JPH09125692A - 足場板連結金具 - Google Patents

足場板連結金具

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JPH09125692A
JPH09125692A JP28828895A JP28828895A JPH09125692A JP H09125692 A JPH09125692 A JP H09125692A JP 28828895 A JP28828895 A JP 28828895A JP 28828895 A JP28828895 A JP 28828895A JP H09125692 A JPH09125692 A JP H09125692A
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plates
fitted
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Kenichi Konno
建一 今野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 既製の一般的な足場板を簡便に連結でき、連
結箇所で作業員がつまづく恐れがない。また足場板の連
結時又は解体時に損傷する恐れが少ない。 【解決手段】 足場板連結金具10は、連結しようとす
る2枚の足場板13,13のそれぞれ一方の側部に嵌合
可能な第1凹溝21aを有する第1枠材21と、これら
の足場板13,13のそれぞれ他方の側部に嵌合可能な
第2凹溝22aを有する第2枠材22と、両枠材21,
22のそれぞれ両端部の下面に枢着されて両枠材21,
22を連結しかつ両枠材21,22の間隔を調整可能に
構成されたX字状のクロスリンク23,24と、第1枠
材21又は第2枠材に一端が取付けられ他端が第2枠材
22又は第1枠材21に係合して両枠材21,22を2
枚の足場板13,13の両側部に嵌合した状態で両枠材
21,22の間隔の広がりを防止するストッパ26,2
7とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複数枚の足場板の端部を
互いに連結する足場板連結金具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】これまで、複数枚の足場板の端部を互い
に連結する場合に、足場板の端部を別の足場板の端部に
重ね合わせ、これらを太い針金で水平なパイプとともに
結束していた。しかしこの連結方法では、足場板の連結
箇所に段差を生じるため、作業員が歩行中につまずく恐
れがあり、また荷役を運搬する一輪車が通過する場合に
は一輪車が転倒し易い不具合があった。また水平なパイ
プに結束するための作業に多くの時間を費やしていた。
更に針金の先端が足場板の上面に突出するため、針金の
先端に物を引っかけ易い欠点があった。このため、従
来、現場で着脱自在に連結できる足場板として一般に図
13に示すものが広く用いられている。この足場板1
は、2本の長い桁材2の左右両端を短いリブ3によって
枠組み連結し、その枠上にエキスバンドメタル(金網)
4を張設し、また両桁材2の左右両端に、凸部5と凹部
6とを左右互い違いに設けたものである。そして両足場
板1を連結するときには、両足場板1の凸部5と凹部6
とを互いに嵌合させ、図示しないピンを嵌合箇所に差し
込んで凸部5が凹部6から外れないように固定してい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この従来の足
場板1は架設のために足場用建枠まで運んで連結すると
き、又は解体して取外すときに凸部5を損傷し易い。特
に架設状態から解体して高所から地上に降ろす作業時に
おいて、足場板を落下させた場合で凸部5に衝撃が加わ
った場合には凸部5が変形し易い。凸部5が損傷した
り、変形した場合には、凸部5と凹部7とが互いに嵌合
できず、またピンも差し込めない不具合を生じる。また
