JPH0368244B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0368244B2
JPH0368244B2 JP57148431A JP14843182A JPH0368244B2 JP H0368244 B2 JPH0368244 B2 JP H0368244B2 JP 57148431 A JP57148431 A JP 57148431A JP 14843182 A JP14843182 A JP 14843182A JP H0368244 B2 JPH0368244 B2 JP H0368244B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
nail
notch
temporary
head
nail head
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP57148431A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5937313A (ja
Inventor
Kunimasa Ooide
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daichiku Co Ltd
Original Assignee
Daichiku Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daichiku Co Ltd filed Critical Daichiku Co Ltd
Priority to JP14843182A priority Critical patent/JPS5937313A/ja
Publication of JPS5937313A publication Critical patent/JPS5937313A/ja
Publication of JPH0368244B2 publication Critical patent/JPH0368244B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Conveying And Assembling Of Building Elements In Situ (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は、フラツシユドアの額縁、家屋建築に
おける巾木、廻り縁、戸当り、硬質化粧板等建材
を本体へ接着剤を用いて接着する際に使用する建
材接着施工用仮止釘に関するものである。
【従来の技術とその解決すべき課題】
フラツシユドアの製造に際して、額縁を化粧合
板でできている戸板本体に取付けるには、通常は
接着剤を裏面に塗布した額縁(ラワン材使用が多
い)の上部に当て木を添わせておいて、この上か
ら1.2mmφ以上の太めの釘で、接着剤が固化する
までの間を仮止めし、接着が完了した時点で抜き
取る方法が行われている。この方法によると、釘
が太いため(市販の化粧合板接着施工用仮止釘で
は細いため額縁に打込むことができない)抜き取
りに非常に手間が掛り、また、釘を抜き取るのを
避ける目的で釘頭を切り取つた釘を使用すると接
着力が不足して目的を達成することができない。
そこで、釘頭を偏平に潰して使用するとか、その
まま使用して接着後もそのまま釘頭が見える状態
に残すとかするのであるが、これらの方法で釘頭
を残しておくと、錆が発生して見苦しい等の難点
があり、従来これといつた優れた施工法がなかつ
たのである。 更に、廻り縁、巾木、戸当り等を家屋本体へ取
付ける際には、直接釘で打付けると釘頭が小さい
ものを使用するとしても、釘本体が1.2mmφ以上
は必要であるから、当然釘頭はその2.5〜3.0倍の
3.0〜3.6mmφとなり、打込後もこの釘頭が表面に
出たままで腐食し見苦しい結果となる。また、釘
頭を潰して使用する方法がとられているが、釘頭
を潰すために手間か掛り作業能率が低下し、いま
だ腐食の問題を解決するには至つていない。その
他、釘頭を切つた釘の使用方法もあるが、釘頭が
ないために接着をするための押え力が弱く、釘先
が建材中に埋没しがたいので、釘の表面に現われ
た部分が腐食して見苦しいのである。 次に硬質化粧板の壁面への接着施工において、
接着剤が裏面の下地材間へ塗布され、表面より釘
が打込まれる場合に、釘頭のある釘を使用すると
たとえ腐食を考慮してステンレス製の釘を使用し
たとしても、表面に釘頭が残留するので外観上好
ましくない。そこで打込が可能な程度に太い釘で
止めておいて、接着完了後に抜き取ることとした
場合には、外観上の問題点は解決されるものの、
硬質化粧板はかなり高重量であるから、接着剤の
みでは保持力に乏しい欠点がある。 このように、廻り縁、巾木、戸当り、硬質化粧
板を接着剤を介して本体へ接着施工するにおいて
は、従来の化粧合板接着施工用仮止釘を用いるこ
とができず、そうかといつて釘頭を潰した釘、釘
頭を取除いた釘のいずれも外観とか作業能率に問
題があり、また表面に露出した部分が錆びる等の
難点を有していたのである。
【課題を解決するための手段】
以上のような難点を解決すべく種々検討した結
果、釘頭1、釘柱2、釘尖端部3からなる釘の釘
頭1付近に切込部4を形成し、該切込部4付近を
ゴム、プラスチツク等の補強材5で被覆した構造
のものが、目的に適うことを見出し、ここに前記
廻り縁等の建材接着施工用の仮止釘として完成を
みたのである。
【作用】
釘頭1付近に設けた切込部4は、釘を打込み、
接着剤層が固まつた後に釘頭1を折り取る位置と
なる。この切込部4付近を被覆した補強材5は、
釘打込時には切込部4の保護となつて折れ難く、
打込完了時にはその弾力性のために接着剤層への
押圧力を高めて接着ムラをなくする。 釘頭1付近を被覆した補強材5の厚みは、打込
完了時には釘頭1の下面と建材表面との間で圧縮
