JPH09128326A - 電子装置間の情報伝達方法 - Google Patents

電子装置間の情報伝達方法

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JPH09128326A
JPH09128326A JP28630295A JP28630295A JPH09128326A JP H09128326 A JPH09128326 A JP H09128326A JP 28630295 A JP28630295 A JP 28630295A JP 28630295 A JP28630295 A JP 28630295A JP H09128326 A JPH09128326 A JP H09128326A
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JP
Japan
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computer
transmission signal
output
information transmission
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Application number
JP28630295A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Yoshikawa
浩史 吉川
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Japan Oxygen Co Ltd
Nippon Sanso Corp
Original Assignee
Japan Oxygen Co Ltd
Nippon Sanso Corp
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Publication date
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Priority to JP28630295A priority Critical patent/JPH09128326A/ja
Publication of JPH09128326A publication Critical patent/JPH09128326A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多数の周辺装置が接続可能であり、容易に周
辺装置を増設することが可能な電子装置間の情報伝達方
法を提供すること。 【解決手段】 コンピュータ20に被制御機器22a,
22b,…が多段接続されている。被制御機器22a,
22b,…の上流からはアドレス情報伝達信号と命令と
からなる制御情報23が送出され、下流からはアドレス
情報伝達信号と装置情報とからなる機器情報24が送出
される。上流から制御情報23が送出される場合、被制
御機器22a,22b,…は制御情報23中のアドレス
情報伝達信号の値と予め設定されている基準値とを比較
し、異なる場合はアドレス情報伝達信号の値をデクリメ
ントして下流に送出し、一致する場合は制御情報23を
受信する。また下流から機器情報24が送出される場
合、被制御機器22a,22b,…は機器情報24中の
アドレス情報伝達信号をインクリメントして上流へ送出
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、主としてコンピ
ュータと該コンピュータにより制御される装置との間で
情報を伝達する電子装置間の情報伝達方法に関する。
【0002】
【従来の技術】通常、コンピュータはシリアルポート、
パラレルポート、及び拡張スロット等を備えており、こ
れらのポート及び拡張スロットに挿着された拡張ボード
等を介して各種周辺装置と接続される。例えば、周辺装
置がプリンタである場合、上記パラレルポートを介して
コンピュータとプリンタとが接続され、周辺装置がモデ
ムである場合、上記シリアルポートを介してコンピュー
タとモデムとが接続される。コンピュータからの命令は
各種周辺装置へ伝送され、各種周辺装置が得た情報はコ
