JPH09113119A - プレハブ庫のネジ板付天井パネル - Google Patents
プレハブ庫のネジ板付天井パネルInfo
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- JPH09113119A JPH09113119A JP27159695A JP27159695A JPH09113119A JP H09113119 A JPH09113119 A JP H09113119A JP 27159695 A JP27159695 A JP 27159695A JP 27159695 A JP27159695 A JP 27159695A JP H09113119 A JPH09113119 A JP H09113119A
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Abstract
簡素化を図るとともに、ネジ板付天井パネルのコスト低
減を図ること。 【解決手段】 外装鋼板11と内装鋼板12とこれらの
周縁部を接続する枠材13,14によって形成される空
間に発泡樹脂Aを注入充填して構成され、枠材13,1
4での凹凸嵌合により接続されて、同接続部を梁20に
よって補強されるプレハブ庫の天井パネル10におい
て、外装鋼板11に設けた通孔11bに内方から嵌合し
て固定され梁20を固定するボルト30が外方から螺着
される段付のナット部15Aと、このナット部15Aと
一体で枠材13,14の内側凹凸部13a,14aに同
枠材の内方から外方に向けて係合する掛け止め部15B
とを備えたネジ板15を、前記空間に発泡樹脂Aを注入
充填する前に組付けた。
Description
続することにより組み立てられるプレハブ庫のパネルに
関し、特に、外装鋼板と内装鋼板とこれらの周縁部を接
続する枠材によって形成される空間に発泡樹脂を注入充
填して構成され、前記枠材での凹凸嵌合により接続され
て、同接続部を梁によって補強されるプレハブ庫の天井
パネルに関する。
えば実公昭61−35907号公報に示されている。こ
の公報に示されている天井パネルにおいては、梁を固定
するボルトのためのネジ板が同パネル内に組付けられて
いる。
報に示されている天井パネルにおいては、ネジ板が枠材
にビスを用いて予め固定されていて、部品数の増加及び
工数アップになる。また、ネジ板の天板部分と枠材の端
部が同一面(外装鋼板の内側面が当接する面)となるよ
うにして組み付けなければならず、このためには枠材に
設けるビス用ネジ孔及びネジ板に設けるビス挿通孔の各
製作精度を高精度とする必要があって、コストアップを
強いられる。また、ネジ板を予め組付けた枠材に外装鋼
板を組付ける際に、ネジ板のナット部と外装鋼板のボル
ト挿通孔を一致させて、これらに梁を固定するためのボ
ルトが組付けられるようにする必要があり、面倒な作業
を強いられる。
題に対処すべくなされたものであり、外装鋼板と内装鋼
板とこれらの周縁部を接続する枠材によって形成される
空間に発泡樹脂を注入充填して構成され、前記枠材での
凹凸嵌合により接続されて、同接続部を梁によって補強
されるプレハブ庫の天井パネルにおいて、前記外装鋼板
に設けた通孔に内方から嵌合して固定され前記梁を固定
するボルトが外方から螺着される段付のナット部と、こ
のナット部と一体で前記枠材の内側凹凸部に同枠材の内
方から外方に向けて係合する掛け止め部とを備えたネジ
板を、前記空間に前記発泡樹脂を注入充填する前に組付
けたことを特徴とする。この場合において、前記ネジ板
が前記ナット部から前記掛け止め部とは逆方向に延びて
先端部が前記発泡樹脂内に埋まる脚部を備えているのが
望ましい。
付天井パネルにおいては、ネジ板の段付ナット部を外装
鋼板の通孔に嵌合するとともに、ネジ板の掛け止め部を
枠材の内側凹凸部に係合させることにより、ネジ板の組
付を簡単に行うことができ、ネジ板を固定するためのビ
スが不要であってビス用ネジ孔も不要であり、高精度の
製作精度も要求されない。したがって、部品数の減少を
図ることができるとともに、工数の減少及び製作精度の
低精度化を図って作業の簡素化を図ることができ、コス
ト低減を図ることができる。
付ナット部を外装鋼板の通孔に嵌合しているため、ネジ
板のナット部と外装鋼板の通孔は必ず一致し、梁を固定
するためのボルトをネジ板のナット部に的確に螺合する
ことができる。また、当該天井パネルを製作した後のネ
ジ板は、段付ナット部にて外装鋼板の通孔に内方から嵌
合し、かつ掛け止め部にて枠材の内側凹凸部に同枠材の
内方から外方に向けて係合しているため、外装鋼板の内
側から外側に向けての引張り力に対して十分に耐えるこ
とができる。特に、ネジ板がナット部から掛け止め部と
は逆方向に延びて先端部が発泡樹脂内に埋まる脚部を備
えている場合には、この脚部にても上記引張り力に対し
て耐えることができる。
面に基づいて説明する。図1に示した本発明によるプレ
ハブ庫(例えば、冷蔵庫または冷凍庫)の各ネジ板付天
井パネル10は、矩形の外装鋼板11及び内装鋼板12
と、これらの周縁部を接続する複数の枠材(図1には天
井パネルの一側端の枠材13と他側端の枠材14のみが
示されていて、他の枠材は図示省略してある)によって
形成される空間に発泡樹脂Aを注入充填して構成されて
いて、図示右方のパネル10における枠材13と図示左
方のパネル10における枠材14との凹凸嵌合により接
