JP3258229B2 - レベル変換回路及び半導体集積回路 - Google Patents

レベル変換回路及び半導体集積回路

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、異なる電源電圧を
有するデジタル回路間のインターフェースとして機能す
るレベル変換回路、及びこのレベル変換回路を搭載した
半導体集積回路に関する。
【0002】
【従来の技術】MOSトランジスタのプロセスが微細化
されるにつれて、許容ゲート酸化膜耐圧は下がってきて
おり、0.6μm程度の微細化プロセスでは、その耐圧
は4V程度であり、3.3V電源の回路では支障は来さ
ないが、従来から一般に使われてきた5V電源では、通
常の論理回路を構成することはできない。従って、許容
ゲート酸化膜耐圧が5Vよりも低い集積回路は、3.3
V程度の電源電圧で使用せざるを得えない。
【0003】この3.3V系の集積回路と5V電源系の
集積回路とを組み合わせて使用する場合、低電圧電源系
から高電圧電源系への信号伝達が容易でなく、従来では
以下に示すような技術を用いて低電圧電源系から高電圧
電源系へのレベル変換を行っている。
【0004】図7は、従来より一般的なCMOSレベル
変換回路の構成例を示す回路図である(第1の従来回
路)。
【0005】このレベル変換回路は、同図に示すよう
に、5V電源(VDD)とグランド間に接続された2段
のCMOS回路より構成されている。1段目のCMOS
回路は、Pチャネル型MOSトランジスタ(以下、単に
P−MOSという)101とNチャネル型MOSトラン
ジスタ(以下、単にN−MOSという)102とで構成
され、2段目のCMOS回路は、P−MOS103とN
−MOS104とで構成されている。
【0006】3V(“1”レベル)の入力信号IN1が
与えられると、N−MOS102がオンし、同時に、0
V(“0”レベル)の入力信号IN2が与えられてN−
MOS104はオフする。一方、N−MOS102のオ
ンによりP−MOS103がオンし、このP−MOS1
03のオンによりP−MOS101がオフする。従っ
て、出力信号OUT1,OUT2はそれぞれ5V,0V
となる。
【0007】また、入力信号IN1が3Vから0Vに変
化すると、N−MOS102がオフし、同時に、入力信
号IN2が0Vから3Vへ変化しN−MOS104はオ
ンする。N−MOS104のオンによりP−MOS10
1がオンし、その結果、P−MOS103がオフする。
従って、出力信号OUT1,OUT2はそれぞれ0V,
5Vになる。
【0008】このようにして、本回路では3V電源系か
ら5V電源系へのレベル変換を行っている。
【0009】図8は、特開平4−150411号公報に
開示されたレベル変換回路の構成を示す回路図である
(第2の従来回路)。
【0010】このレベル変換回路は、同図に示すよう
に、高電圧(VDD:5V)電源を有するラッチ回路2
00を備え、このラッチ回路200のノードN11,N
12とグランドの間にはN−MOS211,212がそ
れぞれ接続されている。N−MOS211のゲートに
は、低電圧(VCC:3V)電源系の信号INが印加さ
れ、またN−MOS212のゲートには、低電圧(VC
C:3V)電源を有するインバータ213を介して前記
信号INの反転信号が印加されるようになっている。
【0011】ラッチ回路200のノードN11,N12
がそれぞれ5V,0Vである場合に、入力信号INが3
V(“1”レベル)になると、N−MOS211がオン
し、N−MOS212はオフする。その結果、ノードN
11の電位は0Vにシフトするので、ラッチ回路200
のノードN12より5V(“1”レベル)に維持された
出力信号OUTが得られる。
【0012】図9は、米国特許公報(U.S.P530
0832)に開示されたレベル変換回路の構成を示す回
路図である(第3の従来回路)。
【0013】このレベル変換回路は、ゲート酸化膜耐圧
が高電圧電源(5V)よりも低いMOSトランジスタの
みを用い、低電圧電源系から高電圧電源系へのレベル変
換を行うものである。
【0014】同図に示すように、このレベル変換回路
は、MOSトランジスタ300〜313からなるレベル
変換部と、MOSトランジスタ314〜317からなる
出力部とで構成されている。レベル変換部は、低電圧
(VCC:3V)電源系の入力信号INを入力して、ノ
ードN21,N22にレベル変換用の制御信号を出力す
る。出力部は、前記レベル変換部からの制御信号を受け
て、高電圧(VDD:5V)電源系の信号として0V〜
5Vの出力信号OUT1と中間電位〜5Vの出力信号O
UT2を出力し、さらに0V〜中間電位の出力信号OU
T3を出力するようになっている。
【0015】入力信号INが“0”レベルになると、P
−MOS306,307がオンし、ノードN23,N2
4がプルアップする。ノードN23が“1”レベルにな
ることにより、N−MOS304がオンし、P−MOS
301及びN−MOS302を通過する電流経路が形成
される。その結果、ノードN25がプルダウンし、P−
MOS308がオンする。
【0016】P−MOS308がオンすると、ノードN
21が“1”レベルになるだけでなく、P−MOS30
9及びN−MOS310,311を通過する電流経路が
形成され、ノードN22も“1”レベルになる。その結
果、P−MOS314がオフし、N−MOS317がオ
ンし、出力信号OUT1,OUT3は0V、出力信号O
UT2は中間電位となる。
【0017】一方、入力信号INが“1”レベルになる
と、N−MOS305,312がオンし、ノードN2
2,N23の電位はプルダウンする。ノードN22がプ
ルダウンすることにより、N−MOS317がオフす
る。そして、ノードN21の電位がVDD(5V)より
も低くなったとき、P−MOS314はオンし、出力信
号OUT1,OUT2は5V、出力信号OUT3は中間
電位となる。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のレベル変換回路では次のような問題点があった。
【0019】すなわち、上記第1の従来回路(図7)で
は、回路を構成する全てのMOSトランジスタのゲート
に高電圧電源レベルの電圧が印加されるので、ゲート酸
化膜耐圧は高電圧電源レベル以上である必要となる。そ
のため、ゲート酸化膜を厚くし且つゲート長を長くして
高電圧に耐えるMOSトランジスタを、レベル変換回路
用として集積回路のチップ上に部分的に形成することに
なり、製造プロセスが複雑になる。
【0020】また、上記第2の従来回路(図8)でも同
様に、ラッチ回路200を構成する2個のインバータの
各トランジスタ及びN−MOS211,211を共に、
高電圧電源レベル以上のゲート酸化膜耐圧を有するトラ
ンジスタが必要となる。
【0021】一方、上記第3の従来回路(図9)では、
第1及び第2の従来回路とは異なり、ゲート酸化膜耐圧
が高電圧電源レベルよりも低いトランジスタだけで回路
を構成することができる。しかし、P−MOS314の
ゲート酸化膜耐圧を高電圧電源レベル(VDD)よりも
低く抑えるために、P−MOS309がオフしていく効
果を利用してP−MOS314のゲート電圧(ノードN
21)の振幅を制限している。つまり、P−MOS30
9のゲートには電位VBが与えられているため、ノード
N21の電位は、“0”レベルであっても(VB+Vt
h)までしか下がらない(Vth:P−MOSの閾値電
