JPH0432263Y2 - - Google Patents

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JPH0432263Y2
JPH0432263Y2 JP11042987U JP11042987U JPH0432263Y2 JP H0432263 Y2 JPH0432263 Y2 JP H0432263Y2 JP 11042987 U JP11042987 U JP 11042987U JP 11042987 U JP11042987 U JP 11042987U JP H0432263 Y2 JPH0432263 Y2 JP H0432263Y2
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JP
Japan
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resin
resin product
concrete
bushing
nail
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  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、台所、浴室、部屋などの硬い壁面、
例えばコンクリート壁面に、ハンガ、フツク、タ
ワシ受などの樹脂製品を取付ける構造に関するも
のである。
(従来の技術) 従来、ハンガー、フツクタワシ受などの樹脂製
品を壁面などに取付けるために、両面接着テープ
を用いることが行われている。ところが両面接着
テープによる取付構造では、重いものを吊すには
不十分であり、湿度や温度変化により接着面が剥
がれ易い。
このため、熱処理を施して硬くしたコンクリー
トくぎを樹脂製品に設けられた小孔に嵌入し、こ
れをハンマーを打ちつける構造のものに上記両面
接着テープを併用して樹脂製品を取付けることが
行われている。
(考案が解決しようとする問題点) ところで、素人がくぎなどをハンマー打ちする
場合、斜め方向に打ちつけたり、力が強くなりす
ぎる恐れがある。尚、ハンマーはその打面が曲面
をなしているものが多く、そういつたハンマーで
打ちつけた場合は、打つ度に曲面の違つた角度位
置にくぎの頭部が当たるので、より一層くぎが折
れ易くなる。上記従来例に用いるコンクリートく
ぎは小径で頭無しのものであり、硬度が大で折れ
易い材質のものであるので、特にそれが顕著であ
る。従つて上記従来例の構造ではコンクリートく
ぎの打ちつけが難しいのに起因し、樹脂製品の取
付けが困難になる。
又上記従来例の構造では、樹脂製品の取付後に
樹脂製品本体がコンクリートくぎから前方へ抜け
易く、両面接着テープによつてそれを防止してい
るとはいえ、両面接着テープの接着力が弱まる湿
度の高いところや温度変化の激しいところでは、
前向きにかかる力に対しては殆ど無力になり、や
はり樹脂製品本体が前方へ抜け出でしまう恐れが
生ずる。
(問題点を解決するための手段) 本考案は上記問題点を解決するため、樹脂製品
に設けられた取付孔に樹脂製ブツシユを密嵌入す
ると共に、前記樹脂製ブツシユにコンクリートく
ぎを挿入し、このコンクリートくぎと前記ブツシ
ユとを硬い壁面に打ちつけることによつてくぎ止
めしたことを特徴とする。
(作用) 本考案は上記構成を有するので、コンクリート
くぎがハンマーなどで打ちつけられる際、樹脂製
ブツシユがコンクリートくぎをガイドする役割を
果たし、取付孔内でくぎの方向を保つことができ
る結果、ハンマー打ちが容易になり能率良く樹脂
製品を壁面に取付けることができる。尚、そのハ
ンマー力が大であつても、その力が樹脂製ブツシ
ユと、それに挿入されたコンクリートくぎの両方
にかかり、樹脂製ブツシユによつて力の吸収が行
われるので、コンクリートくぎの折損を減少させ
ることができる。
又、樹脂製品は、樹脂製ブツシユを取付孔に密
嵌入した状態で取付けられるので、取付後、樹脂
製品本体は下向きにかかる力は勿論、前記樹脂製
ブツシユのくさび作用で前向きにかかる力にも充
分耐えることができ、樹脂製品本体が前方へ抜け
出ることを阻止することができる。
更に樹脂製品及びブツシユが両方とも樹脂製で
あるので、寸法精度を保つことができると共に大
