JP3129133B2 - カラー印刷装置 - Google Patents

カラー印刷装置

Info

Publication number
JP3129133B2
JP3129133B2 JP07021046A JP2104695A JP3129133B2 JP 3129133 B2 JP3129133 B2 JP 3129133B2 JP 07021046 A JP07021046 A JP 07021046A JP 2104695 A JP2104695 A JP 2104695A JP 3129133 B2 JP3129133 B2 JP 3129133B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image data
data
memory
black
image
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP07021046A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08195889A (ja
Inventor
淳 河合
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP07021046A priority Critical patent/JP3129133B2/ja
Publication of JPH08195889A publication Critical patent/JPH08195889A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3129133B2 publication Critical patent/JP3129133B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Color, Gradation (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)
  • Processing Or Creating Images (AREA)
  • Image Processing (AREA)
  • Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
  • Color Image Communication Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シアン、マゼンタ、イ
エロー、及びブラックの4色でカラー印刷を行うカラー
印刷装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、シアン、マゼンタ、イエロー、及
びブラックの4色のカラーインクを用いてカラー印刷を
行うインクジェットプリンタ等に代表されるカラー印刷
装置は、4色の各印刷ヘッドを有しており、ホストコン
ピュータ等の外部装置から送られてきた印刷データを印
刷する時には、該印刷データを印刷画素と1対1で対応
した画像イメージデータに展開し、その画像イメージデ
ータを4色の各印刷ヘッドに送って印刷を実行してい
る。このように、印刷装置の持つ色数のヘッド分だけ画
像イメージデータが必要となることから、それら4色の
画像イメージデータを記憶するためのページメモリと呼
ばれるメモリを備えている。また、印刷データを画像イ
メージデータへ展開するには複雑な演算が数多く必要で
あり、演算対象となるデータや演算結果等を記憶するた
めのワークメモリと呼ばれるメモリも備えている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな4色のインクを用いてカラー印刷を行う印刷装置
は、大容量のメモリを必要とする。例えば、300dp
i(画素/インチ)の解像度を持つ印刷装置によりA4
サイズの用紙に印刷を行うには、1画素を1bitとし
ても1色当りの画像イメージデータは1Mbyteであ
るから、4色分の画像イメージデータを記憶するために
は、ページメモリだけでも4Mbyteが必要となり、
色を多用した複雑な印刷データを展開するためには、大
容量のワークメモリも必要となる。そして、これらの大
容量のメモリを備えることは、印刷装置のコストを上げ
る大きな要因となっていた。また、印刷装置のコストを
下げるためにはメモリの量を減らすことが考えられる
が、ページメモリは一定量が必要であるので、ワークメ
モリの量を減らすことになる。ところが、そうした場合
には、画像イメージデータへの展開に大容量のワークメ
モリを必要とする印刷データの展開は不可能となり、そ
