JP3923801B2 - 車両のエアバッグセンサ取付構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車等の車両の車体に取り付けられるエアバッグセンサの取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、自動車車両には、車両衝突時等における乗員保護のため、エアバッグ装置が備えられている。このエアバッグ装置は、車体前部に配置されたエアバッグセンサにより車両の衝突を検知すると、車両室内のエアバッグが展開するよう構成されている。このエアバッグセンサは、ブラケットを介して車体前部に設けられる。
【0003】
ここで、エアバッグセンサは、車両走行時等の振動等を車両衝突時の衝撃と誤認識しないように、剛性の比較的高い部分に設置する必要がある。これに加え、エアバッグセンサは、車両衝突時には的確にエアバッグを展開させるようにするため、車両衝突時の初期に変形する部分に設ける必要もある。
【0004】
そこで、従来は、剛性の比較的高い車体フレームのフロントサイドメンバに、車両衝突時の初期に変形する衝突検知部を形成し、この衝突検知部にエアバッグセンサのブラケットを固定していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記エアバッグセンサ取付構造では、車両衝突時にフロントサイドメンバの衝突検知部が変形の起点となるので、フロントサイドメンバの強度の向上を図ることは難しく、さらなる安全性能の向上を図ることが困難であるという問題点があった。また、低速衝突時等にもフロントサイドメンバの衝突検知部が変形してしまい、この場合に、車体の骨格部分であるフロントサイドメンバの修理を安価で容易に行うことができないという問題点もある。
【0006】
本発明は、前記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、車両衝突時の安全性能をさらに向上させるとともに、低速衝突時における車体フレームの変形を抑制することのできる車両のエアバッグセンサ取付構造を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、請求項1記載の発明では、略前後に延びる左右一対のフロントサイドメンバと、前記各フロントサイドメンバの前端側に両端側が接続され略左右に延びる下側クロスメンバと、前記下側クロスメンバと略平行に延びる上側クロスメンバとを有する車体フレームと、前記車体フレームの前記下側クロスメンバと前記上側クロスメンバとに接続され略上下に延びるパネル部材と、を備えた車体に、ブラケットを介してエアバッグセンサが前記パネル部材の車体後方側に取り付けられる車両のエアバッグセンサ取付構造において、前記ブラケットは前記パネル部材に当接する上部及び下部と前記パネル部材から車体後方に離隔した中央部とから構成された側面視にて略矩形状に形成され、前記中央部に前記エアバッグセンサが取り付けられるとともに、前記パネル部材における前記エアバッグセンサと反対側の面に当接する当接面を有し前記中央部に対応する部位が前記パネル部材から車体前方に離隔するように形成された補強板部材を前記パネル部材に設けたことを特徴とする。
【0008】
請求項1記載の発明によれば、車両の前面衝突時の衝突初期に、車両の前端側に位置するパネル部材が変形する。これにより、パネル部材にブラケットを介して固定されたエアバッグセンサにて、車両の衝突は衝突初期に検知される。すなわち、例えば、エアバッグセンサがフロントサイドメンバに配設された従来のもののように、フロントサイドメンバに衝突初期に変形を生じる衝突検知部を形成する必要はなく、フロントサイドメンバを前後に亘って衝突時に変形を生じ難い形状とすることができる。
また、パネル部材におけるエアバッグセンサと反対側の面に補強板部材を設けたので、パネル部材の剛性が向上し、車両走行時における路面、エンジン等からの入力によるパネル部材の振動が抑制される。
【0009】
従って、車両の前面衝突を、エアバッグセンサにて衝突初期に確実に検知することができる。これに加え、フロントサイドメンバの強度を向上させて車両衝突時の安全性能をさらに向上させることができる。また、低速衝突時にフロントサイドメンバの変形を抑制することができ、低速衝突時に車体フレーム側は変形せずに、フロントバンパー、パネル部材等が主として変形し、低速衝突時の車両の修理を、車体側に取り付けられる部品交換等で対応して安価で容易に行うことができる。
