JPH0912528A - 重合可能なn−アシルカルバメート - Google Patents
重合可能なn−アシルカルバメートInfo
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- JPH0912528A JPH0912528A JP8071651A JP7165196A JPH0912528A JP H0912528 A JPH0912528 A JP H0912528A JP 8071651 A JP8071651 A JP 8071651A JP 7165196 A JP7165196 A JP 7165196A JP H0912528 A JPH0912528 A JP H0912528A
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Abstract
シルカルバメート基を側鎖に持つ、塗料系中の結合剤成
分として好適な、新規な重合可能なN−アシルカルバメ
ート及びその製造方法、更に該N−アシルカルバメート
単位を含む付加重合体、及び該付加重合体を有する水性
分散物又は水溶液を提供する。 【解決手段】一般式 R1CH=CR2−COO−A−O−CO−NH−CO−
R3 具体的には、例えば H2C=C(CH3)−COO−CH2−CH2−OCON
HCO−CH3 で表わされる重合可能なN−アシルカルバメート及びそ
の製造方法。該N−アシルカルバメート単位の割合が2
0〜80重量%である付加重合体及び該付加重合体を有
する水性分散物又は水溶液。
Description
シルカルバメート、その製造方法、N−アシルカルバメ
ートを含有する付加重合体、及びこれらの付加重合体に
基づく水性分散物又は水溶液に関する。
フェノール性水酸基類のような酸性官能基を側鎖に有す
る重合体は、その酸基を塩基で完全に又は部分的に中和
することにより、水中に溶解又は分散できることが知ら
れている。酸基を有する重合体は、有機塗布剤として広
範囲に渡って使用されている。
ば、缶及び自動車)の塗布、又は繊維の浸漬に利用され
ている。重合体分散物(例えば、分散染料)及び部分的
に中和された酸基を有する重合体結合剤も含有する場合
もあるエマルジョンもまた、塗料の分野で広範囲に渡っ
て応用されている。
強酸基を含有し、それ故、親水性の強い部位を有する重
合体から作られた塗料は、水の影響に対する抵抗性が極
く僅かであることが知られており、金属に塗布する場
合、酸による腐食も起こる場合がある。
うな酸強度の低いフェノール単量体から作られる重合体
は、製造が難しく、一般に収量が極く低く、そしてフェ
ノール類が重合抑制剤として働くため、分子量が低い
(Houben-Weyl, Methoden derOrganischen Chemie, Geo
rg Thieme Verlag,Stuttgart, 1987年, supplementaryE
20巻, 1143頁)。
ノール類のように、弱い酸性官能基を有し、塩基の作用
の下で水中に溶解又は分散できることが知られている。
カルバメートの性質を有し、N−アシルカルバメート基
を側鎖に持つ、塗料系中の結合剤成分として好適な、新
規な重合可能なN−アシルカルバメート及びその製造方
法、更に該N−アシルカルバメート単位を含む付加重合
体、及び該付加重合体を有する水性分散物又は水溶液を
提供することにある。
(I) R1CH=CR2−COO−A−O−CO−NH−CO−
R3 (式中、R1は水素原子、−CH3又は−CO−O−CO
−R3を表わし、R2は水素原子、−CH3又は−CH2−
CO−O−CO−R3を表わす。但し、R1が−CO−O
−CO−R3である場合は、R2は−CH2−CO−O−
CO−R3を含まない。またR3は脂肪族、芳香族又はア
リール脂肪族で置換又は無置換の炭素原子数1〜10の
炭化水素基であり、Aは二価の飽和した脂肪族、芳香族
又はアリール脂肪族の炭素原子数1〜10の炭化水素基
を表わす。)で表わされる重合可能なN−アシルカルバ
メートである。
す。)で表わされるカルバメートを、一般式(III) (R3CO)2O (式中、R3は一般式(I)と同じ意味を表わす。)の無
