JPH09131902A - 印字制御装置及び方法 - Google Patents

印字制御装置及び方法

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JPH09131902A
JPH09131902A JP29413395A JP29413395A JPH09131902A JP H09131902 A JPH09131902 A JP H09131902A JP 29413395 A JP29413395 A JP 29413395A JP 29413395 A JP29413395 A JP 29413395A JP H09131902 A JPH09131902 A JP H09131902A
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head
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data
black
color
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JP29413395A
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English (en)
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Takashi Nakamune
隆 中宗
Tomio Masuyama
富夫 増山
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Canon Inc
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 あるブロック単位で分割して展開させている
印字データからカラーデータと非カラーデータを検出
し、装着されているヘッドを効率的に使用することで、
カラーデータと非カラーデータが混在するデータを高速
に印字させること。 【解決手段】 縦並びに印字ノズルが並んでいるヘッド
を使用する時に、カラーデータ印字に使用している黒ノ
ズルの出力使用数と非カラーデータ印字に使用している
黒ノズルの出力使用数を切り替えながら印字させること
で、カラーデータと非カラーデータが混在するデータを
従来の印字よりも高速に印字できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数色の印字ヘッ
ドによる印字を制御する制御装置及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】本技術で使用されている印字ヘッドは、
縦方向に印刷用のインクで使われる減法混色の三原色
(イエロー(以後はYとする),マゼンタ(以後はMと
する),シアン(以後はCとする)及びブラック(以後
はKとする))の順に印字ノズルが順番に並んだものを
使用している(図3参照)。一回の印字動作で上記の3
原色(Y,M,C)+1色(K)を同時に出力し、次の
印字動作では3原色の1色分の高さ(この場合には24
ドット)だけ下方向に移動させて、再度、3原色+1色
を同時に出力している。上記の印字動作を繰り返しなが
ら展開された印字データを全て出力している(図4参
照:図4は、印字ヘッドの動きを説明するものであり、
ある印字ヘッドとその横にある印字ヘッドとは、縦方向
に対しては24ドット下にずれているが、横方向に関し
ては図の説明上、横にずらして記載している。)。ま
た、印字データ全てを一度に格納できる記憶領域を確保
することは、メモリ記憶容量の制約上、困難である。こ
の為、展開する印字データをいくつかのブロックに分け
て展開を行ない、1頁の印刷を実現している。あるブロ
ックとその次のブロックの間では、図4のようなメモリ
の重なった領域が存在する。これは、前述の印字ヘッド
の構成及びヘッドのフィード動作上、必要になる領域で
あり、あるブロックの終端部分の印字動作では、ヘッド
の一番上にある色ノズル(この場合はイエロー(Y)に
なる)の印字位置部分については当該出力で3原色
(Y,M,C)+1色(K)すべてを出力したことにな
るが、M(マゼンタ)については、M(当該出力で出力
される)とC及びKについては出力済であるが、Yにつ
いてはまだ出力されていない。またC(シアン)につい
ては、C(当該出力で出力される)とKについては出力
済であるがY、Mについてはまだ出力されていない。更
にK(ブラック)についていえば、K(当該出力でのみ
が出力されている状態であり、当該ブロックのすべての
印字データが出力された出力される)のみが出力されて
いるだけである。このため、次のブロックで残りのMと
