JPH09127352A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体装置およびその製造方法

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JPH09127352A
JPH09127352A JP7281598A JP28159895A JPH09127352A JP H09127352 A JPH09127352 A JP H09127352A JP 7281598 A JP7281598 A JP 7281598A JP 28159895 A JP28159895 A JP 28159895A JP H09127352 A JPH09127352 A JP H09127352A
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semiconductor
semiconductor substrate
layer
film
substrate
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JP7281598A
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English (en)
Inventor
Yae Okuno
八重 奥野
Katsutada Horiuchi
勝忠 堀内
Shinichiro Kimura
紳一郎 木村
Kazuhisa Uomi
和久 魚見
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication of JPH09127352A publication Critical patent/JPH09127352A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】Si素子と化合物半導体素子が集積された、実
用的かつ高性能の集積化素子およびその製造方法を提供
する。 【解決手段】Si基板上の一部に、直接接着法によっ
て、半導体素子が形成されてあるSi膜を、Si酸化膜
を介して作製し、上記Si基板上の他の部分上に、化合
物半導体素子を直接接着により作製し、Si素子と化合
物半導体素子を一体化して集積する。 【効果】Si基板、Si素子および化合物半導体素子の
面方位を、それぞれ独立して決めることができ、高い機
能を有する各種集積化素子を、高い歩留まりで容易に形
成できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置および
その製造方法に関し、詳しくはシリコン素子と化合物半
導体素子が同一のシリコン基板上に一体化して形成され
た高性能な半導体装置およびこのような半導体装置を、
容易に形成することができる半導体装置の製造方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、半導体素子の特性は、材
料として用いられた半導体の物性によって大きく左右さ
れる。従って、異なる機能を有する複数の半導体素子を
一体化して集積するには、異なる半導体材料を一体化す
る技術が必要である。特に、各種電子素子の最も一般的
な材料であるSi(シリコン)と、光素子および高速の
電子素子の材料として用いられている化合物半導体を一
体化できれば、情報通信の大容量化および高速化に極め
て有利であることは明らかである。
【0003】しかし、物性が互いに異なる半導体材料
を、一体化することは困難であることが多い。特に格子
定数および熱膨張係数に差がある場合は、一体化後の半
導体材料の材質が劣化しやすく、素子の特性も劣化して
しまう。
【0004】この問題を解決する手段として、近年直接
接着と呼ばれる、接着剤を用いることなしに、二つの半
導体を直接貼り合わせて一体化する方法が用いられてい
る。この方法を用いてSi基板の所定部分上に化合物半
導体を部分的に直接接着して一体化し、Si基板の他の
部分に形成されたSiからなる素子と、化合物半導体か
らなる素子を集積する方法が、特開平6−224404
に提案されている。
【0005】しかし、この方法は、化合物半導体からな
る素子として端面出射型発光素子などの劈開面を作製す
る必要がある場合は、Si基板の面方位が(100)で
あると、基板表面に垂直な劈開面を形成することができ
ず、そのため化合物半導体からなる素子の劈開面を作製
することが困難である。Si基板の面方位を基板表面に
垂直な劈開面が得られる面方位である(110)などに
すれば、この問題は解決され、実際に(110)Si基
板と(100)化合物半導体を直接接着することは技術
的には可能である。
【0006】しかし、現状では、一般的なSiからなる
素子は(100)Si基板上に作製されており、(10
0)以外の面方位のSi基板上に素子を作製することは
実用上好ましくない。従って、上記従来技術に示されて
いる手段を用いて(110)等の面方位のSi基板に、
化合物半導体を一体化して素子を集積化しても実用上の
問題が多い。
【0007】一方、上記直接接着法を用いると、良質の
SOI(silicon on insulator)構造を作製できること
が以前から知られている。SOI構造とはSi基板上に
Si酸化膜を介してSi薄膜が形成された構造をいう。
この構造を直接接着によって作製する具体的な方法は、
次の通りである。
【0008】すなわち、2枚のSi基板のうちの少なく
とも一方の表面にSi酸化膜を形成した後、上記2枚の
Si基板の表面同士を上記Si酸化膜を介して貼り合わ
せて加熱により一体化し、その後片方のSi基板を薄膜
化してSi薄膜とする。このようにして作製されたSi
薄膜は、Si酸化膜によってSi基板と電気的に絶縁さ
れているので、このSi薄膜には寄生容量の小さい素子
を作製できるという特長がある。さらに、この構造はS
i酸化膜を介してSi基板とSi薄膜が一体化されてい
るので、特開昭48−40372号に記載されているよ
うに、直接接着される2枚のSi基板として、面方位が
互いに異なる第1および第2のSi基板をそれぞれ用
い、第1のSi基板とは面方位が異なる第2のSi基板
上にSi素子を作製することも可能である。しかし、通
常のSi素子においては、上記第2のSi基板が上記第
1のSi基板と面方位が異なる必要はなく、従ってこの
ような面方位が異なるSOI構造は、これまで有効に活
用されていなかった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、直接接
着によって化合物半導体素子をSi基板上に作製するこ
とは可能であるが、実用的な態様は提案されていない。
また、SOI構造においては、上記2枚のSi基板の面
方位を、互いに異なる面方位にすることができるが、こ
の長所は活用されていない。
【0010】本発明の目的は、SOI構造の持つ長所を
活かし、実用に則したSi基板上化合物半導体素子の作
製手段を提供し、高機能の集積化素子の実現を可能にす
るものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の半導体装置は、単結晶シリコンからなる半導
体基板の表面の第1の領域上に、絶縁膜を介して形成さ
れた単結晶シリコンからなる第1の半導体層と、上記半
