JP2001278136A - 作業車の走行装置 - Google Patents

作業車の走行装置

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JP2001278136A
JP2001278136A JP2000094823A JP2000094823A JP2001278136A JP 2001278136 A JP2001278136 A JP 2001278136A JP 2000094823 A JP2000094823 A JP 2000094823A JP 2000094823 A JP2000094823 A JP 2000094823A JP 2001278136 A JP2001278136 A JP 2001278136A
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JP2000094823A
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English (en)
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Mikiya Shirakata
幹也 白方
Masahiro Kurokawa
雅博 黒河
Hiroshi Nishizaki
西崎  宏
Atsushi Mizushima
淳 水島
Hirokazu Mizumoto
寛和 水本
Tatsuya Miyake
達也 三宅
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】作業車の機体重量が増大すると、車台と走行装
置を支持している支持部材が撓んでしまい、その結果車
台とクローラが接触しまっていたが、その接触を防止す
る。 【解決手段】 車台8の下方に設けられる走行装置7
は、少なくとも走行伝動装置1から駆動される駆動輪2
と、トラックローラフレーム3に設けられる複数の転輪
4と、前後方向に移動調節可能な調節転輪5とに巻回さ
れたクローラ6とから構成され、前記車台8とクローラ
6との間の隙間Aは、作業車の機体9の左右両外側方に
至るほど広くなるように構成したことを特徴とする作業
車の走行装置の構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、作業車の走行装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の作業車の走行装置においては、車
台とクローラとの隙間は、左右方向どの位置にあっても
略同じ隙間であった。また、トラックローラフレームに
対する転輪の軸芯は、作業車の機体の左右両外側方に至
るほど所定角度下がるように構成されてはいなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述のような作業車の
走行装置では、機体の重量が大きくなって車台に負荷が
作用すると、この影響により車台とクローラとの干渉と
いう不具合が発生していた。特に、農業機械であるコン
バインにおいては、次第にグレンタンク内の穀粒量が増
加してくると、機体重量が大きくなって車台に作用する
負荷が大きくなってしまう。
【0004】本発明は、このような問題点を解消しよう
とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述した課題
を解決するために、次の如き技術手段を講ずるものであ
る。すなわち、請求項1記載の発明においては、車台8
の下方に設けられる走行装置7は、少なくとも走行伝動
装置1から駆動される駆動輪2と、トラックローラフレ
ーム3に設けられる複数の転輪4と、前後方向に移動調
節可能な調節転輪5とに巻回されたクローラ6とから構
成され、前記車台8とクローラ6との間の隙間Aは、作
業車の機体9の左右両外側方に至るほど広くなるように
構成したことを特徴とする作業車の走行装置としてい
る。
【0006】請求項2記載の発明においては、車台8の
下方に設けられる走行装置7は、少なくとも走行伝動装
置1から駆動される駆動輪2と、トラックローラフレー
ム3に設けられる複数の転輪4と、前後方向に移動調節
可能な調節転輪5とに巻回されたクローラ6とから構成
され、前記トラックローラフレーム3に対する転輪4の
回転軸芯4aは、作業車の機体9の左右両外側方に至る
ほど所定角度B下がるように構成したことを特徴とする
作業車の走行装置としている。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に基づ
いて説明する。図4には、農業機械であるコンバインの
