JPH0448470Y2 - - Google Patents

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JPH0448470Y2
JPH0448470Y2 JP11085086U JP11085086U JPH0448470Y2 JP H0448470 Y2 JPH0448470 Y2 JP H0448470Y2 JP 11085086 U JP11085086 U JP 11085086U JP 11085086 U JP11085086 U JP 11085086U JP H0448470 Y2 JPH0448470 Y2 JP H0448470Y2
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door
heat insulating
opening
connecting pieces
heat
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は断熱箱体の開口部を閉塞する矩形状の
断熱扉に関し、特に、周縁を折曲して形成した開
口フランジを有する箱状の扉外板と、扉内板と
を、扉の各辺に対応する4本の合成樹脂製連結片
によつて連結するようにした断熱扉に関するもの
である。 (ロ) 従来の技術 実開昭59−32282号公報(F25D23/02)には、
断熱箱体の開口端面に当接するガスケツトを裏面
周縁部に配設し扉表面板と金属製の扉裏面板との
間に充填した発泡性断熱材を有した矩形状断熱扉
において、前記ガスケツトの配設部には前記扉表
面板の周縁を折曲形成された後フランジと前記扉
裏面板の周縁とを連結するよう扉の各辺に対応し
て合成樹脂製枠板を設け、該枠板は前記ガスケツ
トの基部が挿入係止される入口の狭い溝と、該溝
の下部に連結されて該溝のよりも幅が十分大なる
通路を一体に形成したチヤンネル部を有し、相隣
る枠板の前記通路中に挿入される弾性のある挿入
辺を有した連結具を備えた断熱扉が開示されてい
る。 (ハ) 考案が解決しようとする問題点 上記従来技術は、断熱扉の強度の向上を図るた
めに、扉表面板、扉裏面板及び各枠板を発泡性断
熱材に接着していることに併わせ、断熱扉を冷蔵
庫に取付けた場合には、扉裏面板、各枠板が冷気
に晒され冷却されるために以下に述べる問題点を
生じる。 即ち、冷蔵庫の冷却作用によつて、扉裏面板、
各枠板の双方が熱収縮する。熱収縮力の小さい金
属製扉裏面板はそれ自身機械的強度を有している
ので、熱収縮力により変形をきたすことはない
が、熱収縮力の大きい合成樹脂製枠板はそれ自身
の機械的強度が弱いために長手方向に収縮するこ
とになる。この枠板は発泡性断熱材に接着されて
いるために、枠板自身の長手方向に加わる収縮力
が枠板付近の発泡性断熱材に応力として加わり、
この結果、枠板及び発泡性断熱材が外方に湾曲変
形するばかりでなく、扉表面板にも変形が見ら
れ、断熱扉の見映えが悪く、しかも閉扉時にガス
ケツトと冷蔵庫の開口端面との間に隙間が形成さ
れ、この隙間から冷気洩れが発生する事態も生じ
た。 (ニ) 問題点を解決するための手段 本考案は、扉外板と扉内板とを連結する4本の
合成樹脂製連結片の中間部を二重壁構造にして扁
平の空洞部を形成し、且つ、相隣る連結片の空洞
部にL字型接続具を挿入して両者を突き合わせ状
態に接続し、少なくとも断熱箱体の開口部に対応
する連結片の発泡性断熱材の面から扉内板に至つ
て被覆シートで被覆することにより、上記従来技
術の問題点を解決した断熱扉である。 (ホ) 作用 本考案は、連結片の中間部を二重壁構造にして
形成した空洞部にL字型接続具を挿入して連結片
相互を容易に接続することができると共に連結片
自身の耐熱強度を向上し、被覆シートは断熱材と
連結片の接着を阻止し、連結片の熱収縮による湾
曲を防止する。 (ヘ) 実施例 以下に本考案の実施例を図面に基づき説明す
る。1は前面を開口1Aした断熱箱体で構成した
冷蔵庫本体で、その前面開口1Aを開閉するよう
に本考案が対象とする矩形状の断熱扉が設けら
れている。断熱扉は周縁を折曲して形成した開
口フランジ3Aを有する箱状の金属製外板3と、
金属製内板4と、外板3の開口フランジ3Aと内
板4の周縁とを連結する4本の合成樹脂製連結片
5と、これら外板3、内板4及び連結片との間
の空間に現場発泡されて充填された発泡性断熱材
6とから構成している。 更に、詳述すると、押出し成形された合成樹脂
製の連結片は、扉の各辺に対応した所定の長
さに切断されて両端を45度カツトしており、各連
結片は一端部に内板4の周縁が挿入される挿入
溝5Aを形成すると共に他端部に本体1の開口周
端面に当接して吸着するように永久磁石7Aを収
納した弾力性を有するゴム材で作られたガスケツ
ト7の基部7Bが強挿される入口の狭い挿入溝5
Bを形成しており、更に、各連結片は中間部を
二重壁構造とし、両壁5C及び5D間には両端を
開口した扁平状の空洞部8を形成している。
相隣る連結片を接続する金属製のL字型接続具