のような印刷データは印刷できなくなってしまう。本発
明は、上述した問題点を解決するためになされたもので
あり、複雑な印刷データの展開等により作業データ記憶
手段のメモリ容量が不足する場合に、ページメモリ一部
のメモリ領域をワークメモリに変更することにより、印
刷装置において必要とするメモリ全体の量を増大するこ
となく、安価で、しかも、複雑な印刷データの展開も可
能なカラー印刷装置を提供することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に請求項1の発明のカラー印刷装置は、文字コード等か
ら成る印刷データを画像イメージデータに展開し、この
画像イメージデータに基づいてシアン、マゼンタ、イエ
ロー、及びブラックの4色でカラー印刷を行うカラー印
刷装置であって、印刷データから画像イメージデータへ
の展開を行うデータ展開手段と、データ展開手段が印刷
データの展開作業に必要なデータを記憶するための作業
データ記憶手段と、データ展開手段により展開したシア
ン、マゼンタ、イエロー、及びブラックの各画像イメー
ジデータを記憶するためのイメージデータ記憶手段と、
作業データ記憶手段の不足を判定するメモリ不足判定手
段と、メモリ不足判定手段によりメモリ不足と判定され
た際に、イメージデータ記憶手段に記憶されたブラック
の画像イメージデータをシアン、マゼンタ、及びイエロ
ーの各画像イメージデータと合成してイメージデータ記
憶手段へ記憶させるイメージデータ合成手段と、ブラッ
クのイメージデータ記憶手段を作業データ記憶手段に変
更するメモリ変更手段とを備えているものである。ま
た、請求項2の発明のカラー印刷装置は、請求項1記載
の構成において、イメージデータ記憶手段に記憶され
た、ブラックの画像イメージデータが合成されたシア
ン、マゼンタ、及びイエローの各画像イメージデータか
ら該ブラックの画像イメージデータを分離するイメージ
データ分離手段を備えるものである。また、請求項3の
発明のカラー印刷装置は、請求項2記載の構成におい
て、高速印刷が指定されているか否かを判定する高速印
刷指定判定手段と、カラー印刷制御手段とを更に備え、
カラー印刷制御手段は、前記メモリ変更手段がブラック
のイメージデータ記憶手段を作業データ記憶手段に変更
した時であって、高速印刷指定判定手段が高速印刷が指
定されていることを判定した場合には、ブラックの画像
イメージデータが合成されたシアン、マゼンタ、及びイ
エローの各画像イメージデータを読み出して3色での印
刷を行い、前記メモリ変更手段がブラックのイメージデ
ータ記憶手段を作業データ記憶手段に変更した時であっ
て、高速印刷指定判定手段が高速印刷が指定されていな
いことを判定した場合には、イメージデータ分離手段に
よってブラックの画像イメージデータを分離して4色で
の印刷を行うものである
【0005】
【作用】上記の構成を有する請求項1のカラー印刷装置
においては、データ展開手段が、文字コード等から成る
印刷データを画像イメージデータに展開するために逐次
必要な作業データを作業データ記憶手段に記憶させなが
ら、印刷画素と1対1で対応した情報を持つ画像イメー
ジデータに展開を行い、展開した画像イメージデータを
シアン、マゼンタ、イエロー、及びブラックのそれぞれ
のイメージデータ記憶手段に記憶させる。このとき、メ
モリ不足判定手段は、複雑な印刷データの展開等により
作業データ記憶手段が不足するか否かを判定し、メモリ
不足と判定された場合には、イメージデータ合成手段に
よりイメージデータ記憶手段に記憶されたブラックの画
像イメージデータをイメージデータ記憶手段に記憶され
たシアン、マゼンタ、イエローの画像イメージデータと
合成しイメージデータ記憶手段に記憶させる。そして、
メモリ変更手段によりイメージデータ記憶手段のブラッ
クの画像イメージデータ用の記憶エリアを作業データ記
憶手段に変更する。これにより作業データ記憶手段の容
量を増大することができる。また、請求項2のカラー印
刷装置においては、イメージデータ分離手段により、イ
メージデータ記憶手段に記憶されたシアン、マゼンタ、
及びイエローの画像イメージデータからイメージデータ
記憶手段に記憶されたブラックの画像イメージデータを
分離する。これにより、4色でのカラー印刷が可能とな
る。また、請求項3のカラー印刷装置においては、ブラ
ックのイメージデータ記憶手段を作業データ記憶手段に
変更した時で高速印刷指定判定手段が高速印刷が指定さ
れていることを判定した場合には、ブラックの画像イメ
ージデータが合成されたシアン、マゼンタ、及びイエロ
ーの各画像イメージデータを読み出して3色で印刷を行