連結する足場板自体が特別製作品であって、既製の一般
的な足場板同士は連結できない欠点があった。
【0004】本発明の目的は、既製の一般的な足場板を
簡便に連結でき、連結箇所で作業員がつまづく恐れがな
い足場板連結金具を提供することにある。本発明の別の
目的は、足場板の連結時又は解体時に損傷する恐れが少
ない足場板連結金具を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本願請求項1に係る発明
は、図1〜図4又は図5に示すように連結しようとする
2枚の足場板13,13のそれぞれ一方の側部に嵌合可
能な第1凹溝21aを有する第1枠材21と、これらの
2枚の足場板13,13のそれぞれ他方の側部に嵌合可
能な第2凹溝22aを有する第2枠材22と、両枠材2
1,22のそれぞれ両端部の下面に枢着されて両枠材2
1,22を連結しかつ両枠材21,22の間隔を調整可
能に構成されたX字状のクロスリンク23,24と、第
1枠材21又は第2枠材22に一端が取付けられ他端が
第2枠材22又は第1枠材21に係合して両枠材21,
22を2枚の足場板13,13の両側部に嵌合した状態
で両枠材21,22の間隔の広がりを防止するストッパ
26,27又は37とを備えた足場板連結金具10であ
る。ストッパは両枠材の一方の端部だけ設けてもよい
し、図1に示すように両枠材の両端部に設けてもよい。
ストッパ26,27又は37を外した状態で、両枠材2
1,22の間隔を図1の破線に示すように広げ,2枚の
足場板13,13のそれぞれ両側部に枠材21,22の
凹溝21a,22aを嵌合し、ストッパ26,27又は
37により両枠材21,22の広がりを防止する。連結
された足場板13,13の上面には枠材21,22の上
面が現れるだけで、しかも連結箇所には段差を生じない
ため、作業員はつまづくことなく作業をすることができ
る。
【0006】本願請求項2に係る発明は、請求項1に係
る発明であって、図3に詳しく示すように、第1枠材2
1及び第2枠材22がそれぞれ長手方向の中心部Mで角
度2〜7度の範囲で山形に折曲された足場板連結金具1
0である。両枠材21,22を傾斜のなだらかな山形に
することにより、連結した2枚の足場板13,13の上
面と下面が連結金具10により締め付けられるため、足
場板13,13の足場板連結金具10からの引き抜きが
不能になる。
【0007】本願請求項3に係る発明は、請求項1又は
2に係る発明であって、ストッパ26,27が、第1枠
材21又は第2枠材22の端部下面に突設されたピン2
8,29と、基端が第2枠材22又は第1枠材21のピ
ン29,28に対応する端部下面に枢着され両枠材2
1,22を2枚の足場板13,13の両側部に嵌合した
状態で先端がピン29,28に届く長さを有する回動ア
ーム26a,27aとを備え、回動アーム26a,27
aの先端にピン29,28に係止可能な係止孔26b,
27bが形成された足場板連結金具である。
【0008】本願請求項4に係る発明は、請求項3に係
る発明であって、回動アーム26a,27aに長手方向
に複数の係止孔26b,27bが形成された足場板連結
金具である。既製の足場板13の幅に相応して係止孔2
6b,27bを形成すれば、すべての既製の足場板に対
応することができる。
【0009】本願請求項5に係る発明は、請求項1又は
2に係る発明であって、 図5〜図7に示すように、ス
トッパ37が、一端が第1枠材21又は第2枠材22の
端部に枢着され他端にネジ39aが形成されたロッド3
9と、第2枠材22又は第1枠材21のロッド枢着点P
に対応する端部に設けられたロッド受け部41と、ロッ
ド39の他端のネジ39aに螺合可能なナット42とを
備え、両枠材21,22を2枚の足場板13,13の両
側部に嵌合した状態でロッド39の他端がロッド受け部
41に挿入してナット42により固定されるように構成
された足場板連結金具である。両枠材21,22に足場
板13,13の両側部を嵌合した状態で、ロッド39の
他端をロッド受け部41に挿入した後、ナット42を締
