JPH09129063A - グロメット - Google Patents

グロメット

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Publication number
JPH09129063A
JPH09129063A JP7287590A JP28759095A JPH09129063A JP H09129063 A JPH09129063 A JP H09129063A JP 7287590 A JP7287590 A JP 7287590A JP 28759095 A JP28759095 A JP 28759095A JP H09129063 A JPH09129063 A JP H09129063A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hole
leg
square hole
grommet
leg bodies
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7287590A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuji Ryu
哲治 劉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nifco Inc
Original Assignee
Nifco Inc
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Filing date
Publication date
Application filed by Nifco Inc filed Critical Nifco Inc
Priority to JP7287590A priority Critical patent/JPH09129063A/ja
Publication of JPH09129063A publication Critical patent/JPH09129063A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本締め機能とは別に仮留め機能を持ち、脚体
が孔縁に食い込まず、簡単に角孔から取り外すことがで
きるグロメットを得る。 【解決手段】 グロメット10の脚体18を角孔へ挿入
すると、脚体18の側面から突設された突起26が角孔
の孔縁に押されて脚体18を拡がり方向と交差する方向
へ変形させ、突起26が角孔を通過すると脚体18が弾
性復帰して、突起26が角孔の孔縁に係止された状態
で、ホールカバーがバックドアに仮留めされる。ここ
で、フランジ12の挿通孔からタッピンねじをねじ込む
と、ねじ部が脚体18の間に至り、脚体18をねじ切り
ながら互いに離間する方向へ押し拡げる。これによっ
て、脚体18が角孔より拡がって、フランジ12と脚体
18との間にホールカバーとバックドアとが挟み込まれ
る恰好で本締めされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被取付部材に取付
部材を固定するグロメットに関する。
【0002】
【従来の技術】ボデイパネルへカバーを取付ける手段と
して、通常、グロメットが使用される。
【0003】図8に示すように、グロメット40は、中
心にタッピンねじ20が挿入される挿入孔44が形成さ
れたフランジ42と、このフランジ42から延出され互
いに離間する方向へ拡がり可能な一対の脚体46とで構
成されている。
【0004】このグロメット40では、脚体46をボデ
イパネル48に穿設された取付孔52へ挿入し、カバー
50の貫通孔54からタッピンねじ20をねじ込んで、
始めて、カバー50がタッピンねじ20の頭部20Aと
グロメット40のフランジ42との間に挟まれる恰好で
固定される。
【0005】すなわち、このグロメット40では、タッ
ピンねじ20をねじ込むまでは、カバー50をボデイパ
ネル48に仮留めできない。
【0006】そこで、図9に示すように、ボデイパネル
48の取付孔53とカバー50の貫通孔56へ脚体58
を挿入してボデイパネル48にカバー50を仮留めする
ことができるグロメット60も提案されている。
【0007】このグロメット60では、フランジ64の
挿入孔62からタッピンねじ20をねじ込んで本締めす
ると、脚体58の内壁がねじ切られながら押し拡げら
れ、取付孔53の孔縁に脚体58が食い込んで、カバー
50がボデイパネル48に固定される。
【0008】しかし、グロメット60を外すとき、タッ
ピンねじ20をグロメット60から外しても、脚体58
が取付孔53に食い込んでいるので、グロメット60が
ボデイパネル48から外せないことがある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は係る事実を考
慮し、本締め機能とは別に仮留め機能を持ち、脚体が孔
縁に食い込まず、簡単に角孔から取り外すことができる
グロメットを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載のグロメ
ットでは、被取付部材と取付部材とにそれぞれ形成され
た角孔の孔芯を合わせして、グロメットの脚体を角孔へ
挿入する。フランジが取付部材と当接するまでグロメッ
トを押し込むと、脚体の側面から突設された突起が角孔
の孔縁に押されて脚体を拡がり方向と交差する方向へ変
形させ、突起が角孔を通過すると脚体が弾性復帰して、
突起が角孔の孔縁に係止された状態で、被取付部材と取
付部材とが仮留めされる。
【0011】このように、脚体を角孔へ挿入するとき、
突起によって脚体が本来弾性変形する方向と交差する方
向へ変形するので、変形抵抗力が大きく、突起が角孔を
通過したときにクリック感を感じることができる。
【0012】また、被取付部材と取付部材との仮留め状
態では、突起が角孔の孔縁に係止されているだけで、脚
体は角孔の孔縁に食い込んでいないので、グロメットの
取外しが容易で再使用が可能となる。
【0013】ここで、フランジの挿通孔からねじ部材を
ねじ込むと、ねじ部が脚体の間に至り、脚体をねじ切り
ながら互いに離間する方向へ押し拡げる。これによっ
て、脚体が角孔より拡がって、フランジと脚体との間に
被取付部材と取付部材とが挟み込まれる恰好で本締めさ
れる。
【0014】請求項2に記載のグロメットでは、突起が
突設された脚体の側面と反対側の側面にテーパー面が形
成されており、爪が角孔の孔縁に当たったとき、脚体が
爪と反対側にスムーズに変形するので、脚体が挿入し易
くなる。
【0015】
【発明の実施の形態】図1〜図4に示すように、本形態
に係るグロメット10は、円形のフランジ12を備えて
いる。このフランジ12の下面からは、基部の輪郭が角
孔14、16と対応して矩形状とされた一対の板状の脚
体18が対面して延出している。この脚体18は、互い
に離れる方向へ弾性変形できるように、基部から先端に
向かって側面視にて三角形状に切り開かれている。
【0016】また、図6に示すように、脚体18の内側
には、タッピンねじ20を案内するために円弧状の凹部
22が形成されている。この凹部22は、脚体18を下
方から見たとき円形の輪郭を描いており、この円形に沿
うように、フランジ12には、タッピンねじ20を凹部
22へ案内する挿通孔24が形成されている。
【0017】一方、脚体18の側面の先端には、脚体1
8を角孔14、16に案内するガイド面18Aが形成さ
れ、脚体18を先細りとしている。
【0018】また、ガイド面18Aの一側には、突起2
6が突設されている。この突起26には、脚体18の先
端に向かって傾斜する傾斜面26Aと、突起26の頂部
からフランジ12に向かって傾斜する係止面26Bが形
成されている。さらに、ガイド面18Aの他側(突起2
6と反対側)には、脚体18を先細りとするテーパー面
18Bが形成されている。
【0019】次に、本形態に係るグロメット10の作用
を説明する。一例として、グロメット10が、図1に示
すように、車両Mの後方に配置されるバックドア28へ
ホールカバー30を取付けるために用いられた場合につ
いて説明する。
【0020】バックドア28の開口32には、横長の角
孔16が設けられている。また、開口32にホールカバ
ー30を嵌め込んだとき、角孔16と対応するように、
ホールカバー30にも角孔14が形成されている。
【0021】ここで、先ず、バックドア28の開口32
にホールカバー30を嵌め込み、図3及び図4に示すよ
うに、角孔14と角孔16との孔芯を一致させ、グロメ
ット10の脚体18を角孔14、16へ押し込む。
【0022】このとき、脚体18に突設された突起26
の傾斜面26Aが、角孔14の孔縁に押されて、図7に
示すように、矢印A方向に脚体18を変形させながら押
し込まれていくが、突起26と反対側に形成されたテー
パー面18Bによって、脚体18がスムーズに変形する
ので、挿入作業が容易になる。
【0023】また、脚体18は矢印A方向へ変形し難く
なっているので、すなわち、脚体18が弾性変形する方
向(矢印B方向)と交差する方向へ変形するので、変形
抵抗力が大きく、突起26が角孔16を通過したときに
クリック感を感じることができる。
【0024】このようにして、フランジ12がホールカ
バー30に当たるまで、脚体18を押し込むと、突起2
6の係止面26Bが角孔14の孔縁に係止された状態
で、ホールカバー30がバックドア28に仮留めされ
る。
【0025】この仮留め状態では、脚体18は角孔16
の孔縁に食い込んでいないので、取外しが容易でグロメ
ット10の再使用が可能となる。
【0026】次に、フランジ12の挿通孔24からタッ
ピンねじ20をねじ込むと、ねじ部が脚体18の凹部2
2に至り、凹部22をねじ切りながら、脚体18を互い
に離間する方向へ押し拡げる。これによって、脚体18
が角孔16より拡がって、フランジ12と脚体18との
間にホールカバー30とバックドア28とが挟み込まれ
る恰好で本締めされる。
【0027】
【発明の効果】本発明は上記構成としたので、本締め機
能とは別に仮留め機能を発揮することができ、脚体が孔
縁に食い込まず、簡単に角孔から取り外すことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本形態に係るグロメットで取付られる部材を示
した分解斜視図である。
【図2】本形態に係るグロメットの斜視図である。
【図3】本形態に係るグロメットの側断面図である。
【図4】図3と直交する線でカットしたグロメットの断
面図である。
【図5】本形態に係るグロメットへタッピンねじがねじ
込まれた状態を示す断面図である。
【図6】本形態に係るグロメットの底面図である。
【図7】本形態に係るグロメットが角孔へ挿入されつつ
ある状態を示す底面図である。
【図8】従来のグロメットの側断面図である。
【図9】従来のグロメットの側断面図である。
【図10】従来のグロメットへタッピンねじがねじ込ま
れた状態を示す断面図である。
【符号の説明】
12 フランジ 18 脚体 18B テーパー面 24 挿通孔 26 突起

