JPH0998371A - 同期信号検出回路 - Google Patents

同期信号検出回路

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JPH0998371A
JPH0998371A JP7254244A JP25424495A JPH0998371A JP H0998371 A JPH0998371 A JP H0998371A JP 7254244 A JP7254244 A JP 7254244A JP 25424495 A JP25424495 A JP 25424495A JP H0998371 A JPH0998371 A JP H0998371A
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JP
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sync
hamming distance
data
signal
block
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JP7254244A
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Kaoru Nochida
薫 後田
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 再生信号の誤り訂正前のエラーレートが悪い
領域に対しても、十分なシンク検出エラーレートを確保
することができると共に、疑似シンク発生確率を抑える
ことができる同期信号検出回路を提供する。 【解決手段】 比較器8において、ハミング距離算出器
4で算出される、シフトレジスタ2からのシンクとシン
クワードとのハミング距離、ハミング距離算出器5で算
出される、シフトレジスタ3からのシンクとシンクワー
ドとのハミング距離、及びハミング距離算出器6で算出
される、シフトレジスタ2、3からの2つのIDのハミ
ング距離が加算器7で加算された総和値が、許容ハミン
グ距離の値以下のときに、シンクパルスが出力される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、同期信号を検出す
る同期信号検出回路に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、ビデオテープレコーダいわゆるV
TRにおいては、ディジタル記録方式の発達により、低
搬送波FM記録方式を用いたアナログVTRよりも高画
質な画像を記録、再生することができるディジタルVT
Rが実用化されつつある。
【0003】このディジタルVTRの概略的な構成を図
6に示す。
【0004】このディジタルVTRの記録系において
は、入力されるアナログのビデオ信号は、A/D(アナ
ログ/ディジタル)コンバータ51でディジタル信号に
変換されて量子化され、ディジタル信号処理回路52に
送られる。
【0005】このディジタル信号処理回路52では、デ
ィジタルビデオ信号が適当な大きさのブロック毎に分割
された後、直交変換されて可変長符号化される。そし
て、シャフル及びスクランブル処理が施されて、誤り訂
正用のパリティがデータに付加される。このとき、2次
元配列されたデータの内の垂直方向のデータに対するパ
リティは外符号と呼ばれ、また、水平方向のデータに対
するパリティは内符号と呼ばれる。この処理されたデー
タは、シンク・ID付加器53に送られる。
【0006】このシンク・ID付加器53では、送られ
た信号に2バイトの同期検出用の同期信号いわゆるシン
ク及び3バイトの識別符号いわゆるIDが付加されて、
符号化器54に送られる。
【0007】この符号化器54では、送られた信号に対
して、フレーム毎に誤り訂正及び修整のための符号化が
施され、高密度記録に適した信号に変換するチャネルコ
ーディングされて記録信号が出力される。この記録信号
は、記録ヘッド55を介して磁気テープ上に記録され
る。
【0008】また、再生系においては、磁気テープ上の
記録信号が再生ヘッド56によって読み出され、復号器
57に送られる。この復号器57では、再生信号がフレ
ーム毎に分離されて復号され、シンク検出器58に送ら
れる。
【0009】このシンク検出器58では、送られた信号
からシンクが検出され、このシンクに基づいてデータ信
号が復調される。この復調データはディジタル信号処理
回路59に送られる。