め付けることにより、足場板に対して両枠材への嵌合の
みならず、両枠材を挟持することができる。
【0010】本願請求項6に係る発明は、図9〜図12
に示すように連結しようとする2枚の足場板53,53
のそれぞれ一方の側部に嵌合可能な第1凹溝51aを有
する第1枠材51と、これらの足場板53,53のそれ
ぞれ他方の側部に嵌合可能な第2凹溝52aを有する第
2枠材52と、足場板53の幅より短い長さを有し基端
が第1凹溝51aの長手方向のほぼ中心にかつ第1凹溝
51aに垂直に溶着され第1スリット56aが長手方向
に形成された第1摺動用板56と、足場板53の幅より
短い長さを有し基端が第2凹溝52aの長手方向のほぼ
中心にかつ第2凹溝52aに垂直に溶着され表面を第1
摺動用板56の表面に重ね合わせて両枠材51,52を
2枚の足場板53,53の両側部に嵌合した状態で第1
スリット56aに連通可能な第2スリット57aが長手
方向に形成された第2摺動用板57と、第1摺動用板5
6の裏面に固着され両摺動用板56,57が互いに重な
り合う状態で第2摺動用板57の先端を保持可能な第1
ホルダ61と、第2摺動用板57の裏面に固着され両摺
動用板56,57が互いに重なり合う状態で第1摺動用
板56の先端を保持可能な第2ホルダ62と、第1及び
第2スリット56a,57aに貫通して両摺動用板5
6,57を一体的に固着するねじ手段63,64とを備
えた足場板連結金具50である。
【0011】一方の足場板53の端部の両側部に両枠材
51,52の凹溝51a,52aを嵌合し、同時に両摺
動用板56,57の先端を第2ホルダ62,61により
保持した後、スリット57a,56aに貫通したねじ手
段63,64により両摺動用板56,57を一時的に固
定する。次に他方の足場板53の端部の両側部に、ねじ
手段63,64を一旦緩めて両枠材51,52の間隔を
僅かに広げた後、両凹溝51a,52a内に挿入する。
両枠材51,52で両足場板53,53を挟持した状態
でねじ手段63,64により最終的に固定する。
【0012】本願請求項7に係る発明は、請求項6に係
る発明であって、第1枠材51及び第2枠材52がそれ
ぞれ長手方向の中心部Mで角度2〜7度の範囲で山形に
折曲された足場板連結金具である。請求項2に係る発明
と同様の作用効果がある。本願請求項8に係る発明は、
請求項6又は7に係る発明であって、第1摺動用板56
又は第2摺動用板57のいずれか一方又は双方のホルダ
固着位置より先端側の背面に摺動用板基端に向かうに従
って板厚が減少し、両摺動用板56,57が互いに重な
り合う状態で第1及び第2スリット56a,57aに連
通可能な第3スリット58aを有するくさび板58が添
着された足場板連結金具である。即ち、くさび板58を
摺動用板56又は摺動用板57のいずれか一方に添着す
るだけでもよいし、或いは両方の摺動用板56,57の
裏面に添着してもよい。くさび板58を介してねじ手段
63,64で両摺動用板56,57を固着すると、両枠
材51,52の広がりを防止し、両足場板53,53の
連結がより一層外れにくくなる。
【0013】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を図面に
基づいて詳しく説明する。図8に示すように、本発明の
足場板連結金具10は足場用建枠11及び12の水平パ
イプ11a,12aに架設される複数枚の足場板13を
その端部で互いに連結する金具である。図1〜図4に示
すように、足場板連結金具10は第1枠材21と、第2
枠材22と、X字状のクロスリンク23,24と、第1
枠材21と第2枠材22の間隔の広がりを防止する一対
のストッパ26,27とを備える。第1枠材21は連結
しようとする2枚の足場板13,13のそれぞれ一方の
側部に嵌合可能な第1凹溝21aを有し、第2枠材22
は2枚の足場板13,13のそれぞれ他方の側部に嵌合
可能な第2凹溝22aを有する。枠材21及び22はこ
の例ではそれぞれチャンネル状の同形同大のスチール枠