導体基板の上記第1の領域とは異なる第2の領域上に形
成された、単結晶化合物半導体からなる第2の半導体層
を少なくとも具備することを特徴とする。
【0012】すなわち、Si基板表面上の一部にSi酸
化膜を介してSi膜を直接接着させてSOI構造を形成
し、さらにSi基板表面上の他の一部に、化合物半導体
膜を直接接着させることにより、Si膜からなるSi素
子と化合物半導体膜からなる化合物半導体素子が、1つ
のSi基板上に集積された構造が作製される。
【0013】本発明においては、Si基板とSi膜の面
方位を互いに異なるようにすることができ、さらに、S
i基板と化合物半導体膜の面方位が、互いに異なるよう
にすることもできる。従って、Si基板、素子が形成さ
れるSi膜、および素子が形成される化合物半導体膜
の、それぞれの面方位を独立に定めることができ、各素
子の作製に最適な面方位を選択できる。また、Si基板
と化合物半導体膜の直接接着を、非晶質Si膜、多結晶
Si膜、またはSi酸化膜を介して行うことにより、直
接接着が容易かつ強固になされる。
【0014】上記第2の領域と上記第2の半導体層の間
には、非晶質シリコン膜が介在していることによって、
上記目的は達成される。
【0015】上記第2の領域と上記第2の半導体層の間
には、多結晶シリコン膜が介在していることによって、
上記目的は達成される。
【0016】上記第2の領域と上記第2の半導体層の間
には、酸化シリコン膜が介在していることによって、上
記目的は達成される。
【0017】上記半導体基板の面方位と上記第2の半導
体層の面方位が、互いに異なることによって、上記目的
は達成される。
【0018】上記半導体基板の格子配列と上記第2の半
導体層の格子配列が、上記半導体基板と上記第2の半導
体層の直接接着界面に垂直な一断面において等価でない
ことによって、上記目的は達成される。
【0019】上記半導体基板の面方位と上記第1の半導
体層の面方位が、互いに異なることによって、上記目的
は達成される。
【0020】上記半導体基板の格子配列と上記第1の半
導体層の格子配列が、上記半導体基板と上記第1の半導
体層の直接接着界面に垂直な一断面において等価でない
ことによって、上記目的は達成される。
【0021】上記第1の半導体層の面方位は、上記第2
の半導体層の面方位と同じであるこによって、上記目的
は達成される。
【0022】上記第2の半導体層は、III−V族化合
物半導体からなることを特徴とするによって、上記目的
は達成される。
【0023】上記第2の半導体層は、II−VI化合物
半導体からなることによって、上記目的は達成される。
【0024】上記半導体基板に固有の劈開面の一つと上
記第1の半導体層に固有の劈開面の一つが、互いに平行
であることによって、上記目的は達成される。
【0025】上記半導体基板は(110)面または(1
10)面から10°以内で傾斜した表面を有し、上記第
1の半導体層および上記第2の半導体層は、それぞれ
(100)面または(100)面から10°以内で傾斜
した表面を有していることによって、上記目的は達成さ
れる。
【0026】上記半導体装置が、電子回路あるいは光集
積回路であることによって、上記目的は達成される。
【0027】単結晶シリコンからなる第1の半導体基板
上に、酸化シリコン膜を形成する工程と、所定の素子が
形成された単結晶シリコンからなる第2の半導体基板を
用意する工程と、所定の素子が形成された単結晶化合物
半導体からなる第3の半導体基板を用意する工程と、上
記酸化シリコン膜の表面と上記第2の半導体基板の表面
とを貼り合わせた後、加熱して上記酸化シリコン膜と上
記第2の半導体基板を直接接着する工程と、上記第2の
半導体基板を薄膜化してシリコン層を形成する工程と、
上記シリコン層および上記酸化シリコン膜の所定部分を
選択的に除去して、上記第1の半導体基板の表面を露出
させる工程と、上記第1の半導体基板の露出された表面
と上記第3の半導体基板の表面とを貼り合わせた後、加
熱して上記第1の半導体基板と上記第3の半導体基板を
直接接着する工程と、上記第3の半導体基板を薄膜化し
て化合物半導体層を形成する工程とを含むことを特徴と
する半導体装置の製造方法によって上記目的は達成され
る。
【0028】単結晶シリコンからなる第1の半導体基板
上に、酸化シリコン膜を形成する工程と、所定の素子が
形成された単結晶シリコンからなる第2の半導体基板を
用意する工程と、所定の素子が形成された単結晶化合物
半導体からなる第3の半導体基板を用意する工程と、上
記酸化シリコン膜の表面と上記第2の半導体基板の表面
とを貼り合わせた後、加熱して上記酸化シリコン膜と上
記第2の半導体基板を直接接着する工程と、上記第2の
半導体基板を薄膜化してシリコン層を形成する工程と、
上記シリコン層および上記酸化シリコン膜の所定部分を
選択的に除去して、上記第1の半導体基板の表面を露出
させる工程と、上記第1の半導体基板の露出された表面
上に非晶質シリコン膜もしくは多結晶シリコン膜を形成
する工程と、上記非晶質シリコン膜もしくは多結晶シリ
コン膜の表面と上記第3の半導体基板の表面とを貼り合
わせた後、加熱して上記非晶質シリコン膜もしくは多結
晶シリコン膜の表面と上記第3の半導体基板を直接接着
する工程と、上記第3の半導体基板を薄膜化して化合物
半導体層を形成する工程とを含むことを特徴とする半導
体装置の製造方法によって上記目的は達成される。
【0029】単結晶シリコンからなる第1の半導体基板
上に、酸化シリコン膜を形成する工程と、所定の素子が
形成された単結晶シリコンからなる第2の半導体基板を
用意する工程と、所定の素子が形成された単結晶化合物
半導体からなる第3の半導体基板を用意する工程と、上
記酸化シリコン膜の表面と上記第2の半導体基板の表面
とを貼り合わせた後、加熱して上記酸化シリコン膜と上
記第2の半導体基板を直接接着する工程と、上記第2の
半導体基板を薄膜化してシリコン層を形成する工程と、
上記第2の半導体基板の所定部分を選択的に除去して、
上記酸化シリコンの表面を露出させる工程と、上記酸化
シリコン膜の露出された表面と上記第3の半導体基板の
表面とを貼り合わせた後、加熱して上記酸化シリコン膜
と上記第3の半導体基板を直接接着する工程と、上記第
3の半導体基板を薄膜化して化合物半導体層を形成する
工程とを含むことを特徴とする半導体装置の製造方法に
よって上記目的は達成される。
【0030】上記各半導体装置の製造方法において、第
1の半導体基板の面方位と上記化合物半導体層の面方位
が互いに異なるか、および/または上記第1の半導体基
板の面方位と上記シリコン層の面方位が互いに異なるこ
とによって上記目的は達成される。
【0031】
【発明の実施の形態】本発明の一態様を図1を用いて説
明する。図1(a)に示したように、Siからなる半導
体基板A上にはSiからなる半導体素子Bおよび化合物
半導体からなる半導体素子Cが、それぞれ直接接着法に
よって形成されている。上記半導体基板Aと半導体素子
Bの間にはSi酸化膜xが介在している。また、上記半
導体素子Bと半導体素子Cの面方位は、いずれも(10
0)であり、一方半導体基板Aの面方位は(110)で
ある。
【0032】半導体基板Aの面方位と半導体素子Cの面
方位が互いに異なっているため、特願平07−1513
03に記載されているように、半導体基板Aの格子配列