圧)。このP−MOS309がオフしていき、ノードN
21の電位が(VB+Vth)に自然と安定する現象を
利用して、P−MOS314のゲート電圧の振幅を制限
している。このため、高速な動作ができないという問題
がある。また、P−MOS314がオンしているときの
ゲート電圧(ノード21の電位)は、VDD−(VB+
Vth)となり、(VB+Vth)が3Vとよりも高い
とすると、このゲート電圧は低い値になる。従って、出
力部の負荷駆動能力が低下するという問題もあった。
【0022】本発明は、上述の如き従来の問題点を解決
するためになされたもので、その目的は、ゲート酸化膜
耐圧が高電圧電源レベルよりも低いMOSトランジスタ
のみで構成でき、静止時の消費電力の増加を抑え、しか
も高速動作が可能で且つ負荷駆動能力も十分なレベル変
換回路を提供することである。またその他の目的は、上
記目的に加え、誤動作なく的確に動作させることが可能
なレベル変換回路を提供することである。その他の目的
は、上記目的に加え、適用範囲の広いレベル変換回路を
提供することである。さらに、その他の目的は、上記レ
ベル変換回路を搭載した半導体集積回路を提供すること
である。
【0023】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1の発明であるレベル変換回路の特徴は、高電圧
が印加される高電圧電源と第1の出力ノードとの間に直
列接続された第1及び第2のPチャネル型MOS、並び
に前記第1の出力ノードとグランドとの間に直列接続さ
れた第1及び第2のN−MOSを有し、プルアップ用と
して機能する前記第1のP−MOSのゲートに第1の信
号が印加され、プルダウン用として機能する前記第2の
N−MOSのゲートに前記高電圧よりも低い低電圧とグ
ランド電圧との間の振幅を有する入力信号が印加され、
前記第2のP−MOS及び前記第1のN−MOSの各ゲ
ートに低電圧が共通して印加される第1のCMOS回路
と、 前記高電圧電源と第2の出力ノードとの間に接続
され前記第1の信号がゲートに印加される第3のP−M
OS、及び前記第2の出力ノードと低電圧が印加される
低電圧電源との間に接続され前記第1のCMOS回路の
前記第1の出力ノードの電位がゲートに印加される第4
のP−MOSを有する第1の中間回路と、前記高電圧電
源と第3の出力ノードとの間に接続され前記第1の中間
回路の第2の出力ノードの電位がゲートに印加される第
5のP−MOS、及び前記第3の出力ノードと前記低電
圧電源との間に接続され出力信号がゲートに印加される
第6のP−MOSを有し、前記第3の出力ノードより前
記第1の信号を出力する第2の中間回路と、前記高電圧
電源と第4の出力ノードとの間に直列接続された前記第
7及び第8のP−MOS、並びに前記第4の出力ノード
とグランドとの間に直列接続された第3及び第4のN−
MOSを有し、プルアップ用として機能する前記第7の
P−MOSのゲートに前記第1の中間回路の前記第2の
出力ノードの電位が印加され、プルダウン用として機能
する前記第4のN−MOSのゲートに前記入力信号の反
転信号が印加され、前記第8のP−MOS及び前記第3
のN−MOSの各ゲートに低電圧が共通して印加され、
前記第4の出力ノードより前記出力信号として前記高電
圧とグランド電圧の間の振幅を有する信号を外部へ出力
する第2のCMOS回路とを備えたことにある。
【0024】この第1の発明によれば、入力信号が低電
圧レベル(“1”レベル)である場合は、第2のN−M
OSがオンし、これによって第4のP−MOSがオンす
る結果、第5及び第7のP−MOSもオンする。一方、
入力信号の反転信号により第4のN−MOSはオフし、
これによって第6のP−MOSもオフする。その結果、
第1及び第3のP−MOSがオフする。従って、高電圧
レベル(“1”レベル)の出力信号が出力される。この
状態では、第1、第3及び第6のP−MOSと第4のN
−MOSがオフ状態にあるので、本レベル変換回路内に
静的な直流電流パスは存在しない。一方、入力信号が低
電圧レベルからグランドレベル(“0”レベル)へ変化
した場合は、第4のN−MOSがオンし、これによっ
て、第6のP−MOSがオンする結果、第1及び第3の
P−MOSもオンする。そして、第4のP−MOSがオ
フするため、第5及び第7のP−MOSがオフして直流
パスが絶たれ、グランドレベルの出力信号が出力され
る。これらの作用において、上記各トランジスタのゲー
ト酸化膜には静的に低電圧レベルを越える電位が加わら
ないため、本レベル変換回路は、許容ゲート酸化膜耐圧
が高電圧電源レベルよりも低いMOSトランジスタのみ
で構成することができる。さらに、与えられた電源レベ
ルを、オンしたトランジスタで次のトランジスタのゲー
トに供給する方式であるため、ゲート電圧の振幅の制限
にソースフォロアトランジスタのオフする効果を利用し
た前述の第3の従来回路よりも高速に動作し、加えて負
荷駆動能力の低下も抑えられる。また、上記MOSトラ
ンジスタに接続される低電圧電源を、個別に異なる低電
圧の電圧源とすることにより、トランジスタのオン抵抗
を調整することができる。
【0025】第2の発明であるレベル変換回路の特徴
は、上記第1の発明において、前記第1のCMOS回路
における前記第1及び第2のPチャネル型MOSトラン
ジスタの直列オン抵抗は、前記第1及び第2のNチャネ
ル型MOSトランジスタの直列オン抵抗よりも大きく設
定し、前記第2のCMOS回路における前記第7及び第
8のPチャネル型MOSトランジスタの直列オン抵抗
は、前記第3及び第4のNチャネル型MOSトランジス
タの直列オン抵抗よりも大きく設定すると共に、前記第
1の中間回路における第3のPチャネル型MOSトラン
ジスタのオン抵抗は第4のPチャネル型MOSトランジ
スタのオン抵抗よりも大きく設定し、前記第2の中間回
路における第5のPチャネル型MOSトランジスタのオ
ン抵抗は第6のPチャネル型MOSトランジスタのオン
抵抗よりも大きく設定したことにある。
【0026】この第2の発明によれば、上記第1の発明
の回路を正確に動作させることができる。
【0027】第3の発明であるレベル変換回路の特徴
は、高電圧が印加される高電圧電源と第1の出力ノード
との間に直列接続された第1及び第2のPチャネル型M
OSトランジスタ、並びに前記第1の出力ノードとグラ
ンドとの間に直列接続された第1及び第2のNチャネル
型MOSトランジスタを有し、プルアップ用として機能
する前記第1のPチャネル型MOSトランジスタのゲー
トに第1の信号が印加され、プルダウン用として機能す
る前記第2のNチャネル型MOSトランジスタのゲート
に接続された入力ノードに前記高電圧よりも低い低電圧
とグランド電圧との間の振幅を有する入力信号が印加さ
れ、前記第2のPチャネル型MOSトランジスタ及び前
記第1のNチャネル型MOSトランジスタの各ゲートに
低電圧が共通して印加される第1のCMOS回路と、前
記高電圧電源と第2の出力ノードとの間に接続され前記
第1の信号がゲートに印加される第3のPチャネル型M
OSトランジスタ、及び前記第2の出力ノードと低電圧
が印加される低電圧電源との間に接続され前記第1のC
MOS回路の前記第1の出力ノードの電位がゲートに印
加される第4のPチャネル型MOSトランジスタを有す
る第1の中間回路と、前記高電圧電源と第3の出力ノー
ドとの間に接続され前記第1の中間回路の第2の出力ノ
