JPH09114382A - 粘着ラベル - Google Patents

粘着ラベル

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JPH09114382A
JPH09114382A JP7296264A JP29626495A JPH09114382A JP H09114382 A JPH09114382 A JP H09114382A JP 7296264 A JP7296264 A JP 7296264A JP 29626495 A JP29626495 A JP 29626495A JP H09114382 A JPH09114382 A JP H09114382A
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JP
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pressure
sensitive adhesive
adhesive label
layer
adhesive layer
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JP7296264A
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Toshikazu Yamada
敏数 山田
Tatsuya Tsukida
達也 月田
Kazuhiro Kon
和弘 今
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    • G09FDISPLAYING; ADVERTISING; SIGNS; LABELS OR NAME-PLATES; SEALS
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    • G09F3/10Fastening or securing by means not forming part of the material of the label itself by an adhesive layer
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    • G09EDUCATION; CRYPTOGRAPHY; DISPLAY; ADVERTISING; SEALS
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Abstract

(57)【要約】 【課題】例えば洗浄のような水との接触により容易に剥
離することができる粘着ラベルを提供すること。 【解決手段】本発明の粘着ラベル1は、基材層2と、粘
着剤層3とで構成されている。基材層2は、各種紙類、
織布、不織布、多孔質樹脂フィルムのような透水性を有
する材料で構成されてる。粘着剤層3は、界面活性剤を
2.0〜20wt%程度含むエマルション系の粘着剤で構
成されており、水との接触により粘着力が低減する。こ
の粘着剤層3は、70℃の温水を水圧5kg/cm2で連続的
に衝突させたとき、180秒以内に被着体4から剥離を
生じるという特性を有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、粘着ラベル、特に
洗浄に供される被着体に貼着して使用される粘着ラベル
に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、牛乳パック、瓶ビール、パン等
は、プラスチック製のコンテナ(ケース)に入れて輸
送、保管されているが、流通段階で、内容物の種類、個
数、配送先等を認識するために、これらを表示した粘着
ラベルがコンテナに貼着される。
【0003】従来、この粘着ラベルの粘着剤としては、
溶剤型のアクリル系粘着剤が使用されており、輸送中に
剥離、脱落等が生じないように、その粘着力は高く設定
されている。
【0004】ところで、前記コンテナは、複数回再使用
されるため、再使用する度にそれに応じた粘着ラベルを
貼着する必要がある。コンテナの再使用に際しては、コ
ンテナを自動洗浄器により洗浄するが、前述したよう
に、粘着ラベルの粘着力が高いため、この洗浄では粘着
ラベルが剥れず、よって、人手により粘着ラベルをコン
テナから剥す作業を行っていた。
【0005】しかしながら、この方法では、粘着ラベル
の剥離作業に多大な労力を要するため、コンテナの再使
用の度に、前回の粘着ラベルの上に新たな粘着ラベルを
重ねて貼るといういわゆる重ね貼りを行っていたが、こ
の場合には、コンテナの外観を損ない、また、厚さの増
