JPH0285679A - 冷蔵庫の扉およびその製作方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は扉外板正面に丸み（曲面）をもたせた冷蔵庫の
扉に関するものである。

〔従来の技術〕

従来のこの種、冷蔵庫の扉には実開昭５４〜１７４０５
６及び実開昭５４〜１６７８４８号に示すものがある。

このものは薄板鉄板の両側部に立上り片とフランジ部と
を有す扉外板の上下部に化粧枠を取り付は箱体となし、
この箱体内に発泡断熱材を充填して断熱扉体を形成し、
その後上記断熱扉体に図に示されているように扉内板、
及びバッキングを取り付けていたものである。

〔発明が解決しようとする課題〕

上記従来技術は下記の点に付いては配慮されていなかっ
た。

１、バッキングの取付けは何れも扉内板でバッキングの
一部を噛み込むような形をとっていたのでそのバッキン
グの取付取外し時には扉内板を扉体に固着しているネジ
を外さなければならなかった。この為作業性に難があっ
た。

２、扉形状に付いては扉外板、化粧伜何れも矩形に作っ
ていたので発泡断熱材を充填して出来上る扉体はこれ又
矩形のもので扉体に変化をもたせると云う点に付いては
配慮されていなかった。

本発明の目的とする所は上記従来例で配慮されていなか
った灰を改善改良し、作業性が良く付加価値の高い冷蔵
庫扉を得ることにある。

〔課題を解決するための手段〕 本発明は上記目的を達成すべく、薄板鉄板の両側部に立
上り片と７ランジ部とを有す扉外板と、その７ランジ部
を利用して、・該扉外板の四辺に取付けられる只ツキン
取付用溝を有す押出枠とフランジ部がない扉外板部に取
付けられ、上記押出枠の位置決めを行なうエンドピース
等で形成される断熱空間に発泡断熱材を充填して扉体を
形成したものとすることにより、達成される。

又扉形状に変化をもたせる為に扉外板をフラット若しく
は発泡後の曲面とは違う曲率で作ると共に扉外板挿入用
の係合溝を予じめ設定した曲面で有すエンドピースを扉
外板の上下部に取り付け、更に扉外板を基準にパツキン
取付用の押出枠、エンドピース等を組み付けた後、エン
ドピースの曲面にほぼ合せた発泡雇中にその扉外板等を
入れ、その後発泡断熱材を充填するようにしたものであ
る。

〔作用〕

本発明は扉外板を円弧状に形成するのに発泡断熱材充填
時に扉外板が発泡圧により変形するのを利用するように
しているので扉外板を特別加工する必要がないものであ
る。

尚扉外板の最終形状（円弧状）はエンドピースの季状、
及び発泡層の形状により決定される。

又パツキン押出枠は扉外板の７ランジ（二辺）に係合さ
れる他罪外板の上下に取付けられるエンドピースに仮固
着され、最後に充填される発泡断熱材の接着力により本
固定される構造を採用しているので特別な手段を設ける
ことなく、パツキン押出枠を固定することが出来る。こ
れによりて、パツキンの取付も扉内板、（図示せず）を
利用することな〈従来一般に採用されている挿入方式が
採用出来るので、バッキングの脱着も容易に行なえるも
のである。

〔実施例〕

以下本発明の詳細を図に示す一実施例で説明する。ｌは
冷蔵庫本体、２は上記冷蔵庫本体１が内部に形成する庫
内（図示せず）の前面開口部を閉塞する扉本体、この扉
本体２は扉外板３、パツキン取付枠４、エンドピース５
、発泡断熱材６等より構成されている。しかして上記扉
外板３は、両側部に立上り片３１．３ａ′とフランジ３
ｂ、３ｂ′を有し薄板鉄板を折り曲げ形成されている。

この扉外板３は、第６図および第７図にも示すようにそ
の上、下部に立上り片、及びフランジを有していない他
、正面部３ｃは平担に形成されている。更に、先の立上
り片３ａ、３８′及び７ランジ３ｂ、３ｂ’は上記正面
部３ｃがラウンド状に折り曲げられた時に丁度フランジ
３ｂ、３ｂ’が水平状態を維持するよう形成されている
。

又パツキン取付枠４は押出成形等により成形されるもの
で、パツキン取付溝４ａの他罪外板３のフランジ３ｂ、
３　ｂ　Ｉに係合する固着溝４ｂを有している。又エン
ドピース５は扉本体２を第２図、第３図に示すよう、扉
本体２を正面から見たとき中央がふくらんで見えるよう
構成すべ（扉外板３の上下部を係合する係合溝５３は円
弧状に形成されている。尚この係合溝５ａは、前縁フラ
ンジ５ｂと補助７ランジ５ｃとにより構成されている。