ードの電位がゲートに印加される第5のPチャネル型M
OSトランジスタ、及び前記第3の出力ノードと前記低
電圧電源との間に接続され出力信号がゲートに印加され
る第6のPチャネル型MOSトランジスタを有し、前記
第3の出力ノードより前記第1の信号を出力する第2の
中間回路と、前記高電圧電源と第4の出力ノードとの間
に直列接続された前記第7及び第8のPチャネル型MO
Sトランジスタ、並びに前記第4の出力ノードと前記入
力ノードとの間に接続された第3のNチャネル型MOS
トランジスタを有し、プルアップ用として機能する前記
第7のPチャネル型MOSトランジスタのゲートに前記
第1の中間回路の前記第2の出力ノードの電位が印加さ
れ、且つ前記第8のPチャネル型MOSトランジスタ及
びプルダウン用として機能する前記第3のNチャネル型
MOSトランジスタの各ゲートに低電圧が共通して印加
され、前記第4の出力ノードより前記出力信号として前
記高電圧とグランド電圧の間の振幅を有する信号を外部
へ出力する第2のCMOS回路とを備えたことにある。
【0028】この第3の発明によれば、上記第1の発明
における第4のN−MOSを省略し、入力信号を1種類
とすることができる。入力信号が低電圧レベル(“1”
レベル)である場合は、上記第1の発明と同様の作用を
行い、高電圧レベル(“1”レベル)の出力信号が出力
される。この状態では、第1、第3及び第6のP−MO
Sと第3のN−MOSがオフ状態にあるので、本レベル
変換回路内に静的な直流電流パスは存在しない。また、
入力信号が低電圧レベルからグランドレベル(“0”レ
ベル)へ変化した場合は、第2のN−MOSがオフし、
第3のN−MOSはオンしてその後は第1の発明と同様
の作用が行われ、グランドレベルの出力信号が出力され
る。これにより、上記第1の発明と同様に、許容ゲート
酸化膜耐圧が高電圧電源よりも低いMOSトランジスタ
のみで回路を構成することができ、前述の第3の従来回
路よりも高速に動作し、加えて負荷駆動能力の低下も抑
えられる。
【0029】第4の発明であるレベル変換回路の特徴
は、高電圧が印加される高電圧電源と第1の出力ノード
との間に直列接続された第1及び第2のPチャネル型M
OSトランジスタ、並びに前記第1の出力ノードと入力
ノードとの間に接続された第1のNチャネル型MOSト
ランジスタを有し、プルアップ用として機能する前記第
1のPチャネル型MOSトランジスタのゲートに第1の
信号が印加され、プルダウン用として機能する前記第1
のNチャネル型MOSトランジスタのソースに接続され
た前記入力ノードに前記高電圧よりも低い低電圧とグラ
ンド電圧との間の振幅を有する入力信号が印加され、前
記第2のPチャネル型MOSトランジスタ及び前記第1
のNチャネル型MOSトランジスタの各ゲートに低電圧
が共通して印加される第1のCMOS回路と、前記高電
圧電源と第2の出力ノードとの間に接続され前記第1の
信号がゲートに印加される第3のPチャネル型MOSト
ランジスタ、及び前記第2の出力ノードと低電圧が印加
される低電圧電源との間に接続され前記第1のCMOS
回路の前記第1の出力ノードの電位がゲートに印加され
る第4のPチャネル型MOSトランジスタを有する第1
の中間回路と、前記高電圧電源と第3の出力ノードとの
間に接続され前記第1の中間回路の第2の出力ノードの
電位がゲートに印加される第5のPチャネル型MOSト
ランジスタ、及び前記第3の出力ノードと前記低電圧電
源との間に接続され出力信号がゲートに印加される第6
のPチャネル型MOSトランジスタを有し、前記第3の
出力ノードより前記第1の信号を出力する第2の中間回
路と、前記高電圧電源と第4の出力ノードとの間に直列
接続された前記第7及び第8のPチャネル型MOSトラ
ンジスタ、並びに前記第4の出力ノードとグランドとの
間に直列接続された第2及び第3のNチャネル型MOS
トランジスタを有し、プルアップ用として機能する前記
第7のPチャネル型MOSトランジスタのゲートに前記
第1の中間回路の前記第2の出力ノードの電位が印加さ
れ、プルダウン用として機能する前記第3のNチャネル
型MOSトランジスタのゲートに前記入力信号の反転信
号が印加され、前記第8のPチャネル型MOSトランジ
スタ及び前記第2のNチャネル型MOSトランジスタの
各ゲートに低電圧が共通して印加され、前記第4の出力
ノードより前記出力信号として前記高電圧とグランド電
圧の間の振幅を有する信号を外部へ出力する第2のCM
OS回路とを備えたことにある。
【0030】この第4の発明によれば、上記第1の発明
における第2のN−MOSを省略し、入力信号を1種類
とすることができる。入力信号がグランドレベル
(“0”レベル)である場合は、第1のN−MOSがオ
ンし、その後は上記第1の発明と同様の作用を行い、高
電圧レベル(“1”レベル)の出力信号が出力される。
この状態では、前記同様に本レベル変換回路内に静的な
直流電流パスは存在しない。また、入力信号がグランド
レベルから高電圧レベル(“1”レベル)へ変化した場
合は、第1のN−MOSはオフし、第3のN−MOSが
オンして、その後は、第1の発明と同様の作用を行い、
グランドレベルの出力信号が出力される。この第4の発
明も、許容ゲート酸化膜耐圧が高電圧電源よりも低いM
OSトランジスタのみで回路を構成することができ、前
述の第3の従来回路よりも高速に動作し、加えて負荷駆
動能力の低下も抑えられる。
【0031】第5の発明であるレベル変換回路の特徴
は、高電圧が印加される高電圧電源と第1の出力ノード
との間に直列接続された第1及び第2のPチャネル型M
OSトランジスタ、並びに前記第1の出力ノードと第1
の入力ノードとの間に接続された第1のNチャネル型M
OSトランジスタを有し、プルアップ用として機能する
前記第1のPチャネル型MOSトランジスタのゲートに
第1の信号が印加され、プルダウン用として機能する前
記第1のNチャネル型MOSトランジスタのソースに接
続された前記第1の入力ノードに前記高電圧よりも低い
低電圧とグランド電圧との間の振幅を有する入力信号が
印加され、前記第2のPチャネル型MOSトランジスタ
及び前記第1のNチャネル型MOSトランジスタの各ゲ
ートに低電圧が共通して印加される第1のCMOS回路
と、前記高電圧電源と第2の出力ノードとの間に接続さ
れ前記第1の信号がゲートに印加される第3のPチャネ
ル型MOSトランジスタ、及び前記第2の出力ノードと
低電圧が印加される低電圧電源との間に接続され前記第
1のCMOS回路の前記第1の出力ノードの電位がゲー
トに印加される第4のPチャネル型MOSトランジスタ
を有する第1の中間回路と、前記高電圧電源と第3の出
力ノードとの間に接続され前記第1の中間回路の第2の
出力ノードの電位がゲートに印加される第5のPチャネ
ル型MOSトランジスタ、及び前記第3の出力ノードと
前記低電圧電源との間に接続され出力信号がゲートに印
加される第6のPチャネル型MOSトランジスタを有
し、前記第3の出力ノードより前記第1の信号を出力す
る第2の中間回路と、前記高電圧電源と第4の出力ノー
ドとの間に直列接続された前記第7及び第8のPチャネ
ル型MOSトランジスタ、並びに前記第4の出力ノード
と第2の入力ノードとの間に接続された第2のNチャネ
ル型MOSトランジスタを有し、プルアップ用として機
能する前記第7のPチャネル型MOSトランジスタのゲ
ートに前記第1の中間回路の前記第2の出力ノードの電
位が印加され、且つプルダウン用として機能する前記第
