JP3252571B2 - コンクリ−ト打ち止め用のペ−パ−コアパネル及びコンクリ−ト打ち止め施工法。 - Google Patents

コンクリ−ト打ち止め用のペ−パ−コアパネル及びコンクリ−ト打ち止め施工法。

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JP3252571B2 JP28548793A JP28548793A JP3252571B2 JP 3252571 B2 JP3252571 B2 JP 3252571B2 JP 28548793 A JP28548793 A JP 28548793A JP 28548793 A JP28548793 A JP 28548793A JP 3252571 B2 JP3252571 B2 JP 3252571B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はコンクリ−トの打ち止
め施工において、従来の取り外し困難な木製やプラスチ
ック製や金属製の型枠などに代わる、紙製であって極め
て容易に取り外しができるペ−パ−コアパネル、及び該
ペ−パ−コアパネルを使用するコンクリ−ト打ち止め施
工法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来コンクリ−トの打ち止めには、バラ
板やエキスパンドメタルや押出し発泡ポリスチレンボ−
ドなどが使われていた。バラ板を止め型枠として使用す
る場合は、型枠の片壁を建て込んだあと、バラ板に鉄筋
が貫通する位置に孔を明け、桟木で固定し、配筋後に返
し壁を組み立てて取り付けていた。
【0003】エキスパンドメタルを止め型枠として使用
する場合は、型枠の片壁を建て込んだ後、エキスパンド
メタルに鉄筋が貫通する位置に孔を明け、配筋後に押え
鉄筋を介して溶接して固定し、型枠との隙間を桟木で塞
いで、返し壁を組み立てて取り付けていた。
【0004】隣棟建物との外壁間隔が狭くて、型枠の組
み立てと解体が困難な場合は、発泡ポリスチレンボ−ド
などの板を、隣棟建物外壁との間に挿入して埋め殺しと
していた。
【0005】地下室建設のための地下掘削時に、仮設作
業台を支持する鉄骨を地下構築後に引き抜く場合や、鉄
骨を切断する場合の箱抜き型枠では、バラ板で型枠を組
み立てて、釘で固定するか又は発泡ポリエチレンを金型
成型して得た型枠を、鉄骨の周側面に貼着して箱抜き型
枠としていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来の技術には
次のような問題点がある。コンクリ−トの打ち止めにバ
ラ板を使用した場合は、内部に鉄筋やセパレ−タ−が錯
綜しているため、打ち止め板との間にできた隙間からコ
ンクリ−トが流れ出して打ち止め板を埋め込み、打ち止
め板の取り外しが不能になったり、型枠を分解除去しな
いかぎりバラ板の取り外しができないという問題点があ
った。
【0007】打ち止めにエキスパンドメタルを使用した
場合は、エキスパンドメタルの取り付けのため、押え鉄
筋を介して溶接するのに手間がかかり、エキスパンドメ
タルの網目からコンクリ−トのノロが流れ出し、打ち継
ぎ部にジャンカが発生する欠点があり、更にエキスパン
ドメタルや鉄筋などの金物が表面に出ていると、錆が発
生するので片側打設後の反対側打設前に、突出した鉄筋
などを切断除去する必要があった。
【008】隣棟建物との外壁間隔が狭いため発泡ポリス
チレンボ−ドを使用した場合は、建物の動きによってき
しみ音が発生する欠点があり、鉄骨引き抜きや鉄骨切断
の箱抜き型枠にバラ板を使用した場合は、鉄筋が錯綜し
ているので、型枠取り付けに手間がかかり、更に箱抜き
部の開口が大きくなるため切断面積が大きくなる欠点が
あった。また、箱抜き型枠として発泡ポリエチレンを使
用した場合は、市販品の形状種類が少ないので、限られ
た場合にしか使用できなく、現場に合わせて作った特注
品では非常に高価につくなどの欠点があった。
【009】本発明は、コンクリ−トの打ち止め施工にお
いて、従来の木製やプラスチック製や金属製の型枠など
を使用することなく、所定時間中防水性を持続できる紙
製の種々のペ−パ−コアパネル、並びにペ−パ−コアパ
ネルを使用した施工法を提供することにより、施工に際
してのペ−パ−コアパネルの取り付けを容易にし、所定
時間後にペ−パ−コアパネルが吸水し軟弱になることに
よりその取り外しを容易にすることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、コン
クリ−ト打ち止め用のペ−パ−コアパネルであって壁に
防水欠き込みや目地を設ける場合、戸袋の欠き込みを設
ける場合、仮設作業構台の鉄骨の引き抜きの場合などに
使用するものである。即ちペ−パ−コア1を中芯として
両面に表面板2を接着して得た表面板付ペ−パ−コアの
周側面に、取り外し部材4を貼着したものであって、ペ
−パコア1及び表面板2はコンクリ−ト打設から所定時
間後に、コンクリ−ト15の余剰水を吸水して軟弱にな
るに必要な程度の防水剤3が塗布されたものである。
【0011】本発明のペ−パ−コアパネルの構造を図
1、図2及び図3に示す。図1は板紙を表面板2とした
孔7のないペ−パ−コアパネル13の一部切欠き一部省
略斜視図であり、図2は段ボ−ルシ−ト11を表面板2
とした孔7のないペ−パ−コアパネル13の一部切欠き
一部省略斜視図であり、図3は5重構造で孔7のないペ
−パ−コアパネル13の一部切欠き一部省略斜視図であ
る。いずれも中芯にペ−パ−コア1を使用しているが、
ペ−パ−コア1のセルの形状は6角形、円形、波形、リ
ブ形、折紙形などのいずれでもよく、段ボ−ルシ−ト1
1は1枚を使用するか、又は2重或は図3に示す5重な
どに積層したものが使用される。表面板2は図1に示す
板紙や、図2に示す段ボ−ルシ−ト11が使用され、ペ
−パ−コア1と表面板2とは、酢酸ビニ−ル系やエポキ
シ系或いはアクリル系などの接着剤によって接着されて
いる。
【0012】本発明のペ−パコアパネル13は、当然施
工場所に要求される強度以上の強度を持っていることが
必要であり、強度が不足する場合はコンクリ−ト打設中
にペ−パ−コアパネル13が崩壊して工事を不能にし、
必要以上に強度を持つものは高価であり、しかも取り外
しに手間がかかる。施工場所が要求する強度とは、施工
場所のコンクリ−トの側圧に十分耐える強度であって、
日本建築学会編著「建築工事標準仕様書・同解説・鉄筋
コンクリ−ト」に記載された、型枠設計用コンクリ−ト
の側圧の計算方法によって算出された側圧である。例え
ばコンクリ−トの打ち込み速さ10m/h以下で、コン
クリ−トの打ち込み高さが1.5m以上4m以下、壁の
長さが3m以下で、打ち込み高さが4mの場合に、側圧
0.46kg/cm2 の分布荷重を受けるので、この施工
場所ではこれ以上の圧縮応力のあるペ−パ−コア1と表
面板2を使用する必要がある。ペ−パ−コア1の強度は
紙質、セルの形状、厚さなどによって、また表面板2の
強度は紙質、厚さなどによって異なり、各種の規格品が
販売されているが、この中から上記の強度以上の強度を
持つものが使用可能である。また、表面板2及びペーパ
ーコア1は、強度と防水性を確保するために、フェノー
ル樹脂などを含侵してある市販の表面板2やペーパーコ
ア1を使用してもよい。
【0013】コンクリ−ト15の硬化は打設直後より始
まり、冬季の条件の悪いときでも2〜3時間後には硬化
が始まる。硬化が始まるとペ−パ−コアパネル13にか
かる側圧が減少し始め、ついには側圧が0になる。コン
クリ−ト打設とともにコンクリ−ト15の水分がペ−パ
−コアパネル13に浸透し、軟弱になって強度を低下す
るから、硬化が始まるまでの所定時間中は強度が低下し
てはならない。そのためペ−パ−コアパネル13にある
程度の防水性を与えておく必要がある。硬化後にはペ−
パ−コアパネル13を取り外すことになるが、この際に
はペ−パ−コアパネル13が容易に取り外せるように、
軟弱になっている必要がある。このことは本発明におい
て最も重要な要件の一つで、防水性がない場合或は不足
している場合は、コンクリ−ト打設と同時にコンクリ−
ト15の水分がペ−パ−コアパネル13に浸透して、ペ
−パ−コアパネル13が軟弱になり側圧に耐えられなく
崩壊し、防水性があり過ぎる場合はペ−パ−コアパネル
13の取り外しが木製型枠などと同様に困難となり、時
には破壊しなければならなくなる。
【0014】ペ−パ−コアパネル13に所定時間中防水
性を持続させる目的で、アクリル樹脂エナメルやポリウ
レタン樹脂エナメルなどの防水剤3が塗布されている。
コンクリ−ト15を打ち継ぐまでの時間は気温が25゜
C以上のときは1時間以内、25゜C未満のときは1.