い、高速印刷指定判定手段が高速印刷が指定されていな
いことを判定した場合には、イメージデータ分離手段に
よってブラックの画像イメージデータを分離して4色で
印刷を行う。これにより、高品質が要求される場合と高
速印刷が要求される場合に各々対応可能となる。
【0006】
【実施例】以下、本発明の一実施例によるカラー印刷装
置について図面を参照して説明する。図1は本実施例に
よるカラー印刷装置のブロック図である。カラー印刷装
置1は、装置全体を制御するCPU2と、ホストコンピ
ュータ等の外部装置から文字コード等から成る印刷デー
タを受け取るインタフェース3と、用紙に印刷を行う印
刷エンジン4と、装置の動作中に発生した一時的に記憶
しておくことが必要とされるデータを記憶しておくため
の揮発性メモリであるRAM5と、各種のプログラムが
格納されている不揮発性メモリであるROM6とからな
る。CPU2は上記各部と接続されていて、ROM6の
プログラムを読み出して所定の動作を行う。
【0007】RAM5には、後述のデータ展開プログラ
ム61が動作する際に一時的な記憶が必要となるデータ
を記憶するための作業データ記憶手段であるワークメモ
リ51と、データ展開プログラム61によって作り出さ
れる画像イメージデータをシアン、マゼンタ、イエロ
ー、及びブラックの各色毎に1ページ分記憶するための
イメージデータ記憶手段であるシアンページメモリ5
2、マゼンタページメモリ53、イエローページメモリ
54、及びブラックページメモリ55とが設けられてい
る。
【0008】ROM6には、インタフェース3が受け取
った印刷データを画像イメージデータに展開するための
印刷データ展開手段であるデータ展開プログラム61
と、データ展開プログラム61が動作するために必要と
なるワークメモリ51が不足しないかどうかを調べるメ
モリ不足判定手段であるワークメモリ不足判定プログラ
ム62と、ブラックページメモリ55に記憶されている
画像イメージデータをシアンページメモリ52、マゼン
タページメモリ53、及びイエローページメモリ54に
各々記憶されている画像イメージデータと合成するため
のイメージデータ合成手段であるページデータ合成プロ
グラム63と、ブラックページメモリ55をワークメモ
リ51に変更するためのメモリ変更手段であるワークメ
モリ変更プログラム64と、シアンページメモリ52、
マゼンタページメモリ53、及びイエローページメモリ
54に各々記憶されている画像イメージデータからブラ
ックの画像イメージデータを分離するイメージデータ分
離手段であるページデータ分離プログラム65とが設け
られている。
【0009】次に、画像イメージデータについて図2を
参照して説明する。図2(a)は文字コード等から成る
印刷データ201(テキストデータ)の例を示す図、
(b)は上記印刷データ201を座標上に割り付けた図
形202を示す図、(c)はページメモリに記憶された
ビットマップデータ203を示す図、(d)は印刷出力
204を示す図、(e)はワークメモリ51に記憶され
たデータ205を示す図である。画像イメージデータと
は、印刷出力204に対するビットマップデータ203
のように、印刷画素と1対1で対応するビットを持つビ
ットマップデータであり、各ページメモリは印刷用紙1
枚分に相当する画像イメージデータを記憶できる容量を
持っている。本例の印刷データ201は、positi
onの前の2つの値が図形の描画位置、rectが矩形
の形状を指定し、rectの前の2つの値が順に矩形の
幅、矩形の高さを表しており、図形202のような座標
(2,2)の位置にある幅5画素×高さ3画素の四角形
の描画を指示している。
【0010】次に、上記のように構成されたカラー印刷
装置1の動作について、データ展開プログラム61の動
作を中心に説明する。図2に示すように、印刷データ2
01は、位置、形状、色の要素を含んだテキストデータ
であり、例えば、図形202のように座標(2,2)の
位置に、幅5画素×高さ3画素の四角形を、青色で描く
ことを指示している。このような印刷データがインタフ
ェース3を通してホストコンピュータ等の外部装置から
送られてくると、CPU2は、ROM6にある印刷デー
タ展開プログラム61、ワークメモリ不足判定プログラ
ム62、ページデータ合成プログラム63、及びワーク
メモリ変更プログラム64を起動して、印刷データから
画像イメージデータへの展開処理を行う。
【0011】図3は画像イメージデータへの展開処理の
フローチャートである。CPU2がインタフェース3か
らデータを受け取ると(ステップS1)、受け取ったデ
ータが印刷を開始するコマンドであるかどうかを調べ
(S2)、受け取ったデータが印刷開始コマンドでなく