であって、それぞれ長さ約500mm、上面幅約40m
m、溝高さ約45mmである。ここで溝高さとは足場板
の厚さに相応する(以下同じ)。図3に詳しく示すよう
に第1枠材21及び第2枠材22はそれぞれ長手方向の
中心部Mで角度θが2〜7度の範囲で山形に折曲され
る。この例ではθ=約4度であって、枠材21,22の
両端部で水平面より約2mm下がるようになっている。
【0014】クロスリンク23,24はスチール製であ
って、リンク交点がピン25で枢着され、両枠材21,
22のそれぞれ両端部の下面にピン31,32,33及
び34で枢着される。またクロスリンク23,24の両
端部には長手方向に長孔23a,23b及び24a,2
4bが形成される。これによりクロスリンク23,24
は両枠材21,22を連結しかつ両枠材21,22の間
隔を調整可能に構成される。ストッパ26及び27はス
チール製であって、それぞれ第1枠材21及び第2枠材
22の端部下面に突設されたピン28及び29と、それ
ぞれ基端が第2枠材22及び第1枠材21のピン29及
び28に対応する端部下面に枢着され両枠材を2枚の足
場板13,13の両側部に嵌合した状態で先端がピン2
9,28に届く長さを有するスチール製の回動アーム2
6a及び27aとを備える。回動アーム26a,27a
の先端にはそれぞれ長手方向にピン29,28に係止可
能な3つの係止孔26b,27bが形成される。係止孔
26b,27bは例えばピン28,29の頭部が遊挿さ
れる大径部とこの頭部より小径の小径部とにより構成さ
れる。ここで回動アーム26a,27aの長さ及び係止
孔26b,27bの位置は、既製の足場板13の幅に相
応して決められる。係止孔26b,27bの数はそれぞ
れ1個でもよいが、複数個でもよい。即ち、既製の足場
板の幅の種類の数だけ係止孔の数を設ければ、すべての
既製の足場板に対応することができる。
【0015】このような構成の足場板連結金具10の使
用方法について説明する。先ず、ストッパ26及び27
を外した状態で、両枠材21,22の間隔を図1の破線
に示すように広げる。次いで2枚の足場板13,13の
それぞれ一方の側部に枠材21の凹溝21aを嵌合す
る。このとき2枚の足場板13,13の継ぎ合わせ部が
枠材21,22の中心部M(図3参照)になるように位
置合わせする。次にクロスリンク23を折り畳むように
して足場板13,13のそれぞれ他方の側部に枠材22
の凹溝22aを嵌合する。更に続いて両凹溝21a,2
2aが足場板の両側部に密着したところで回動アーム2
6a及び27aを回転させてその係止孔26b,27b
を対向するピン28及び29にそれぞれ係止させる。こ
の状態で連結した2枚の足場板13,13を図8に示す
足場用建枠11及び12の水平パイプ11a,12aに
架設すると、図3に示す枠材21(22)の凹溝21a
(22a)の中央部Xと両端部Yで足場板13,13の
上面と下面を締め付けるため、足場板13,13の足場
板連結金具10からの引き抜きを不能にする。連結され
た足場板13,13の上面には枠材21,22の上面が
現れるだけで、その他の連結金具10の部品は現れず、
しかも連結箇所には段差を生じないため、作業員はつま
づくことなく作業をすることができる。
【0016】図5〜図7は本発明の別のストッパの形態
を示す。ここでは、クロスリンクの枢支点25を点対称
とする一対のストッパのうち一方のストッパ37につい
て説明し、他方のストッパの説明を省略する。ストッパ
37は、一端が第1枠材21の端部に直接又は図5に示
すようにフランジ38を介して枢着され他端にネジ39
aが形成されたロッド39と、第2枠材22のロッド枢
着点Pに対応する端部に設けられたロッド受け部41
と、ロッド39の他端のネジ39aに螺合可能なナット
42とを備える。そしてストッパ37は両枠材21,2
2を2枚の足場板13,13の両側部に嵌合した状態で
ロッド39の他端がロッド受け部41に挿入してナット
42により固定されるように構成される。フランジ38
は例えば断面L字状に形成してその一方の面にロッド3