【0010】このディジタル信号処理回路59では、復
調データに対して、誤り訂正、デスクランブル及びデシ
ャフル処理が施された後、逆直交変換され、データの伸
張等の処理が行われる。
【0011】この伸張されたデータは、D/A(ディジ
タル/アナログ)コンバータ60でアナログ信号に変換
されて、外部のモニタ等に送られる。
【0012】次に、上記シンク検出器58において、内
符号ブロック毎のシンクを検出する同期信号検出回路い
わゆるシンク検出回路の概略的な構成を図7に示す。
【0013】このシンク検出回路には、上記復号器57
から出力される、データに2バイトのシンク及び3バイ
トのID等が付加された所定のサイズの同期ブロックの
データが、シリアルデータとして入力される。このシリ
アルデータのシンク及びIDは、遅延メモリ61で1同
期ブロック分遅延されてシフトレジスタ62に送られ
る。また、上記同期ブロックに続く同期ブロックのシン
ク及びIDはシフトレジスタ63に送られる。
【0014】上記シフトレジスタ62及びシフトレジス
タ63からは、入力されたシリアルデータが40ビット
のパラレルデータとしてそれぞれ出力される。
【0015】具体的には、シフトレジスタ62からの出
力データの内の先頭の0ビット〜15ビットまでの16
ビットのシンクSYのデータは一致検出器64に送ら
れ、16ビット〜39ビットまでの24ビットの識別符
号IDのデータは一致検出器66に送られる。また、シ
フトレジスタ63からの出力データの内の先頭の0ビッ
ト〜15ビットまでの16ビットのシンクSYのデータ
は一致検出器65に送られ、16ビット〜39ビットま
での24ビットの識別符号IDのデータは一致検出器6
6に送られる。
【0016】一致検出器64では、1同期ブロック分遅
延後の16ビットのシンクSYのデータと、予め設定さ
れた16ビットのシンクワードとが一致するか否かが検
出され、一致検出器65では、1同期ブロック分遅延前
の16ビットのシンクSYのデータと上記16ビットの
シンクワードとが一致するか否かが検出される。
【0017】また、一致検出器66では、1同期ブロッ
ク分遅延前の24ビットの識別符号IDのデータと1同
期ブロック分遅延後の24ビットの識別符号IDのデー
タとが一致するか否かが検出される。尚、1同期ブロッ
ク毎にデクリメントする識別符号IDの場合には、一致
検出器66では、いわゆるデクリメント一致するか否か
が検出される。
【0018】3つの一致検出器64、65、66からの
出力はAND回路67に入力される。このAND回路6
7からは、上記3つの一致検出器64、65、66から
の信号が全て一致するときにシンクパルスが出力され
る。
【0019】このように、2つの同期ブロックのシンク
及びIDが一致するか否かを検出することにより、デー
タをシンクと間違って検出する確率、いわゆる疑似シン
ク発生確率を非常に小さく抑えることができる。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】ところで、再生信号の
シンク及びIDに1ビットでもエラーが生じた場合に
は、シンクを検出することができなくなるので、シンク
検出エラーレートが大きくなる。このシンク検出エラー
レートは、再生信号のエラーレート、即ち誤り訂正前の
エラーレートが大きいほど大きくなる。
【0021】ディジタルVTRには、リードソロモンの
積符号等による強力な誤り訂正能力が備えられており、
誤り訂正前のエラーレートを非常に悪い領域まで誤り訂
正することができるように構成されている。この誤り訂
正が有効に働くためには、シンクが正確に検出されるこ
とが前提となっている。よって、シンク検出回路では、
再生信号の誤り訂正前のエラーレートが非常に悪い領域
に対しても、十分に低いシンク検出エラーレートが要求
される。
【0022】しかし、上述したシンク検出回路では、十
分に低いシンク検出エラーレートを確保することができ
ないので、誤り訂正を有効に行うことができない。
【0023】また、上記シンク検出回路において、一致
検出に使用するIDのワード数を減らしてシンク検出エ
ラーレートの改善を試みた場合にも、疑似シンク発生確
率が大きく悪化するのに対して、シンク検出エラーレー
トの大きな改善は得られない。
【0024】そこで、本発明は上述の実情に鑑み、再生
信号の誤り訂正前のエラーレートが悪い領域に対して
も、十分に低いシンク検出エラーレートを確保すること
ができると共に、疑似シンク発生確率を抑えることがで
きる同期信号検出回路を提供するものである。
【0025】