印刷データである場合(S2・NO)、該印刷データは
データ展開プログラム61に送られ、印刷データの位置
と形状の要素から印刷データ展開時にワークメモリ51
に記憶させるデータの総量(ワークデータ量)を計算し
(S3)、計算結果をワークメモリ不足判定プログラム
62に送る。
【0012】ワークメモリ不足判定プログラム62は、
ワークメモリ51の使用可能メモリ量と送られたワーク
データ量とを比較する(S4)。ワークデータ量がワー
クメモリ51の使用可能メモリ量以下の場合には(S4
・YES)、データ展開プログラム61に処理を戻して
印刷データ展開処理を行う(S5)。ワークデータ量が
使用可能メモリ量を上回る場合には(S4・NO)、ワ
ークメモリ変更プログラム64によってブラックページ
メモリ55がワークメモリ51として使用されているか
を調べる(S7)。既にブラックページメモリ55がワ
ークメモリ51として使用されている場合には(S7・
YES)、ワークメモリ51を増やすことができないの
で、ワークメモリ不足のエラーメッセージを発生して処
理を終了する(S11)。未だブラックページメモリ5
5がワークメモリ51として使われていない場合(S7
・NO)、ワークメモリ51の使用可能メモリ量とブラ
ックページメモリ55のメモリ量を合計し、ワークデー
タ量と比較する(S8)。メモリ量の合計がワークデー
タ量に達しない場合も(S8・NO)、ワークメモリ不
足のエラーメッセージを発生して処理を終了する(S1
1)。
【0013】ワークメモリ51の使用可能メモリ量とブ
ラックページメモリ55のメモリ量の合計がワークメモ
リ量を上回る場合(S8・YES)、ページデータ合成
プログラム63により画像イメージデータの合成が行わ
れる(S9)。ページデータ合成プログラム63は、ブ
ラックページメモリ55の画像イメージデータを読み出
し、シアンページメモリ52から読み出した画像イメー
ジデータと論理和(OR)をとり、その結果をシアンペ
ージメモリ52に戻す。同様の動作をマゼンタページメ
モリ53、イエローページメモリ54にある画像イメー
ジデータに対しても行い、ブラックの画像イメージデー
タをシアン、マゼンタ、及びイエローの各画像イメージ
データに合成する。次に、ワークメモリ変更プログラム
64により、ブラックページメモリ55の内容をクリア
して、これをワークメモリ51に組み込み(S10)、
以後、ブラックページメモリ55をワークメモリ51の
一部として使用可能にし、データ展開プログラム61に
処理を戻して印刷データ展開処理を継続する(S5)。
【0014】図4は印刷データ展開処理(S5)のフロ
ーチャートである。以下、同処理を説明する。印刷デー
タの位置と形状の要素から縦方向の描画開始点、描画終
了点を計算し(S101)、ワークメモリ51に記憶さ
せる。次に、縦方向の開始点から終了点まで繰り返して
(S102)、各位置での横方向の描画開始点、描画終
了点の計算を行い(S103)、計算結果をラスターデ
ータとして逐次、ワークメモリ51に記憶させる。
【0015】次に、印刷データの色の要素から、ビット
マップ化したデータを書き込むページメモリを選択す
る。まず、ブラックページメモリ55がワークメモリ5
1として使用されているかを調べ(S104)、使用さ
れていない場合には(S104・NO)、印刷データの
色をシアン、マゼンタ、イエロー、及びブラックの4色
の成分に色分解を行い(S105)、展開した画像イメ
ージデータの書き込み先を、シアンページメモリ52、
マゼンタページメモリ53、イエローページメモリ5
4、及びブラックページメモリ55の中から選択する。
ブラックページメモリ55がワークメモリ51として使
用されている場合には(S104・YES)、印刷デー
タの色をシアン、マゼンタ、及びイエローの3色の成分
に色分解を行い(S106)、展開した画像イメージデ
ータの書き込み先を、シアンページメモリ52、マゼン
タページメモリ53、及びイエローページメモリ54の
中から選択する。4色の色分解、3色の色分解に関ら
ず、色によっては複数のページメモリが同時に選択され
ることもある。
【0016】さらに、ワークメモリ51にあるラスター
データを読み出し、縦方向の開始点から終了点まで繰り
返し(S107)て、横方向の描画開始点、描画終了点
に相当するステップS105又はステップS106で選
択したページメモリ上での位置に「1」のビットを、選
択されなかったページメモリ上には「0」のビットをセ
ットする(S108)。以上の処理により、各ページメ
モリ上に画像イメージデータが生成される。
【0017】次に、印刷データ201(図2)の場合を
例として、上記印刷データ展開処理(S5)の具体的な