5時間以内となっているから、コンクリ−ト15の余剰
水をペ−パ−コアパネル13が吸水して軟弱になり、強
度を低下し始める時間は、コンクリ−トの打設手順のロ
スを考慮して、1.5時間の4倍の6時間が目安であ
る。即ちアクリル樹脂エナメルの場合は、シンナ−によ
って原液を80〜90%に希釈してスプレ−塗布すれ
ば、ペ−パ−コアパネル13にある程度浸透し、更に塗
布量が0.12〜0.15kg/m2 の皮膜を形成す
る。コンクリ−ト15に接しない面には1回、接する面
には防水性低下の原因となるピンホ−ルを埋めるため
や、孔7からの余剰水の侵入を防止するために、2回ス
プレ−することにより上記の防水性持続時間が確保され
る。なお、ポリウレタン樹脂エナメルの場合は、原液を
濃度40〜60%に希釈して塗布される。
【0015】表面板付ペ−パ−コアの周側面には、ペ−
パ−コアパネル13の取り外しに際し、これを引っ張っ
て容易に取り外せるように、粘着ビニ−ルテ−プ、粘着
ポリエステルテ−プ、布製ガムテ−プ或は合成樹脂板や
板紙などよりなる取り外し部材4が貼着されている。な
お、取り外し部材4は表面板付ペーパコアの周側面の巾
より広い巾のテープを使用し、図2に示すように縁を折
り曲げて貼着すれば貼着部分からの余剰水の侵入を防止
することができる。このように本発明のコンクリ−ト打
ち止め用のペ−パ−コアパネル13は、完成品として市
販するものではなく、施工者の要求に対応する強度と厚
さを持つペ−パ−コア1と表面板2のそれぞれに、加工
者が防水剤3を塗布し、ペ−パ−コア1に表面板2を接
着し、これを施工者が現場において所定寸法に切断し、
その周側面へ取り外し部材4を接着し、更に孔7を設け
るものにあっては孔7を明け、その孔とコンクリート1
5に接する面へ防水剤3塗布して使用するものである。
【0016】なお、ペ−パ−コアパネル13の形状寸法
であるが、施工場所の種類、形状、面積、体積などによ
って多様であることは言うまでもない。例えばコンクリ
−ト壁に防水欠き込みや戸袋の欠き込みを設ける場合
は、図4の戸袋の欠き込みの施工状態を示す縦断面図に
示すように必要厚さ、必要長さ、必要巾の断面ほぼ矩形
のペ−パ−コアパネル13であり、壁に目地を設ける場
合は図5の目地の施工状態を示す縦断面図に示すよう
に、即ち打ち継ぎ目地、化粧目地、亀裂誘発目地、スリ
ット目地などの目地の種類とその大きさに応じた形状の
ペ−パ−コアパネル13である。また仮設作業台の鉄骨
引き抜き用の箱抜き型枠として使用する場合は、図12
のペ−パ−コアパネル13の取り付け状態を示す横断面
図に見るように、幾つかのペ−パ−コアパネル13を組
み合わせて、鉄骨19の周側面を取り巻くような形状に
構成する。
【0017】請求項2の発明は、請求項1の発明のペ−
パ−コアパネル13において、図6の一部切欠き斜視図
に示すように、鉄筋5が貫通する孔7が設けられたもの
で、床や壁や梁の打ち止め施工に使用されるものであ
る。鉄筋5は直径9、13、22、25mmのものが使
用され、セパレ−タ6は直径7mmのものが使用される
から、孔7の直径はこれに対応する大きさである。孔7
のピッチについては鉄筋5のピッチが100、125、
150、200、300mmなどであり、セパレ−タ−
6のピッチが通常600mmであるから、これに対応す
るピッチになっている。
【0018】ペ−パ−コアパネル13を壁や梁に取り付
ける場合は、鉄筋5やセパレ−タ−6に固定するので、
ペ−パ−コアパネル13にかかるコンクリ−ト15の側
圧は2辺支持の分布荷重となる。ペ−パ−コアパネル1
3の強度は表面板2の最大応力と中芯となるペ−パ−コ
ア1の最大剪断応力によって決まり、表面板2の最大応
力はペ−パ−コア1と表面板2の厚さの積に反比例し、
ペ−パ−コアパネル13の最大剪断応力はペ−パ−コア
パネル13とペ−パ−コア1の厚さの和に反比例する。
従ってこの表面板2の最大応力と、ペ−パ−コア1の最
大剪断応力よりも、大きい強度を持つ表面板2とペ−パ
−コア1とが使用されることになる。
【0019】例えば、セパレ−タ−6のピッチが30c
m、ペ−パ−コアパネル13の厚さが8.5cm、コン
クリ−ト15の側圧が0.46kg/cm2 の場合、最
大モ−メントが51.75kg・cmとなり、表面板2
の最大応力は13.8kg/cm2 、ペ−パ−コア1の
最大剪断応力は0.86kg/cm2となる。従ってペ−
パ−コア1及び表面板2は、それぞれこの応力以上の応
力に耐えるものが使用されることになる。なお防水剤3
及び取り外し部材4については、請求項1の発明の場合
と同様である。
【0020】請求項3の発明は、請求項1の表面板付ペ
−パ−コアにおいて、図7の打ち止め施工状態を示す横
断面図に見るように、先打ち側になる面に凹部8又は凸
部を設けたものであり、コンクリ−ト15を打ち継ぐ場
合の止め型枠として使用するものである。凹部8又は凸
部は先打ちコンクリ−ト15と後打ちコンクリ−ト15
との接合を強固にするものであって、1個でもよく、2
ないし数個でもよく形状は4角、円形、楕円形などのい
ずれでもよい。なお、防水剤3及び取り外し部材4につ
いては、前記と同様である。
【0021】請求項4の発明は、請求項1の表面板付ペ
−パ−コアにおいて、図8の打ち止め施工状態を示す横
断面図に見るように、先打ち側になる面に多数の剛性線
条9が植設されているものであり、コンクリ−ト15を
打ち継ぐ場合の止め型枠として使用するものである。剛
性線条9としては、ステンレススチ−ルなどの丸線、角
線、平線のほか、ガラスや硬質プラスチックの線条が使
用され、その形状は直線でもS字形でも折れ釘形でもよ
く、大きさは直径0.5cm、長さは6cm程度で密度
は1cm2 に1本程度が普通であるが、この大きさと密
度に限定されるものではない。剛性線条9はペ−パ−コ
アパネル13の除去後に先打ちコンクリ−ト15に植設
されて残り、長さの半分は後打ちコンクリ−ト15に埋
没するから、両者の接合が強固になるものである。
【0022】請求項5の発明は、図9の施工状態を示す
