JPH0122967Y2 - - Google Patents

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JPH0122967Y2
JPH0122967Y2 JP1983056787U JP5678783U JPH0122967Y2 JP H0122967 Y2 JPH0122967 Y2 JP H0122967Y2 JP 1983056787 U JP1983056787 U JP 1983056787U JP 5678783 U JP5678783 U JP 5678783U JP H0122967 Y2 JPH0122967 Y2 JP H0122967Y2
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screw
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leg
legs
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JP1983056787U
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【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 本考案は、留め具としてのスクリユーグロメツ
トに関し、特に車両用サンバイザのベースなどの
被取付部材をパネルに取付ける場合に用いられる
スクリユーグロメツトに関する。
《従来の技術》 この種のスクリユーグロメツトは、略中央部に
貫通孔を有するフランジと、フランジの下面に突
設された1対の脚部とを備え、パネルの取付孔に
脚部を差し込んだ後、前記貫通孔から螺入される
タツピンスクリユーなどのネジにより、同脚部を
拡開してパネルに係合する構造となつている。ま
た被取付部材を介してネジを螺入させることで、
被取付部材はパネルに固定される。
ところで、従来のスクリユーグロメツトには、
螺入操作時にネジが傾くことを防止するために、
例えば実開昭56−4015号公報、実公昭56−53124
号公報に例示される如く脚部間に係合片を突設し
て隙間を塞いだり、脚部を拡開させるスリツトの
位置を相対的にずらせてネジが傾かないようにし
たものが知られている。
また、このような脚部構造としては、ネジの螺
入作業性を改良するため実開昭58−24518号公報
に例示される如く、ネジが脚部の先端部だけに作
用するようにしたものも知られている。
《考案が解決しようとする問題点》 しかしながら、これらの従来構造は一長一短の
関係となつており、単に組み合わせただけでは両
者の課題が解決されない。つまり前者の場合は、
ネジの螺入が脚部の基部から先端部まで行われる
ので、労力を用し作業効率が悪くなるという欠点
がある。また後者の場合は、ネジが螺入時に傾い
て脚部間の隙間からはみ出し易いという欠点があ
る。
また、この種のフランジは、使用目的に応じて
大きさ等が設定されるものであるが、薄くなるほ
どネジの螺入等により湾曲し易いという不具合が
あつた。
さらに、従来のものでは、パネルの取付孔が小
さいこと、目視作業ができ難いことから、取付孔
に脚部をスムーズに差し込むことができず、また
取付孔に対する脚部の大きさによつては、ネジの
螺着が終わる間際で空回りしてしまうことも多々
あつた。
本考案は、このような事情に鑑みなされたもの
で、これらの不具合を一掃して、作業性および信
頼性をより向上できるスクリユーグロメツトを提
供することを目的とする。
《問題点を解決するための手段》 本考案は上記目的を達成するため、略中央部に
貫通孔を有するフランジと、前記フランジの下面
に貫通孔を挟んで突設されてパネルの取付孔に差
し込まれる1対の脚部とを有し、脚部が前記貫通
孔に螺入されるネジにより、拡開されてパネルの
取付孔に係合されるプラスチツク製のスクリユー
グロメツトにおいて、前記貫通孔はフランジの下
面にあつて一段厚くした盛上がり部を貫通したガ
イド孔を有し、また前記脚部は前記盛上がり部の
外側に対抗して突出されるとともに、前記取付孔
に係合される係止爪部および係止爪部から延設さ
れて前記貫通孔から差し込まれるネジにより押圧
されて係止爪部を拡開する挟持面を有し、さらに
前記対抗する脚部の離間した側端隅部にあつて同
脚部よりも長く突設されて、前記取付孔に対する
脚部の回動を規制する1対のガイド壁とを備えた
ことを特徴とする。
《作用》 前記構成によれば、パネルの取付孔に脚部を差
し込んだ後、ネジを被取付部材の貫通孔を介して