ンピュータへ伝送される。しかし、上記コンピュータが
備えているシリアルポート及びパラレルポートは数個程
度であり、接続可能な各種周辺装置の台数は限られる。
【0003】図5は工場監視システムにおけるコンピュ
ータと各種周辺装置との従来の接続関係を示した接続図
である。図5において1は工場、2は工場1内に備え付
けられているコンピュータであり、シリアルポート、パ
ラレルポート、及び拡張スロット等を有する。また、3
a,3b,3cは火災報知器、ガス検知器、又は防犯装
置等の制御機器であり、工場1内に多数設置されてい
る。制御機器3a,3bはそれぞれ接続線4a,4bを
介してコンピュータ2のパラレルポート又はシリアルポ
ートに接続される。また、5は上記拡張スロットに接続
され、各種周辺装置をコンピュータ2へ接続するための
拡張装置である。上述した制御機器3cは接続線4cを
介し、この拡張装置5へ接続される。
【0004】上記構成においてコンピュータ2が制御機
器3a,3bへ制御情報を送出する場合、コンピュータ
2はシリアルポート又はパラレルポートから制御情報を
出力する。この制御情報は接続線4a,4bを介して制
御機器3a,3bへそれぞれ送出される。また、制御機
器3a,3bから出力される各種情報は上述した送出順
の逆順をたどりコンピュータ2へ送出される。また、コ
ンピュータ2が制御機器3cへ制御情報を送出する場
合、コンピュータ2は拡張スロットから制御情報を出力
し、拡張機器5及び接続線4cを介して制御機器3cへ
制御情報が送出される。また、制御機器3cから出力さ
れる各種情報は上述した送出順の逆順をたどりコンピュ
ータ2へ送出される。
【0005】ところで、コンピュータの拡張スロット等
に拡張ボードを挿着し、複数の周辺装置をディジーチェ
ーンによって接続することが可能な接続方法が広く使用
されている。この接続方法は、SCSI(small comput
er system interface)、GP−IB等の規格に採用さ
れている。図6はSCSI規格による周辺装置の接続例
を示す図である。図6において、10はコンピュータ、
11〜16は周辺装置であり、接続線17によって多段
接続されている。接続線17はデータ線及び制御線等か
らなる十数本の信号線を内包し、各種信号がパラレル伝
送されるよう構成されている。
【0006】また、上記コンピュータ10及び周辺装置
11〜16には各々を識別するための固有の識別番号が
割り当てられている。例えばコンピュータ10の識別番
号は「0」、周辺装置11の識別番号は「1」、周辺装
置12の識別番号は「2」といった具合である。また、
このディジーチェーンの終端にはターミネータTが設け
られている。このターミネータは終端における信号の反
射等を抑制し、コンピュータ10と周辺装置11〜16
との間のデータ授受が正常に行われるようにするための
ものであり、周辺装置16に内臓されてもよい。
【0007】上記構成において、コンピュータ10と周
辺装置11〜16との間のデータ授受の処理について以
下に示す。ここではコンピュータ10と周辺装置15と
の間でデータ授受を行う場合を例に挙げて説明する。コ
ンピュータ10から周辺装置15へデータを送信すると
き、コンピュータ10は接続線17中の制御線に周辺装
置15の識別番号である「1」を送出すると共に、接続
線17中のデータ線に周辺装置15のためのデータを出
力する。コンピュータ10から送出された識別番号及び
データは接続線17を介し周辺装置11へ送出される。
【0008】周辺装置11は接続線17中の制御線を介
して伝送されてきた識別番号と自身に予め割り当てられ
た識別番号とが等しいか否かを判断する。ここでは、制
御線を介して伝送されてきた識別番号は「1」であり、
予め割り当てられた識別番号と異なるので、周辺装置1
1は識別番号及びデータをそのまま後段の周辺装置12
へ送出する(スルーする)。このような処理が周辺装置
12〜14各々について順に行われる。周辺装置15に
識別番号及びデータが伝送されると、接続線17中の制
御線を介して伝送されてきた識別番号と自身に予め割り
当てられた識別番号とが一致するため、周辺装置15は
接続線17中のデータ線を介して伝送されてきたデータ
を自身のデータとして受信する。また、周辺機器11〜
16がコンピュータ10へデータを送出する場合は、接
