JPH09126214A - 釘 - Google Patents
釘Info
- Publication number
- JPH09126214A JPH09126214A JP30689095A JP30689095A JPH09126214A JP H09126214 A JPH09126214 A JP H09126214A JP 30689095 A JP30689095 A JP 30689095A JP 30689095 A JP30689095 A JP 30689095A JP H09126214 A JPH09126214 A JP H09126214A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- nail
- water
- plate
- neck
- head
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Finishing Walls (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】本発明は例えば窯業系外壁材等を建築物駆体や
胴縁等の下地材に釘で取付け固定する場合に、釘孔から
雨水等が内側に侵入しないようにすることを課題とす
る。 【解決手段】釘を水膨潤性樹脂によって被覆し、釘孔か
ら侵入する雨水等を該水膨潤性樹脂が吸収すると該水膨
潤性樹脂が膨潤して該水が内側に侵入することが阻止さ
れる。
胴縁等の下地材に釘で取付け固定する場合に、釘孔から
雨水等が内側に侵入しないようにすることを課題とす
る。 【解決手段】釘を水膨潤性樹脂によって被覆し、釘孔か
ら侵入する雨水等を該水膨潤性樹脂が吸収すると該水膨
潤性樹脂が膨潤して該水が内側に侵入することが阻止さ
れる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は例えば建築用板材、
特に窯業系外装材を建物駆体柱や胴縁等の下地材に取付
固定するために用いられる釘に関するものである。
特に窯業系外装材を建物駆体柱や胴縁等の下地材に取付
固定するために用いられる釘に関するものである。
【0002】
【従来の技術】建築用板材を建物駆体柱や胴縁等の下地
材に取付固定するには釘が用いられている。該建築用板
材において外壁材としては不燃性の窯業系板材が多用さ
れている。該窯業系板材とは主としてセメント、木片、
パルプ等の木質補強材、骨材、軽量材等の混合物を板状
に成形して養生硬化せしめたものである。しかしながら
該窯業系板材は固いので該窯業系板材に釘を打ち込んだ
場合、該窯業系板材と釘の首部や胴部との密着が不充分
となり、釘打ち部からの漏水が避けられず、更に該窯業
系板材は脆いので釘を打ち込む際に釘頭部に欠損が生じ
易く、この場合には釘孔の水密性を充分に保証すること
が更に困難になる。そこで従来は該板材の裏面に侵入水
の導水用縦方向溝を設け、侵入水を該縦方向溝に導びい
て下方へ排除し、該板材裏面に侵入水が広範囲に拡がら
ないようにする構成が提供されている(実公昭57−5
5862号)。
材に取付固定するには釘が用いられている。該建築用板
材において外壁材としては不燃性の窯業系板材が多用さ
れている。該窯業系板材とは主としてセメント、木片、
パルプ等の木質補強材、骨材、軽量材等の混合物を板状
に成形して養生硬化せしめたものである。しかしながら
該窯業系板材は固いので該窯業系板材に釘を打ち込んだ
場合、該窯業系板材と釘の首部や胴部との密着が不充分
となり、釘打ち部からの漏水が避けられず、更に該窯業
系板材は脆いので釘を打ち込む際に釘頭部に欠損が生じ
易く、この場合には釘孔の水密性を充分に保証すること
が更に困難になる。そこで従来は該板材の裏面に侵入水
の導水用縦方向溝を設け、侵入水を該縦方向溝に導びい
て下方へ排除し、該板材裏面に侵入水が広範囲に拡がら
ないようにする構成が提供されている(実公昭57−5
5862号)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来構成では該縦
方向溝の箇所が該板材の強度的欠陥箇所となり、この箇
所から該板材が欠損し易くなり、必要強度を保持するた
めには板厚を厚くしなければならないと云う問題点があ
る。
方向溝の箇所が該板材の強度的欠陥箇所となり、この箇
所から該板材が欠損し易くなり、必要強度を保持するた
めには板厚を厚くしなければならないと云う問題点があ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来の課題
を解決するための手段として、一部または全部を水膨潤
性樹脂で被覆した釘(1,2,3) を提供するものである。該
水膨潤性樹脂は少なくとも該釘(1,2,3) の頭部裏側およ
び/または首部の周面に被覆され、更に該釘は窯業系外
装材の取付固定に有用である。
を解決するための手段として、一部または全部を水膨潤
性樹脂で被覆した釘(1,2,3) を提供するものである。該
水膨潤性樹脂は少なくとも該釘(1,2,3) の頭部裏側およ
び/または首部の周面に被覆され、更に該釘は窯業系外
装材の取付固定に有用である。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図1〜図3
に示す。本発明が適用される釘としては例えば図1に示
す通常の釘(1) 、図2に示す胴部にスクリュー溝(2A)を
設けたスクリュー釘(2) 、図3に示す胴部にリング状突
起(3A)を形成したリング釘(3) 等があり、いずれも頭部
(11,21,31)、首部(12,22,32)、胴部(13,23,33)、先端尖
部(14,24,34)からなる。
に示す。本発明が適用される釘としては例えば図1に示
す通常の釘(1) 、図2に示す胴部にスクリュー溝(2A)を
設けたスクリュー釘(2) 、図3に示す胴部にリング状突
起(3A)を形成したリング釘(3) 等があり、いずれも頭部