また、車両走行時におけるパネル部材及びこれに固定されるエアバッグセンサの振動が抑制され、車両走行時の振動が車両衝突時の衝撃と誤認識されることもない。
【0011】
さらに、パネル部材及び補強板部材がエアバッグセンサの前側に位置するので、低速衝突時において、前方に位置する他の部品等からエアバッグセンサに直接に衝撃等が加わることはない。
【0012】
従って、低速衝突時において、エアバッグセンサが、エアバッグを展開させる程度の衝撃が車両に加わったと誤認識することはなく、エアバッグの展開を的確に行うことができる。また、パネル部材及び補強板部材によりエアバッグセンサが保護されるので、低速衝突時等におけるエアバッグセンサの破損を防止することができる。
【0013】
また、請求項2記載の発明では、請求項1記載の車両のエアバッグセンサ取付構造において、前記ブラケット及び前記パネル部材並びに前記補強板部材を締結し、互いに係脱自在の第1締結部材と第2締結部材とを備え、前記第1締結部材を前記ブラケットまたは前記パネル部材に固着し、前記第2締結部材が、車体前方側から前記第1締結部材に係合するよう構成したことを特徴とする。
【0014】
請求項2記載の発明によれば、請求項1の作用に加え、エアバッグセンサの車体側への取付に際し、作業者等は、パネル部材またはブラケットに固着された第1締結部材に、車体前方から第2締結部材を締め付けることにより、エアバッグセンサを車体側へ取り付けることができる。
【0015】
従って、作業者等は、フロントサイドメンバ、下側クロスメンバ、上側クロスメンバ等により包囲されたエンジンルーム内に入り込まずに、車体前方からエアバッグセンサの取付作業を行うことができ、エアバッグセンサの取付作業性が飛躍的に向上する。
【0016】
【発明の実施の形態】
図1乃至図4は本発明の一実施形態を示すもので、図1はエアバッグセンサのセンサユニットの取付位置を示す自動車車両の前部における車体の概略斜視図である。
【0017】
図1に示すように、この自動車車両のエアバッグ装置に関するセンサユニット100は、車両前部の車体1に取り付けられる。ここで、車体1は、車両の骨格部分をなす車体フレーム2を有し、この車体フレーム2に板状の車体パネルが設けられている。この車体フレーム2は従来公知のものと同様の構成であり、略前後に延びる左右一対のフロントサイドメンバ3と、各フロントサイドメンバ3の前端側に両端側が接続され略左右に延びるラジエータロアフレーム4と、このラジエータロアフレーム4の上方にて略左右に延びるラジエータアッパフレーム5とを有している。また、各フレーム4,5の両端側に接続され略上下に延びる左右一対のラジエータパネル6が設けられ、各ラジエータパネル6にそれぞれセンサユニット100が取り付けられている。本実施形態においては、自動車はフロントエンジン車であり、各フロントサイドメンバ3、下側クロスメンバとしてのラジエータロアフレーム4、上側クロスメンバとしてのラジエータアッパフレーム5、パネル部材としてのラジエータパネル6等により包囲された空間が、エンジンルーム7をなしている。また、エンジンルーム7と車両室内側とは、ダッシュパネル8により仕切られている。
【0018】
図4に示すように、センサユニット100は、車両の衝突を検出するエアバッグセンサ101と、エアバッグセンサ101と図示しない制御部側とを接続するセンサハーネス102と、エアバッグセンサ101が固着されラジエータパネル6に固定されるセンサブラケット103とを有している。
【0019】
エアバッグセンサ101は、例えば加速度を検知することにより、車両の前面衝突を検出する。本実施形態においては、センサユニット100がラジエータパネル6に設けられていることから、エアバッグセンサ101はラジエータパネル6の加速度等を検出する。
【0020】
センサハーネス102は、エアバッグセンサ101にて検出された加速度等の信号を車両室内側の制御部側へ伝達する。本実施形態においては、センサハーネス102は、エンジンルーム7から他のハーネス類とともにダッシュパネル8を通じて、車両室内側へ延びている。
【0021】
センサブラケット103は、ラジエータパネル6のエンジンルーム7側の面に固定される。センサブラケット103は上下に延び、正面視にて縦長の四角形状に形成される。また、センサブラケット103は、上部104及び下部105にてラジエータパネル6と当接するとともに、中央部106がラジエータパネル6から離隔し、側面視にて略矩形状に形成される。