続線17中の制御線へ識別番号「0」を送出すると共
に、データ線へコンピュータ10へのデータを送出す
る。送出された識別番号及びデータは、上述した経路の
逆順をたどってコンピュータ10へ伝送される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】一般に、工場内には様
々な観測機器等が多数配置されるため、これらを制御す
るコンピュータには多数の周辺機器を接続することが要
求される。しかしながら、図5に示された従来の接続方
法では、コンピュータのシリアルポート及びパラレルポ
ートの数により、接続可能な周辺装置の台数が制限され
るため、十分に多数の周辺装置を接続できないという問
題があった。また、全ての周辺装置の接続線がコンピュ
ータに集中してしまうため、接続線どうしが絡み合い、
配線が複雑になるという問題があった。また、接続線は
無人搬送車等の走行経路及び工場内に配置されている様
々な観測機器等をよけて敷設しなければならない。しか
も、少なくとも周辺機器からコンピュータまでの長さの
接続線が全ての周辺装置に対して必要であるため、接続
線の敷設に手間がかかり、かつ、敷設コストが高くなる
という問題があった。
【0010】また、図6に示されたディジーチェーンに
より複数の周辺装置をコンピュータに接続する方法で
は、管理者が各周辺装置を直接操作して識別番号を設定
する必要があり、周辺装置を多数備えている場合、設定
に極めて手間がかかるという問題があった。また、周辺
装置を増設する場合、管理者は従来から接続されている
周辺装置に割り当てられている固有の識別番号と重複せ
ずに識別番号を割り当てなければならない。従って、ど
の番号が未使用であるかを管理する必要があり、周辺装
置が多数である場合には少なからぬ手間がかかった。ま
た、SCSI等の規格を満足するインターフェイスは高
価であるため、これを多数の電子機器に設けるとシステ
ム全体にかかるコストが上昇してしまう。
【0011】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、コンピュータの接続端子の数に制限されること
なく多数の周辺装置を単純な配線で接続することが可能
であり、かつ、固有の識別番号の設定といった煩わしい
操作を必要とせず、容易に周辺装置を増設することが可
能な電子装置間の情報伝達方法を提供することを目的と
する。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
通信路の最上流に接続されたコンピュータと、該コンピ
ュータの1つの入出力端を介して下流側へ多段接続され
た複数の電子機器との間で情報の授受を行う電子装置間
の情報伝達方法であって、前記コンピュータ及び前記複
数の電子機器全てに共通した基準値を予め設定し、前記
複数の電子機器の各々は前記基準値を表すアドレス情報
伝達信号と自身の出力データである装置情報とを包含す
る機器情報を上流側へ出力するとともに、下流側から伝
送されてきた機器情報中のアドレス情報伝達信号を、該
信号で表される値に所定数を加算した値を表す信号に置
き換え、該機器情報を上流側へ出力し、前記コンピュー
タは下流側から伝送されてきた機器情報中のアドレス情
報伝達信号から前記基準値を減算した値に基づいて送信
元の電子機器の接続位置を認識することを特徴とするも
のである。
【0013】また、請求項2記載の発明は、通信路の最
上流に接続されたコンピュータと、該コンピュータの1
つの入出力端を介して下流側へ多段接続された複数の電
子機器との間で情報の授受を行う電子装置間の情報伝達
方法であって、前記コンピュータ及び前記複数の電子機
器全てに共通した基準値を予め設定し、前記コンピュー
タから前記電子機器へ情報が出力される場合、前記コン
ピュータは送信先の電子機器の上流側に接続されている
電子機器の数に対応する数と前記基準値との和を表すア
ドレス情報伝達信号と、該送信先の電子機器に対する命
令とを包含する制御情報を下流側へ出力し、前記複数の
電子機器の各々は上流側から伝送されてきた制御情報中
のアドレス情報伝達信号が前記基準値と等しいか否かを
判断し、異なると判断した場合、制御情報中のアドレス
情報伝達信号を、該信号で表される値から所定数を減算
した値を示す信号に置き換え、該制御情報を下流側ヘ出
