JPH09122942A - レーザ描画装置 - Google Patents

レーザ描画装置

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JPH09122942A
JPH09122942A JP8153842A JP15384296A JPH09122942A JP H09122942 A JPH09122942 A JP H09122942A JP 8153842 A JP8153842 A JP 8153842A JP 15384296 A JP15384296 A JP 15384296A JP H09122942 A JPH09122942 A JP H09122942A
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JP
Japan
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laser light
laser
drawn
preheating
spot
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Application number
JP8153842A
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English (en)
Inventor
Koichi Furusawa
宏一 古澤
Shingo Shiotani
慎吾 塩谷
Eiichi Ito
栄一 伊藤
Kiyoshi Yamamoto
山本  清
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Pentax Corp
Original Assignee
Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】熱作用を利用したレーザ描画装置において、コ
ンパクトな構成で高速描画を可能にする。 【構成】描画用レーザ光源11および予熱用レーザ光源
19と、これらのレーザ光源11、19から射出された
描画用レーザ光および予熱用レーザ光を、反射し、偏向
して同期走査するスキャニングミラー15とを備え、熱
書込み液晶セル21に文字、図形などの画像を、予熱用
レーザ光で予熱しながら描画用レーザ光で描画するレー
ザ描画装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、レーザ光の熱作用によっ
て描画するレーザ描画装置に関する。
【0002】
【従来技術およびその問題点】熱転移型の液晶を透明板
の間に密封した熱書込み型液晶セルに描画する描画手段
としては、サーマルヘッドなどを用いた接触型(特開平
4-1723号公報、実開平7-14426 号公報など)と、レーザ
光などを利用した非接触型がある。非接触型は、液晶が
転移するのに十分なエネルギーを供給する必要があるの
で、光源は、かなり大きな出力が必要である。光源の出
力が低い場合は、加熱時間、つまり照射時間を長くしな
ければならないので、描画時間が長くなってしまう。
【0003】
【発明の目的】本発明は、熱作用を利用したレーザ描画
装置において、コンパクトな構成で高速描画を可能にす
ること、を目的とする。
【0004】
【発明の概要】この目的を達成する本請求項1に記載の
発明は、レーザ光の熱作用により被描画部材に描画する
レーザ描画装置であって、前記描画用レーザ光とは別の
予熱用レーザ光によって前記被描画部材を加熱しながら
前記描画用レーザ光で描画すること、に特徴を有する。
請求項8に記載の発明は、レーザ光の熱作用により被描
画部材に描画するレーザ描画装置であって、前記レーザ
光を射出する描画用レーザ光源と前記被描画部材との間
の光路途中に進退動可能に設けられ、前記光路途中に進
出したときに前記レーザ光が前記被描写部材を照射する
スポット径を拡大する光学部材を備え、前記レーザ光に
よって前記被描画部材に描画するときは、前記光学部材
を前記光路途中に進出させて前記レーザ光を走査させて
前記被描画部材を予熱し、その後、前記被描画部材を前
記光路途中から退避させてからの前記レーザ光の走査に
よって前記被描画部材の予熱部分に描画すること、に特
徴を有する。
【0005】
【発明の実施の形態】以下図示実施の形態を参照して本
発明を説明する。図1は、本発明を適用したレーザ描画
装置の一実施の形態の要部を示す図である。このレーザ
描画装置は、図示しないパソコンなどから入力した描画
データに基づいた画像を熱書込み液晶セル21に書込む
装置である。熱書込み液晶セル21とは、一定温度以上
