JPH07243250A - 外装材取付用受け材 - Google Patents

外装材取付用受け材

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JPH07243250A
JPH07243250A JP3712994A JP3712994A JPH07243250A JP H07243250 A JPH07243250 A JP H07243250A JP 3712994 A JP3712994 A JP 3712994A JP 3712994 A JP3712994 A JP 3712994A JP H07243250 A JPH07243250 A JP H07243250A
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JP
Japan
Prior art keywords
exterior material
adhesive layer
exterior member
mounting
present
Prior art date
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Pending
Application number
JP3712994A
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English (en)
Inventor
Makoto Hoshi
信 星
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 煩瑣な作業を必要とせず、釘孔からの水の侵
入を防止できる外装材取付用受け材を提供するにある。 【構成】 板状本体2の少なくとも片面に粘着剤層3が
設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、化粧材等の外装材を壁
面等に取付ける際に使用して好適な外装材取付用受け材
に関し、特に防水性能を付与することができるものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、特開昭58−58356
号公報等に記載されているように、瓦等を屋根下地材に
釘打ちする場合には、釘孔からの水の侵入を防止するた
めに、下段の瓦の表面にゴムパッキン用台座凹所を設
け、この凹所にゴムパッキンを嵌合し、上段の瓦の表面
から釘を打ちつけて、釘を上段の瓦、ゴムパッキン及び
台座凹所を貫通することにより釘孔からの水の侵入を防
止していた。
【0003】又、特開昭63−172000号公報等に
記載されているように、防水シートを壁面に釘打ちする
場合には、防水シートの上に熱可溶性物質層を設け、熱
可溶性物質層の上から釘打ちし、熱可溶性物質層を加熱
して溶融させることにより釘孔からの水の侵入を防止し
ていた。
【0004】又、その他の防水手段として、外装材や、
外装材を取付けようとする壁面等の釘孔やビス孔の周辺
部にコーキングすることも行われている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
特開昭58−58356号公報等に記載されているよう
に、下段の瓦の表面にゴムパッキン用台座凹所を設け、
この凹所にゴムパッキンを嵌合する手段においては、凹
所にゴムパッキンを釘孔毎に一々嵌合するのは煩瑣であ
る。
【0006】又、後者の特開昭63−172000号公
報等に記載されているように、防水シートの上に熱可溶
性物質層を設け、熱可溶性物質層の上から釘打ちする手
段においては、釘孔毎に一々熱可溶性物質層を加熱して
溶融させるのは、これまた煩瑣であり全くやり切れな
い。
【0007】又、外装材や壁面等の釘孔周辺部等にコー
キングする手段においては、作業者の技能等により防水
性能にばらつきが生じ易く、信頼性確実性に欠ける恨み
がある。
【0008】本発明は、従来の外装材の取付けにおける
このような問題点に鑑みてなされたものであり、その目
的とするところは、上記の問題を解決し、煩瑣な作業を
必要とせず、釘孔からの水の侵入を防止できる外装材取
付用受け材を提供するにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1記載の外装材取付用受け材は、板状本体
の少なくとも片面に粘着剤層が設けられていることを特
徴とするものである。
【0010】又、請求項2記載の外装材取付用受け材