左側面の全体図が示されている。走行装置7を有する車
台8の前方には、植立穀稈を刈り取って後方に搬送する
刈取装置11と、該刈取装置11から搬送されてきた穀
稈を受け継いでさらに後方のフィードチェン12向けて
搬送する供給搬送装置13が設けられている。前記車台
8上には供給搬送装置13から搬送されてきた穀稈をフ
ィードチェン12で受け継ぎ搬送しながら脱穀選別する
脱穀装置14、該脱穀装置14にて脱穀選別した穀粒を
一時貯溜するグレンタンク15と、操作部16が載置さ
れている。そして、エンジンは、車台8の前部に搭載し
て各装置の回転各部を伝動できる構成としている。
【0008】前記走行装置7は、図5に示すように、無
端帯状のクローラ6と、該クローラ6を回転させる駆動
スプロケット2と、所定間隔をおいて設けられていてク
ローラ6を地面に接地させる複数の接地転輪4と、地面
の凹凸に対応する可動転輪17と、前記接地転輪4と可
動転輪17を支持するトラックローラフレーム3と、ク
ローラ6に張力を与える調節転輪5と、該調節転輪5を
移動調節する調節装置18と、クローラ6の垂れ下がり
を防止する支持転輪19等から構成されている。
【0009】さらに、具体的構成を述べると、車台8下
部左側には、前後方向に前後フレーム10が固定されて
いて、また、車台8下部右側にも左右対称に前後フレー
ム10が固定されて設けられている。前記左側の前後フ
レーム10には、支持体20bが固定されていて、該支
持体20bには、取付部材21がボルト22にて固定さ
れている。そして、取付部材21に対して、トラックロ
ーラフレーム3がボルト23にて固定されて設けられて
いる構成である。該トラックローラフレーム3には、接
地転輪4が前後方向に複数個設けられている。これと同
じ構成のものが左右一対に設けられている。また、前記
左側の前後フレーム10と右側の前後フレーム10との
間には、補強体24を設け、車台8全体の剛性を向上さ
せるようにしている。
【0010】上述のごとく構成されたコンバインにおい
て、図2に示すごとく、車台8とクローラ6との間の隙
間Aは、作業車の機体9の左右両外側方に至るほど広く
なるように構成する。従来は、車台とクローラとの間隔
は、略平行状態に構成されていたが、このよな構成であ
ると、機体に大きな重量が作用すると、前後フレームが
下がるので、前後フレームと左右方向の位置がずれてい
るトラックローラフレームと接地転輪は撓みによって上
方へと上がるようになる。これに伴って、クローラの外
側が上がるので、該クローラと車台との間隔が狭くな
り、最悪の場合、クローラと車台が接触してしまい、走
行抵抗となっていた。
【0011】そこで、予め機体9に対する重量の増加分
によるクローラ6の左右両端部の上がり量を見越してお
いて、車台8とクローラ6との間の隙間Aは、作業車の
機体9の左右両外側方に至るほど広くなるように構成す
る。特に、農業機械であるコンバインにおいては、作業
を継続するたびごとにグレンタンク15内の穀粒量が多
くなるので、機体9に作用する重量も次第に大きくなっ
ていくが、前述のごとく構成したので、機体9の重量が
大きくなって、左右の前後フレーム10が撓みにより下
がって、これにともないトラックローラフレーム3と接
地転輪4が撓みにより上がっても、クローラ6の上がり
量は車台8と略平行状態となる程度で抑えられる。これ
により、車台8とクローラ6との接触を防止できるの
で、余計な走行抵抗が作用するのを防止できる。
【0012】上述のごとき構成を備えたコンバインにお
いて、別実施例を図3に基づいて説明する。図3に示す
ように、トラックローラフレーム3に対する接地転輪4
の取付けにおいて、トラックローラフレーム3に対する
転輪4の回転軸芯4aは、作業車の機体9の左右両外側
方に至るほど所定角度B下がるように構成する。従っ
て、機体9の重量が大きくなって、左右の前後フレーム
10が撓みにより下がって、これにともないトラックロ
ーラフレーム3と接地転輪4が撓みにより上がっても、
クローラ6の上がり量は車台8と略平行状態となる程度
で抑えられる。これにより、車台8とクローラ6との接
触を防止できるので、余計な走行抵抗が作用するのを防
止できる。
【0013】前記図3の別実施例を図6に基づいて説明
する。取付部材21の一部分を構成するボス部25にお
いて、該ボス部25の形成を機体9の左右両外側方に至
るほど所定角度C下がるように構成する。このように構
成した場合の作用効果は、前述の図3にて説明した場合
と同じであり、機体9の重量が大きくなって、左右の前
後フレーム10が撓みにより下がって、これにともない
トラックローラフレーム3と接地転輪4が撓みにより上
がっても、クローラ6の上がり量は車台8と略平行状態