動作を説明する。印刷データ201の内容は上述した通
りであり、この印刷データ201が入力されると、ステ
ップS101において開始点として描画位置である
「2」が、終了点として描画位置に高さを加え1を引い
た「4」が縦方向の描画範囲としてワークメモリ51に
記憶される。次に、ステップS102,S103のルー
プにより、縦方向の描画範囲である縦座標の「2」から
「4」までの3点に対してそれぞれステップS103が
実行され、各点に対して横方向の描画範囲が計算され
る。この例の場合、四角形の描画であることから、横方
向の描画範囲は全点とも開始点として描画位置である
「2」が、終了点として描画位置に幅を加え1を引いた
「6」が横方向の描画範囲としてワークメモリ51に記
憶される。結果としてワークメモリ51には、開始点と
終了点の数字が連続して記憶され、このときの記憶内容
を示したのが図2(e)のデータ205である。このよ
うに開始点と終了点で構成されたデータをラスターデー
タと言う。
【0018】ブラックページメモリ55がワークメモリ
51に変更されていない場合は(S104・NO)、ス
テップS105で4色の色分解を行って、画像イメージ
データの書き込み先を選択する。印刷データ201はb
lueで青色が指定されおり、青を4色で色分解すると
シアンとマゼンタになる。ステップS106で3色の色
分解を行ったとしても、この場合は同じ結果となる。そ
して、シアンページメモリ52とマゼンタページメモリ
53を画像イメージデータの書き込み先として選択す
る。そして、ステップS107,S108のループによ
り、ワークメモリ51のラスターデータが読み出され、
縦方向の描画範囲である縦座標の「2」から「4」まで
の3点に対してそれぞれステップS108が実行され、
シアンページメモリ52とマゼンタページメモリ53の
メモリ上で、ラスターデータの開始点である「2」から
終了点である「6」までに相当するビットに「1」が、
イエローページメモリ54とブラックページメモリには
「0」がセットされる。これによりシアンページメモリ
52とマゼンタページメモリ53には、ビットマップデ
ータ203(図2(c))のような画像イメージデータ
が生成される。以上のようにして画像イメージデータを
生成して印刷データ展開処理(S5)が終了すると、デ
ータ展開プログラム61は終了し、CPU2は次のデー
タをインタフェース3から受け取る(図3のS1)。
【0019】図3に戻って説明を続けると、受け取った
データが印刷開始コマンドであれば(S2・YES)、
CPU2は印刷エンジン4にページメモリに格納されて
いる画像イメージデータを送って印刷処理に移行する。
印刷開始コマンドを受け取ると、まず、ブラックページ
メモリ55がワークメモリ51に変更されているかを調
べる(S12)。ブラックページメモリ55がワークメ
モリ51として使用されていない場合には(S12・N
O)、シアンにはシアンページメモリ52、マゼンタに
はマゼンタページメモリ53、イエローにはイエローペ
ージメモリ54、ブラックにはブラックページメモリ5
5のように、各インクに対応したページメモリに格納さ
れている画像イメージデータを印刷エンジン4の印刷ヘ
ッドに送り、4色のインクを使用した高品質印刷を行う
(S6)。
【0020】ブラックのページメモリ55がワークメモ
リ51として使用されている場合は(S12・YE
S)、印刷コマンドにより高速印刷が指定されているか
を調べ(S13)、高速印刷が指定されている場合(S
13・YES)、シアンページメモリ52、マゼンタペ
ージメモリ53、イエローページメモリ54から画像イ
メージデータを読み出し、そのデータを印刷エンジン4
の印刷ヘッドに送り、シアン、マゼンタ、及びイエロー
の3色のインクだけで印刷を行う(S15)。この場合
の黒は、シアン、マゼンタ、イエローの3色のインクの
混色となるため、インクの色特性により若干茶色がかっ
た色になるが、画像イメージデータをページメモリから
直接、読み出して印刷を行うため、後述するページデー
タの分離を行って印刷を行う場合に比べ、高速な印刷を
行うことが可能である。
【0021】高速印刷が指定されていない場合(S13
・NO)、CPU2はページデータ分離プログラム65
を起動して、シアンページメモリ52、マゼンタページ
メモリ53、及びイエローページメモリ54の画像イメ
ージデータからブラックの画像イメージデータを分離す
る(S14)。ページデータ分離プログラム65は、シ
アンページメモリ52、マゼンタページメモリ53、及
びイエローページメモリ54から画像イメージデータを
読み出して論理積(AND)をとり、その結果をブラッ