フランジの貫通孔に螺入することにより、同ネジ
によつて挟持面が押圧され、係止爪部が拡開され
て取付孔に係合される。これにより、スクリユー
グロメツトがパネルに固定され、かつ被取付部材
がフランジを挟んでパネルに取り付けられる。
この場合、取付孔に脚部を差し込むときは、1
対のガイド片から差し込めれば良いので、目視し
難いときにも効率よく行える。またネジは貫通孔
とともに盛上がり部のガイド孔に沿つて螺入され
るので、ネジが傾く等という不具合がなくなる。
しかも係合状態ではガイド片により、取付孔に対
する脚部の回動が規制されるので、取付けの信頼
性も得られる。
《実施例》 以下、本考案の一実施例を添付図面により説明
する。
第1図は本考案を適用したスクリユーグロメツ
トを裏面側から見た斜視図である。
図のスクリユーグロメツトイはプラスチツクで
一体成形されたもので、適宜な大きさと厚みに設
定された矩形のフランジ1と、フランジ1の略中
央に設けられた貫通孔2と、フランジ1の下面に
突設された1対の脚部3と、脚部3の延長端に設
けられた挟持面4,4′と、脚部3に設けられて
挟持面4,4′の下部に位置する係止爪部5と、
フランジ1の下面にあつて脚部3の側端隅部に位
置する1対のガイド片7とを備えている。
前記フランジ1の下面には、貫通孔2が設けら
れる部位に一段厚くなつた略矩形の盛上がり部が
形成されている。そして貫通孔2は、同盛上がり
部を貫通して設けられ、盛上がり部の厚さに対応
したネジ安定用のガイド孔を形成している。
前記1対の脚部3は、前記盛上がり部分の対抗
する側部にあつて適宜な幅寸法で突出されてお
り、その突出部に係止爪部5および係止爪部5の
延長に挟持面4,4′が一体に設けられている。
またこの脚部3は突出基部が貫通孔2およびガイ
ド孔に対して多少離れた状態で位置し、螺入され
るネジハが挟持面4,4′にのみ作用するように
設定されている(第2図、第3図を参照)。
係止爪部5は、パネルロの厚さに応じた脚部3
位置に設けられるものであるが、脚部3の突出端
を略L字状の段差に設定し、このL字の水平部に
貫通孔2の延長線上に向かうテーパを設けた構造
となつている。またそのL字の〔垂直部〕が挟持
面4,4′を形成している。1対の挟持面4,
4′は貫通孔2およびガイド孔の孔径よりも多少
小さな隙間を保つて対抗しており、貫通孔2およ
び前記ガイド孔から差し込まれて来るネジハによ
り、拡開方向へ押圧される。
前記1対のガイド片7は、両脚部3の側部近傍
に設けられているが、脚部3の異なる側端隅部に
位置しており、例えばパネルロの取付孔が四角孔
の場合に四角孔の対角線上の角部に当つて回動を
規制できるようになつている。またガイド片7は
脚部3よりも幅が小さく設定され、かつ長さ寸法
が脚部3よりも長く形成されており、取付孔に挿
入し易くなつている。
以上の構成からなるスクリユーグロメツトイ
は、例えば車両のルーフパネル等にサンバイザの
ベースあるいはホルダー等の被取付部材を固定す
る場合に用いられる。このとき、パネルロおよび
被取付部材ロ′には、説明を省略するが従来と同
様に予め角孔あるいは丸孔の取付孔が貫通して設
けられることは無論である。
以下、本考案の作用・効果を第2図、第3図を
参照しながら説明する。
先ず、パネルロの取付孔にスクリユーグロメツ
トイを仮固定する。この操作は、スクリユーグロ
メツトイの脚部3をパネルロの取付孔に押し込め
ることであるが、この場合、ガイド片7が脚部3
よりも突出しているので、同取付孔へはガイド片
7に沿つて挿入され、その後は従来と同じく係止
爪部5が縮径されながら取付孔に押し込められ、
取付孔を完全に通り過ぎた時点で元の状態に拡開
される。
この操作は、ガイド片7により極めてスムーズ
に行うことができるばかりでなく、同取付孔が四
角の場合にはガイド片7が回動規制として効率よ
く機能するので、例えば数多くの取付孔に連続し
て仮固定する場合には同グロメツトの押し込め状
態も均一なものとなる。また、例えば作業環境が
狭い空間しかなければパネルロの取付孔を目視で
きず、手探りで行わなくてはならないことから、
特に狭い作業空間や目視できない場合などには作
業効率を大きく向上できる。
次に、第2図に示す如く被取付部材ロ′をフラ
ンジ1の上面に位置決め配置して、被取付部材
ロ′の取付孔からネジハをドライバ等で回しなが
ら圧入する。ネジハは、貫通孔2および貫通孔2
に続くガイド孔へと螺入し、ネジハの先端が挟持
面4,4′に達すると第3図に示す如く、挟持面
4,4′を拡開方向へ押しながら圧入される。こ
のような挟持面4,4′が拡開される結果、同図
の如く係止爪部5がパネルロの取付孔の下側縁部
