JPH0313443B2 - - Google Patents

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JPH0313443B2
JPH0313443B2 JP56066695A JP6669581A JPH0313443B2 JP H0313443 B2 JPH0313443 B2 JP H0313443B2 JP 56066695 A JP56066695 A JP 56066695A JP 6669581 A JP6669581 A JP 6669581A JP H0313443 B2 JPH0313443 B2 JP H0313443B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
nail
decorative
board
notch
hard
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP56066695A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS57179410A (en
Inventor
Kunimasa Ooide
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daichiku Co Ltd
Original Assignee
Daichiku Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Daichiku Co Ltd filed Critical Daichiku Co Ltd
Priority to JP56066695A priority Critical patent/JPS57179410A/ja
Publication of JPS57179410A publication Critical patent/JPS57179410A/ja
Publication of JPH0313443B2 publication Critical patent/JPH0313443B2/ja
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  • Finishing Walls (AREA)
  • Connection Of Plates (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は硬質の装飾化粧板を天井板や壁面板と
して下地材へ接着剤により固着施工する新規な施
工法及びそれに用いる釘に関するものである。
【従来の技術】
石綿板、セメント板、パルプセメント板、ハー
ドボード等を素材としてその表面に成形、型押等
により装飾を施した硬質の装飾化粧板が室内装飾
用として化粧合板と共に多く用いられるようにな
つてきている。特に石綿板やパルプセメント板は
不燃性であるため、台所の壁材、天井材等には不
可欠の素材である。 従来、このような硬質装飾化粧板の施工には、
下地材としての野縁、胴縁等に対して接着剤を塗
布した化粧板を当て、釘頭の薄い釘で固着する方
法が採用されてきた。しかしながら、釘頭が表面
に露出して目立ち、折角の装飾面を汚す欠点があ
り、塗装を施して目立たぬようにする程度の対策
しかなかつたのである。
【発明が解決しようとする課題】
そこで、装飾化粧板の表面に釘頭を残さず、し
かも完全な固着ができる方法について種々検討を
加え、接着剤の力を借りる点は従来と同様である
が、接着剤が硬化するまでは仮止めの役をさせ、
硬化後はそのまま釘頭を切断して釘柱を化粧板内
に埋設残留させて本止めに利用する方法の採用と
それに使用する釘の構造について検討した。
【課題を解決するための手段】
すなわち、方法においては石綿板、セメント
板、パルプセメント板等硬質装飾化粧板13を天
井板、壁面板として下地材へ接着剤層12を介し
て貼着施工するに際して、釘柱2の釘頭1近くに
切込部4を設け、かつ釘頭1から切込部4を覆う
長さの柱状弾力材を釘柱2に差し止めた釘を用い
て、その釘の切込部4が前記装飾化粧板内へ埋設
するまで打設して前記硬質装飾化粧板を仮止め