となる程度で抑えられる。これにより、車台8とクロー
ラ6との接触を防止できるので、余計な走行抵抗が作用
するのを防止できる。
【0014】次に、前述のごとき構成を備えたコンバイ
ンの別実施例について説明する。コンバインの任意の位
置(本実施例では操作部16のキャビン26の上面部に
は、GPS衛星27からの電波を受信可能な受信装置2
8を設けている。このようなコンバインを走行させて作
業を開始すると、植立穀稈は刈取装置11で刈り取られ
て後方へ搬送され、その後、フィードチェン12の始端
部に引き継がれて挾持搬送されながら脱穀装置14にて
脱穀選別される。該脱穀装置14にて脱穀選別された穀
粒は、グレンタンク15内へと搬送されて一時貯溜され
る。圃場内での走行は、作業者が手動にて実行する場合
もあるが、前述のごとくGPS衛星27からの電波を受
信可能に構成しているので、予め設定した位置を自動走
行可能となっている。
【0015】走行装置7には車体水平制御装置が搭載さ
れているので、走行装置7について具体的に説明する。
車台8を昇降させる昇降手段が走行装置7と車台8との
間に設けられているが、該昇降手段について、図8と図
9に基づいて説明する。
【0016】昇降手段は左右の走行装置7と車台8との
間に設けられている。トラックローラフレーム3には、
その前部に前部アーム29がピン30に遊嵌連結し、後
部には後部アーム31がピン32に遊嵌連結している。
前部アーム29の他端は、車台8に固定されている支持
台33の前部ローリング軸34に遊嵌連結していて、さ
らに、前部ローリング軸34にはアーム35が遊嵌連結
している。前部アーム29とアーム35は連結固定され
ている。前記後部アーム31の他端は、車台8に固定し
ている連結アーム36の後部ローリング軸37に遊嵌連
結していて、さらに、後部ローリング軸37には、アー
ム38が遊嵌連結している。後部アーム31とアーム3
8は連結固定されている。また、アーム35とアーム3
8は、連結ロッド39で遊嵌連結していて、さらに、前
記アーム38の端部には、油圧シリンダ40のピストン
ロッド41の端部が遊嵌連結している。油圧シリンダ4
0は、車台8に対して遊嵌しているプレート40aに遊
嵌していて、その遊嵌軸芯からプレート40bが設けら
れ、その端部はピッチングアーム42に連結している。
【0017】前記プレート40bは、油圧シリンダ40
のピストンロッド41を移動可能にするためのものであ
る。また、前記プレート40aにて油圧シリンダ40を
吊り下げ状態としているのは、ピッチング油圧シリンダ
43を作動させた時において、油圧シリンダ40のピス
トンロッド41が移動しないためのものである。
【0018】従って、油圧シリンダ40のピストンロッ
ド41を伸ばすと、図8の左側面図において、アーム3
8は時計方向に回転して連結ロッド39を引っ張り、該
連結ロッド39はアーム35を時計方向に回転させる。
すると、後部アーム31と前部アーム29は共に時計方
向に回転して、これにより、トラックローラフレーム3
は車台8に対して下方へと下がる。左右の油圧シリンダ
40のピストンロッド41を同時に伸ばすと、対地面に
対しては、車台8は上昇することとなる。
【0019】また、油圧シリンダ40のピストンロッド
41を縮めると、前述の動きと反対の動きとなるので、
トラックローラフレーム3は車台8に対して上方へと上
がる。左右の油圧シリンダ40のピストンロッド41を
同時に短縮すると、対地面に対しては、車台8は下降す
ることとなる。
【0020】前記油圧シリンダ40はコンバインが左右
傾斜(ローリング)した時において、その修正にも使用
する。例えば、圃場の影響でコンバインの走行装置7が
左側に傾斜すると、車台8も左側に傾斜してしまい、該
車台8に載置されている操作部16も左側に傾斜するの
で、該操作部16に乗っているオペレータの乗りごこち
は悪くなると共に、脱穀装置14も左側に傾斜して脱穀
した穀粒の選別も悪くなる。そこで、このような時は、
左側の油圧シリンダ40のピストンロッド41伸ばし
て、車台8の左側を上昇させて車台8を略平行にするの
である(ローリング制御)。コンバインの傾斜状態は、
車台8上に設置している傾斜センサ44で検出する。コ
ンバインが右側に傾斜した時は、右側の油圧シリンダ4
0のピストンロッド41を伸長して、車台8の右側を上
昇させるのである。
【0021】本実施例のコンバインにおいては、車台8
の前後方向を傾斜させる前後傾斜手段が設けられている
ので、該前後傾斜手段について説明する。連結アーム3
6の一端はピッチングアーム42とピン45で連結され
ていて、該ピッチングアーム42は、車台8に対して軸
46にて遊嵌連結されている。具体的には、該軸46は
