JPH09123942A - 車両の前部車体構造 - Google Patents

車両の前部車体構造

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JPH09123942A
JPH09123942A JP30695295A JP30695295A JPH09123942A JP H09123942 A JPH09123942 A JP H09123942A JP 30695295 A JP30695295 A JP 30695295A JP 30695295 A JP30695295 A JP 30695295A JP H09123942 A JPH09123942 A JP H09123942A
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front frame
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Yasuo Sugihara
康雄 杉原
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フロントフレーム・フロント1の後部をトー
ボード3に突き合わせ固着した車両の前部車体構造にお
いては、前面衝突時の衝撃荷重がフロントフレーム・フ
ロント1からトーボード3に入力し、トーボード3の車
室内側への変形量が大となるという課題を有していた。 【解決手段】 フロントフレーム・フロント1の後部に
固着されるフロントサスペンション支持用のサスブラケ
ット8に後方延長部82を延長構成し、後方延長部82
をセンタトンネル部5の側面部に固着してセンタトンネ
ル部5の側面部に沿って後方へ延びる箱形断面部を構成
し、該箱形断面部の後端部をセンタトンネル部5に固設
したクロスメンバ6に結合し、フロントフレーム・フロ
ント1から入力した衝撃荷重が、サスブラケット8にて
構成した箱形断面部を通ってクロスメンバ6に伝達分散
されるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両の前部車体構
造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】車両において、図3に示すように、エン
ジンルームの側壁を構成する左右のホイールエプロンの
内側には、箱形断面をなす左右のフロントフレーム・フ
ロントaが前後方向に配設され、その後部はエンジンル
ームの後壁を構成するトーボードcに突き合わせ固着さ
れる。そして、該フロントフレーム・フロントaの後部
はトーボードcの下側に回り込み、フロアパネルdの左
右両側部の下側に接合固着され車体前後方向の箱形断面
を構成する左右のフロントフレーム・リヤbへとつなが
る構造になっているのが普通である(例えば実開昭61
−196184号公報参照)。尚、図3において、eは
サスブラケットであり、該サスブラケットeはフロント
フレーム・フロントaの後部付近の内側面とトーボード
cとに跨がって固着され、フロントサスペンションのサ
スペンションアームを揺動可能に支持するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記フロントフレーム
・フロントaは、車両の前面衝突時に前端部から座屈変
形して衝突エネルギの吸収を行なうものであるが、上記
従来構造のものでは、前面衝突時の荷重がフロントフレ
ーム・フロントaからトーボードcへまともに入力さ
れ、トーボードcの車室内側への変形量が大きくなる、
という課題を有している。
【0004】又、衝突を検知する衝突検出手段の衝突検
出信号にてエアバッグが膨張し前倒してくる乗員の身体
(主として頭部)を受け止めるエアバッグ装置の該衝突
検出手段を、車室内中央のセンタトンネル部に取付けた
ものにおいては、衝突時の衝撃荷重をフロントフレーム
・フロントaからトーボードc,フロアパネルd等の車
体構造部材を介してセンタトンネル部でセンシングする
ことになるので、該衝撃荷重が伝達経路のうち特にトー
ボード部及びフロア部で分散吸収され、衝突検出手段に
まで効果的に伝達されにくく、特に左右何れか一方に偏
ったオフセット前面衝突や斜め前面衝突等に対して安定
した衝突検出がなかなか難しい、という課題を有してい
る。
【0005】本発明は、上記のような従来の課題を解決
することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、フロントフレ
ーム・フロントの後部付近に固着されるフロントサスペ
ンション支持用のサスブラケットに、後方へ延びるほぼ