は、板状本体の少なくとも片面の一部に粘着剤層が設け
られていることを特徴とするものである。
【0011】又、請求項3記載の外装材取付用受け材
は、請求項1又は2記載の外装材取付用受け材におい
て、板状本体が弾性に富む材質から構成されていること
を特徴とするものである。
【0012】請求項1〜3記載の本発明において、外装
材としては、特に限定されないものであり、例えば、壁
用外装材を始めとして、床用外装材、屋根用外装材等の
各種用途の外装材が使用でき、その材質も、木質系、石
材系、セメント系、アルミニウム、塗装鋼板、ステンレ
ス鋼板等の金属系、FRP等の合成樹脂系等の各種のも
のが使用できる。
【0013】又、請求項1、2記載の本発明において、
板状本体の材質は特に限定されず、例えば、木質、石
材、金属、合成樹脂等が使用でき、請求項3記載の本発
明におついては、板状本体の材質は、ポリエチレン、ポ
リプロピレン等の発泡体もしくは非発泡体、天然もしく
は合成ゴム等の弾性に富むものが使用できる。
【0014】又、請求項1〜3記載の本発明において、
粘着材の材質としては、特に限定されないのであり、例
えば、ブチルゴム系粘着材、アクリル樹脂系粘着材、天
然ゴム系粘着材等が使用できる。
【0015】
【作用】請求項1記載の本発明外装材取付用受け材にお
いては、板状本体の少なくとも片面に粘着剤層が設けら
れているので、外装材を取付けるべき壁面等に本発明外
装材取付用受け材の粘着剤層が設けられている板状本体
の片面を当て、本発明外装材取付用受け材の他の片面に
外装材を当ててその上から釘打ちすると釘の先端は本発
明外装材取付用受け材の粘着剤層を突き破りながら粘着
剤を巻き込んで壁面等に打ち込まれる結果、壁面等に生
じる釘孔は粘着剤によって充填され、水の侵入を防止で
きる。
【0016】又、請求項2記載の外装材取付用受け材に
おいては、板状本体の少なくとも片面の一部に粘着剤層
が設けられているので、外装材を取付けるべき壁面等に
本発明外装材取付用受け材の粘着剤層が設けられている
板状本体の片面を当て、本発明外装材取付用受け材の他
の片面に外装材を当ててその上から釘打ちすると釘の先
端は本発明外装材取付用受け材の粘着剤層を突き破りな
がら粘着剤を巻き込んで壁面等に打ち込まれる結果、壁
面等に生じる釘孔は粘着剤によって充填され、水の侵入
を防止できる。又、板状本体の少なくとも片面の一部に
粘着剤層が設けられているので、粘着剤の量が少なくて
済み、経済的である。
【0017】又、請求項3記載の外装材取付用受け材に
おいては、板状本体が弾性に富む材質から構成されてい
るので、釘打ち時に板状本体に圧縮応力が残り、この圧
縮応力が粘着剤層に伝達される結果、粘着剤の釘孔周辺
への充填粘着が一層強固となる上、板状本体が外装材及
び壁面等によく馴染み、外装材の変形等に対応できるも
のとなる。
【0018】
【実施例】次に、本発明の実施例を、図面を参照しなが
ら説明する。 〔実施例1〕図1は、本発明外装材取付用受け材の一例
を示す斜視図である。
【0019】図1において、1は本発明外装材取付用受
け材、2は本発明外装材取付用受け材1の合成ゴム製板
状本体であり、板状本体2の両面にブチルゴム系粘着剤
層3が設けられ、その表面に剥離紙4が貼り付けられて
いる。
【0020】〔実施例1の作用〕次に、図1に示す本発
明外装材取付用受け材1の作用を図2について説明す
る。図2において、Aは建物の木桟であり、この木桟A
にセメント系外壁Bが取付けられ、外壁Bには塗装され
た塗料の層Cが設けられている。このような外壁Bの上
に塩ビ鋼板からなる化粧材である溝形外装材Dを釘打ち
するには、図2に示すように、溝形外装材Dの内部に本
発明外装材取付用受け材1を嵌合し、本発明外装材取付
用受け材1の粘着剤層3の剥離紙4を剥離して外壁Bの
所定箇所に貼り付け、釘Eを外装材Dの上から打ちつけ
ると、釘Eの先端が外装材D、本発明外装材取付用受け
材1の板状本体2を貫通し、粘着剤層3を突き破って木
桟Aに打ち付けられる。
【0021】釘Eの先端が粘着剤層3を突き破る際に粘
着剤3を巻き込む結果、外壁Bに設けられる釘孔には粘
着剤3が充填され、外壁Bに設けられる釘孔には水が侵
入する恐れはない。
【0022】〔実施例2〕図3は本発明外装材取付用受
け材の他の一例を示す斜視図であり、図3に示す本発明
外装材取付用受け材1aは板状本体2aの両面に粘着剤
層3aが設けられ、その上に剥離紙4aが貼り付けられ
たものである。
【0023】〔実施例2の作用〕図3に示す本発明外装