力し、等しいと判断した場合、該制御情報を受信し、前
記電子機器から前記コンピュータへ情報が出力される場
合、前記複数の電子機器の各々は前記基準値を表すアド
レス情報伝達信号と自身の出力データである装置情報と
を包含する機器情報を上流側へ出力するとともに、下流
側から伝送されてきた機器情報中のアドレス情報伝達信
号を、該信号で表される値に所定数を加算した値を表す
信号に置き換え、該機器情報を上流側へ出力し、前記コ
ンピュータは下流側から伝送されてきた機器情報中のア
ドレス情報伝達信号から前記基準値を減算した値に基づ
いて送信元の電子機器の接続位置を認識することを特徴
とするものである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
一実施形態について説明する。図1は本発明の一実施形
態による電子装置間の情報伝達方法を説明するための図
である。また、図2は本発明の一実施形態による電子装
置間の情報伝達方法を工場監視システムに適用した例を
示す概略構成図であり、この図において、図1と共通す
る部分には同一の符号が付されている。以下では図1及
び図2を参照して本発明の一実施形態について説明す
る。図1及び図2において20はシリアルポートを有す
るコンピュータである。このコンピュータ20のシリア
ルポートには接続線21aの一端が接続されている。ま
た、このコンピュータ20は例えば図2に示されるよう
に工場25内に設置される。
【0015】また、22a,22b,…は上記コンピュ
ータ20によって制御されるとともに、上記コンピュー
タ20へ各種情報を出力する被制御機器であり、例え
ば、火災報知器、ガス検知器、バルブ開閉器、又は防犯
装置等である。なお、ガス検知器は検出値を送信するだ
けでなく、図示せぬ表示手段に検出値を表示する機能を
有する。上記被制御機器22a,22b,…は工場25
内に多数設置されている。これらの被制御機器22a,
22b,…はそれぞれ2つの入出力端を有し、各々が多
段接続され、コンピュータを最上流とする一連の通信路
を構成している。ている。被制御機器22aの上流側
(コンピュータ20側)入出力端には上記接続線21a
の一端が接続されている。また、上記コンピュータ20
及び被制御機器22a,22b,…には予め同一の基準
値が設定されている。本実施例では基準値が「1」であ
るものとして説明する。
【0016】また、被制御機器22aの下流側入出力端
と被制御機器22bの上流側入出力端とは接続線21b
により接続され、被制御機器22bの下流側入出力端と
被制御機器22cの上流側入出力端とは接続線21cに
より接続され、被制御機器22cの下流側入出力端と被
制御機器22dの上流側入出力端とは接続線21dによ
り接続されている。以下同様に多数の被制御機器(図示
省略)が接続されている。このように、被制御機器22
a,22b,…は各々ディジーチェーンにより接続され
ており、コンピュータ20とは1つのシリアルポートを
介して接続されている。
【0017】コンピュータ20が下流側へ送出する制御
情報23は被制御機器22a,22b,…の何れかを特
定するアドレス情報伝達信号及び被制御機器22a,2
2b,…を制御する命令から構成される。また、被制御
機器22a,22b,…から上流側へ送出される機器情
報24はコンピュータ20を指定するアドレス情報伝達
信号及び被制御機器22a,22b,…が得た例えばガ
ス検知信号等の装置情報からなる。また、上記被制御機
器22a,22b,…は上流から伝送されてきた制御情
報23中のアドレス情報伝達信号の値を「1」だけ減算
(以下、デクリメントと称する)して制御情報23を下
流へ出力し、下流から伝送されてきた機器情報24中の
アドレス情報伝達信号の値を「1」だけ加算(以下、イ
ンクリメントと称する)して機器情報24を上流へ出力
する。
【0018】上記アドレス情報伝達信号の値は、被制御
機器22a,22b,…において上流側から順に自然数
が設定される。例えば、前述した基準値が「1」である
場合、被制御機器22aには「1」、被制御機器22b
には「2」、被制御機器22cには「3」、被制御機器
22dには「4」が設定される。即ち、アドレス情報伝
達信号は被制御機器22a,22b,…の相対的な接続
