014】
図6及び図9(A)へ示す通り、上記の袋保持部2は、枠体である挿入部3と、挿入部3に取り付けられて挿入部3に対し上下に摺動可能な可動部40と、挿入部3に設けられた駆動装置41と、可動部40に軸止された4本の腕4…4と、可動部40に設けられた拡開装置42…42とを備える。
また、袋掛け部a3には、上記の袋保持部2を保持する保持体30と、袋保持部3を上下に移動させることが可能な昇降装置31が設けられている。
昇降装置31は、油圧等の流体圧や、電気、或いは機械的手段などを利用した周知の装置であり、保持体30を昇降することにて、袋保持部2の昇降を行うものである。図6の31は、昇降装置31が備えるガイドバーを示しており、当該ガイドバー31に案内されて、昇降装置31は、保持体30を上下に移動させる。
上記の腕4の先端は、図8へ示すように、先端(下端)側に向けて幅が広くなる扇状部44を備える。詳しくは、この図8は、水平方向について、上記の図6及び図9(A)と交差する方向(図6及び図9(A)に示す方向V)から袋保持部2の下部を眺めたものである。この図8に示すように、上下に伸びるパイプにて形成された腕4の先端(下端)は、水平に伸びる水平部分44を備え、全体としてL字形を呈している。この水平部分44と腕4の間に(上記の方向Vから見て)扇状の板状体45が固定されている。
上記の駆動装置41は、可動部40を挿入部3に対して上下に摺動させる装置である。駆動装置41は、挿入部3に固定されたシリンダと、シリンダにて上下に伸縮するピストンとを備えたものであり、ピストン先端(上端)が可動部40に固定されている。
また、上記の拡開装置42は、腕4,4を挿入部3から開閉する装置である。拡開装置42は、可動部40に固定されたシリンダと、シリンダにて水平方向に伸縮するピストンとを備えたものであり、ピストン先端が腕4の後端(上端)に軸止されている。拡開装置42のピストンが伸びた状態において、図9(A)へ示すように、腕4は、挿入部3に閉じられている。
【0015】
図6に示す状態から、保持体30にて袋保持部2を降下させ、図9(A)へ示すように、袋体f内に袋保持部2を挿入する。このとき、上記の通り、腕4は、挿入部3に閉じられており、また、可動部40は、その摺動範囲中、上方に位置し、腕4…4も上方に位置する。
袋保持部2の上記降下が完了して、挿入部3の先端(下端)が、袋体fの底に達した際、駆動装置41のピストンを縮めて、図9(B)へ示すように、挿入部3に対して可動部40を下方に摺動させ、腕4…4も袋体fの底に近づける。
上記の通り腕4…4を降下させた後、図10(A)へ示すように、拡開装置41のピストンを縮めて腕4…4を挿入部3から開く。この腕4…4の拡開により、袋体fは、腕4…4にて内側から保持される。
袋保持部2は、前述の箱保持部1に保持された箱体bの、即ち、箱保持体10…10に保持された状態にて上方に移行した箱体bの、上方に位置している。そして、図10(A)の状態の袋保持部3を、保持体30の駆動にて、図10(B)に示すように、降下させ、挿入部3を箱体b内に挿入する。
【0016】
上記の挿入部3の横幅w1(水平方向についての幅)は、箱体bの横幅wに比して小さい。一方、上記の通り拡開した腕4…4の先端(下端)間の間隔w2(隣接する腕4,4の先端の拡開後の間隔)は、箱体bの横幅(開口部の横幅)よりも大きい(図10(A)(B))。
従って、図11(A)へ示すように、袋保持部2は、挿入部3のみが、袋体fと共に箱体b内に入り、腕4…4は、箱体bの外側に出る。換言すると、挿入部3と腕4との間に箱体bの側部(開口端)を挿入する。
図11(B)へ示すように、箱体bの外側に配位した上記の腕4は、箱体bの側部側に位置する側配置部43を備える。この側配置部43の長さxは、図14に示す袋体fの箱体bから外部にはみ出すはみ出し幅yよりも短い。このような構成の側配置部43の存在により、上記にて形成される袋体fの折り返し部位f1には、図11(B)へ示す通り、従来の1箇所の折り返し(第1折り返しf2)の他、更にもう1箇所折り返し(第2折り返しf3)が形成される。
このように袋掛けが行われた後、箱保持部2の箱支持体11…11が縮むことにて、箱体bは、下方に移行し、コンベアcに再び乗せられ、収納部a4へ移送される。