(11,21,31)、首部(12,22,32)、胴部(13,23,33)、先端尖
部(14,24,34)からなる。
【0006】上記釘(1,2,3) は鋼鉄、ステンレススチー
ル、アルミニウム等の金属を材料とし、該釘(1,2,3) の
本体外面には水膨潤性樹脂が被覆されている。該水膨潤
性樹脂にはアクリル系、デンプン系、アクリル−デンプ
ン系、ウレタン系等があり、該水膨潤性樹脂を釘に被覆
するには、該水膨潤性樹脂の溶液を塗布する方法、該水
膨潤性樹脂の溶融物を塗布し冷却する方法、該水膨潤性
樹脂の粉末を接着する方法等がある。該水膨潤性樹脂は
釘本体外面の全面に被覆されてもよいが、釘本体の頭部
の裏側、首部の周囲、胴部のみあるいは釘の胴部の一部
のみに被覆されてもよい。しかし少なくとも板材が釘に
よって取付固定された時、該釘が板材と接する部分には
該水膨潤性樹脂が被覆されるべきである。
ル、アルミニウム等の金属を材料とし、該釘(1,2,3) の
本体外面には水膨潤性樹脂が被覆されている。該水膨潤
性樹脂にはアクリル系、デンプン系、アクリル−デンプ
ン系、ウレタン系等があり、該水膨潤性樹脂を釘に被覆
するには、該水膨潤性樹脂の溶液を塗布する方法、該水
膨潤性樹脂の溶融物を塗布し冷却する方法、該水膨潤性
樹脂の粉末を接着する方法等がある。該水膨潤性樹脂は
釘本体外面の全面に被覆されてもよいが、釘本体の頭部
の裏側、首部の周囲、胴部のみあるいは釘の胴部の一部
のみに被覆されてもよい。しかし少なくとも板材が釘に
よって取付固定された時、該釘が板材と接する部分には
該水膨潤性樹脂が被覆されるべきである。
【0007】本発明の釘は主として窯業系外壁材を建物
駆体柱や胴縁等の下地材に取付け固定するために用いら
れるが、これに限定されるものではなく合板、ハードボ
ード等の木質板の取付固定等に使用されてもよいことは
当然である。
駆体柱や胴縁等の下地材に取付け固定するために用いら
れるが、これに限定されるものではなく合板、ハードボ
ード等の木質板の取付固定等に使用されてもよいことは
当然である。
【0008】
【発明の効果】本発明の釘を用いて例えば窯業系外壁材
のような板材を建物駆体柱や胴縁等の下地材に取付け固
定した場合、釘孔から雨水等が侵入しても、該釘に被覆
されている水膨潤性樹脂が該水に接触して該水を速やか
に吸収し膨潤し、該釘と該釘孔との間を閉塞して板材裏
面への水の侵入拡散を防止する。
のような板材を建物駆体柱や胴縁等の下地材に取付け固
定した場合、釘孔から雨水等が侵入しても、該釘に被覆
されている水膨潤性樹脂が該水に接触して該水を速やか
に吸収し膨潤し、該釘と該釘孔との間を閉塞して板材裏
面への水の侵入拡散を防止する。
図1〜図3は本発明の実施の形態を示すものである。
【図1】普通の釘の正面図
【図2】スクリュー釘の正面図
【図3】リング釘の正面図
1,2,3 釘
Claims (3)
- 【請求項1】一部または全部を水膨潤性樹脂で被覆した
ことを特徴とする釘 - 【請求項2】該水膨潤性樹脂は少なくとも釘の頭部裏側
および/または首部の周面に被覆されている請求項1に
記載の釘 - 【請求項3】該釘は窯業系外装材の取付固定に使用され
る請求項1または2に記載の釘
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30689095A JPH09126214A (ja) | 1995-10-30 | 1995-10-30 | 釘 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30689095A JPH09126214A (ja) | 1995-10-30 | 1995-10-30 | 釘 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09126214A true JPH09126214A (ja) | 1997-05-13 |
Family
ID=17962494
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30689095A Pending JPH09126214A (ja) | 1995-10-30 | 1995-10-30 | 釘 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09126214A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006183305A (ja) * | 2004-12-27 | 2006-07-13 | Aic:Kk | 釘穴止水性能を有する建築用留め具 |
JP2013108332A (ja) * | 2011-11-24 | 2013-06-06 | C I Kasei Co Ltd | 河川用止水マットの敷設方法 |
JP2018017390A (ja) * | 2016-07-30 | 2018-02-01 | 一建設株式会社 | 釘 |
-
1995
- 1995-10-30 JP JP30689095A patent/JPH09126214A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006183305A (ja) * | 2004-12-27 | 2006-07-13 | Aic:Kk | 釘穴止水性能を有する建築用留め具 |
JP2013108332A (ja) * | 2011-11-24 | 2013-06-06 | C I Kasei Co Ltd | 河川用止水マットの敷設方法 |
JP2018017390A (ja) * | 2016-07-30 | 2018-02-01 | 一建設株式会社 | 釘 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20020212 |