し、接着剤の硬化後に前記釘頭1を切込部4から
打折除去して仕上げるのである。 釘の構造は釘柱2の釘頭1近くに切込部4を設
け、釘柱2に釘頭1から切込部4を覆う長さの柱
状弾力材6を差し止めたことであり、特に、弾力
材の使用により、本工法の作業性と固着性の両面
が改善できたのである。 更に、上記釘柱2にこの切込部4から釘尖端3
方向へ適当幅の外周凹凸条5を凸条のみが釘柱2
面よりやや突出する程度に設けると、化粧板の表
面をあまり傷付けずに固着力を高めることができ
る。
【作用】
本発明の硬質装飾化粧板の接着施工法による
と、接着剤が硬化するまでの間は打込まれた釘の
釘頭1側になる柱状弾力材6によつて、下地材へ
硬質装飾化粧板が弾支されて接着剤の不足を補い
ながら硬化を待つ。接着剤の硬化後は、釘頭を横
から叩くと釘頭1が弾力材6と共に切込部4から
打折除去されるが、硬質装飾化粧板内の釘柱2は
外から見えない位置に残り、接着強度を補強す
る。 また、本発明の硬質装飾化粧板の接着施工用釘
は、切込部4が柱状弾力材6によつて覆われてい
るので、打込み時には柱状弾力材6がガイドとな
る。打込みを終えると切込部4は硬質装飾化粧板
内にあつて、打込み方向に対しては高強度である
が、横方向からの荷重に弱い特性を発揮して、ハ
ンマ等で横に叩くだけで除去できる作用を発揮す
る。柱状弾力材6は釘打込み時に切込部4の保護
をすると共に、打撃力を緩和して傷や割れを防
ぎ、釘頭除去時には釘頭が硬質装飾化粧板へ接触
して傷付けるのを妨げる。釘頭除去後、下地材及
び硬質装飾化粧板内に残る釘柱は、硬質装飾化粧
板の荷重を支えて接着剤の強度を補強する等の作
用が得られる。
【実施例】
以下図面によつて本発明の工法及び釘の構成を
作用と共に詳細かつ具体的に説明する。 第1図、第2図は本発明施工法に用いる釘の拡
大側面図、第3図、第4図は施工例を示す断面図
である。第3図、第4図中イは釘の打ち込み完了
時の状態を示し、ロは接着完了時の状態を示す。 本発明施工法に用いる釘は、基本的には第1図
に示すように、従来の釘頭1、釘柱2、釘尖端3
に加えて釘柱2の釘頭1近くに切込部4を設け、
かつ、その部分に弾力材6を差し止めたものであ
る。この切込部4は釘柱2の外周へ均等な深さの
溝であり、釘の打込時には折れることなく、釘を
横から叩いたときに切断できる程度である。切込
部4は周溝のほか左右から圧縮してくびれを形成
させてもよい。このような釘を用いて、第3図イ
に示すように、例えば、胴縁11に対して接着剤
層12を介して硬質装飾化粧板13を貼着施工す
るのである。その際、釘の打込みは切込部4が化
粧板13の内方へかくれるまで行ない、釘頭1が
弾力材6により化粧板の表面を圧着するのであ
る。次に、接着剤層12が固化して化粧板13が
胴縁11に完全に固着した後釘頭1を横方向から
叩いて第3図ロのように打折除去して仕上げる。
切込部4が化粧板13の内方にあるので、釘頭1
を除去しても、切込部4の切断端が化粧板から露
出することなく美麗である。釘柱2に切込部を形
成させると、釘がその部分から打設時に折れた
り、曲折したりするのではないかと一般には考え
られ勝ちであるが、切込みの程度を加減すれば、
弾力材の助けもあつて全くそのようなことなく安
定して打ち込みができ、かつ横からの打撃により
切断が容易なように調節可能である。例えば、釘
柱径1.25mmφの場合、切込部径は0.75〜0.95mmφ
で良好な結果を得ている。 第2図は、本発明の思想を応用し、更に重量の
ある硬質装飾化粧板13に適した釘であつて、こ
れは切込部4から釘尖端3方向へ適当幅の外周凹
凸条5を設けたものである。外周凹凸条5は連続
したラセン状でもよく、独立した円周溝でもよ
い。凹凸条は第4図イのように化粧板13内へ食
い込み圧着と抜け止めの作用をもたらす程度に凸
条のみが釘柱面よりやや突出する程度にする。こ
の場合も、仮止めの状態イから釘を抜き去ること
なく、ロのように釘頭1を切離して接着剤の固着
後も本止め釘とする。 柱状弾力材6はゴム、軟質プラスチツクス等か
らなるチツプ状のもので、既に本発明者が、先に
化粧合板の接着施工用仮止釘に応用して好結果を
得、多用されているものである。本発明の硬質化
粧板釘の場合は、合板又は合板と同等かあるいは