【0022】
上部104及び下部105には、前方に突出した雄ねじ部107を有するボルト108がそれぞれ固着される。この第1締結部材としてのボルト108は、いわゆるウエルドボルトと呼ばれるものであって、センサブラケット103に溶接等により固着されている。
【0023】
中央部106の後面にはエアバッグセンサ101が固着され、エアバッグセンサ101はラジエータパネル6の車体後方側に配されている。また、エアバッグセンサ101に接続されるセンサハーネス102は、エンジンルーム7側へ延出している。このセンサハーネス102は、エンジンルーム7内の他の部品等と干渉しないように、ダッシュパネル8側まで引き廻されている。
【0024】
各ラジエータパネル6は、左右内側に位置する屈曲部9と、ヘッドライト等が取り付けられるヘッドライト取付部10とを有している。左右の両ラジエータパネル6は互いに左右対称に形成されており、ここでは左側のラジエータパネル6の構造について説明する。
【0025】
図2に示すように、屈曲部9には、左右方向に延びる第1平面部11と、第1平面部11の左端から略後方へ延びる第2平面部12と、第2平面部12の後端から略左方へ延びる第3平面部13と、第3平面部13の左端から左斜め後方へ延びる第4平面部14とが連続的に形成される。第4平面部14の左端(後端)からは、ヘッドライト取付部10が略左方に連続的に延びている。第3平面部13の下部には、各ボルト108を挿通する挿通孔13aが上下に並設されている。
【0026】
ヘッドライト取付部10には、ヘッドライトユニット(図示せず)が取り付けられる取付孔15が形成される。すなわち、ヘッドライトユニットを取り付けた状態で、ヘッドライト取付部10の剛性が増すようになっている。
【0027】
ラジエータパネル6の屈曲部9の前側には、センサブラケット103の固定部分に対応して、補強板部材としてのリンホースエアバッグセンサ15が設けられる。すなわち、リンホースエアバッグセンサ15は、ラジエータパネル6におけるエアバッグセンサ101と反対側の面に設けられる。リンホースエアバッグセンサ15は板状に形成され、屈曲部9に対応して屈曲して形成される。図3に示すように、本実施形態においては、屈曲部9の第2平面部12に固定される第1固定部16と、第3平面部13に固定される第2固定部17と、第4平面部14に固定される第3固定部18とが、連続的に屈曲して形成される。さらに、本実施形態においては、第3固定部18の後端(左端)からヘッドライト取付部10に沿って延びる第4固定部19が形成される。この第4固定部19の左端側は、ヘッドライト取付部10の取付孔15の右下付近に位置し、取付孔15に沿って湾曲した形状となっている。すなわち、第4固定部19の下部は、上部に比して左側へ長く延び、取付孔15の下部に位置するようになっている。
【0028】
第2固定部17には、第3平面部13の各挿通孔13aに対応して、挿通孔17aが上下に並設される。本実施形態においては、上側の挿通孔17aが第2固定部17の上下中央部に形成され、下側の挿通孔17aが下端側に形成される。ここで、第2固定部17の上下中央部及び下端側には、ラジエータパネル6と当接する締結当接面17b,17cが形成され、センサブラケット103の各ボルト108と、各ボルト108の雄ねじ部107と螺合する雌ねじ部109を有する各ナット110により、リンホースエアバッグセンサ15はラジエータパネル6に締結固定されるようになっている。すなわち、センサブラケット103及びラジエータパネル6並びにリンホースエアバッグセンサ15は、互いに係脱自在な各ボルト108と各ナット110とにより締結され、第2締結部材としての各ナット110が、車体前方側から各ボルト108に係合するよう構成されている。
【0029】
また、リンホースエアバッグセンサ15は、各ボルト108及び各ナット110による固定に加え、スポット溶接等によってもラジエータパネル6に固定される。本実施形態においては、第1固定部16の上端側、第1固定部16の下端側、第2固定部17の上端側、第3固定部18の上端側、第4固定部19の下端側に、ラジエータパネル6と当接する溶接当接面16a,16b,17d,18a,19aがそれぞれ形成される。そして、各溶接当接面16a,16b,17d,18a,19aが、それぞれラジエータパネル6にスポット溶接により固着されている。
【0030】