に加熱されると、液晶の相が透光状態から散乱状態に転
移する液晶の性質を利用したもので、例えば、液晶を二
枚の透明板の間に密封して、透明板を枠で固定すること
により形成できる。本実施の形態の熱書込み液晶セル2
1は、スライドフィルムのようにスライド枠に装着さ
れ、スライドプロジェクターなどにマウント可能に形成
されている。
【0006】描画用のレーザ光源11から射出されたレ
ーザ光は、ハーフミラー13でスキャニングミラー15
に向かって反射される。このスキャニングミラー15
は、例えば、不図示の駆動手段によって往復回動運動す
るガルバノミラーで構成される。スキャニングミラー1
5に入射した描画用レーザ光は、ここで反射および偏向
され、集光光学系17を通って集光されて熱書込み液晶
セル21を照射、つまり熱書込み液晶セル21上に描画
用レーザスポット11Pを形成し、この描画用レーザス
ポット11Pで過熱する。
【0007】一方、予備加熱用のレーザ光源19から射
出された予熱用レーザ光は、ハーフミラー13を透過し
てスキャニングミラー15に入射し、スキャニングミラ
ー15で反射および偏向され、集光光学系17を通って
集光されて、熱書込み液晶セル21上に予熱用レーザス
ポット19Pを形成し、この予熱用レーザスポット19
Pで熱書込み液晶セル21を、転移温度よりも低い所定
温度まで加熱する。なお、本実施の形態では、描画用レ
ーザスポット11Pは、十分絞られたフォーカス状態に
あるが、予熱用レーザスポット19Pは予備加熱できれ
ば十分なので、描画用レーザスポット11Pよりも大径
のデフォーカス状態にある。
【0008】なおスキャニングミラー15はポリゴンミ
ラー、ガルバノミラーなど、従来のレーザ描画装置で使
用されているものでよいが、本実施例では、不図示の駆
動手段によって往復回動運動するガルバノミラーで構成
されている。要するに本発明は、予熱用のレーザ光源1
9から射出された予熱用レーザ光を描画用レーザ光と同
期して走査できればよく、独立した別個のスキャニング
ミラーなどの走査手段を備えることも可能であり、図示
実施の形態に限定されない。
【0009】図2には、熱書込み液晶セル21上に集光
された描画用レーザ光スポット11Pと予熱用レーザス
ポット19Pの関係を示してある。この実施の形態で
は、両レーザ光スポット11P、19Pは、予熱用レー
ザスポット19Pの方が大きいほぼ同心の円形である。
これらのレーザ光スポット11P、19Pがこの図示位
置関係で、スキャニングミラー15の回動によって主走
査方向に移動して描画する。つまり、予熱用レーザスポ
ット19Pで予熱した液晶を、描画用レーザ光スポット
11Pで転移温度以上まで加熱して転移させて描画す
る。
【0010】主走査方向1ライン分描画したら、図示し
ない副走査駆動手段によって熱書込み液晶セル21を副
走査方向に沿って移動させてから再びレーザ光スポット
11P、19Pを主走査方向に走らせて描画する。以上
の主走査および副走査を繰り返して、熱書込み液晶セル
21に描画データに基づいた文字、図形などを描画す
る。
【0011】図3には、レーザ光スポット11P、19
Pの位置関係の他の実施例を示してある。同図(A)
は、予熱用レーザスポット19Pが描画用レーザ光スポ
ット11Pとオーバーラップした範囲内で、主走査方向
に沿って描画用レーザ光スポット11Pよりもややずれ
た(進んだ)状態を示し、同図(B)は、(A)よりも
さらにずれて描画用レーザ光スポット11Pと予熱用レ
ーザスポット19Pとがもはやオーバーラップしていな
い状態を示している。同図(C)は、予熱用レーザスポ
ット19Pが描画用レーザ光スポット11Pとオーバー
ラップした状態で、副走査方向にややずれた(進んだ)
状態を、(D)は、予熱用レーザスポット19Pがさら
に副走査方向に沿ってずれて(進んで)、もはやオーバ
ーラップしていない状態を示している。なお、描画用レ
ーザ光スポット11Pと予熱用レーザスポット19Pと
の位置関係は図示実施例に限られない。また、スポット
11P、19Pの形状、相対的大きさ(面積)も図示実
施例に限られない。
【0012】図4および図5には、本発明を適用したレ
ーザ描画装置のより具体的な一実施例の平面図および断
面図を示してある。このレーザ描画装置は、熱書込み液
晶セル101に描画できる描画装置である。
【0013】このレーザ描画装置は、描画用のレーザ光
源11として描画用レーザダイオード113を、予熱用
のレーザ光源19として予熱用レーザダイオード129
を備え、ハーフミラー13としてハーフミラー119
を、スキャニングミラー15としてガルバノミラー12
1を、集光光学系17としてfθレンズ123を備えて
いる。これらの各部材は、テーブル111上に配置され