材取付用受け材1aにおいては、板状本体2aの両面に
粘着剤層3aが設けられているので、本発明外装材取付
用受け材1aを図2に示す本発明外装材取付用受け材1
のように使用した場合には、外壁Bに設けられる釘孔の
みならず本発明外装材取付用受け材1aの板状本体2a
に設けられる釘孔にも粘着剤3aが侵入して板状本体2
aに設けられる釘孔の防水効果を上げることができる。
【0024】〔実施例3〕図4は本発明外装材取付用受
け材の更に他の一例を示す斜視図であり、図4に示す本
発明外装材取付用受け材1bは板状本体2bの片面の一
部の2箇所に粘着剤層3bが設けられ、その上に剥離紙
4bが貼り付けられたものである。
【0025】〔実施例3の作用〕次に、図4に示す本発
明外装材取付用受け材1bの作用を図5、6について説
明する。図5は図4に示す本発明外装材取付用受け材1
bの使用状態を示す正面図、図6は図5のVI−VI線
における断面図である。図5、6に示すように、溝形外
装材Dの内部に本発明外装材取付用受け材1bを嵌合
し、本発明外装材取付用受け材1bの粘着剤層3bの剥
離紙4bを剥離して外壁Bの所定箇所に貼り付け、釘E
を外装材Dの上から打ちつけると、釘Eの先端が外装材
D、本発明外装材取付用受け材1bの板状本体2bを貫
通し、粘着剤層3bを突き破って木桟Aに打ち付けられ
る。
【0026】釘Eの先端が粘着剤層3bを突き破る際に
粘着剤3bを巻き込む結果、外壁Bに設けられる釘孔に
は粘着剤3bが充填され、外壁Bに設けられる釘孔には
水が侵入する恐れはない。又、粘着剤3bは板状本体2
bの片面に部分的に設けられているので、粘着剤3bが
少量で済んで経済的であり、使用時に粘着剤3bが外装
材Dの外側にはみ出る恐れはなく体裁よく仕上げること
ができる。
【0027】〔実施例4〕図7は本発明外装材取付用受
け材の更に他の一例を示す斜視図であり、図7に示す本
発明外装材取付用受け材1cは板状本体2cの片面に2
条のV形凹溝21cが穿設され、この凹溝21c内に粘
着剤層3cの底部が充填され、その上に剥離紙4bが貼
り付けられたものである。
【0028】この図7に示す本発明外装材取付用受け材
1cにおいては、凹溝21c内に粘着剤層3bの底部が
充填されているので、使用時における粘着剤3cのはみ
出し方向が凹溝21cの方向となるので、粘着剤3cの
はみ出し方向が予測できるので作業が容易となる。
【0029】〔実施例5〕図8〜10は本発明外装材取
付用受け材の更に他の一例を示す斜視図であり、図8は
表面側から見た斜視図、図9は剥離紙を剥離した状態を
示す斜視図、図10は裏面から見た斜視図である。図8
〜10に示す本発明外装材取付用受け材1dにおいて
は、図9に示すように、板状本体2dの片面の両端付近
に2箇所の円形箇所に粘着剤層3dが設けられ、その周
囲に環状の突条21dが設けられ、更に、その周囲に環
状の凹溝22dが設けられ、その上に剥離紙4bが貼り
付けられたものである。尚、環状の突条21dは先端部
が尖っていてもよく、尖っている場合には、使用時に突
条21dの先端部が壁面等によく馴染んで密接するので
好ましい。板状本体2dの他の片面の両端付近には、図
10に示すように、釘打ちのための凹陥部23dが凹設
されていて、この凹陥部23dから釘の先端を当てて釘
打ちすることにより釘の先端が粘着剤層3dの中央部を
貫通するようになっている。
【0030】この図8〜10に示す本発明外装材取付用
受け材1dにおいては、粘着剤層3dの周囲に環状突条
21dが設けられ、更に、その周囲に環状の凹溝22d
が設けられているので、使用時に粘着剤層3dが壁面等
に押しつけられても、粘着剤が環状突条21dを乗り越
えて周囲にはみ出し難く、仮に粘着剤が環状突条21d
を乗り越えても、環状凹溝22d内に収納されるので、
粘着剤が板状本体2dの周囲にはみ出すことはなく、美
観を保持することができる。
【0031】以上、本発明の実施例を図により説明した
が、本発明の具体的な構成は、図示の実施例に限定され
るものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲におい
て、設計変更等があっても本発明の技術的範囲に含まれ
る。例えば、図4に示す実施例のように板状本体の2箇
所に粘着剤層を設ける代わりに板状本体の1か所或いは
3か所以上でもよい。又、外装材は外壁の継ぎ目に設け
られていてもよく、その場合には、外壁の継ぎ目隠しに
なる。又、図示の実施例においては、釘打ちの例のみが