走行フレーム47に軸受48にて回動可能に支持されて
いる。コンバインの前進方向に対して右側のピッチング
アーム42のみ、上方に突出していて(突出部42
a)、その端部には車台8に対して遊嵌しているピッチ
ング油圧シリンダ43のピストンロッド49の端部が遊
嵌している。
【0022】ピストンロッド49を伸長すると、ピッチ
ングアーム42は軸46を支点にして時計回りに回動す
る。ピン45もピッチングアーム42と共に時計回りに
回動するので、連結アーム36,後部ローリング軸3
7,後部アーム31,ピン32は上昇する。該ピン32
は、トラックローラフレーム3の後部を上昇させるの
で、車台8の後部とクローラ6との間の間隔は短くな
り、後下がり傾斜、即ち、車台8(コンバイン全体)は
前上がり傾斜となる。
【0023】ピストンロッド49を短縮すると、前述の
反対の動きとなり、車台8の後部とクローラ6との間隔
は長くなり、後上がり傾斜、即ち、車台8(コンバイン
全体)は前下がり傾斜となる。このようなピッチングの
動きは、基本的にはコンバインの前後方向の傾斜を略水
平にするためのものである。圃場面が湿田の時には、コ
ンバインは前述のごとく前後方向にも傾斜するので、こ
れを防止するためのものである。具体的な動きは、傾斜
センサ44が車台8(コンバイン全体)の前後方向の移
動を検出すると、水平とするものであり、例えば、走行
装置7と共に車台8が前側に傾斜すると、ピッチング油
圧シリンダ43のピストンロッド49を伸長して、前上
がり傾斜として、車台8(コンバイン全体)を水平とす
るものである。
【0024】また、走行装置7と共に車台8が後側に傾
斜すると、ピッチング油圧シリンダ43のピストンロッ
ド49を短縮して、車台8の後部を走行装置7に対して
上方へと移動させて、車台8(コンバイン全体)を水平
とするのである。前述のごとく、コンバインは車体水平
制御装置を搭載しているので、湿田であっても水平状態
を保持して、しかもGPS衛星27からの信号を受信し
て自動作業走行が実行できる。
【0025】次に、前述のごとき構成を備えたコンバイ
ンの別実施例について図10と図11に基づいて説明す
る。制御装置100の入力側には、GPS衛星27から
の電波を受信する受信装置28と複数種類の圃場の各デ
ータベース50が接続していて、出力側には、唐箕風切
換モータ51、刈取引起速切換モータ52、扱胴回転切
換モータ53が接続している構成である。
【0026】前記データベース50には、各圃場別の稲
の品種,倒伏度合い,脱粒性,乾湿田状態,雑草の有
無,面積が保存されている。コンバインは任意の圃場に
移動するが、このときGPS衛星27からの電波を受信
装置28にて受信すると、コンバインの現在位置がわか
るので、これにより、コンバインが現在どこの圃場に存
在しているかを前記圃場データベース50と照らし合わ
せて判断する。
【0027】このようにして、コンバインが存在する圃
場の位置が特定できると、圃場内の植立している穀稈の
状態もわかる。そこで、穀稈の倒伏度合いについて説明
すると、穀稈が倒伏であるときには前記刈取引起速切換
モータ52を自動的に作動させて、刈取装置11の引起
装置54の引起速度を高速状態にするようにする。具体
的構成は、図11に示すように、引起装置54の伝動上
手側にベルト式無段変速装置55を設け、該ベルト式無
段変速装置55のプーリのピッチ円直径を前記刈取引起
速切換モータ52にて変化させるようにする。
【0028】このように、圃場内に植立している穀稈の
倒伏度合いに応じて、自動的に引起装置54の引起速度
が高速状態となるので、従来のように作業者が手動にて
切り換える手間が省ける。また、手動の場合は、引起速
度を高速状態へ切り換えることを忘れることがあるが、
このような不具合も防止できるので、作業効率が向上す
る。
【0029】また、圃場データベース50のデータとし
て、圃場内の植立穀稈の状態が脱粒性の悪い品種の場合
には、自動的に扱胴回転切換モータ53を作動させて扱
胴56の回転数を高速状態にする。具体的構成は、図1
1に示すように、扱胴56の伝動上手側に設けているベ
ルト式無段変速装置57のプーリのピッチ円直径を前記
扱胴回転切換モータ53にて変化させるようにする。
【0030】このように、圃場内に植立している穀稈の
脱粒性に応じて、自動的に扱胴56の回転速度が高速状
態となるので、従来のように作業者が手動にて切り換え
る手間が省ける。また、手動の場合は、扱胴回転速度を
高速状態へ切り換えることを忘れることがあるが、この
ような不具合も防止できるので、作業効率が向上するよ
うになる。
【0031】また、圃場データベース50のデータとし
て、圃場内の植立穀稈の状態が止め葉の多い品種の場合
