JPH09130741A - 同期信号検出回路 - Google Patents

同期信号検出回路

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JPH09130741A
JPH09130741A JP7282231A JP28223195A JPH09130741A JP H09130741 A JPH09130741 A JP H09130741A JP 7282231 A JP7282231 A JP 7282231A JP 28223195 A JP28223195 A JP 28223195A JP H09130741 A JPH09130741 A JP H09130741A
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data
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bits
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JP7282231A
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Kaoru Nochida
薫 後田
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 疑似シンク発生確率を増加させることなく、
シンク検出を正確に行うことができる同期信号検出回路
を提供する。 【解決手段】 シンク・ID比較器10で、遅延メモリ
1で1同期ブロック分遅延された、シフトレジスタ2か
らの0〜15ビットのシンクSY及び17〜39ビット
の識別符号ID、及び上記同期ブロックに連続する同期
ブロックの0〜15ビットのシンクSY及び16〜2
2、24〜39ビットの識別符号IDを用いて算出した
各ハミング距離の総和値を許容ハミング距離と比較した
結果に応じてシンクパルスを出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、識別符号を含む同
期ブロック内の同期信号を検出する同期信号検出回路に
関する。
【0002】
【従来の技術】現在、ビデオテープレコーダいわゆるV
TRにおいては、ディジタル記録方式の発達により、低
搬送波FM記録方式を用いた、アナログVTRよりも高
画質な画像を記録、再生することができるディジタルV
TRが実用化されつつある。
【0003】このディジタルVTRの概略的な構成を図
9に示す。
【0004】このディジタルVTRの記録系において
は、入力されるアナログのビデオ信号は、A/D(アナ
ログ/ディジタル)コンバータ51でディジタル信号に
変換されて量子化され、ディジタル信号処理回路52に
送られる。
【0005】このディジタル信号処理回路52では、デ
ィジタルビデオ信号が適当な大きさのブロック毎に分割
された後、直交変換されて可変長符号化される。そし
て、シャフル及びスクランブル処理が施されて、誤り訂
正用のパリティがデータに付加される。このとき、2次
元配列されたデータの内の垂直方向のデータに対するパ
リティは外符号と呼ばれ、また、水平方向のデータに対
するパリティは内符号と呼ばれる。この処理されたデー
タは、シンク・ID付加器53に送られる。
【0006】このシンク・ID付加器53では、送られ
た信号に2バイトの同期検出用の同期信号いわゆるシン
ク及び3バイトの識別符号いわゆるIDが付加されて、
符号化器54に送られる。
【0007】この符号化器54では、送られた信号に対
して、フレーム毎に誤り訂正及び修整のための符号化が
施され、高密度記録に適した信号に変換するチャネルコ
ーディングされて記録信号が出力される。この記録信号
は、記録ヘッド55を介して磁気テープ上に記録され
る。
【0008】また、再生系においては、磁気テープ上の
記録信号が再生ヘッド56によって読み出され、復号器
57に送られる。この復号器57では、再生信号がフレ
ーム毎に分離されて復号され、シンク検出器58に送ら
れる。
【0009】このシンク検出器58では、送られた信号
からシンクが検出され、このシンクに基づいてデータ信
号が復調される。この復調データはディジタル信号処理
回路59に送られる。
【0010】このディジタル信号処理回路59では、復
調データに対して、誤り訂正、デスクランブル及びデシ
ャフル処理が施された後、逆直交変換され、データの伸
張等の処理が行われる。