変更されるが、その際、切込部4が建材表面より
中へ入る位置関係であるので、釘頭1を折り取つ
た後、折れ口が建材中へ埋没し、釘穴を塗料等で
埋め込むことができ、釘からの錆が出てこない。
【実施例】
以下図面によつて詳細に説明する。 第1図はフラツシユドア製造時に本発明の仮止
釘を使用している状態を示す要部斜視図である。
第2図は本発明品の拡大縦断面図、第3図は使用
時の縦断面図である。これらの図によつて明らか
なように、本発明の仮止釘は釘頭1と釘柱2及び
釘尖端部3からなる釘の釘頭に近い部分に切込部
4が形成され、その切込部4付近を被覆するよう
に補強材5が配設されている。ここでいう切込部
4とは、釘柱2よりも細い直径となるような切込
が入れられた部分で、横方向からの曲げモーメン
トに対して他の部分よりも弱い性質を有した特徴
を持ち、折れ易い部分である。補強材5はゴムと
かプラスチツクを円柱状とか花、星形等の形状に
成形したもので、仮止釘の打込に際しては打撃力
による切込部4からの折損を防ぐ作用を有してお
り、打込後は廻り縁等を傷付けることなく押圧す
る性質を有している。更に、その厚みを適当にす
ると、切込部4を建材中の適当深さに設定する作
用もある。 以上のような構造の仮止釘は、次のようにして
使用される。先ず初めに、本体6と廻り縁7間に
接着剤8が塗布され、次いで本発明の仮止釘が打
込まれる。フラツシユドアを例にとると仮止釘の
打込間隔は30〜40cmである。仮止めには25〜30本
が用いられる。仮止釘を打込んで補強材5が廻り
縁を押圧した状態で接着剤の固化を待つ。充分に
接着剤が固化し接着が完了した時点で、第3図に
示したように頭部を横方向から叩くと、仮止釘は
切込部4から下部を木材中に残して釘頭1及びそ
の首部と補強材5が取除かれる。この時残存して
いる釘柱の上端部が木材外に出ないようにしたと
ころに本発明の特徴がある。つまり本発明の仮止
釘によると、打込完了時には切込部4が、廻り縁
等木材の表面から所定深さh、通常は0.5mm以上
だけ内部へ入る。そのために切込部4の釘頭1か
らの距離aと、補強材5の厚みbとの相関は、仮
止釘を打込む時にはa<bで切込部を補強材が十
分被覆し、打込完了時にはbが圧縮されて切込部
が木材中へ埋没するa>bの位置関係となるのが
好ましい。 木材中へ0.5mm以上釘の上端(折損部)が位置
すると、以下に示すような予期せざる効果が得ら
れている。すなわち、釘の折損部が木材表面下
0.7mmにある場合(完全打込み)と、木材表面に
現われている場合(不完全打込み)について発錆
度試験を行つた。試験に際しては、木材としてベ
ニヤ板とベニヤ板上にクロス貼がなされたもの、
硬質化粧板として石膏ボードと石膏ボード上にク
ロス貼がなされたものを選んで試験片とした。 試験方法は、まず試験用の各ボードを木質下地
材上に重合し、この上から本発明の仮止釘を、一
方は切込部4がボード表面下0.7mm±0.2の位置と
なるよう複数本完全に打込み、もう一方のボード
には切込部4がボードの表面に位置するよう複数
本不完全に打込んだ。そして横から頭部を叩いて
切込部4から折つて頭部を取り去つた。同一状態
で複数本(9本)の釘が打込まれている試験用ボ
ードの半分を0.5%食塩水に約10秒間浸漬し、次
いでこれを乾燥後、ガス腐食試験装置内にこれら
を入れ、装置内温度40±1℃、湿度75±5%の条
件下に164時間(7日間)放置した。その結果を
第1表に示す。 第1表に示したこの実験から、仮釘止の切込部
4がボード表面から0.5mm以上の位置となるよう
に打込まれた場合(完全打込み)には錆が発生し
ないという顕著な効果が確認されたのである。
【表】
【表】
【本発明の効果】
本発明の釘は以上詳述した構造であるから、廻
り縁、巾木、戸当り等の建材接着施工において、
打込み時はつまみやすくて折れ難く、接着中には
釘頭と廻り縁等との間に補強材が介在してこれら
を傷付けることなく押圧して仮止め効果を発揮し
て接着を安定に完了させ、接着完了後は釘頭が容
易に横打ちで折れて取り除かれ、内部に残つた釘
柱部分が隠し釘とし補強の効果を発揮して高い荷
重にも耐え得る機能を持つこととなるのである。
そして、残留している釘柱の部分は十分に埋没し
て、建材表面に錆を露呈するような不都合が全く
見られず、仕上りが美しくかつ、安定した建材の
接着施工ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の仮止釘を使用している状態を
示す要部斜視図である。第2図は本発明の仮止釘
の拡大縦断面図である。第3図は使用時の縦断面
図である。 1……釘頭、2……釘柱、3……釘尖端部、4
……切込部、5……補強材、6……本体、7……
廻り縁、a……切込部と釘頭との距離、b……補
強材の厚み、h……切込部の木材中への進入深
さ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 巾木、廻り縁、戸当り、硬質化粧板等建材を
    本体へ接着施工する際に使用する仮止釘であつ
    て、釘頭1、釘柱2、釘尖端部3からなる釘の釘
    頭1付近に切込部4を形成し、該切込部4付近を
    ゴム、プラスチツク等の補強材5で被覆し、前記
    切込部4の前記釘頭1よりの距離と、前記補強材
    5の厚みとの相関を釘の打込時には前記切込部4
    を前記補強材5が十分被覆し、打込完了時には、
    前記切込部4が建材中へ埋没する位置関係である
    ことを特徴とする建材接着施工用仮止釘。
JP14843182A 1982-08-25 1982-08-25 建材接着施工用仮止釘 Granted JPS5937313A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14843182A JPS5937313A (ja) 1982-08-25 1982-08-25 建材接着施工用仮止釘