また、リンホースエアバッグセンサ15は、図4に示すように、各締結当接面17b,17c、各溶接当接面16a,16b,17d,18a,19aを除いた部分は、ラジエータパネル6と離隔するよう形成されている。
【0031】
以上のように構成された車両におけるエアバッグセンサ101の取付構造においては、車両の前面衝突時の衝突初期に、車両の前端側に位置するラジエータパネル6が変形する。これにより、ラジエータパネル6にセンサブラケット103を介して固定されたエアバッグセンサ101にて、車両の衝突は衝突初期に検知される。
すなわち、例えば、エアバッグセンサが各フロントサイドメンバに配設された従来のもののように、各フロントサイドメンバに衝突初期に変形を生じる衝突検知部等を形成する必要はなく、各フロントサイドメンバ3を前後に亘って衝突時に変形を生じ難い形状とすることができる。尚、変形を生じ難い形状の一例としては、各フロントサイドメンバ3を前後に亘って略同一断面のストレート形状とすること等が挙げられる。
【0032】
また、ラジエータパネル6の前面側にリンホースエアバッグセンサ15を設けたので、ラジエータパネル6の剛性が向上し、車両走行時における路面、エンジン等からの入力によるラジエータパネル6の振動が抑制される。
【0033】
また、リンホースエアバッグセンサ15及びラジエータパネル6がセンサユニット100の前側に位置するので、低速衝突時において、前方に位置する他の部品等からエアバッグセンサ101に直接に衝撃等が加わることはない。
【0034】
また、エアバッグセンサ101の車体1側への取付に際し、図2に示すように、作業者等は、センサブラケット103に固着された各ボルト108に、それぞれ車体前方からナット110を締め付けることにより、エアバッグセンサ101を車体1側へ取り付けることができる。
【0035】
このように、本実施形態の車両のエアバッグセンサ取付構造によれば、エアバッグセンサ101をセンサブラケット103を介してラジエータパネル6に固定したので、車両の前面衝突を、エアバッグセンサ101にて衝突初期に確実に検知することができる。
また、各フロントサイドメンバ3を前後に亘って衝突時に変形を生じ難い形状とすることができ、各フロントサイドメンバ3の強度を向上させて車両衝突時の安全性能をさらに向上させることができる。さらには、低速衝突時に各フロントサイドメンバ3の変形を抑制することができ、低速衝突時に車体フレーム2側は変形せずに、フロントバンパー、ラジエータパネル6等が主として変形し、低速衝突時の車両の修理を、車体1側に取り付けられる部品交換等で対応して安価で容易に行うことができる。
【0036】
また、本実施形態の車両のエアバッグセンサ取付構造によれば、ラジエータパネル6の前面側にリンホースエアバッグセンサ15を設けたので、車両走行時におけるラジエータパネル6及びこれに固定されるエアバッグセンサ101の振動が抑制され、車両走行時の振動が車両衝突時の衝撃と誤認識されることもない。
【0037】
また、本実施形態の車両のエアバッグセンサ取付構造によれば、エアバッグセンサ101をラジエータパネル6の後方に配し、低速衝突時において、前方に位置する他の部品等からエアバッグセンサ101に直接に衝撃等が加わることはないようにしたので、この場合に、エアバッグセンサ101がエアバッグを展開させる程度の衝撃が車両に加わったと誤認識することはなく、エアバッグの展開を的確に行うことができる。また、ラジエータパネル6及びリンホースエアバッグセンサ15によりエアバッグセンサ101が保護されるので、低速衝突時等におけるエアバッグセンサ101の破損を防止することができる。
【0038】
また、本実施形態の車両のエアバッグセンサ取付構造によれば、車体前方からナット110を締め付けることにより、エアバッグセンサ101を車体1側へ取り付けることができるようにしたので、作業者等は、各フロントサイドメンバ3、ラジエータロアフレーム4、ラジエータアッパフレーム5等により包囲されたエンジンルーム7内に入り込まずに、車体前方からエアバッグセンサ101の取付作業を行うことができ、エアバッグセンサ101の取付作業性が飛躍的に向上する。
【0039】
尚、前記実施形態においては、センサブラケット103に各ボルト108を固着し、各ナット110を車体前方側から各ボルト108に係合するものを示したが、例えば、図5に示すように、ラジエータパネル6aに各ナット110aを固着し、各ボルト108aを車体前方側から各ナット110aに係合するものであってもよい。すなわち、センサブラケット及びラジエータパネル並びにリンホースエアバッグセンサを締結するボルトとナットの一方が、センサブラケットまたはラジエータパネルに固着され、ボルトとナットの他方を、車体前方側から一方に係合するものであれば、前記実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