2のNチャネル型MOSトランジスタのソースに接続さ
れた前記第2の入力ノードに前記入力信号の反転信号が
印加され、前記第8のPチャネル型MOSトランジスタ
及び前記第2のNチャネル型MOSトランジスタの各ゲ
ートに低電圧が共通して印加され、前記第4の出力ノー
ドより前記出力信号として前記高電圧とグランド電圧の
間の振幅を有する信号を外部へ出力する第2のCMOS
回路とを備えたことにある。
【0032】この第5の発明によれば、上記第1の発明
における第2及び第4のN−MOSを省略することがで
きる。入力信号がグランドレベル(“0”レベル)であ
る場合は、第1のN−MOSがオンし、その後は上記第
1の発明と同様の作用を行い、高電圧レベル(“1”レ
ベル)の出力信号が出力される。この状態では、この状
態では、第1、第3及び第6のP−MOSと第2のN−
MOSがオフ状態にあるので、本レベル変換回路内に静
的な直流電流パスは存在しない。また、入力信号がグラ
ンドレベルから高電圧レベル(“1”レベル)へ変化し
た場合は、第1のN−MOSはオフし、第2のN−MO
Sがオンして、その後は、第1の発明と同様の作用を行
い、グランドレベルの出力信号が出力される。この第5
の発明も、許容ゲート酸化膜耐圧が高電圧電源よりも低
いMOSトランジスタのみで回路を構成することがで
き、前述の第3の従来回路よりも高速に動作し、加えて
負荷駆動能力の低下も抑えられる。
【0033】第6の発明であるレベル変換回路の特徴
は、上記第1乃至第5の発明において、前記第1の信号
は、前記高電圧と前記低電圧の間の振幅を有する信号で
あり、該第1の信号を前記出力信号と独立して外部へ出
力する構成としたことにある。
【0034】この第6の発明によれば、上記第1乃至第
5の発明の回路の適用範囲が広くなる。
【0035】第7の発明であるレベル変換回路の特徴
は、上記第1乃至第6の発明において、前記第4及び第
6のPチャネル型MOSトランジスタのサブストレート
をそれぞれのソース側に接続して、他のPチャネル型M
OSトランジスタのサブストレートと分離したことにあ
る。
【0036】この第7の発明であるレベル変換回路によ
れば、第4及び第6のP−MOSのゲート酸化膜への負
荷を一層軽減することができる。
【0037】第8の発明であるレベル変換回路の特徴
は、上記第1乃至第7の発明において、低電圧が印加さ
れる低電圧電源とグランドとの間に接続され前記低電圧
とグランド電圧との間の振幅を有する信号を出力する低
電源回路と、前記低電源回路から出力された信号を前記
低電圧よりも高い高電圧とグランド電圧との間の振幅を
有する信号にレベル変換するレベル変換回路とを備えた
半導体集積回路において、前記レベル変換回路は、上記
第1乃至第7の発明のレベル変換回路で構成したことに
ある。
【0038】この第8の発明によれば、集積化されたレ
ベル変換回路において、上記第1乃至第7の発明と同様
の作用を奏する。
【0039】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係
るレベル変換回路の回路図である(第1、第2及び第6
の発明に対応)。
【0040】このレベル変換回路は、高電圧(5V:V
DD)電源とグランドとの間に接続されて、低電圧(3
V:VCC)とグランド電圧(0V)との間の振幅を有
する入力信号IN1を取り込む第1のCMOS回路10
と、5V電源とグランドとの間に接続されて、5V〜0
V間の振幅を有する出力信号OUT1を出力する第2の
CMOS回路20と、これら第1及び第2のCMOS回
路10,20の間に襷掛け接続された第1及び第2の中
間回路30,40とを備えている。ここで、これら各回
路10〜40を構成する全てのMOSトランジスタ(以
下に述べる)は、許容ゲート酸化膜耐圧が5Vよりも低
く且つ3Vよりも高い特性を有している。
【0041】より具体的には、CMOS回路10は、5
V電源とノードN1との間に直列接続されたP−MOS
11,12と、前記ノードN1とグランドとの間に直列
接続されたN−MOS13,14とで構成されている。
P−MOS11はプルアップ用として機能し、そのゲー
トには中間回路40の出力(第1の信号)が印加され、
さらに、N−MOS14はプルダウン用として機能し、
そのゲートには前記入力信号IN1が印加されるように
なっている。
【0042】P−MOS12及びN−MOS13は、そ
れぞれP−MOS11及びN−MOS14の過電圧保護
用として設けられ、その各ゲートには3V電源が共通し
て印加されている。また、P−MOS12のサブストレ
ート(N型ウェル領域)は、P−MOS11のサブスト
レート(N型ウェル領域)と共通して5V電源に接続さ
れ、N−MOS13のサブストレートは、N−MOS1
4のサブストレートと共通してグランドに接続されてい
る。
【0043】CMOS回路20は、上記CMOS回路1
0と同様の素子構成で、5V電源とノードN2との間に
直列接続されたP−MOS21,22と、ノードN2と
グランドとの間に直列接続されたN−MOS23,24
で構成されている。プルアップ用として機能するP−M
OS21のゲートには前記中間回路30の出力が印加さ
れ、プルダウン用として機能するN−MOS24のゲー
トには前記入力信号IN1の反転信号IN2が印加され
るようになっている。
【0044】一方、中間回路30は、5V電源とノード
N3との間に接続され前記中間回路40の出力(第1の
信号)がゲートに印加されるP−MOS31と、前記ノ
ードN3と3V電源との間に接続され前記CMOS回路
10のノードN1の電位がゲートに印加されるP−MO
S32とで構成されている。また、P−MOS31のサ
ブストレートは、P−MOS32のサブストレートと共
通して5V電源に接続されている。
【0045】中間回路40は、上記中間回路30と同様
の素子構成で、5V電源とノードN4との間に接続され
前記中間回路30のノードN3の電位がゲートに印加さ
れるP−MOS41と、ノードN4と3V電源との間に
接続され出力信号OUT1がゲートに印加されるP−M
OS42とで構成されている。
【0046】そして、CMOS回路20のノードN2よ
り、5V(“1”レベル)〜0V(“0”レベル)の振
幅で入力信号IN1と同相の出力信号OUT1が出力さ
れ、加えて中間回路40のノードN4より、5V
(“1”レベル)〜3V(“0”レベル)間の振幅を有
し入力信号IN1と同相の出力信号OUT2が出力され
るようになっている。
【0047】ここで、本回路を正確に動作させるため
に、各トランジスタのオン抵抗は次のような条件に設定
されている。すなわち、CMOS回路10におけるP−
MOS11,12の直列オン抵抗は、N−MOS13,
14の直列オン抵抗よりも大きくなるように、各々のト
ランジスタのディメンジョンが設定されている。同様の
設定がCMOS回路20におけるP−MOS21,22
とN−MOS23,24との間にもなされている。さら
に、中間回路30におけるP−MOS31のオン抵抗は
P−MOS32のオン抵抗よりも大きくなるように、ま
た中間回路40におけるP−MOS41のオン抵抗はP
−MOS42のオン抵抗よりも大きくなるように、各々
のトランジスタのディメンジョンが設定されている。
【0048】次に、以上のように構成されるレベル変換
回路の動作を説明する。
【0049】まず、3V(1レベル)の入力信号INI