には、自動的に唐箕風切換モータ51を作動させて唐箕
58の回転数を高速状態にする。具体的構成は、図11
に示すように、唐箕58の伝動上手側に設けているベル
ト式無段変速装置59のプーリのピッチ円直径を前記唐
箕風切換モータ51にて変化させるようにする。
【0032】このように、圃場内に植立している穀稈の
止め葉の多さの状況に応じて、自動的に唐箕58の回転
速度が高速状態となるので、揺動棚上の被処理物の選別
状態が向上するようになる。即ち、揺動棚上に存在して
いる穀粒以外の夾雑物が効率良く取り除かれるようにな
る。また、従来のように作業者が手動にて切り換える手
間が省ける。また、手動の場合は、唐箕回転速度を高速
状態へ切り換えることを忘れることがあるが、このよう
な不具合も防止できるので、作業効率が向上するように
なる。
【0033】
【発明の効果】本発明は請求項1と請求項2記載のごと
く構成したので、車台8とクローラ6との接触を防止で
きて、余計な走行抵抗が作用するのを防止できるように
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】左側面図
【図2】背面図
【図3】背面図
【図4】左側面図
【図5】左側面図
【図6】背面図
【図7】左側面図
【図8】左側面図
【図9】平面図
【図10】ブロック図
【図11】伝動機構線図
【符号の説明】
A…隙間、B…所定角度、C…所定角度、1…走行伝動
装置、2…駆動輪、3…トラックローラフレーム、4…
転輪、5…調節転輪、6…クローラ、7…走行装置、8
…車台、9…機体、10…左右前後フレーム、11…刈
取装置、12…フィードチェン、13…供給搬送装置、
14…脱穀装置、15…グレンタンク、16…操作部、
17…可動転輪、18…調節装置、19…支持転輪、2
0a…支持体、20b…支持体、21…取付部材、22
…ボルト、23…ボルト、24…補強体、25…ボス
部、26…キャビン、27…GPS衛星、28…受信装
置、29…前部アーム、30…ピン、31…後部アー
ム、32…ピン、33…支持台、34…前部ローリング
軸、35…アーム、36…連結アーム、37…後部ロー
リング軸、38…アーム、39…連結ロッド、40…油
圧シリンダ、40a…プレート、40b…プレート、4
1…ピストンロッド、42…ピッチングアーム、43…
ピッチングシリンダ、44…傾斜センサ、45…ピン、
46…軸、47…走行フレーム、48…軸受、49…ピ
ストンロッド、50…圃場データベース、51…唐箕風
切換モータ、52…刈取引起速切換モータ、53…扱胴
回転切換モータ、54…引起装置、55…ベルト式無段
変速装置、56…扱胴、57…ベルト式無段変速装置、
58…唐箕、59…ベルト式無段変速装置、 100…
制御装置。
フロントページの続き (72)発明者 水島 淳 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 (72)発明者 水本 寛和 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 (72)発明者 三宅 達也 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 Fターム(参考) 2B076 AA03 CC02

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車台8の下方に設けられる走行装置7
    は、少なくとも走行伝動装置1から駆動される駆動輪2
    と、トラックローラフレーム3に設けられる複数の転輪
    4と、前後方向に移動調節可能な調節転輪5とに巻回さ
    れたクローラ6とから構成され、前記車台8とクローラ
    6との間の隙間Aは、作業車の機体9の左右両外側方に
    至るほど広くなるように構成したことを特徴とする作業
    車の走行装置。
  2. 【請求項2】 車台8の下方に設けられる走行装置7
    は、少なくとも走行伝動装置1から駆動される駆動輪2
    と、トラックローラフレーム3に設けられる複数の転輪
    4と、前後方向に移動調節可能な調節転輪5とに巻回さ
    れたクローラ6とから構成され、前記トラックローラフ
    レーム3に対する転輪4の回転軸芯4aは、作業車の機
    体9の左右両外側方に至るほど所定角度B下がるように
    構成したことを特徴とする作業車の走行装置。
JP2000094823A 2000-03-30 2000-03-30 作業車の走行装置 Pending JP2001278136A (ja)

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