大により重ね貼りの枚数にも限界があるという問題があ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、例え
ば洗浄のような水との接触により容易に剥離することが
できる粘着ラベルを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような目的は、下記
の(1)〜(7)の本発明により達成される。
【0008】(1) 基材層と、粘着剤層とを有する粘
着ラベルであって、前記粘着剤層は、界面活性剤を含む
エマルション系の粘着剤で構成されており、水との接触
により粘着力が低減するものであることを特徴とする粘
着ラベル。
【0009】(2) 前記粘着剤層中の前記界面活性剤
の含有量は、2.0〜20wt%である上記(1)に記載
の粘着ラベル。
【0010】(3) 前記界面活性剤は、ノニオン系界
面活性剤を主とするものである上記(1)または(2)
に記載の粘着ラベル。
【0011】(4) 基材層と、粘着剤層とを有する粘
着ラベルであって、前記粘着剤層は、70℃の温水を水
圧5kg/cm2で連続的に衝突させたとき、180秒以内に
被着体から剥離を生じる特性を有するものであることを
特徴とする粘着ラベル。
【0012】(5) 前記粘着剤層の乾燥時における粘
着力が300〜2000g/25mmである上記(1)ないし
(4)のいずれかに記載の粘着ラベル。
【0013】(6) 前記基材層は、透水性を有するも
のである上記(1)ないし(5)のいずれかに記載の粘
着ラベル。
【0014】(7) 前記粘着ラベルは、洗浄に供され
る被着体に貼着して使用されるものである上記(1)な
いし(6)のいずれかに記載の粘着ラベル。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の粘着ラベルを添付
図面に示す好適実施例に基づいて詳細に説明する。
【0016】図1は、本発明の粘着ラベルの実施例を示
す断面図である。同図では、本発明の粘着ラベル1が被
着体4に貼着された状態を示している。粘着ラベル1
は、基材層2と、粘着剤層3とで構成されている。
【0017】本実施例における基材層2の構成材料は、
特に限定されず、例えば、ポリプロピレン、ポリエチレ
ン、ポリエステル、ポリアミド、ポリイミド等の各種樹
脂や、アルミニウム箔等の金属箔で構成されたものであ
ってもよいが、後述する粘着剤層3への水分供給による
剥離を容易にするために、透水性(特に親水性)を有す
るものであるのが好ましい。
【0018】このような透水性を有する基材層2として
は、例えば、上質紙、コート紙、感熱紙等の各種紙類、
織布、不織布、多孔質ポリプロピレンフィルムのような
多孔質樹脂フィルムが挙げられる。
【0019】また、基材層2は、単層に限らず2層以上
の積層体で構成されたものであってもよい。
【0020】基材層2の粘着剤層3と反対側の面には、
例えば、文字、記号、図形、バーコード等の表示(印刷
等)が必要に応じ付される。
【0021】粘着剤層3は、界面活性剤を含むエマルシ
ョン系の粘着剤で構成されている。粘着剤(粘着性組成
物)としては、それぞれ、ゴム系粘着剤、アクリル系粘
着剤、シリコーン系粘着剤等いずれのものでもよいが、
そのなかでも特に、アクリル系粘着剤を主とするのが好
ましい。
【0022】アクリル系粘着剤としては、粘着性を与え
る低Tgの主モノマー成分、接着性や凝集力を与える高
Tgのコモノマー成分、架橋や接着性改良のための官能
基含有モノマー成分を主とする重合体または共重合体よ
りなる。
【0023】主モノマー成分としては、例えば、アクリ
ル酸エチル、アクリル酸ブチル、アクリル酸アミル、ア
クリル酸2−エチルヘキシル、アクリル酸オクチル、ア
クリル酸シクロヘキシル、アクリル酸ベンジル等のアク
リル酸アルキルエステルや、メタクリル酸ブチル、メタ
クリル酸2−エチルヘキシル、メタクリル酸シクロヘキ
シル、メタクリル酸ベンジル等のメタクリル酸アルキル
エステルが挙げられる。
【0024】コモノマー成分としてはアクリル酸メチ
ル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、酢酸ビ
ニル、スチレン、アクリロニトリル等が挙げられる。
【0025】官能基含有モノマー成分としては、例え
ば、アクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、イタコン
酸等のカルボキシル基含有モノマーや、2−ヒドロキシ
エチル(メタ)アクリレ−ト、2−ヒドロキシプロピル
(メタ)アクリレ−ト、N−メチロールアクリルアミド
等のヒドロキシル基含有モノマー、アクリルアミド、メ
タクリルアミド、グリシジルメタクリレート等が挙げら
れる。
【0026】このような材料が好ましい理由は、粘着