と半導体素子Cの格子配列が、直接接着界面に垂直な一
断面において等価でない状態となる。同様に、半導体基
板Aの格子配列と半導体素子Bの格子配列も等価でな
い。
【0033】一方、半導体基板Aと半導体素子Cの面方
位を上記のように設定することによって、それらの劈開
面を揃えることが可能となる。従って、半導体素子Cの
形成に劈開工程が必要な場合でも、容易、かつ歩止まり
良く劈開面を作製できる。また、半導体素子Bと半導体
素子Cの面方位は広く用いられている(100)である
から、これらの半導体素子B、Cは、現在一般に用いら
れている方法で容易に作製することができる。さらに、
Si素子である半導体素子Bは、シリコン酸化膜x上に
作製されるので、寄生容量が低減される。その結果、特
性の良いSi素子と化合物半導体素子を、共通の半導体
基板A上に集積できる。
【0034】また、本発明の他の一態様によれば、図1
(b)に示したように、半導体基板Aと半導体素子Cの
間に、非晶質(アモルファス)Si膜yが介在してい
る。図1(a)の場合のように、非晶質Si層yを介さ
ずに直接半導体基板Aと半導体素子Cを直接接着するこ
とも可能であるが、単結晶SiにおけるSi原子間の結
合力は非常に強いため、Siからなる半導体基板Aと半
導体素子Cとの間の結合が新たに形成されにくい。そこ
で、結合力の比較的弱い非晶質Si膜や多結晶Si、S
i酸化膜等を、両者の間に介在させて直接接着を行うこ
とによって、一体化が容易になる。ただし、半導体基板
Aと半導体素子Cとの間に導電する必要がある場合に
は、Si酸化膜のような絶縁膜は不適であり、導電性の
介在層を選ぶ必要がある。このような導電性の介在層と
しては、たとえば、非晶質Si層や多結晶Si層を用い
ることができる。
【0035】一方、図2に示した従来方法によれば、S
iからなる半導体基板A上の一部に化合物半導体からな
る半導体素子Cを形成し、半導体基板Aの一部にSiか
らなる素子を作製して集積化を行っている。しかし、こ
の方法においては、半導体基板Aおよび半導体素子Cの
面方位を、いずれも、それぞれ実用的な素子作製に適し
た面方位である(100)にすると、半導体基板Aと半
導体素子Cの劈開面は一致しない。
【0036】化合物半導体からなる半導体素子Cとし
て、基板表面と水平方向に光が入出射する素子を作製す
る場合、基板表面に垂直な劈開面を作ることが必要であ
る。しかし、半導体基板Aと劈開面が異なるため、半導
体素子Cの劈開面は不完全になることが多く、完全な劈
開面はごく低い確率でしか形成できない。さらに、Si
素子はバルクのSiに形成されるため、寄生容量が大き
く、応答特性等の一部特性がSOI構造に作製したもの
より劣る。
【0037】しかし、上記のように、本発明によれば、
Siからなる素子と化合物半導体からなる素子の集積化
において、素子特性および作製プロセスに関してそれぞ
れに最適な面方位を選び、歩止まりのよい集積化素子作
製方法を採ることが可能であり、さらにSOI構造の長
所を活かした性能のよいSi素子を集積できる。
【0038】
【実施例】
〈実施例1〉図3より図7は、本発明の第1の実施例を
示す工程図である。なお、図5(b)〜図7(a)は、
図3(a)〜図4(b)および図7(b)に示した断面
と垂直な断面における構造を示している。
【0039】まず、図3(a)に示したように、(11
0)単結晶Si基板110上に、周知の熱酸化法を用い
て、SiO2膜2(厚さ0.5μm)を形成した。
【0040】一方(100)p-単結晶Si基板100
(抵抗率10Ωcm)上に、周知の熱酸化法を用いてS
iO2膜21(厚さ0.01μm)を形成し、さらにそ
の上に、多結晶Si膜41(厚さ0.2μm)を、周知
のCVDを用いて形成した。上記SiO2膜2の表面と
多結晶Si膜41の表面を無塵環境下で互いに対向させ
て貼り合わせた後、1000℃、2時間熱処理を行っ
た。この熱処理によって、Si基板100とSi基板1
10がSiO2膜2および多結晶Si膜41を介して一
体化された。
【0041】次に、上記Si基板100を裏面から研磨
して、図3(b)に示したように、厚さ約4μmのSi
薄膜層101を形成した。Si薄膜層101の厚さ分布
を光学的手法により測定し、この厚さ分布が解消するよ
うに、直径1mm程度の収束プラズマビームを用いたS
iエッチング装置を制御しながらエッチングを行った。
このようなSi層厚さ分布の測定とエッチングを数回行
って、Si薄膜層101の膜厚を、ウエーハ内で100
nm±10nmにした。
【0042】上記Si薄膜層101のうち、活性領域以
外の部分を除去し、除去された領域に、周知の熱酸化法
を用いてSiO2膜(厚さ0.35μm)を選択的に形成
して素子間分離絶縁膜51とした。選択的に酸化膜を形
成するには、LOCOS法等の周知の手法を用いればよ
い。nチャネルトランジスタ形成予定領域には硼素
(B)イオンを、pチャネルトランジスタ形成予定領域
には燐(P)イオンを,加速エネルギーをそれぞれ15
0keVおよび250keVの条件でイオン注入した。
注入イオン量は、多結晶Si膜41内での最大不純物濃
度が5×1018/cm3となるように設定した。熱処理を
行って、p型高濃度多結晶Si層42およびn型高濃度
多結晶Si層43を形成した。
【0043】以後、図4(a)に示したように、通常の
MOSトランジスタ製造方法にもとづいて、ゲート酸化
膜61(厚さ5nm)を熱酸化法により形成し、続けて
TiN膜81(厚さ0.05μm)をヘリコンプラズマ
により堆積し、さらにPが高濃度に添加されたSi膜7
1(厚さ0.2μm)を化学気相反応により堆積した。
この状態より所望の回路構成に従い、Si膜71、Ti
N膜81およびゲート酸化膜61を所定の形状にパター
ニングして、nチャネルトランジスタ、およびpチャネ
ルトランジスタのゲート電極81を形成した。なお、本
実施例では、最小ゲート長は0.2μmとした。
【0044】次に、パターニングされた上記ゲート電極
71、81をマスクにして、イオン注入を行った。注入
イオン種としては、nチャネルトランジスタ領域におい
てはPイオンを、pチャネルトランジスタ領域において
はBイオンをそれぞれ用い、図4(b)に示したよう
に、pチャネルトランジスタのゲート酸化膜61直下を
除く多結晶Si膜にはn型高抵抗領域44が、nチャネ
ルトランジスタのゲート酸化膜61直下を除く多結晶S
i膜にはp型高抵抗領域45がそれぞれ形成された。な
お、この際の加速エネルギーおよび注入量は、多結晶S
i膜42、43にすでに導入されている高不純物濃度領
域を補償し、高抵抗化するように設定した。 上記イオ
ン注入は、多結晶Si膜42、43のうち、ゲート電極
直下以外のソース、ドレイン拡散層形成予定領域直下の
部分を高抵抗化するのが目的であり、注入イオンは反対
導電型イオンではなくO(酸素)、またはN(窒素)等
のイオンでもよい。なお、場合によっては上記イオン注
入を実施しなくともよい。
【0045】一方、図5(a)に示すように、(10
0)InP基板310上に、有機金属気相成長(MOC
VD)法を用いて、p-またはアンドープInGaAs
Pエッチングストップ層32(厚さ0.2μm)、p-
またはアンドープInP第二エッチングストップ層33
(厚さ0.2μm)、p+-InGaAsPコンタクト層
34(厚さ0.2μm)、p-InP層351(厚さ1.
