JPH09132182A - 農作業機のクローラ走行装置 - Google Patents

農作業機のクローラ走行装置

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JPH09132182A
JPH09132182A JP29307795A JP29307795A JPH09132182A JP H09132182 A JPH09132182 A JP H09132182A JP 29307795 A JP29307795 A JP 29307795A JP 29307795 A JP29307795 A JP 29307795A JP H09132182 A JPH09132182 A JP H09132182A
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JP
Japan
Prior art keywords
crawler
wheel
traveling device
grounding
crawler traveling
Prior art date
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Pending
Application number
JP29307795A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Yamagata
山形  浩司
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
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Publication of JPH09132182A publication Critical patent/JPH09132182A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンバインや各種の収穫機等の農作業機に装
備されるクローラ走行装置の接地長さを簡単容易に変更
できるとともに、この変更によってクローラベルトが外
れやすくなるのを回避できいるようにする。 【解決手段】 クローラベルト11を巻回案内する接地
側転輪9群の内、最端部の接地側転輪9を、トラックフ
レーム12に対して高さ変更可能に連結された転輪支持
フレーム18に軸支するとともに、最端部の接地側転輪
9付近のクローラベルト11の内周に係合する脱輪防止
用のクローラガイド20を前記転輪支持フレーム18に
備えてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンバインや各種
の収穫機等の農作業機に装備されるクローラ走行装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】クローラ走行装置は湿田での機体沈下を
抑制して優れた走行性を発揮するものであるが、機体前
後方向での接地長さが大きいために乾田や畑地での機体
旋回時には横ずれに伴う土掻き抵抗が大きく、走行負荷
が増大してエンジンの回転数低下を招き、搭載した作業
装置の作動に支障をきたす原因になる。そこで、例えば
特開昭52−166229号公報に示されるように、接
地側転輪群の内の前後中間部に位置するものを強制的に
上下動させることで、クローラ走行装置の接地長さを変
更することも提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記手段では、接地側
転輪群の内の前後中間部に位置するものを油圧シリンダ
等の駆動手段で強制的に下降させることで実質的な接地
長さを短くしているために、下降される接地側転輪で相
対的に機体を持ち上げることになり、油圧シリンダ等の
駆動手段に強力なものを用いる必要があった。また、前
後中間部に位置する接地側転輪をに対して相対的に下降
させた際に、下降した接地側転輪に隣接する固定の接地
側転輪がクローラベルトの内周から離れてしまうことに
なり、クローラベルトが外れやすくなるおそれがあっ
た。
【0004】本発明は、クローラ走行装置の接地長さを
簡単容易に変更できるとともに、この変更によってクロ
ーラベルトが外れやすくなるのを回避できるようにする
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
〔構成〕請求項1に係る発明の特徴構成は、クローラベ
ルトを巻回案内する接地側転輪群の内、最端部の接地側
転輪を、トラックフレームに対して高さ変更可能に連結
された転輪支持フレームに軸支するとともに、最前端の
接地側転輪付近のクローラベルトの内周に係合する脱輪
防止用のクローラガイドを前記転輪支持フレームに備え
てある点にある。
【0006】請求項2に係る発明の特徴構成は、請求項
1に係る発明において、前記転輪支持フレームを上下駆
動可能に構成してある点にある。
【0007】請求項3に係る発明の特徴構成は、請求項
2に係る発明において、機体後部に配備された収穫物貯
留用のタンクへの貯留量の検出結果に基づいて前記転輪
支持フレームを上下動させるよう構成してある点にあ
る。
【0008】〔作用・効果〕請求項1に係る発明の特徴
構成によると、湿田では転輪支持フレームを下方に位置
させて、最端部の接地側転輪を他の接地側転輪群と同一
レベルにし、これによってクローラ走行装置の接地長さ
を長くする。また、乾田や畑地では最端部の接地側転輪
を少し上昇させることによって、クローラ走行装置の実
質的な接地長さを短くすることができる。
【0009】この際、最端部の接地側転輪を上昇させる
には接地側転輪とクローラガイドとこれを支持した転輪
支持フレームの重量を持ち上げるだけでよいので、油圧
シリンダ等の駆動機構を用いて転輪支持フレームを上下
動させるように構成するとしても(請求項2)、小型で
小出力の駆動機構ですむ。
【0010】また、最端部の接地側転輪を上昇させると
クローラガイドも上昇するので、地上に浮き上がった接
地側のクローラベルト部分が横ずれして外れやすくなる
おそれはない。
【0011】請求項3に係る発明の特徴構成によると、
タンクへの収穫物貯留量が少ない間は機体重心が前方に
あるので最後端部の接地側転輪を上昇させておき、タン
クへの収穫物貯留量が増大して機体重心が後方に偏位し
てくると、最後端部の接地側転輪を下降させてクローラ
走行装置の接地部を後方にまで延長することができ、こ
れによってタンクへの収穫物貯留量の変動にかかわら
ず、機体の前後重量バランスを良好に保つことができ
る。
【0012】
【発明の実施の形態】図1にクローラ走行式の農作業機
の一例であるコンバインが示されている。このコンバイ
ンは、左右一対のクローラ走行装置1を備えた機体の前
部に、刈取り前処理部2を昇降自在に連結するととも
に、機体上に脱穀装置3、原動部4、操縦部5、および
穀粒貯留用のタンク6、等を搭載して構成されている。
【0013】図2に示すように、前記クローラ走行装置
1は、機体前端の駆動輪7、機体後端の緊張輪8、これ
らの間に位置する多数の接地側転輪9群、および上部案
内輪10に亘ってゴム製のクローラベルト11を巻回張
設した構造となっており、かつ、接地側転輪9群のみが
機体に対して相対的に昇降張設されることで、クローラ
走行装置1自体の高さが変更できるよう構成されてい
る。
【0014】詳述すると、クローラ走行装置1のトラッ
クフレーム12は、機体フレーム13に固定された固定
トラックフレーム12aと、これに対して前後一対の揺
動リンク14a,14bを介して平行上下動可能に支持
された可動トラックフレーム12bとからなり、前記駆
動輪7と緊張輪8は固定トラックフレーム12a側に支
持され、前記接地側転輪9群が可動トラックフレーム1
2bに支持されている。そして、前後の揺動リンク14
a,14bを平行四連リンク機構15で連動して油圧シ
リンダ16で駆動揺動させることで、接地側転輪9群を
可動トラックフレーム12bとともに機体に対して相対
的に昇降させることができるよう構成されている。従っ
て、左右のクローラ走行装置1を同方向に高さ変更する
ことで機体全体を平行に昇降することができ、また、左
右のクローラ走行装置1の高さを異ならせることで機体
の左右傾斜を変更することができ、クローラ走行装置1
の圃場への沈下の応じて機体高さを修正したり、圃場の
傾斜や左右クローラ走行装置1の圃場への沈下量の差に
起因する機体傾斜を修正することができるるようになっ
ているのである。
【0015】また、前記可動トラックフレーム12bの
前部および後部には、後端支点aおよび前端支点bを中
心にそれぞれ油圧シリンダ17によって上下揺動駆動さ
れる転輪支持フレーム18が枢支連結されており、前側
の転輪支持フレーム18に最前端の接地側転輪9とその
直後の接地側転輪9とが遊転自在に軸支されるととも
に、後側の転輪支持フレーム18に最後端の接地側転輪
9とその直前の接地側転輪9とが遊転自在に軸支されて
いる。
【0016】図5に示すように、前記接地側転輪9は、
クローラベルト11の内周面に突設した左右一対の芯金
突起19の両外側においてベルト内周面に接触転動す
る、いわゆる外転輪に構成され、各転輪支持フレーム1
8に支持された接地側転輪9付近のクローラベルト部分
において左右の芯金突起19間に係入するクローラガイ
ド20が各転輪支持フレーム18に取付固定されてい
る。
【0017】本発明のクローラ走行装置1は以上のよう
に構成されており、湿田での走行時には、図2に示すよ
うに、各転輪支持フレーム18を水平位置まで下降する
ことで、全接地側転輪9を一直線状に配置し、クローラ
走行装置1の接地長さを十分大きく設定し、沈下少なく
走行できるようにする。
【0018】また、沈下にない乾田や畑地では、図3お
よび図4に示すように、各転輪支持フレーム18をそれ
ぞれ上方に揺動させることで、接地側転輪9群の内の、
前端側2個および後端2個の接地側転輪9を浮上させ
て、クローラ走行装置1の接地長さを短く設定し、旋回
性の高い走行を行う。
【0019】〔別実施形態〕 図1中に示すように、機体後部に配置された前記穀
粒貯留用タンク6に貯留量を検知する感圧センサ21群
を設け、貯留量が少ない間は後部の転輪支持フレーム1
8を図4に示すように持ち上げておき、貯留量が多くな
って機体重心が後方に変位すると、自動的に後部の転輪
支持フレーム18を下降してクローラ走行装置1の接地
面を後方に延長し、機体の重量バランスを好適に保つよ
うに構成することもできる。 図6に示すように、前記転輪支持フレーム18をボ
ルト22の付け替えによって水平位置と上方揺動位置に
選択固定できるような簡易な構造で実施することもでき
る。 実施例では設置側転輪9群のうち、最端部のものと
これに隣接するものを転輪支持フレーム18に支持して
いるが、最端部のもののみを上下動できるようにするも
よい。
【0020】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンバインの全体側面図
【図2】クローラ走行装置の側面図
【図3】クローラ走行装置の前部を示す側面図
【図4】クローラ走行装置の後部を示す側面図
【図5】要部の縦断正面図
【図6】他の実施形態におけるクローラ走行装置の前部
を示す側面図
【符号の説明】
6 タンク 9 接地側転輪 11 クローラベルト 12 トラックフレーム 18 転輪支持フレーム 20 クローラガイド

