JP2580391Y2 - 部品の取付構造 - Google Patents

部品の取付構造

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JP2580391Y2
JP2580391Y2 JP6618592U JP6618592U JP2580391Y2 JP 2580391 Y2 JP2580391 Y2 JP 2580391Y2 JP 6618592 U JP6618592 U JP 6618592U JP 6618592 U JP6618592 U JP 6618592U JP 2580391 Y2 JP2580391 Y2 JP 2580391Y2
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  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
  • Connection Of Plates (AREA)
  • Insertion Pins And Rivets (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、例えば、自動車部品た
るフィニッシャーや化粧板等をボディパネルに取り付け
る取付構造の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種取付構造の一例を示せば、
図5に示す如く、スクリューグロメット11を利用し
て、凸状の螺着部Bを有する部品P2をパネルP1に取
り付けようとするもので、当該スクリューグロメット1
1は、胴部12の一端部側に矩形状のフランジ13を形
成すると共に、他端部側に上外方に拡開してパネルP1
に穿設された取付孔Hの孔縁に係止する一対の係止脚片
14を形成し、且つ、胴部12に上記部品P2の凸状螺
着部Bとネジ部材16とを逆方向から挿通する正円孔形
状の貫通孔15を形成する構成となっている。
【0003】そして、斯る構成のスクリューグロメット
11を用いて、部品P2をパネルP1に取り付ける場合
には、具体的には図示しないが、上記グロメット胴部1
2の貫通孔15内に部品P2の凸状螺着部Bを挿通する
状態を得て、該グロメット11をフランジ13と係止脚
片14を介してパネルP1の取付孔Hに係着した後、グ
ロメット胴部12の他端部側から、ネジ部材16を上記
部品P2の螺着部B内に捩じ込んで、該ネジ部材16の
頭16aで締め付けることにより、部品P2がパネルP
1に取り付けられることとなる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】従って、従来の取付構
造にあっては、グロメット胴部12の貫通孔15内に挿
通された部品P2の凸状螺着部B内にネジ部材16を捩
じ込むだけで、部品P2をパネルP1に確実に取り付け
るられる利点を有するが、反面、必要に応じて、取付部
品P2をパネルP1側から取り外す場合には、ネジ部材
16を回転させながら螺着部Bから完全に取り除いてか
らでないと、部品P2の螺着部Bをグロメット11の貫
通孔15から引き抜くことができないので、この取り外
し時にも、やはり、煩雑なネジ廻し作業が要求されて、
作業能率が大いに低下すると共に、作業時に、ネジ部材
16を紛失してしまう恐れも十分にあった。又、再度、
この部品P2をパネルP1に取り付ける場合にも、やは
り、初めから、ネジ部材16の完全なる捩じ込み作業が
要求されるので、同様な見地から、作業性が問題視され
ている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、斯る従来の取
付構造の課題を有効に解決するために開発されたもの
で、胴部にネジ部材を挿通する貫通孔を形成したスクリ
ューグロメットを備え、該スクリューグロメットをパネ
ルの取付孔に係着して、その貫通孔内に挿通されたネジ
部材を部品側に形成された螺着部に螺合することによ
り、該螺着部を有する部品をパネルに取り付ける取付構
造を前提として、上記グロメットの胴部に形成される貫
通孔を、固定孔部と開放孔部を連続して有する孔形状と
なして、固定孔部をネジ部材の頭径よりも小径となし、
開放孔部をネジ部材の頭径よりも大径となす構成を採用
した。
【0006】
【作用】依って、本考案にあっても、従来と同様に、パ
ネルの取付孔に係着されるグロメット胴部の貫通孔のう
ち、小径な固定孔部内にネジ部材を挿通して、該ネジ部
材を部品側の螺着部に螺合すれば、これにより、螺着部
を有する部品をパネルに確実に取り付けることが可能と
なるが、当該部品をパネルから取り外す場合には、従来
の如く、ネジ部材を回転させて螺着部から完全に取り除
かなくとも、単に、ネジ部材の締結状態を緩めて、螺着
部に螺合しているネジ部材を小径な固定孔部から大径な
開放孔部に移動させれば、該開放孔部の径がネジ部材の
頭径よりも大きくなっている関係で、この状態では、ネ
ジ部材を螺着部に付けたまま貫通孔から引き出せるの
で、これにより、部品をパネルから容易に取り外すこと
が可能となると共に、ネジ部材を紛失する心配もなくな
る。
【0007】
【実施例】以下、本考案を図示する一実施例に基づいて
詳述すれば、該実施例に係る取付構造も、図1に示す如
く、基本的には、従来と同様に、合成樹脂製のスクリュ
ーグロメット1を利用して、凸状の螺着部Bを有する部
品P2をパネルP1に取り付けるもので、当該スクリュ
ーグロメット1は、胴部2の一端部側に矩形状のフラン
ジ3を形成すると共に、他端部側に上外方に拡開してパ
ネルP1の取付孔Hの孔縁に弾性的に係止する一対の係
止脚片4を形成し、且つ、胴部2に上記部品P2の凸状
螺着部Bとネジ部材6とを逆方向から挿通する貫通孔5
を形成するものであるが、特徴とするところは、以下の
構成を採用した点にある。即ち、本実施例にあっては、
図示する如く、上記グロメット胴部2に形成される貫通