続されており、同接続部が梁20によって補強されてい
る。各枠材13,14は、それぞれ樹脂成形品であり、
図示のごとく中間に断面凹凸形状の凹凸部13a,14
aを有していて、上下両端部には外装鋼板11及び内装
鋼板12の端部折り曲げ部11a,12aが嵌合する溝
13b、13c,14b、14cがそれぞれ形成されて
いる。梁20は、一対の鋼材21をボルト22とナット
23によって一体的に連結したものであり、各鋼材21
は図示のごとく断面略コ字状で背中合わせに接合されて
いる。
ネル10において発泡樹脂Aを注入充填する前にネジ板
15が外装鋼板11と各枠材13,14に組付けられて
いる。各ネジ板15は、短冊状に切断され中央に円形の
打ち出し部15a1を有して両側を屈曲形成された厚板
鋼板15aと、この厚板鋼板15aの打ち出し部15a
1背面に溶接した外周が略四角のナット15bによって
構成されていて、厚板鋼板15aの打ち出し部15a1
とナット15bによって段付のナット部15Aが構成さ
れ、また厚板鋼板15aの一方の端部の折り曲げ部によ
って掛け止め部15Bが構成され、また厚板鋼板15a
の他方の端部の折り曲げ部によって脚部15Cが構成さ
れており、厚板鋼板15aの打ち出し部15a1にはボ
ルト30の挿通孔(図示省略)が形成されている。な
お、各ネジ板15の配設位置は、各パネル10のコーナ
ー部であってもコーナー部間であってもよい。
の打ち出し部15a1にて外装鋼板11に設けた通孔1
1bに内方から嵌合して固定されるものであり、梁20
を固定するボルト30が外方から螺着されるようになっ
ている。掛け止め部15Bは、枠材13または14の内
側凹凸部13aまたは14aに同枠材の内方から外方に
向けて係合するものであり、段付のナット部15Aから
の上下方向長さは枠材13または14の内側凹凸部13
aまたは14aに合わせて設定されている。脚部15C
は、ナット部15Aから掛け止め部15Bとは逆方向に
延びて先端部が発泡樹脂A内に埋まるようになってい
て、上下方向長さ及び左右方向長さは発泡樹脂Aの強度
を考慮して設定されている。
付天井パネル10は、以下の各工程(1)〜(6)を経て製作
されている。工程(1) では、ネジ板15が段付ナット部
15Aにて外装鋼板11の通孔11bに図示のごとく嵌
合され、接着テープ(図示省略)にて外装鋼板11に固
定される。工程(2) では、ネジ板15のナット15b内
端に接着テープ(図示省略)が貼られて、ナット15b
のネジ孔が目張り(発泡樹脂Aの漏れ防止)される。工
程(3) では、各枠材13,14と他の枠材(図示省略)
がネジ板15を組付けた外装鋼板11に枠状の治具(図
示省略)を用いて組付けられ、このときに外装鋼板11
の端部折り曲げ部11aが各枠材13,14の溝13
b,14bに嵌合するとともに、各ネジ板15の掛け止
め部15Bが各枠材13,14の内側凹凸部13a,1
4aに係合する。工程(4) では、内装鋼板12の端部折
り曲げ部12aが各枠材13,14の溝13c,14c
に嵌合される。工程(5) では、工程(4) 後の組立体が発
泡樹脂注入機械(図示省略)にセットされる。工程(6)
では、外装鋼板11及び内装鋼板12とこれらの周縁部
を接続する複数の枠材(図示した枠材13及び枠材14
と図示省略した他の枠材)によって形成される空間に発
泡樹脂Aが所定の位置(図示省略)より注入充填され
る。
態のネジ板付天井パネル10においては、ネジ板15の
段付ナット部15Aを外装鋼板11の通孔11bに嵌合
するとともに、ネジ板15の掛け止め部15Bを枠材1
3または14の内側凹凸部13aまたは14aに係合さ
せることにより、ネジ板15の組付を簡単に行うことが
でき、ネジ板15を固定するためのビスが不要であって
ビス用ネジ孔も不要であり、高精度の製作精度も要求さ
れない。したがって、部品数の減少を図ることができる
とともに、工数の減少及び製作精度の低精度化を図って
作業の簡素化を図ることができ、当該パネル10のコス
ト低減を図ることができる。
15の段付ナット部15Aを外装鋼板11の通孔11b
に嵌合しているため、ネジ板15のナット部15Aと外
装鋼板11の通孔11bは必ず一致し、梁20を固定す
るためのボルト30をネジ板15のナット部15Aに的
確に螺合することができる。また、当該天井パネル10
を製作した後のネジ板15は、段付ナット部15Aにて
外装鋼板11の通孔11bに内方から嵌合し、かつ掛け
止め部15Bにて枠材13または14の内側凹凸部13
aまたは14aに同枠材の内方から外方に向けて係合
し、またナット部15Aから掛け止め部15Bとは逆方
向に延びて先端部が発泡樹脂A内に埋まる脚部15Cを
備えているため、外装鋼板11の内側から外側に向けて
の引張り力に対して十分に耐えることができる。
て、この実施形態においては、枠材14に代えて枠材1
6が採用されていることを除いて、図1の実施形態と同
じであるため、同一符号を付して説明は省略する。枠材
16は、樹脂成形品であり、図示のごとく中間に断面凹
凸形状(枠材14とは僅かに異なる形状)の凹凸部16
aを有していて、上下両端部には外装鋼板11及び内装
鋼板12の端部折り曲げ部11a,12aが嵌合する溝
16b、16cがそれぞれ形成されている。なお、図2
に示した各ネジ板付天井パネル10においても、図1に
示した各ネジ板付天井パネル10と同様の工程を経て製