力、凝集力に優れるとともに、ポリマー中に不飽和結合
がないため光や酸素に対する安定性が高く、また、モノ
マーの種類や分子量の選択により用途に応じた任意の品
質、特性を得ることができるからである。
【0027】以上のような粘着剤は、非架橋型、架橋型
のいずれのものも使用できる。後者の場合、必要に応
じ、各種架橋剤を添加することができる。
【0028】粘着剤層3中には、界面活性剤が含まれて
おり、これにより、粘着剤層3の親水性が向上し、水と
の接触時、特に、洗浄に供された際に、粘着力が失活
し、容易に剥離する。
【0029】このような界面活性剤としては、例えば、
アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム、アルキルジフ
ェニルエーテルジスルホン酸ナトリウム、ラウリル硫酸
ナトリウム、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸
ナトリウムのようなアニオン系界面活性剤や、ポリオキ
シエチレンオクチルフェニルエーテル、ポリオキシエチ
レンノニルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンラウ
リルエーテルのようなノニオン系界面活性剤等が挙げら
れ、これらの内の1種または2種以上を混合して用いる
ことができる。この中でも、特に、疎水基が比較的小さ
く、親水性が高いという理由から、ノニオン系界面活性
剤を主とするのが好ましい。この場合、ノニオン系界面
活性剤としては、HLB(Hydrophilic-Lipophilic Bal
ance, 親水性−疎水性バランス)値の大きい種類が特に
好ましい。
【0030】粘着剤層3中の界面活性剤の含有量は、比
較的多い量とされる。すなわち、粘着剤層3中の界面活
性剤の含有量は、2.0〜20wt%(固形分比)程度で
あるのが好ましく、3.0〜18wt%(固形分比)程度
であるのがより好ましく、4.0〜15wt%(固形分
比)程度であるのがさらに好ましい。界面活性剤の含有
量が少な過ぎると、粘着剤層3の親水性の向上が不十分
となり、水との接触による粘着剤層3の剥離が生じ難く
なり、また、界面活性剤の含有量が多過ぎると、粘着剤
層3の凝集力等の物性低下を招き、また、粘着剤のしみ
出しや基材層2への浸透が生じるおそれがある。
【0031】なお、界面活性剤は、粘着剤の作製中にお
いて添加してもよいし、粘着剤作製後に追加添加しても
よい。
【0032】また、粘着剤層3には、例えば、可塑剤、
粘着付与剤、増粘剤、充填剤、老化防止剤、防腐剤、防
カビ剤、染料、顔料等の各種添加剤が必要に応じ添加さ
れていてもよい。
【0033】このような粘着剤層3は、通常は必要かつ
十分な粘着力を有し、水との接触により粘着力が低減す
るものであるが、次のような特性を有するものであるの
が好ましい。
【0034】粘着剤層3の乾燥時(水と接触させる前の
通常の状態)における粘着力は、300〜2000g/25
mmであるのが好ましく、500〜1500g/25mmである
のがより好ましい。この粘着力が低過ぎると、粘着ラベ
ルの使用時(被着体の運搬時、保管時等)において、粘
着ラベル1の不本意な剥離が生じ易くなり、また、粘着
力が高すぎると、界面活性剤の含有量等の条件によって
は、水との接触時に粘着剤層3の剥離が生じ難くなるお
それがある。
【0035】また、粘着剤層3は、粘着ラベル1に、7
0℃の温水を水圧5kg/cm2で連続的に衝突させたとき、
好ましくは180秒以内、より好ましくは150秒以
内、さらに好ましくは120秒以内に被着体4から剥離
を生じる(または粘着力が失われる)ような特性を有す
るものである。
【0036】このような特性を有するものである場合に
は、粘着ラベル1を貼着した例えばプラスチック製のコ
ンテナのような被着体4が、洗浄、特に自動洗浄器によ
る洗浄に供された場合に、洗浄終了までの間に被着体4
から粘着ラベル1を自動的に剥離、除去することができ
る。
【0037】粘着剤層3の厚さ(乾燥膜厚)は、特に限
定されないが、洗浄に供される被着体4に貼着して使用
するものである場合、3〜100μm 程度とするのが好
ましく、5〜50μm 程度とするのがより好ましい。
【0038】以上のような粘着ラベル1は、例えば、粘
着剤と界面活性剤とを含み、所定に調整された塗布液
を、基材層2に直接塗布し、乾燥することにより粘着剤
層3を形成するか、または、同様の塗布液を所定の転写
用シートに塗布し、乾燥して粘着剤層3を形成し、この
粘着剤層3を基材層2の片面に転写することにより製造
することができる。
【0039】なお、本発明の粘着ラベルは、粘着剤層3
に離型シート(図示せず)が貼着されているものであっ