クの画像イメージデータとし、シアン、マゼンタ、及び
イエローの画像イメージデータについてはページメモリ
から読み出した画像イメージデータとブラックの画像イ
メージデータの否定(NOT)とで論理積(AND)を
とり、それをシアン、マゼンタ、及びイエローの画像イ
メージデータする。そして、分離された4色分の画像イ
メージデータを印刷エンジン4の印刷ヘッドに送り、4
色のインクを使用した高品質印刷を行う(S6)。この
場合は、シアン、マゼンタ、及びイエローの3色が重な
っている部分はブラックで置き換えることになるため、
先に記述した3色の場合に比べ、ブラックの画像イメー
ジデータの分離に多少の時間はかかるものの、黒が茶色
がかることはなく良好な品質で印刷を行うことができ
る。
【0022】こうして本実施例によれば、画像イメージ
データのページメモリへの展開時に、ワークメモリ51
のメモリ容量が足りなくなった場合に、ブラックのデー
タをシアン、マゼンタ、及びイエローの各ページメモリ
52,53,54に重ねて、ブラックのページメモリ5
5を開放し、これをワークメモリ51に変更するので、
例えば、A4サイズの用紙分の印刷データであれば1M
byteがワークメモリ51として使用可能となる。そ
して、このようにメモリを変更した場合で高速印刷する
時は、シアン、マゼンタ、及びイエローの各色共にデー
タがある点は黒として印刷することになる。なお、本発
明は上述した実施例に限られるものではなく様々な応用
が可能である。例えば、本実施例においては、高速印刷
を行うコマンドがあるか否かを調べて印刷態様を切り替
え処理しているが、この切り替え処理を採用するか否か
は任意である。また、印刷エンジン4はインクジェット
方式で印刷を行うものの他に、トナージェット方式や、
熱転写方式、熱昇華方式等を採用することができる。
【0023】
【発明の効果】以上説明したことから明かなように請求
項1の発明に係るカラー印刷装置によれば、印刷データ
を展開するのに作業データ記憶手段に余裕がある場合に
はシアン、マゼンタ、イエロー、及びブラックの各色毎
にイメージデータ記憶手段を持ち、それに対して画像イ
メージデータを書き込み、そのまま4色の各印刷ヘッド
に送って印刷を行うために高品質な色での高速印刷が可
能であり、また、印刷データを展開するために作業デー
タ記憶手段が不足する場合には、ブラックの画像イメー
ジデータをシアン、マゼンタ、及びイエローの各画像イ
メージデータに合成することで、ブラックのイメージデ
ータ記憶手段を作業データ記憶手段に変更し、シアン、
マゼンタ、及びイエローの3色分のイメージデータ記憶
手段だけを用い、シアン、マゼンタ、及びイエローの各
画像イメージデータを3色の各印刷ヘッドに送って印刷
を行うため、少ないメモリ量でも複雑な印刷データの印
刷が可能となり、作業データ記憶手段のメモリ量を減ら
すことで安価となる。また、請求項2の発明に係るカラ
ー印刷装置によれば、ブラックのイメージデータ記憶手
段を作業データ記憶手段に変更している場合に、シア
ン、マゼンタ、及びイエローの画像イメージデータから
ブラックの画像イメージデータを分離して、各画像イメ
ージデータを4色の各印刷ヘッドに送ることで高品質な
色での印刷が可能となる。また、請求項3の発明に係る
カラー印刷装置によれば、ブラックのイメージデータ記
憶手段を作業データ記憶手段に変更している場合であっ
て、高速印刷指定判定手段が高速印刷が指定されている
ことを判定した場合には、ブラックが合成されたシア
ン、マゼンタ、及びイエローの各画像イメージデータを
読み出して3色で印刷し、高速印刷指定判定手段が高速
印刷が指定されていないことを判定した場合には、ブラ
ックの画像イメージデータを分離して4色で印刷するの
で、高速印刷が要求される場合と高品質が要求される場
合とに応じて使い分けて所望の印刷結果を得ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるカラー印刷装置のブロ
ック図である。
【図2】本発明の一実施例によるカラー印刷装置が受け
取る印刷データの一例を示した図である。
【図3】本発明の一実施例によるカラー印刷装置の動作
のフローチャートである。
【図4】本発明の一実施例による印刷データの展開処理
のフローチャートである。
【符号の説明】
2 CPU 51 ワークメモリ 52 シアンページメモリ 53 マゼンタページメモリ 54 イエローページメモリ 55 ブラックページメモリ 61 データ展開プログラム 62 ワークメモリ不足判定プログラム 63 ページデータ合成プログラム 64 ワークメモリ変更プログラム 65 ページデータ分離プログラム