作されていて、同様の作用効果が得られる。
5に先端部が発泡樹脂A内に埋まる脚部15Cを設けて
実施したが、これを無くして本発明を実施することも可
能である。また、上記した各実施形態においては、ネジ
板15の厚板鋼板15aに打ち出し部15a1を形成
し、これの背面にナット15bを溶接することにより段
付ナット部15Aを形成したが、厚板鋼板15aの打ち
出し部15a1に相当するものをナット15bに予め一
体的に形成し、これを厚板鋼板に設けた取付孔にナット
の一部が僅かに飛び出すようにして溶接して段付ナット
部を形成し、かかるネジ板を用いて本発明を実施するこ
とも可能である。
態を示す断面図である。
形態を示す断面図である。
通孔、12…内装鋼板、13,14…枠材、13a,1
4a…凹凸部、15…ネジ板、15A…段付のナット
部、15B…掛け止め部、15C…脚部、A…発泡樹
脂、20…梁、30…ボルト。
Claims (2)
- 【請求項1】 外装鋼板と内装鋼板とこれらの周縁部を
接続する枠材によって形成される空間に発泡樹脂を注入
充填して構成され、前記枠材での凹凸嵌合により接続さ
れて、同接続部を梁によって補強されるプレハブ庫の天
井パネルにおいて、前記外装鋼板に設けた通孔に内方か
ら嵌合して固定され前記梁を固定するボルトが外方から
螺着される段付のナット部と、このナット部と一体で前
記枠材の内側凹凸部に同枠材の内方から外方に向けて係
合する掛け止め部とを備えたネジ板を、前記空間に前記
発泡樹脂を注入充填する前に組付けたことを特徴とする
プレハブ庫のネジ板付天井パネル。 - 【請求項2】 前記ネジ板が前記ナット部から前記掛け
止め部とは逆方向に延びて先端部が前記発泡樹脂内に埋
まる脚部を備えていることを特徴とする請求項1に記載
のプレハブ庫のネジ板付天井パネル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27159695A JP3354039B2 (ja) | 1995-10-19 | 1995-10-19 | プレハブ庫のネジ板付天井パネル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27159695A JP3354039B2 (ja) | 1995-10-19 | 1995-10-19 | プレハブ庫のネジ板付天井パネル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09113119A true JPH09113119A (ja) | 1997-05-02 |
JP3354039B2 JP3354039B2 (ja) | 2002-12-09 |
Family
ID=17502287
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27159695A Expired - Lifetime JP3354039B2 (ja) | 1995-10-19 | 1995-10-19 | プレハブ庫のネジ板付天井パネル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3354039B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012031584A (ja) * | 2010-07-29 | 2012-02-16 | Nikkei Panel System Kk | 断熱パネルの接合構造 |
JP2012046932A (ja) * | 2010-08-26 | 2012-03-08 | Nikkei Panel System Kk | 断熱パネル |
KR101145795B1 (ko) * | 2010-04-29 | 2012-05-16 | (주)삼성판넬플랜트 | 냉동, 냉장고용 지붕판넬틀 및 이를 이용한 지붕판넬 제조방법 |
CN103741874A (zh) * | 2013-12-18 | 2014-04-23 | 安徽森泰塑木新材料有限公司 | 集成房屋梁结构 |
-
1995
- 1995-10-19 JP JP27159695A patent/JP3354039B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR101145795B1 (ko) * | 2010-04-29 | 2012-05-16 | (주)삼성판넬플랜트 | 냉동, 냉장고용 지붕판넬틀 및 이를 이용한 지붕판넬 제조방법 |
JP2012031584A (ja) * | 2010-07-29 | 2012-02-16 | Nikkei Panel System Kk | 断熱パネルの接合構造 |
JP2012046932A (ja) * | 2010-08-26 | 2012-03-08 | Nikkei Panel System Kk | 断熱パネル |
CN103741874A (zh) * | 2013-12-18 | 2014-04-23 | 安徽森泰塑木新材料有限公司 | 集成房屋梁结构 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP3354039B2 (ja) | 2002-12-09 |
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