JPH09116416A - 入出力バッファ回路 - Google Patents

入出力バッファ回路

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JPH09116416A
JPH09116416A JP7269718A JP26971895A JPH09116416A JP H09116416 A JPH09116416 A JP H09116416A JP 7269718 A JP7269718 A JP 7269718A JP 26971895 A JP26971895 A JP 26971895A JP H09116416 A JPH09116416 A JP H09116416A
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signal
channel
channel mosfet
buffer circuit
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JP7269718A
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Mitsuru Hiraki
充 平木
Yohei Akita
庸平 秋田
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】インタフェースする電源電圧レベルよりも低い
電圧で内部回路が動作するチップを低電力かつ高速に動
作させることを可能とする入出力バッファ回路を提供す
る。 【構成】インタフェースのレベル(VCCH)とGND
の間の電位にゲートを固定されたpMOS(MP8)と
nMOS(MN10)を介して、入出力端子(PAD)
がpMOS(MP7)とnMOS(MN9)により駆動
され、pMOS(MP7)のゲートを駆動する信号(N
9)のロウレベルはGNDより高く、nMOS(MN
9)のゲートを駆動する信号(N15)のハイレベルは
インタフェースのレベル(VCCH)より低いことを特
徴とするバッファ回路。 【効果】インタフェースする電源電圧レベルよりも低い
電圧で内部回路が動作するチップを、低電力かつ高速に
動作させることが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体集積回路に関
し、特に相異なる電源電圧で動作する複数の半導体集積
回路の間のインタフェースを可能とする入出力バッファ
に関する。
【0002】
【従来の技術】最新のマイクロプロセッサチップでは、
高速化と高集積化に伴う消費電力の増大を抑制するた
め、チップ内部の動作電圧を標準的な電圧(例えば、
3.3V)よりも低電圧化する動きが顕在化しつつある
(例えば、日経マイクロデバイス1995年1月号78
ページ)。このように低電圧で動作するチップが、3.
3Vで動作するボード上の他のチップ(周辺ロジックや
メモリなど)とインタフェースするためには、自分の動
作電圧よりも高い電源電圧レベルとインタフェースでき
る入出力バッファを搭載する必要がある。このような入
出力バッファの従来例を図4および図5に示す。
【0003】図4の従来例は、公開特許公報(特開平4-
329024)で報告されている。VCCHは標準電源電圧
(例えば、3.3V)に相当する。VCCLはこの入出
力バッファが搭載されているチップの内部の動作電圧で
あり、VCCHより低い(例えば、2.5V)。チップ
内部からの出力信号(DOUT)、出力活性化信号(O
EN)、チップ内部への入力信号(DIN)はいずれも
信号振幅はVCCLである。バッファ回路が出力信号
(DOUT)を入出力端子(PAD)に出力するとき、
信号振幅がVCCLのまま出力される。一方、外部から
入出力端子(PAD)にVCCHレベルの信号が入力さ
れるとき、Nチャネル型MOSFET(MN104)、
2段のCMOSインバータ(MP103、MN105、
INV100)を介してVCCLレベルの信号(DI
N)に変換されてチップ内部に送られる。Pチャネル型
MOSFET(MP101)のNウェルにVCCLでは
なくVCCHが給電されているのは、外部から入出力端
子(PAD)にハイレベル(VCCH)の信号が印加さ
れたときにMP101のドレイン(PAD)とNウェル
からなるPN接合が順バイアスされるのを防止するため
である。
【0004】図5の従来例は、IEEE Journal of Solid-
State Circuits, vol. 29, pp. 1415-1428, Dec. 1994
で報告されている。このバッファ回路では、VCCLレ
ベルの出力信号(DOUT)は入出力端子(PAD)で
はVCCHレベルの信号に変換されて出力される。この
VCCHレベルへの引き上げは、Pチャネル型MOSF
ETで構成されるラッチ(MP201とMP202、M
P203とMP204)により行われる。一方、外部か
ら入出力端子(PAD)にVCCHレベルの信号が入力
されるとき、図4の従来例と類似の方法によりVCCL
レベルの信号(DIN)に変換されてチップ内部に送ら
れる。
【0005】他の従来例としては特開平4-211515号公報
があるが、詳細は省略する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】インタフェースする標
準的な電源電圧レベルよりも低い電圧で内部回路を動作
させるチップでは、内部回路を低電力かつ高速に動作さ
せることが困難であるという問題がある。これは、従来
から用いられている前述の入出力バッファには以下の
(1)または(2)の問題があることに起因する。
【0007】(1)インタフェースする電源電圧レベル
とは無関係にチップ内部の動作電圧を低く下げる(すな
わち、内部回路を低電力化する)ことができない。
【0008】(2)入出力バッファ中の素子にはインタ
フェースのレベルと同一の高い電圧が印加されるので、
内部回路の動作電圧を低電圧化しているにもかかわら
ず、信頼性の点から許容できる素子の微細化(すなわ
ち、内部回路動作の高速化)はインタフェースする電源
電圧レベルで定まってしまい、それ以上の微細化(高速
化)はできない。
【0009】従来の入出力バッファがもつ上記の問題
(1)および(2)をそれぞれ以下に詳しく説明する。
【0010】従来例として図4に示した入出力バッファ
には上記(1)の問題がある。すなわち、インタフェー
スする電源電圧レベル(VCCH)とは無関係にそのチ
ップ内部の動作電圧(VCCL)を低く下げることはで