5μm)、アンドープInGaAsP活性層36a(発
生波長1.3μm)、n-InP層352(厚さ1.5μ
m)、n-またはアンドープInGaAsP表面保護層
39(厚さ0.2μm)を順次成長した。これらの層の
うち、p+-InGaAsPコンタクト層34、p-In
P層351、アンドープInGaAsP活性層36aお
よびn-InP352は、長波長帯のファブリペロ型D
H(ダブルヘテロ)半導体レーザ構造層70を形成する
ために形成した。
【0046】Si基板110上の半導体レーザ構造層7
0を一体化する領域20以外の部分に、SiN膜22
(厚さ0.4μm)を化学気相反応によって形成した。
このSiN膜22をマスクにして、領域20の素子間分
離絶縁膜51およびSiO2膜2をエッチングして除去
し、露出されたSi基板110の表面に、B(硼素)を
イオン注入して、n型領域30を形成し、表面を洗浄し
た。
【0047】一方、InGaAsP表面保護層39を、
硫酸と過酸化水素の混合溶液によってエッチングして除
去し、n-InP層352の表面をHF希釈液で洗浄し
た。
【0048】両者をそれぞれ水洗およびスピンナ乾燥し
た後、図5(b)に示したように、Si基板110の領
域30の表面とn-InP層352の表面を、無塵環境
下で貼り合わせた。このとき、InP基板310の[0
−11]方向とSi基板110の[1−11]または
[−111]方向のいずれかが平行となるように、Si
基板110とInP基板310を配置し、650℃で3
0分間熱処理した。(ただし、[0−11]等の“−”
記号は、ミラー指数表示における負側を表すオーバーラ
インの代用でる。)熱処理時には、これらの上に30g
/cm2度の重石を載せてもよい。この熱処理工程によ
り、InP基板310とSi基板110がレーザ構造層
70等を介して一体化された。なお、図5(b)は図4
(b)における点線aでの断面に相当する。
【0049】次に、図6(a)に示したように、InP
基板310を塩酸希釈液でエッチング除去し、n型領域
30の露出されている表面を硫酸と過酸化水素の混合溶
液などにより熱酸化してSiO2膜23を形成した。
【0050】InGaAsPエッチングストップ層32
を硫酸と過酸化水素の混合溶液で、InP第二エッチン
グストップ層33を塩酸希釈液でそれぞれエッチングし
て除去した。その後、p+−InGaAsPコンタクト
層34上に、レーザ構造層70の[0−11]方向に平
行にSiO2ストライプ52(厚さ0.3μm、幅5.5
μm)を形成し、レーザ構造層70を臭化水素酸を主成
分とする混合液でエッチングして、図6(b)に示すメ
サ形状を形成した。
【0051】メサ側面にMOCVD法により半絶縁性I
nP層38(厚さ3.5μm)を成長する。この際の成長
条件を適当に選ぶことによって、InP層38はSiN
膜22やSiO2膜23およびSiO2ストライプ52上
には成長せず、メサ部分のみ選択的に成長させることが
できる。
【0052】表面に存在するSiO223、52をHF
希釈液で除去した後、SiN膜22を180℃に加熱し
たリン酸等により除去し、p+−InGaAsPコンタ
クト層34上にp型電極91を形成して図7(a)に示
す構造を形成した。
【0053】ゲート電極71、81をマスクにしてイオ
ン注入を行い、図7(b)に示したように、nチャネル
トランジスタ形成予定領域の単結晶Si層101にn型
高不純物濃度のソース拡散層102およびドレイン拡散
層103を、pチャネルトランジスタ形成予定領域の単
結晶Si層101にp型高不純物濃度のソース拡散層1
04およびドレイン拡散層105を、それぞれ選択的に
形成した。
【0054】Al電極(図示せず)を形成し、全体をレ
ーザ構造層70の(0−11)面に平行な面で劈開して
レーザの共振器両端面を形成した。Al電極はn型領域
30の上にも形成して、レーザとトランジスタを電気的
に接続した。共振器の長さは200〜800μm程度と
した。レーザ構造層70の(0−11)面はSi基板1
10の(1−11)または(−111)劈開面と平行な
ので、共振器端面を容易に形成できる。
【0055】上記工程によって、相補型MOSトランジ
スタと半導体レーザが一体化された光電子集積化素子を
作製した。なお、トランジスタの大きさはレーザ共振器
長と比較して十分に小さいので、トランジスタのレーザ
に対する配置には特に限定はない。
【0056】本実施例によれば、Siトランジスタと化
合物半導体レーザを1つのSi基板上に作製したが、S
i基板とトランジスタ、およびSi基板とレーザの間
の、それぞれの面方位関係は、自由に選択できるので、
各面方位を、それぞれ最適な面方位に設定できる。
【0057】本実施例では、基板として垂直な劈開面が
作製できる(110)Siを、トランジスタとして汎用
の(100)Siを、レーザとして汎用の(100)I
nPをそれぞれ用いたが、これらに限らず、他の面方位
を有する材料を用いてもよい。例えば、化合物半導体レ
ーザは(111)等の他の面方位の材料を用いることに
より、一部の特性が向上する。また、劈開面を必要とし
ない素子、例えば面発光レーザを作製する場合は、Si
基板は垂直な劈開面を作製する必要がないから、任意の
面方位を有するSi基板を用いてもよい。
【0058】また、Siトランジスタは、貼り合わせS
OI構造を用いて作製されるため、結晶性の良いSi薄
膜を用いて、寄生容量が小さく特性の優れた素子を作製
することができる。本実施例においては、pチャネルと
nチャネルの両トランジスタを組み合わせた相補型MO
S(CMOS)と呼ばれる集積化トランジスタを作製し
た。CMOSは単体のトランジスタと比較して低消費電
力等の長所がある。このように、本発明によれば、集積
化型の高性能トランジスタと光素子を容易に集積するこ
とが可能である。本実施例のCMOSは、ゲート電極と
してTiN膜81とSi膜71の積層膜を用い、TiN
膜の仕事関数によりトランジスタの閾電圧値を制御する
構成とした。同様の効果を与える構成として、W、M
o、WSi、GeSi等の単層膜または多層膜を用いて
もよい。
【0059】本実施例では、Si−CMOSとInP系