水物と反応させることを特徴とする重合可能なN−アシ
ルカルバメートの製造方法であり、
温度が0〜80℃であり、無水物として活性無水物を使
用することを特徴とし、該活性無水物が無水クロル酢
酸、無水ジクロル酢酸、無水トリクロル酢酸、無水フル
オル酢酸又は無水トリフルオル酢酸からなる群から選ば
れる1つ以上であることを特徴とする重合可能なN−ア
シルカルバメートの製造方法である。
も一つの酸触媒の存在下で行われることを特徴とする重
合可能なN−アシルカルバメートの製造方法であり、酸
触媒が一つの強有機酸、又は数個の強有機酸の混合物で
あり、該強有機酸が、特にシュウ酸、クロロスルホン
酸、メタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、トルエン
スルホン酸、ナフタレンスルホン酸、クロル酢酸、トリ
クロル酢酸及び/又はフルオル酢酸であることを特徴と
するN−アシルカルバメートの製造方法である。
最初のカルバメートに対して0.01〜5重量%の量で
使用することを特徴とするN−アシルカルバメートの製
造方法や、使用される一般式(II)のカルバメートがエ
ステル類、エーテル類、アミド類、カルバメート類、カ
ルボネート類及び/又はアクリル性二重結合から成る群
から選ばれた一つ以上の官能基を有するカルバメートで
あることを特徴とする重合可能なN−アシルカルバメー
トの製造方法である。
メートを一つ以上有する単位を少なくとも0.5%含有
することを特徴とする付加重合体であり、本発明のN−
アシルカルバメートを一つ以上有する単位を少なくとも
0.5%含有し、更に重合可能な二重結合を含む他の化
合物を一つ以上有する単位を含有することを特徴とする
付加重合体であり、N−アシルカルバメート単位の割合
が20〜80重量%であることを特徴とする付加重合体
や、付加重合体の分子量が1,000〜1,000,0
00であることを特徴とする付加重合体を含むものであ
る。
以上含有することを特徴とする水性分散物又は水溶液で
あり、更に無機塩基及び/又は水溶性有機塩基を含有す
ることを特徴とする水性分散物又は水溶液である。更に
詳しくは、該無機塩基が、特に炭酸カリウム、炭酸ナト
リウム、水酸化カリウム、水酸化ナトリウム及び/又は
水酸化カルシウムであり、水溶性有機塩基がトリエチル
アミン及び/又はエタノールアミンであることを特徴と
する水性分散物又は水溶液を含むものである。
る。本発明は、一般式(I) R1CH=CR2−COO−A−O−CO−NH−CO−
R3 (式中、R1は水素原子、−CH3又は−CO−O−CO
−R3を表わし、R2は水素原子、−CH3又は−CH2−
CO−O−CO−R3を表わす。但し、R1が−CO−O
−CO−R3である場合は、R2は−CH2−CO−O−
CO−R3を含まない。またR3は脂肪族、芳香族又はア
リール脂肪族で置換又は無置換の炭素原子数1〜10の
炭化水素基であり、Aは二価の飽和した脂肪族、芳香族
又はアリール脂肪族の炭素原子数1〜10の炭化水素基
を表わす。)で表わされる重合可能なN−アシルカルバ
メートである。
2は、それぞれ水素原子又はメチル基(−CH3)を表わ
す。また、R1は、−CO−O−COR3基を表わしても
よく、そしてR2もまた、−CH2−COO−COR3基
を表わしてもよい。しかしながら、−COO−COR3
基及び−CH2−COO−COR3基は、同一分子中に存
在してはならない。即ち、R1が−COO−COR3を表
わす場合は、R2は、−CH2−COO−COR3ではな
いという条件付きである。
族で置換又は無置換の、炭素原子数1〜10の、好まし
くは炭素原子数1〜6の、とりわけ炭素原子数1〜3の
炭化水素基を表わす。脂肪族炭化水素基は、直鎖であっ
ても又は分岐していてもよい。これらの基の例として
は、メチル、エチル、プロピル、イソ−プロピル、ブチ
ル、イソブチル、tert−ブチル、ペンチル、ネオペ
ンチル、ヘキシル、2−メチルヘキシル、デシルが挙げ
られる。ここで直鎖炭化水素基の場合は、メチル基、エ
チル基及びブチル基が好ましく、分岐脂肪族基の場合
は、イソプロピル基及びイソブチル基が好ましい。
基であってもよい。環状炭化水素基の例としては、シク
ロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘ
キシル及びシクロヘプチルがあり、中でもシクロヘキシ
ル基が好ましい。芳香族炭化水素基の例としては、フェ
ニル基及びナフチル基があり、中でもフェニル基が好ま
しい。
基、メチル基、ナフチル基、及び、tert−ブチルベ
ンジル基があり、中でもベンジル基が好ましい。上述の
基には、ハロゲン原子を含有してもよい。これらの例と
しては、クロロメチル基、トリクロロメチル基、フルオ
ロメチル基、トリフルオロメチル基、クロロエチル基、
4−クロロフェニル基及び4−クロロベンジル基があ
る。
は、例えばメチル基、エチル基、プロピル基もしくはブ
チル基又はハロゲン原子(中でも置換基としては、メチ
ル基が好ましい)で一個又は数個置換されていてもよ
い。更に、上述の基でモノ−〜トリ−置換されているこ
とが好ましい。
和した、炭素原子数1〜10個の、好ましくは炭素原子
数1〜6個の、とりわけ炭素原子数1〜3個の脂肪族、
芳香族又はアリール脂肪族炭化水素を表わす。Aとして
使用される基の例としては、
ましくは酸素原子が含まれていても良い。この例として
は、−CH2−CH2−O−CH2−CH2−基が挙げられ
る。本発明の化合物の好ましい基は、R1が水素原子
で、R2が水素原子又はCH3基であるものである。本発
明の化合物のもう一つの好ましい基は、R3がメチル
基、エチル基、クロロメチル基、トリフルオロメチル基
又はフェニル基であるものに特徴がある。
が のものである。
する出発物質であるカルバメートを、次の反応式1
されたものと同じである。)に従ってカルボン酸無水物
と反応させることにより製造できる。
を一つ以上有する単位を少なくとも0.5%含有するこ
とを特徴とする付加重合体、及び、または更に重合可能
な二重結合を含有する一つ以上の他の化合物から作られ
る付加共重合体を提供する。
カルバメートには、知られたものがいくつかあり(例え
ば米国特許第3,479,328号)、それ以外にも文
献(例えば、Houben−Weyl, Method
en der Organischen Chemi
e, Georg Thieme Verlag, S
tuttgartのような標準的な著書)に記述されて
いる方法のような、それ自体よく知られた方法で、例え
ば、ヒドロキシアルキルカルバメート類を不飽和無水物
でエステル化することにより(ドイツ特許第4,22
1,495号)生成させることができる。
カルバメート類は、例えば、シクロカルボネート類をア
ミン類と反応させることにより(米国特許第2,62
7,524号、米国特許第2,928,812号)、入
手できる。
は、 アクリロイルオキシメチルカルバメート H2C=CH−COO−CH2−OCONH2、 アクリロイルオキシエチルカルバメート H2C=CH−COO−CH2−CH2−OCONH2、 アクリロイルオキシプロピルカルバメート H2C=CH−COO−CH2−CH2−CH2−OCON
H2、
OCONH2、 メタクリロイルオキシメチルカルバメート H2C=C(CH3)−COO−CH2−OCONH2、 メタクリロイルオキシエチルカルバメート H2C=C(CH3)−COO−CH2−CH2−OCON
H2、
ト H2C=C(CH3)−COO−CH2−CH2−CH2−
OCONH2 又はH2C=C(CH3)−COO−CH
(CH3)−CH2−OCONH2、 メタクリロイルオキシブチルカルバメート H2C=C(CH3)−COO−CH2−CH2−CH2−
CH2−OCONH2、 クロトニルオキシメチルカルバメート CH3−CH=CH−COO−CH2−OCONH2、
H2、 クロトニルオキシプロピルカルバメート CH3−HC=CH−COO−CH2−CH2−CH2−O
CONH2、 クロトニルオキシブチルカルバメート CH3−HC=CH−COO−CH2−CH2−CH2−C
H2−OCONH2、
OCONH2、 HOOC−HC=CH−COO−CH2−CH2−OCO
NH2、 HOOC−HC=CH−COO−CH2−CH2−CH2
−OCONH2、 HOOC−HC=CH−COO−CH2−CH2−CH2
−CH2−OCONH2、 HOOC−CH2−C(=CH2)−COO−CH2−C