きない。なぜなら、VCCLを非常に低く下げると、こ
のチップから出力されたハイレベルの信号は標準電源電
圧(VCCH)で動作する他のチップにはハイレベルと
して正しく認識されないからである。図6を用いてこれ
を説明する。図4の入出力バッファ(図6では最終出力
段のみを示してある)から外部へ出力される信号のハイ
レベルはVCCLである。一方、標準電源電圧(VCC
H)で動作するチップはVCCH/2前後の値を論理し
きい値として入力信号のハイレベルとロウレベルを識別
していると一般に考えられる。したがって、VCCLが
VCCHの1/2にも満たないような低い電圧の場合
は、VCCLで動作するチップからこのバッファにより
外部に出力されたハイレベル(VCCL)の信号は誤っ
てロウレベルとして認識されてしまう(例えば、VCC
H=3.3V、VCCL=1Vの場合)。かくして、こ
の入出力バッファを用いた場合は、インタフェースする
電源電圧レベルとは無関係にそのチップ内部の動作電圧
を低く下げることはできないので、内部回路を大幅に低
電力化することは困難である。
【0011】従来例として図5に示した入出力バッファ
には上記(2)の問題がある。すなわち、この入出力バ
ッファ中の素子にはインタフェースのレベルと同一の高
い電圧(VCCH)が印加される。例えば、バッファの
ハイレベル出力時には、入出力端子(PAD)はVCC
H、ノード(N210)は0V(GNDレベル)となる
から、Nチャネル型MOSFET(MN205)のドレ
イン・ソース間およびゲート・ソース間にはVCCHの
電圧が印加される。同様にして、電源電圧VCCHより
給電される部分回路に含まれる素子(MN201〜20
4、MP201〜205、INV204〜208を構成
する各素子)にVCCHが印加される場合があることは
容易に理解されるであろう。かくして、この入出力バッ
ファを搭載したチップでは、内部回路の動作電圧をVC
CLに低電圧化しているにもかかわらず、信頼性の点か
ら許容できる素子の微細化(すなわち、内部回路動作の
高速化)はインタフェースする電源電圧レベル(VCC
H)で定まってしまい、それ以上の微細化(高速化)は
できない。もちろん、許容印加電圧が異なる2種類の素
子(例えば、相異なるゲート酸化膜をもつ2種類のMO
SFET)を同一チップ上に形成し、入出力バッファと
内部回路でこれらを使い分けることも原理的には可能で
あるが、素子形成のプロセス工程が非常に複雑になるの
で現実的ではない。
【0012】本発明の目的は、インタフェースする電源
電圧レベルよりも低い電圧で内部回路を動作させるチッ
プおいて、内部回路の低電力かつ高速な動作を可能とす
る入出力バッファを提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の一実施形態によれば、そのドレイン・ソー
ス経路が互いに直列接続された第1および第2のPチャ
ネル型MOSFET(MP7およびMP8)と、そのド
レイン・ソース経路が互いに直列接続された第1および
第2のNチャネル型MOSFET(MN9およびMN1
0)を具備し、第1の動作電位点(VCCH)に上記第
1のPチャネル型MOSFET(MP7)のソース端子
が接続され、上記第1の動作電位点(VCCH)よりも
電位が低い第2の動作電位点(GND)に上記第1のN
チャネル型MOSFET(MN9)のソース端子が接続
され、上記第2のPチャネル型MOSFET(MP8)
のドレイン端子および上記第2のNチャネル型MOSF
ET(MN10)のドレイン端子が第1の端子(PA
D)に接続され、上記第1の動作電位点(VCCH)よ
りも電位が低く上記第2の動作電位点(GND)よりも
電位が高い第3の動作電位点(VCCM)に上記第2の
Pチャネル型MOSFET(MP8)のゲート端子およ
び上記第2のNチャネル型MOSFET(MN10)の
ゲート端子が接続され、上記第1のPチャネル型MOS
FET(MP7)のゲート端子が第1の信号(N9)に
応答し、上記第1のNチャネル型MOSFET(MN
9)のゲート端子が第2の信号(N15)に応答するこ
とを特徴とするものである(図1参照)。
【0014】さらに、本発明の好適な実施例によれば、
上記第1の信号(N9)はハイレベルが上記第1の動作
電位点(VCCH)に一致しロウレベルが上記第2の動
作電位点(GND)より高い電位(VCCM)であり、
上記第2の信号(N15)はハイレベルが上記第1の動
作電位点(VCCH)より低い電位(VCCM)であり
ロウレベルが上記第2の動作電位点(GND)に一致す
ることを特徴とするものである(図1参照)。
【0015】さらに、本発明の好適な実施形態によれ
ば、上記第1の信号(N9)を生成する第1の手段は、
そのドレイン・ソース経路が互いに直列接続された第3
および第4のPチャネル型MOSFET(MP1および
MP3)と、そのドレイン・ソース経路が互いに直列接
続された第5および第6のPチャネル型MOSFET
(MP2およびMP4)と、そのドレイン端子が上記第
4のPチャネル型MOSFET(MP3)のドレイン端
子に接続された第3のNチャネル型MOSFET(MN
2)と、そのドレイン端子が上記第6のPチャネル型M
OSFET(MP4)のドレイン端子に接続された第4
のNチャネル型MOSFET(MN4)を具備し、上記
第3のPチャネル型MOSFET(MP1)のドレイン
端子と上記第5のPチャネル型MOSFET(MP2)
のゲート端子が接続され、上記第5のPチャネル型MO
SFET(MP2)のドレイン端子と上記第3のPチャ
ネル型MOSFET(MP1)のゲート端子が接続さ
れ、上記第3および第5のPチャネル型MOSFET
(MP1およびMP2)のソース端子が上記第1の動作
電位点(VCCH)に接続され、上記第4および第6の
Pチャネル型MOSFET(MP3およびMP4)のゲ
ート端子および上記第3および第4のNチャネル型MO
SFET(MN2およびMN4)のゲート端子が上記第
3の動作電位点(VCCM)に接続されたことを特徴と
するものである(図1参照)。
【0016】さらに、本発明の好適な実施形態によれ
ば、第3の信号(N1)に応答して、上記第3のNチャ
ネル型MOSFET(MN2)のソース端子(N3)と
上記第4のNチャネル型MOSFET(MN4)のソー
ス端子(N4)のいずれか一方を選択的に上記第2の動
作電位点(GND)に一致させる第2の手段を具備する
ことを特徴とするものである(図1参照)。
【0017】さらに、本発明の好適な実施例によれば、
上記第3の信号(N1)はそのハイレベルが上記第3の