示されているが、釘打ちの代わりにビス打ちでもよいこ
とは勿論である。
【0032】
【発明の効果】請求項1記載の本発明外装材取付用受け
材においては、外装材を取付けるべき壁面等に本発明外
装材取付用受け材の粘着剤層が設けられている板状本体
の片面を当て、本発明外装材取付用受け材の他の片面に
外装材を当ててその上から釘打ちすると釘の先端は本発
明外装材取付用受け材の粘着剤層を突き破りながら粘着
剤を巻き込んで壁面等に打ち込まれる結果、壁面等に生
じる釘孔は粘着剤によって充填され、水の侵入を防止で
きる。
【0033】又、請求項2記載の外装材取付用受け材に
おいては、外装材を取付けるべき壁面等に本発明外装材
取付用受け材の粘着剤層が設けられている板状本体の片
面を当て、本発明外装材取付用受け材の他の片面に外装
材を当ててその上から釘打ちすると釘の先端は本発明外
装材取付用受け材の粘着剤層を突き破りながら粘着剤を
巻き込んで壁面等に打ち込まれる結果、壁面等に生じる
釘孔は粘着剤によって充填され、水の侵入を防止でき
る。又、板状本体の少なくとも片面の一部に粘着剤層が
設けられているので、粘着剤の量が少なくて済み、経済
的であり、粘着剤のはみ出しも少なくなる。
【0034】又、請求項3記載の外装材取付用受け材に
おいては、釘打ち時に板状本体に圧縮応力が残り、この
圧縮応力が粘着剤層に伝達される結果、粘着剤の釘孔周
辺への充填粘着が一層強固となる上、板状本体が外装材
及び壁面等によく馴染み、外装材の変形等に対応できる
もとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明外装材取付用受け材の一例を示す斜視
図。
【図2】図1に示す本発明外装材取付用受け材の使用状
態を示す断面図。
【図3】本発明外装材取付用受け材の他の一例を示す斜
視図。
【図4】本発明外装材取付用受け材の更に他の一例を示
す斜視図。
【図5】図4に示す本発明外装材取付用受け材の使用状
態を示す断面図。
【図6】図5のVI−VI線における断面図。
【図7】本発明外装材取付用受け材の更に他の一例を示
す斜視図。
【図8】本発明外装材取付用受け材の更に他の一例を示
す斜視図。
【図9】図8に示す本発明外装材取付用受け材の剥離紙
を剥離した状態を示す斜視図。
【図10】図8に示す本発明外装材取付用受け材の裏面
側から見た斜視図。
【符号の説明】
1、1a、1b、1c、1d 本発明外装材取付用受け
材 2、2a、2b、2c、2d 板状本体 3、3a、3b、3c、3d 粘着剤層 4、4a、4b、4c、4d 剥離紙 A 木桟 B 外壁 C 塗料の層 D 外装材 E 釘

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板状本体の少なくとも片面に粘着剤層が
    設けられていることを特徴とする外装材取付用受け材。
  2. 【請求項2】 板状本体の少なくとも片面の一部に粘着
    剤層が設けられていることを特徴とする外装材取付用受
    け材。
  3. 【請求項3】 板状本体が弾性に富む材質から構成され
    ていることを特徴とする請求項1又は2記載の外装材取
    付用受け材。
JP3712994A 1994-03-08 1994-03-08 外装材取付用受け材 Pending JPH07243250A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3712994A JPH07243250A (ja) 1994-03-08 1994-03-08 外装材取付用受け材

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JP3712994A JPH07243250A (ja) 1994-03-08 1994-03-08 外装材取付用受け材

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JPH07243250A true JPH07243250A (ja) 1995-09-19

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JP3712994A Pending JPH07243250A (ja) 1994-03-08 1994-03-08 外装材取付用受け材

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