【0011】この伸張されたデータは、D/A(ディジ
タル/アナログ)コンバータ60でアナログ信号に変換
されて、外部のモニタ等に送られる。
【0012】次に、上記シンク・ID付加器53内の、
識別符号ID0を付加するためのID0付加回路の概略的
な構成を図10に示す。
【0013】このID0付加回路のダウンカウンタ81
は、端子RESETにトラックスタートパルスが入力さ
れることによりリセットがかかり、端子CKに入力され
るシンクパルスで端子OUTの値がカウントダウンされ
る。この端子OUTから出力されるカウンタ値は、切換
スイッチ82の端子aに送られる。また、切換スイッチ
82の端子bには画像等のデータが送られている。
【0014】ここで、例えば、識別符号IDは、各8ビ
ットずつで3バイトの識別符号ID0、ID1、ID2
ら成るとすると、識別符号IDの内の先頭の識別符号I
0のためのタイミングパルスがこの切換スイッチ82
に入力されたときには、切換スイッチ82は端子aに切
換接続され、端子aからのカウンタ値が識別符号ID0
として出力される。そして、識別符号ID0が出力され
た後には、切換スイッチ82は端子bに切換接続され
て、端子bからのデータが出力される。このようにし
て、データに識別符号ID0が付加される。
【0015】また、上記シンク検出器58において、内
符号ブロック毎のシンクを検出する同期信号検出回路い
わゆるシンク検出回路の一例の概略的な構成を図11に
示す。
【0016】このシンク検出回路には、上記復号器57
から出力される、データに2バイトのシンク及び3バイ
トの識別符号ID等が付加された所定のサイズの同期ブ
ロックのデータが、シリアルデータとして入力される。
このシリアルデータのシンク及び識別符号IDは、遅延
メモリ61で1同期ブロック分遅延されてシフトレジス
タ62に送られる。また、上記同期ブロックに続く同期
ブロックのシンク及び識別符号IDはシフトレジスタ6
3に送られる。
【0017】上記シフトレジスタ62及びシフトレジス
タ63からは、入力されたシリアルデータが40ビット
のパラレルデータとして、シンク・ID比較器80にそ
れぞれ出力される。
【0018】但し、シフトレジスタ62からの16ビッ
ト〜39ビットまでの24ビットの識別符号IDのデー
タは、先ず、ID0デクリメント器64に送られる。識
別符号ID0以外の識別符号ID1、ID2は、同一のト
ラックの同一のセクタ内では同じ値であるが、識別符号
ID0は同一のセクタ内において同期ブロックの番号を
示すものである。従って、ID0デクリメント器64で
は、一致検出器83で、連続する2つの同期ブロックの
識別符号IDを一致検出するために、識別符号ID0
値がデクリメント、即ち1だけ減算される。
【0019】シンク・ID比較器80では、具体的に
は、シフトレジスタ62からの出力データの内の先頭の
0ビット〜15ビットまでの16ビットのシンクSYの
データは、一致検出器81に送られる。また、ID0
クリメント器64で、同期ブロック毎に識別符号ID0
の値がデクリメントされた、シフトレジスタ62からの
出力データの内の16ビット〜39ビットまでの24ビ
ットの識別符号IDのデータは、一致検出器83に送ら
れる。
【0020】一方、シフトレジスタ63からの出力デー
タの内の先頭の0ビット〜15ビットまでの16ビット
のシンクSYのデータは、一致検出器82に送られる。
また、シフトレジスタ63からの出力データの内の16
ビット〜39ビットまでの24ビットの識別符号IDの
データは、一致検出器83に送られる。
【0021】一致検出器81では、1同期ブロック分遅
延後の16ビットのシンクSYのデータと、予め設定さ
れた16ビットのシンクワードとが一致するか否かが検
出され、一致検出器82では、1同期ブロック分遅延前
の16ビットのシンクSYのデータと上記16ビットの
シンクワードとが一致するか否かが検出される。
【0022】また、一致検出器83では、1同期ブロッ
ク分遅延前の24ビットの識別符号IDのデータと1同
期ブロック分遅延後の24ビットの識別符号IDのデー
タとが一致するか否かが検出される。
【0023】3つの一致検出器81、82、83からの
出力はAND回路84に入力される。このAND回路8
4からは、上記3つの一致検出器81、82、83から
の信号が全て一致するときにシンクパルスが出力され
る。
【0024】このようにして、シンク検出器58では、
2つの同期ブロックのシンク及び識別符号IDを用いて