【課題を解決するための手段】本発明に係る同期信号検
出回路は、同期ブロック内の同期信号と基準の同期信号
パターンとのハミング距離を算出する第1のハミング距
離算出手段と、上記同期ブロックから1同期ブロック分
遅延した同期信号と基準の同期信号パターンとのハミン
グ距離を算出する第2のハミング距離算出手段と、上記
第1のハミング距離算出手段及び上記第2のハミング距
離算出手段からの出力に応じて同期信号を出力する同期
信号出力手段とを備えて成る。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照しながら説明する。
【0027】図1には、本発明に係る同期信号検出回路
の実施の形態の概略的な構成を示す。
【0028】この同期信号検出回路いわゆるシンク検出
回路は、同期ブロック内の同期信号と基準の同期信号パ
ターンとのハミング距離を算出する第1のハミング距離
算出手段であるハミング距離算出器4と、上記同期ブロ
ックから1同期ブロック分遅延した同期信号と基準の同
期信号パターンとのハミング距離を算出する第2のハミ
ング距離算出手段であるハミング距離算出器5と、上記
ハミング距離算出器4及び上記ハミング距離算出器5か
らの出力に応じて同期信号を出力する同期信号出力手段
である加算器7及び比較器8とを備えて成る。
【0029】また、上記シンク検出回路は、識別符号と
上記識別符号を含む同期ブロックから1同期ブロック分
遅延した識別符号とのハミング距離を算出する第3のハ
ミング距離算出手段であるハミング距離算出器6を備
え、上記同期信号出力手段では、上記ハミング距離算出
器4、上記ハミング距離算出器5及び上記ハミング距離
算出器6からの出力に応じて同期信号を出力する。
【0030】具体的には、上記同期信号出力手段は、上
記ハミング距離算出器4、上記ハミング距離算出器5及
び上記ハミング距離算出器6からの各出力の総和値が、
予め設定されたハミング距離の値以下である際には、同
期信号を出力する。
【0031】次に、図1のシンク検出回路の動作につい
て説明する。
【0032】このシンク検出回路には、データに2バイ
トのシンク及び3バイトのID等が付加された所定のサ
イズの同期ブロックのデータが、シリアルデータとして
入力される。このシリアルデータのシンク及びIDは、
遅延メモリ1で1同期ブロック分遅延されてシフトレジ
スタ2に送られる。また、上記同期ブロックに続く同期
ブロックのシンク及びIDはシフトレジスタ3に送られ
る。
【0033】上記シフトレジスタ2及びシフトレジスタ
3からは、入力されたシリアルデータが40ビットのパ
ラレルデータとしてそれぞれ出力される。
【0034】具体的には、シフトレジスタ2からの出力
データの内の先頭の0ビット〜15ビットまでの16ビ
ットのシンクSYのデータはハミング距離算出器4に送
られ、16ビット〜39ビットまでの24ビットの識別
符号IDのデータはハミング距離算出器6に送られる。
また、シフトレジスタ3からの出力データの内の先頭の
0ビット〜15ビットまでの16ビットのシンクSYの
データはハミング距離算出器5に送られ、16ビット〜
39ビットまでの24ビットの識別符号IDのデータは
ハミング距離算出器6に送られる。
【0035】ハミング距離算出器4では、先に送られた
1同期ブロックの16ビットのシンクSYのデータと、
予め設定される16ビットのシンクワードとのハミング
距離が算出され、ハミング距離算出器5では、上記同期
ブロックに続いて送られた同期ブロックの16ビットの
シンクSYのデータと、上記予め設定される16ビット
のシンクワードとのハミング距離が算出される。
【0036】また、ハミング距離算出器6では、先に送
られた同期ブロックの24ビットの識別符号IDのデー
タと、上記同期ブロックに続いて送られた同期ブロック
の24ビットの識別符号IDのデータとのハミング距離
が算出される。
【0037】上記3つのハミング距離算出器4、5、6
からの出力は、加算器7に入力されて加算される。そし
て、加算器7からは、3つのハミング距離の総和値が出
力される。この加算器7からの出力は比較器8に送られ
る。
【0038】この比較器8では、上記加算器7からの出
力と、予め設定されて入力される許容ハミング距離とが
比較される。この比較により、上記加算器7からの総和
値が許容ハミング距離の値以下であるならば、シンクを
検出したと判別され、シンクパルスが出力される。
【0039】このように、連続する2つの同期ブロック
のシンク及びIDを用いて、16ビットのシンクSY及