9の一端が枢支される孔を設けてこの面を枠材21の上
面と同一面にし、L字状の他方の面を枠材21の側面に
溶接して固定される。図6に詳しく示すように、ロッド
受け部41は例えば円弧状の溝41aを形成した平板を
枠材22の側面に溶接により固定されるように構成され
る。溝41aの幅をロッド39の直径より僅かに小さく
形成される。またナット42は図5及び図7に示すよう
に蝶ナットが工具を要することなく締め付けられるた
め、好ましい。
【0017】このストッパ37によれば、両枠材21,
22に足場板13,13の両側部を嵌合した状態で、ロ
ッド39の他端をロッド受け部41の溝41aの最深部
に挿入した後、ナット42を締め付けることにより、足
場板に対して両枠材への嵌合のみならず、両枠材を挟持
することができ、より一層堅固に足場板13,13を連
結することができる。
【0018】図9〜図12は本発明の別の実施の形態を
示す。この例の足場板連結金具50は、図1に示した枠
材21,22より短い第1枠材51及び第2枠材52を
有する。枠材51及び52は、連結しようとする2枚の
足場板53,53の両側部にそれぞれ嵌合可能であっ
て、凹溝51a及び52aを有する。両枠材51及び5
2はこの例ではそれぞれチャンネル状の同形同大のスチ
ール枠であって、それぞれ長さ約110mm、上面幅約
50mm、溝高さ約48mmである。また枠材51及び
52はそれぞれ長手方向の中心部M(図10)で図3に
示した枠材21及び22と同様に山形に折曲される。こ
の例ではθ=約5度であって、枠材51,52の両端部
で水平面より約2mm下がるようになっている。
【0019】凹溝51aの長手方向のほぼ中心には、凹
溝51aに垂直にスチール製の第1摺動用板56の基端
が溶着される。同様に凹溝52aの長手方向のほぼ中心
にも、凹溝52aに垂直にスチール製の第2摺動用板5
7の基端が溶着される。両摺動用板56,57はそれぞ
れ足場板53の幅より短い長さを有し、長手方向に第1
スリット56a及び57aが形成される。スリット57
aは摺動用板56の表面に摺動用板57の表面を重ね合
わせて両枠材51,52を2枚の足場板53,53の両
側部に嵌合した状態でスリット56aに連通することが
できるように長手方向に形成される。第1摺動用板56
のスリット56aの形成部分の裏面には更に摺動用板5
6の基端に向かうに従って板厚が減少するくさび板58
が溶着される。このくさび板58にはスリット56aと
同形同大で、くさび板58が溶着したときにスリット5
6aに丁度連通する第3スリット58aが形成される。
【0020】摺動用板56の裏面には第1ホルダ61
が、摺動用板57の裏面には第2ホルダ62がそれぞれ
溶着される。ホルダ61はくさび板58より摺動用板基
端側に溶着される。両ホルダ61,62はチャンネル状
の同形同大のスチール材により形成され、それぞれ摺動
用板長手方向となる幅が約50mm、全厚が約16mm
であって、その高さは枠材51,52の高さと同等であ
る。両摺動用板56,57が互いに重なり合う状態で連
通したスリット58a,56a,57aには、これらを
貫通して両摺動用板56,57を一体的に固着するため
のねじ手段が設けられる。この例ではねじ手段はボルト
63とナット64からなる。
【0021】このような構成の足場板連結金具50の使
用方法について説明する。先ず一方の足場板53の端部
の両側部に対して、両摺動用板56,57の表面同士を
重ね合わせ摺動させながら両枠材51,52の凹溝51
a,52aを嵌合し、同時に摺動用板56の先端を第2
ホルダ62により保持し、摺動用板57の先端を第1ホ
ルダ61により保持する。この状態でスリット57a,
56aにボルト63を貫通し、ボルト63にナット64
を螺合し、これらを仮に締付けて両摺動用板56,57
を一時的に固定する。次いでこの足場板連結金具50に
連結する予定の他方の足場板53の端部を運び、ボルト
63又はナット64を緩めて両摺動用板56,57を摺
動させることにより両枠材51,52の間隔を僅かに広