順に設定される。このアドレス情報伝達信号の設定はコ
ンピュータ20によって自動的に又は操作者によって手
動で行われる。
【0019】上記構成において、被制御機器22cがガ
ス検知器、被制御機器22dがバルブ開閉器である場合
の通信動作例について説明する。被制御機器(ガス検知
器)22cがガス漏れを検知した場合、値が「1」のア
ドレス情報伝達信号とガス漏れが発生した旨を示す装置
情報とを組にした機器情報24を接続線21cへ出力す
る。被制御機器22bは伝送されてきた機器情報24中
のアドレス情報伝達信号の値をインクリメントして
「2」とし、被制御機器22aへ出力する。また、被制
御機器22aは伝送されてきた機器情報24中のアドレ
ス情報伝達信号の値をインクリメントして「3」とし、
これをコンピュータ20へ送出する。
【0020】コンピュータ20は伝送されてきた機器情
報24を受信し、機器情報24中のアドレス情報伝達信
号の値「3」から、この機器情報24が3番目に接続さ
れている被制御機器22cから送出されたものであると
判断する。また、機器情報24中の装置情報に基づい
て、ガス漏れが発生した旨を認識する。コンピュータ2
0はこの装置情報に基づいて、ガス管に備え付けられて
いるバルブの閉鎖を行わせる命令を被制御機器(バルブ
開閉器)22dへ送信する。まず、コンピュータ20は
アドレス情報伝達信号の値を被制御機器22dを示す値
「4」に設定する。
【0021】次に、上記アドレス情報伝達信号とバルブ
を閉鎖する旨を示す命令とからなる制御情報23を接続
線21aへ出力する。被制御機器22aは伝送されてき
た制御情報23中のアドレス情報伝達信号の値をデクリ
メントして「3」とし、被制御機器22bへ送出する。
被制御機器22bは伝送されてきた制御情報23中のア
ドレス情報伝達信号の値をデクリメントして「2」と
し、制御情報23を被制御機器22cへ送出する。ま
た、被制御機器22cは伝送されてきた制御情報23中
のアドレス情報伝達信号の値をデクリメントして「1」
とし、制御情報23を被制御機器22dへ送出する。被
制御機器22dは伝送されてきた制御情報23中のアド
レス情報伝達信号の値が、予め設定されている基準値
「1」と等しいので、この制御情報23を自身のデータ
として受信し、制御情報23中の命令に基づいた動作、
即ち、ガス管に備え付けられているバルブを閉鎖する動
作を行う。このようにして、コンピュータ20と被制御
機器22a,22b,…との間で情報の授受が行われ
る。
【0022】また、管理者が被制御機器22a,22
b,…以外の被制御機器(図示省略)を付加する場合、
例えば、被制御機器22aと被制御機器22bとの間に
新たな被制御機器を追加する場合、管理者は被制御機器
22aと被制御機器22bとの間に新たな被制御機器を
追加し、この新たな被制御機器がコンピュータ20に対
して何番目に接続されているかを数える(この場合は2
番目である)。そして、2番目に新たな被制御機器が接
続された旨をコンピュータ20に指示すると、コンピュ
ータ20は被制御機器22a,22b,…各々に付す相
対的なアドレス情報伝達信号を自動的に再設定する。ま
た、管理者がコンピュータ20を操作して、被制御機器
22a,22b,…及び新たに付加された被制御機器に
対して相対的なアドレス情報伝達信号を手動で再設定し
てもよい。
【0023】次に、図1及び図2中で説明した被制御機
器22a,22b,…の内部構成例について説明する。 〔第1構成例〕図3は本発明の一実施形態による電子装
置間の情報伝達方法に用いられる被制御機器の内部構成
の第1構成例を示す構成図である。この図において、信
号の授受は図1中のアドレス情報伝達信号及び命令又は
装置情報からなるフレーム単位に行われるものとする。
図3において30は被制御機器本体であり、大別すると
上流から伝送されてくる制御情報を処理する制御情報処
理部30a及び下流から伝送されてくる機器情報24を
処理する機器情報処理部30bから構成される。
【0024】まず、制御情報処理部30aについて説明
する。31は入力端であり、アドレス情報伝達信号及び
命令からなるフレームが入力される。32は入力端31
から入力されるフレームをアドレス情報伝達信号と命令
とに分離する分離器であり、フレームが入力された場