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 文字コード等から成る印刷データを画像
    イメージデータに展開し、この画像イメージデータに基
    づいてシアン、マゼンタ、イエロー、及びブラックの4
    色でカラー印刷を行うカラー印刷装置において、 前記印刷データから画像イメージデータへの展開を行う
    データ展開手段と、 前記データ展開手段が前記印刷データの展開作業に必要
    なデータを記憶するための作業データ記憶手段と、 前記データ展開手段により展開したシアン、マゼンタ、
    イエロー、及びブラックの各画像イメージデータを記憶
    するためのイメージデータ記憶手段と、 前記作業データ記憶手段の不足を判定するメモリ不足判
    定手段と、 前記メモリ不足判定手段によりメモリ不足と判定された
    際に、前記イメージデータ記憶手段に記憶されたブラッ
    クの画像イメージデータを前記シアン、マゼンタ、及び
    イエローの各画像イメージデータと合成して前記イメー
    ジデータ記憶手段へ記憶させるイメージデータ合成手段
    と、 前記ブラックのイメージデータ記憶手段を前記作業デー
    タ記憶手段に変更するメモリ変更手段とを備えているこ
    とを特徴とするカラー印刷装置。
  2. 【請求項2】 前記イメージデータ記憶手段に記憶され
    た、前記ブラックの画像イメージデータが合成されたシ
    アン、マゼンタ、及びイエローの各画像イメージデータ
    から該ブラックの画像イメージデータを分離するイメー
    ジデータ分離手段を備えることを特徴とする請求項1記
    載のカラー印刷装置。
  3. 【請求項3】 高速印刷が指定されているか否かを判定
    する高速印刷指定判定手段と、カラー印刷制御手段とを
    更に備え、 前記カラー印刷制御手段は、前記メモリ変更手段が ブラ
    ックのイメージデータ記憶手段を作業データ記憶手段に
    変更した時であって、前記高速印刷指定判定手段が高速
    印刷が指定されていることを判定した場合には、ブラッ
    クの画像イメージデータが合成されたシアン、マゼン
    タ、及びイエローの各画像イメージデータを読み出して
    3色での印刷を行い、前記メモリ変更手段がブラックの
    イメージデータ記憶手段を作業データ記憶手段に変更し
    た時であって、前記高速印刷指定判定手段が高速印刷が
    指定されていないことを判定した場合には、前記イメー
    ジデータ分離手段によってブラックの画像イメージデー
    タを分離して4色での印刷を行うことを特徴とする請求
    項2記載のカラー印刷装置。
JP07021046A 1995-01-12 1995-01-12 カラー印刷装置 Expired - Fee Related JP3129133B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP07021046A JP3129133B2 (ja) 1995-01-12 1995-01-12 カラー印刷装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP07021046A JP3129133B2 (ja) 1995-01-12 1995-01-12 カラー印刷装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08195889A JPH08195889A (ja) 1996-07-30
JP3129133B2 true JP3129133B2 (ja) 2001-01-29