動作電位点(VCCM)よりも高くはない電位(VCC
L)でありそのロウレベルが上記第2の動作電位点(G
ND)に一致することを特徴とするものである(図1参
照)。
【0018】さらに、本発明の好適な実施形態によれ
ば、上記第2の手段は、そのドレイン・ソース経路を介
して上記第3のNチャネル型MOSFET(MN2)の
ソース端子(N3)と上記第2の動作電位点(GND)
が接続される第5のNチャネル型MOSFET(MN
1)と、そのドレイン・ソース経路を介して上記第4の
Nチャネル型MOSFET(MN4)のソース端子(N
4)と上記第2の動作電位点(GND)が接続される第
6のNチャネル型MOSFET(MN3)を具備し、上
記第5のNチャネル型MOSFET(MN1)のゲート
端子は上記第3の信号(N1)に応答し、上記第6のN
チャネル型MOSFET(MN3)のゲート端子は上記
第3の信号(N1)の相補信号(N2)に応答すること
を特徴とするものである(図1参照)。
【0019】さらに、本発明の好適な実施形態によれ
ば、上記第2の信号(N15)を生成する第3の手段
は、そのソース端子が上記第3の動作電位点(VCC
M)に接続された第7および第8のPチャネル型MOS
FET(MP5およびMP6)と、そのソース端子が上
記第2の動作電位点(GND)に接続された第7および
第8のNチャネル型MOSFET(MN7およびMN
8)を具備し、上記第7のNチャネル型MOSFET
(MN7)のドレイン端子は上記第7のPチャネル型M
OSFET(MP5)のドレイン端子と上記第8のPチ
ャネル型MOSFET(MP6)のゲート端子に接続さ
れ、上記第8のNチャネル型MOSFET(MN8)の
ドレイン端子は上記第8のPチャネル型MOSFET
(MP6)のドレイン端子と上記第7のPチャネル型M
OSFET(MP5)のゲート端子に接続され、上記第
7のNチャネル型MOSFET(MN7)のゲート端子
は第4の信号(N11)に応答し、上記第8のNチャネ
ル型MOSFET(MN8)のゲート端子は上記第4の
信号(N11)の相補信号(N12)に応答することを
特徴とするものである(図1参照)。
【0020】さらに、本発明の好適な実施例によれば、
上記第4の信号(N11)はそのハイレベルが上記第3
の動作電位点(VCCM)よりも高くはない電位(VC
CL)でありそのロウレベルが上記第2の動作電位点
(GND)に一致することを特徴とするものである(図
1参照)。
【0021】さらに、本発明の好適な実施形態によれ
ば、そのゲート端子が上記第3の動作電位点(VCC
M)に接続されそのドレイン・ソース経路が上記第1の
端子(PAD)に接続された第9のNチャネル型MOS
FET(MN11)を具備することを特徴とするもので
ある(図1参照)。
【0022】さらに、本発明の好適な実施例によれば、
上記第1の信号(N9)を生成する上記第1の手段は、
そのソース端子が上記第3の動作電位点(VCCM)に
接続された第10および第11のNチャネル型MOSF
ET(MN5およびMN6)を具備し、上記第3のPチ
ャネル型MOSFET(MP1)のドレイン端子は上記
第10のNチャネル型MOSFET(MN5)のドレイ
ン端子および上記第11のNチャネル型MOSFET
(MN6)のゲート端子に接続され、上記第5のPチャ
ネル型MOSFET(MP2)のドレイン端子は上記第
11のNチャネル型MOSFET(MN6)のドレイン
端子および上記第10のNチャネル型MOSFET(M
N5)のゲート端子に接続されたことを特徴とするもの
である(図1参照)。
【0023】本発明の代表的な実施形態(図1)では、
接地電位(GND)より高い3つの電源(VCCL、V
CCMおよびVCCH)が供給される。VCCLよりV
CCMの電位が高く、VCCMよりVCCHの電位が高
い。VCCLはチップ内部の動作電圧に相当する。ま
た、VCCHはこのバッファ回路がインタフェースする
電源電圧レベルに相当する。チップ内部からの出力信号
(DOUT)、出力活性化信号(OEN)、チップ内部
への入力信号(DIN)は、いずれもハイレベルがVC
CL、ロウレベルが0V(GNDレベル)に一致する。
【0024】NANDゲート(NA1、NA2)とイン
バータ(INV1、INV2、INV3)からなる部分
論理回路は出力信号(DOUT)と出力活性化信号(O
EN)をもとに信号(N1、N2、N11、N12)を
生成する。N1とN2、N11とN12はそれぞれ互い
に相補の関係にある。出力活性化信号(OEN)がハイ
レベル(VCCL)のとき、信号(N2、N11)は出
力信号(DOUT)と論理値が一致する。また、出力活
性化信号(OEN)がロウレベル(0V)のとき、出力
信号(DOUT)の論理値によらず信号(N2)は常に
ロウレベル(0V)、信号(N11)は常にハイレベル
(VCCL)となる。
【0025】出力活性化信号(OEN)がハイレベル
(VCCL)のとき、バッファ回路は出力信号(DOU
T)を入出力端子(PAD)に出力する(図2参照)。
出力信号(DOUT)がロウレベル(0V)からハイレ
ベル(VCCL)に遷移する場合を例にとり、この動作
を以下に説明する。
【0026】信号(N1)はハイレベル(VCCL)か
らロウレベル(0V)、信号(N2)はロウレベル(0
V)からハイレベル(VCCL)に遷移するので、Nチ
ャネル型MOSFET(MN1)はオフに、Nチャネル
型MOSFET(MN3)はオンに遷移する。遷移前は
ハイレベル(VCCH)であったノード(N8)は、P
チャネル型MOSFET(MP4)とNチャネル型MO
SFET(MN4)を介してNチャネル型MOSFET
(MN3)によって駆動され、VCCMよりもPチャネ
ル型MOSFET(MP4)のしきい値の大きさ分だけ
高い電位に達するまで電位が引き下げられる。これによ
りPチャネル型MOSFET(MP1)はオンとなり、
遷移前はロウレベル(VCCM)であったノード(N
7)をハイレベル(VCCH)に引き上げる。これによ
りNチャネル型MOSFET(MN6)はオンに遷移
し、ノード(N8)の電位をVCCMに一致させる。か
くして、VCCLをハイレベル、0Vをロウレベルとす
る信号(N1およびN2)は、VCCHをハイレベル、
VCCMをロウレベルとする信号(N7およびN8)に
レベル変換される。
【0027】信号(N8)はさらに2段のインバータ
(INV4、INV5)を通して同一レベルの信号とし
てノード(N9)に伝えられる。ノード(N9)はハイ
レベル(VCCH)からロウレベル(VCCM)に遷移
するのでPチャネル型MOSFET(MP7)をオンに