げ、この状態で他方の足場板53の端部を両凹溝51
a,52a内に挿入する。両足場板53,53の端部を
両摺動用板56,57に極力接近させた後、両枠材5
1,52で両足場板53,53を堅牢に挟み付け、ボル
ト63又はナット64を締付け最終的に固定する。両足
場板53,53を連結した後の足場板両端部の間隙は約
24mmであった。くさび板58があるため、ボルト6
3及びナット64は緩みにくく、足場板使用期間中、連
結金具50を強固に固定し続ける。
【0022】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、ス
トッパの長さを既製の一般的な足場板な幅に合わせてお
けば、これらの既製の足場板を簡便に連結することがで
きる。また連結した足場板の上面には殆ど連結金具が現
れないため、また連結した足場板は段差が無く平坦であ
るため、連結箇所で作業員がつまづく恐れがない。更に
従来の連結可能な足場板と異なり、連結金具自体は軽量
であるため、足場板の連結時又は解体時には、取扱いが
容易であって、他の物に衝撃的にぶつけて連結金具を損
傷する恐れが少ない。摺動用板を用いれば、足場板の裏
面に回らなくても足場板連結金具の取付け、取外しを行
うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の足場板連結金具の外観斜視図。
【図2】その底面図。
【図3】図2のA−A線断面図。
【図4】図2のB−B線断面図。
【図5】本発明の別のストッパを示す足場板連結金具の
要部拡大底面図。
【図6】その側面図。
【図7】図5のC−C線断面図。
【図8】本発明の足場板連結金具により連結した足場板
の架設状態を示す斜視図。
【図9】本発明の別の足場板連結金具を示す図10のD
−D線断面図。
【図10】その平面図。
【図11】図10のE−E線断面図。
【図12】図10のF−F線断面図。
【図13】従来の足場板の連結状態を示す平面図。
【符号の説明】
10 足場板連結金具 13 足場板 21 第1枠材 22 第2枠材 21a 第1凹溝 22a 第2凹溝 23,24 クロスリンク 26,27,37 ストッパ 26a,27a 回動アーム 26b,27b 係止孔 28,29 ピン 39 ロッド 41 ロッド受け部 42 ナット 50 足場板連結金具 51 第1枠材 52 第2枠材 51a 第1凹溝 52a 第2凹溝 53 足場板 56 第1摺動用板 57 第2摺動用板 58 くさび板 56a 第1スリット 57a 第2スリット 58a 第3スリット 61 第1ホルダ 62 第2ホルダ 63 ねじ手段(ボルト) 64 ねじ手段(ナット)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連結しようとする2枚の足場板(13,13)
    のそれぞれ一方の側部に嵌合可能な第1凹溝(21a)を有
    する第1枠材(21)と、 前記2枚の足場板(13,13)のそれぞれ他方の側部に嵌合
    可能な第2凹溝(22a)を有する第2枠材(22)と、 前記両枠材(21,22)のそれぞれ両端部の下面に枢着され
    て前記両枠材(21,22)を連結しかつ前記両枠材(21,22)の
    間隔を調整可能に構成されたX字状のクロスリンク(23,
    24)と、 前記第1枠材(21)又は第2枠材(22)に一端が取付けられ
    他端が前記第2枠材(22)又は第1枠材(21)に係合して前
    記両枠材(21,22)を2枚の足場板(13,13)の両側部に嵌合
    した状態で前記両枠材(21,22)の間隔の広がりを防止す
    るストッパ(26,27,37)とを備えた足場板連結金具。
  2. 【請求項2】 第1枠材(21)及び第2枠材(22)がそれぞ
    れ長手方向の中心部(M)で角度2〜7度の範囲で山形に
    折曲された請求項1記載の足場板連結金具。
  3. 【請求項3】 ストッパ(26,27)が、第1枠材(21)又は