半導体レーザを集積したが、デバイスの種類は本実施例
に限らない。すなわち、Si系素子と化合物半導体素子
の集積化に、本発明を広く適用することがが可能であ
る。CMOSの代わりにバイポーラトランジスタ等他の
素子を作製してもよく、単体の素子でも集積化された素
子のいずれでもよい。
【0060】化合物半導体素子においても、受光素子お
よび変調器等素子の種類には無関係であり、したがっ
て、GaAs等のIII−V族やZnSe等のII−V
I族化合物を、種々な面方位で用いる場合に本発明を適
用できる。また、複数種類の化合物半導体素子を同一の
基板に集積することもできる。
【0061】本実施例では、InP基板の表面とSi基
板の表面を貼り合わせて直接接着したが、Si基板の表
面に張り合わせるのではでなく、SiO2膜や多結晶S
i膜または非晶質Si膜を介在させて、これらの膜の表
面と貼り合わせてもよい。例えば本実施例では、領域2
0のSiO2膜2の表面に、n−InP層352の表面
を貼り合わせて直接接着してもよい。あるいは、Si基
板110における領域20の露出された表面に、非晶質
Si膜または多結晶Si膜を形成して、その表面にレー
ザ構造層を直接接着してもよい。これらの場合における
直接接着の条件は、本実施例に準じて決定すればよい。
【0062】形成すべき素子の種類によって、InPの
代わりにGaAs等の他の化合物半導体を用いる場合も
同様である。ただし、SiO2は絶縁体であり、非晶質
Si膜も膜質によっては電気抵抗が高い場合があるの
で、素子の通電方法は適宜変更される。
【0063】その他、本実施例における直接接着の手順
の詳細や結晶成長方法は、本発明の主旨を損なわない範
囲内で、適宜変更することが可能である。素子の作製方
法についても同様であり、本実施例に限定されないこと
はいうまでもない。
【0064】〈実施例2〉図8〜図16は、本発明の第
2の実施例を示す工程図である。まず、図8(a)に示
したように、(100)p−単結晶Si基板100(抵
抗率10Ωcm)上に、周知の熱酸化法とCVD法を用
いて、SiO2膜(厚さ0.03μm)と化学気相反応
によるSiN膜(厚さ0.12μm)の積層膜24を形
成し、さらにSiO2膜25(厚さ0.5μm)を周知の
CVD法を用いて全面に形成した後、これらの膜の不要
部分を、周知のホトエッチングによって選択的に除去し
た。Si基板100の露出された部分を反応性イオンエ
ッチング(RIE)法によって0.4μmの深さだけエ
ッチングした。上記積層膜24と同じ構成の積層膜26
を全面に形成して、不要部分を除去した後、Si基板1
00の露出された部分を0.1μmの深さだけエッチン
グした。
【0065】上記SiO2膜25を除去した後、上記積
層膜24、26を酸化阻止膜として用いて、Si基板1
00の露出された部分を熱酸化して、図8(b)に示し
たように、厚さ0.2μmのフィルド絶縁膜53を形成
した。
【0066】180℃に加熱したリン酸を用いて、上記
積層膜24、26を除去した後、図9(a)に示したよ
うに、Si基板100の表面の、積層膜26が形成され
ていた部分上に、第1ゲート酸化膜62(厚さ15n
m)を熱酸化法によって形成した。続いて、Si膜72
(厚さ0.1μm)およびWSi膜82(厚さ0.3μ
m)を、CVD法およびスパッタ法によってそれぞれ全
面に形成した。上記Si膜72およびWSi膜82を、
所望の回路構成に従ってパターニングして、Si膜7
2、WSi膜82および第一のゲート酸化膜62からな
る配線層を形成した。 次に、図9(b)に示したよう
に、SiO2膜54(厚さ0.5μm)を全面に形成し
た後、所定部分をエッチングして除去し、領域40(図
示せず)、50、60に開孔部を形成した。
【0067】図10に示したように、Si膜73(厚さ
0.1μm)を上記と同じ条件で全面に形成し、上記領
域50に5×1015/cm2のAs(砒素)を選択的に
イオン注入した。さらにWSi膜83(厚さ0.3μ
m)を上記と同じ条件で全面に形成し、上記Si膜73
と共に、所望の回路構成に従ってパターニングした。S
iO2膜55(厚さ0.5μm)および多結晶Si膜4
9(厚さ10μm)を全面に形成した。図10(b)は
図10(a)における点線aでの断面に相当する。な
お、領域40は、後に化合物半導体素子が形成される部
分である。
【0068】次に、得られた構造体をウェハ研磨装置に
移し、多結晶Si膜49の表面が巨視的および微視的に
平坦になるように機械研磨を行なった。この機械研磨
は、表面平坦度が5μm2あたり最大高低差3nm程度
になり、また、多結晶Si膜49の最小厚さが0.5μ
m程度となるように行なった。
【0069】一方、図11(a)に示したように、上記
(110)単結晶Si基板110上には、SiO2膜2
を熱酸化によってあらかじめ形成しておく。このSiO
2膜2の表面と平坦化された多結晶Si膜49表面を、
無塵環境下で互いに対向させて貼り合わせ、1000℃
で2時間熱処理した。この熱処理により、Si基板10
0とSi基板110は、SiO2膜等を介して一体化さ
れた。なお、上記熱処理によってSi膜73の領域50
に添加されているAsイオンがSi基板100内に拡散
され、高濃度n型埋込Si層11が形成された。
【0070】Si基板100を裏面側から機械研磨し
て、厚さを約10μmにした後、エチレンジアミン・ピ
ロカテコールを加工液として用いて機械的・化学的研磨
を行なった。この研磨は、回転円板上に設けられた研磨
布表面にウェハを1.9×104Paの圧力で押しつ
け、加工液を供給しながら行った。このときのSiO2
の研磨速度はSiの研磨速度よりはるかに遅く、1/1
4倍以下の速度比であるため、研磨の進行にともなっ
てフィルド絶縁膜53が露出されると研磨が止まる。従
って、図1(b)に示したように、この研磨によってS
i基板100の裏面表面は、フィルド絶縁膜53の表面
と同じ高さになり、平坦化された。また、上記研磨によ
って、活性領域に対応してフィルド絶縁膜53により互
いに分離された、厚さ0.1μmの単結晶Si薄膜10
6を形成した。このようにして、Si基板110上にS
iO2膜および多結晶Si膜を介して単結晶Si薄膜1