C及びKの部分の印字データを出力する必要がある。こ
のために前回ブロックとの重なった領域が必要になって
いる(図4参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この方式では、Kのノ
ズルが常に24ノズルしか使用されず、装着されている
印字ヘッドのKノズル(実際には64ノズル存在してい
る)を有効に利用していないことになる。また常に、2
4ドット毎に出力されるため、カラーデータ(この場合
にはY,M,C)が存在しなくてもKのノズルは24ド
ットずつしか移動していかないことになる。このため印
字時間が非常にかかっていた。
【0004】本発明では、上記課題を解決するために、
カラーデータ印字方式から非カラーデータ印字方式に切
り替えたり、あるいはその逆に切り替えることにより、
印字ヘッドの使用効率の向上を図り印字の高速化を実現
することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の印字制御装置は、カラー印字のためのヘッド
と前記カラー印字のためのヘッドより大きい黒印字のた
めのヘッドからなるヘッドを制御して印字を行う印字制
御装置であって、所定のブロックの印字データがカラー
データか否かを識別する識別手段と、前記識別手段によ
りカラーデータであると識別された場合、黒印字のため
のヘッドにより黒データをカラー印字のためのヘッドの
大きさで印字させ、前記識別手段によりカラーデータで
ないと識別された場合、黒印字のためのヘッドにより黒
データを黒印字のためのヘッドの大きさで印字させる制
御手段とを有することを特徴とする。
【0006】又、上記目的を達成するために本発明の印
字制御方法は、カラー印字のためのヘッドと前記カラー
印字のためのヘッドより大きい黒印字のためのヘッドか
らなるヘッドを制御して印字を行う印字制御方法であっ
て、所定のブロックの印字データがカラーデータか否か
を識別する識別ステップと、前記識別ステップによりカ
ラーデータであると識別された場合、黒印字のためのヘ
ッドにより黒データをカラー印字のためのヘッドの大き
さで印字させ、前記識別ステップによりカラーデータで
ないと識別された場合、黒印字のためのヘッドにより黒
データを黒印字のためのヘッドの大きさで印字させる制
御ステップとを有することを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】以下図面に基づいて、本発明の実
施の形態を詳細に、かつ具体的に説明する。
【0008】図1は、本実施例におけるワードプロセッ
サの構成例を示す図面である。1は中央演算処理装置
(CPU)である。2は読み出し専用メモリ(ROM)
であり、図6〜図10に示す手順のプログラム、CPU
1を制御する制御プログラム等を記憶する。3は読み書
き可能なメモリ(RAM)で印字データ、ビットパター
ンデータ等の各種データを保存しておく。4は外部に増
設された読み出し専用メモリ(外部ROM)である。5
はキーボード制御装置(KBC)であり、6は各種デー
タを入力するためのキーボード(KB)である。7は表
示制御装置(CRTC)であり、8は表示装置(CR
T)である。9は周辺装置制御装置(DKC)であり、
10,11は外部記憶装置(FD10及びHD11)で
ある。尚、FDまたはHDに図6〜図10で示す手順の
プログラムを記憶しておいてよい。12は印字装置(P
RT)である。13はポインティングデバイス(PD)
である。14はそれら装置間のデータの送受信を行なう
ためのシステムバスである。
【0009】次に上述したPRT12の印字制御を実行
するための制御構成について、図2に示すブロック図を
参照して説明する。制御回路を示す同図において、17
01はROM1702の制御プログラムに従って処理を
制御するMPU、1702はMPU1701が実行する
制御プログラムを格納するプログラムROM、1703
は各種データ(印字コマンドやヘッドに供給されるビッ
トパターンデータ等)を保存しておくダイナミック型の
RAMである。1704は印字ヘッド1708に対する
ビットパターンデータの供給制御を行なうゲートアレイ
であり、システムバス14、MPU1701、RAM1
703間のデータ転送も行なう。1710はインクジェ
ット方式の印字ヘッド1708を搬送するためのキャリ
アモータ、1709は記録紙搬送のための搬送モータで
ある。1705はヘッドを駆動するヘッドドライバ、1
706,1707はそれぞれ搬送モータ1709、キャ
リアモータ1710を駆動するためのモータドライバで
ある。
【0010】上記制御構成の動作を説明すると、システ
ムバス14から印字コマンドとビットパターンデータが