ていて、テーブル111は、4本の脚112で支持され
ている。テーブル111の下には、熱書込み液晶セル1
01を保持してこれを副走査方向に駆動するステージ1
51を備えている。
【0014】レーザダイオード113から射出された描
画用レーザ光は、コリメートレンズ115で集束され、
アナモフィックプリズム117a、117bで光束の断
面形状がほぼ円形に整形され、ハーフミラー119で光
路をほぼ90度屈曲されてガルバノミラー121に入射
する。そして描画用レーザ光は、ガルバノミラー121
で反射され、fθレンズ123で集束され、ビームスプ
リッタ125に入射する。ビームスプリッタ125に入
射した描画用レーザ光のうち、大部分、例えば60〜9
0%、あるいは90%以上がテーブル111の下方に配
置された熱書込み液晶セル101に向けて反射され、一
部が、例えば40〜10%、あるいは10%以下がビー
ムスプリッタ125を透過する。熱書込み液晶セル10
1に入射する描画用レーザ光は、微小なスポットに集束
して、熱書込み液晶セル101を加熱する。
【0015】一方、レーザダイオード129から射出さ
れた予熱用レーザ光は、描画用レーザ光よりも太径の状
態でハーフミラー119を透過し、ガルバノミラー12
1に入射して、描画用レーザ光同様に、fθレンズ12
3で集光され、ビームスプリッタ125で反射され、熱
書込み液晶セル101上にスポットを形成する。なお、
予熱用のレーザ光スポットは描画用レーザ光スポットと
異なり描画するものではないので、そのスポットの形状
の精度は低くてよい。また、予熱用レーザ光のスポット
と描画用レーザ光スポットとの関係は、図2および図3
に示した実施例と同様である。
【0016】ガルバノミラー121は、一定の周期で所
定角度範囲を揺動(往復回動)する。このガルバノミラ
ー121の揺動によって、描画用および予熱用レーザ光
が所定偏向角範囲で振られ、熱書込み液晶セル101を
走査する。熱書込み液晶セル101は、ステージ151
のスライダ153に保持されていて、1ライン分の主走
査が終了すると、熱書込み液晶セル101は、スライダ
153によって副走査方向に精密移動される。
【0017】ビームスプリッタ125の後方には、ガル
バノミラー121によって偏向された描画用レーザ光の
内、ビームスプリッタ125で反射された描画用レーザ
光が描画可能領域外の基準位置を通るときにビームスプ
リッタ125を透過した描画用レーザ光を受光する位置
にビームディテクタ127が配置されている。つまり、
ビームスプリッタ125で反射され、熱書込み液晶セル
101を走査する描画用レーザ光の走査位置を、ビーム
ディテクタ127で間接的に検知している。
【0018】以上、本実施例によると、熱書込み液晶セ
ル101を予熱する予熱装置が不要になるのでステージ
151、スライダ153の構造が簡単になり、レーザ描
画装置全体としても小型化できる。
【0019】以上の本発明の実施例では、予熱用のレー
ザ光および描画用のレーザ光の2本のレーザ光を同時に
熱書込み液晶セル101に照射して、同一の描画サイク
ルで予熱しながら描画したが、1本のレーザ光によって
予熱と描画を別個の描画サイクルで実行する実施例につ
いて、図6および図7を参照して説明する。図6および
図7は、図5の実施例における、ビームスプリッタ12
5および熱書込み液晶セル101に相当する部分の拡大
側面図である。この実施例は、図4、5に示した実施例
の部材のうち、予熱用レーザ光源129が不要である
が、その他の部材はそのまま利用できるので、図4およ
び図5のレーザ描画装置に適用したものとして以下説明
する。
【0020】fθレンズ123を透過し、ビームスプリ
ッタ125に入射したレーザ光は、一部がこれを透過し
て透過レーザ光スポットfp2 に集束し、大部分は反射し
て反射レーザ光スポットfp1 に集束する。この反射レー
ザ光スポットfp1 が熱書込み液晶セル101の書込み面
と一致するようにセッティングされている。
【0021】この実施例では、fθレンズ123とビー
ムスプリッタ125との間の光路途中に、光路延長用光
学部材としての透明平行平面板31を、描画サイクルに
同期して進退自在に配置した。透明平行平面板31を光
路途中に進出させると、光路長がΔf延びて、反射レー
ザ光スポットfp1 、透過レーザ光スポットfp2 よりもそ
れぞれΔf遠方の反射レーザ光スポットfp'1、透過レー
ザ光スポットf'p2に集束する。つまり、透明平行平面板
31を光路途中に進出させると、レーザ光は、熱書込み
液晶セル101上ではデフォーカス状態になり、Δd拡
大されたビーム径で熱書込み液晶セル101を照射す
る。この拡大ビーム径は、熱書込み液晶セル101を予