06が形成されたSOI構造90が得られた。
【0071】一方、図12(a)に示すように、(11
1)InP基板311上に、周知のMOCVD法を用い
て、p−またはアンドープInGaAsPエッチングス
トップ層32、p−またはアンドープInP第二エッチ
ングストップ層33、p+−InGaAsPコンタクト
層34、p−InP層351、p−InGaAsPガイ
ド層371(厚さ0.05μm)、アンドープ量子井戸
(MQW)活性層36b(波長1.55μm)、n−I
nGaAsPガイド層372(厚さ0.05μm)、n
−InP層352およびn−またはアンドープInGa
AsP表面保護層39を、順次積層して成長した。
【0072】上記MQW活性層36bは、InGaAs
層(厚さ7nm)とInGaAsP層(厚さ8nm)を
交互に積層して形成されたもので、各層の層数はそれぞ
れ7層とした。これらの層のうち、上記p+−InGa
AsPコンタクト層34、p−InP層351、p−I
nGaAsPガイド層371、アンドープ量子井戸(M
QW)活性層36b、n−InGaAsPガイド層37
2およびn−InP層352は、長波長帯のファブリペ
ロ型MQW半導体レーザ構造層80を形成するために形
成された。なお、上記n−InP層352は、オーミッ
クコンタクトが得られるよう、高いドーピング濃度にし
た。
【0073】次に、図12(b)に示したように、領域
40以外のSOI構造90の表面に先と図8において示
した積層膜24、26と同じ構成の積層膜27を形成し
た。ここで、図12(b)は図11(b)における点線
aでの断面に相当する。上記積層膜28をマスクにし
て、領域40のSiO2膜53、55をHF希釈液でエ
ッチングして除去し、さらに、多結晶Si膜49を周知
のRIE法によって除去した後、露出されたSiO2
2の表面を、硫酸系の混合液で洗浄し、さらに水洗して
スピンナ乾燥した。
【0074】一方、InGaAsP表面保護層39を、
硫酸と過酸化水素の混合溶液によってエッチングして除
去した後、HF希釈液によってn−InP層352の表
面を洗浄し、さらに水洗してスピンナ乾燥した。
【0075】次に、図13に示したように、上記領域4
0のSiO2膜2の表面とn−InP層352の表面
を、無塵環境下で互いに貼り合わせた。図13は図12
(b)と同じ部分の断面を示している。このとき、In
P基板311の[0−11]方向と、Si基板110の
[1−11]または[−111]方向のいずれかが平行
となるように配置した。以下、実施例1と同様に熱処理
して、InP基板311とSi基板110をレーザ構造
層80などを介して一体化した。
【0076】図14に示したように、上記InP基板3
11、InGaAsPエッチングストップ層32および
積層膜27を順次除去した後、SOI構造90のレーザ
構造層80に面した側面にSiN膜28(厚さ0.1μ
m)を形成した。SOI構造90に、周知の半導体装置
の製造方法に従って、第2のゲート酸化膜63、多結晶
Si膜74、75およびWSi膜84、85からそれぞ
れなる第2のゲート電極、高濃度n型ソース拡散Si層
12、ドレイン拡散層13、14、高濃度p型ソース拡
散層15、ゲート保護絶縁膜56および真性ベース領域
16を形成した。さらに電極として、Bを添加した多結
晶Si膜76、77、78とWSi膜86、87、88
の積層膜をそれぞれ形成して、ソース、ドレイン、およ
びベース引出しの各電極とした。続いて配線層間絶縁膜
57、高濃度n型エミッタ拡散層17を形成してMOS
トランジスタとバイポーラトランジスタを作製した。
【0077】図15(a)に示したように、上記レーザ
構造層80以外の表面を、最小膜厚1μm以上のホトレ
ジスト膜99で覆って保護した。なお、図15(a)〜
図16は図14における点線aでの断面構造を示す。上
記InP第二エッチングストップ層33を除去した後、
+−InGaAsPコンタクト層34上に、SiO2
トライプ52を、レーザ構造層80の[0−11]方向
と平行に形成した。このSiO2ストライプ52をマス
クとして、臭化水素酸と燐酸の混合液によって露出部分
をエッチングして、図15(b)に示した逆メサ形状を
形成し、さらにこの逆メサ部の側部をポリイミド膜98
で埋め込んで全体の表面を平坦化した。この平坦化は、
ポリイミド膜98を全面に形成した後、RIEなどによ
って余剰のポリイミド膜98およびホトレジスト膜99
を、SiO2ストライプ52の下面の高さまでエッチン
グすればよい。
【0078】図16に示したように、SiO2ストライ
プ52をHF希釈液で除去した後、ホトレジスト膜99
をアセトンで除去した。p+−InGaAsPコンタク
ト層34上にp型電極91、n−InP層352の側面
にn型電極92をそれぞれ形成し、さらにトランジスタ
上にAl電極(図示せず)を形成してレーザと電気的に
接続した。全体をレーザ構造層80の(0−11)面に
平行な面で劈開してレーザの共振器端面を形成した。
【0079】上記工程によって、2個のトランジスタと
半導体レーザが一体化された光電子集積化素子が形成さ
れた。本実施例では、(111)基板上に作製したレー
ザを集積した。(111)化合物半導体基板は、まだ一
般的には用いられていないが、(100)基板を用いる
場合よりもレーザの閾値電流値を低くすることができ
る。このように、本発明においては、集積される個々の
素子の都合に合わせて、それぞれの基板面方位を選択す
ることができる。また、Siトランジスタは異なる種類
の複数のトランジスタを集積することできる。SOI構
造上に作製することにより、各トランジスタの性能が著
しく向上されることはいううまでもない。
【0080】本実施例においては、上記実施例1と異な
り、InPの表面をSiO2の表面と貼り合わせて接着
した。n側のコンタクトはクラッド層であるn−InP
層352の側面からとったが、クラッド層のドーピング
濃度を高く設定できない場合や特別なコンタクト層が必
要な場合は、クラッド層の上にコンタクト層を形成して
おき、そこにn型電極を形成するようにしてもよい。
【0081】上記実施例1と同様に、本実施例において
も、集積できる素子の種類は本実施例に限定されるもの