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14843182A JPS5937313A (ja) 1982-08-25 1982-08-25 建材接着施工用仮止釘

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5937313A JPS5937313A (ja) 1984-02-29
JPH0368244B2 true JPH0368244B2 (ja) 1991-10-25

Family

ID=15452635

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14843182A Granted JPS5937313A (ja) 1982-08-25 1982-08-25 建材接着施工用仮止釘

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5937313A (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56122810U (ja) * 1980-02-19 1981-09-18

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5937313A (ja) 1984-02-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9453337B2 (en) Wall-panel system for façade materials
KR200414118Y1 (ko) 건축물 외장재 및 이의 시공구조
US6899502B2 (en) Self-filling fastener and method of making
JPH0368244B2 (ja)
JPS6122109Y2 (ja)
JP2003176612A (ja) クロス下地用コーナー材およびクロス貼り施工法
JPH10183965A (ja) 木質フロア及びその施工方法
JPH0224825Y2 (ja)
JP3252571B2 (ja) コンクリ−ト打ち止め用のペ−パ−コアパネル及びコンクリ−ト打ち止め施工法。
JPH0619694Y2 (ja) 壁断熱材
JPH08284363A (ja) 建築用下地材及び該下地材を用いた壁構造の施工方法
JPS636706B2 (ja)
JPH0620822Y2 (ja) 建物の外壁改修構造
JP2817874B2 (ja) 目透天井の施工方法
JPH0551962A (ja) コンクリート構造物用型枠材及びその型枠材を使用した型枠埋め込み工法
JPS5828097Y2 (ja) 建築板用接続金具
JP2000257204A (ja) 天井板およびその天井構造
US20050147485A1 (en) Self-filling fastener and method of making
JPS6328758Y2 (ja)
JPH0478777B2 (ja)
JPS5916059B2 (ja) タイル壁面構築材
JP2001348993A (ja) 複合床パネル
JP3030443U (ja) 面取り用部材
JP3024637U (ja) 建築物の内外装材
JP2505826Y2 (ja) 屋根用金属パネルの係止構造