H2−OCONH2、
(CH2=CH−COO−CH2−CH2−OCON
H2)、アクリロイルオキシプロピルカルバメート(C
H2=CH−COO−CH(CH3)−CH2−OCON
H2)、
(CH2=C(CH3)−COO−CH2−CH2−OCO
NH2)又はメタクリロイルオキシプロピルカルバメー
ト(CH2=C(CH3)−COO−CH(CH3)−C
H2−OCONH2)が挙げられる。
水酢酸、無水プロピオン酸、無水酪酸、無水ピバリン
酸、無水クロル酢酸、無水ジクロル酢酸、無水トリクロ
ル酢酸、無水トリフルオル酢酸、無水イソ酪酸、無水イ
ソ吉草酸、無水ヘキサン酸、無水安息香酸、無水4−ニ
トロ安息香酸、無水2−フェニル酪酸、無水2−クロル
プロピオン酸、無水3−クロルプロピオン酸がある。無
水クロル酢酸、無水トリフルオル酢酸、無水酢酸、無水
プロピオン酸又は無水安息香酸を使用することが好まし
い。
0℃で行われる。従来の反応では、100〜140℃の
温度が使用されている(英国特許第982,235号、
ドイツ特許第1,915,329号)。反応温度が高い
ため、特に、対応するカルバメートが、反応性の又は熱
的に活性な他の官能基を含有する場合、好ましくない副
反応を生じることがある。
重要なアクリル性二重結合のような官能基が、高温で、
特に100℃より高温で分解する(Leonhard,”Vinyl a
nd Diene Monomers” Part 1, Wiley Interscience, Ne
w York, 1970年, 169頁)。更に、反応温度を低下させ
るために、濃硫酸が触媒として使用できることが知られ
ている(M.Gault and G.Zilberstein, Comptes rendus,
324巻 (1952年) 854〜856頁)。
濃硫酸は化合物、特に敏感な官能基を持つ化合物を攻撃
し(Organikum, 15th ed.,VEB Deutscher Verlag der W
issenschaften, Berlin 1981年, 499頁以下参照)、反
応はしばしば制御できないまま進行するので、この反応
は敏感なカルバメート類にとっては不適当である。この
場合、離脱、酸化又は重合のような好ましくない副反応
が観察され、そして反応混合物は非常に暗い色に変化す
る。
生成は、他の物質の添加なしに行えることが見いだされ
た。例えば、無水クロル酢酸、無水ジクロル酢酸、無水
トリクロル酢酸、無水フルオル酢酸、無水トリフルオル
酢酸のような活性無水物を使用する場合、アシル化が特
に容易に進行する。
とにより、反応速度を速めることができる。この目的に
適した酸としては、ベンゼンスルホン酸、p−トルエン
スルホン酸、ナフタレンスルホン酸、シュウ酸、クロル
酢酸、ジクロル酢酸、トリクロル酢酸、メタンスルホン
酸、フルオロメタンスルホン酸のような強い有機酸があ
る。一つの物質又は数個の物質の混合物が触媒として使
用できる。触媒の量は、出発物質のカルバメートの0.
01〜5重量%であり、0.5から2%は特に好まし
い。
で実行できる。カルバメートに対する無水物の適切なモ
ル比は、5:1〜1:5であり、好ましくは3:1〜
1:3、そしてとりわけ1.5:1〜1:1.5がよ
い。反応は、抑制剤なしに、又は例えば4−メチル−
2,6−ジ−tert−ブチルフェノールのような抑制
剤の存在下で実行できる。
により又は再結晶により取り除くことができる。得られ
る生成物は、例えば石油スピリット、ヘキサン、シクロ
ヘキサン、トルエン、キシレンのような非極性又はわず
かに極性の溶剤から再結晶により精製でき、ケトン類、
アルコール類、エーテル類又はエステル類のような従来
の溶剤に溶解するほとんど無色の固体である。揮発性の
N−アシルカルバメート類の単離又は精製に適当な方法
は、蒸留であり、場合により減圧下で行われる。
は、重合により又は他のコモノマーとの共重合により側
鎖のN−アシルカルバメート基を有する重合体に変換で
きる。こうして、本発明はまた、少なくとも0.5%の
上で定義したような一つ以上のN−アシルカルバメート
類、及び場合により更に重合可能な二重結合を含有する
一つ以上の化合物、から作られる付加重合体を提供す