遷移させる。一方、信号(N12)はハイレベル(VC
CL)からロウレベル(0V)、信号(N11)はロウ
レベル(0V)からハイレベル(VCCL)に遷移する
ので、Nチャネル型MOSFET(MN8)はオフに、
Nチャネル型MOSFET(MN7)はオンに遷移す
る。遷移前はハイレベル(VCCM)であったノード
(N13)は、Nチャネル型MOSFET(MN7)に
よって駆動され、ロウレベル(0V)に引き下げられ
る。これによりPチャネル型MOSFET(MP6)は
オンとなり、遷移前はロウレベル(0V)であったノー
ド(N14)をVCCMに引き上げる。かくして、VC
CLをハイレベル、0Vをロウレベルとする信号(N1
1およびN12)は、VCCMをハイレベル、0Vをロ
ウレベルとする信号(N13およびN14)にレベル変
換される。
【0028】信号(N13)はさらに2段のインバータ
(INV7およびINV8)を通して同一レベルの信号
としてノード(N15)に伝えられる。ノード(N1
5)はハイレベル(VCCM)からロウレベル(0V)
に遷移するのでNチャネル型MOSFET(MN9)を
オフに遷移させる。以上のようにしてPチャネル型MO
SFET(MP7)がオン、Nチャネル型MOSFET
(MN9)がオフとなるので、Pチャネル型MOSFE
T(MP7)はPチャネル型MOSFET(MP8)を
介して入出力端子(PAD)を駆動し、ロウレベル(0
V)からハイレベル(VCCH)に引き上げる。
【0029】出力活性化信号(OEN)が同じくハイレ
ベル(VCCL)であって、出力信号(DOUT)がハ
イレベル(VCCL)からロウレベル(0V)に遷移す
るときは、各ノードにはそれぞれ上述とは逆の遷移が生
じ、入出力端子(PAD)はハイレベル(VCCH)か
らロウレベル(0V)に遷移する(図2参照)。
【0030】出力活性化信号(OEN)がロウレベル
(0V)のときは、出力信号(DOUT)の論理値によ
らずノード(N9)はハイレベル(VCCH)、ノード
(N15)はロウレベル(0V)となる。Pチャネル型
MOSFET(MP7)とNチャネル型MOSFET
(MN9)はいずれもオフとなるので、このバッファ回
路は入出力端子(PAD)を駆動しない。
【0031】本発明のバッファ回路を適用したチップで
は、内部動作電圧(VCCL)の低電圧化による内部回
路の低電力化を容易に図ることができる。なぜなら、上
記の説明から明らかなように、チップ内部のVCCLレ
ベルの信号は本発明のバッファ回路によりインタフェー
スする電源電圧レベル(VCCH)にレベル変換されて
入出力端子(PAD)に出力されるので、インタフェー
スする電源電圧レベル(VCCH)とは無関係にチップ
内部の動作電圧(VCCL)を低く下げることができる
からである。
【0032】さらに、本発明のバッファ回路では素子に
印加される最大電圧がインタフェースの電源電圧(VC
CH)よりも低く抑えられているので、信頼性の点か
ら、それだけより進んだ微細加工技術を適用し易く、し
たがって、内部回路の高速化を図り易くなる。本発明の
バッファ回路中の素子に印加される最大電圧がVCCH
よりも低く抑えられていることを以下に詳細に説明す
る。
【0033】入出力端子(PAD)は0VからVCCH
までフルスイングするが、PADに応答するMOSFE
T(MP7、MP8、MN9、MN10)にはVCCH
より低い電圧しか印加されない。これを図1および図3
を用いて説明する。図3は、入出力端子(PAD)の電
位がロウレベル(0V)、ハイレベル(VCCH)、ロ
ウレベル(0V)の順に遷移したとき(図2に対応)の
ノード(N10、N16)の電位、Pチャネル型MOS
FET(MP8)の端子間電圧、Nチャネル型MOSF
ET(MN10)の端子間電圧の時間変化を示してい
る。まず、ノード(N10)の電位(図3中のN10を
参照)はVCCM+VTPより低くはならない(ただ
し、VTPはPチャネル型MOSFETのしきい値の大
きさ)。なぜなら、ノード(N10)がVCCM+VT
Pより低電位になろうとするとPチャネル型MOSFE
T(MP8)がオフになりノード(N10)の電位低下
を妨げるからである。したがって、Pチャネル型MOS
FET(MP7)のドレイン・ソース間(ソースはVC
CHに固定されている)にはVCCH−(VCCM+V
TP)以下の電圧しか印加されない。また、素子接続の
対象性から容易に類推されるように、ノード(N16)
の電位(図3中のN16を参照)はVCCM−VTNよ
り高くはならない(ただし、VTNはNチャネル型MO
SFETのしきい値の大きさ)ので、Nチャネル型MO
SFET(MN9)のドレイン・ソース間にはVCCM
−VTN以下の電圧しか印加されない。また、Pチャネ
ル型MOSFET(MP8)とNチャネル型MOSFE
T(MN10)はゲート端子がVCCMに固定されてい
ることから、ゲート・ソース間およびゲート・ドレイン
間の印加電圧はVCCMとVCCH−VCCMのうち大
きいほうの電圧を超えない(図3中のG−SおよびG−
Dを参照)。Pチャネル型MOSFET(MP8)とN
チャネル型MOSFET(MN10)のドレイン・ソー
ス間電圧の大きさは、入出力端子(PAD)がロウレベ
ル(0V)のときMP8が最大値VCCM+VTP、入
出力端子(PAD)がハイレベル(VCCH)のときM
N10が最大値VCCH−VCCM+VTNをとるが、
いずれもVCCHより低い電圧である(図3中のD−S
を参照)。かくして、入出力端子(PAD)に応答する
MOSFET(MP7、MP8、MN9、MN10)に
は、PADが0VからVCCHまでフルスイングするに
もかかわらず、VCCHより低い電圧しか印加されな
い。MOSFETのしきい値の大きさ(VTP、VT
N)を近似的に零とみなし、さらにVCCMをVCCH
/2に設定すると、上記の説明よりMOSFET(MP
7、MP8、MN9、MN10)に印加される最大電圧
はVCCH/2となる。
【0034】Pチャネル型MOSFET(MP1〜4)
とNチャネル型MOSFET(MN1〜4)から構成さ
れるレベル変換部は電源電圧としてVCCHが供給され
ているが、各MOSFETには、やはりVCCHより低
い電圧しか印加されない。なぜなら、このレベル変換部
を構成する素子の接続(MP1、MP3、MN2、MN
1)あるいは(MP2、MP4、MN4、MN3)が、
上記の素子接続(MP7、MP8、MN10、MN9)
と同一であるため、上記の説明と同一の機構により各M
OSFETの印加電圧が低減されるからである。
【0035】Nチャネル型MOSFET(MN11)の