で、空洞部8に挿入される挿入辺9A,9Aを有
し、該挿入辺9A,9Aの一部を切り起こして弾
性突起部10,10を形成している。 而して、相隣る連結片の端部開口から接続具
9の挿入辺9Aを空洞部8内に挿入し、これによ
り接続具の弾性突起部10が連結片の壁5C
に強圧され、接続具は空洞部8内に強固に保持
されて相隣る連結片の45度カツト部を突き合わ
せ状態に接続する。更に、内板4の周縁を各連結
の挿入溝5A内に挿入配置した後、本体1の
前面開口1Aと対応する部分、換言すると冷気に
直接晒される部分の連結片の発泡性断熱材側の
面に、断熱材6が接着することのない発泡ポリエ
チレン等のシート11を貼着する。このシート1
1は連結片と内板4との接続部分に至つて貼着
され、接続部分のシールを併せて行なう。そし
て、これらを外板3の開口フランジ3Aに組合わ
せ、該開口フランジ3Aと各連結片5とを適数個
所において螺着12結合する。 この状態で、外板3、内板4及び連結片との
間の空間に現場発泡にて断熱材6が充填され、こ
の充填により断熱材6は外板3及び内板4に接着
し、冷気に晒される各連結片5の部位は、シート
11でもつて断熱材6との接着が阻止されると共
に断熱材6とシート11との接触部分に滑り面1
3が形成される。なお、ガスケツト7は断熱材6
の充填後に連結片の挿入溝5Bに挿入され保持
される。 (ト) 考案の効果 本考案は以上の様に、連結片の中間部を二重壁
構造にして空洞部を形成することにより、連結片
の耐熱強度が著しく向上すると共にこの空洞部を
利用して連結片相互を接続具により接続すること
ができる。しかも、冷気に晒される部分に対応す
る連結片と発泡性断熱材との接着を被覆シートに
よつて阻止し、該シートと断熱材との接触部分を
滑り面にすることにより、冷却作用が原因して連
結片に発生する熱収縮は、それ自身を長手方向に
短かくするだけで済み、連結片及び断熱材、更に
は外板表面の湾曲変形を確実に防止し、以つて、
ガスケツトは正常な状態に保持されて箱体の前面
開口を機密的に閉塞し、冷気洩れを確実に防止す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は第2図のA−A断面図、第2図は本考
案の断熱扉を具備せる冷蔵庫の斜視図、第3図は
ガスケツトを取外した状態の断熱扉の裏面図、第
4図は連結片、内板及び接続具の分解斜視図であ
る。 1……本体、1A……前面開口、……断熱
扉、3……外板、3A……開口フランジ、4……
内板、……連結片、5A,5B……挿入溝、5
C,5D……二重構造壁、6……発泡性断熱材、
7……ガスケツト、8……空洞部、……L字型
接続具、11……被覆シート。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 断熱箱体の開口部を閉塞する矩形状の断熱扉で
    あつて、周縁を折曲して形成した開口フランジを
    有する箱状の扉外板と、金属製扉内板を備え、扉
    外板の開口フランジと扉内板の周縁とを、扉の各
    辺に対応する4本の合成樹脂製連結片によつて連
    結するようにした断熱扉において、前記各連結片
    は、一端部に前記内板周縁が挿入される挿入溝を
    有すると共に他端部に前記断熱箱体の開口端面に
    当接するガスケツトの基部が挿入される挿入溝を
    有し、中間部を二重壁構造にして扁平の空洞部を
    形成し、且つ、相隣る連結片の空洞部に挿入して
    両者を突き合わせ状態に接続するL字型接続具
    と、少なくとも前記箱体の開口部に対応する前記
    連結片の発泡性断熱材側の面から前記扉内板に至
    つて被覆シートを備えたことを特徴とする断熱
    扉。
JP11085086U 1986-07-18 1986-07-18 Expired JPH0448470Y2 (ja)

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JP11085086U JPH0448470Y2 (ja) 1986-07-18 1986-07-18

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JPS6319181U JPS6319181U (ja) 1988-02-08
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0753993Y2 (ja) * 1989-07-07 1995-12-13 株式会社パイロット 筆記体の出没機構
JP6653553B2 (ja) * 2015-11-11 2020-02-26 シャープ株式会社 冷蔵庫

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JPS6319181U (ja) 1988-02-08

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