合板よりも硬質板であり、釘の太さも1.2mmφ以
上は必要であり、かつ使用後は引抜きよりも切断
除去が適当な点で従来の化粧合板の施工法と異に
する。ただ、第3図又は第4図イに示すように、
接着剤層12の仮接着時に弾圧して接着を完全に
する作用と、釘頭1の位置確認の指標的役割を果
たす作用は、合板接着時と同様である。 しかし、柱状弾力材6は従来の仮止釘より長く
て釘頭1の背面に当接した状態で切込部4までも
が隠れる長さの長柱状弾力材6である点に特徴が
ある。したがつて、切込部4の周溝を深くして
も、打込み時に折損することがなく、弾力材の厚
みが大であるから十分な弾性反撥力で接着が完全
であり、しかも、第3図又は第4図ロのように切
り離しの力が軽くてすみ、かつ切断端部が弾力材
内に隠れるので回収時に手等に摺り傷を与えるよ
うなこともなく、作業が簡単で安全な利点があ
る。 硬質化粧板のうちでも比較的軽量といわれてい
る石綿化粧板にあつても、厚さ6mm、幅606mm、
長さ2430mmの規格品で約11.5Kgもあり、合板の3
Kg程度に比べても4倍近い重量である。この重量
を支え、かつ接着固化まで仮止めの役目をし、固
化後は取去つて釘頭を残さないという特徴を有す
るのが、本発明の施工方法であり、かつそれに用
いる仮止釘である。実験結果によれば、通常の硬
質化粧板の天井面や壁面への施工には、釘柱径が
1.2mmφ前後、釘長が15〜30mm、柱状弾力材の径
は4〜6mm、長さは3〜8mm程度のものが適当で
ある。また、釘頭から3〜5mm離れて切込部を形
成するのが適当である。しかしながら、用いる板
厚によつて釘の寸法が変化するのは云うまでもな
い。硬質化粧板施工時の釘間隔は、約30cm程度が
強度面からも作業面からも好適である。
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明の石綿板等硬質装
飾化粧板の接着施工法及びそれに用いる釘は、接
着層が固化するまでは加圧状態を保持する仮止め
の作用をする釘で十分な接着性を確保し、接着完
了後は釘頭を除去して、化粧板表面に見苦しい釘
頭を残さず、かつ本止釘として作用させる方法で
あり、作業の容易さと確実さと、そして仕上りの
優美さの三拍子揃つたところに、その特徴が見出
されるのである。特に、最近の2×4工法に用い
て極めて顕著な効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は本発明施工法に用いる釘の拡
大側面図、第3図、第4図は施工例を示す断面図
である。第3図、第4図中イは釘の打ち込み完了
時の状態を示し、ロは接着完了時の状態を示す。 1……釘頭、2……釘柱、3……釘尖端、4…
…切込部、5……外周凹凸条、6……柱状弾力
材、11……胴縁、12……接着剤層、13……
硬質装飾化粧板。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 石綿板、セメント板、パルプセメント板等硬
    質装飾化粧板13を天井板、壁面板として下地材
    へ接着剤層12を介して貼着施工するに際して、
    釘柱2の釘頭1近くに切込部4を設け、かつ釘頭
    1から切込部4を覆う長さの柱状弾力材を釘柱2
    に差し止めた釘で、該釘の切込部4が前記装飾化
    粧板内へ埋設するまで打設して前記硬質装飾化粧
    板を仮止めし、接着剤の硬化後に前記釘頭1を切
    込部4から打折除去して仕上げることを特徴とす
    る硬質装飾化粧板の接着施工法。 2 釘柱2の釘頭1近くに切込部4を設け、釘柱
    2に釘頭1から切込部4を覆う長さの柱状弾力材
    6を差し止めたことを特徴とする硬質装飾化粧板
    の接着施工用釘。
JP56066695A 1981-04-30 1981-04-30 Method of bonding hard ornamental decorative board and temporary stop nail used for said method Granted JPS57179410A (en)

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