入るとゲートアレイ1704とMPU1701との間で
ビットパターンデータがプリンタ内部の形式のビットパ
ターンデータに変換される。そして、モータドライバ1
706、1707が駆動されると共に、ヘッドドライバ
1705に送られたビットパターンデータに従って印字
ヘッドが駆動され、印字が行なわれる。
【0011】尚、本装置を制御するためのプログラム
は、ROM2,FD10,HD11あるいはRAM3上
に存在し、CPU1がシステムバスを通じて逐次プログ
ラムをROM2、FD10、HD11あるいはRAM3
から読み出しつつ目的の処理を行なう。
【0012】図5は、本発明の印字制御処理を説明する
ためのフローチャートを示している。本フローチャート
を使用して本装置の動作を以下順を追って説明する。
【0013】具体的には、以下のような手順で処理を行
なう。即ち、印刷すべき印字データに基づくビットパタ
ーンデータを保持するためのビットパターン展開バッフ
ァをRAM3に設ける。ビットパターン展開バッファは
1頁分のビットイメージを格納するだけの容量を獲得す
ることは不可能なので、必要最低限の容量を2本分獲得
する(2本用意することにより、印刷処理と展開処理を
並行的に行なうことができる)。然る後、ビットパター
ン展開バッファ上に印字データに基づくビットパターン
データを展開する。尚、ビットパターンはラスタスキャ
ン形式(バイトが横方向に並んでいる)で展開するもの
とし(図11参照)、またビットパターン展開バッファ
はY,M,Cの3色分が1つのバッファ内に存在してい
るものとする(図12参照)。
【0014】ビットパターン展開バッファにビットパタ
ーンデータの展開(3色分)が終了した後、黒(ブラッ
ク)ビットパターン生成処理を行なう。この時に当該バ
ッファ内にカラーデータが存在するかどうかが識別でき
る。この識別情報をもとにビットパターン展開バッファ
からのビットパターンデータ取り出し処理を切り分け
て、その後、プリンタ印字出力処理を起動して、上記で
展開されたビットパターンを1ライン単位(ヘッドの高
さ)で切り出してPRT12に出力するが、当該処理で
は1頁単位の処理を概略以下のような手順で行なう。
【0015】まず、初期化処理(S1)を説明する。
【0016】まず、図6のS101でビットパターン展
開バッファのビットパターンデータを展開する各色毎の
先頭アドレスを取得する。次にS102に進み、ビット
パターン展開バッファの縦ドット数(n)、横ドット数
(M)及びビットパターン展開バッファの重ね部分の縦
ドット数(y)を取得する。なお、本実施の形態におい
ては、ビットパターン展開バッファの縦ドット数はカラ
ーヘッド24ドットと黒ヘッド64ドットの最小公倍数
のn倍(n=1)したもの重ね部分72ドットを加えた
264ドットである。次にS103に進み、黒データ展
開継続フラグ(K_contflg)を0に、混在切り
替えフラグを1に、色展開情報(color_flg)
を0に、セーブ用色展開情報(savecl_flg)
を1に初期化する。
【0017】次に、ビットパターン展開バッファへのビ
ットパターン展開処理(S2)を説明する(図7参
照)。
【0018】S2では、S1で取得した縦ドット数
(n)×横バイト数(M/8)分のビットパターンデー
タをビットパターン展開バッファに展開する。この時、
当該ビットパターン展開バッファが1頁の先頭部分のバ
ッファであるか否かを判別する(S201)。S201
で当該ビットパターン展開バッファのデータが1頁の先
頭部分のデータだったと判別されたならば、S202に
進み、上記S1で求めたアドレスから上記S2で求めた
n×(M/8)バイト数分各色毎に展開を行なう。一
方、S201で先頭部分以外の部分のデータと判別され
た時には、S203に進み、上記S1で求めたアドレス
から上記S2で求めた〔n−重ね縦ドット数(y)〕×
(M/8)バイト数分各色毎に展開を行なう。この時、
各色(この場合にはY,M,Cの3色)のビットパター
ン展開バッファにそれぞれ展開し、Kについては次の黒
ビットパターン生成処理(S3)でビットパターンを生
成する。
【0019】次に、黒ビットパターン生成処理(S3)
を説明する(図8参照)。
【0020】S3では、S2で展開された各色(Y,
M,C)のビットパターンを利用してK(黒)ビットパ
ターンの生成を行なう。まず、S301でY,M,Cビ
ットパターン展開バッファのアドレスを取得する。次
に、各色のビットパターン展開バッファと同一サイズ
(ビットパターン展開バッファの縦ドット数(n)×横
バイト数(n/8))の黒用ビットパターン展開バッフ
ァを獲得する(S302)。次に獲得した当該バッファ
に対して、S2でそれぞれ展開されたビットパターン