シンクを検出している。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図9の復号
器57における復号処理後に、識別符号ID0内に復号
エラーが生じていない場合には、2つの連続する同期ブ
ロックの識別符号IDは一致する。具体的には、図11
のシフトレジスタ62から出力される識別符号ID
0が、図12Aに示すように‘01000000’であ
るときに、ID0デクリメント器64から出力される識
別符号ID0は‘00111111’となり、シフトレ
ジスタ63から出力される識別符号ID0も‘0011
1111’であるので、一致検出器83では、送られる
2つの識別符号IDは一致することが判別される。
【0026】これに対して、図9の復号器57における
復号処理後に、識別符号ID0内に復号エラーが1ビッ
ト生じた場合には、2つの連続する同期ブロックの各識
別符号IDにおいては6ビットが不一致であると判別さ
れる。具体的には、図11のシフトレジスタ62から出
力される識別符号ID0が、図12Bに示すように‘0
1000010’であるときに、ID0デクリメント器
64から出力される識別符号ID0は‘0100000
1’となる。一方、シフトレジスタ63から出力される
識別符号ID0は、‘00111111’であるので、
一致検出器83では、6ビットが不一致となる。
【0027】このように、図9の復号器57から出力さ
れたときには、識別符号IDのエラーは1ビットであっ
たが、シンク検出器58では6ビットのエラーとなり、
エラーが増幅されるので、シンク検出を正確に行うこと
ができない。
【0028】一方、上記問題を回避するために、識別符
号ID0の一致検出を行わないことが考えられる。しか
し、この場合には、疑似シンク発生確率が約28(=2
56)倍に増加し、誤り訂正能力において十分な性能を
得ることができないという問題がある。
【0029】そこで、本発明は上述の実情に鑑み、疑似
シンク発生確率を増加させることなく、シンク検出を正
確に行うことができる同期信号検出回路を提供するもの
である。
【0030】
【課題を解決するための手段】本発明に係る同期信号検
出回路は、nビットから成る、同期ブロックの識別符号
の内の連続するmビットのデータ、及び上記同期ブロッ
クに連続する次の同期ブロックの識別符号の内の、上記
mビットのデータ列とは異なる、連続するmビットのデ
ータを出力する識別符号出力手段と、上記識別符号出力
手段から各出力に応じて同期信号を出力する同期信号出
力手段とを備えて成る。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照しながら説明する。
【0032】図1には、本発明に係る同期信号検出回路
の実施の形態の概略的な構成を示す。
【0033】この同期信号検出回路いわゆるシンク検出
回路は、同期ブロックの識別符号の内の連続するmビッ
トのデータ、及び上記同期ブロックに連続する次の同期
ブロックの識別符号の内の、上記mビットのデータ列と
は異なる、連続するmビットのデータを出力する識別符
号出力手段であるシフトレジスタ2、3と、上記シフト
レジスタ2、3から各出力に応じて同期信号を出力する
同期信号出力手段であるシンク・ID比較器10とを備
えて成る。
【0034】例えば、識別符号のビット数であるnの値
を8とし、mの値を7とするときには、上記同期ブロッ
クの識別符号の内の連続する7ビットのデータは、上記
8ビットのデータの内の上位7ビットであり、上記次の
同期ブロックの識別符号の内の連続する7ビットのデー
タは、上記8ビットのデータの内の下位7ビットであ
る。
【0035】このとき、上記識別符号は、M系列を(8
−7)ビットずつシフトさせて成る。
【0036】ここで、図1のシンク検出器を説明する前
に、従来のシンク検出回路のシンク・ID比較器におい
て、ハミング距離を用いてシンク及び識別符号IDの比
較を行う場合について、図2を用いて説明する。
【0037】尚、図2のシンク検出器の遅延メモリ6
1、シフトレジスタ62、63、及びID0デクリメン
ト器64は、図11のシンク検出器の対応する遅延メモ
リ61、シフトレジスタ62、63、及びID0デクリ
メント器64と同様の動作を行う。
【0038】データに2バイトのシンク及び3バイトの
識別符号ID等が付加された所定のサイズの同期ブロッ
クのデータが、シリアルデータとして入力される。この
シリアルデータのシンク及び識別符号IDは、遅延メモ
リ61で1同期ブロック分遅延されてシフトレジスタ6