ゲート端子はVCCMに固定されているので、入出力端
子(PAD)がハイレベル(VCCH)になってもノー
ド(N17)の電位はVCCM−VTNまでしか上昇し
ない。したがって、インバータ(INV8)を構成する
素子にはVCCHの電圧がフルに印加されることはな
い。Nチャネル型MOSFET(MN11)に印加され
る電圧はNチャネル型MOSFET(MN10)と同様
に低減される。
【0036】本発明のバッファ回路(図1参照)に含ま
れる上記以外の素子に関しては、印加される電圧がVC
CHより低いのは明らかである。かくして、本発明のバ
ッファ回路を構成するすべての素子に印加される最大電
圧は、インタフェースの電圧(VCCH)よりも低く抑
えられている。
【0037】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施例を図面によ
り詳細に説明する。
【0038】図1は、本発明の一実施例を説明する入出
力バッファ回路の構成図である。本バッファ回路では、
接地電位(GND)より高い3つの電源(VCCL、V
CCMおよびVCCH)が供給される。VCCLよりV
CCMの電位が高く、VCCMよりVCCHの電位が高
い。VCCLはチップ内部の動作電圧に相当する。ま
た、VCCHはこのバッファ回路がインタフェースする
電源電圧レベル(例えば、3.3V)に相当する。チッ
プ内部からの出力信号(DOUT)、出力活性化信号
(OEN)、チップ内部への入力信号(DIN)は、い
ずれもハイレベルがVCCL、ロウレベルが0V(GN
Dレベル)に一致する。
【0039】NANDゲート(NA1、NA2)とイン
バータ(INV1、INV2、INV3)からなる部分
論理回路は出力信号(DOUT)と出力活性化信号(O
EN)をもとに信号(N1、N2、N11、N12)を
生成する。N1とN2、N11とN12はそれぞれ互い
に相補の関係にある。出力活性化信号(OEN)がハイ
レベル(VCCL)のとき、信号(N2、N11)は出
力信号(DOUT)と論理値が一致する。また、出力活
性化信号(OEN)がロウレベル(0V)のとき、出力
信号(DOUT)の論理値によらず信号(N2)は常に
ロウレベル(0V)、信号(N11)は常にハイレベル
(VCCL)となる。
【0040】出力活性化信号(OEN)がハイレベル
(VCCL)のとき、バッファ回路は出力信号(DOU
T)を入出力端子(PAD)に出力する(図2参照)。
出力信号(DOUT)がロウレベル(0V)からハイレ
ベル(VCCL)に遷移する場合を例にとり、この動作
を以下に説明する。信号(N1)はハイレベル(VCC
L)からロウレベル(0V)、信号(N2)はロウレベ
ル(0V)からハイレベル(VCCL)に遷移するの
で、Nチャネル型MOSFET(MN1)はオフに、N
チャネル型MOSFET(MN3)はオンに遷移する。
遷移前はハイレベル(VCCH)であったノード(N
8)は、Pチャネル型MOSFET(MP4)とNチャ
ネル型MOSFET(MN4)を介してNチャネル型M
OSFET(MN3)によって駆動され、VCCMより
もPチャネル型MOSFET(MP4)のしきい値の大
きさ分だけ高い電位に達するまで電位が引き下げられ
る。これによりPチャネル型MOSFET(MP1)は
オンとなり、遷移前はロウレベル(VCCM)であった
ノード(N7)をハイレベル(VCCH)に引き上げ
る。これによりNチャネル型MOSFET(MN6)は
オンに遷移し、ノード(N8)の電位をVCCMに一致
させる。かくして、VCCLをハイレベル、0Vをロウ
レベルとする信号(N1およびN2)は、VCCHをハ
イレベル、VCCMをロウレベルとする信号(N7およ
びN8)にレベル変換される。信号(N8)はさらに2
段のインバータ(INV4、INV5)を通して同一レ
ベルの信号としてノード(N9)に伝えられる。ノード
(N9)はハイレベル(VCCH)からロウレベル(V
CCM)に遷移するのでPチャネル型MOSFET(M
P7)をオンに遷移させる。一方、信号(N12)はハ
イレベル(VCCL)からロウレベル(0V)、信号
(N11)はロウレベル(0V)からハイレベル(VC
CL)に遷移するので、Nチャネル型MOSFET(M
N8)はオフに、Nチャネル型MOSFET(MN7)
はオンに遷移する。遷移前はハイレベル(VCCM)で
あったノード(N13)は、Nチャネル型MOSFET
(MN7)によって駆動され、ロウレベル(0V)に引
き下げられる。これによりPチャネル型MOSFET
(MP6)はオンとなり、遷移前はロウレベル(0V)
であったノード(N14)をVCCMに引き上げる。か
くして、VCCLをハイレベル、0Vをロウレベルとす
る信号(N11およびN12)は、VCCMをハイレベ
ル、0Vをロウレベルとする信号(N13およびN1
4)にレベル変換される。信号(N13)はさらに2段
のインバータ(INV7およびINV8)を通して同一
レベルの信号としてノード(N15)に伝えられる。ノ
ード(N15)はハイレベル(VCCM)からロウレベ
ル(0V)に遷移するのでNチャネル型MOSFET
(MN9)をオフに遷移させる。以上のようにしてPチ
ャネル型MOSFET(MP7)がオン、Nチャネル型
MOSFET(MN9)がオフとなるので、Pチャネル
型MOSFET(MP7)はPチャネル型MOSFET
(MP8)を介して入出力端子(PAD)を駆動し、ロ
ウレベル(0V)からハイレベル(VCCH)に引き上
げる。
【0041】出力活性化信号(OEN)が同じくハイレ
ベル(VCCL)であって、出力信号(DOUT)がハ
イレベル(VCCL)からロウレベル(0V)に遷移す
るときは、各ノードにはそれぞれ上述とは逆の遷移が生
じ、入出力端子(PAD)はハイレベル(VCCH)か
らロウレベル(0V)に遷移する(図2参照)。
【0042】出力活性化信号(OEN)がロウレベル
(0V)のときは、出力信号(DOUT)の論理値によ
らずノード(N9)はハイレベル(VCCH)、ノード
(N15)はロウレベル(0V)となる。Pチャネル型
MOSFET(MP7)とNチャネル型MOSFET
(MN9)はいずれもオフとなるので、このバッファ回
路は入出力端子(PAD)を駆動しない。
【0043】チップ外部から入出力端子(PAD)に入
力されたVCCHレベルの信号は、Nチャネル型MOS
FET(MN11)、VCCLが給電される2段のCM
OSインバータ(INV8、INV9)を介してVCC
Lレベルの信号(DIN)に変換される(図2参照)。
なお、ダイオード(D1、D2)は、静電破壊を防止す