量生産に適し、コストアツプを抑えることができ
る。
(実施例) 以下本考案を、図面に示す実施例に基き具体的
に説明する。
第1図ないし第3図は本考案の第1実施例をを
示し、1は樹脂製品で、後面には両面接着テープ
2が取付けられ、前面にはフツク部3が形成され
ている。前記両面接着テープ2は一方が樹脂製品
1後面の略全体に接着され、他方が同形状の剥離
紙に被覆されている。
樹脂製品1の上部2箇所には内周の直径が約3
mmの取付孔4が穿設され、その取付孔4の前面周
囲は盛り上げて形成されている。つまり第2図に
示すように樹脂製品1の厚みAが4mm、樹脂製品
1前面より盛り上がつた部分が2mmで、取付孔4
周囲の厚みBは6mmに形成されている。本実施例
ではこの盛り上がり部1aを形成することによつ
て、他の部分の材料を節約でき、又ハンマー打ち
の際に他の部分を傷付けないという効果を奏して
いる。
取付孔4には長さ7mmで外径3mm前後の樹脂製
ブツシユ5が密嵌入される。この樹脂製ブツシユ
5の外周面は先端5b部分が小径になる緩やかな
テーパ形状に形成されている。このような形状の
樹脂製ブツシユ5は、ハンマーの打ちつけを容易
にすると共にくさび効果によつて樹脂製品1の取
付時に樹脂製品1とコンクリートくぎ6との結合
を強固にし、樹脂製品1がコンクリートくぎ6よ
り前方に抜け出ることを阻止することができる。
樹脂製ブツシユ5の内孔7にはコンクリートく
ぎ6が密嵌状態に挿入されている。尚、樹脂製ブ
ツシユ5とコンクリートくぎ6とを接着剤を用い
て一体化しても良い。コンクリートくぎ6は、直
径が約1.3mm、長さ10mm〜13mmの頭無しのくぎで、
硬くするために熱処理が施されると共に錆を防ぐ
ために外表面にメツキが施されている。
かくして両面接着テープ2の剥離紙を剥離し、
その接着面2aをコンクリート壁面8などの硬い
壁面の所定位置に第2図に示すように仮接着し、
コンクリートくぎ6が挿入された樹脂製ブツシユ
5の先端5bを樹脂製品1に設けられた取付孔4
に当てがいそれを少し嵌入する。そしてハンマー
などを利用して、コンクリートくぎ6を打ち込ん
でいく。すると、樹脂製ブツシユ5がしだいに取
付孔4に嵌入されると同時にコンクリートくぎ6
の頭部も樹脂製ブツシユ5にしだいに嵌挿されて
いき、第3図に示すように、盛り上がり部1aの
上面とコンクリートくぎ6の頭部頂面6a及び樹
脂製ブツシユ5の頂面5bが同一面になる。その
際、樹脂製ブツシユ5は両面接着剤2をコンクリ
ート壁面8に圧着して取付孔4に密嵌入された状
態となり、樹脂製品1が取付けられる。
第4図は本考案の第2実施例を示し、樹脂製品
1をタイル壁面に取付ける場合を示している。
本実施例では、樹脂製ブツシユ5の外周面は先
端5bの1mm程度をテーパ状とし、その上部を外
径3mmで長さ6mmの筒状に形成し全体で長さを約
8mmとしている。
タイル9は、コンクリート壁8に塗られた白セ
メント10上に取付けられ、タイル9,9間に、
白セメント10が露呈されその部分がタイル9の
目地11をなし、本実施例のコンクリートくぎ6
はこの目地11に打ちこまれる。即ち、第1実施
例と同様の打ちこみ方法により、コンクリートく
ぎ6が樹脂製ブツシユ5と共に打ちこまれ、樹脂
製ブツシユ5が取付孔4に密嵌入された状態とな
り、樹脂製品1が取付けられる。
本実施例によれば、樹脂製ブツシユ5はそのテ
ーパ状先端5bより取付孔4を突抜けて両面接着
テープ2を押動しつつ、樹脂製品1をタイル9面
に仮接着したときにできる前記接着面2aと目地
11表面との隙間Sまで押動される。その結果、
テーパ状先端5bはタイル9のテーパ部9aに両
面接着テープ2を介して係合すると同時に隙間S
を埋めることができる。従つて、樹脂製品1の取
付後、フツク部3にものを吊り下げたときにかか
る下向きの力は勿論前向きの力にも充分耐えるこ
とができると共に、隙間Sに位置するコンクリー
トくぎ6の折損を減少させることができる。
ところで、浴室や台所など水が直接かかつた
り、湿度の高い場所では、ハンマー打ちの際、コ
ンクリートくぎ6の打面のメツキに傷が付き錆が
でるという欠点が生じる。そこで、第5図に示す
本考案の第3実施例によればその欠点を解消する
ことができる。つまり本実施例では、キヤツプ状
の樹脂製ブツシユ12にコンクリートくぎ6を挿