【0017】
収納部a4は、被梱包物kの供給装置(図示せず。)を備える。図12(A)に示す通り、収納部a4において、供給装置にて、袋体f内に被梱包物kが収容される。
被梱包物kが収容された後、箱体bは、コンベアcにて、折り畳み部a5へ移送される。
折り畳み部a5は、コンベアcの脇に設けられた伸ばし装置6(図12(B)及び図13)と、コンベアcの上方に配置された一対の第1折り畳み手65,65(図15〜図17)と、一対の第2折り畳み手67,67(図16(A))とを備える。
伸ばし装置6は、袋体fの折り返し部位f1を図14へ示す状態に伸ばす装置である。図12(B)及び図13へ示すように、伸ばし装置6は、箱体bを挟んで、互いに向かい合った状態に配置された一対の水平伸縮部60,60と、水平伸縮部60,60を支持する鉛直伸縮部64,64とを備える。図13に示すように、鉛直伸縮部64,64は、上下に伸縮可能なピストンを備えたシリンダであり、当該ピストン夫々の先端に、取付け枠64aを備える。この取付け枠64aに、上記の水平伸縮部60,60が設けられている。この水平伸縮部60の夫々は、水平方向に伸縮するピストンを備えたシリンダであり、当該ピストンの先端に、移動保持体61が設けられている。移動保持体61の夫々は、先端に吸盤63を備えた一対の吸着部62…62を有する。吸盤63…63は、吸引口(図示せず。)を備えている。当該吸引口は、コンプレッサなどの吸引手段に接続されている(図示せず。)
図15へ示す通り、上記の第1折り畳み手65,65は、上方より、袋体fの上端に向けて、その先端を降下させることが可能な2つの棒状体であり、その先端夫々に、吸盤66が設けられている。この吸盤66は、吸引口(図示せず。)を備えている。当該吸引口は、コンプレッサなどの吸引手段に接続されている(図示せず。)更に、第1折り畳み手65,65は、互いに遠ざかる方向(水平方向)に移動することが可能である。
図16(A)へ示す通り、一対の第2折り畳み手67,67は、箱体bの上方において、互いの先端を対向するように配置されたものであり、水平方向について、上記の第1折り畳み手65,65の水平方向についての移動方向と、交差する方向に移動し、箱体bの上面に沿った状態にて、互いの先端を近づけることが可能なものである。
【0018】
上記水平伸縮部60,60が備えるピストンの先端を伸ばすことによって、図13(A)へ示すように、吸着部62…62を箱体bに近づけ、吸盤63を袋体fの折り返し部位f1に寄せる。吸盤63…63は、吸引口からの吸気にて、袋体fの折り返し部位f1を吸着する。
図13(B)へ示すように、上記の鉛直伸縮部64,64が、そのピストンを上方に伸ばすことによって、取付け枠64aが上方に持ち上げられ、吸盤63…63に吸着されている袋体fの折り返し部位f1が上方に伸ばされる。上方に伸ばされた袋体fの折り返し部位f1は、折り返しf2,f3が無くなり、袋体fの綴じ代f0となる(図14)。
【0019】
このとき、図15(A)へ示す通り、第1折り畳み手65,65を上方より袋体f内に降下させ、袋体fの綴じ代f0の上端へ吸盤66,66を寄せる。吸盤66,66は、吸引口の吸気にて、袋体fの綴じ代f0の上端を吸着する。この状態において、上記の伸ばし装置6の(吸着部62…62が備える)吸盤63…63による吸引を解除し、その鉛直伸縮部64,64を元の状態に縮める。
この後、第1折り畳み手65,65同士を互いに遠ざかる方向へ移動させ、図15(B)へ示す通り、伸ばされた袋体fの綴じ代f0を、水平方向に引き出す。この動作によって、袋体fの口は、狭められる(細くなる)。
そして、図16(A)に示す通り、第1折り畳み手65,65の吸盤66,66にて、袋体fを両端を吸着した上記の状態のまま、第2折り畳み手67,67を作動せて、その先端を、箱体bの上面に沿って互いに近づける。この動作により、綴じ代f0の、第1折り畳み手65,65にて伸ばされた部分以外の部分(伸ばされた部分の間の部分)が、被梱包物(図16において図示せず。)上面に沿わされ、袋体fの口は閉ざされる。
上記の後、第2折り畳み手67,67を元の位置に退け、図16(B)へ示すように、第1折り畳み手65,65を上方に縮めると共に、第1折り畳み手65,65同士を近づけることによって、綴じ代f0の第1折り畳み手61,61に伸ばされた部分を、起立させる。