るための入力保護用の素子として用いている。
【0044】本実施例のバッファ回路を適用したチップ
では、内部動作電圧(VCCL)の低電圧化による内部
回路の低電力化を容易に図ることができる。なぜなら、
上記の説明から明らかなように、チップ内部のVCCL
レベルの信号は本実施例のバッファ回路によりインタフ
ェースする電源電圧レベル(VCCH)にレベル変換さ
れて入出力端子(PAD)に出力されるので、インタフ
ェースする電源電圧レベル(VCCH)とは無関係にチ
ップ内部の動作電圧(VCCL)を低く下げることがで
きるからである。
【0045】さらに、本実施例のバッファ回路では素子
に印加される最大電圧がインタフェースの電源電圧(V
CCH)よりも低く抑えられているので、信頼性の点か
ら、それだけより進んだ微細加工技術を適用し易く、し
たがって、内部回路の高速化を図り易くなる。本実施例
のバッファ回路中の素子に印加される最大電圧がVCC
Hよりも低く抑えられていることを以下に詳細に説明す
る。
【0046】入出力端子(PAD)は0VからVCCH
までフルスイングするが、PADに応答するMOSFE
T(MP7、MP8、MN9、MN10)にはVCCH
より低い電圧しか印加されない。これを図1および図3
を用いて説明する。
【0047】図3は、入出力端子(PAD)の電位がロ
ウレベル(0V)、ハイレベル(VCCH)、ロウレベ
ル(0V)の順に遷移したとき(図2に対応)のノード
(N10、N16)の電位、Pチャネル型MOSFET
(MP8)の端子間電圧、Nチャネル型MOSFET
(MN10)の端子間電圧の時間変化を示している。ま
ず、ノード(N10)の電位(図3中のN10を参照)
はVCCM+VTPより低くはならない(ただし、VT
PはPチャネル型MOSFETのしきい値の大きさ)。
なぜなら、ノード(N10)がVCCM+VTPより低
電位になろうとするとPチャネル型MOSFET(MP
8)がオフになりノード(N10)の電位低下を妨げる
からである。したがって、Pチャネル型MOSFET
(MP7)のドレイン・ソース間(ソースはVCCHに
固定されている)にはVCCH−(VCCM+VTP)
以下の電圧しか印加されない。また、素子接続の対象性
から容易に類推されるように、ノード(N16)の電位
(図3中のN16を参照)はVCCM−VTNより高く
はならない(ただし、VTNはNチャネル型MOSFE
Tのしきい値の大きさ)ので、Nチャネル型MOSFE
T(MN9)のドレイン・ソース間にはVCCM−VT
N以下の電圧しか印加されない。また、Pチャネル型M
OSFET(MP8)とNチャネル型MOSFET(M
N10)はゲート端子がVCCMに固定されていること
から、ゲート・ソース間およびゲート・ドレイン間の印
加電圧はVCCMとVCCH−VCCMのうち大きいほ
うの電圧を超えない(図3中のG−SおよびG−Dを参
照)。Pチャネル型MOSFET(MP8)とNチャネ
ル型MOSFET(MN10)のドレイン・ソース間電
圧の大きさは、入出力端子(PAD)がロウレベル(0
V)のときMP8が最大値VCCM+VTP、入出力端
子(PAD)がハイレベル(VCCH)のときMN10
が最大値VCCH−VCCM+VTNをとるが、いずれ
もVCCHより低い電圧である(図3中のD−Sを参
照)。かくして、入出力端子(PAD)に応答するMO
SFET(MP7、MP8、MN9、MN10)には、
PADが0VからVCCHまでフルスイングするにもか
かわらず、VCCHより低い電圧しか印加されない。M
OSFETのしきい値の大きさ(VTP、VTN)を近
似的に零とみなし、さらにVCCMをVCCH/2に設
定すると、上記の説明よりMOSFET(MP7、MP
8、MN9、MN10)に印加される最大電圧はVCC
H/2となる。
【0048】Pチャネル型MOSFET(MP1〜4)
とNチャネル型MOSFET(MN1〜4)から構成さ
れるレベル変換部は電源電圧としてVCCHが供給され
ているが、各MOSFETには、やはりVCCHより低
い電圧しか印加されない。なぜなら、このレベル変換部
を構成する素子の接続(MP1、MP3、MN2、MN
1)あるいは(MP2、MP4、MN4、MN3)が、
上記の素子接続(MP7、MP8、MN10、MN9)
と同一であるため、上記の説明と同一の機構により各M
OSFETの印加電圧が低減されるからである。
【0049】Nチャネル型MOSFET(MN11)の
ゲート端子はVCCMに固定されているので、入出力端
子(PAD)がハイレベル(VCCH)になってもノー
ド(N17)の電位はVCCM−VTNまでしか上昇し
ない。したがって、インバータ(INV8)を構成する
素子にはVCCHの電圧がフルに印加されることはな
い。Nチャネル型MOSFET(MN11)に印加され
る電圧はNチャネル型MOSFET(MN10)と同様
に低減される。
【0050】本実施例のバッファ回路に含まれる上記以
外の素子に関しては、印加される電圧がVCCHより低
いのは明らかである。かくして、本実施例のバッファ回
路を構成するすべての素子に印加される最大電圧は、イ
ンタフェースの電圧(VCCH)よりも低く抑えられて
いる。
【0051】図7は本発明の他の実施例を示す入出力バ
ッファ回路の構成図であって、図1に示したバッファ回
路からNチャネル型MOSFET(MN5、MN6)を
取り除いた構成となっている。図1のバッファ回路で
は、Nチャネル型MOSFET(MN5、MN6)で構
成されるラッチによりノード(N7、N8)のロウレベ
ルはVCCMまで引き下げられるが(図2参照)、本実
施例ではVCCMよりPチャネル型MOSFETのしき
い値の大きさだけ高い電位となる。したがって、ノード
(N8)がロウレベルのときにインバータ(INV4)
にリーク電流が流れるという問題があるが、図1の実施
例よりも少ない素子数で回路が構成できるという利点も
ある。
【0052】図8は本発明の他の実施例を示す入出力バ
ッファ回路の構成図であって、図1に示したバッファ回
路で用いていた電源(VCCM)をすべて電源(VCC
L)に置き換えたものである。本実施例のバッファ回路
では、図1の実施例に示したバッファ回路よりも高い電
圧が印加される素子が存在する。例えば、ラッチ回路を
構成するPチャネル型MOSFET(MP1、MP2)
とNチャネル型MOSFET(MN5、MN6)に印加
される最大電圧は、図1のバッファ回路ではVCCH−
VCCMであるが、本実施例のバッファ回路ではVCC
H−VCCLに増大する。しかしながら、印加される最
大電圧がインタフェースのレベル(VCCH)より低減