横断面図に見るように、前記コンクリ−ト打ち止め用の
ペ−パ−コアパネル13の先打ち側の面に、打ち継ぎ部
に直交する方向に止水板14を挟んで施工場所に装着し
てから、コンクリ−ト15を打設し、ペ−パ−コアパネ
ル13が所定時間後にコンクリ−ト15の余剰水を吸水
して軟弱になった頃、ペ−パ−コアパネル13を取り外
し、次に後打ちコンクリ−ト15を打設する打ち止め施
工法であって、コンクリ−ト外壁の打ち継ぎ部からの雨
水の浸透を防止したい場合に行う施工法である。止水板
14は非加硫ブチルゴムなどの材料で作られた厚さ5m
m、巾100mmの板状体で、止水板14を挟むのは、
ペ−パ−コアパネル13にカッタ−で深さ50mm程度
の切り込みを入れ、これに止水板14を巾100mmの
半分の50mm程度を挟み込む方法による。コンクリ−
ト打設後は先打ちコンクリ−ト15と後打ちコンクリ−
ト15とに埋め込まれた状態になる。
【0023】請求項6の発明は、図10の施工状態を示
す横断面図に見るように、前記コンクリ−ト打ち止め用
のペ−パ−コアパネル13の先打ち側になる面に、段ボ
−ルシ−ト11を接着し、その表面に市販の浸透性防水
剤16と保水剤とを塗布して施工場所に装着し、先打ち
コンクリ−ト15を打設し、所定時間経過後に余剰水を
吸水して軟弱になっているペ−パ−コアパネル13を取
り外し、次に後打ちコンクリ−ト15を打設する打ち止
め施工法であり、コンクリ−ト打ち継ぎ部に浸透性防水
剤16を残留させ、打ち継ぎ部からの雨水の浸透を防止
したい場合に行う施工法である。
【0024】請求項7の発明は、図11の施工状態を示
す横断面図に見るように、コンクリ−ト打ち止め用のペ
−パ−コアパネル13の先打ち側になる面に段ボ−ルシ
−ト11を接着し、その表面に先打ちコンクリ−ト15
の凝結を遅らせるための市販の凝結遅延剤17を塗布し
て施工場所に装着し、次に先打ちコンクリ−ト15を打
設し、所定時間経過後に余剰水を吸水して軟弱になった
ペ−パ−コアパネル13を取り除き、次に後打ちコンク
リ−トを打設する打ち止め施工法であり、先打ちコンク
リ−ト15の硬化を遅らせ、後打ちコンクリ−ト15の
硬化に合わせることにより、両コンクリ−ト15が一体
化して硬化し強固に結合する施工法である。
【0025】
【作用】本発明のペ−パ−コアパネル13に使用される
ペ−パ−コア1と表面板2は、型枠として必要な機能を
備えるとともに、コンクリ−ト15が硬化するまでは打
設コンクリ−トの側圧に耐えて形状を保持する作用があ
り、更にコンクリ−ト15の硬化に必要な水分以上に含
まれている余剰水を吸水して軟弱になり、形状を崩すこ
とにより容易に装着場所から取り外すことができる作用
がある。表面板2に塗布する防水剤3は、コンクリ−ト
打設に伴って直ちにペ−パ−コアパネル13が吸水して
崩壊することを防止し、所定時間即ち目安として6時間
経過後に軟弱になり始めるように、一時的に防水する作
用をするものである。防水剤3がコンクリ−トに接する
面に2回塗布されているのは、1回ではピンホ−ルが生
じて余剰水が浸入し、ペ−パ−コアパネル13が早く軟
弱になる恐れがあり、ペ−パ−コア1内部にも塗布して
あるのは、孔7と鉄筋5との隙間などから余剰水が侵入
することにより、ペ−パ−コア1が早く軟弱になること
を防ぐためである。更に、コンクリ−ト15に接しない
面にも防水剤3を塗布してあるのは、型枠板18とペ−
パ−コアパネル13との隙間からの水の回り込みや、工
事中の降雨によって雨水が浸透し、ペ−パ−コアパネル
13が早く軟弱になるのを防止するためである。
【0026】ペ−パ−コア1の周側面に貼着された取り
外し部材4は、これを引っ張ることによって、極めて容
易にペ−パ−コアパネル13全体を引き出すことができ
る重要な作用をするものである。
【0027】請求項2の発明において、ペ−パ−コアパ
ネル13に設けられた孔7は、床、壁、梁などの鉄筋5
やセパレ−タ−6が錯綜する場所において、鉄筋5やセ
パレ−タ−6が挿入されることにより、鉄筋5やセパレ
−タ−6を所定の位置に保持する作用があり、ペ−パ−
コアパネル13自体は鉄筋5を介して、若しくは鉄筋5
を介しないでセパレ−タ6によって支持される。請求項
3の発明においてペ−パ−コアパネル13の先打ち側の
面に設けられた凹部8又は凸部は、先打ち側のコンクリ
−ト15の面に凸所又は凹所を形成して、剪断に対する
抵抗力を増大するとともに、後打ちコンクリ−トとの接
触面積が広くなることによる、打ち継ぎ部の結合を強固
にする作用がある。また請求項4の発明において、ペ−
パ−コアパネル13の先打ち側になる面に剛性線条9が
植設されているのは、剛性線条9が先打ちコンクリ−ト
15から後打ちコンクリ−ト15にまたがって埋設され
るため、打ち継ぎ部の接合が極めて強固になるものであ
る。
【0028】請求項5の施工法の発明に使用される止水
板14は、先打ちコンクリ−ト15と後打ちコンクリ−
ト15との打ち継ぎ部において、打ち継ぎ面に直交する
方向に埋設されて、外壁の打ち継ぎ部からの雨水の浸透
を防止する作用をする。請求項6の施工法の発明に使用
される浸透性防水剤16も、打ち継ぎ部からの雨水の浸
透を防止するものであって、ペ−パ−コアパネル13に
接着された段ボ−ルシ−ト11に塗布され、先打ちコン
クリ−ト15に浸透してペ−パ−コアパネル13の取り
外し後も残留して、打ち継ぎ部付近の防水性を保持し、
打ち継ぎ部からの雨水の浸透を防止することになる。な
お、同時に塗布使用される保水剤は、後打ちコンクリ−
ト15の打設までに、浸透性防水剤が乾燥することを防
止する作用がある。
【0029】請求項7の施工法の発明に使用される凝結
遅延剤17は、段ボ−ルシ−ト11に塗布されてペ−パ
−コアパネル13の先打ち側の面に接着され、先打ちコ
ンクリ−ト15に残留して、先打ちコンクリ−ト15の
打ち継ぎ面付近の硬化を遅らせ、ペ−パ−コアパネル1
3取外し後の後打ちコンクリ−ト15の硬化とほぼ同時
に硬化を行わせ、コンクリ−ト15を構成するケイ酸2
石灰水和物やアルミン酸3石灰水和物の結晶を、緻密に
連結させることにより両コンクリ−ト15の一体化を図
って継目のない状態とし、打ち継ぎ部を強固にする作用
を呈する。
【0030】
【実施例】請求項1の発明の実施例であって、壁に戸袋
の欠き込みを設ける打ち止め施工に使用されるペ−パ−
コアパネル13について説明する。図4はこの場合の打
ち止め施工状態を示す縦断面図である。戸袋の厚さが7
cmなのでペ−パ−コアパネル13は図1に示すよう
に、ペ−パ−コア1に表面板2として板紙を接着した構
成のものである。壁の長さが3m以下であり、コンクリ
−ト15の打ち込み早さが10m/h以下であり、打ち
込み高さが3.5mであるので、側圧は4.37kg/
cm2である。従ってペ−パ−コアパネル13に要求され
る圧縮応力は0.437kg/cm2であって、この応力
に耐えるペ−パ−コア1は、セミ中芯紙のセルが6角形
で、セルサイズが3.8cm、密度が10kg/m2
ものであり、表面板2はクラフト紙の厚さ2mmのもの
である。
【0031】表面板2はペ−パ−コア1の両面に酢酸ビ
ニ−ル系接着剤によって接着され、更にコンクリ−ト1
5に接しない面には1回、接する面には2回、ペ−パ−
コア1内にも1回、防水剤3としてのアクリル樹脂エナ
メル原液80%濃度希釈液がスプレ−塗布されている。
更にペ−パ−コア1の周側面には、取り外し部材4とし
ての厚さ0.2mmの粘着ビニ−ルテ−プが貼着され、
ペ−パ−コアパネル13を構成している。
【0032】図4に示すように、このペ−パ−コアパネ
ル13は戸袋欠き込みを設ける場所に型枠板18に沿っ
て装着され、なおペ−パ−コアパネル13の小口を保護
するために、厚さ2mmの合成樹脂板よりなる保護部材
21が、小口に被覆されている。型枠板18を取り外す
のは通常早くて2日後であり、その頃にはペ−パ−コア
パネル13はコンクリ−ト15の余剰水を吸水して軟弱
になっているから、取り外し部材4を引っ張って型枠板
18とともに取り外すと、壁に戸袋の欠き込みが形成さ
れている。
【0033】図5は壁に目地を設ける場合の施工状態を
示す縦断面図である。目地の寸法は上底が2.0cm、
下底が2.5cm、高さが2.5cmの細いものなの
で、使用するペ−パ−コアパネル13は細いものであ
り、図3に示すように段ボ−ルシ−ト11を積層した構
造のものである。コンクリ−ト15の打ち込み速さが1
0m/h以下、打ち込み高さが4mなので、側圧は0.
46kg/cm2 である。この側圧に耐えるものはセル
サイズが36波/フィ−トで、密度が124kg/
3、厚さが5mmの段ボ−ルシ−ト11を5層に接着
して厚さ2.5cmにしたものである。このものは目地
形状に切断され、前記同様に全体に防水剤3が塗布さ
れ、周側面には取り外し部材4として、この場合は合成
樹脂の薄板が貼着されてペ−パ−コアパネル13が構成
され、目地棒となる。
【0034】使用に際しては、型枠板18にペ−パ−コ
アパネル13である目地棒を取り付け、コンクリ−ト1
5を打設し、所定時間経過後の型枠板18の解体時に
は、ペ−パ−コアパネル13が軟弱になっているから、
型枠板18と目地棒とを、コンクリ−ト15を破損する
ことなく、容易に取り外すことができる。
【0035】仮設鉄骨引き抜き用の箱抜き型枠の場合の
実施例を、図12の取付け状態を示す平面図、及び図1
3の施工状態を示す縦断面図によつて説明する。床厚が
18cmであり、側圧は0.0414kg/cm2 であ
る。この側圧以上の側圧に耐えるペ−パ−コアパネル1
3は、セルサイズが36波/フィ−ト、密度が124k
g/m3、厚さが5mmの段ボ−ルシ−ト11を10枚
積層して厚さ5cmとしたものの周側面に、取り外し部
材4が貼着され、更に防水剤3が塗布された小形のペ−
パ−コアパネル13である。このペ−パ−コアパネル1
3を図12及び図13に示すように、仮設作業構台を支
持する鉄骨19が、床を貫通する位置において周囲を取
り巻くように組み合わせて取り付け、コンクリ−ト15
を打設する。地下工事の場合、鉄骨19を引き抜くのは
通常コンクリ−ト打設から3〜6カ月後であって、ペ−
パ−コアパネル13は乾燥して鉄骨19に密着している
から、水をかけてペ−パ−コアパネル13が吸水し軟弱
になってから、取り外し部材4を引っ張ってペ−パ−コ
アパネル13を取り外し、次に鉄骨19を引き抜くと容
易に抜くことができる。その後その跡にコンクリ−ト1
5を打設して埋めることになる。
【0036】耐圧盤を貫通する仮設作業構台を支持する
鉄骨19の切断用の箱抜き型枠の場合の実施例を、図1
4のペ−パ−コアパネル取り付け状態を示す斜視図、及
び図15の施工状態を示す縦断面図によって説明する。
切断部位の深さは5cmであるから、厚さは5cmのペ
−パ−コアパネル13で巾は5cmでよく、この場合の
側圧は0.115kg/cm2 であり、これに耐えるも
のは上記と同様のクラフト紙の段ボ−ルシ−ト11を1
0枚積層したものであって、防水剤3が塗布され、周側
面には取り外し部材4が貼着されている。このペ−パ−
コアパネル13を上記と同様に鉄骨19が耐圧盤を貫通
する位置で、鉄骨19を取り巻くように組み立てて取り
付け、コンクリ−ト15を打設する。後日上記と同様に
ペ−パ−コアパネル13に水をかけて、軟弱にさせてか
ら取り外し、次に鉄骨19を切断してその跡にコンクリ
−ト15を打設して埋めることになる。
【0037】請求項2の孔7を設けたペ−パ−コアパネ
ル13の発明について、床に使用するの場合の実施例を
説明する。図16はこの場合の施工状態を示す縦断面図
である。床の厚さが15cmであるから、側圧が0.0
345kg/cm2 である。この場合はペ−パ−コアパネ
ル13に鉄筋5が貫通する孔7が設けられており、鉄筋
5は上端筋に直径10mmと13mm、下端筋に直径1
3mmのものがそれぞれピッチ150mmで配筋してあ
る。ペ−パ−コアパネル13の支持スパンは図16に示
すように、桟木22で支持するので床の厚さ150mm
が支持スパンとなる。従って表面板2の最大応力は2.