【0020】
そして、図17(A)へ示すように、上述の伸ばし装置6の鉛直伸縮部64,64を再び作動させ、上下方向について、その吸着部62…62の位置を箱体bの上面とほぼ同じとし、水平伸縮部60,60を作動させて、その吸着部62…62の吸盤63…63を、箱体bの上面に沿って互いに近づける。この動作にて、伸ばし装置6は、綴じ代f0の起立している部分を、被梱包物の上部へ向けて折り畳む。
更に、図17(B)(C)へ示す通り、第1折り畳み手65,65の夫々を順次降下させ、綴じ代f0の起立させられた後伸ばし装置6にて折り畳まれた部位を押圧し、折り畳みを完了する。そして、袋体fの上記にて折り畳まれた部位を周知の手段にて溶着し、袋体fを完全に封ずる。
この他、上記の折り畳みに際して事前に、袋体fの折り畳む部位に接着剤を塗布するか或いは、折り畳み後、袋体fの折り畳んだ部位に、シールテープを貼って、袋体fを封ずるものとしても実施可能である。
【0021】
上記の折り畳み部a5の作業が完了した後、コンベアcにて、箱体bは、仕上部a6(図1)に移送される。
そして、図1に示す通り、仕上部a6にて、箱体bに蓋(上箱)が取り付けられ、ラインから他へ搬送される(搬出方向t1)。
【0022】
上記の実施の形態において、伸ばし装置6の、水平伸縮部60,60と、鉛直伸縮部64,64は、油圧などの流体圧を利用したピストンとシリンダという構成を採るものであった。この他、流体圧を利用した他の手段や、更には、周知の、機械的手段や、電気的、磁気的手段を採用して実施することも可能である。また、第1及び第2折り畳み手65,67の駆動手段についても、上記伸ばし装置6の水平伸縮部60,60や鉛直伸縮部64,64と同様の手段を採用すればよい。
また、上記の折り畳み部a5における袋体fの折り畳みは、上記の装置を用いる以外に、軸方向を中心として回転可能であり且つ水平方向について伸縮可能な棒状体(図示しない。)を用い、当該棒状体を回転させることによって袋体fの綴じ代f0を巻き取り、当該巻き取り後棒状体を縮めて袋体fから抜き取ることにて、袋体fを折り畳むものとしてもよい。
また、この他、装置に頼らず、人手で、袋体fの綴じ代f0を折り畳むものとしてもよい。
図15(B)に示す、綴じ代f0の水平方向への引き出し作業を、第1折り畳み手65以外の手段によって、行うものとしてもよい。例えば、図13(B)に示す鉛直伸縮部64,64として、ピストンを伸ばした状態からその先端(ピストン上端側)を(シリンダを中心に回転して)箱体fの外側に倒すことが可能な装置を採用し、図13(B)に示す状態から当該鉛直伸縮部64,64のピストン先端を箱体fの外側に倒して、綴じ代f0の水平方向への引き出しを行うものとしても実施可能である(図示しない)。
【0023】
上記の実施の形態において、袋掛け部a3の袋供給部5が備える切断部53は、図7に示すように、2つの剪断刃にて構成され、剪断にてシート(袋体f)をするものであった。この他、切断部53は、一枚の刃を移動させて、シートの切断を行うものを採用して実施することが可能である。このような切断部53の実施の形態について、図18乃至図20を用いて説明する。
【0024】
図18は、この切断部53及び切断部53付近の略側面図であり、図19は、図18のx方向から眺めた要部略平面図であり、図20は図18のy方向から眺めた要部略正面図である。図18に示す通り、この切断部53は、袋保持体52の既述の第2摺動手55bに設けられ且つ第2摺動手55bと共に案内用バー54に沿って摺動する切断部本体7及び押さえ枠部8と、袋保持体52の第1摺動手55aの上方に配置された押さえ部材9とを備える。
【0025】
切断部本体7は、切断刃70と、切断刃70を保持する刃保持部71と、刃保持部71をシートの幅方向z(図19及び図20)に沿って摺動可能に保持する駆動部(図示せず。)と、前後移動装置(図示せず。)と、刃保持部71の上記摺動を案内するガイドレール72とを備える。押さえ枠部8は、シートの幅方向に伸びるものであり、同じくシートの幅方向に沿って伸びるスリット80を備える(図20)。
【0026】