Y,M,Cを順番に論理積(AND)して、黒用ビット
パターン展開データを生成する(S303)。この時、
生成された黒用ビットパターンと同一の位置にあるビッ
ト情報を各色(Y,M,C)のビットパターン展開デー
タより取り除いておく必要がある。これは黒ビットパタ
ーンデータは上記論理積(AND)により生成してお
り、その時に使用したビット情報を黒ビットパターンに
置き換えられているためである。また当該黒ビットパタ
ーンが生成された時には、色展開情報(color_f
lg)に0を設定し(S306)、黒ビットパターンが
生成されていない時には、色展開情報(color_f
lg)に1を設定する(S307)。
【0021】次に、ビットパターン展開バッファからの
印字データ取り出し処理(S4)を説明する(図9参
照)。
【0022】S3で設定された色展開情報(color
_flg)とセーブ用色展開情報(savecl_fl
g)により黒ビットパターン展開バッファからビットパ
ターンデータを取り出すか、それとも各色(この場合に
はY,M,C,K)のビットパターン展開バッファから
ビットパターンを取り出すかを切り分ける。具体的に
は、S401で色展開情報(color_flg)とセ
ーブ用色展開情報(savecl_flg)を論理積す
る。その結果が0(=ブラック展開)か否かを判定し、
S401で0(=ブラック展開)ならば、次にS402
で黒データ展開フラグが1(=継続中)否かを判定す
る。黒データ展開継続が1(=継続中)ならば行読み出
し位置ポインタ(C_Kdpos)を0に設定(先頭)
し(S404)、S405で黒用行取り出し位置ポイン
タ(C_Kdpos)が当該ビットパターン展開バッフ
ァの縦ドット数(n)−yを越えたか否かを判定し、黒
用行取り出し位置ポインタが当該ビットパターン展開バ
ッファ−当該ビットパターン重ね部分縦ドット数(y)
を越えないと判定されたならば、S406に進み、S3
で展開された黒用ビットパターンをRAM3上の印字ヘ
ッド展開バッファに取り出し(この場合には64ドッ
ト)、PRT12に出力する(S406)。なお、1走
査分の印字が終了するとPRT12に64ドット分改行
させ、次の印字にそなえる。そして、ブロックのビット
パターンの全てをPRT12に出力するまでは当該処理
をS405に戻り繰り返して行なう。この時のビットパ
ターン取り出し位置は、黒用行取り出し位置ポインタ
(C_Kdpos)を取り出し開始位置とする。黒用の
行取り出し位置ポインタ(C_Kdpos)は1ライン
(ヘッドの高さ)分の出力を行なうごとにK(ブラッ
ク)のノズル分(この場合は64)だけ加算していく
(S407)。S405で黒用行取りだし位置ポインタ
(C_Kdpos)が当該ビットパターン展開バッファ
の縦ドット数(n)−当該ビットパターン重ね部分縦ド
ット数(y)を越えたと判定されたならば、当該ビット
パターン展開バッファの縦ドット数(n)−重ね部分の
ドット数(y)までの全ての色(この場合にはKしか存
在しない)のビットパターンの出力が行なわれたことに
なるので、当該処理を終える。また、S405で1頁の
最終ビットパターン展開バッファの時には、例外処理と
して、ビットパターン展開バッファ縦ドット数までPR
T12に出力する必要がある。これは、残りのビットパ
ターン展開バッファの重ね部分の縦ドット数(y)が印
字されないためである。一方、S402で黒データ展開
継続フラグが0(ブラック展開からカラー展開に切り替
わった)ならば、S408に進む。S408ではブラッ
ク展開からカラー展開に切り替わったことを表す混在切
り替えフラグが1(=初めて切り替わったとき)か否か
を判定する。混在切り替えフラグが1ならば、黒用の行
取り出し位置ポインタ(C_Kdpos)を0に設定す
る。また混在切り替えフラグも0(=既に切り替わりが
ある)に設定する。更に、黒データ展開継続フラグもカ
ラー展開に切り替わっているので0に設定する(S40
9)。その後S418に進む。一方、S408で混在切
り替えフラグが0(=既に切り替わりがある)ならば、
黒用の行取り出し位置ポインタ(C_Kdpos)を7
2に設定する(S410)。その後、S411に進む。
S411では黒用行取り出し位置ポインタ(C_Kdp
os)が当該ビットパターン展開バッファの縦ドット数
(n)を越えたか否かを判定し、黒用行取り出し位置ポ
インタが当該ビットパターン展開バッファを越えないと
判定されたならば、S412に進み、S3で展開された
黒用ビットパターンをRAM3上の印字ヘッド展開バッ
ファに取り出し(この場合には64ドット)、PRT1
2に出力する(S412)。なお、1走査分の印字が終
了するとPRT12に64ドット分改行させ、次の印字
にそなえる。そして、ブロックのビットパターンの全て