されていることにかわりはない。本実施例のバッファ回
路の利点は、必要な電源の数が少ないことである。
【0053】図9は本発明の他の実施例を示す入出力バ
ッファ回路の構成図であって、図1に示したバッファ回
路で用いていた電源(VCCM)の一部を、MOSFE
Tの駆動電流の増大を優先させるように、選択的に電源
(VCCL)に選択的に置き換えたものである。本実施
例でもバッファ回路内の素子に印加される最大電圧は図
1のバッファ回路に比べて増大するが、やはり、印加さ
れる最大電圧がインタフェースのレベル(VCCH)よ
り低減されていることにかわりはない。
【0054】図10は本発明の他の実施例を示す入出力
バッファ回路の構成図であって、図1に示したバッファ
回路を、お互いに相補な信号(N1およびN2)がNチ
ャネル型MOSFET(MN1およびMN2)のドレイ
ン・ソース経路を介してノード(N3、N4)を駆動す
るように、また、お互いに相補な信号(N11およびN
12)がNチャネル型MOSFET(MN7およびMN
8)のドレイン・ソース経路を介してノード(N13、
N14)を駆動するように、接続を変更したものであ
る。
【0055】図11は本発明の他の実施例を示す出力バ
ッファ回路の構成図であって、図1に示した入出力バッ
ファ回路を出力バッファに専用化したものである。図1
の入出力バッファ回路に含まれている出力活性化信号
(OEN)が不要となるので、それに付随する部分論理
回路(INV2、INV3、NA1、NA2)も不要と
なる。また、入力バッファ部(MN11、INV8、I
NV9)ももちろん不要となる。
【0056】図12は本発明の他の実施例を示す構成図
であって、電池で動作する携帯型情報機器のシステム構
成を示す。マイクロプロセッサでは、通信回線、PCカ
ード、液晶ディスプレイなどとの間で授受を行うデータ
を高速にデジタル処理するために高い性能が要求される
と同時に、電池動作を長時間化するためになるべく低電
力での動作が求められる。入出力バッファに本発明のバ
ッファ回路を適用したマイクロプロセッサは、標準電源
電圧(VCCH)で動作する周辺ロジックやメモリとイ
ンタフェースしながら、しかも低電力かつ高速に動作す
ることが可能となる。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、イ
ンタフェースする電源電圧レベルよりも低い電圧で内部
回路が動作するチップで、内部回路を低電力かつ高速に
動作させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す入出力バッファ回路の
構成図である。
【図2】本発明の一実施例を示す入出力バッファ回路の
電圧波形である。
【図3】本発明の一実施例を示す入出力バッファ回路の
電圧波形である。
【図4】従来の入出力バッファ回路の構成図である。
【図5】従来の入出力バッファ回路の構成図である。
【図6】図4の入出力バッファ回路の入力および出力信
号レベルである。
【図7】本発明の他の実施例を示す入出力バッファ回路
の構成図である。
【図8】本発明の他の実施例を示す入出力バッファ回路
の構成図である。
【図9】本発明の他の実施例を示す入出力バッファ回路
の構成図である。
【図10】本発明の他の実施例を示す入出力バッファ回
路の構成図である。
【図11】本発明の他の実施例を示す出力バッファ回路
の構成図である。
【図12】本発明の入出力バッファ回路を搭載したマイ
クロプロセッサ、およびそれを用いた携帯型情報機器で
ある。
【符号の説明】
MP1〜8、MP100〜103、MP201〜20
5:Pチャネル型MOSFET MN1〜11、MN100〜105、MN201〜20
5:Nチャネル型MOSFET INV1〜7、INV100、INV201〜209:
インバータ NA1、NA2、NA201、NA202:2入力NA
NDゲート D1、D2、D201、D202:ダイオード DOUT:内部回路からの出力 OEN:出力活性化信号 DIN:内部回路への入力 PAD:パッド VCCH、VCCM、VCCL:電源 GND:接地電位 N1〜17、N201〜N210:ノード 100:入出力制御回路

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】そのドレイン・ソース経路が互いに直列接
    続された第1および第2のPチャネル型MOSFET
    と、そのドレイン・ソース経路が互いに直列接続された
    第1および第2のNチャネル型MOSFETを具備し、
    第1の動作電位点に上記第1のPチャネル型MOSFE
    Tのソース端子が接続され、上記第1の動作電位点より
    も電位が低い第2の動作電位点に上記第1のNチャネル
    型MOSFETのソース端子が接続され、上記第2のP
    チャネル型MOSFETのドレイン端子および上記第2
    のNチャネル型MOSFETのドレイン端子が第1の端
    子に接続され、上記第1の動作電位点よりも電位が低く
    上記第2の動作電位点よりも電位が高い第3の動作電位
    点に上記第2のPチャネル型MOSFETのゲート端子
    および上記第2のNチャネル型MOSFETのゲート端
    子が接続され、上記第1のPチャネル型MOSFETの
    ゲート端子が第1の信号に応答し、上記第1のNチャネ
    ル型MOSFETのゲート端子が第2の信号に応答する
    ことを特徴とするバッファ回路。
  2. 【請求項2】請求項1に記載のバッファ回路において、
    上記第1の信号はハイレベルが上記第1の動作電位点に
    一致しロウレベルが上記第2の動作電位点より高い電位
    であり、上記第2の信号はハイレベルが上記第1の動作
    電位点より低い電位でありロウレベルが上記第2の動作
    電位点に一致することを特徴とするバッファ回路。
  3. 【請求項3】請求項1に記載のバッファ回路において、
    上記第1の信号を生成する第1の手段は、そのドレイン
    ・ソース経路が互いに直列接続された第3および第4の
    Pチャネル型MOSFETと、そのドレイン・ソース経
    路が互いに直列接続された第5および第6のPチャネル
    型MOSFETと、そのドレイン端子が上記第4のPチ
    ャネル型MOSFETのドレイン端子に接続された第3
    のNチャネル型MOSFETと、そのドレイン端子が上
    記第6のPチャネル型MOSFETのドレイン端子に接
    続された第4のNチャネル型MOSFETを具備し、上