が供給された場合の動作を説明する。入力信号INIが
3V(1レベル)であると、この信号IN1がゲートに
印加されるN−MOS14はオンし、上記オン抵抗の設
定からノードN1は0Vに近い電圧を出力する。その結
果、P−MOS32がオンし、ノードN3は3Vに近い
電圧を出力し、P−MOS41,21がオンする。
【0050】一方、N−MOS24のゲートには、0V
(0レベル)の入力信号IN2が印加されるので、N−
MOS24はオフし、ノードN2の電位は5Vとなる。
その結果、P−MOS42がオフし、P−MOS41は
オンしているのでノードN4の電位は5Vになる。ノー
ドN4の電位が5Vになると、P−MOS11,31は
オフし、ノードN1の電位は0Vになり、ノードN3の
電位は3Vとなる。従って、出力信号OUT1及びOU
T2は、5V(1レベル)となる。
【0051】なお、この状態において、P−MOS1
1,31,42及びN−MOS24はオフしているの
で、このレベル変換回路内に静的な直流電流バスは存在
しない。
【0052】次に入力信号IN1が3V(“1”レベ
ル)から0V(0レベル)に変化した場合の動作を説明
する。
【0053】N−MOS14はオフし、且つP−MOS
11もオフしているので、ノードN1の電位は定まらな
い。しかし、入力信号IN2は3V(1レベル)である
ため、N−MOS24がオンし、このときP−MOS2
1もオンしているが、ノードN2の電位は0Vに近いも
のとなる。その結果としてP−MOS42がオンし、こ
のときP−MOS41もオンしているが、ノードN4は
3Vに近い電位になる。
【0054】ノードN4が3Vに近い電位になると、P
−MOS11,31がオンし、ノードN1は、N−MO
S14が既にオフしているので5Vを出力する。その結
果、P−MOS32もオフし、ノードN3の電位も5V
となるため、P−MOS41,21はオフして直流電流
パスが絶たれ、ノードN2は0Vを出力し、ノードN4
は3Vを出力する。従って、出力信号OUT1は0V
(0レベル)、出力信号OUT2は3V(0レベル)が
出力される。
【0055】このような動作において、各トランジスタ
のゲートとソースまたはドレインあるいはサブストレー
トとの間に3Vを越える電圧が印加されることはない。
但し、P−MOS32及びP−MOS42には、5Vか
ら0Vの振幅の信号が加わり、0Vが加わる時に過渡的
に3Vを越える電圧がゲート酸化膜に加わるが、静止状
態では、該MOSトランジスタはオンし、ソース・ドレ
イン間に3V電源に接続されたチャネルが形成され、基
板電位の5Vはゲート酸化膜からシールドされるので、
このゲート酸化膜には静的に3Vを越える電位は加わら
ない。
【0056】このように本実施形態のレベル変換回路で
は、上記各トランジスタのゲート酸化膜には静的に3V
を越える電位が加わらないため、許容ゲート酸化膜耐圧
が5Vよりも低いMOSトランジスタのみで回路を構成
することができる。これにより、製造プロセスを複雑に
しないで低消費電力のレベル変換回路を実現することが
可能となる。さらに、与えられた電源レベルを、オンし
たトランジスタで次のトランジスタのゲートに供給する
方式であるため、ゲート電圧の振幅の制限にソースフォ
ロアトランジスタのオフする効果を利用した前述の第3
の従来回路よりも高速動作が可能となるだけでなく、負
荷駆動能力の低下も抑えることができる。
【0057】また、本実施形態では、低電圧レベルは全
て3Vになっているが、たとえば2Vの電位が他に存在
しているならば、P−MOS12及びP−MOS22の
ゲートのみを2V電圧源に接続しても、またP−MOS
32及びP−MOS42のドレインのみを2V電圧源に
接続しても回路は正常に動作する。3V電源に接続され
ている端子を個別に他の低電圧レベルに接続することに
より、トランジスタのオン抵抗を調整し、ディメンジョ
ンの設定に自由度を持たせることができる。
【0058】図2は、本発明の第2実施形態に係るレベ
ル変換回路の回路図であり、図1と共通の要素には同一
の符号が付されている(第3の発明に対応)。
【0059】上記図1に示す構成において、N−MOS
23のソースに、直接0Vから3Vの振幅を持った入力
信号を接続しても回路動作が損なわれることはない。こ
のようなことから、本実施形態は、図1に示す回路のN
−MOS24を省略した場合の例を示している。すなわ
ち、上記CMOS回路20に代えて設けられたCMOS
回路20’は、N−MOS24を省略してN−MOS2
3のソースに直接、入力信号IN1を印加した構成とな
っている。
【0060】このレベル変換回路によれば、入力信号I
N1が3V(“1”レベル)である場合は、上記第1実
施形態と同様の動作を行い、5V(“1”レベル)の出
力信号OUT1及びOUT2が出力される。この状態で
は、P−MOS11,31,42がオフ状態にあり、加
えてN−MOS23もオフしているため、本レベル変換
回路内に静的な直流電流パスは存在しない。一方、入力
信号IN1が3V(“1”レベル)から0V(“0”レ
ベル)へ変化した場合は、N−MOS14がオフし、N
−MOS23がオンするので、第1実施形態と同様に出
力信号OUT1が0V(“0”レベル)に、出力信号O
UT2が3V(“0”レベル)に変化する。
【0061】本実施形態では、上記第1実施形態と同様
の利点を有するほか、図1に示すN−MOS24を省略
でき、且つ入力信号を1種類とすることができるので、
第1実施形態よりも構成が簡素化される。
【0062】図3は、本発明の第3実施形態に係るレベ
ル変換回路の回路図であり、図1と共通の要素には同一
の符号が付されている(第4の発明に対応)。
【0063】上記図1に示す構成において、N−MOS
13のソースに、直接0Vから3Vの振幅を持った入力
信号を接続しても回路動作が損なわれることはない。こ
のようなことから、本実施形態は、図1に示す回路のN
−MOS14を省略した場合の例を示している。すなわ
ち、上記CMOS回路10に代えて設けられたCMOS
回路10’は、N−MOS14を省略してN−MOS1
3のソースに直接、入力信号IN2を印加した構成とな
っている。
【0064】このレベル変換回路によれば、入力信号I
N2が0V(“0”レベル)であるときには、N−MO
S13がオンし、その後は上記第1実施形態と同様の動
作が行われ、5V(“1”レベル)の出力信号OUT1
及びOUT2が出力される。この状態では、P−MOS
11,31,42及びN−MOS24がオフ状態にある
ため、本レベル変換回路内に静的な直流電流パスは存在
しない。
【0065】一方、入力信号IN2が0V(“0”レベ
ル)から3V(“1”レベル)へ変化した場合は、N−
MOS13がオフする一方で、N−MOS24がオン
し、その後は第1実施形態と同様の動作が行われ、出力
信号OUT1が0V(“0”レベル)に、出力信号OU
T2が3V(“0”レベル)に変化する。
【0066】このように、入力信号IN2に対して逆相
の出力信号OUT1及びOUT2が出力される。
【0067】本実施形態では、上記第1実施形態と同様
の利点を有するほか、図1に示すN−MOS14を省略
でき、且つ入力信号を1種類とすることができるので、
第1実施形態よりも構成が簡素化される。
【0068】図4は、本発明の第4実施形態に係るレベ
ル変換回路の回路図であり、図1と共通の要素には同一
の符号が付されている(第5の発明に対応)。
【0069】上記図1に示す構成において、N−MOS