孔5を、固定孔部5Aと開放孔部5Bを連続して有する
瓢箪状の孔形状となして、前者の固定孔部5Aをネジ部
材6の頭6aの径よりも小径となし、後者の開放孔部5
Bをネジ部材6の頭6aの径よりも大径となす一方、パ
ネルP1側に穿設される取付孔Hをグロメット胴部2の
移動を許容できる長孔状となす構成となしている。
【0008】依って、斯る構成の下で、凸状螺着部Bを
有する部品P2をパネルP1に取り付ける場合には、上
記フランジ3と各係止脚片4の作用で、スクリューグロ
メット1をパネルP1の取付孔Hに係着した状態を得
て、該グロメット胴部2の貫通孔5のうち、小径な固定
孔部5A内に部品P2の凸状螺着部Bを挿通して、グロ
メット胴部2の他端部側から、ネジ部材6を該螺着部B
の内部に捩じ込めば、これにより、図2A・Bに示す如
く、従来と同様に、螺着部Bがグロメット胴部2にネジ
止めされて、部品P2がパネルP1に確実に取り付けら
れることとなる。尚、この場合、上記とは逆に、予め、
貫通孔5の固定孔部5A内に部品P2の凸状螺着部Bを
挿通する状態を得て、後から、該グロメット1をパネル
P1の取付孔Hに係着することも可能であるが、いずれ
の場合にあっても、本実施例にあっては、貫通孔5の固
定孔部5Aは、既述した如く、ネジ部材6の頭6aの径
よりも小径となっているので、ネジ部材6が該固定孔部
5Aから不用意に引き出される心配は決してない。
【0009】そして、この一旦取り付けられた部品P2
をパネルP1から取り外す必要が生じた場合には、ネジ
部材6を1・2回転させてその締結状態を緩めた後、図
3に示す如く、パネルP1の取付孔Hの長孔形状を利用
して、グロメット胴部2を取付孔H内で所定方向に移動
させるか、或いは、部品P2自体を所定方向に移動させ
て、ネジ部材6と一緒に部品P2の凸状螺着部Bを小径
な固定孔部5Aから大径な開放孔部5Bに移動させる
と、当該開放孔部5Bの径がネジ部材6の頭6aの径よ
りも大きくなっている関係で、この状態では、図4に示
す如く、ネジ部材6を螺着部Bに付けたまま貫通孔5か
らスムーズに引き出せるので、本実施例にあっては、従
来の如く、ネジ部材6を回転させて螺着部Bから完全に
取り除かなくとも、部品P2をパネルP1側から極めて
容易に取り外すことが可能となると共に、ネジ部材6は
螺着部B側に螺合しているので、これを紛失する心配も
全くなくなる訳である。
【0010】又、再度、この部品P2をパネルP1に取
り付ける場合には、今度は、ネジ部材6が付いている部
品P2の螺着部Bを貫通孔5の開放孔部5B内に一旦挿
通して、該螺着部Bを開放孔部5Bから小径な固定孔部
5Aに移動させた後、ネジ部材6を1・2回廻すだけ
で、部品P2をパネルP1に簡単に再取り付けすること
も可能となるので、再取付の作業も頗る容易となる。
【0011】尚、上記の実施例は、部品P2側の螺着部
Bを凸状となして一体に形成し、該凸状螺着部Bを貫通
孔5内に挿通する構成に立脚しているが、本考案はこれ
に限定されるものではなく、螺着部Bを凹状となして、
該凹状の螺着部Bに貫通孔5内に直に挿通されたネジ部
材6の先端部を螺合するか、或いは、別体成形の螺着部
材を部品P2側に付設して、この螺着部材にネジ部材6
の先端部を螺合するように構成しても、上記と同様な作
用効果が得られることは言うまでもないが、これらの場
合には、上記実施例の如く、固定孔部5Aの径を螺着部
Bの径よりも大きくする必要がなくなる。
【0012】
【考案の効果】以上の如く、本考案は、上記構成の採用
により、部品をパネルから取り外す場合には、従来の如
く、ネジ部材を回転させて螺着部から完全に取り除かな
くとも、単に、ネジ部材の締結状態を緩めて、螺着部に
螺合しているネジ部材を小径な固定孔部から大径な開放
孔部に移動させるだけで、ネジ部材を螺着部に付けたま
ま貫通孔から引き出せるので、これにより、部品をパネ
ルから簡単に取り外すことが可能となると共に、ネジ部
材を紛失する心配も解消されることとなる。又、この取
り外された部品をそのままパネルに再取り付けるする場
合でも、部品の螺着部に付いているネジ部材を貫通孔の
開放孔部内に挿通して、該ネジ部材を開放孔部から固定
孔部に移動させた後、ネジ部材を1・2回廻すだけで、
部品をパネルに簡単に再取り付けすることも可能となる
ので、再取付の作業性も頗る向上できることとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係る取付構造を示す要部分解
斜視図である。
【図2】(A)は部品をパネルに取り付けた状態を示す
断面図、(B)は同取付状態におけるネジ部材と貫通孔
の関係を示す説明図である。
【図3】ネジ部材を貫通孔の固定孔部から開放孔部に移
動させた状態を示す説明図である。
【図4】部品をパネルから取り外した状態を示す断面図
である。
【図5】従来の取付構造を示す要部分解斜視図である。
【符号の説明】
1 スクリューグロメット 2 同胴部 5 貫通孔 5A 固定孔部 5B 開放孔部 6 ネジ部材 6a 同頭 P1 パネル H 取付孔 P2 部品 B 螺着部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 胴部にネジ部材を挿通する貫通孔を形成
    したスクリューグロメットを備え、該スクリューグロメ
    ットをパネルの取付孔に係着して、その貫通孔内に挿通
    されたネジ部材を部品側に形成された螺着部に螺合する
    ことにより、該螺着部を有する部品をパネルに取り付け
    る取付構造において、上記グロメットの胴部に形成され
    る貫通孔を、固定孔部と開放孔部を連続して有する孔形
    状となして、固定孔部をネジ部材の頭径よりも小径とな
    し、開放孔部をネジ部材の頭径よりも大径となしたこと
    を特徴とする部品の取付構造。
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