2に送られる。また、上記同期ブロックに続く同期ブロ
ックのシンク及び識別符号IDはシフトレジスタ63に
送られる。
【0039】上記シフトレジスタ62及びシフトレジス
タ63からは、入力されたシリアルデータが40ビット
のパラレルデータとして、シンク・ID比較器70にそ
れぞれ出力される。
【0040】但し、シフトレジスタ62からの16ビッ
ト〜39ビットまでの24ビットの識別符号IDのデー
タは、先ず、ID0デクリメント器64に送られる。識
別符号ID0以外の識別符号ID1、ID2は、同一のト
ラックの同一のセクタ内では同じ値であるが、識別符号
ID0は同一のセクタ内において同期ブロックの番号を
示すものである。従って、ID0デクリメント器64で
は、ハミング距離算出器73で、連続する2つの同期ブ
ロックの識別符号IDを一致検出するために、識別符号
ID0の値がデクリメント、即ち1だけ減算される。
【0041】シンク・ID比較器70では、具体的に
は、シフトレジスタ62からの出力データの内の先頭の
0ビット〜15ビットまでの16ビットのシンクSYの
データは、ハミング距離算出器71に送られる。また、
ID0デクリメント器64で、同期ブロック毎に先頭の
識別符号ID0がデクリメントされた、シフトレジスタ
62からの出力データの内の16ビット〜39ビットま
での24ビットの識別符号IDのデータは、ハミング距
離算出器73に送られる。
【0042】一方、シフトレジスタ63からの出力デー
タの内の先頭の0ビット〜15ビットまでの16ビット
のシンクSYのデータは、ハミング距離算出器72に送
られる。また、シフトレジスタ63からの出力データの
内の16ビット〜39ビットまでの24ビットの識別符
号IDのデータは、ハミング距離算出器73に送られ
る。
【0043】ハミング距離算出器71では、1同期ブロ
ック分遅延後の、先の同期ブロックの16ビットのシン
クSYのデータと、予め設定された16ビットのシンク
ワードとのハミング距離が算出され、ハミング距離算出
器72では、1同期ブロック分遅延前の後の同期ブロッ
クの16ビットのシンクSYのデータと上記16ビット
のシンクワードとのハミング距離が算出される。
【0044】また、ハミング距離算出器73では、1同
期ブロック分遅延前の24ビットの識別符号IDのデー
タと1同期ブロック分遅延後の24ビットの識別符号I
Dのデータとのハミング距離が算出される。
【0045】上記3つのハミング距離算出器71、7
2、73からの出力は、加算器74に入力されて加算さ
れる。そして、加算器74からは、3つのハミング距離
の総和値が出力される。この加算器74からの出力は比
較器75に送られる。
【0046】この比較器75では、上記加算器74から
の出力と、予め設定されて入力される許容ハミング距離
とが比較される。この比較により、上記加算器74から
の総和値が許容ハミング距離の値以下であるならば、シ
ンクを検出したと判別され、シンクパルスが出力され
る。
【0047】上述のハミング距離を用いたシンク検出器
においても、従来の一致検出器を用いたシンク検出回路
と同様に、デクリメントした識別符号ID0を用いて2
つの識別符号ID0の比較動作を行うので、識別符号I
0内に復号エラーが生じている場合には、2つの識別
符号ID0の比較動作によるエラーは増幅する。従っ
て、設けた許容ハミング距離を有効に利用することがで
きない。
【0048】上記問題を解決するため、図1には、ハミ
ング距離を用いたシンク検出回路の実施の形態の概略的
な構成を示している。
【0049】具体的には、上記同期信号出力手段である
シンク・ID比較器10は、上記同期ブロックに含まれ
る同期信号と基準の同期信号パターンとのハミング距離
を算出する第1のハミング距離算出手段であるハミング
距離算出器11と、上記次の同期ブロックに含まれる同
期信号と基準の同期信号パターンとのハミング距離を算
出する第2のハミング距離算出手段であるハミング距離
算出器12と、上記同期ブロックの識別符号の内の連続
する7ビットを含む23ビットの識別符号IDデータ
と、上記次の同期ブロックの識別符号の内の連続する7
ビットを含む23ビットの識別符号IDデータとのハミ
ング距離を算出する第3のハミング距離算出手段である
ハミング距離算出器13とを備え、上記ハミング距離算
出器11、12、13からの各出力の総和値が、予め設
定されたハミング距離の値以下である際には、同期信号
を出力するものである。
【0050】先ず、図1のシンク検出回路には、データ