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被取付部材と取付部材とにそれぞれ形成
    された角孔へ装着され被取付部材へ取付部材を固定する
    グロメットにおいて、 前記取付部材の角孔を覆うフランジと、前記フランジか
    ら延出され前記角孔へ挿入されてねじ込まれるねじ部材
    によって互いに離間する方向へ拡がる一対の脚体と、前
    記フランジの中心に穿設されねじ部材を前記脚体の間に
    案内する挿通孔と、前記脚体の側面から突設され前記角
    孔の孔縁に押されて脚体を拡がり方向と交差する方向へ
    変形させると共に前記被取付部材の角孔の孔縁に係止さ
    れる突起と、を有することを特徴とするグロメット。
  2. 【請求項2】 前記突起が突設された側面と反対側の脚
    体の側面に、脚体の変形を許容するテーパー面が形成さ
    れたことを特徴とする請求項1に記載のグロメット。
JP7287590A 1995-11-06 1995-11-06 グロメット Pending JPH09129063A (ja)

Priority Applications (1)

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JP7287590A JPH09129063A (ja) 1995-11-06 1995-11-06 グロメット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7287590A JPH09129063A (ja) 1995-11-06 1995-11-06 グロメット

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JPH09129063A true JPH09129063A (ja) 1997-05-16

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ID=17719272

Family Applications (1)

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JP7287590A Pending JPH09129063A (ja) 1995-11-06 1995-11-06 グロメット

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