ではなく、一体化される材料および面方位の組合せは適
宜選択できる。また、化合物半導体の直接接着を、Si
2表面のみならずSi、多結晶Si、または非晶質S
i表面と行なってもよい。作製手順の詳細を適宜変更で
きることは当然である。
【0082】〈実施例3〉図17は、本発明の第3の実
施例を示す図である。本実施例は、上記実施例1におい
て作製された集積化素子を、アレイ状に作製した例であ
る。図5(a)に示したように、InP基板310上に
レーザ構造層70を形成した後、これをストライプ状に
パターニングした。一方、Si基板110上にSiN膜
22をストライプ状に形成してSi基板110表面を露
出し、レーザ構造層70を実施例1の要領で直接接着し
た後、実施例1と同様に処理して集積化素子を作製し
た。
【0083】本実施例に示したように、本発明によれ
ば、化合物半導体集積化素子を、Si基板上にアレイ状
に作製することができる。従ってチップを量産すること
も可能であり、実用的で生産性の高い作製方法が提供さ
れる。
【0084】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
Si素子と化合物半導体素子を、各素子の特性および作
製プロセスに最も適した面方位で形成し、集積すること
ができる。Si素子はSOI構造上に作製されるので、
特性がすぐれた素子が得られ、また、集積化素子はアレ
イ状に作製することもできる。従って、実用に則した高
機能集積化素子が、高い歩留まりで作製される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によって形成された半導体層構造を示す
図、
【図2】従来の半導体層構造を示す図、
【図3】本発明の第1の実施例を示す図、
【図4】本発明の第1の実施例を示す図、
【図5】本発明の第1の実施例を示す図、
【図6】本発明の第1の実施例を示す図、
【図7】本発明の第1の実施例を示す図、
【図8】本発明の第2の実施例を示す図、
【図9】本発明の第2の実施例を示す図、
【図10】本発明の第2の実施例を示す図、
【図11】本発明の第2の実施例を示す図、
【図12】本発明の第2の実施例を示す図、
【図13】本発明の第2の実施例を示す図、
【図14】本発明の第2の実施例を示す図、
【図15】本発明の第2の実施例を示す図、
【図16】本発明の第2の実施例を示す図、
【図17】本発明の第3の実施例を示す図。
【符号の説明】
100…(100)p−単結晶Si基板、110…(1
10)単結晶Si基板、20、40、50、60…領
域、30…n型領域、101…Si膜層、102…ソー
ス拡散層、103…ドレイン拡散層、104…ソース拡
散層、105…ドレイン拡散層、106…単結晶Si薄
膜、11…高濃度n型埋込Si層、12…高濃度n型ソ
ース拡散Si層、13、14…ドレイン拡散層、15…
高濃度p型ソース拡散層、16…真性ベース領域、17
…高濃度n型エミッタ拡散層、2、21、23、25、
54、55…SiO2膜、22、28…SiN膜、2
4、26、27…積層膜、310…(100)InP基
板、311…(111)InP基板、32…p−または
アンドープInGaAsPエッチングストップ層、33
…p−またはアンドープInP第二エッチングストップ
層、34…p+−InGaAsPコンタクト層、351
…p−InP層、352…n−InP層、36a…アン
ドープInGaAsP活性層、36b…アンドープ量子
井戸(MQW)活性層、371…p−InGaAsPガ
イド層、372…n−InGaAsPガイド層、38…
半絶縁性InP層、39…n−またはアンドープInG
aAsP表面保護層、41、49、74、75、76、
77、78…多結晶Si膜、42…p型高濃度多結晶S
i層、43…n型高濃度多結晶Si層、44…n型高抵
抗領域、45…p型高抵抗領域、51…素子間分離絶縁
膜、52…SiO2ストライプ、53…フィルド絶縁
膜、56…ゲート保護絶縁膜、57…配線層間絶縁膜、
61…ゲート酸化膜、62…第一のゲート酸化膜、63
…第2のゲート酸化膜、70、80…半導体レーザ構造
層、71…Si膜、72、73…Si膜、81…TiN
膜、82、83、84、85、86、87、88…WS
i膜、90…SOI構造、91…p型電極、92…n型
電極、98…ポリイミド膜、99…ホトレジスト膜。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 魚見 和久 東京都国分寺市東恋ケ窪1丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】単結晶シリコンからなる半導体基板の表面
    の第1の領域上に、絶縁膜を介して形成された単結晶シ
    リコンからなる第1の半導体層と、上記半導体基板の上
    記第1の領域とは異なる第2の領域上に形成された、単
    結晶化合物半導体からなる第2の半導体層を少なくとも
    具備することを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】上記第2の領域と上記第2の半導体層の間
    には、非晶質シリコン膜が介在していることを特徴とす
    る請求項1に記載の半導体装置。
  3. 【請求項3】上記第2の領域と上記第2の半導体層の間
    には、多結晶シリコン膜が介在していることを特徴とす
    る請求項1に記載の半導体装置。
  4. 【請求項4】上記第2の領域と上記第2の半導体層の間
    には、酸化シリコン膜が介在していることを特徴とする
    請求項1に記載の半導体装置。
  5. 【請求項5】上記半導体基板の面方位と上記第2の半導
    体層の面方位が、互いに異なることを特徴とする請求項
    1から4のいずれか一に記載の半導体装置。
  6. 【請求項6】上記第2の半導体層は上記半導体基板上に
    直接形成され、当該半導体基板の格子配列と上記第2の
    半導体層の格子配列が、上記半導体基板と上記第2の半
    導体層の接着界面に垂直な一断面において等価でないこ
    とを特徴とする請求項1から5のいずれか一に記載の半