更に、このエンドピース５は、第４図に示す如くパツキ
ン取付枠４を仮止めする係止部５ｄと支持片５　ｅを有
している。勿論この位置にパツキン取付枠４を仮止めし
た時にはフランジ３ｂ、３ｂ’側に取付けられたパツキ
ン取付枠と同一平面上に位置するものである。５ｆは上
記エンドピース５と一体に形成された扉開閉用のハンド
ルである。

以上の構成を備えたエンドピース５は、先の扉外板３の
上下端を丁度蓋するよう取付けられる。

発泡付熱材６は扉外板を基準に先のパツキン取付枠４．
エンドピース５が組み付けられた状態で発泡雇（図示せ
ず）にこの扉外板３等が入れられた後に注入されるもの
である。勿論、図には示してないが発泡雇もエンドピー
ス５と同様円弧状に形成されている。

以上の基本橘成の他に本発明に於いては種々の工夫を施
している。例えば、エンドピース５の係合溝５ａ部から
の発泡断熱材の洩れを防止する為に、第８図に示す如く
係合溝を形成する前縁フランジ部５ｂの先端肉厚を薄肉
にしておき扉外板を該係合溝に圧入気味に組み込むこと
によりその前縁フランジ部５ｂが変形しながら扉外板３
に確実に接触し、発泡断熱材６の洩れを防止するもので
ある。

父上記したパツキン押出枠４は第１図に示す如く一本の
押出枠を折曲げ形成して作られるものである。しかして
このパツキン押出枠４は７ランジ３ｂ、３　ｂ　Ｉに係
合すると共にエンドピース５に係合して仮止めされるが
、発泡断熱材６の接着力を得る為と図示していない扉内
板会とを固着する為の固定片５ｇを有している。

〔発明の効果〕

本発明は、扉外板の正面部をフラット若しくは発泡後の
曲面とは違う曲率で作ると共に、扉外板挿入用の係合溝
を予じめ設定した曲面で有すエンドピースの該係合溝を
扉外板の上下部に取り付け、更に扉外板を基準にパツキ
ン取付用の押出枠、エンドピース等を組み付けた後、エ
ンドピースの曲面にほぼ合せた曲面を有す発泡雇中に入
れ、その後発泡断熱材を充填し、該扉外板を曲面形状に
形成すると共にパツキン取付枠を発泡断熱材の接着力を
利用して固着されて成るものであるから、扉外板に大き
な加工を施すことな（円弧状のラウンド扉を得ることが
出来るものである。

又、パツキン取付枠を発泡断熱材の接着力を利用して固
着できるので、この種エンドピース（化粧枠）を採用し
た扉であるにもかかわらずバッキングは溝挿入方式にて
扉体に取付けることが出来る。

したがって、作業性が低下することがないものである。

【図面の簡単な説明】 第１図は本発明を備えた冷蔵庫用界の分解説明図、第２
図は本発明の扉を組み付けた冷蔵庫の斜視図、第３図は
、第２図中の扉のみの拡大斜視図、第４図は第３図の＾
−Ａ断面図、第５図は第３図のＢ−８断面図、第６図は
本発明に用いる扉外板の斜視図、第７図は本発明に用い
るエンドピースの裏面図、第８図は第４図中のＣ部拡大
図である。 １・・・冷蔵庫本体、２・・・扉本体、３・・・扉外板
、４・・・押出枠、５・・・エンドピース、６・・・発
泡断熱材。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、薄板鉄板の両側部に立上り片とフランジ部とを有す
   扉外板と、そのフランジ部を利用して、該扉外板の四辺
   に取付けられるパッキン取付用溝を有す押出枠と、フラ
   ンジ部がない扉外板部に取付けられ、上記押出枠の位置
   決めを行なうエンドピースと、上記各部材間に形成され
   た断熱空間に充填された発泡断熱材とを備えたことを特
   徴とする冷蔵庫の扉。２、扉外板の正面部をフラット若
   しくは発泡後の曲面とは違う曲率で作ると共に扉外板挿
   入用の係合溝を予じめ設定した曲面で有すエンドピース
   を扉外板の上下部に取り付け、更に扉外板を基準にパッ
   キン取付用の押出枠、エンドピース等を、組み付けた後
   、エンドピースの曲面にほぼ合せた曲面を発泡雇中に入
   れ、その後発泡断熱材を充填し、該扉外板を曲面形状に
   形成したことを特徴とする冷蔵庫扉の製作方法。 ３、エンドピースと扉開閉用のハンドルとを一体に形成
   したことを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の冷蔵
   庫の扉。 ４、エンドピースの係合溝を構成する係止片の変形を利
   用して、扉外板をエンドピースに組み付けるようにした
   ことを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の冷蔵庫の
   扉。