合、フレームが入力された旨を示す検知信号32aを出
力する。
【0025】33は分離器において分離されたアドレス
情報伝達信号の値と、レジスタ34に予め設定されてい
る前述した基準値との値が等しいか否かを比較して、比
較結果33aを出力する比較器である。アドレス情報伝
達信号の値とレジスタ34に予め設定されている基準値
とが等しい場合、比較結果は「真」であり、異なる場合
は「偽」である。35は1入力2出力のスイッチであ
り、分離器32で分離された命令の経路を切り換える。
また、36はスイッチ35の第1の出力端に接続されて
おり、スイッチ35から出力される命令を入力する情報
入力器である。また、37は制御器であり、上記分離器
32から出力される検知信号32a及び比較器33から
出力される比較結果33aに基づいて制御信号37a,
37bを出力する。
【0026】38は上述した比較器33を介して伝送さ
れるアドレス情報伝達信号の値をデクリメントする減算
器である。また39は上記スイッチ35の第2の出力端
から出力される命令と、減算器38から出力されるアド
レス情報伝達信号とを、上記制御器37から出力される
制御信号37bに基づいてフレームに組み立てる組立器
である。また40は組立器39で組み立てられたフレー
ムを出力する出力端である。
【0027】次に、機器情報処理部30bについて説明
する。50は入力端でありアドレス情報伝達信号及び装
置情報からなるフレームが入力される。51は前述した
分離器32と同様の機能を有する分離器であり、入力端
50から入力されるフレームをアドレス情報伝達信号と
装置情報とに分離するものである。また、フレームが入
力されるとフレームが入力された旨を示す検知信号51
aを出力する。52は上記分離器51において分離され
たアドレス情報伝達信号の値をインクリメントする加算
器である。
【0028】また、53は被制御機器本体30で得られ
た装置情報を出力する情報出力装置であり、出力する装
置情報があるか否かを示す状態信号53aを出力する。
54は2入力1出力のスイッチであり、第1の入力端に
は上記分離器51で分離された装置情報が入力され、第
2の入力端には上記情報出力器53から出力される装置
情報が入力されており、入出力経路を切り換えるもので
ある。
【0029】上記制御器55は上記分離器51から出力
される検知信号51a及び上記情報出力器53から出力
される状態信号53aに基づいて制御信号55a,55
bを出力する。また、56は上記制御器55から出力さ
れる制御信号55bに基づいて、スイッチ54から出力
される装置情報と、加算器52から送出されるアドレス
情報伝達信号をフレームに組み立てる、又は、スイッチ
54から出力される装置情報と、レジスタ34に予め設
定されている値とをフレームに組み立てる組立器であ
る。57は組立器56において組み立てられたフレーム
を出力する出力端である。
【0030】上記構成において、まず、制御情報処理部
30aの動作について説明する。入力端31から入力さ
れたフレームは分離器32へ送出される。分離器32に
おいて、フレームはアドレス情報伝達信号と命令とに分
離され、アドレス情報伝達信号は比較器33へ、命令は
スイッチ35へそれぞれ送出される。また、分離器32
からフレームが入力された旨を示す検知信号32aが制
御器37へ出力される。比較器33ではアドレス情報伝
達信号の値とレジスタ34に予め設定されている基準値
とが比較され、比較結果33aが制御器37へ、アドレ
ス情報伝達信号が減算器38へ送出される。そして、減
算器38において、アドレス情報伝達信号の値がデクリ
メントされる。
【0031】比較器33から出力される比較結果33a
が「真」である場合、制御器37により上記スイッチ3
5が制御されて経路が切り換わり、命令が情報入力器3
6へ送出される。また、この場合、制御器37から組立
器39へ制御信号37bが出力され、減算器38から出
力されるアドレス情報伝達信号が組立器39から出力さ
れないようにする。
【0032】また、前述した比較結果が「偽」である場
合、制御器37によりスイッチ35の経路が切り換わり
組立器39へ命令が出力される。減算器38から送出さ
れたアドレス情報伝達信号とスイッチ35から送出され
た命令とが組立器39によりフレームに組み立てる。そ