に2バイトのシンク及び3バイトの識別符号ID等が付
加された所定のサイズの同期ブロックのデータが、シリ
アルデータとして入力される。このシリアルデータのシ
ンク及び識別符号IDは、遅延メモリ1で1同期ブロッ
ク分遅延されてシフトレジスタ2に送られる。また、上
記同期ブロックに続く同期ブロックのシンク及び識別符
号IDはシフトレジスタ3に送られる。
【0051】上記シフトレジスタ2及びシフトレジスタ
3からは、入力されたシリアルデータがパラレルデータ
としてシンク・ID比較器10にそれぞれ出力される。
【0052】具体的には、シフトレジスタ2からの出力
データは、図3Bに示すように、シンクSY0を構成す
る0〜7ビットまでの8ビットのデータ、及びシンクS
1を構成する8〜15ビットまでの8ビットのデータ
は、ハミング距離算出器11に送られる。また、識別符
号ID0の一部を構成する17〜23ビットまでの上位
7ビットのデータ、識別符号ID1を構成する24〜3
1ビットまでの8ビットのデータ、及び識別符号ID2
を構成する32〜39ビットまでの8ビットのデータ
は、ハミング距離算出器13に送られる。
【0053】一方、シフトレジスタ3からの出力データ
は、図3Aに示すように、シンクSY0を構成する0〜
7ビットまでの8ビットのデータ、及びシンクSY1
構成する8〜15ビットまでの8ビットのデータは、ハ
ミング距離算出器12に送られる。また、識別符号ID
0の一部を構成する16〜22ビットまでの下位7ビッ
トのデータ、識別符号ID1を構成する24〜31ビッ
トまでの8ビットのデータ、及び識別符号ID2を構成
する32〜39ビットまでの8ビットのデータは、ハミ
ング距離算出器13に送られる。
【0054】尚、上記16ビットのシンクSY0、SY1
及び24ビットの識別符号ID0、ID1、ID2は、L
SB(Least Significant Bit) first、即ち2
進数データの最下位ビットから出力されるものである。
【0055】ハミング距離算出器11では、1同期ブロ
ック分遅延された先の同期ブロックの16ビットのシン
クSY0、SY1のデータと、予め設定される16ビット
のシンクワードとのハミング距離が算出され、ハミング
距離算出器12では、上記先の同期ブロックに続いて送
られた後の同期ブロックの16ビットのシンクSY0
SY1のデータと、上記予め設定される16ビットのシ
ンクワードとのハミング距離が算出される。
【0056】また、ハミング距離算出器13では、上記
先の同期ブロックの23ビットの識別符号ID0、I
1、ID2のデータと、上記後の同期ブロックの23ビ
ットの識別符号ID0、ID1、ID2のデータとのハミ
ング距離が算出される。
【0057】具体的には、例えば、ハミング距離算出器
11には、図4AのシンクSY0、SY1が入力されて、
予め設定されている、16進数表示で‘76B4’のシ
ンクワードと比較され、ハミング距離L1が出力され
る。また、ハミング距離算出器12には、図4Bのシン
クSY0、SY1が入力されて、上記‘76B4’のシン
クワードと比較され、ハミング距離L2が出力される。
また、ハミング距離算出器13では、図4Aの識別符号
ID0、ID1、ID2と図4Bの識別符号ID0、I
1、ID2とがそれぞれ比較されて、ハミング距離L3
が出力される。
【0058】ここで、識別符号ID0のハミング距離の
算出について、具体的に説明する。
【0059】例えば、図5Aに示すように、このシンク
検出回路に入力される、先の同期ブロックの識別符号I
0のデータが‘01000000’であるときに、シ
フトレジスタ2から出力される識別符号ID0の7ビッ
トのデータは、‘1000000’である。ここで、上
記先の同期ブロックの識別符号ID0のデータに復号エ
ラーが含まれない場合には、シフトレジスタ3の識別符
号ID0のデータは、上記先の同期ブロックの識別符号
ID0のデータ‘01000000’をシフトした‘1
0000000’である。よって、シフトレジスタ3か
ら出力される、同期ブロックの識別符号ID0内の7ビ
ットのデータは、‘1000000’となり、ハミング
距離算出器13では、2つの連続する同期ブロックの識
別符号ID0は一致するとみなされる。
【0060】これに対して、図5Bに示すように、先の
同期ブロックの識別符号ID0のデータに1ビットの復
号エラーが含まれ、識別符号ID0のデータが‘010
00010’である場合には、シフトレジスタ3の識別