る。
単位を有する。 (但し、R1、R2、R3及びAは上述のように定義さ
れ、nは1〜106、好ましくは104〜105の整数で
ある)
バメート類の性質を有し、特にそれらは、塩基による中
和で、水溶性又は水に分散可能であり、例えば熱湯のよ
うな親水性試薬に対する高い抵抗性を有する他に、例え
ば木材、金属及びプラスチックのような様々な基材上
で、硬化可能な塗料の結合剤として使用した場合、良好
な接着性及び弾性を有する。
重合可能な二重結合を持つコモノマー(例えば、スチレ
ン、アクリル酸又はメタクリル酸、及びアクリル酸又は
メタクリル酸のエステル、アミド又はニトリルのような
それらの誘導体)を使用した、本発明による重合体の生
成は、様々な方法で行うことができる。バルク、塊状、
乳化、又は溶液重合又は共重合の方法が特に好ましい。
場合、従来の溶剤が使用される。この場合の特に好まし
い溶剤は、炭化水素(ヘプタン、トルエン、キシレ
ン)、エステル類(例えば、酢酸エチル又は酢酸ブチ
ル、プロピオン酸エチル)、アルコール類(例えば、ブ
タノール)、ケトン類(例えば、2−ブタノン、メチル
イソブチルケトン)、エーテル類(テトラヒドロフラ
ン、ジオキサン、エチレングリコールジアルキルエーテ
ル、ジエチレングリコールジアルキルエーテル)、
リコール、エチルグルコール、ブチルグリコール、メチ
ルジグリコール)又はグリコールエーテルエステル類
(例えば、エチルグリコールアセテート、ブチルジグリ
コールアセテート、メトキシプロピルアセテート)及び
列挙した溶剤の混合物である。
開始できる。特に適した重合開始剤は、ジアルキルペル
オキシド、アルキルヒドロペルオキシド、ジアシルペル
オキシド又はペルオキシカルボン酸のエステルのような
既知のペルオキシド化合物、例えば、アゾニトリル(例
えばアゾビスバレロニトリル、アゾビスジ−メチルバレ
ロニトリル)、アゾアミジン(例えばアゾビスメチル−
プロピオンアミジン)、アゾアミド(例えばアゾビスメ
チルプロピオンアミド)又はアルキルアゾ化合物(例え
ばアゾビストリメチルペンタン)のような既知のアゾ開
始剤、又は従来のレドックス開始剤(例えば過硫酸塩、
亜硫酸水素ナトリウム又はその鉄(II)塩)である。
れている(例えば、F.Runge and Taeger, “Einf hrun
g in die Chemie und Technologie der Kunststoffe",
Akadamie Verlag Berlin, 1976年)。本発明の重合体の
生成は、0〜150℃の広範囲にわたる温度で行うこと
がてきるが、50〜120℃の範囲が特に有利である。
は、0.5〜100%にできるが、好ましくは20〜8
0%、とりわけ30〜60%がよい。重合体は、溶媒を
留去することにより、又は例えば石油スピリット、ヘキ
サン、シクロヘキサン、トルエン、キシレンのような非
極性溶媒中で沈殿させ、次に濾過又は噴霧乾燥すること
により、単離できる。
法を用いて、特に調整剤により制御できる。特に好まし
い調整剤としては、例えばドデシルメルカプタン、メル
カプトアルコール及びメルカプト酢酸やメルカプトプロ
ピオン酸の誘導体のようなメルカプタン類に基づいた調
整剤がある。新規の重合体は分子量1,000〜1,0
00,000、好ましくは10,000〜100,00
0を有する。
機溶剤及び水で希釈した塩基に、溶解又は分散できる。
特に好ましい水溶液は、炭酸カリウム、炭酸ナトリウ
ム、水酸化カリウム、水酸化ナトリウム、水酸化カルシ
ウムのような無機塩基又はトリエチルアミン又はエタノ
ールアミンのような水溶性有機塩基を含有する水溶液で
ある。中和された重合体の水に対する良好な溶解性を達
成するためには、重合体中の一般式(I)のモノマーの
割合が20〜80重量%、特に好ましくは、30〜60
%である。
とが可能である。この方法で得られた水性で結合材を含
有した溶液又は分散物は、例えばガラス、木材、金属又
はプラスチックのような基材に塗布するのに使用でき
る。ここで、本発明を次の実施例でより詳細に説明す
る。実施例1〜9では、モノマーの製法が記述されてお
り、実施例10〜14では、重合体の製法が記述されて
いる。