Family

ID=12043995

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP07021046A Expired - Fee Related JP3129133B2 (ja) 1995-01-12 1995-01-12 カラー印刷装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3129133B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4592063B2 (ja) * 2004-06-15 2010-12-01 キヤノン株式会社 画像処理装置、画像データ管理方法、及び画像データ管理プログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JPH08195889A (ja) 1996-07-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0412874A (ja) プリンタ制御装置
US5136688A (en) Print data processing apparatus for an image forming apparatus
US5557707A (en) Image forming apparatus with a scanner and method of controlling the same
JPH11305975A (ja) 画像処理装置、画像処理方法及び記憶媒体
US6226095B1 (en) Image processing apparatus, method, and system
JP3733759B2 (ja) プリンタ制御装置及び方法並びにプリンタ制御プログラムを記録した記録媒体及びプリンタシステム
JP3728076B2 (ja) 画像入出力装置及び方法
JP3129133B2 (ja) カラー印刷装置
JP3655457B2 (ja) プリンタ制御装置
US7310166B2 (en) Information processing apparatus and method, and print control program
JP3275992B2 (ja) カラープリンタ及びカラープリントシステム
JPH07135575A (ja) カラー画像情報出力装置
JP3450961B2 (ja) 印刷装置及びその制御方法
JP2598506B2 (ja) 印刷制御装置
JP3184544B2 (ja) 画像処理装置
JP2784823B2 (ja) プリンタの画像編集印字方式
JP3279171B2 (ja) カラープリンタ
JP2918552B2 (ja) 印刷制御装置
JPH05284306A (ja) 画像形成装置
JP3129289B2 (ja) 描画制御システム
JPH11196246A (ja) 画像形成装置
JP3143118B2 (ja) プリンタ及び印字イメージパターン展開方法
JP3591096B2 (ja) ページプリンタの制御方法
JP2003196648A (ja) 画像処理方法及び装置とその記憶媒体及びプログラム製品
JP2000225735A (ja) 画像印刷装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20001017

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071117

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081117

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091117

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091117

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101117

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101117

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111117

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111117

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121117

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131117

Year of fee payment: 13

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees