JPH09124263A - 乗客コンベアの踏段 - Google Patents
乗客コンベアの踏段Info
- Publication number
- JPH09124263A JPH09124263A JP28562695A JP28562695A JPH09124263A JP H09124263 A JPH09124263 A JP H09124263A JP 28562695 A JP28562695 A JP 28562695A JP 28562695 A JP28562695 A JP 28562695A JP H09124263 A JPH09124263 A JP H09124263A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cleat
- footstep
- noise
- damping material
- reinforcement
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Escalators And Moving Walkways (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】利用者の乗り込み時等の踏段への衝撃による騒
音防止と、振動吸収により、快適性と安全性を高める。 【解決手段】循環移動する踏段2に、何等かの衝撃が加
わっても騒音が発生しないよう、クリート2Aの裏面の
凹み部に制振材7を塗り込んだものである。
音防止と、振動吸収により、快適性と安全性を高める。 【解決手段】循環移動する踏段2に、何等かの衝撃が加
わっても騒音が発生しないよう、クリート2Aの裏面の
凹み部に制振材7を塗り込んだものである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はエスカレータや電動
道路等の乗客コンベアの踏段に関する。
道路等の乗客コンベアの踏段に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の踏段は、例えば、特開昭59−1206
8 号公報のように、鋼板を波形形状に曲げたクリート及
びライザを有し、これらを支える略三角状のブラケット
及び、クリートを固定する前補強と後補強を組み立てて
構成されている。
8 号公報のように、鋼板を波形形状に曲げたクリート及
びライザを有し、これらを支える略三角状のブラケット
及び、クリートを固定する前補強と後補強を組み立てて
構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術は、踏面
が鋼板を波形形状に成形させたクリート及びライザを使
用し、前補強,後補強及び三角状のブラケットは鋼板を
プレスして製作しており、これらをねじ類で組み立てた
ものとしているので、軽量化に非常に優れている反面、
何等かの衝撃を受けた場合に振動を発生し易く、これに
より騒音を招く原因にもなっている。例えば客がエスカ
レータを利用しようとし、乗降口床板からエスカレータ
の踏段に足を踏み入れた時に発生する衝撃、また、エス
カレータの踏段上を歩いて利用する場合の衝撃等により
騒音が発生する為、ホテルや病院などの閑静な場所では
特に聞き苦しい騒音となる。この他にもスキー場の施設
に据え付けのエスカレータでは、スキーブーツを履いた
利用客が、踏段に更に大きな衝撃を与える。このような
場合でも、騒音が発生するとともに、振動により、ねじ
類が緩む原因にもなる。また、踏段がターミナル部で反
転する時にも、ローラとレールのわずかな隙間で衝突が
発生し、騒音を発生させる。
が鋼板を波形形状に成形させたクリート及びライザを使
用し、前補強,後補強及び三角状のブラケットは鋼板を
プレスして製作しており、これらをねじ類で組み立てた
ものとしているので、軽量化に非常に優れている反面、
何等かの衝撃を受けた場合に振動を発生し易く、これに
より騒音を招く原因にもなっている。例えば客がエスカ
レータを利用しようとし、乗降口床板からエスカレータ
の踏段に足を踏み入れた時に発生する衝撃、また、エス
カレータの踏段上を歩いて利用する場合の衝撃等により
騒音が発生する為、ホテルや病院などの閑静な場所では
特に聞き苦しい騒音となる。この他にもスキー場の施設
に据え付けのエスカレータでは、スキーブーツを履いた
利用客が、踏段に更に大きな衝撃を与える。このような
場合でも、騒音が発生するとともに、振動により、ねじ
類が緩む原因にもなる。また、踏段がターミナル部で反
転する時にも、ローラとレールのわずかな隙間で衝突が
発生し、騒音を発生させる。
【0004】本発明の目的は、鋼板を波形に成形し多数
の凹凸部を設けたクリートの裏面の凹み部の溝とそれぞ
れの部品の接合部の隙間に制振材を塗り込み、踏段が循
環移動する上で加えられた衝撃により発生する騒音を妨
げ、快適で安全性の高い乗客コンベアを提供することに
ある。
の凹凸部を設けたクリートの裏面の凹み部の溝とそれぞ
れの部品の接合部の隙間に制振材を塗り込み、踏段が循
環移動する上で加えられた衝撃により発生する騒音を妨
げ、快適で安全性の高い乗客コンベアを提供することに
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する為
に、本発明は踏段のステンレスクリート裏面の凹部及び
前補強と三角板等の接合部の隙間に制振材を塗り込むこ
とで、踏段に加えられた衝撃による騒音の発生を防止す
る。
に、本発明は踏段のステンレスクリート裏面の凹部及び
前補強と三角板等の接合部の隙間に制振材を塗り込むこ
とで、踏段に加えられた衝撃による騒音の発生を防止す
る。
【0006】上記構成によれば、踏段のクリート裏面の
凹部及びクリートと前補強等の接合部の隙間に制振材を
塗り込むので、踏段上を客が歩いて利用しても、足音が
抑制される。また振動の伝達を妨げるので、ねじが緩み
にくくなり、快適さと安全性を高めることができる。
凹部及びクリートと前補強等の接合部の隙間に制振材を
塗り込むので、踏段上を客が歩いて利用しても、足音が
抑制される。また振動の伝達を妨げるので、ねじが緩み
にくくなり、快適さと安全性を高めることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図1ない
し図3に基づいて説明する。図1は乗客コンベアの下部
乗降口を示した図であり、乗降口床板1と循環移動する
踏段2及びこれを連結するチェーン3と踏段2を進行方
向に移動させる案内レール4、そして踏段2を反転させ
るターミナルギヤ5、および欄干6で構成されている。
図2は、踏段2の拡大図であり、クリート2Aと、これ
を固定する為の前補強2B,後補強2Cそして、これら
を支える三角ブラケット2D等がねじ9等で固定され、
クリート2Aの周囲には、デマケーション8が配設され
ている。図3は踏段2のクリート部が図2のA−Aに沿
う断面図であり、制振材7を塗布した状態を示す。
し図3に基づいて説明する。図1は乗客コンベアの下部
乗降口を示した図であり、乗降口床板1と循環移動する
踏段2及びこれを連結するチェーン3と踏段2を進行方
向に移動させる案内レール4、そして踏段2を反転させ
るターミナルギヤ5、および欄干6で構成されている。
図2は、踏段2の拡大図であり、クリート2Aと、これ
を固定する為の前補強2B,後補強2Cそして、これら
を支える三角ブラケット2D等がねじ9等で固定され、
クリート2Aの周囲には、デマケーション8が配設され
ている。図3は踏段2のクリート部が図2のA−Aに沿
う断面図であり、制振材7を塗布した状態を示す。
【0008】図1に示す様に、乗客Sが乗り込んで来る
と踏段2には大きな衝撃が加わり、騒音が発生する。ま
た、この時に発生した振動がねじ9等の緩みの原因にも
なるがクリート2Aの裏面の凹み部及びクリート2Aと
前補強2B等の接合部の隙間に制振材を塗り込むことに
よって、騒音の発生を防止することができ、また振動が
伝わりにくくなる為、ねじ9等が緩みにくくなる。
と踏段2には大きな衝撃が加わり、騒音が発生する。ま
た、この時に発生した振動がねじ9等の緩みの原因にも
なるがクリート2Aの裏面の凹み部及びクリート2Aと
前補強2B等の接合部の隙間に制振材を塗り込むことに
よって、騒音の発生を防止することができ、また振動が
伝わりにくくなる為、ねじ9等が緩みにくくなる。
【0009】
【発明の効果】本発明によれば、クリートの裏面の凹み
部とそれぞれの部品の接合部に制振材を塗り込むことに
よって、衝撃による騒音を防止することができる。また
振動が伝わりにくくなる為、ねじ等も緩みにくくなり、
意匠性を損なわずに、快適性と安全性の高い乗客コンベ
アを提供することができる。
部とそれぞれの部品の接合部に制振材を塗り込むことに
よって、衝撃による騒音を防止することができる。また
振動が伝わりにくくなる為、ねじ等も緩みにくくなり、
意匠性を損なわずに、快適性と安全性の高い乗客コンベ
アを提供することができる。
【図1】乗客コンベアの下部乗降口を示した側面図。
【図2】踏段の説明図。
【図3】図2のA−Aに沿う断面図。
1…乗降口床板、2…踏段、2A…ステンレスクリー
ト、2B…前補強、2C…後補強、2D…三角ブラケッ
ト、3…踏段チェーン、4…案内レール、5…ターミナ
ルギヤ、6…欄干、7…制振材、8…デマケーション、
9…ねじ、S…乗客。
ト、2B…前補強、2C…後補強、2D…三角ブラケッ
ト、3…踏段チェーン、4…案内レール、5…ターミナ
ルギヤ、6…欄干、7…制振材、8…デマケーション、
9…ねじ、S…乗客。
Claims (3)
- 【請求項1】鋼板を波形形状に折り曲げ、多数の凹凸を
設けたクリート及びライザを有し、前記クリート及びラ
イザ下方に位置し、これらを支える三角状のブラケット
及びクリートを固定する前補強と後補強を設けた踏段に
おいて、前記クリートの裏面の凹み部に制振材を塗り込
んだことを特徴とする乗客コンベアの踏段。 - 【請求項2】請求項1において、前記制振材は凹み部の
溝に沿って全域に塗り込む乗客コンベアの踏段。 - 【請求項3】請求項1において、前記踏段で、前記クリ
ートと前補強の接合部の隙間に制振材を塗り込んだ乗客
コンベアの踏段。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28562695A JPH09124263A (ja) | 1995-11-02 | 1995-11-02 | 乗客コンベアの踏段 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28562695A JPH09124263A (ja) | 1995-11-02 | 1995-11-02 | 乗客コンベアの踏段 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09124263A true JPH09124263A (ja) | 1997-05-13 |
Family
ID=17693974
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28562695A Pending JPH09124263A (ja) | 1995-11-02 | 1995-11-02 | 乗客コンベアの踏段 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09124263A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN1294071C (zh) * | 2002-11-11 | 2007-01-10 | 株式会社日立制作所 | 电动道路或移动人行道 |
WO2009047143A1 (de) * | 2007-10-01 | 2009-04-16 | Inventio Ag | Stufe für fahrtreppe oder palette für fahrsteig sowie fahrtreppe oder fahrsteig und verfahren zur herstellung |
JP4931808B2 (ja) * | 2004-07-08 | 2012-05-16 | オーチス エレベータ カンパニー | 音響バリアを有する乗用コンベヤー踏段 |
CN102887423A (zh) * | 2011-07-20 | 2013-01-23 | 蒂森克虏伯电梯创新中心私人控股公司 | 纵向接合装置 |
CN104671051A (zh) * | 2013-11-26 | 2015-06-03 | 株式会社日立制作所 | 乘客传送设备的梯级和乘客传送设备 |
-
1995
- 1995-11-02 JP JP28562695A patent/JPH09124263A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN1294071C (zh) * | 2002-11-11 | 2007-01-10 | 株式会社日立制作所 | 电动道路或移动人行道 |
JP4931808B2 (ja) * | 2004-07-08 | 2012-05-16 | オーチス エレベータ カンパニー | 音響バリアを有する乗用コンベヤー踏段 |
WO2009047143A1 (de) * | 2007-10-01 | 2009-04-16 | Inventio Ag | Stufe für fahrtreppe oder palette für fahrsteig sowie fahrtreppe oder fahrsteig und verfahren zur herstellung |
CN102887423A (zh) * | 2011-07-20 | 2013-01-23 | 蒂森克虏伯电梯创新中心私人控股公司 | 纵向接合装置 |
CN104671051A (zh) * | 2013-11-26 | 2015-06-03 | 株式会社日立制作所 | 乘客传送设备的梯级和乘客传送设备 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2004009917A (ja) | バンパ構造材 | |
JP2002160882A (ja) | エスカレータ用ステップ及びステップ製造方法 | |
JPH09124263A (ja) | 乗客コンベアの踏段 | |
JPH032793B2 (ja) | ||
JP7343058B2 (ja) | 乗客コンベアの欄干 | |
JP2004161412A (ja) | 乗客コンベア | |
JP2643055B2 (ja) | 乗客コンベアの欄干 | |
JP3917504B2 (ja) | 乗客コンベア | |
JP2000211871A (ja) | 乗客コンベアの欄干支持装置 | |
JP2851275B2 (ja) | エスカレータのターミナルレールの構造 | |
JP2001130852A (ja) | エレベーターのガイドレール | |
JP4841210B2 (ja) | マンコンベア | |
JP2507380B2 (ja) | 乗客コンベア装置 | |
JP7158354B2 (ja) | 踏段及び乗客コンベア | |
JP2007176692A (ja) | 乗客コンベアの欄干構造 | |
JP2873932B2 (ja) | ゴムベルトを使用した動く歩道 | |
JPS5848469B2 (ja) | マンコンベアのステツプ | |
JP2003335486A (ja) | 乗客コンベアおよび乗客コンベアの組立工事法 | |
JP2004359397A (ja) | エスカレータの踏段 | |
JPH1016611A (ja) | 車両用シートのスライドレール | |
JPS6139746Y2 (ja) | ||
JP2860936B2 (ja) | ゴムベルトを使用した動く歩道 | |
JP2001163567A (ja) | 機械設備の油切り体 | |
JP2001235095A (ja) | 機械設備の油切り体 | |
JP2516461Y2 (ja) | 動く歩道等の案内装置 |