02kg/cm2 、ペ−パ−コア1の最大剪断応力は
0.052kg/cm2 である。この応力に耐えるもの
はセミ中芯紙のペ−パ−コア1のセル形状が6角形で、
セルサイズが2.5cm、密度が14kg/m3 のも
の、表面板2は板紙で厚さ1mmのものである。
【0038】表面板2はペ−パ−コアパネル1に接着さ
れ、表面板2にはコンクリ−ト接触面には2回、他の面
とペ−パ−コア1には1回アクリル樹脂エナメルがスプ
レ−塗布され、更に周側面には取り外し部材4としての
厚さ0.2mmの粘着ビニ−ルテ−プが貼着され、鉄筋
5が貫通する位置に、孔7が明けられた構成のペ−パ−
コアパネル13である。ペ−パ−コアパネル13は床の
型枠板18の上に桟木22で固定され、孔7に鉄筋5が
挿入されて鉄筋5の組み立てが終わると、先打ちコンク
リ−トが打設される。所定時間後にはペ−パ−コアパネ
ル13が余剰水を吸水して軟弱になっているから、取り
外し部材4を引っ張って取り外し、次に後打ちコンクリ
−トが打設される。
【0039】請求項2の孔7を設けたペ−パ−コアパネ
ル13の発明の、壁に使用する場合について説明する。
図17はこの場合の施工状態を示す横断面図である。壁
の長さ3m、コンクリ−ト15の打ち込み高さ4mで、
側圧は0.46kg/cm2である。図17に示すように
ペ−パ−コアパネル13をセパレ−タ−6に添わせて固
定するので、セパレ−タ−6のピッチ30cmが、即ち
ペ−パ−コアパネル13を支持するスパンとなり、表面
板2の最大応力が13.8kg/cm2 、ペ−パ−コア
1の最大剪断応力が0,86kg/cm2 であって、こ
の応力に耐える強度のペ−パ−コア1は、セミ中芯紙の
セル形状が6角形、セルサイズ1.9cm、密度16k
g/cm2のもので、表面板2は厚さ2mmの板紙であ
る。
【0040】ペ−パ−コア1と表面板2に防水剤3とし
て、アクリル樹脂エナメルが塗布され、ペ−パ−コア1
の両面に板紙が接着されて、厚さ8.5cmとなり、周
側面に取り外し部材4の粘着ビニ−ルテ−プが貼着さ
れ、孔7は鉄筋5が貫通する位置に明けられ、ペ−パ−
コアパネル13を構成している。壁の打ち止め場所で壁
の型枠板18の間に装着される。次にセパレ−タ−6を
挿入してペ−パ−コアパネル13を固定し、コンクリ−
ト15が打設される。所定時間後にはペ−パ−コアパネ
ル13が吸水して軟弱になっているから、容易に取り外
すことができ、その後に後打ちコンクリ−トが打設され
る。
【0041】孔7を設けたペ−パ−コアパネル13を、
鉄筋5が入る梁に使用する場合の実施例を、施工状態を
示す図18によって説明する。梁の巾は30cmで、梁
成が1mであるから、側圧が0.23kg/cm2 、セ
パレ−タ−6のピッチが30cmなので、ペ−パ−コア
パネル13の支持スパンは30cmとなり、表面板2の
最大応力が6.9kg/cm2 、ペ−パ−コア1の最大
剪断応力が0.431kg/cm2 である。この場合も
表面板2は厚さ1mmの板紙で、ペ−パ−コア1はセミ
中芯紙のセル形状が6角形、セルサイズが2cmで、密
度が17kg/m3のものである。ペ−パ−コアパネル
13の厚さは8.5cmであって、表面板2及びペ−パ
−コア1への防水剤3の塗布や、取り外し部材4の貼着
については上記と同様である。更に鉄筋5が貫通する位
置に孔7が明けられている。施工に際しては図18に示
すようにペ−パ−コアパネル13の孔7に鉄筋5を挿入
して鉄筋5を組み立て、鉄筋5をペ−パ−コアパネル1
3と共に、型枠板18の中へ落とし込んで装着する。コ
ンクリ−ト15が打設され、所定時間後にはペ−パ−コ
アパネル13が吸湿軟化しているから、型枠板18を分
解しなくともペ−パ−コアパネル13を取り外すことが
でき、次いで後打ちコンクリ−ト15が打設される。
【0042】梁が鉄骨鉄筋コンクリ−トである場合の実
施例を、その施工法を示す図19によって説明する。梁
成が1.1m、梁の巾が30cmであるから、側圧が
0.253kg/cm2 、セパレ−タ−6のピッチが3
0cmなので表面板2の最大応力は11.385kg/
cm2 、ペ−パ−コア1の最大剪断応力は0.69kg
/cm2 である。ペ−パ−コアパネル13の厚さは6c
mで、構造は上記と同様である。表面板2は厚さ2mm
の板紙で、ペ−パ−コア1はセミ中芯紙の6角形でセル
サイズが2.5cm、密度23kg/m3のものであ
る。両者の接着も防水剤3の塗布も上記と同様であり、
この表面板付ペ−パコアは分解した状態で、図19に示
すように所定位置の鉄骨19を挟むように装着され、次
いで表面板付ペ−パコアの周側面に取り外し部材4を貼
着し、配筋後に型枠板18を組み立てその後にコンクリ
−ト15が打設され、所定時間経過後のペ−パ−コアパ
ネル13が吸水し軟弱になった頃、取外し部材4を引っ
張ってペ−パ−コアパネル13が取り外され、次いで後
打ちコンクリ−トが打設される。
【0043】隣棟建物の外壁との間隔が狭い場合の壁の
施工に使用する、孔7を設けたペ−パ−コアパネル13
の実施例を、図20の施工状態を示す図面、及び図21
のペ−パ−コアパネル13の連結状態を示す図面によっ
て説明する。隣棟建物の外壁との間隔が10cmしかな
い場合であって、打ち込み高さが4mなので、側圧が
0.92kg/cm2である。ペ−パ−コアパネル13に
は側圧のみがかかるので、この側圧に耐えるものは、表
面板2が板紙で厚さ2mmのもの、ペ−パ−コア1はセ
ル形状が6角形、セルサイズが2cm、密度が17kg
/m3のものである。表面板2の接着、防水剤3の塗
布、取り外し部材4の貼着は上記と同様であり、厚さは
10cmとなっている。
【0044】ペ−パ−コアパネル13は図21に示すよ
うに多数を接続し、隣棟建物外壁との間に装着し、セパ
レ−タ−6を孔7に挿入して、形枠板18を組み立て
る。次にコンクリ−ト15を打設し、所定時間経過後軟
