JPH0142594Y2 - - Google Patents

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JPH0142594Y2
JPH0142594Y2 JP1983041394U JP4139483U JPH0142594Y2 JP H0142594 Y2 JPH0142594 Y2 JP H0142594Y2 JP 1983041394 U JP1983041394 U JP 1983041394U JP 4139483 U JP4139483 U JP 4139483U JP H0142594 Y2 JPH0142594 Y2 JP H0142594Y2
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wall plate
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slit
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JP1983041394U
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JPS59147835U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は壁板の取付構造に関し、主として鉄
骨下地に無機質外壁板を取付ける場合の取付構造
に関する。従来、壁板を胴縁など壁下地構造材に
取付ける場合、壁板の接合嵌合部分の外部から覆
いかくされる部分に釘などを打ち込み、壁板を固
定し次いで、この個所を接合すべき壁板の他の接
合部分で覆つて嵌合させて接合していくことが主
としておこなわれている。
しかしながら、上記手段による場合、特に壁板
が無機質壁板である場合、釘打ち込み個所が欠け
落ち、この部分の接合部の水密性が阻害された
り、あるいは欠け落ちに起因して壁板の止着力も
低下するといつた欠点があつた。
もつとも、壁板の取付構造として例えば中空孔
を有する壁板にあつては中空孔内にロツドを挿入
し、このロツドに設けたねじ孔に壁板裏面側より
胴縁を貫通してねじを貫通し締結する手段(実開
昭52−136214号公報)が公知であり、該手段によ
れば上述した問題は無い。
しかしながら、一般的に、上記した取付手段
は、胴縁など壁下地材と壁板とを密接に接合さ
せ、壁下地材と壁板とで全体で一つの剛体を構成
するものであるから、地震などにより壁下地材に
せん断方向の力が加わつた場合、壁下地材と壁板
との止着部分に強大な力が加わり、壁板がひび割
れたり破壊されたりすることがあるといつた欠点
があつた。
また、後者のロツドを介して壁板を取付ける手
段にあつてはねじ孔の見通しを付けるのが困難で
施工が厄介となる欠点がある。
この考案は上記欠点に鑑み、壁板を傷付けるこ
となく取付けることが出来、また、地震などによ
り壁下地材が変位することがあつても、壁板自体
には無理な応力が加わらず、また施工も容易な壁
板の取付構造を提供することを目的としてなされ
たものであつて、長さ方向に連続する中空孔が、
多数配列成形された壁板の、前記中空孔のうち、
巾方向端部に位置する中空孔がスリツト状の切欠
き開口により前記壁板裏面へ開口されており、該
壁板の巾方向中央線に沿つた位置が胴縁に固定さ
れ、前記壁板の巾方向端部位置が、先端部がシー
ソー状に回転可能とされた金具を介し、前記スリ
ツト状切欠き開口の縁部の中空孔内壁と係合させ
て前記胴縁に取りつけられて成ることを特徴とす
るものである。
以下、この考案を実施例により説明する。
第1図はこの考案の実施例の水平断面図、第2
図はこの実施例の金具の拡大平面図、第3図は実
施例の作用を示す説明図である。
この考案の壁板の取付構造は、長さ方向に連続
する中空孔1…1が多数配列形成された無機質壁
板などの壁材2,2の前記中空孔1…1のうち、
巾方向(矢印B)両端部2A,2Aに位置する中
空孔1A,1Aがスリツト状切欠き開口3,3に
より前記壁板2の裏面2Bへ開口されており、こ
の壁板2の巾方向中央線Mに沿つた位置がビス4
によりC型材などで構成される胴縁5に固定さ
れ、この壁板2の巾方向端部2A,2Aがスリツ
ト状開口3,3より挿入され、第2図に示すよう
に中空孔1A内においてシーソー式に中心6Bの
回りに回動してスリツト状切欠き開口3の縁部の
中空孔内壁1A′に係合するかえし片6Aを先端
に有する金具6を介して前記胴縁に取付けられて
いる。
なお、上記実施例において、ビス4により固定
される壁板2の中央部分における中空孔1は、図
示のように、微小断面の中空孔1B…1Bの集合
体とすることが望ましく、このように構成すれ
ば、ビス4の締付圧力に対する強度が増して都合
が良い。
また、スリツト状切欠き開口3を設ける中空孔
1Aは壁材2の巾方向両端部のうちの一方の端部
のみであつてもよい。また、金具6の挿入される
中空孔1Aの内部空間の断面形状は、かえし片6
Aがスムースに回転出来るよう傾斜辺1A″を有
した形状とすることが望ましい。
従つて、この実施例の構成によれば、壁板2
は、中央部、及び両端部において、夫々ビス4、