【0040】
また、前記実施形態においては、図4に示すように、センサブラケット103をラジエータパネル6の後面側に固定するものを示したが、図5に示すように、センサブラケット103の上部104及び下部105をラジエータパネル6aの前面側に固定するものであってもよい。この場合、ラジエータパネル6a及びエアバッグリンホース15aには、センサブラケット103の中央部106に対応した孔6b,15bそれぞれが形成され、センサユニット100は車体前面側から各孔6b,15bを通じて、ラジエータパネル6の後側(エンジンルーム7側)に配される。
【0041】
また、前記実施形態においては、締結部材としてボルト108とナット110とを用いたものを示したが、他の締結部材を用いてもよいことは勿論である。
【0042】
また、前記実施形態におけるラジエータパネル6、リンホースエアバッグセンサ15、センサブラケット103の形状等は、本発明の目的を達成する範囲内で任意であり、その他、具体的な細部構造等についても適宜に変更可能であることは勿論である。
【0043】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明の車両のエアバッグセンサ取付構造によれば、車両走行時の振動が車両衝突時の衝撃と誤認識されることはないし、車両衝突時の安全性能をさらに向上させるとともに、低速衝突時における車体フレームの変形を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示したものであって、エアバッグセンサのセンサユニットの取付位置を示す自動車車両の前部における車体の概略斜視図である。
【図2】センサユニットとリンホースエアバッグセンサのラジエータパネルへの取付状態を示す車両の一部分解斜視図である。
【図3】リンホースエアバッグセンサの外観斜視図である。
【図4】センサユニットとリンホースエアバッグセンサのラジエータパネルへの取付状態を示す車両の一部側面断面図である。
【図5】本発明の他の実施形態を示したものであって、センサユニットとリンホースエアバッグセンサのラジエータパネルへの取付状態を示す車両の一部側面断面図である。
【符号の説明】
1 車体
2 車体フレーム
3 フロントサイドメンバ
4 ラジエータロアフレーム
5 ラジエータアッパフレーム
6 ラジエータパネル
6a ラジエータパネル
15 リンホースエアバッグセンサ
15a リンホースエアバッグセンサ
101 エアバッグセンサ
103 センサブラケット
108 ボルト
108a ボルト
110 ナット
110a ナット
Claims (2)
- 略前後に延びる左右一対のフロントサイドメンバと、前記各フロントサイドメンバの前端側に両端側が接続され略左右に延びる下側クロスメンバと、前記下側クロスメンバと略平行に延びる上側クロスメンバとを有する車体フレームと、
前記車体フレームの前記下側クロスメンバと前記上側クロスメンバとに接続され略上下に延びるパネル部材と、を備えた車体に、
ブラケットを介してエアバッグセンサが前記パネル部材の車体後方側に取り付けられる車両のエアバッグセンサ取付構造において、
前記ブラケットは前記パネル部材に当接する上部及び下部と前記パネル部材から車体後方に離隔した中央部とから構成された側面視にて略矩形状に形成され、前記中央部に前記エアバッグセンサが取り付けられるとともに、前記パネル部材における前記エアバッグセンサと反対側の面に当接する当接面を有し前記中央部に対応する部位が前記パネル部材から車体前方に離隔するように形成された補強板部材を前記パネル部材に設けた
ことを特徴とする車両のエアバッグセンサ取付構造。 - 前記ブラケット及び前記パネル部材並びに前記補強板部材を締結し、互いに係脱自在の第1締結部材と第2締結部材とを備え、
前記第1締結部材を前記ブラケットまたは前記パネル部材に固着し、
前記第2締結部材が、車体前方側から前記第1締結部材に係合するよう構成した
ことを特徴とする請求項1記載の車両のエアバッグセンサ取付構造。
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