して、出力端40からフレームが出力される。
【0033】次に、機器情報処理部30bの動作につい
て説明する。入力端50から入力されたフレームは分離
器51へ送出される。分離器51において、フレームは
アドレス情報伝達信号と装置情報とに分離され、アドレ
ス情報伝達信号は加算器52へ、装置情報はスイッチ5
4へそれぞれ送出される。加算器52へ送出されたアド
レス情報伝達信号は値がインクリメントされて組立器5
6へ送出される。また、情報出力器53から出力される
状態信号53aに基づいて、制御器55によりスイッチ
54の経路が切り換えられる。
【0034】上記状態信号53aが出力する装置情報が
ない旨を示すものである場合、制御器55によりスイッ
チ54が制御されて出力端が第1の入力端に接続され、
分離器51で分離された装置情報が組立器56へ出力さ
れる。そして、組立器56において、加算器52から送
出されたアドレス情報伝達信号と、スイッチ54から送
出された装置情報とがフレームに組み立てられる。
【0035】また、状態信号53aが出力する機器情報
がある旨を示すものである場合、まず、制御器55によ
り分離器51から出力される検知信号51aが検査され
る。そして、この検知信号51aが出力されていると
き、入力されたフレームに対して制御器55により最優
先で上述した処理が施され、アドレス情報伝達信号の値
がインクリメントされたフレームが組み立てられる。ま
た、検知信号51aが出力されていないとき、制御器5
5によりスイッチ54が制御されて出力端が第2の入力
端に接続され、情報出力器53から出力される装置情報
が組立器56へ出力される。
【0036】そして、組立器56において、加算器52
から送出されたアドレス情報伝達信号と、スイッチ54
から送出された装置情報とがフレームに組み立てられ
る。そして、組立器56から出力端57へフレームが送
出される。以上説明したように、図3中に示されている
被制御機器の内部構成の第1構成例では、コンピュータ
と被制御機器本体30との間及び被制御機器本体30の
間での情報の授受はフレーム単位に非同期で行われる。
【0037】〔第2構成例〕図4は本発明による電子装
置間の情報伝達方法に用いられる被制御機器の内部構成
の第2構成例を示す構成図であり、この図において図3
と共通する部分には同一の符号を付しその説明を省略す
る。図4に示すものが図3のものと異なる点は制御器3
7及び制御器55に接続されているクロック信号線60
が設けられている点である。このクロック信号線60は
上流のコンピュータからクロックを被制御機器本体30
へ供給し、又、下段に接続されている被制御機器(図示
省略)へクロックを供給するものである。このクロック
信号に同期して、制御器37は分離器32、スイッチ3
5、及び組立器39を、制御器55は分離器51、スイ
ッチ54、及び組立器56を各々制御してフレームの送
受信を行う。
【0038】尚、上記実施形態において、コンピュータ
と被制御機器との間の情報授受はフレーム単位で行われ
ると述べたが、本発明はこれに限られるものではなく、
コンピュータと被制御機器とをパラレル信号線によって
接続し、情報授受をパラレルで行うようにしてもよい。
また、情報授受をパラレルで行うときは、同期通信及び
非同期通信の何れであっても良い。また、前述した基準
値はコンピュータと被制御機器との間で同一であれば任
意でよい。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、この発明による電
子装置間の情報伝達方法においては、コンピュータの1
つの入出力端を介して電子機器が単純な配線により多段
接続されているので、極めて多数の電子機器を接続する
ことが可能であると共に、電子機器の接続順に各々を識
別する識別番号が相対的に付されるので、電子機器各々
を操作して固有の識別番号を設定するといった煩わしい
作業を削減できるという効果がある。また、各々の電子
機器を単純な配線で接続可能であり、接続線の敷設が容
易であるという効果がある。また、電子機器を増設する
場合においても、既設の電子機器の識別番号を考慮する
必要がないため、容易に増設できるという効果がある。
また、上記識別番号は相対的に定められ、重複すること