入して一体化したものを用いている。従つて本実
施例によれば、コンクリートくぎ6の頭部前記キ
ヤツプ状の樹脂製ブツシユ12によつて塞がれて
いるため、ハンマーの打面がコンクリートくぎ6
に直接に当たらずメツキに傷を付けることがない
ので、メツキが剥がれて錆がでることを防止する
ことができる。
本考案は、上記実施例に示すようなフツク部3
を有する樹脂製品1の取付構造に限定されるもの
でなく、タワシ受等、その他の形状の樹脂製品1
の取付構造にも適用することができる。又樹脂製
品1に取付孔4を設ける箇所や位置も、樹脂製品
1の形状や大きさに応じて変化させることができ
る。更に、樹脂製ブツシユ5の後面に仮接着の手
段として取付けられる両面接着剤2は本考案必須
のものではなく、本考案では両面接着テープ2を
使用せずとも充分に前向きの力に耐えることがで
きる。
(考案の効果) 本考案の樹脂製品の取付構造によれば、上記の
ように構成された樹脂製ブツシユにより、ハンマ
ー打ちが容易になり能率良くコンクリートくぎの
折損を防止つつ確実に樹脂製品を取付けることが
できると共に、取付後、下向きにかかる力及び前
向きにかかる力に充分耐えることができるので多
種の樹脂製品に適用でき、又樹脂製品と樹脂製ブ
ツシユの寸法精度を保ち、コストアツプを抑える
という効果を奏することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第5図は本考案の実施例を示し、
第1図は第1実施例を示す全体の分解斜視図、第
2図は要部を拡大して示す縦断側面図、第3図は
樹脂製品取付け後の縦断側面図、第4図は第2実
施例を示す縦断側面図、第5図は第3実施例に用
いる樹脂製ブツシユとコンクリートくぎとを示す
縦断側面図である。 1……樹脂製品、4……取付孔、5,12……
樹脂製ブツシユ、6……コンクリートくぎ、8…
…コンクリート壁面。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 樹脂製品に設けられた取付孔に樹脂製ブツシ
    ユを密嵌入すると共に、前記樹脂製ブツシユに
    コンクリートくぎを挿入し、このコンクリート
    くぎと前記ブツシユとをコンクリート壁面など
    の硬い壁面に打ちつけることによつてくぎ止め
    したことを特徴とする樹脂製品の取付構造。 (2) ブツシユの外周面は先端部が小径になるテー
    パ形状に形成されていることを特徴とする実用
    新案登録請求の範囲第1項記載の樹脂製品の取
    付構造。 (3) 樹脂製品は取付孔の周囲が前面側に盛り上が
    つていることを特徴とする実用新案登録請求の
    範囲第1項記載の樹脂製品の取付構造。
JP11042987U 1987-07-17 1987-07-17 Expired JPH0432263Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11042987U JPH0432263Y2 (ja) 1987-07-17 1987-07-17

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11042987U JPH0432263Y2 (ja) 1987-07-17 1987-07-17

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Publication Number Publication Date
JPS6416322U JPS6416322U (ja) 1989-01-26
JPH0432263Y2 true JPH0432263Y2 (ja) 1992-08-03

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JP11042987U Expired JPH0432263Y2 (ja) 1987-07-17 1987-07-17

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JPS6416322U (ja) 1989-01-26

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