押さえ部材9は、押さえ枠部8と対向するものであり、最も押さえ部材9側に近寄った状態の第1摺動手55aに対して、第2摺動手55bが近接することによって、押さえ枠部8と押さえ部材9とが接近し、シートを挟持する。
この実施の形態において、第2摺動手55bは、案内用ガイド54に遊嵌するパイプ状部材57へ、連結体58を介して固定されている。上記の押さえ枠部8は第2摺動手55bの上部に固定されている。また、上記のガイドレール72及び駆動部は、連結体58の上部に設けられている。
上記のスリット80は、押さえ枠部8の、押さえ部材9に対向する面からその裏面へ貫通する。押さえ部材9は、押さえ枠部8のスリット80と対応する部位に、凹部90を備える。
【0027】
切断部本体7において、少なくとも切断刃70は、押さえ枠部8と押さえ部材9とが近接してシートを挟んだ状態において、上記の前後移動装置によって、押さえ枠部8の後方(図18において押さえ枠部8の左側)より押さえ部材9側に移動することが可能であり、押さえ枠部8の上記スリット80を通って、その刃先を押さえ部材9の凹部90内に挿入することができる。但し切断刃70の刃先を最も深く凹部90内に侵入させても、凹部90の内面と刃先とは接触しないように設定しておく。
このような状態において、駆動部にて、ガイドレール72に即し、刃保持部71と共に切断刃70をシートの幅方向zに摺動させる(図19及び図20)。これにて、押さえ枠部8と押さえ部材9との間に挟まれたシートは、切断され、袋体fが形成される。
【0028】
駆動部と、前後移動装置とは、油圧シリンダ等の流体圧を利用した周知の装置にて実施することが可能である。但し、このような装置に限定するものではなく、他の流体圧を利用した装置、或いは機械的、電気的・磁気的作用を利用した装置にて実施することが可能である。
また、図19に示す通り、切断刃70は、諸刃である。この他、諸刃ではなく、片刃でも実施可能である。但し、諸刃とする方が、引き返しの時も切断を行うことができ、時間のロスがない。
この実施の形態においても、図5へ示す場合と同様、切断部53の直下から、シートを挟持する位置をずらすことによって、切り屑の袋体f内への混入をより確実に防ぐことができる。また、凹部90内に切り屑を吸引する周知の吸引手段を設けて実施すれば、袋体f内に切り屑を混入させるといった事態を低減させることができる。
この実施の形態において、押さえ部材9は、第1摺動手55aと独立しており、袋掛け部a3の定位置に設けられ、第1摺動手55aの摺動と無関係なものとした。この他、押さえ部材9を第1摺動手55aに設けて第1摺動手55aと共に摺動するものとしても実施可能である。
上記の実施の形態において、切断部53以外の構成については、図1乃至図17へ示す実施の形態と同様である。
【0029】
上記の実施の形態において、箱保持部1は、箱体bをコンベアcに対して上方に移動するものであった。この他、箱体bを、コンベアcに対して上方に移動させずに、コンベアc上で箱体bに対して袋掛けを行う枠体としても実施可能である。その場合、箱体bを乗せているコンベアcが箱保持部1である。
また、上記の実施の形態において、支持部材を、箱体b即ち梱包箱として、袋体fと共に梱包に供するものであった。この他、上記の支持部材bを、袋体fを掛けるための枠体とし、袋体fへ被梱包物の収納後、袋体fから外されるものであっても実施可能である。即ち、支持部材bを、梱包箱に限定するものではなく、袋体f内に被梱包物kを収容するためにのみ用いる底の無い枠体とし、梱包後袋体から外すものであってもよい。
この場合、例えば、既述の仕上部a6において、箱体fに蓋箱を取付けるのに代え、袋体fから箱体bを外して回収するものとして実施することができる。詳しくは、図1に示す搬出方向t1に袋体fに収納された被梱包物kを搬出し、仕上部a6にて取り外した支持部材b(枠体)を回収方向t2に即して回収し、再び集積部a1に投入するのである。
【0030】