に確実に係合されて、スクリユーグロメツトイを
パネルロに固定するとともに、パネルロには被取
付部材ロ′がフランジ1を挟んで圧接固定される。
この作業では、先ず第2図で明かな如く、ネジ
ハの螺入過程で前述のように貫通孔2がガイド孔
を有しているので、ネジハが安定保持されれて、
例えば同ガイド孔から挟持面4,4′に達する間
でネジハが傾いて進入するという虞がなくなる。
したがつて、ネジハは確実に貫通孔2と同軸に
進むので、1対の脚部3間の隙間からネジ先端部
がはみ出ることもなくなる。またネジハが前記ガ
イド孔から挟持面4,4′の間は螺入しないので、
労力的にも軽減される。
また、本考案のスクリユーグロメツトイは、特
にフランジ1の厚さを薄く設定しなければならな
いとき、前述のフランジ1の下面に設けられた盛
上がり部が補強用のリブとしても作用するので、
ネジハの螺入等によつて湾曲したり、ひび割れを
起こすという虞もなくなる。
なお、フランジ1は、前記形状のものに限られ
るものではなく、被取付部材ロ′が比較的コンパ
クトの物であれば例えば第4図に示す如く箱型に
して、被取付部材を内部に嵌装するようにしても
よい。
《考案の効果》 以上説明したように、本考案に係るスクリユー
グロメツトによれば、先ず、脚部の隙間からネジ
のはみ出しを防止でき、同時にネジの取付け労力
を大きく軽減できるので、従来の個別的な改良を
同時に達成することができる。
また、本考案のスクリユーグロメツトは、脚部
の回動を規制するガイド片を設けたことで、パネ
ルの取付孔に対する回動防止が図られるととも
に、特に目視できない箇所での作業を効率よく行
うことができる。
しかも、本考案のスクリユーグロメツトは、フ
ランジの下面に盛上がり部を設け、同盛上がり部
に貫通孔に続くガイド孔を設けたので、フランジ
の厚さを薄くしたい場合に、盛上がり部が補強用
リブとして機能するとともに、ネジが安定保持さ
れて従来の様な傾きを防止できる。
このように、本考案のスクリユーグロメツト
は、極めて貢献度の高い効果を奏するものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のスクリユーグロメツトを示す
外観斜視図、第2図、第3図はネジを螺入すると
きの作動状態を示した断面図、第4図はフランジ
の形状を変えた本考案の他の実施例を示す斜視図
である。 1……フランジ、2……貫通孔、3……脚部、
4,4′……挟持面、5……係止爪部、6……テ
ーパ、7……ガイド片、8……係止片、イ……ス
クリユーグロメツト、ロ……パネル、ロ′……被
取付部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 略中央部に貫通孔を有するフランジと、前記フ
    ランジの下面に貫通孔を挟んで突設されてパネル
    の取付孔に差し込まれる1対の脚部とを有し、脚
    部が前記貫通孔に螺入されるネジにより、拡開さ
    れてパネルの取付孔に係合されるプラスチツク製
    のスクリユーグロメツトにおいて、前記貫通孔は
    フランジの下面にあつて一段厚くした盛上がり部
    を貫通したガイド孔を有し、また前記脚部は前記
    盛上がり部の外側に対抗して突出されるととも
    に、前記取付孔に係合される係止爪部および係止
    爪部から延設されて前記貫通孔から差し込まれる
    ネジにより押圧されて係止爪部を拡開する挟持面
    を有し、さらに前記対抗する脚部の離間した側端
    隅部部にあつて同脚部よりも長く突設されて、前
    記取付孔に対する回動を規制する1対のガイド片
    とを備えたことを特徴とするスクリユーグロメツ
    ト。
JP5678783U 1983-04-18 1983-04-18 スクリユ−グロメツト Granted JPS59163214U (ja)

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JP5678783U JPS59163214U (ja) 1983-04-18 1983-04-18 スクリユ−グロメツト

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JPS59163214U JPS59163214U (ja) 1984-11-01
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JPS59163214U (ja) 1984-11-01

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