がないので管理が極めて容易になるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による電子装置間の情報伝
達方法を説明するための図である。
【図2】本発明の一実施形態による電子装置間の情報伝
達方法を工場監視システムに適用した例を示す略構成図
である。
【図3】被制御機器の内部構成の第1の例を示す構成図
である。
【図4】被制御機器の内部構成の第2の例を示す構成図
である。
【図5】工場監視システムにおけるコンピュータと各種
周辺装置との従来の接続方法の略構成を示す図である。
【図6】SCSI規格による接続例を示す図である。
【符号の説明】
20 コンピュータ 23 制御情報 24 機器情報 22a,22b,… 被制御機器

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信路の最上流に接続されたコンピュー
    タと、該コンピュータの1つの入出力端を介して下流側
    へ多段接続された複数の電子機器との間で情報の授受を
    行う電子装置間の情報伝達方法であって、 前記コンピュータ及び前記複数の電子機器全てに共通し
    た基準値を予め設定し、 前記複数の電子機器の各々は前記基準値を表すアドレス
    情報伝達信号と自身の出力データである装置情報とを包
    含する機器情報を上流側へ出力するとともに、下流側か
    ら伝送されてきた機器情報中のアドレス情報伝達信号
    を、該信号で表される値に所定数を加算した値を表す信
    号に置き換え、該機器情報を上流側へ出力し、 前記コンピュータは下流側から伝送されてきた機器情報
    中のアドレス情報伝達信号から前記基準値を減算した値
    に基づいて送信元の電子機器の接続位置を認識すること
    を特徴とする電子装置間の情報伝達方法。
  2. 【請求項2】 通信路の最上流に接続されたコンピュー
    タと、該コンピュータの1つの入出力端を介して下流側
    へ多段接続された複数の電子機器との間で情報の授受を
    行う電子装置間の情報伝達方法であって、 前記コンピュータ及び前記複数の電子機器全てに共通し
    た基準値を予め設定し、 前記コンピュータから前記電子機器へ情報が出力される
    場合、前記コンピュータは送信先の電子機器の上流側に
    接続されている電子機器の数に対応する数と前記基準値
    との和を表すアドレス情報伝達信号と、該送信先の電子
    機器に対する命令とを包含する制御情報を下流側へ出力
    し、前記複数の電子機器の各々は上流側から伝送されて
    きた制御情報中のアドレス情報伝達信号が前記基準値と
    等しいか否かを判断し、異なると判断した場合、制御情
    報中のアドレス情報伝達信号を、該信号で表される値か
    ら所定数を減算した値を示す信号に置き換え、該制御情
    報を下流側ヘ出力し、等しいと判断した場合、該制御情
    報を受信し、 前記電子機器から前記コンピュータへ情報が出力される
    場合、前記複数の電子機器の各々は前記基準値を表すア
    ドレス情報伝達信号と自身の出力データである装置情報
    とを包含する機器情報を上流側へ出力するとともに、下
    流側から伝送されてきた機器情報中のアドレス情報伝達
    信号を、該信号で表される値に所定数を加算した値を表
    す信号に置き換え、該機器情報を上流側へ出力し、前記
    コンピュータは下流側から伝送されてきた機器情報中の
    アドレス情報伝達信号から前記基準値を減算した値に基
    づいて送信元の電子機器の接続位置を認識することを特
    徴とする電子装置間の情報伝達方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006211586A (ja) * 2005-01-31 2006-08-10 Shinano Kenshi Co Ltd 駆動装置及びコントロールシステム
JP2008293521A (ja) * 2008-07-14 2008-12-04 Fujitsu Component Ltd コンピュータ切替システム、コンピュータ切替方法、コンピュータ切替器

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