    第2枠材(22)の端部下面に突設されたピン(28,29)と、
    基端が前記第2枠材(22)又は第1枠材(21)の前記ピン(2
    8,29)に対応する端部下面に枢着され前記両枠材(21,22)
    を2枚の足場板(13,13)の両側部に嵌合した状態で先端
    が前記ピン(28,29)に届く長さを有する回動アーム(27a,
    26a)とを備え、前記回動アーム(27a,26a)の先端に前記
    ピン(28,29)に係止可能な係止孔(27b,26b)が形成された
    請求項1又は2記載の足場板連結金具。
  4. 【請求項4】 回動アーム(26a,27a)に長手方向に複数
    の係止孔(26b,27b)が形成された請求項3記載の足場板
    連結金具。
  5. 【請求項5】 ストッパ(37)が、一端が第1枠材(21)又
    は第2枠材(22)の端部に枢着され他端にネジ(39a)が形
    成されたロッド(39)と、前記第2枠材(22)又は第1枠材
    (21)の前記ロッド枢着点(P)に対応する端部に設けられ
    たロッド受け部(41)と、前記ロッド(39)の他端のネジ(3
    9a)に螺合可能なナット(42)とを備え、前記両枠材(21,2
    2)を2枚の足場板(13,13)の両側部に嵌合した状態で前
    記ロッド(39)の他端が前記ロッド受け部(41)に挿入して
    前記ナット(42)により固定されるように構成された請求
    項1又は2記載の足場板連結金具。
  6. 【請求項6】 連結しようとする2枚の足場板(53,53)
    のそれぞれ一方の側部に嵌合可能な第1凹溝(51a)を有
    する第1枠材(51)と、 前記2枚の足場板(53,53)のそれぞれ他方の側部に嵌合
    可能な第2凹溝(52a)を有する第2枠材(52)と、 前記足場板(53)の幅より短い長さを有し基端が前記第1
    凹溝(51a)の長手方向のほぼ中心にかつ前記第1凹溝(51
    a)に垂直に溶着され第1スリット(56a)が長手方向に形
    成された第1摺動用板(56)と、 前記足場板(53)の幅より短い長さを有し基端が前記第2
    凹溝(52a)の長手方向のほぼ中心にかつ前記第2凹溝(52
    a)に垂直に溶着され表面を前記第1摺動用板(56)の表面
    に重ね合わせて前記両枠材(51,52)を2枚の足場板(53,5
    3)の両側部に嵌合した状態で前記第1スリット(56a)に
    連通可能な第2スリット(57a)が長手方向に形成された
    第2摺動用板(57)と、 前記第1摺動用板(56)の裏面に固着され前記両摺動用板
    (56,57)が互いに重なり合う状態で前記第2摺動用板(5
    7)の先端を保持可能な第1ホルダ(61)と、 前記第2摺動用板(57)の裏面に固着され前記両摺動用板
    (56,57)が互いに重なり合う状態で前記第1摺動用板(5
    6)の先端を保持可能な第2ホルダ(62)と、 前記第1及び第2スリット(56a,57a)に貫通して前記両
    摺動用板(56,57)を一体的に固着するねじ手段(63,64)と
    を備えた足場板連結金具。
  7. 【請求項7】 第1枠材(51)及び第2枠材(52)がそれぞ
    れ長手方向の中心部(M)で角度2〜7度の範囲で山形に
    折曲された請求項6記載の足場板連結金具。
  8. 【請求項8】 第1摺動用板(56)又は第2摺動用板(57)
    のいずれか一方又は双方のホルダ固着位置より先端側の
    背面に摺動用板基端に向かうに従って板厚が減少し、前
    記両摺動用板(56,57)が互いに重なり合う状態で第1及
    び第2スリット(56a,57a)に連通可能な第3スリット(58
    a)を有するくさび板(58)が添着された請求項6又は7記
    載の足場板連結金具。
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