ト(H2C=C(CH3)−COO−CH2−CH2−OC
ONHCO−CH3):メタクリロイルオキシエチルカ
ルバメート(H2C=C(CH3)−COO−CH2−C
H2−OCONH2)290.0g、無水酢酸360.0
g、p−トルエンスルホン酸7.5g及び4−メチル−
2,6−ジ−tert−ブチルフェノール2.0gを混
合し、60℃で3時間撹拌した。次に過剰の無水酢酸及
び酢酸を減圧下で留去した。残った残査は冷却して結晶
化し、69〜70℃の範囲で融解した。生成物を石油エ
ーテルから再結晶により精製した。収量:360.0
g;融点73℃。
(H2C=CH−COO−CH2−CH2−OCONH−
CO−CH3):アクリロイルオキシエチルカルバメー
ト(H2C=CH−COO−CH2−CH 2−OCON
H2)79.5g、無水酢酸101.0g、メタンスル
ホン酸2.0及び4−メチル−2,6−ジ−tert−
ブチルフェノール2.0gを混合し、50℃で3時間撹
拌した。過剰の無水酢酸及び酢酸を減圧下で留去した。
残った残査は冷却して結晶化し、62〜67℃の範囲で
融解した。生成物を石油エーテルから再結晶により精製
した。収量:80.1g;融点:69℃。
メート(H2C=C(CH3)−COO−CH2−CH2−
OCONH−CO−CH2−CH3):メタクリロイルオ
キシエチルカルバメート(H2C=C(CH3)−COO
−CH2−CH2−OCONH2)86.5g、無水プロ
ピオン酸130.0g、p−トルエンスルホン酸1.5
g及び4−メチル−2,6−ジ−tert−ブチルフェ
ノール0.3gの混合物を65℃で2時間撹拌した。次
に過剰の無水プロピオン酸及びプロピオン酸を減圧下で
留去した。残った残査は冷却し結晶化した。生成物を石
油エーテルから再結晶により精製した。収量:91.6
g;融点:62℃。
ート(H2C=C(CH3)−COO−CH2−CH2−O
CONHCO−C6H5):メタクリロイルオキシエチル
カルバメート(H2C=C(CH3)−COO−CH2−
CH2−OCONH2)86.5g、無水安息香酸22
6.0g、p−トルエンスルホン酸3.0g及び4−メ
チル−2,6−ジ−tert−ブチルフェノール0.3
gの混合物を70℃で3時間撹拌した。次にそのバッチ
をクロロホルムに溶解し、重曹の飽和水溶液及び水を使
って数回抽出した。塩化カルシウム上で乾燥し、溶剤を
留去した後、無色の固体を得た。収量:48.4g;融
点:84℃。
バメート(H2C=C(CH3)−COO−CH2−CH2
−OCONHCO−CH2Cl):無水クロル酢酸8
0.0g、メタクリロイルオキシエチルカルバメート
(H2C=C(CH3)−COO−CH2−CH2−OCO
NH2)60.5g及び4−メチル−2,6−ジ−te
rt−ブチルフェノール0.5gを70℃で3時間撹拌
した。次に過剰の無水クロル酢酸及びクロル酢酸を減圧
下で留去した。残った残査は、冷却して結晶化した。生
成物を石油エーテルから再結晶することにより精製し
た。収量:51.8g;融点:60℃。
ルカルバメート(H2C=C(CH3)−COO−CH2
−CH2−OCONH−CO−CF3):無水トリフルオ
ル酢酸20.0g及びメタクリロイルオキシエチルカル
バメート(H2C=C(CH3)−COO−CH2−CH2
−OCONH2)10.0gを25℃で2時間撹拌し
た。過剰の無水トリフルオル酢酸及びトリフルオル酢酸
を減圧下で留去した。無色の粘性のある液体が後に残っ
た。収量:14.6g
(CH3−CH=CH−COO−CH2−CH2−OCO
NH−CO−CH3):クロトニルオキシエチルカルバ
メート(CH3−CH=CH−COO−CH2−CH2−
OCONH2)173.0g、無水酢酸121.0g、
p−トルエンスルホン酸3.0g及び4−メチル−2,
6−ジ−tert−ブチルフェノール2.0gの混合物
を70℃で3時間撹拌した。過剰の無水酢酸及び酢酸を
減圧下で留去した。残った残査を冷却して結晶化した。
146〜148℃の範囲で融解した。生成物を石油エー
テルから再結晶により精製した。収量:161.1g。
融点:148℃。
CH2−OCONHCO−CH3):(HOOC−CH=
CH−COO−CH2−CH2−OCONH2)179.