13及びN−MOS23のソースに、直接0Vから3V
の振幅を持った入力信号を接続しても回路動作が損なわ
れることはない。このようなことから、本実施形態は、
図1に示す回路のN−MOS14及びN−MOS24を
省略した場合の例を示している。すなわち、上記CMO
S回路10及び20に代えて設けられたCMOS回路1
0’,20’は、N−MOS14及び24を省略してN
−MOS13及び23のソースに直接、それぞれ入力信
号IN1及びIN2を印加した構成となっている。
【0070】このレベル変換回路によれば、入力信号I
N1が0V(“0”レベル)であるときには、N−MO
S13がオンし、その後は上記第1実施形態と同様の動
作が行われ、5V(“1”レベル)の出力信号OUT1
及びOUT2が出力される。このとき、P−MOS1
1,31,42オフ状態にあり、またN−MOS23の
のソースには3V(“1”レベル)の入力信号IN2が
印加されているため、該N−MOS23もオフしてい
る。その結果、この状態では、本レベル変換回路内に静
的な直流電流パスは存在しない。
【0071】一方、入力信号IN1が0V(“0”レベ
ル)から3V(“1”レベル)へ変化した場合は、N−
MOS13がオフする一方で、N−MOS23がオン
し、その後は第1実施形態と同様の動作が行われ、出力
信号OUT1が0V(“0”レベル)に、出力信号OU
T2が3V(“0”レベル)に変化する。
【0072】このように、入力信号IN1に対して逆相
の出力信号OUT1及びOUT2が出力される。
【0073】本実施形態では、上記第1実施形態と同様
の利点を有するほか、図1に示すN−MOS14及びN
−MOS24を省略できるので、第1実施形態よりも構
成が簡素化される。
【0074】図5は、本発明の第5実施形態に係るレベ
ル変換回路の回路図であり、図1と共通の要素には同一
の符号が付されている(第7の発明に対応)。
【0075】本実施形態は、上記図1の構成において、
上記中間回路30,40とはサブストレートの接続構成
が異なる中間回路30’,40’を、上記中間回路3
0,40に代えて設けたものである。すなわち、上記第
1実施形態において、P−MOS32及びP−MOS4
2のオン時に形成されるチャネルにより基板電位の5V
がゲート酸化膜からシールドされ、該トランジスタのゲ
ート酸化膜には静的には3Vを越える電位は加わらない
点について述べた。この点について、本実施形態では、
P−MOS32及びP−MOS42の基板となるN型ウ
ェル(サブストレート)を他のP−MOSのN型ウェル
(サブストレート)から分離して各々のソースに接続す
ることによって、該P−MOS32及びP−MOS42
のゲート酸化膜への負荷をさらに軽減するようにしたも
のである。
【0076】この場合の回路動作も上記第1実施形態と
全く同じである。
【0077】図6は、本発明の第6実施形態に係る半導
体集積回路の回路図であり、図1と共通の要素には同一
の符号が付されている(第8の発明に対応)。
【0078】本実施形態は、上記図1に示したレベル変
換回路を集積回路のトライステイトバッファ回路に応用
したものである。このトライステイトバッファ回路は、
3V系の論理回路50を備え、この論理回路50の出力
側が図1に示す構成のレベル変換回路に接続されてい
る。3V系の論理回路50は、データ端子51及びイネ
ーブル端子52を有し、NANDゲート53、インバー
タ54,55及びNORゲート56で構成されている。
さらに、前記レベル変換回路の出力側には、プリバッフ
ァ回路60を介してメインバッファ回路70が接続され
ている。プリバッファ回路60は、P−MOS61,6
2で構成され、5V〜3V間の振幅の信号をP−MOS
71に供給し、またメインバッファ回路70は、P−M
OS71,72及びN−MOS73,74で構成され、
その出力に接続された出力パッド80から集積回路の外
部へ出力信号OUTを出力するようになっている。
【0079】次に、動作を説明する。イネーブル端子5
2に0V(0レベル)が与えられると、P−MOS71
には5V(1レベル)、N−MOS74には0V(0レ
ベル)が印加され、出力パッド80はハイインピーダン
ス状態になる。一方、イネーブル端子52に3V
(“1”レベル)且つデータ端子51に3V(1レベ
ル)が与えられると、P−MOS71のゲートに3V
(0レベル)、N−MOS74のゲートに0V(0レベ
ル)が印加され、出力パッド80は5V(1レベル)と
なる。
【0080】また、イネーブル端子52に3V(1レベ
ル)且つデータ端子51に0V(0レベル)が与えられ
た時は、P−MOS71のゲートには3V(0レベ
ル)、N−MOS74のゲートに3V(1レベル)が印
加され、出力パッド80は0V(“0”レベル)とな
り、トライステイトバッファとして機能する。
【0081】なお、P−MOS71のゲートを、レベル
変換回路における中間回路40の出力ノードN4(OU
T2)に接続することにより、プリバッファ回路70を
省略することも可能である。
【0082】上記各実施形態においては5Vと3Vの2
電源の場合について説明をしたが、0.25μmデバイ
ス世代では、ゲート酸化膜耐圧が3.3V以下になるこ
とが予想され、そのデバイス世代において、高電圧が
3.3V、低電圧が2Vというような組み合わせで本発
明を適用することも可能である。
【0083】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、第1の発明
であるレベル変換回路によれば、ゲート酸化膜耐圧が高
電圧電源レベルよりも低いMOSトランジスタのみで構
成でき、且つ静止時の消費電力を増すことなく低電圧電
源の振幅から高電圧電源の振幅に信号電圧振幅を変換す
ることができる。これにより、製造プロセスを複雑にし
ないで低消費電力のレベル変換回路を実現することが可
能となる。さらに、前述の第3の従来回路よりも高速動
作が可能となり、しかも負荷駆動能力の低下も抑えるこ
とができる。また、MOSトランジスタに接続される低
電圧電源を個別に異なる低電圧の電圧源とすることによ
り、トランジスタのオン抵抗を調整することができ、デ
ィメンジョンの設定に自由度を持たせることも可能とな
る。
【0084】第2の発明であるレベル変換回路によれ
ば、上記第1の発明の回路を誤動作なく的確に動作させ
ることが可能となる。
【0085】第3の発明であるレベル変換回路によれ
ば、上記第1の発明よりも簡単な構成で同様の効果を得
ることができる。
【0086】第4の発明であるレベル変換回路によれ
ば、上記第1の発明よりも簡単な構成で同様の効果を得
ることができる。
【0087】第5の発明であるレベル変換回路によれ
ば、上記第1の発明よりも簡単な構成で同様の効果を得
ることができる。
【0088】第6の発明であるレベル変換回路によれ
ば、上記第1乃至第5の発明の回路の応用範囲を広くす
ることが可能となる。
【0089】第7の発明であるレベル変換回路によれ
ば、上記第1乃至第6の発明の回路において、第4及び
第6のP−MOSのゲート酸化膜への負荷を一層軽減す
ることが可能となる。
【0090】第8の発明である半導体集積回路によれ
ば、集積化されたレベル変換回路において、上記第1乃
至第7の発明と同様の効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るレベル変換回路の
回路図である。