及び金具6で支持固定されることとなり、固定部
位の均一分布により壁板2が強固に取り付けられ
る一方、巾方向中央部においては、ビス4により
壁板2と胴縁5とは移動できないように固定さ
れ、巾方向両端部においては、スリツト状切欠き
開口3により壁板2と胴縁5とは壁板2の長さ方
向Nに移動可能に取付けられているので、地震な
どにより胴縁5に第3図に矢印Fで示すような外
力が加わつて胴縁5及び柱で構成される構造物骨
組が菱形に変位しても壁板2に無理な外力が加わ
るのを防止出来るのである。
つまり、壁板2の巾方向両端部分1A,1Aに
おける金具6との係合は、壁板2の長さ方向Nに
は移動可能な構成であるから、壁板2が図示のよ
うに構造物骨組とは異なるように変位しても、金
具6は相対的に中空孔1A内の長さ方向に沿つて
移動し、壁板2を傷めてしまうことはない。
もつとも第3図は説明のために誇張して示した
ものであつて、実際上は、変位量は、図示のもの
よりかるかに小さい。
この考案は以上のように構成したから、壁板を
胴縁に取付る際、巾方向中央部を固定し、巾方向
端部は壁板裏面より金具をスリツト状開口へ挿入
し、先端を回転させて引掛け締結するのみで固定
可能であり、取付作業が非常に簡単である上、胴
縁が地震などにより変動することがあつても、壁
板の巾方向端部において壁板と胴縁は壁板の長さ
方向に移動し得る自由度を持つているため、胴縁
の変位に起因する壁板の破損も有効に防止でき、
さらに金具挿入用スリツトは、先端を挿入出来る
だけの大きさとすれば良く、開口部を小さく出来
るので強度低下もないなどの種々の実用的効果を
有する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例の水平断面図、第2
図はこの実施例に用いられる金具の拡大平面図、
第3図は実施例の作用説明図である。 1…中空孔、1A…端部中空孔、2…壁板、2
A…巾方向端部、3…スリツト状切欠き開口、4
…ビス、5…胴縁、6…金具、6A…かえし片、
M…巾方向中央線、N…長さ方向。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 長さ方向に連続する中空孔が、多数配列成形さ
    れた壁板の、前記中空孔のうち、巾方向端部に位
    置する中空孔がスリツト状切欠き開口により前記
    壁板裏面へ開口されており、該壁板の巾方向中央
    線に沿つた位置が胴縁に固定され、前記壁板の巾
    方向端部位置が、先端部がシーソー状に回転可能
    とされた金具を介し、前記スリツト状切欠き開口
    の縁部の中空孔内壁と係合させて前記胴縁に取り
    つけられて成ることを特徴とする壁板の固定構
    造。
JP4139483U 1983-03-22 1983-03-22 壁板の取付構造 Granted JPS59147835U (ja)

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JP4139483U JPS59147835U (ja) 1983-03-22 1983-03-22 壁板の取付構造

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JP4139483U JPS59147835U (ja) 1983-03-22 1983-03-22 壁板の取付構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59147835U JPS59147835U (ja) 1984-10-03
JPH0142594Y2 true JPH0142594Y2 (ja) 1989-12-13

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ID=30171976

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4139483U Granted JPS59147835U (ja) 1983-03-22 1983-03-22 壁板の取付構造

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5213624B2 (ja) * 1975-04-09 1977-04-15

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5213624U (ja) * 1975-07-18 1977-01-31

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5213624B2 (ja) * 1975-04-09 1977-04-15

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Publication number Publication date
JPS59147835U (ja) 1984-10-03

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