符号ID0のデータは、上記先の同期ブロックの識別符
号ID0の正しいデータ‘01000000’をシフト
した‘10000000’である。よって、 シフトレ
ジスタ3から出力される識別符号ID0の7ビットのデ
ータは、‘1000000’となり、シフトレジスタ2
から出力される、同期ブロックの識別符号ID0内の7
ビットのデータは、‘1000010’であるので、生
じるエラーは1ビットのみとなる。
【0061】上記3つのハミング距離算出器11、1
2、13からの出力は、加算器14に入力されて加算さ
れる。そして、加算器14からは、3つのハミング距離
の総和値が出力される。この加算器14からの出力は比
較器15に送られる。
【0062】この比較器15では、上記加算器14から
の出力と、予め設定されて入力される許容ハミング距離
とが比較される。この比較により、上記加算器14から
の総和値が許容ハミング距離の値以下であるならば、シ
ンクを検出したと判別され、シンクパルスが出力され
る。
【0063】このように、本発明に係るシンク検出回路
の実施の形態において、連続する2つの同期ブロックの
識別符号IDの一致検出を行う際に、先頭の識別符号I
0については、先の同期ブロックの識別符号ID0の上
位7ビットのデータと、後の同期ブロックの識別符号I
0の下位7ビットのデータとを比較するので、識別符
号ID1、ID2と同様に、ビットエラーを増加させるこ
とがない。これにより、識別符号ID0のビットエラー
に対しても許容ハミング距離を確保することができる。
また、このときの疑似シンク発生確率の増加は2倍であ
り、従来のシンク検出回路における疑似シンク発生確率
と比較して、低く抑えることができる。
【0064】ここで、識別符号ID0を、例えば検査多
項式が原始多項式となっているM系列とする場合の、識
別符号ID0をデータに付加するID0付加器の概略的な
構成を図6に示す。
【0065】このM系列発生器では、トラック又はセク
タの先頭で、識別符号ID0の初期値がセットされる。
具体的には、図6のID0付加器のM系列発生器20内
の各遅延素子211〜218にトラックスタートパルスが
送られて、各遅延素子211〜218にリセットがかけら
れる。この後、識別符号ID0の初期値の8ビットデー
タ、例えば‘10000000’が、LSB firs
tで各遅延素子211〜218にそれぞれ入力される。
【0066】遅延素子211〜218からの所定時間遅延
された各出力は、次の遅延素子に送られると共に、信号
切換器25の端子aに送られる。尚、遅延素子218
らの出力は、信号切換器25の端子aに送られると共
に、加算器22に送られる。この加算器22では、遅延
素子218からの出力に遅延素子214からの出力が加算
されて、加算器23に送られる。この加算器23では、
加算器22からの出力に遅延素子213からの出力が加
算されて加算器24に送られる。さらに、加算器24で
は、加算器23からの出力に遅延素子212からの出力
が加算されて、この加算出力は遅延素子211に送られ
る。このようにして、M系列発生器20ではM系列が順
次生成される。
【0067】また、遅延素子211〜218にはシンクパ
ルスが入力されることにより、同期ブロック毎に、各遅
延素子211〜218からの8ビットのデータが1ビット
ずつシフトされて、信号切換器25の端子aに送られ
る。
【0068】この信号切換器25は、識別符号ID0
タイミングパルスにより、データに識別符号ID0を付
加する際には、信号切換器25は端子a側に切換接続さ
れて、M系列の識別符号ID0のデータが出力される。
一方、上記信号切換器25の端子bには、データが入力
される。識別符号ID0が8ビット分出力されたなら
ば、信号切換器25は端子b側に切換接続されて、デー
タが出力される。
【0069】n次の原始多項式から成るM系列は、2
n-1の周期を有し、連続するnビットのデータワードは
全て異なる値となる。従って、例えば8次の原始多項式
から成るM系列を1ビットずつシフトさせると、255
種類の異なる8ビットデータが現れる。このデータを、
図7に示すように、M系列の先頭から8ビットを同期ブ
ロックSB0の識別符号ID0とし、1ビットずらした、
次の8ビットを同期ブロックSB1の識別符号ID0とし
て、同じトラック又はセクタ内では、同期ブロックに対
して、M系列を順次1ビットずつずらした識別符号ID
0がそれぞれ付加する。
【0070】これにより、LSB firstで入力さ
れるM系列を識別符号ID0に用いた隣合う2つの同期