び24ビットの識別符号IDの一致検出を行う際に、許
容ハミング距離により認定したハミング距離を認める。
【0040】具体的には、16ビットのシンクSY及び
24ビットのIDは、LSB(Least Significant Bi
t) first、即ち2進数データの最下位ビットか
ら出力されるものであり、図2Aに、ある同期ブロック
の16ビットのシンクSY及び24ビットの識別符号I
Dから成るデータW1を示し、図2Bに、この図2Aの
データW1を含む同期ブロックに続く同期ブロックの、
16ビットのシンクSY及び24ビットの識別符号ID
から成るデータW2を示す。
【0041】例えば、上記データW1の識別符号ID内
に1ビットのエラーが存在し、データW2のシンクSY
内に1ビットのエラーが存在する場合には、ハミング距
離算出器4で算出されるハミング距離は0となり、ハミ
ング距離算出器5で算出されるハミング距離は1とな
り、ハミング距離算出器4で算出されるハミング距離は
1となるので、加算器7から出力される総合的なハミン
グ距離は2となる。
【0042】ここで、比較器8に入力される許容ハミン
グ距離が2以上であるならば、比較器8からは、シンク
パルスが出力される。
【0043】尚、シンクワードは、16進数表示で‘7
6B4’である。
【0044】これにより、従来のシンク検出回路では、
検査するシンク及び識別符号のいずれか1ビットにエラ
ーが含まれている場合には、シンクを検出することがで
きなかったが、本発明に係るシンク検出回路では、検査
するシンク及び識別符号において、許容ハミング距離で
設定した値以下であるならば、シンクを検出することが
可能となる。
【0045】ここで、具体的に、シンクが2バイト、デ
ータが112バイト、パリティが12バイトの場合のシ
ンク検出について説明する。
【0046】入力信号に対して6シンボル誤り訂正によ
る内符号の誤り訂正いわゆるインナーコレクションを行
った後の、シンボルエラーレートPbeに対するシンク
エラーレートをPseとすると、このシンクエラーレー
トPseは、以下の(1)式で示される。
【0047】
【数1】
【0048】ここで、従来のシンク検出回路における入
力信号のシンボルエラーレートPbeに対するシンク検
出エラーレートをPdl-oldとすると、このシンク
検出エラーレートPdl-oldは、以下の(2)式で
示される。
【0049】 Pdl-old=1−(1−Pbe)(Nsy+Nid)x2 ・・・(2) 尚、上記(2)式のNsyは検査するシンクのバイト数
を示し、Nidは識別符号のバイト数を示す。
【0050】これに対して、本発明に係るシンク検出回
路の実施の形態における入力信号のシンボルエラーレー
トPbeに対するシンク検出エラーレートをPdlとす
ると、例えば、許容ハミング距離を2とするときのシン
ク検出エラーレートPdlは、以下の(3)式で示され
る。
【0051】
【数2】
【0052】尚、上記(3)式において、Pbieは入
力信号のビットエラーレートを示し、この入力信号のビ
ットエラーレートPbieと入力信号のシンボルエラー
レートPbeとの関係は、以下の(4)式で計算するこ
とができる。
【0053】 Pbie=1−(1−Pbe)1/8 ・・・(4) ここで、上記(1)、(2)式を用いて算出される各シ
ンク検出エラーレートを、図3に示す。
【0054】図3の曲線Aは、6シンボル誤り訂正後の
シンクエラーレートPseの値を示し、曲線Bは、本発
明に係るシンク検出回路の実施の形態による一致検出時
のIDを3バイト、許容ハミング距離を2とするときの
シンク検出エラーレートPdlを示し、曲線C〜Fまで
は、従来のシンク検出回路による一致検出時のIDのバ
イト数を0〜3バイトに変化させたときのシンク検出エ
ラーレートPdl-oldを示す。
【0055】例えば、6シンボル誤り訂正前の入力信号
のエラーレートが1×10-2のときに、6シンボル誤り
訂正後のシンクエラーレートPseは、1×10
-3.5(=3×10-4)である。これに対して、従来のシ
ンク検出回路による6シンボル誤り訂正後のシンク検出
エラーレートPdl-oldは、曲線C〜Fに示すよう
に、一致検出のためのIDのバイト数を3バイトから0
バイトに減らしても大きな改善は見られず、1×10
-1.5(=3×10-2)以上の高い値となっている。
【0056】一方、本発明に係るシンク検出回路の実施
の形態によるシンク検出エラーレートPdlは、1×1
-3.8(=1.6×10-4)であり、曲線C〜Fに示