    導体装置。
  7. 【請求項7】上記半導体基板の面方位と上記第1の半導
    体層の面方位が、互いに異なることを特徴とする請求項
    1から6のいずれか一に記載の半導体装置。
  8. 【請求項8】上記第1の半導体層は上記半導体基板上に
    直接形成され、当該半導体基板の格子配列と上記第1の
    半導体層の格子配列が、上記半導体基板と上記第1の半
    導体層の接着界面に垂直な一断面において等価でないこ
    とを特徴とする請求項1から7のいずれか一に記載の半
    導体装置。
  9. 【請求項9】上記第1の半導体層の面方位は、上記第2
    の半導体層の面方位と同じであることを特徴とする請求
    項1から8のいずれか一に記載の半導体装置。
  10. 【請求項10】上記第2の半導体層は、III−V族化
    合物半導体からなることを特徴とする請求項1から9の
    いずれか一に記載の半導体装置。
  11. 【請求項11】上記第2の半導体層は、II−VI化合
    物半導体からなることを特徴とする請求項1から9のい
    ずれか一に記載の半導体装置。
  12. 【請求項12】上記半導体基板に固有の劈開面の一つと
    上記第1の半導体層に固有の劈開面の一つが、互いに平
    行に揃えられたことを特徴とする請求項1から11のい
    ずれか一に記載の半導体装置。
  13. 【請求項13】上記半導体基板は(110)面または
    (110)面から10°以内で傾斜した表面を有し、上
    記第1の半導体層および上記第2の半導体層は、それぞ
    れ(100)面または(100)面から10°以内で傾
    斜した表面を有していることを特徴とする請求項1から
    12のいずれか一に記載の半導体装置。
  14. 【請求項14】請求項1から13のいずれか一に記載さ
    れた上記半導体装置が、電子回路あるいは光集積回路で
    あることを特徴とする半導体回路。
  15. 【請求項15】単結晶シリコンからなる第1の半導体基
    板上に、酸化シリコン膜を形成する工程と、所定の素子
    が形成された単結晶シリコンからなる第2の半導体基板
    を用意する工程と、所定の素子が形成された単結晶化合
    物半導体からなる第3の半導体基板を用意する工程と、
    上記酸化シリコン膜の表面と上記第2の半導体基板の表
    面とを貼り合わせた後、加熱して上記酸化シリコン膜と
    上記第2の半導体基板を直接接着する工程と、上記第2
    の半導体基板を薄膜化してシリコン層を形成する工程
    と、上記シリコン層および上記酸化シリコン膜の所定部
    分を選択的に除去して、上記第1の半導体基板の表面を
    露出させる工程と、上記第1の半導体基板の露出された
    表面と上記第3の半導体基板の表面とを貼り合わせた
    後、加熱して上記第1の半導体基板と上記第3の半導体
    基板を直接接着する工程と、上記第3の半導体基板を薄
    膜化して化合物半導体層を形成する工程とを含むことを
    特徴とする半導体装置の製造方法。
  16. 【請求項16】単結晶シリコンからなる第1の半導体基
    板上に、酸化シリコン膜を形成する工程と、所定の素子
    が形成された単結晶シリコンからなる第2の半導体基板
    を用意する工程と、所定の素子が形成された単結晶化合
    物半導体からなる第3の半導体基板を用意する工程と、
    上記酸化シリコン膜の表面と上記第2の半導体基板の表
    面とを貼り合わせた後、加熱して上記酸化シリコン膜と
    上記第2の半導体基板を直接接着する工程と、上記第2
    の半導体基板を薄膜化してシリコン層を形成する工程
    と、上記シリコン層および上記酸化シリコン膜の所定部
    分を選択的に除去して、上記第1の半導体基板の表面を
    露出させる工程と、上記第1の半導体基板の露出された
    表面上に非晶質シリコン膜もしくは多結晶シリコン膜を
    形成する工程と、上記非晶質シリコン膜もしくは多結晶
    シリコン膜の表面と上記第3の半導体基板の表面とを貼
    り合わせた後、加熱して上記非晶質シリコン膜もしくは
    多結晶シリコン膜の表面と上記第3の半導体基板を直接
    接着する工程と、上記第3の半導体基板を薄膜化して化
    合物半導体層を形成する工程とを含むことを特徴とする
    半導体装置の製造方法。
  17. 【請求項17】単結晶シリコンからなる第1の半導体基
    板上に、酸化シリコン膜を形成する工程と、所定の素子
    が形成された単結晶シリコンからなる第2の半導体基板
    を用意する工程と、所定の素子が形成された単結晶化合
    物半導体からなる第3の半導体基板を用意する工程と、
    上記酸化シリコン膜の表面と上記第2の半導体基板の表
    面とを貼り合わせた後、加熱して上記酸化シリコン膜と
    上記第2の半導体基板を直接接着する工程と、上記第2
    の半導体基板を薄膜化してシリコン層を形成する工程
    と、上記第2の半導体基板の所定部分を選択的に除去し
    て、上記酸化シリコンの表面を露出させる工程と、上記
    酸化シリコン膜の露出された表面と上記第3の半導体基
    板の表面とを貼り合わせた後、加熱して上記酸化シリコ
    ン膜と上記第3の半導体基板を直接接着する工程と、上
    記第3の半導体基板を薄膜化して化合物半導体層を形成
    する工程とを含むことを特徴とする半導体装置の製造方
    法。
  18. 【請求項18】上記第1の半導体基板の面方位と上記化
    合物半導体層の面方位が、互いに異なることを特徴とす
    る、請求項15から17のいずれか一に記載の半導体装
    置の製造方法。
  19. 【請求項19】上記第1の半導体基板の面方位と上記シ
    リコン層の面方位が、互いに異なることを特徴とする、
    請求項15から18のいずれか一に記載の半導体装置の
    製造方法。
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