ブロックにおいては、先の同期ブロックの識別符号ID
0の上位7ビットと、後の同期ブロックの識別符号ID0
の下位7ビットとは同じデータとなり、図1のシンク検
出回路のハミング距離算出器10において、識別符号I
0のハミング距離を簡易に算出することができる。
【0071】尚、識別符号ID0のデータは、M系列に
限られるものではなく、隣合う2つの同期ブロックにお
いて、先の同期ブロックの識別符号ID0の上位7ビッ
トと、後の同期ブロックの識別符号ID0の下位7ビッ
トとが同じパターンとなるデータであればよい。
【0072】上記シンク検出回路の実施の形態は、シリ
アルに入力されるデータに対応した回路構成であるが、
このシンク検出回路をパラレルに入力されるデータに対
応した回路構成とすることもできる。
【0073】このパラレルの入力データに対応する、シ
ンク検出回路の他の実施の形態の概略的な構成を図8に
示す。
【0074】このシンク検出回路には、データに2バイ
トのシンク及び3バイトの識別符号ID等が付加された
所定のサイズの同期ブロックのデータが、8ビットのパ
ラレルデータとして入力される。先に入力される同期ブ
ロックのシンク及び識別符号IDは、遅延メモリ31で
1同期ブロック分遅延されて、バリアブルシフトレジス
タ33に送られる。また、上記同期ブロックに続いて入
力される同期ブロックのシンク及び識別符号IDは、バ
リアブルシフトレジスタ34に送られると共に、ビット
シフト検出器32に送られる。
【0075】上記入力される8ビットのパラレルデータ
は、同期ブロックの先頭のシンクSY0の最初のビット
位置で区切られているとは限らず、同期ブロックの区切
り、即ちビットシフト位相は不確定である。よって、ビ
ットシフト検出器32では、1同期ブロック遅延された
後の同期ブロックの先頭のシフトSY0の最初のビット
の正しい区切りに対する、実際に入力された、後の同期
ブロックのシフトSY0の最初のビット位置のシフト量
を検出して、3ビットのビットシフト位相情報としてバ
リアブルシフトレジスタ33及びバリアブルシフトレジ
スタ34にそれぞれ出力する。これにより、バリアブル
シフトレジスタ33及びバリアブルシフトレジスタ34
では、送られたシフト及び識別符号IDが正しいビット
位置に区切り直される。この正しいビット位置のシフト
及び識別符号IDは、シンク・ID比較器40に出力さ
れる。
【0076】具体的には、上記バリアブルシフトレジス
タ33からの、0〜15ビットまでのシンクSY0、S
1は、ハミング距離算出器41に送られる。また、1
7〜23ビットまでの識別符号ID0の上位7ビットの
データ、及び24〜39ビットまでの識別符号ID1
ID2は、ハミング距離算出器43に送られる。
【0077】一方、バリアブルシフトレジスタ34から
の、0〜15ビットまでのシンクSY0、SY1は、ハミ
ング距離算出器42に送られる。また、16〜22ビッ
トまでの識別符号ID0の下位7ビットのデータ、及び
23〜39ビットまでの識別符号ID1、ID2は、ハミ
ング距離算出器43に送られる。
【0078】ハミング距離算出器41では、先の同期ブ
ロックの16ビットのシンクSY0、SY1のデータと、
予め設定される16ビットのシンクワードとのハミング
距離が算出され、ハミング距離算出器42では、上記先
の同期ブロックに続く後の同期ブロックの16ビットの
シンクSY0、SY1のデータと、上記予め設定される1
6ビットのシンクワードとのハミング距離が算出され
る。
【0079】また、ハミング距離算出器43では、先の
同期ブロックの23ビットの識別符号ID0、ID1、I
2のデータと、後の同期ブロックの23ビットの識別
符号ID0、ID1、ID2のデータとのハミング距離が
算出される。
【0080】上記3つのハミング距離算出器41、4
2、43からの出力は、加算器44に入力されて加算さ
れる。そして、加算器44からは、3つのハミング距離
の総和値が出力される。この加算器44からの出力は比
較器45に送られ、上記加算器44からの出力と、予め
設定されて入力される許容ハミング距離とが比較され
る。この比較により、上記加算器14からの総和値が許
容ハミング距離の値以下であるならば、シンクを検出し
たと判別され、シンクパルスが出力される。
【0081】このように、パラレル入力されるシンク及
び識別符号を用いた場合にも、連続する2つの同期ブロ
ックの各識別符号IDの比較の際のビットエラーを増加
させないので、シンク検出を正確に行うことができる。