てもよい。この離型シートとしては、いずれのものを使
用してもよく、例えば、ポリエチレンテレフタレート、
ポリブチレンテレフタレートポリカーボネート、ポリア
リレート等の各種樹脂よりなるフィルムや、ポリエチレ
ンラミネート紙、クレーコート紙、グラシン紙等の紙材
を基材とし、この基材の粘着剤層3との接合面に、離型
コート層(シリコーン層等)が形成されたものを用いる
ことができる。
【0040】本発明の粘着ラベル1は、洗浄、特に自動
洗浄器による洗浄(洗浄液は、水、アルカリ水溶液等)
に供される被着体4に貼着して使用されるものであるの
が好ましい。このような被着体4の代表的なものとして
は、例えば、牛乳パック、瓶ビール、パン等の食品を収
納するプラスチック製のコンテナ(ケース)が挙げられ
る。
【0041】なお、本発明において、被着体4は、この
ようなものに限定されないことは、言うまでもない。
【0042】また、図1に示すように、被着体4のラベ
ル貼着面5は、平滑な面であってもよいが、図2に示す
ように、例えばエンボス加工により形成される微小な凹
凸6を有する面(粗面)であるのが好ましい。ラベル貼
着面5が粗面である場合には、ラベル貼着面5に対する
粘着剤層3の粘着力が減少するとともに、被着体4の洗
浄時等に粗面の凹部を介して水分が侵入し、粘着剤層3
が水と接触し易くなるので、より容易に剥離することが
できる。
【0043】
【実施例】次に、本発明を具体的実施例によりさらに詳
細に説明する。
【0044】(実施例1)粘着剤層を形成するための塗
布液を以下のようにして調整し、該塗布液を基材層の片
面に塗布、乾燥して粘着剤層を形成した後、該粘着剤層
に離型シートを貼着して本発明の粘着ラベル(寸法:縦
100mm×横100mm)を製造した。
【0045】・塗布液の調整方法
【0046】アクリル酸2−エチルヘキシルと、アクリ
ル酸ブチルと、酢酸ビニルと、アクリル酸と、界面活性
剤(ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル)と
を、一般的な乳化重合の処方で反応させ、塗布液を調整
した。
【0047】また、製造された粘着ラベルにおける各層
の条件は、以下の通りである。
【0048】基材層 構成材料:上質紙 厚さ:80μm
【0049】粘着剤層 [粘着剤] アクリル酸2−エチルヘキシル:60重量部、 アクリル酸ブチル:32重量部、 酢酸ビニル:5重量部、 アクリル酸:3重量部 のアクリル酸エステル系重合体
【0050】[界面活性剤] ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル(ノニオン
系界面活性剤):6wt%(固形分比)
【0051】厚さ:20μm
【0052】離型シート 構成材料:グラシン紙、片面にシリコーン処理 厚さ:70μm
【0053】(実施例2)粘着剤層の厚さを30μm に
した以外は、実施例1と同様の粘着ラベルを製造した。
【0054】(実施例3)粘着剤層中の界面活性剤を以
下のようにした以外は、実施例1と同様の粘着ラベルを
製造した。
【0055】[界面活性剤] ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル(ノニオン
系界面活性剤):3wt%(固形分比)
【0056】(実施例4)粘着剤層中の界面活性剤を以
下のようにした以外は、実施例1と同様の粘着ラベルを
製造した。
【0057】[界面活性剤] ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル(ノニオン
系界面活性剤):4wt%(固形分比) ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム(アニオン系界
面活性剤):2wt%(固形分比)
【0058】(実施例5)粘着剤層中の粘着剤および界
面活性剤を以下のようにした以外は、実施例1と同様の
粘着ラベルを製造した。
【0059】[粘着剤] アクリル酸ブチル:62重量部、 アクリル酸2−エチルヘキシル:30重量部、 酢酸ビニル:5重量部、 アクリル酸:3重量部 のアクリル酸エステル系重合体
【0060】[界面活性剤] ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル(ノニオン
系界面活性剤):4wt%(固形分比) ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム(アニオン系界
面活性剤):2wt%(固形分比)
【0061】(実施例6)基材層として、厚さ80μm
の感熱紙を用いた以外は、実施例4と同様の粘着ラベル
を製造した。
【0062】(実施例7)基材層として、厚さ50μm
の多孔質ポリプロピレンフィルムを用いた以外は、実施