弱になったペ−パ−コアパネル13は、取り外し部材4
を引っ張って取り外す。
【0045】請求項3の凹部を設けたペ−パ−コアパネ
ル13の発明の実施例を、図7の壁のコンクリ−ト打ち
止め施工状態を示す横断面図によって説明する。壁には
ピッチ150cmにダブルに鉄筋5が配筋され、ペ−パ
−コアパネル13は鉄筋5を介してセパレ−タ−6に支
持される。コンクリ−ト打ち込み高さは3.8m、側圧
が0.345kg/cm2 、縦筋のピッチが7cmなの
でペ−パ−コアパネル13の支持スパンも7cmとな
り、表面板2の最大応力は5.63kg/cm3で、ペ
−パ−コア1の最大剪断応力は0.185kg/m2であ
る。ペ−パ−コアパネル13の厚さは10cmで、表面
板2は厚さ2mmの板紙、ペ−パ−コア1はセルの形状
が円形で、セルサイズが1.4cm、密度が33kg/
3 のものである。コンクリ−ト15に接する面には、
上底6cm、下底8cm、高さ3cmの欠き込み形の凹
部8が1個設けられ、更に鉄筋5が貫通する位置に孔7
が設けられている。防水剤3の塗布や取り外し部材4の
貼着は前記と同様である。
【0046】ペ−パ−コアパネル13は図7に示すよう
に、壁を形成する2枚の型枠板18の間の打ち継ぎ場所
に装着され、鉄筋5が孔7に挿通される。先打ちコンク
リ−の間の打ち継ぎ場所に装着され、鉄筋5が孔7に挿
通される。先打ちコンクリ−ト15が打設され、所定時
間経過後にはペ−パ−コアパネル13が吸水して、軟弱
になっているから、取り外し部材4を引っ張ってペ−パ
−コアパネル13を取り出すと、先打ちコンクリ−ト1
5の面に凸部が形成されている。次に後打ちコンクリ−
トを打設すれば、この凸部が後打ちコンクリ−ト15に
食い込んだ形となり、強固に接合される。
【0047】請求項4の剛性線条9を植設したペ−パ−
コアパネル13の発明の実施例を、図8の壁のコンクリ
−ト打ち止め施工状態を示す横断面図によって説明す
る。壁の厚さは20cmで、鉄筋5は上記の場合と同様
であり、コンクリ−ト打ち込み高さは3.5mなので、
側圧が0.437kg/cm2 の等分布荷重となる。縦
筋のピッチが7cmなので、ペ−パ−コアパネル13の
支持スパンも7cmとなり、表面板2の最大応力は1.
07kg/cm2 、ペ−パ−コア1の最大剪断応力は、
0.278kg/cm2 である。ペ−パ−コアパネル1
3の厚さは6cmで、上記応力に耐える表面板2は厚さ
5mmの段ボ−ルシ−ト11で、セルサイズが36波/
フィ−ト、密度が124kg/m3 のものであり、ペ−
パ−コア1はセル形状が6角形、セルサイズが3.8c
m、密度が10kg/m3のものである。ペ−パ−コア
1の両面に表面板2が接着され、孔7が鉄筋5の貫通位
置に明けられ、周側面に取外し部材4が貼着されてい
る。防水剤3の塗布についても上記と同様である。先打
ちコンクリ−ト15に接する面から、直径0.5mm、
長さ6cmのステンレススチ−ル製の剛性線条9が、1
本/1cm2 の密度で3cmの深さに植設された構成の
ペ−パ−コアパネル13である。
【0048】ペ−パ−コアパネル13は図8に示すよう
に、壁を形成する2枚の型枠板18の間の打ち継ぎ場所
に装着され、鉄筋5が孔7に挿通される。先打ちコンク
リ−ト15が打設され、所定時間経過後には、ペ−パ−
コアパネル13が吸水して軟弱になっているから、取り
外し部材4を引っ張ってペ−パ−コアパネル13を取り
出すと、剛性線条9が半分先打ちコンクリ−ト15に埋
まった状態となっている。次に後打ちコンクリ−ト15
を打設すれば、出ていた剛性線条9が後打ちコンクリ−
ト15に埋没して、両コンクリ−ト15は強固に接合さ
れている。
【0049】請求項5の止水板14を使用する発明の壁
に対するコンクリ−ト打ち継ぎ施工法を、図9の施工状
態を示す横断面図によって説明する。コンクリ−ト打設
高さが3.8mなので、側圧は0.345t/cm2
あり、壁の縦筋を介してセパレ−タ−6がペ−パ−コア
パネル13を支持し、従って鉄筋5のピッチ7cmが、
ペ−パ−コアパネル13の支持スパンとなる。表面板2
の最大応力は1.056kg/cm2 、ペ−パ−コア1
の最大剪断応力は0.268kg/cm2 である。ペ−
パ−コアパネル13の厚さは10cm、表面板2は厚さ
5mmのクラフト紙の段ボ−ルシ−ト11で、セルサイ
ズが36波/フィ−ト、密度が124kg/m3 のも
の、ペ−パ−コア1はクラフト紙でセル形状が円形、セ
ルサイズが1.4cm、密度が33kg/m3 のもので
ある。前記同様に防水剤3が塗布され周側面に取り外し
部材4が貼着され、鉄筋5が貫通する位置に孔7が明け
られたペ−パ−コアパネル13である。止水板14は厚
さが5mm、巾が10cmの非加硫ブチルゴム製の板状
体である。
【0050】ペ−パ−コアパネル13のコンクリ−ト1
5に接する側に、カッタ−により深さ5cmの切り込み
を入れ、この切り込みに止水板14を挟み込んだ後、壁
面の2枚の型枠板18の間のコンクリ−ト打ち継ぎ位置
で型枠板18に取り付ける。孔7に鉄筋5を挿通し、先
打ちコンクリ−ト15を打設し、所定時間後のペ−パ−
コアパネル13が吸水して軟弱になってから、取り外し
部材4を持って引っ張ると容易にペ−パ−コアパネル1
3を取り出すことができ、先打ちコンクリ−ト15の面
に半分埋設された止水板14が突出した状態となってい
る。次に後打ちコンクリ−ト15を打設すると止水板1
4の半分は後打ちコンクリ−ト15に埋設され、打ち継
ぎ部に直交する止水板14が連続して存在するから、打
ち継ぎ部での雨水の浸透は完全に遮断される。
【0051】請求項6の発明の浸透性防水剤16を用い
た壁に対するコンクリ−ト打ち継ぎ施工法を、図10の
施工状態を示す横断面図によって説明する。壁厚は20
cmで、直径10mmの鉄筋5が150mmピッチで2