をPRT12に出力するまでは当該処理をS411に戻
り繰り返して行なう。この時のビットパターン取り出し
位置は、黒用行取り出し位置ポインタ(C_Kdpo
s)を取り出し開始位置とする。黒用の行取り出し位置
ポインタ(C_Kdpos)は1ライン(ヘッドの高
さ)分の出力を行なうごとにK(ブラック)のノズル分
(この場合は64)だけ加算していく(S413)。S
411で黒用行取りだし位置ポインタ(C_Kdpo
s)が当該ビットパターン展開バッファの縦ドット数
(n)を越えたと判定されたならば、当該ビットパター
ン展開バッファの縦ドット数(n)での全ての色(この
場合にはKしか存在しない)のビットパターンの出力が
行なわれたことになるので、当該処理を終える。
【0023】S401で0以外(=カラー展開)ならば
(この場合は1)、当該ビットパターン展開バッファは
カラー展開であることを表しているので、次に当該ビッ
トパターン展開バッファが頁の初回かどうかを判定す
る。初回ならば行取り出し位置ポインタKを0に設定す
る(S417)。なお、他のポインタもC_Ydpos
=−72,C_Mdpos=−48,C_Cdpos=
−24,に初期化される。初回のビットパターン展開バ
ッファでなければ黒用の行取りだし位置ポインタ(C_
Kdpos)を72に設定する(S416)。その後S
418に進む。S418で、黒用行取り出し位置ポイン
タ(C_Kdpos)が当該ビットパターン展開バッフ
ァの縦ドット(n)を越えたか否かを判定し、S418
で黒用行取り出し位置ポインタ(C_Kdpos)が当
該ビットパターン展開バッファの縦ドット数(n)を越
えないと判定されたならば、S419に進み、S2並び
にS3で展開されたビットパターンを該当する色(Y,
M,C,K)毎にビットパターン展開バッファよりRA
M3上の印字ヘッド展開バッファに取り出し、PRT1
2に出力する(S419)。なお、1走査分の印字が終
了するとPRT12に24ドット分改行させ、次の印字
にそなえる。そして、ブロックのビットパターン展開バ
ッファに格納されたビットパターンの全てをPRT12
に出力するまでは当該処理をS418に戻り繰り返して
行なう。この時のビットパターン取り出し位置は、各色
の行取り出し位置ポインタ(C_*dpos)を取り出
し開始位置とする。各色の行取り出し位置ポインタ(C
_*dpos)は1ライン(ヘッドの高さ)分の出力を
行なうごとにC(シアン)のノズル分(この場合は2
4)だけ加算していく(S420)。S418で黒用行
取り出し位置ポインタ(C_Kdpos)が当該ビット
パターン展開バッファの縦ドット数(n)を越えたと判
定されたならば、当該ビットパターン展開バッファの縦
ドット数(n)−重ね部分のドット数(y)までの全て
の色(Y,M,C,K)のビットパターンが出力された
ことになるので、当該処理を終える。
【0024】次にS5で当該ビットパターン展開バッフ
ァが1頁の最終バッファかどうかのチェックを行なう。
S5で最終ビットパターン展開バッファであると判別さ
れたならば、本印字制御処理を終了する。一方、S5で
最終ビットパターン展開バッファでないと判別されたな
らば、重ね部分一括複写処理(S6)に移行する。
【0025】次に、重ね部分一括複写処理(S6)を説
明する(図10参照)。
【0026】コピー元である重ね部分のビットパターン
展開バッファのアドレスSを各色毎に求める(S60
1)。次に、コピー先である次のビットパターン展開バ
ッファの先頭アドレスDを各色毎に求める(S60
2)。当該ビットパターン展開バッファの終端にあるア
ドレスSからの重ね部分のビットパターン領域を、次の
ビットパターン展開バッファの先頭にあるアドレスDか
ら始まる重ね部分のビットパターン領域に各色ごと一括
複写する(S603)。一括複写するバッファサイズ
は、重ね部分の縦ドット数(y)×横バイト数(M/
8)分の領域を複写サイズとする。この時、色展開情報
(color_flg)をセーブ用色展開情報(sav
ecl_flg)に設定しておく(S604)。その後
はビットパターン展開バッファへのビットパターン展開
処理(S2)を行なう。
【0027】上記の重ね部分一括複写処理(S6)の色
展開情報は、次回の展開時(前回重ね部分を除いた展開
領域)の色展開情報に影響をあたえている。仮に複写さ
れる当該領域がカラー展開データで、次回の展開データ
がブラック展開の場合には、次回展開データの展開はカ
ラー展開されていることになる。これは、次回のビット
パターン展開バッファの展開の中で前回展開分の重ね領
域のデータは展開されずに当該処理にて複写されている
ためである。このことより、カラー展開(図13)から
ブラック展開への切り替わるためには、今回のビットパ