図21(A)へ示す通り、この装置のラインの途中に無菌室などのクリーンルームdを設けて、少なくとも上記の袋掛けから袋閉じに至るまでの作業をクリーンルームd内にて行うものとしても、実施可能である。具体的には、支持部材bをダンボール箱とする場合、少なくとも、袋掛け部a3と収納部a4と折り畳み部a5とをクリーンルームdに配置するものとして実施する。このように、クリーンルームd内に配置することによって、被梱包物に有害な菌が混入しないようにすることができ、被梱包物を食品などとする場合に、衛生面で有利である。尚、上記において、クリーンルームd内に、袋掛け部a3と収納部a4と折り畳み部a5とを収容するものとしたが、図21(B)へ示す通り、袋掛け部a3をクリーンルームdの外に置き、収納部a4と折り畳み部a5とのみをクリーンルーム内dに配置し、被梱包物kの収納と袋閉じのみをクリーンルームd内で行うものとしても実施可能である。
この他、支持部材bを枠体とする場合は、装置全体(a1〜a6)をクリーンルームd内に収める。
【0031】
【発明の効果】
本願の第1乃至第4の発明の実施によって、袋体に十分な綴じ代を確保することを可能とした。
特に、本願第2の発明では、特に衛生状態を向上し、食品などを梱包するのに適した装置を提供し得た。
また、本願第4の発明では、確保した綴じ代を利用して、確実に袋体を封ずることを可能とした。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明に係る装置の一実施の形態を示す全体説明図である。
【図2】(A)及び(B)は上記装置が備えるコンベアcの略斜視図である。
【図3】上記コンベアcの略斜視図である。
【図4】本願発明に係る装置の袋掛け部3aの一実施の形態を示す一部切欠略側面図である。
【図5】図4の袋掛け部3aの作動状態を示す一部切欠略側面図である。
【図6】図4の袋掛け部3aの作動状態を示す一部切欠略側面図である。
【図7】(A)及び(B)は、図4の袋掛け部3aの要部略斜視図である。
【図8】上記の袋掛け部3aの要部略側面図である。
【図9】(A)及び(B)は、上記の袋掛け部3aの作動状態を示す要部略側面図である。
【図10】(A)及び(B)は、上記の袋掛け部3aの作動状態を示す要部略側面図である。
【図11】(A)及び(B)は、上記の袋掛け部3aの作動状態を示す要部略側面図である。
【図12】(A)は図1の収納部a4の動作状態を示す略縦断面図であり、(B)は折り畳み部a5の要部略平面図である。
【図13】(A)及び(B)は上記折り畳み部a5の動作状態を示す略縦断面図である。(B)は折り畳み部a5の動作状態を示す略縦断面図である。
【図14】折り畳み部a5が備える伸ばし装置6にて、伸ばされた袋体fの綴じ代f0を示す略縦断面図である。
【図15】(A)及び(B)は上記折り畳み部a5の動作状態を示す略斜視図である。
【図16】(A)及び(B)は上記折り畳み部a5の動作状態を示す略斜視図である。
【図17】(A)乃至(C)は上記折り畳み部a5の動作状態を示す略斜視図である。
【図18】袋掛け部a3が備える切断部53の、他の実施の形態を示す要部略側面図である。
【図19】図18に示す切断部53について、図18のx方向から眺めた要部略平面図である。
【図20】図18に示す切断部53について、図18のy方向から眺めた要部略正面図である。
【図21】(A)は他の実施の形態の全体説明図であり、(B)は更に他の実施の形態の全体説明図である。
【図22】(A)及び(B)は、従来の梱包装置の袋掛け部の動作状態を示す説明図である。
【図23】(A)及び(B)は、従来の梱包による問題点を示す説明図である。
【符号の説明】
1 箱保持部
2 袋保持部
3 挿入部
4 腕
b 支持部材
d クリーンルーム
f 袋体
k 被梱包物

Claims (4)

  1. 箱体や枠体等の支持部材の開口部にポリ袋等の袋体を掛け、被梱包物を当該袋体に収納するものであり、コンベアと、支持部材を保持する箱保持部 (1) と、コンベアの上方に位置し袋体を保持する袋保持部 (2) とを備え、袋保持部 (2) は、袋体内に挿入される挿入部 (3) と、挿入部 (3) と共に袋体内に収容され拡開することにて袋体を保持する腕 (4) とを備え、袋体を支持部材に掛けるに際し、支持部材を保持した箱保持部 (1) と袋体を保持した袋保持部 (2) の少なくとも何れか一方を移動させて、挿入部 (3) と腕 (4) との間に支持部材の開口端を挿入することにより、支持部材の当該開口端の押圧にて袋体に支持部材の開口部に掛けられる折り返し部位を形成する梱包装置において、