例1と同様の粘着ラベルを製造した。
【0063】(実施例8)基材層として、厚さ150μ
m の平織り木綿布を用いた以外は、実施例1と同様の粘
着ラベルを製造した。
【0064】(比較例1)粘着剤層を形成するための塗
布液(溶液)を以下のようにして調整し、この塗布液を
用いて溶剤型のアクリル系粘着剤よりなる粘着剤層を形
成した以外は、実施例1と同様の粘着ラベルを製造し
た。
【0065】・塗布液の調整方法
【0066】アクリル酸2−エチルヘキシル:60重量
部と、アクリル酸ブチル:32重量部と、酢酸ビニル:
5重量部と、アクリル酸:3重量部とを、酢酸エチルを
溶媒として一般的な重合処方で反応させた。この反応で
得られたポリマー100重量部に対し、1重量部のコロ
ネートL(日本ポリウレタン株式会社製)を架橋剤とし
て添加し、塗布液を調整した。
【0067】(比較例2)基材層として、厚さ50μm
の多孔質ポリプロピレンフィルムを用いた以外は、比較
例1と同様の粘着ラベルを製造した。
【0068】<実験>上記実施例1〜8、比較例1、2
の各粘着ラベルから離型シートを除去し、露出した粘着
剤層にて、次のA.B.2種の被着体にそれぞれ貼着し
た。
【0069】A.ポリプロピレン製の板材であり、ラベ
ル貼着面は、平滑面。 B.ポリプロピレン製の板材であり、ラベル貼着面は、
粗面(表面粗さRmax =40μm )。
【0070】次に、各粘着ラベルの粘着力をJIS Z 0237
に準拠し測定するとともに、洗浄テストとして、被着体
のラベル貼着部分に向けて70℃の温水を水圧5kg/cm2
で連続的に噴射し、粘着ラベルが剥離、脱落するまでの
時間を測定した。これらの結果を下記表1に示す。
【0071】
【表1】
【0072】表1に示す結果から明らかなように、実施
例1〜8の本発明の粘着ラベルは、比較例の粘着ラベル
に比べ、短時間で被着体から剥離、脱落することが確認
された。
【0073】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の粘着ラベル
によれば、粘着ラベルの使用時等には不本意な剥離を生
じず、例えば洗浄のような水との接触により容易に剥離
することができる。
【0074】特に、前述したコンテナのような洗浄に供
される被着体に貼着して使用した場合には、その洗浄に
伴って、粘着ラベルを剥離、除去することができるの
で、手作業で粘着ラベルを剥離するという煩雑さを回避
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の粘着ラベルの実施例を示す断面図であ
る。
【図2】本発明の粘着ラベルの実施例を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1 粘着ラベル 2 基材層 3 粘着剤層 4 被着体 5 ラベル貼着面 6 凹凸

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材層と、粘着剤層とを有する粘着ラベ
    ルであって、 前記粘着剤層は、界面活性剤を含むエマルション系の粘
    着剤で構成されており、水との接触により粘着力が低減
    するものであることを特徴とする粘着ラベル。
  2. 【請求項2】 前記粘着剤層中の前記界面活性剤の含有
    量は、2.0〜20wt%である請求項1に記載の粘着ラ
    ベル。
  3. 【請求項3】 前記界面活性剤は、ノニオン系界面活性
    剤を主とするものである請求項1または2に記載の粘着
    ラベル。
  4. 【請求項4】 基材層と、粘着剤層とを有する粘着ラベ
    ルであって、 前記粘着剤層は、70℃の温水を水圧5kg/cm2で連続的
    に衝突させたとき、180秒以内に被着体から剥離を生
    じる特性を有するものであることを特徴とする粘着ラベ
    ル。
  5. 【請求項5】 前記粘着剤層の乾燥時における粘着力が
    300〜2000g/25mmである請求項1ないし4のいず
    れかに記載の粘着ラベル。
  6. 【請求項6】 前記基材層は、透水性を有するものであ
    る請求項1ないし5のいずれかに記載の粘着ラベル。
  7. 【請求項7】 前記粘着ラベルは、洗浄に供される被着
    体に貼着して使用されるものである請求項1ないし6の
    いずれかに記載の粘着ラベル。
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Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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