ターン展開バッファがカラー展開であった場合、次回の
ビットパターン展開バッファがブラック展開(前回分と
の重ねがあるため、当該展開バッファについてはカラー
展開で印字される)で、更に次のビットパターン展開バ
ッファがブラック展開の時のみ切り替わることになる
(図15参照)。尚、ブラック展開(図14)からカラ
ー展開への切り替わりでは、直後に展開方式の切り替え
を行なうことができる(図16参照)。
【0028】以上の説明から分かるように、黒データを
生成する処理(S3)で設定される色展開情報(col
or_flg)と前回分のセーブ用色展開情報(sav
ecl_flg)から当該ビットパターン展開バッファ
中にカラーデータか非カラーデータかどうかを検出し、
更にビットパターン展開バッファ間に存在する重ね領域
を利用して印字方式を切り替え、カラーデータ,非カラ
ーデータが混在する文書をヘッドのノズル構成に合う印
字を行なうことで高速に印刷することが可能になる。
【0029】
【発明の効果】以上説明してきたように本発明の実施の
形態によれば、縦並びにノズルが並ぶ印字ヘッドを使用
する時に必要なビットパターン展開バッファ間の重なり
部分を利用し、ビットマップ展開時のカラー展開の有無
による行読み出し位置ポインタの管理を変更するで、ヘ
ッドの使用ノズルを切り分けて高速に印字することが可
能になる。
【0030】以上説明したように、データがカラーであ
るか否かを識別し、データに応じて印字を制御すること
により印字を高速に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ワードプロセッサ全体の構成を示すブロック図
である。
【図2】印字装置の構成を示すブロック図である。
【図3】印字ヘッドの構成を示す図である。
【図4】ビットマップ展開バッファにおける重なり部分
を説明する図である。
【図5】印字制御処理を示すフローチャートである。
【図6】初期化処理を示すフローチャートである。
【図7】ビットパターン展開バッファへのビットパター
ン展開処理を示すフローチャートである。
【図8】黒ビットパターン生成処理を示すフローチャー
トである。
【図9】ビットパターン展開バッファからビットパター
ンデータ取り出し処理を示すフローチャートである。
【図10】重ね部分一括複写処理を示すフローチャート
である。
【図11】ビットパターン展開バッファを説明する図で
ある。
【図12】ビットパターン展開バッファの構成を示す図
である。
【図13】24ドット印字(カラー出力)を説明する図
である。
【図14】64ドット印字(非カラー出力)を説明する
図である。
【図15】24ドット印字から64ドット印字への切り
替えを説明する図である。
【図16】64ドット印字から24ドット印字への切り
替えを説明する図である。
【符号の説明】
1 CPU 2 ROM 3 RAM 4 外部ROM 5 KBC 6 KB 7 CRTC 8 CRT 9 DKC 10 FD 11 HD 12 PRT 13 PD 14 システムバス

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カラー印字のためのヘッドと前記カラー
    印字のためのヘッドより大きい黒印字のためのヘッドか
    らなるヘッドを制御して印字を行う印字制御装置であっ
    て、 所定のブロックの印字データがカラーデータか否かを識
    別する識別手段と、 前記識別手段によりカラーデータであると識別された場
    合、黒印字のためのヘッドにより黒データをカラー印字
    のためのヘッドの大きさで印字させ、前記識別手段によ
    りカラーデータでないと識別された場合、黒印字のため
    のヘッドにより黒データを黒印字のためのヘッドの大き
    さで印字させる制御手段とを有することを特徴とする印
    字制御装置。
  2. 【請求項2】 前記ヘッドは、インクジェットヘッドで
    あることを特徴とする請求項1記載の印字制御装置。
  3. 【請求項3】 前記カラー印字のためのヘッドは、イエ
    ロー、マゼンタ、シアンの3つのヘッドからなることを
    特徴とする請求項1記載の印字制御装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、前記識別手段によりカ
    ラーデータであると識別された場合、黒データをカラー
    印字のためのヘッドの大きさで展開し、展開した黒デー
    タを黒印字のためのヘッドにより印字させ、前記識別手
    段によりカラーデータでないと識別された場合、黒デー
    タを黒印字のためのヘッドの大きさで展開し、展開した
    黒データを黒印字のためのヘッドにより印字させること