重に入る。コンクリ−ト打設高さは3.5mなので、コ
ンクリ−ト15の側圧が0.598kg/cm2 であ
り、ペ−パ−コアパネル13が壁の縦筋を介してセパレ
−タ−6で保持されるので、前記と同様に支持スパンが
7cmとなるから表面板2の最大応力が2.42kg/
cm2 、ペ−パ−コア1の最大剪断応力が0.38kg
/cm2 である。ペ−パ−コアパネル13の厚さは6c
mであり、表面板2はクラフト紙の厚さ5mmの段ボ−
ルシ−ト11であり、セルサイズが36波/フィ−ト、
密度が124kg/m3 のものである。ペ−パ−コア1
はセミ中芯紙のセル形状が6角形、セルサイズが2.5
cm、密度が14kg/m3のものである。このものの
接着と取り外し部材4の貼着と、鉄筋5が貫通する位置
に対応する孔7の穿設は前記と同様で、ペ−パ−コアパ
ネル13が構成されている。これに浸透性防水剤16と
称して市販されている薬剤と、保水剤と称して市販され
ている薬剤とを塗布した、同質の段ボ−ルシ−ト11を
コンクリ−ト15の先打ち側になにる面に接着して使用
する。
【0052】ペ−パ−コアパネル13は2枚の型枠板1
8の間のコンクリ−ト打ち継ぎ位置で型枠板18に取り
付ける。孔7に鉄筋5を挿通し、先打ちコンクリ−ト1
5を打設すると、浸透性防水剤16が先打ちコンクリ−
ト内へ浸透して打ち継ぎ部分に防水性を付与する。所定
時間経過後に取外し部材4を引っ張り、吸水して軟弱に
なっているペ−パ−コアパネル13を段ボ−ルシ−ト1
1と共に取り外し、次に後打ちコンクリ−ト15を打設
する。打ち継ぎ部には浸透性防水剤16が残留して、打
ち継ぎ部からの雨水の浸透を防止する。
【0053】請求項7の発明の凝結遅延剤を用いた、壁
に対するコンクリ−ト打ち継ぎ施工法を、図11の施工
状態を示す横断面図によって説明する。壁厚は20cm
で直径10mmの鉄筋5が200mmピッチで2重に入
る。コンクリ−ト打設高さは3.6mなので、コンクリ
−ト15の側圧が0.46kg/cm2であり、ペ−パ−
コアパネル13は壁の縦筋を介して、セパレ−タ−6に
よって支持されるので、縦筋のピッチ7cmがペ−パ−
コアパネル13の支持スパンとなり、表面板2の最大応
力が1.128k/gcm2 、ペ−パ−コア1の最大剪
断応力が0.293kg/cm2である。ペ−パ−コア
パネル13の厚さは6cmであり、表面板2はクラフト
紙の厚さ5mmの段ボ−ルシ−ト11であって、セルサ
イズが36波/フィ−ト、密度が124kg/m3 のも
の、ペ−パ−コア1はセミ中芯紙のセル形状が6角形
で、セルサイズが2.5cm、密度が14kg/m3
ものである。このものの接着と防水剤3の塗布と取り外
し部材4の貼着と、鉄筋5の貫通位置に対応する孔7の
穿設とは前記と同様で、このようにペ−パ−コアパネル
13が構成されている。
【0054】ペ−パ−コアパネル13の使用に際して
は、先打ち側になる面に段ボ−ルシ−ト11を接着し、
その表面に凝結遅延剤17と称して市販されている薬剤
を塗布する。これを2枚の型枠板18の間のコンクリ−
ト15打ち継ぎ位置で、型枠板18に取り付ける。孔7
に鉄筋5を挿通し、先打ちコンクリ−ト15を打設する
と、凝結遅延剤17が先打ちコンクリ−ト15の打ち継
ぎ部分の、コンクリ−ト15の硬化を遅らせる。後打ち
コンクリ−ト15打設時にはペ−パ−コアパネル13が
吸水して軟弱になっているから、取り外し部材4を持っ
て引っ張ると、ペ−パ−コアパネル13を段ボ−ルシ−
ト11と共に容易に取り外すことができ、次に後打ちコ
ンクリ−ト15を打設する。コンクリ−ト15の打ち継
ぎ部では、凝結遅延剤17が先打ちコンクリ−ト15の
硬化を遅らせることにより、先打ちコンクリ−ト15と
同時に後打ちコンクリ−ト15の結晶を生成しつつ硬化
するので、打ち継ぎ部の接合が強固になる。
【0055】
【発明の効果】本発明のペ−パ−コアパネルは防水欠き
込み、戸袋欠き込み、目地などの欠き込みのコンクリ−
ト施工に使用した場合、従来の木製などの型枠と異なり
取付けが容易であるとともに、所定時間後にはコンクリ
−トの余剰水を吸水して軟弱になっているから、極めて
容易に取り外すことができる顕著な効果がある。床や壁
や梁などの鉄筋やセパレ−タ−が錯綜する打ち継ぎ部の
施工では、従来の木製などの型枠と異なり取り付けが極
めて容易であるとともに、鉄筋との間に隙間ができない
のでノロが流出することがなく、従って打ち継ぎ部にジ
ャンカが発生しない利点があり、取り外しについては、
従来の型枠の場合は分解しなければならないのに対し
て、本発明の場合は軟弱になっているペ−パ−コアパネ
ルを、取り外し部材を引っ張るだけで極めて容易に除去
することができる。しかもコンクリ−トを破損すること
は全くない。
【0056】隣棟建物の外壁との間隔が狭いときの外壁
施工の場合は、ペ−パ−コアパネルを外壁との間に埋め
殺しにしておき、コンクリ−ト打設後は吸水して軟弱に
なっているペ−パ−コアパネルを引き出して容易に取り
外すことができるので、建物の揺動によるきしみ音の発
生が全くない利点がある。コンクリ−ト先打ち側に凹凸
又は剛性線条を設けたペ−パ−コアパネルを使用した壁
や床の打ち継ぎ施工の場合は、先打ちコンクリ−トの打
ち継ぎ部に形成された凸部又は凹部、或は半ば突出して
いる剛性線条が、後打ちコンクリ−トに食い込む状態に
なって、強固に接合される効果がある。勿論この場合も
ペ−パ−コアパネルの取り付けと取り外しは極めて容易
である。
【0057】止水板を使用した壁の打ち止め施工法や、
浸透性防水剤を使用した壁の打ち止め施工法の場合は、
ペ−パ−コアパネルの取り付け取り外しが容易であるこ
とは勿論、打ち継ぎ部からの雨水の浸透を完全に防止す
る効果がある。また、凝結遅延剤を塗布したペ−パ−コ
アパネルを使用する施工法では、先打ちコンクリ−トと
後打ちコンクリ−トの打ち継ぎ部の結晶成長が、ほぼ同