    記第3のPチャネル型MOSFETのドレイン端子と上
    記第5のPチャネル型MOSFETのゲート端子が接続
    され、上記第5のPチャネル型MOSFETのドレイン
    端子と上記第3のPチャネル型MOSFETのゲート端
    子が接続され、上記第3および第5のPチャネル型MO
    SFETのソース端子が上記第1の動作電位点に接続さ
    れ、上記第4および第6のPチャネル型MOSFETの
    ゲート端子および上記第3および第4のNチャネル型M
    OSFETのゲート端子が上記第3の動作電位点に接続
    されたことを特徴とするバッファ回路。
  4. 【請求項4】請求項3に記載のバッファ回路において、
    第3の信号に応答して、上記第3のNチャネル型MOS
    FETのソース端子と上記第4のNチャネル型MOSF
    ETのソース端子のいずれか一方を選択的に上記第2の
    動作電位点に一致させる第2の手段を具備することを特
    徴とするバッファ回路。
  5. 【請求項5】請求項4に記載のバッファ回路において、
    上記第3の信号はそのハイレベルが上記第3の動作電位
    点よりも高くはない電位でありそのロウレベルが上記第
    2の動作電位点に一致することを特徴とするバッファ回
    路。
  6. 【請求項6】請求項4に記載のバッファ回路において、
    上記第2の手段は、そのドレイン・ソース経路を介して
    上記第3のNチャネル型MOSFETのソース端子と上
    記第2の動作電位点が接続される第5のNチャネル型M
    OSFETと、そのドレイン・ソース経路を介して上記
    第4のNチャネル型MOSFETのソース端子と上記第
    2の動作電位点が接続される第6のNチャネル型MOS
    FETを具備し、上記第5のNチャネル型MOSFET
    のゲート端子は上記第3の信号に応答し、上記第6のN
    チャネル型MOSFETのゲート端子は上記第3の信号
    の相補信号に応答することを特徴とするバッファ回路。
  7. 【請求項7】請求項1に記載のバッファ回路において、
    上記第2の信号を生成する第3の手段は、そのソース端
    子が上記第3の動作電位点に接続された第7および第8
    のPチャネル型MOSFETと、そのソース端子が上記
    第2の動作電位点に接続された第7および第8のNチャ
    ネル型MOSFETを具備し、上記第7のNチャネル型
    MOSFETのドレイン端子は上記第7のPチャネル型
    MOSFETのドレイン端子と上記第8のPチャネル型
    MOSFETのゲート端子に接続され、上記第8のNチ
    ャネル型MOSFETのドレイン端子は上記第8のPチ
    ャネル型MOSFETのドレイン端子と上記第7のPチ
    ャネル型MOSFETのゲート端子に接続され、上記第
    7のNチャネル型MOSFETのゲート端子は第4の信
    号に応答し、上記第8のNチャネル型MOSFETのゲ
    ート端子は上記第4の信号の相補信号に応答することを
    特徴とするバッファ回路。
  8. 【請求項8】請求項7に記載のバッファ回路において、
    上記第4の信号はそのハイレベルが上記第3の動作電位
    点よりも高くはない電位でありそのロウレベルが上記第
    2の動作電位点に一致することを特徴とするバッファ回
    路。
  9. 【請求項9】請求項1に記載のバッファ回路において、
    そのゲート端子が上記第3の動作電位点に接続されその
    ドレイン・ソース経路が上記第1の端子に接続された第
    9のNチャネル型MOSFETを具備することを特徴と
    するバッファ回路。
  10. 【請求項10】請求項3に記載のバッファ回路におい
    て、上記第1の信号を生成する上記第1の手段は、その
    ソース端子が上記第3の動作電位点に接続された第10
    および第11のNチャネル型MOSFETを具備し、上
    記第3のPチャネル型MOSFETのドレイン端子は上
    記第10のNチャネル型MOSFETのドレイン端子お
    よび上記第11のNチャネル型MOSFETのゲート端
    子に接続され、上記第5のPチャネル型MOSFETの
    ドレイン端子は上記第11のNチャネル型MOSFET
    のドレイン端子および上記第10のNチャネル型MOS
    FETのゲート端子に接続されたことを特徴とするバッ
    ファ回路。
  11. 【請求項11】請求項1に記載のバッファ回路におい
    て、上記第1の動作電位点と上記第2の動作電位点の中
    間電位よりも低い電位の信号を上記第1の動作電位点と
    同電位の信号に変換することを特徴とするバッファ回
    路。
  12. 【請求項12】請求項1に記載されたバッファ回路を同
    一チップ内に搭載していることを特徴とする半導体集積
    回路。
  13. 【請求項13】請求項12に記載された半導体集積回路
    を少なくとも1個はパッケージ・ボード上に有する情報
    処理装置。
  14. 【請求項14】第1の電位と、第2の電位と、上記第1
    の電位と上記第2の電位との間の第3の電位とが接続さ
    れたバッファ回路において、 上記第2の電位を基準とする入力信号を上記第1の電位
    と上記第3の電位との間で変化する信号に変換する第1
    の回路と、 上記入力信号を上記第2の電位と上記第3の電位との間
    で変化する信号に変換する第2の回路と、 上記第1の回路の出力信号をそのゲートに入力し、その
    ソースが上記第1の電位に接続された第1導電型の第1
    のトランジスタと、 上記第3の電位をそのゲートに入力し、そのソースが上
    記第1のトランジスタのドレインに接続された上記第1
    導電型の第2のトランジスタと、 上記第2のトランジスタのドレインに接続された出力端
    子と、 上記第3の電位をそのゲートに入力し、そのドレインが
    上記出力端子に接続された第2導電型の第3のトランジ
    スタと、 上記第2の回路の出力信号をそのゲートに入力し、その
    ドレインが上記第3のトランジスタのソースに接続さ
    れ、そのソースが上記第2の電位に接続された上記第2
    導電型の第4のトランジスタとを具備することを特徴と
    するバッファ回路。
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