熱できても、書込みはできない程度の大きさに設定され
る。
【0022】この構成による本実施例の描画動作は、次
の通りである。 先ず、図7に示すように透明平行平面板31を光路
途中に進出させて、この状態でレーザ光を1回(1行
分)走査させる。この走査によって、熱書込み液晶セル
101が予熱される。 次に、図6に示すように透明平行平面板31を光路
途中から退避させて、この状態で、レーザ光を1回(1
行分)走査させる。この2度目の走査で、所定の描画デ
ータに基づいて描画される。 熱書込み液晶セル101を1行分副走査方向に移動
させる。 以上の、およびの処理を繰り返すことで、1本の
レーザ光の2回の走査によって描画される。なお、透明
平行平面板31を光路途中に進出させての1回目の走査
では、レーザ光は変調させないで、一定出力を継続させ
る。
【0023】以上の通り図6および図7に示した実施例
では、1本のレーザ光、1個のレーザ光源によって熱書
込み液晶セル101に書込みができるので、構成が簡単
になる。
【0024】なお、透明平行平面板31はガラスあるい
はプラスチックで形成し、回転あるいはスライドなどの
駆動方法によって、描画データに同期させて移動する。
駆動方法は、描画データに同期できれば任意であり、ガ
ルバノミラー121に同期させて、あるいはガルバノミ
ラー121を同期駆動する信号に同期させて駆動させて
もよい。また、透明平行平面板31を光路途中に進出さ
せた状態で描画し、退避させた状態で予熱する構成にも
できる。
【0025】透明平行平面板31は、光路長を延長でき
る光学部材であればよい。透明平行平面板31を設けず
に、コリメートレンズ115、アナモフィックプリズム
117a、117bなどの相対間隔を変化させてレーザ
ビームの焦点位置を変え、デフォーカス量を変えてスポ
ット径を変え、あるいはビームの絞り程度を変えてスポ
ット径を変えることもできる。
【0026】
【発明の効果】以上の説明から明らかな通り本発明は、
前記描画用レーザ光とは別の予熱用レーザ光によって前
記被描画部材を加熱しながら前記描画用レーザ光で描画
するので、被描画部材を直接予熱する予熱装置が不要な
のでコンパクトになり、しかも高速描画が可能になる。
さらに請求項7に記載の発明は、1本のレーザ光による
予熱用および描画用の2回の走査で描画するので、レー
ザ光源が1個で済み、よりコンパクトにできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した一実施の形態の要部を示す図
である。
【図2】同実施の形態において、熱書込み液晶セル上に
集光された描画用レーザ光スポットおよび予熱用レーザ
スポットの関係を示す図である。
【図3】描画用レーザ光スポットおよび予熱用レーザス
ポットの関係の他の実施例を示す図である。
【図4】本発明を適用したレーザ描画装置の一実施例を
示す平面図である。
【図5】図4の切断線V−Vに沿って切断した断面図で
ある。
【図6】本発明の別の実施例の、ビームスプリッタおよ
び熱書込み液晶セル付近の拡大側面図である。
【図7】図6に示した実施例において、透明平行平面板
を光路途中に進出させた状態を示す図である。
【符号の説明】
11 描画用のレーザ光源 13 ハーフミラー 15 スキャニングミラー 17 集光光学系 19 予備加熱用のレーザ光源 21 熱書込み液晶セル(被描画部材) 31 透明平行平面板 101 熱書込み液晶セル(被描画部材) 113 レーザダイオード 121 ガルバノミラー 123 fθレンズ 125 ビームスプリッタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山本 清 東京都板橋区前野町2丁目36番9号 旭光 学工業株式会社内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザ光の熱作用により被描画部材に描
    画するレーザ描画装置であって、 前記描画用レーザ光とは別の予熱用レーザ光によって前
    記被描画部材を加熱しながら前記描画用レーザ光で描画
    すること、を特徴とするレーザ描画装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記描画用レーザ光
    を発生する光源と、前記予熱用レーザ光を発生する光源
    とは別個に設けられていること、を特徴とするレーザ描
    画装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、前記描画用
    レーザ光および予熱用レーザ光は、同一の走査手段によ