【0082】尚、上記シンク検出回路では、8ビットの
識別符号ID0の内の7ビットを用いる場合について説
明したが、識別符号IDのビット数は8ビットに限る必
要がない。例えば、M系列を用いる場合には、識別符号
ID0のビット数に応じた次数の原始多項式によりM系
列を発生させた識別符号ID0を用いることにより、上
述したシンク検出回路による効果と同様の効果を得るこ
とができる。
【0083】
【発明の効果】以上の説明からも明かなように、本発明
に係る同期信号検出回路は、nビットから成る、同期ブ
ロックの識別符号の内の連続するmビットのデータ、及
び上記同期ブロックに連続する次の同期ブロックの識別
符号の内の、上記mビットのデータ列とは異なる、連続
するmビットのデータに応じて、同期信号を出力するこ
とにより、識別符号のビットエラーを増幅させることが
なくなるので、シンク検出エラー及び疑似シンク発生の
確率を十分に低く抑え、高性能なシンク検出を行うこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る同期信号検出回路の実施の形態の
概略的な構成図である。
【図2】ハミング距離算出を用いたシンク検出回路の概
略的な構成図である。
【図3】ハミング距離を算出する際のシンク及び識別符
号の対応関係を説明するための図である。
【図4】シンク及び識別符号IDのハミング距離を算出
を説明するための図である。
【図5】2つの識別符号ID0のハミング距離の算出に
ついて説明するための図である。
【図6】ID0付加器の概略的な構成図である。
【図7】識別符号ID0に用いるM系列について説明す
るための図である。
【図8】本発明に係る同期信号検出回路の他の実施の形
態の概略的な構成図である。
【図9】ディジタルVTRの概略的な構成図である。
【図10】従来のID0付加器の概略的な構成図であ
る。
【図11】従来のシンク検出回路の概略的な構成図であ
る。
【図12】従来の識別符号ID0の一致検出を説明する
ための図である。
【符号の説明】
1 遅延メモリ 2、3 シフトレジスタ 10 シンク・ID比較器 11、12、13 ハミング距離算出器 14 加算器 15 比較器

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 nビットから成る識別符号を含む同期ブ
    ロック内の同期信号を検出する同期信号検出回路におい
    て、 上記同期ブロックの識別符号の内の連続するm(m<
    n)ビットのデータ、及び上記同期ブロックに連続する
    次の同期ブロックの識別符号の内の、上記mビットのデ
    ータ列とは異なる、連続するm(m<n)ビットのデー
    タを出力する識別符号出力手段と、 上記識別符号出力手段から各出力に応じて同期信号を出
    力する同期信号出力手段とを備えて成ることを特徴とす
    る同期信号検出回路。
  2. 【請求項2】 上記同期ブロックの識別符号の内の連続
    するmビットのデータは、上記nビットのデータの内の
    上位mビットであり、上記次の同期ブロックの識別符号
    の内の連続するmビットのデータは、上記nビットのデ
    ータの内の下位mビットであることを特徴とする請求項
    1記載の同期信号検出回路。
  3. 【請求項3】 上記識別符号は、M系列を(n−m)ビ
    ットずつシフトさせて成ることを特徴とする請求項1記
    載の同期信号検出回路。
  4. 【請求項4】 上記同期信号出力手段は、 上記同期ブロックに含まれる同期信号と基準の同期信号
    パターンとのハミング距離を算出する第1のハミング距
    離算出手段と、 上記次の同期ブロックに含まれる同期信号と基準の同期
    信号パターンとのハミング距離を算出する第2のハミン
    グ距離算出手段と、 上記同期ブロックの識別符号の内の連続するmビットの
    データと、上記次の同期ブロックの識別符号の内の連続
    するmビットのデータとのハミング距離を算出する第3
    のハミング距離算出手段とを備え、 上記第1のハミング距離算出手段、上記第2のハミング
    距離算出手段及び上記第3のハミング距離算出手段から
    の各出力の総和値が、予め設定されたハミング距離の値
    以下である際には、同期信号を出力することを特徴とす
    る請求項1記載の同期信号検出回路。
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