す、従来のシンク検出回路によるシンク検出エラーレー
トPdl-oldと比較して、2桁以上の改善を行うこ
とができる。これにより、6シンボル誤り訂正後のシン
クエラーレートPseで示される誤り訂正能力を有効に
働かせることができる。
【0057】また、従来のシンク検出回路における疑似
シンク発生確率をPde-oldとすると、この疑似シ
ンク発生確率Pde-oldは、入力信号のエラーレー
トには関係なく、以下の(5)式で示される。
【0058】 Pde-old=2-(Nsyx2+Nid)x8×126×8 ・・・(5) これに対して、本発明に係るシンク検出回路の実施の形
態における疑似シンク発生確率をPdeとすると、例え
ば、許容ハミング距離を2としたときの疑似シンク発生
確率Pdeは、以下の(6)式で示される。
【0059】 Pde=(1+Nsyx161Nidx81Nsyx162Nidx82Nsyx161×Nidx81)/2(Nsyx16+Nidx8)×126×8 ・・・(6) ここで、上記(5)、(6)式を用いて算出される疑似
シンク発生確率を、図4に示す。
【0060】図4の曲線Aは、6シンボル誤り訂正後の
シンクエラーレートPseの値を示し、直線Bは、本発
明に係るシンク検出回路の実施の形態による一致検出時
のIDを3バイト、許容ハミング距離を2とするときの
疑似シンク発生確率Pdeを示し、直線C〜Fまでは、
従来のシンク検出回路による一致検出時のIDのバイト
数を0〜3バイトに変化させたときの疑似シンク発生確
率Pde-oldを示す。
【0061】従来のシンク検出回路による6シンボル誤
り訂正後の疑似シンク発生確率Pde-oldは、直線
C〜Fに示すように、一致検出のためのIDのバイト数
を3バイトから0バイトに減らした場合には、疑似シン
ク発生確率Pde-oldは急激に増加する。
【0062】一方、本発明に係るシンク検出回路の実施
の形態による疑似シンク発生確率Pdeは1×10-10
以下であり、6シンボル誤り訂正後のシンクエラーレー
トPseに対して十分に低い値に抑えられている。
【0063】尚、上記シンク検出回路の第1の実施の形
態は、シリアルに入力されるデータに対応した回路構成
であるが、パラレルに入力されるデータに対応した回路
構成とすることもでき、同様の効果を得ることができ
る。
【0064】即ち、本発明に係るシンク検出回路は、従
来のシンク及び識別符号の一致検出に対して、シンク及
び識別符号のハミング距離を計算し、それらの加算結果
が許容ハミング距離以内であるならば、シンクとして検
出することにより、シンク検出エラーレートを大幅に削
減するものである。
【0065】また、図5には、本発明に係るシンク検出
回路を用いた記録再生装置の実施の形態の概略的な構成
の一例を示す。
【0066】図5の記録系においては、入力されるアナ
ログのビデオ信号は、A/Dコンバータ11でディジタ
ル信号に変換されて量子化され、ディジタル信号処理回
路12でディジタルビデオ信号が適当な大きさのブロッ
ク毎に分割された後、直交変換されて可変長符号化され
る。そして、シャフル及びスクランブル処理が施され
て、誤り訂正用のパリティがデータに付加され、シンク
・ID付加器13に送られる。
【0067】このシンク・ID付加器13では、送られ
た信号にシンク及びIDが付加されて、符号化器14に
送られる。この符号化器14では、送られた信号に対し
て、フレーム毎に誤り訂正及び修整のための符号化が施
されて、高密度記録に適した信号に変換されるためのチ
ャネルコーディングが行われた後に、記録ヘッド15を
介して磁気テープ上に記録される。
【0068】また、再生系においては、磁気テープ上の
記録信号が再生ヘッド16によって読み出され、復号器
17に送られる。この復号器17では、送られた再生信
号のフレームが分離されて復号され、シンク検出器18
に送られる。
【0069】このシンク検出器18には、制御回路であ
るいわゆるCPU21から許容ハミング距離が送られ
る。このCPU21では、外部の操作パネルでの操作に
より入力される操作パネル信号、磁気テープの送り速度
であるテープスピード、及び回転ドラムの回転速度であ
るドラムスピード等を基にして、許容ハミング距離を設
定する。
【0070】上記シンク検出器18では、送られた信号
からシンクが検出され、このシンクに基づいてデータ信
号が復調される。この復調データはディジタル信号処理
回路19に送られる。
【0071】このディジタル信号処理回路19では、復
調データに対して誤り訂正、デスクランブル、及びデシ