    って同期走査されること、を特徴とするレーザ描画装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項1または2において、前記予熱用
    レーザ光は、前記被描画部材を、走査手段によって、被
    描画部材上において描画用レーザ光よりも進んだ状態
    で、または描画用レーザ光の照射部分よりも進んだ照射
    部分を有する状態で走査すること、を特徴とするレーザ
    描画装置。
  5. 【請求項5】 請求項1において、前記レーザ描画装置
    は、描画用のレーザ光源と、この描画用のレーザ光源か
    ら射出されたレーザ光を反射し、偏向して走査するスキ
    ャニングミラーと、前記予熱用のレーザ光源とを備え、
    前記予熱用のレーザ光源から射出された予熱用レーザ光
    は、前記スキャニングミラーに入射し、反射して偏向さ
    れ、被描画部材上において描画用レーザ光よりも進んだ
    状態で、または描画用レーザ光の照射部分よりも進んだ
    照射部分を有する状態で被描画部材を走査すること、を
    特徴とするレーザ描画装置。
  6. 【請求項6】 請求項1から5のいずれか一項におい
    て、前記被描画面上に形成されるレーザ光のスポット
    は、描画用レーザ光が形成するスポットよりも、予熱用
    レーザ光が形成するスポットの方が大きいこと、を特徴
    とするレーザ描画装置。
  7. 【請求項7】 レーザ光の熱作用により被描画部材に描
    画するレーザ描画装置であって、 上記レーザ光による所定の描画の前に、上記レーザ光
    を、描画時に前記被描画部材を照射するスポット径より
    も大径で、かつ被描画部材に描画できない強さになるよ
    うにデフォーカスして前記被描画部材を予熱すること、
    を特徴とするレーザ描画装置。
  8. 【請求項8】 レーザ光の熱作用により被描画部材に描
    画するレーザ描画装置であって、 前記レーザ光を射出するレーザ光源と前記被描画部材と
    の間の光路途中に進退動可能に設けられ、前記光路途中
    に進出したときに前記レーザ光が前記被描写部材を照射
    するスポット径を拡大する光学部材を備え、前記レーザ
    光によって前記被描画部材に描画するときは、前記光学
    部材を前記光路途中に進出させて前記レーザ光を走査さ
    せて前記被描画部材を予熱し、その後、前記被描画部材
    を前記光路途中から退避させてからの前記レーザ光の走
    査によって前記被描画部材の予熱部分に描画すること、
    を特徴とするレーザ描画装置。
  9. 【請求項9】 請求項8において、前記レーザ描画装置
    は、前記レーザ光源から射出されたレーザ光を反射し、
    偏向して走査するスキャニングミラーと、スキャニング
    ミラーで反射されたレーザ光を集束するとともに等速走
    査させるfθレンズを備え、前記光学部材は、このfθ
    レンズと前記被描画部材との間に配置されていること、
    を特徴とするレーザ描画装置。
  10. 【請求項10】 請求項8または9において、前記光学
    部材は、光路長を延長する透明平行平面板であること、
    を特徴とするレーザ描画装置。
  11. 【請求項11】 請求項1から10のいずれか一項にお
    いて、前記被描画部材は、熱転移型液晶が平行平板間に
    充填された熱書込み液晶セルであること、を特徴とする
    レーザ描画装置。
  12. 【請求項12】 請求項11において、前記予熱用のレ
    ーザ光が照射される前記液晶セル部分は、液晶の転移温
    度よりも低い所定温度まで温度上昇すること、を特徴と
    するレーザ描画装置。
JP8153842A 1995-08-25 1996-06-14 レーザ描画装置 Pending JPH09122942A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002357781A (ja) * 2001-02-23 2002-12-13 Three D Syst Inc 光スポットの電子制御
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US9272364B2 (en) 2005-02-22 2016-03-01 Samsung Display Co., Ltd. Laser irradiation device and laser induced thermal imaging method

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