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クローラベルト(11)を巻回案内する
    接地側転輪(9)群の内、最端部の接地側転輪(9)
    を、トラックフレーム(12)に対して高さ変更可能に
    連結された転輪支持フレーム(18)に軸支するととも
    に、最端部の接地側転輪(9)付近のクローラベルト
    (11)の内周に係合する脱輪防止用のクローラガイド
    (20)を前記転輪支持フレーム(18)に備えてある
    ことを特徴とする農作業機のクローラ走行装置。
  2. 【請求項2】 前記転輪支持フレーム(18)を上下駆
    動可能に構成してあることを特徴とする請求項1記載の
    農作業機のクローラ走行装置。
  3. 【請求項3】 機体後部に配備された収穫物貯留用のタ
    ンク(6)への貯留量の検出結果に基づいて前記転輪支
    持フレーム(18)を上下動させるよう構成してあるこ
    とを特徴とする請求項2記載の農作業機のクローラ走行
    装置。
JP29307795A 1995-11-10 1995-11-10 農作業機のクローラ走行装置 Pending JPH09132182A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108202776A (zh) * 2016-12-19 2018-06-26 株式会社久保田 履带行驶装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108202776A (zh) * 2016-12-19 2018-06-26 株式会社久保田 履带行驶装置
KR20180071175A (ko) * 2016-12-19 2018-06-27 가부시끼 가이샤 구보다 크롤러 주행 장치
JP2018100081A (ja) * 2016-12-19 2018-06-28 株式会社クボタ クローラ走行装置

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