時であることによる両コンクリ−トの接合が一体化され
強固になる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】板紙を表面板としたペ−パ−コアパネルの一部
切欠き一部省略斜視図。
【図2】段ボ−ルシ−トを表面板としたペ−パ−コアパ
ネルの一部切欠き一部省略斜視図。
【図3】5重構造で孔のないペ−パ−コアパネルの一部
切り欠き一部省略斜視図。
【図4】戸袋欠き込みの打ち止め施工状態を示す縦断面
図。
【図5】目地の施工状態を示す縦断面図。
【図6】孔のあるペ−パ−コアパネルの一部切り欠き斜
視図。
【図7】凹部を設けたペ−パ−コアパネルによる施工状
態を示す横断面図。
【図8】剛性線条を設けたペ−パ−コアパネルによる施
工状態を示す横断面図。
【図9】止水板を使用する施工状態を示す横断面図。
【図10】浸透性防水剤を使用する施工状態を示す横断
面図。
【図11】凝結遅延剤を使用する施工状態を示す横断面
図。
【図12】仮設鉄骨引き抜きの場合のペ−パ−コアパネ
ル取付け状態を示す平面図。
【図13】仮設鉄骨引き抜きの場合の施工状態を示す縦
断面図。
【図14】仮設鉄骨切断の場合のペ−パ−コアパネル取
付け状態を示す斜視図。
【図15】仮設鉄骨切断の場合の施工状態を示す縦断面
図。
【図16】孔のあるペ−パ−コアパネルを床に使用する
場合の施工状態を示す縦断面図。
【図17】孔のあるペ−パ−コアパネルを壁に使用する
場合の施工状態を示す横断面図。
【図18】孔のあるペ−パ−コアパネルを鉄筋が入る梁
に使用する場合の取付け状態を示す縦断面図。
【図19】孔のあるペ−パ−コアパネルを鉄骨が入る梁
に使用する場合の取付け状態を示す縦断面図。
【図20】孔のあるペ−パ−コアパネルを外壁に使用す
る場合の施工状態を示す断面図。
【図21】孔を設けたペ−パ−コアパネルの連結状態を
示す一部省略斜視図。
【符号の説明】
1 ペ−パ−コア 2 表面板 3 防水剤 4 取り外し部材 5 鉄筋 6 セパレ−タ− 7 孔 8 凹部 9 剛性線条 10 穴 11 段ボ−ルシ−ト 12 小片 13 ペ−パ−コアパネル 14 止水板 15 コンクリ−ト 16 浸透性防水剤 17 凝結遅延剤 18 型枠板 19 鉄骨 20 補強テ−プ 21 保護部材 22 桟木
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04G 9/00 102 E04G 9/10 101 E04G 21/02 103

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ペ−パ−コア(1)の両面に表面板
    (2)が接着された構造の表面板付きペ−パ−コアのペ
    −パ−コア(1)及び表面板(2)に、コンクリートの
    硬化が始まるまでの防水性を維持し、その後吸水して軟
    弱になり、取り外しが容易になるように防水剤(3)が
    塗布されており、かつ該表面板付きペ−パ−コアの周側
    面には粘着テープ又は合成樹脂板による取り外し部材
    (4)が貼着されていることを特徴とするコンクリ−ト
    打ち止め用のペ−パ−コアパネル。
  2. 【請求項2】 表面板付きペ−パ−コアは、鉄筋(5)
    又はセパレ−タ(6)が貫通する孔(7)が設けられて
    いることを特徴とする請求項1記載のコンクリ−ト打ち
    止め用のペ−パ−コアパネル。
  3. 【請求項3】 表面板付きペ−パ−コアは、先打ち側に
    なる面に凹部(8)又は凸部が設けられていることを特
    徴とする請求項1記載のコンクリ−ト打ち止め用ペ−パ
    −コアパネル。
  4. 【請求項4】 表面板付きペ−パ−コアは、先打ち側に
    なる面に多数の剛性線条(9)が植設されていることを
    特徴とする請求項1記載のコンクリ−ト打ち止め用のペ
    −パコアパネル。
  5. 【請求項5】 請求項1、2、3、又は4記載のコンク
    リ−ト打ち止め用のペ−パ−コアパネル(13)の、先
    打ち側になる面に止水板(14)を挟み、これを施工場
    所に装着して先打ちコンクリ−ト(15)を打設し、後
    日コンクリ−ト(15)の余剰水を吸水して軟弱になっ
    ているぺ−パ−コアパネル(13)を除去して、次に後
    打ちコンクリ−ト(15)を打設することを特徴とする
    コンクリ−ト打ち止め施工法。
  6. 【請求項6】 請求項1、2、3、又は4記載のコンク
    リ−ト打ち止め用のペ−パ−コアパネル(13)の先打
    ち側になる面に、段ボ−ルシ−ト(11)を接着し、そ
    の表面に浸透性防水剤(16)を塗布して施工場所に装
    着し、次に先打ちコンクリ−ト(15)を打設し、後日
    コンクリ−ト(15)の余剰水を吸水して軟弱になって
    いるペ−パ−コアパネル(13)を除去して、後打ちコ
    ンクリ−ト(15)を打設することを特徴とするコンク
    リ−ト打ち止め施工法。
  7. 【請求項7】 請求項1、2、3、又は4記載の、コン
    クリ−ト打ち止め用のペ−パ−コアパネル(13)の先
    打ち側になる面に、段ボ−ルシ−ト(11)を接着し、
    その表面に先打ちコンクリ−ト(15)の凝結を遅延さ
    せるための凝結遅延剤(17)を塗布して施工場所に装
    着し、次いで先打ちコンクリ−ト(15)を打設し、後
    日コンクリ−ト(15)の余剰水を吸水して軟弱になっ
    ているペ−パ−コアパネル(13)を除去して、後打ち
    コンクリ−ト(15)を打設することを特徴とするコン
    クリ−ト打ち止め施工法。
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