    コンベアは、搬送部を備え、搬送部は、支持部材を上に乗せて、他から少なくとも袋保持部 (2) の下方まで、支持部材を前進させ、
    箱保持部 (1) は、上下に伸縮可能な箱支持体 (11) を備え、箱保持部 (1) は、箱支持体 (11) を伸ばして、コンベアにて移送されてきた支持部材の底を支持し、支持部材をコンベアから上方へ移動させるものであり、
    袋掛けが行われた後、箱保持部 (2) の箱支持体 (11) が縮むことにて、支持部材が、下方に移行し、コンベアに再び乗せられるものであり、
    支持部材の外側に配位した上記の各腕 (4) は、支持部材の側部側に位置する側配置部 (43) を備え、この側配置部 (43) の長さは、袋体の支持部材から外部にはみ出すはみ出し幅よりも短いことを特徴とする梱包装置。
  2. コンベアは、コンベアの支持部材の移送方向を遮るようにコンベア上に飛び出して支持部材と当接することにより、袋保持部 (2) の下方にて支持部材を止める、止め部材 (c3) を備え、
    箱保持部 (1) は、止め部材 (c3) に止められた支持部材を、箱支持体 (11) を伸ばしてコンベアよりも上方に移動させることを特徴とする請求項1記載の梱包装置。
  3. この装置は、袋保持部 (2) が支持部材の開口部に袋体を掛けた後、袋体の支持部材から外部にはみ出す部位を折り畳む、折り畳み部 (a5) を備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の梱包装置。
  4. 折り畳み部 (a5) は、伸ばし装置 (6) と、コンベアの上方に配置された一対の第1折り畳み手 (65)(65) と、一対の第2折り畳み手 (67)(67) とを備え、
    伸ばし装置 (6) は、袋体の折り返し部位を伸ばすものであり、
    第1折り畳み手 (65)(65) は、上方より、袋体の上端に向けて、その先端を降下させることができ、その先端夫々に、吸盤 (66) が設けられており、
    一対の第1折り畳み手 (65)(65) は、互いに遠ざかる方向へ水平に移動することができ、
    一対の第2折り畳み手 (67)(67) は、支持部材の上方において、互いの先端を対向するように配置されたものであり、水平方向について、第1折り畳み手 (65)(65) の水平方向についての移動方向と、交差する方向に移動し、支持部材の上面に沿った状態にて、互いの先端を近づけることができ、
    伸ばし装置 (6) により、袋体の折り返し部位を上方に伸ばすことにて、袋体の折り返し部位は、折り返しが無くなり、袋体の綴じ代となり、
    第1折り畳み手 (65)(65) を上方より袋体内に降下させ、袋体の綴じ代の上端へ吸盤 (66)(66) を寄せ、吸盤 (66)(66) に、袋体の綴じ代の上端を吸着させ、
    第1折り畳み手 (65)(65) 同士を互いに遠ざかる方向へ移動させ、伸ばされた袋体の綴じ代を、水平方向に引き出すことにより、袋体の口を狭め、
    第1折り畳み手 (65)(65) の吸盤 (66)(66) にて、袋体を両端を吸着した上記の状態のまま、第2折り畳み手 (67)(67) を作動させて、その先端を、支持部材の上面に沿って互いに近づけることにより、綴じ代の、第1折り畳み手 (65)(65) にて伸ばされた部分の間の部分を 、被梱包物上面に沿わして、袋体口を閉ざし、
    袋体口を閉ざした後、第2折り畳み手 (67)(67) を元の位置に退け、第1折り畳み手 (65)(65) を上方に縮めると共に、第1折り畳み手 (65)(65) 同士を近づけることによって、綴じ代の第1折り畳み手 (65)(65) に伸ばされた部分を、起立させ、伸ばし装置 (6) を再び作動させ、伸ばし装置 (6) が、綴じ代の起立している部分を、被梱包物の上部へ向けて折り畳み、
    更に、第1折り畳み手 (65)(65) の夫々を降下させ、綴じ代の起立させられた後伸ばし装置 (6) にて折り畳まれた部位を押圧することを特徴とする請求項3記載の梱包装置。
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