    を特徴とする請求項1記載の印字制御装置。
  5. 【請求項5】 前記黒データは、カラーデータから抽出
    されたデータであることを特徴とする請求項1記載の印
    字制御装置。
  6. 【請求項6】 前記所定のブロックの大きさは、カラー
    のためのヘッドの大きさと黒印字のためのヘッドの大き
    さとの最小公倍数の大きさに重なり部分の大きさを加え
    た大きさであることを特徴とする請求項1記載の印字制
    御装置。
  7. 【請求項7】 前記制御手段は、前記重なり部分を利用
    して、カラーデータの印字と黒データの印字を切り替え
    ることを特徴とする請求項6記載の印字制御装置。
  8. 【請求項8】 カラー印字のためのヘッドと前記カラー
    印字のためのヘッドより大きい黒印字のためのヘッドか
    らなるヘッドと、 記録媒体を搬送する搬送手段と、 前記ヘッドを搭載した前記搬送手段による搬送方向と垂
    直方向に移動するキャリアとを有することを特徴とする
    請求項1記載の印字制御装置。
  9. 【請求項9】 前記制御手段は、カラーデータから黒デ
    ータに切り替える際、1ブロックおいてから切り替える
    ことを特徴とする請求項1記載の印字制御装置。
  10. 【請求項10】 前記重なり部分のデータは複写された
    データであることを特徴とする請求項6記載の印字制御
    装置。
  11. 【請求項11】 カラー印字のためのヘッドと前記カラ
    ー印字のためのヘッドより大きい黒印字のためのヘッド
    からなるヘッドを制御して印字を行う印字制御方法であ
    って、 所定のブロックの印字データがカラーデータか否かを識
    別する識別ステップと、 前記識別ステップによりカラーデータであると識別され
    た場合、黒印字のためのヘッドにより黒データをカラー
    印字のためのヘッドの大きさで印字させ、前記識別ステ
    ップによりカラーデータでないと識別された場合、黒印
    字のためのヘッドにより黒データを黒印字のためのヘッ
    ドの大きさで印字させる制御ステップとを有することを
    特徴とする印字制御方法。
  12. 【請求項12】 前記ヘッドは、インクジェットヘッド
    であることを特徴とする請求項11記載の印字制御方
    法。
  13. 【請求項13】 前記カラー印字のためのヘッドは、イ
    エロー、マゼンタ、シアンの3つのヘッドからなること
    を特徴とする請求項11記載の印字制御方法。
  14. 【請求項14】 前記制御ステップは、前記識別ステッ
    プによりカラーデータであると識別された場合、黒デー
    タをカラー印字のためのヘッドの大きさで展開し、展開
    した黒データを黒印字のためのヘッドにより印字させ、
    前記識別ステップによりカラーデータでないと識別され
    た場合、黒データを黒印字のためのヘッドの大きさで展
    開し、展開した黒データを黒印字のためのヘッドにより
    印字させることを特徴とする請求項11記載の印字制御
    方法。
  15. 【請求項15】 前記黒データは、カラーデータから抽
    出されたデータであることを特徴とする請求項11記載
    の印字制御方法。
  16. 【請求項16】 前記所定のブロックの大きさは、カラ
    ーのためのヘッドの大きさと黒印字のためのヘッドの大
    きさとの最小公倍数の大きさに重なり部分の大きさを加
    えた大きさであることを特徴とする請求項11記載の印
    字制御方法。
  17. 【請求項17】 前記制御ステップは、前記重なり部分
    を利用して、カラーデータの印字と黒データの印字を切
    り替えることを特徴とする請求項16記載の印字制御方
    法。
  18. 【請求項18】 カラー印字のためのヘッドと前記カラ
    ー印字のためのヘッドより大きい黒印字のためのヘッド
    からなるヘッドと、 記録媒体を搬送する搬送手段と、 前記ヘッドを搭載した前記搬送手段による搬送方向と垂
    直方向に移動するキャリアと利用することを特徴とする
    請求項11記載の印字制御方法。
  19. 【請求項19】 前記制御ステップは、カラーデータか
    ら黒データに切り替える際、1ブロックおいてから切り
    替えることを特徴とする請求項11記載の印字制御方
    法。
  20. 【請求項20】 前記重なり部分のデータは複写された
    データであることを特徴とする請求項16記載の印字制
    御方法。
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