【図2】本発明の第2実施形態に係るレベル変換回路の
回路図である。
【図3】本発明の第3実施形態に係るレベル変換回路の
回路図である。
【図4】本発明の第4実施形態に係るレベル変換回路の
回路図である。
【図5】本発明の第5実施形態に係るレベル変換回路の
回路図である。
【図6】本発明の第6実施形態に係る半導体集積回路の
回路図である。
【図7】従来のレベル変換回路の構成を示す回路図であ
る(第1の従来回路)。
【図8】従来のレベル変換回路の構成を示す回路図であ
る(第2の従来回路)。
【図9】従来のレベル変換回路の構成を示す回路図であ
る(第3の従来回路)。
【符号の説明】
10 第1のCMOS回路 20 第2のCMOS回路 30 第1の中間回路 40 第2の中間回路 11 第1のP−MOS 12 第2のP−MOS 13 第1のN−MOS 14 第2のN−MOS 21 第7のP−MOS 22 第8のP−MOS 23 第2または第3のN−MOS 24 第3または第4のN−MOS 31 第3のP−MOS 32 第4のP−MOS 41 第5のP−MOS 42 第6のP−MOS N1 第1の出力ノード N2 第4の出力ノード N3 第2に出力ノード N4 第3の出力ノード VDD 5V電源 VCC 3V電源 IN1 入力信号 IN2 入力信号IN1の反転信号

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高電圧が印加される高電圧電源と第1の
    出力ノードとの間に直列接続された第1及び第2のPチ
    ャネル型MOSトランジスタ、並びに前記第1の出力ノ
    ードとグランドとの間に直列接続された第1及び第2の
    Nチャネル型MOSトランジスタを有し、プルアップ用
    として機能する前記第1のPチャネル型MOSトランジ
    スタのゲートに第1の信号が印加され、プルダウン用と
    して機能する前記第2のNチャネル型MOSトランジス
    タのゲートに前記高電圧よりも低い低電圧とグランド電
    圧との間の振幅を有する入力信号が印加され、前記第2
    のPチャネル型MOSトランジスタ及び前記第1のNチ
    ャネル型MOSトランジスタの各ゲートに低電圧が共通
    して印加される第1のCMOS回路と、 前記高電圧電源と第2の出力ノードとの間に接続され前
    記第1の信号がゲートに印加される第3のPチャネル型
    MOSトランジスタ、及び前記第2の出力ノードと低電
    圧が印加される低電圧電源との間に接続され前記第1の
    CMOS回路の前記第1の出力ノードの電位がゲートに
    印加される第4のPチャネル型MOSトランジスタを有
    する第1の中間回路と、 前記高電圧電源と第3の出力ノードとの間に接続され前
    記第1の中間回路の第2の出力ノードの電位がゲートに
    印加される第5のPチャネル型MOSトランジスタ、及
    び前記第3の出力ノードと前記低電圧電源との間に接続
    され出力信号がゲートに印加される第6のPチャネル型
    MOSトランジスタを有し、前記第3の出力ノードより
    前記第1の信号を出力する第2の中間回路と、 前記高電圧電源と第4の出力ノードとの間に直列接続さ
    れた前記第7及び第8のPチャネル型MOSトランジス
    タ、並びに前記第4の出力ノードとグランドとの間に直
    列接続された第3及び第4のNチャネル型MOSトラン
    ジスタを有し、プルアップ用として機能する前記第7の
    Pチャネル型MOSトランジスタのゲートに前記第1の
    中間回路の前記第2の出力ノードの電位が印加され、プ
    ルダウン用として機能する前記第4のNチャネル型MO
    Sトランジスタのゲートに前記入力信号の反転信号が印
    加され、前記第8のPチャネル型MOSトランジスタ及
    び前記第3のNチャネル型MOSトランジスタの各ゲー
    トに低電圧が共通して印加され、前記第4の出力ノード
    より前記出力信号として前記高電圧とグランド電圧の間
    の振幅を有する信号を外部へ出力する第2のCMOS回
    路とを備えたことを特徴とするレベル変換回路。
  2. 【請求項2】 前記第1のCMOS回路における前記第
    1及び第2のPチャネル型MOSトランジスタの直列オ
    ン抵抗は、前記第1及び第2のNチャネル型MOSトラ
    ンジスタの直列オン抵抗よりも大きく設定し、前記第2
    のCMOS回路における前記第7及び第8のPチャネル
    型MOSトランジスタの直列オン抵抗は、前記第3及び
    第4のNチャネル型MOSトランジスタの直列オン抵抗
    よりも大きく設定すると共に、 前記第1の中間回路における第3のPチャネル型MOS
    トランジスタのオン抵抗は第4のPチャネル型MOSト
    ランジスタのオン抵抗よりも大きく設定し、前記第2の
    中間回路における第5のPチャネル型MOSトランジス
    タのオン抵抗は第6のPチャネル型MOSトランジスタ
    のオン抵抗よりも大きく設定したことを特徴とする請求
    項1記載のレベル変換回路。
  3. 【請求項3】 高電圧が印加される高電圧電源と第1の
    出力ノードとの間に直列接続された第1及び第2のPチ
    ャネル型MOSトランジスタ、並びに前記第1の出力ノ
    ードとグランドとの間に直列接続された第1及び第2の
    Nチャネル型MOSトランジスタを有し、プルアップ用
    として機能する前記第1のPチャネル型MOSトランジ
    スタのゲートに第1の信号が印加され、プルダウン用と
    して機能する前記第2のNチャネル型MOSトランジス
    タのゲートに接続された入力ノードに前記高電圧よりも
    低い低電圧とグランド電圧との間の振幅を有する入力信
    号が印加され、前記第2のPチャネル型MOSトランジ
    スタ及び前記第1のNチャネル型MOSトランジスタの
    各ゲートに低電圧が共通して印加される第1のCMOS
    回路と、 前記高電圧電源と第2の出力ノードとの間に接続され前
    記第1の信号がゲートに印加される第3のPチャネル型
    MOSトランジスタ、及び前記第2の出力ノードと低電
    圧が印加される低電圧電源との間に接続され前記第1の
    CMOS回路の前記第1の出力ノードの電位がゲートに
    印加される第4のPチャネル型MOSトランジスタを有
    する第1の中間回路と、 前記高電圧電源と第3の出力ノードとの間に接続され前
    記第1の中間回路の第2の出力ノードの電位がゲートに
    印加される第5のPチャネル型MOSトランジスタ、及
    び前記第3の出力ノードと前記低電圧電源との間に接続
    され出力信号がゲートに印加される第6のPチャネル型
    MOSトランジスタを有し、前記第3の出力ノードより
    前記第1の信号を出力する第2の中間回路と、 前記高電圧電源と第4の出力ノードとの間に直列接続さ
    れた前記第7及び第8のPチャネル型MOSトランジス
    タ、並びに前記第4の出力ノードと前記入力ノードとの
    間に接続された第3のNチャネル型MOSトランジスタ
    を有し、プルアップ用として機能する前記第7のPチャ
    ネル型MOSトランジスタのゲートに前記第1の中間回
    路の前記第2の出力ノードの電位が印加され、且つ前記