ャフル処理が施された後、データの伸張等の処理が行わ
れる。この伸張されたデータは、D/Aコンバータ20
でアナログ信号に変換されて、外部のモニタ等に送られ
る。
【0072】このように、シンク検出回路に入力される
許容ハミング距離は、操作パネル信号、テープスピー
ド、及びドラムスピード等の値に基づいて可変とするこ
とにより、適応的にシンク検出を行うことができる。
【0073】
【発明の効果】以上の説明からも明かなように、本発明
に係る同期信号検出回路は、同期ブロック内の同期信号
と基準の同期信号パターンとのハミング距離を算出する
第1のハミング距離算出手段と、上記同期ブロックから
1同期ブロック分遅延した同期信号と基準の同期信号パ
ターンとのハミング距離を算出する第2のハミング距離
算出手段と、上記第1のハミング距離算出手段及び上記
第2のハミング距離算出手段からの出力に応じて同期信
号を出力する同期信号出力手段とを備えて成ることによ
り、シンク検出エラーレートを大幅に改善することがで
き、再生データの誤り訂正前のエラーレートが1×10
-2程度の領域に対しても、確実にシンク検出を行うこと
ができるので、強力な誤り訂正能力を有効に働かせるこ
とができる。また、このときの疑似シンク発生確率も、
十分に低く抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る同期信号検出回路の実施の形態の
概略的な構成図である。
【図2】シンク検出を説明するための図である。
【図3】シンク検出エラーレートを示す図である。
【図4】疑似シンク発生確率を示す図である。
【図5】本発明に係る同期信号検出回路を用いた記録再
生装置の概略的な構成図である。
【図6】ディジタルVTRの概略的な構成図である。
【図7】従来のシンク検出回路の概略的な構成図であ
る。
【符号の説明】
1 遅延メモリ 2、3 シフトレジスタ 4、5、6 ハミング距離算出器 7 加算器 8 比較器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G11B 20/18 572 9558−5D G11B 20/18 572G H04N 5/92 H04N 5/92 H

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同期信号及び識別符号を含む同期ブロッ
    ク内の同期信号を検出する同期信号検出回路において、 同期ブロック内の同期信号と基準の同期信号パターンと
    のハミング距離を算出する第1のハミング距離算出手段
    と、 上記同期ブロックから1同期ブロック分遅延した同期信
    号と基準の同期信号パターンとのハミング距離を算出す
    る第2のハミング距離算出手段と、 上記第1のハミング距離算出手段及び上記第2のハミン
    グ距離算出手段からの出力に応じて同期信号を出力する
    同期信号出力手段とを備えて成ることを特徴とする同期
    信号検出回路。
  2. 【請求項2】 識別符号と上記識別符号を含む同期ブロ
    ックから1同期ブロック分遅延した識別符号とのハミン
    グ距離を算出する第3のハミング距離算出手段を備え、 上記同期信号出力手段では、上記第1のハミング距離算
    出手段、上記第2のハミング距離算出手段及び上記第3
    のハミング距離算出手段からの出力に応じて同期信号を
    出力することを特徴とする請求項1記載の同期信号検出
    回路。
  3. 【請求項3】 上記同期信号出力手段は、上記第1のハ
    ミング距離算出手段、上記第2のハミング距離算出手段
    及び上記第3のハミング距離算出手段からの各出力の総
    和値が、予め設定されたハミング距離の値以下である際
    には、同期信号を出力することを特徴とする請求項2記
    載の同期信号検出回路。
  4. 【請求項4】 上記許容ハミング距離は可変であること
    を特徴とする請求項3記載の同期信号検出回路。
JP7254244A 1995-09-29 1995-09-29 同期信号検出回路 Withdrawn JPH0998371A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100298520B1 (ko) * 1997-07-08 2001-09-06 포만 제프리 엘 바이트 동기화 검출 회로 및 바이트 동기화 방법

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