ハット型断面の後方延長部を延長構成し、該後方延長部
をセンタトンネル部の側面部に固着することにより該セ
ンタトンネル部の側面部に沿って後方へ延びる箱形断面
部を形成すると共に、その後端部をセンタトンネル部に
固設したクロスメンバに結合したものである。このよう
にフロントサスペンション支持用のサスブラケットに
て、フロントフレーム・フロントの後部付近とセンタト
ンネル部に固設したクロスメンバとを結合する箱形断面
部を構成したことにより、前面衝突時、衝撃荷重がフロ
ントフレーム・フロントから箱形断面部を通ってクロス
メンバへと伝達分散され、トーボードの車室内側への変
形量を大幅に減少させることができると共に、センタト
ンネル部のクロスメンバにて補強された位置にエアバッ
グ装置用の衝突検出手段の取付部を設けた車両において
は、衝突荷重がフロントフレーム・フロントからトーボ
ード部へ伝達分散される前に箱形断面部を通ってクロス
メンバへと効果的に伝わり、信頼性の高い衝突検出が行
なわれ、オフセット前面衝突或は斜め前面衝突等に対し
ても安定した衝突検出が可能となる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
及び図2を参照して説明する。
【0008】図1及び図2において、1は左右のフロン
トホイールエプロンの内側に沿って前後方向に配設され
た箱形断面をなすフロントフレーム・フロントであり、
該左右のフロントフレーム・フロント1の後端部は通常
トーボード3の前面部に突き合わせ固着されると共に、
該トーボード3の下側にまわり込み、フロアパネル4の
下面部に固着され前後方向の箱形断面を形成する左右の
フロントフレーム・リヤ2へとつながる構成になってい
る。
【0009】フロアパネル4からトーボード3にかけて
の車幅方向のほぼ中央部にはセンタトンネル部5が形成
されており、該センタトンネル部5の前端部近傍の下面
部には、図示しないパワユニットの後端部支持用のクロ
スメンバ6が左右のフロントフレーム・リヤ2に跨がっ
て固着され、センタトンネル部5の該クロスメンバ6に
よって補強,補剛された位置をエアバッグ装置用衝突検
出手段(図示省略)の取付部7としている。
【0010】フロントフレーム・フロント1後部のトー
ボード3への固着部の近傍には、サスブラケット8がフ
ロントフレーム・フロント1の内側面とトーボード3と
に跨がって固着され、フロントサスペンションのサスペ
ンションアーム10の一端部を揺動可能に支持する支持
部材9が、該サスブラケット8の下面とフロントフレー
ム・フロント1の下面とに跨がって取付けられるように
なっている。
【0011】上記サスブラケット8は、下面部に支持部
材9の取付部81aをもったほぼ箱形断面のサス支持部
81と、該サス支持部81の後端内側面部からセンタト
ンネル部5の側面下部付近に沿って後方へ延びるほぼハ
ット型断面の後方延長部82とを有する構造に構成され
る。
【0012】そして、サス支持部81をフロントフレー
ム・フロント1の内側面とトーボード3とに跨がって固
着すると共に、ほぼハット型断面の後方延長部82をセ
ンタトンネル部5の側面下部付近に沿って固着しその後
端を前記クロスメンバ6に固着することにより、フロン
トフレーム・フロント1の後部からセンタトンネル部5
の側面下部付近に沿って後方へ延びクロスメンバ6に至
る箱形断面部を形成したものである。
【0013】上記のようにフロントフレーム・フロント
1の後部に固着されるサスブラケット8を利用し、該サ
スブラケット8の後方延長部82にて、フロントフレー
ム・フロント1の後部とクロスメンバ6とを結合する箱
形断面部を形成したことにより、前面衝突時にフロント
フレーム・フロント1の前端から入力された荷重は、サ
スブラケット8にて形成された箱形断面部を通ってセン
タトンネル部5下部のクロスメンバ6へと伝達され、ト
ーボード3の車室内側への変形量を大幅に減少させるこ
とができる。
【0014】又、前面衝突時の衝撃荷重は、フロントフ
レーム・フロント1の後端部から、トーボード3に伝達
分散される前に、サスブラケット8によって形成される
箱形断面部を通って上記クロスメンバ6に直接伝達され
るので、該クロスメンバ6にて補強,補剛された位置に
取付けられている衝突検出手段への荷重伝達が非常に鋭
敏となり、左右何れか一方に偏ったオフセット前面衝突
或は斜め前面衝突等においても、安定した衝突検知が可
能となる。
【0015】尚、衝突時の衝撃荷重をフロントフレーム
・フロント1からサスブラケット8側へ効果的に伝える
には、フロントフレーム・フロント1とサスブラケット
8とのつながり部分が、折れ曲がることなくできるだけ
滑らかに連続することが望ましく、そのためにサスブラ
ケット8のサス支持部81の前端部とフロントフレーム
・フロント1の内側面部とに跨がるガセット83を設
け、該ガセット83にてフロントフレーム・フロント1
からサスブラケット8へと滑らかに連続する面を形成し
て荷重伝達が効果的に行なわれるようにすることが望ま
しい。該ガセット83はサスブラケット8に一体に形成
しても良いし、或は別部材で構成しても良い。
【0016】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、フロント
フレーム・フロントの後部付近に固着されるサスブラケ
ットを利用し、該サスブラケットにてフロントフレーム
・フロントとフロアのセンタトンネル部に設けたクロス
メンバとを連結する箱形断面部を形成する構成としたこ
とにより、前面衝突時フロントフレーム・フロントの前
端から入力された衝撃荷重がサスブラケットにて形成さ
れた箱形断面部を通りクロスメンバへと分散され、トー
ボードの車室内側への変形量を大幅に減少させることが
できるものである。
【0017】更に、エアバッグ装置用の衝突検出手段の
取付部を、上記クロスメンバにて補強,補剛されたセン
タトンネル部に設定したものにおいては、左右のフロン
トフレーム・フロントの後部と上記クロスメンバとを左
右のサスブラケットにて形成される左右の箱形断面部に
て連結したことにより、衝突時の衝撃荷重は、トーボー
ド部へ伝達分散される前に、フロントフレーム・フロン
トから上記箱形断面部を通ってクロスメンバへと的確に
伝達され、衝突検出手段への荷重伝達が非常に鋭敏とな
り、信頼性の高い衝突検出を行なうことができ、オフセ
ット前面衝突や斜め前面衝突等に対しても安定した衝突
検出が可能となるもので、コスト低廉なることと相俟っ
て実用上多大の効果をもたらしうるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示すもので、前部車体の
片側を斜め下方から見た斜視図である。
【図2】(A)は図1のサスブラケット取付部周辺の平
面図、(B)は(A)のB矢視図、(C)は(A)のC
−C断面図、(D)は(A)のD−D断面図である。
【図3】従来の前部車体構造例を示すもので、(A)は
概略平面図、(B)は(A)のX部の詳細平面図、
(C)は(A)のY矢視図である。
【符号の説明】
1 フロントフレーム・フロント 2 フロントフレーム・リヤ 3 トーボード 4 フロアパネル 5 センタトンネル部 6 クロスメンバ 7 衝突検出手段の取付部 8 サスブラケット 9 支持部材 10 サスペンションアーム 81 サス支持部 82 後方延長部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンルームの側壁を構成する左右の
    ホイールエプロンの内側に沿って前後方向に配設される
    フロントフレーム・フロントの後部付近に固着されるフ
    ロントサスペンション支持用のサスブラケットに、セン
    タトンネル部の側面部に沿って固着され後方へ延びる箱
    形断面部を構成するほぼハット型断面の後方延長部を形
    成し、該後方延長部にて構成された箱形断面部の後端部
    をセンタトンネル部に固設されたクロスメンバに結合し
    たことを特徴とする車両の前部車体構造。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の車両の前部車体構造に
    おいて、センタトンネル部のクロスメンバ固設部位置に
    は、エアバッグ装置用の衝突検出手段が取付けられてい
    ることを特徴とする車両の前部車体構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006205811A (ja) * 2005-01-26 2006-08-10 Honda Motor Co Ltd 車体前部構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6463372B1 (en) 1999-08-04 2002-10-08 Takata Corporation Vehicle collision damage reduction system
US6560520B2 (en) 1999-08-04 2003-05-06 Takata Corporation Vehicle collision damage reduction system
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