    第8のPチャネル型MOSトランジスタ及びプルダウン
    用として機能する前記第3のNチャネル型MOSトラン
    ジスタの各ゲートに低電圧が共通して印加され、前記第
    4の出力ノードより前記出力信号として前記高電圧とグ
    ランド電圧の間の振幅を有する信号を外部へ出力する第
    2のCMOS回路とを備えたことを特徴とするレベル変
    換回路。
  4. 【請求項4】 高電圧が印加される高電圧電源と第1の
    出力ノードとの間に直列接続された第1及び第2のPチ
    ャネル型MOSトランジスタ、並びに前記第1の出力ノ
    ードと入力ノードとの間に接続された第1のNチャネル
    型MOSトランジスタを有し、プルアップ用として機能
    する前記第1のPチャネル型MOSトランジスタのゲー
    トに第1の信号が印加され、プルダウン用として機能す
    る前記第1のNチャネル型MOSトランジスタのソース
    に接続された前記入力ノードに前記高電圧よりも低い低
    電圧とグランド電圧との間の振幅を有する入力信号が印
    加され、前記第2のPチャネル型MOSトランジスタ及
    び前記第1のNチャネル型MOSトランジスタの各ゲー
    トに低電圧が共通して印加される第1のCMOS回路
    と、 前記高電圧電源と第2の出力ノードとの間に接続され前
    記第1の信号がゲートに印加される第3のPチャネル型
    MOSトランジスタ、及び前記第2の出力ノードと低電
    圧が印加される低電圧電源との間に接続され前記第1の
    CMOS回路の前記第1の出力ノードの電位がゲートに
    印加される第4のPチャネル型MOSトランジスタを有
    する第1の中間回路と、 前記高電圧電源と第3の出力ノードとの間に接続され前
    記第1の中間回路の第2の出力ノードの電位がゲートに
    印加される第5のPチャネル型MOSトランジスタ、及
    び前記第3の出力ノードと前記低電圧電源との間に接続
    され出力信号がゲートに印加される第6のPチャネル型
    MOSトランジスタを有し、前記第3の出力ノードより
    前記第1の信号を出力する第2の中間回路と、 前記高電圧電源と第4の出力ノードとの間に直列接続さ
    れた前記第7及び第8のPチャネル型MOSトランジス
    タ、並びに前記第4の出力ノードとグランドとの間に直
    列接続された第2及び第3のNチャネル型MOSトラン
    ジスタを有し、プルアップ用として機能する前記第7の
    Pチャネル型MOSトランジスタのゲートに前記第1の
    中間回路の前記第2の出力ノードの電位が印加され、プ
    ルダウン用として機能する前記第3のNチャネル型MO
    Sトランジスタのゲートに前記入力信号の反転信号が印
    加され、前記第8のPチャネル型MOSトランジスタ及
    び前記第2のNチャネル型MOSトランジスタの各ゲー
    トに低電圧が共通して印加され、前記第4の出力ノード
    より前記出力信号として前記高電圧とグランド電圧の間
    の振幅を有する信号を外部へ出力する第2のCMOS回
    路とを備えたことを特徴とするレベル変換回路。
  5. 【請求項5】 高電圧が印加される高電圧電源と第1の
    出力ノードとの間に直列接続された第1及び第2のPチ
    ャネル型MOSトランジスタ、並びに前記第1の出力ノ
    ードと第1の入力ノードとの間に接続された第1のNチ
    ャネル型MOSトランジスタを有し、プルアップ用とし
    て機能する前記第1のPチャネル型MOSトランジスタ
    のゲートに第1の信号が印加され、プルダウン用として
    機能する前記第1のNチャネル型MOSトランジスタの
    ソースに接続された前記第1の入力ノードに前記高電圧
    よりも低い低電圧とグランド電圧との間の振幅を有する
    入力信号が印加され、前記第2のPチャネル型MOSト
    ランジスタ及び前記第1のNチャネル型MOSトランジ
    スタの各ゲートに低電圧が共通して印加される第1のC
    MOS回路と、 前記高電圧電源と第2の出力ノードとの間に接続され前
    記第1の信号がゲートに印加される第3のPチャネル型
    MOSトランジスタ、及び前記第2の出力ノードと低電
    圧が印加される低電圧電源との間に接続され前記第1の
    CMOS回路の前記第1の出力ノードの電位がゲートに
    印加される第4のPチャネル型MOSトランジスタを有
    する第1の中間回路と、 前記高電圧電源と第3の出力ノードとの間に接続され前
    記第1の中間回路の第2の出力ノードの電位がゲートに
    印加される第5のPチャネル型MOSトランジスタ、及
    び前記第3の出力ノードと前記低電圧電源との間に接続
    され出力信号がゲートに印加される第6のPチャネル型
    MOSトランジスタを有し、前記第3の出力ノードより
    前記第1の信号を出力する第2の中間回路と、 前記高電圧電源と第4の出力ノードとの間に直列接続さ
    れた前記第7及び第8のPチャネル型MOSトランジス
    タ、並びに前記第4の出力ノードと第2の入力ノードと
    の間に接続された第2のNチャネル型MOSトランジス
    タを有し、プルアップ用として機能する前記第7のPチ
    ャネル型MOSトランジスタのゲートに前記第1の中間
    回路の前記第2の出力ノードの電位が印加され、且つプ
    ルダウン用として機能する前記第2のNチャネル型MO
    Sトランジスタのソースに接続された前記第2の入力ノ
    ードに前記入力信号の反転信号が印加され、前記第8の
    Pチャネル型MOSトランジスタ及び前記第2のNチャ
    ネル型MOSトランジスタの各ゲートに低電圧が共通し
    て印加され、前記第4の出力ノードより前記出力信号と
    して前記高電圧とグランド電圧の間の振幅を有する信号
    を外部へ出力する第2のCMOS回路とを備えたことを
    特徴とするレベル変換回路。
  6. 【請求項6】 前記第1の信号は、前記高電圧と前記低
    電圧の間の振幅を有する信号であり、該第1の信号を前
    記出力信号と独立して外部へ出力する構成としたことを
    特徴とする請求項1乃至請求項5記載のレベル変換回
    路。
  7. 【請求項7】 前記第4及び第6のPチャネル型MOS
    トランジスタのサブストレートをそれぞれのソース側に
    接続して、他のPチャネル型MOSトランジスタのサブ
    ストレートと分離したことを特徴とする請求項1乃至請
    求項6記載のレベル変換回路。
  8. 【請求項8】 低電圧が印加される低電圧電源とグラン
    ドとの間に接続され前記低電圧とグランド電圧との間の
    振幅を有する信号を出力する低電源用回路と、前記低電
    源用回路から出力された信号を前記低電圧よりも高い高
    電圧とグランド電圧との間の振幅を有する信号にレベル
    変換するレベル変換回路とを備えた半導体集積回路にお
    いて、 前記レベル変換回路は、請求項1乃至請求項7記載のレ
    ベル変換回路で構成したことを特徴とする半導体集積回
    路。
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