0g、無水酢酸242.0g、p−トルエンスルホン酸
3.0g及び4−メチル−2,6−ジ−tert−ブチ
ルフェノール2.0gを70℃で3時間撹拌した。次に
過剰の無水酢酸及び酢酸を真空下で留去した。残った残
査を冷却して結晶化し、石油エーテルから再結晶により
精製した。収量:143.2g;融点:155℃。
−CH2−CH2−OCONHCO−CH3):(H2C=
C(CH2−COOH)−COO−CH2−CH2−OC
ONH2)229.0g、無水酢酸242.0g、p−
トルエンスルホン酸3.0g及び4−メチル−2,6−
ジ−tert−ブチルフェノール2.0gの混合物を7
0℃で3時間撹拌した。過剰の無水酢酸及び酢酸を真空
下で留去した。残った残査は冷却して結晶化し、166
〜170℃で融解した。生成物を石油エーテルから再結
晶により精製した。収量:205g;融点:173℃。
漏斗及び環流冷却器を備えた500ml入り四つ口フラ
スコを、2−ブタノン75mlで満たし、窒素で30分
間脱気し、そして加熱して80℃とした。ここで、ブチ
ルアクリレート25g、メチルメタクリレート25g、
メタクリロイルオキシエチル−N−アセチルカルバメー
ト25g、スチレン20g及びアゾビスイソブチロニト
リル2gの混合物を2時間かけて滴下した。80℃で更
に2時間撹拌を続け、次に、反応混合物を2−ブタノン
200mlで希釈し、石油エーテル2lに滴下すること
により沈殿させ、濾過により単離し、乾燥後、無色の粉
末を得た。収量:75g;ガラス転移温度:46℃。
0.1N KOHでの滴定での酸価は80mgKOH/
gであった。
漏斗及び環流冷却器を備えた250ml入り四つ口フラ
スコを、2−ブタノン60mlで満たし、窒素で30分
間脱気し、そして加熱して80℃とする。ここで、ヒド
ロキシエチルアクリレート10g、メチルメタクリレー
ト10g、アクリロイルオキシエチル−N−アセチルカ
ルバメート15g、スチレン10g及びアゾビスイソブ
チロニトリル2gの混合物を2時間かけて滴下した。8
0℃で更に2時間撹拌を続け、次に、反応混合物を2−
ブタノン200mlで希釈し、石油エーテル1lに滴下
することにより沈殿させ、濾過して単離した。乾燥後、
無色の粉末を得た。収量:35g;ガラス転移温度:5
0℃;酸価:73mgKOH/g。
漏斗及び環流冷却器を備えた250ml入り四つ口フラ
スコを、2−ブタノン50mlで満たし、窒素で30分
間脱気し、そして加熱して80℃とした。ここで、クロ
トニルオキシエチル−N−アセチルカルバメート15
g、メチルメタクリレート15g、スチレン15g及び
アゾビスイソブチロニトリル1gの混合物を2時間かけ
て滴下した。80℃で更に2時間撹拌を続け、次に、反
応混合物を2−ブタノン200mlで希釈し、石油エー
テル1lに滴下することにより沈殿させ、濾過して単離
した。乾燥後、無色の粉末を得た。収量:35g;ガラ
ス転移温度:50℃。
漏斗及び環流冷却器を備えた250ml入り四つ口フラ
スコを、2−ブタノン100mlで満たし、窒素で30
分間脱気し、そして加熱して80℃とした。ここで、メ
タクリロイルオキシエチル−N−アセチルカルバメート
20g、メチルメタクリレート10g、スチレン10
g、イソシアナトエチルメタクリレート10g及びアゾ
ビスイソブチロニトリル1gの混合物を2時間かけて滴
下した。80℃で更に2時間撹拌を続け、反応混合物を
2−ブタノン200mlで希釈し、石油エーテル1lに
滴下することにより沈殿させ、濾過して単離した。収
量:32g。
漏斗二個及び環流冷却器を備えた1000ml入り五つ
口フラスコを、水300ml及びドデシル硫酸ナトリウ
ム0.5gで満たし、窒素で30分間脱気し、そして加
熱して80℃とした。ここで、メタクリロイルオキシエ
チル−N−アセチルカルバメート40g、メチルメタク
リレート90g、ブチルアクリレート90g及びグリシ
ジルメタクリレート30gの混合物を、非常に激しく撹
拌しながら80℃で2時間かけて滴下した。それと並行
して、水60mlにペルオクソ二硫酸ナトリウム1gを
含む溶液も滴下した。添加が完了したら、更に2時間撹
拌を続けた。得られる分散物は、固形分40%、pH
4.5であった。
質を有し、N−アシルカルバメート基を側鎖に持つ、塗
料系中の結合剤成分として好適な、新規な重合可能なN
−アシルカルバメート及びその製造方法、更に該N−ア
シルカルバメート単位を含む付加重合体、及び該付加重
合体を有する水性分散物又は水溶液を提供することがで
きる。
Claims (17)
- 【請求項1】一般式(I) R1CH=CR2−COO−A−O−CO−NH−CO−
R3 (式中、R1は水素原子、−CH3又は−CO−O−CO
−R3を表わし、R2は水素原子、−CH3又は−CH2−
CO−O−CO−R3を表わす。但し、R1が−CO−O
−CO−R3である場合は、R2は−CH2−CO−O−
CO−R3を含まない。またR3は脂肪族、芳香族又はア
リール脂肪族で置換又は無置換の炭素原子数1〜10の
炭化水素基であり、Aは二価の飽和した脂肪族、芳香族
又はアリール脂肪族の炭素原子数1〜10の炭化水素基
を表わす。)で表わされる重合可能なN−アシルカルバ
メート。 - 【請求項2】一般式(II) R1CH=CR2−COO−A−O−CO−NH2 (式中、R1及びR2は一般式(I)と同じ意味を表わ
す。)で表わされるカルバメートを、 一般式(III) (R3CO)2O (式中、R3は一般式(I)と同じ意味を表わす。)の無
水物と反応させることを特徴とする請求項1記載の重合
可能なN−アシルカルバメートの製造方法。 - 【請求項3】 反応温度が0〜80℃であることを特徴
とする請求項2記載の重合可能なN−アシルカルバメー
トの製造方法。 - 【請求項4】 無水物として活性無水物を使用すること
を特徴とする請求項2又は3記載の重合可能なN−アシ
ルカルバメートの製造方法。 - 【請求項5】 活性無水物が無水クロル酢酸、無水ジク
ロル酢酸、無水トリクロル酢酸、無水フルオル酢酸又は
無水トリフルオル酢酸からなる群から選ばれる1つ以上
であることを特徴とする請求項4記載の重合可能なN−
アシルカルバメートの製造方法。 - 【請求項6】 反応が少なくとも一つの酸触媒の存在下
で行われることを特徴とする請求項2〜5のいずれか一
つに記載の重合可能なN−アシルカルバメートの製造方
法。 - 【請求項7】 酸触媒が一つの強有機酸、又は数個の強
有機酸の混合物であることを特徴とする請求項6記載の
重合可能なN−アシルカルバメートの製造方法。 - 【請求項8】 強有機酸がシュウ酸、クロロスルホン
酸、メタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、トルエン
スルホン酸、ナフタレンスルホン酸、クロル酢酸、トリ
クロル酢酸及び/又はフルオル酢酸であることを特徴と
する請求項7記載の重合可能なN−アシルカルバメート
の製造方法。 - 【請求項9】 酸触媒を最初のカルバメートに対して
0.01〜5重量%の量で使用することを特徴とする請
求項6〜8のいずれか一つに記載の重合可能なN−アシ
ルカルバメートの製造方法。 - 【請求項10】 使用される一般式(II)のカルバメー
トがエステル類、エーテル類、アミド類、カルバメート
類、カルボネート類及び/又はアクリル性二重結合から
成る群から選ばれた一つ以上の官能基を有するカルバメ
ートであることを特徴とする請求項2〜8のいずれか一
つに記載の製造方法。 - 【請求項11】 請求項1記載のN−アシルカルバメー
トを一つ以上有する単位を少なくとも0.5%含有する
ことを特徴とする付加重合体。 - 【請求項12】 請求項1記載のN−アシルカルバメー
トを一つ以上有する単位を少なくとも0.5%含有し、
更に重合可能な二重結合を含む他の化合物を一つ以上有
する単位を含有することを特徴とする請求項11記載の
付加重合体。 - 【請求項13】 N−アシルカルバメート単位の割合が
20〜80重量%であることを特徴とする請求項11又
は12に記載の付加重合体。 - 【請求項14】 付加重合体の分子量が1,000〜
1,000,000であることを特徴とする請求項11
〜13のいずれか一つに記載の付加重合体。 - 【請求項15】 請求項11〜13のいずれか一つに記
載の付加重合体を一つ以上含有することを特徴とする水
性分散物又は水溶液。 - 【請求項16】 更に無機塩基及び/又は水溶性有機塩
基を含有することを特徴とする請求項15記載の水性分
散物又は水溶液。 - 【請求項17】 無機塩基が炭酸カリウム、炭酸ナトリ
ウム、水酸化カリウム、水酸化ナトリウム及び/又は水
酸化カルシウムであり、水溶性有機塩基がトリエチルア
ミン及び/又はエタノールアミンであることを特徴とす
る請求項16記載の水性分散物又は水溶液。
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-
1996
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