JPH09110840A - 新規なスルホニルアミノピリミジン類 - Google Patents

新規なスルホニルアミノピリミジン類

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JPH09110840A
JPH09110840A JP8269962A JP26996296A JPH09110840A JP H09110840 A JPH09110840 A JP H09110840A JP 8269962 A JP8269962 A JP 8269962A JP 26996296 A JP26996296 A JP 26996296A JP H09110840 A JPH09110840 A JP H09110840A
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ジョルジュ・ヒルト
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エンドセリン受容体阻害剤で、循環系障害治
療に有用な化合物及びその合成中間体を提供する。 【解決手段】 一般式(I): 【化7】 〔式中、R1 はフェニル、複素環式基;R2 はフェニ
ル;R3 は−OH、アルコキシ又はNR45 ;R4
−H又は−R6 ;R5 は−H又は−(CH2)m6を表
すか、あるいはR4 とR5 が一緒になってN−複素環式
基を表し;R6 は、フェニル、ピリジルなど;Ra は−
H、アルキル又は−OH;Rb は−H又はアルキル;X
及びYはO又はS;Zは−H、アルキルなど;m及びn
は0、1又は2を表す〕で表される化合物又は合成中間
体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、新規なスルホンア
ミド及び医薬としてのその用途に関する。特に本発明
は、式(I):
【0002】
【化3】
【0003】〔式中、R1 は、フェニル、置換フェニ
ル、複素環式基又は置換複素環式基を表し;R2 は、フ
ェニル又は置換フェニルを表し;R3 は、ヒドロキシ、
低級アルコキシ又は−NR45 残基を表し;R4 は、
水素又は−R6 残基を表し、そしてR5 は、水素又は−
(CH2)m6 残基を表すか、あるいはR4 及びR5
は、これらが結合しているN原子と一緒になって、N−
複素環残基を表し;R6 は、フェニル、置換フェニル、
シクロアルキル、複素環式基、低級アルキル、ヒドロキ
シ−低級アルキル、アミノ−低級アルキル、カルボキシ
−低級アルキル又は低級アルコキシカルボニル−低級ア
ルキルを表し;Ra は、水素、低級アルキル又はヒドロ
キシを表し;Rb は、水素又は低級アルキルを表し;X
は、酸素又は硫黄を表し;Yは、酸素又は硫黄を表し;
Zは、水素、低級アルキル、アリール、アリール−低級
アルキル、複素環式基又は複素環置換低級アルキルを表
し;mは、0、1又は2を表し;そしてnは、0、1又
は2を表す〕で示される新規な化合物、又は薬学的に用
いうるその塩に関する。
【0004】
【発明の実施の形態】フェニル残基は、低級アルキル、
低級アルコキシ、メチレンジオキシ、エチレンジオキ
シ、低級アルカノイル、ヒドロキシ、アミノ、モノ−若
しくはジ−低級アルキルアミノ及び/又はハロゲンで置
換されていてもよい。本明細書で使用される「低級」と
いう用語は、1〜7個のC原子、好ましくは1〜4個の
C原子を有する基を意味する。アルキル及びアルコキシ
基、更にはアルカノイル基の成分としてのアルキル基
は、直鎖又は分岐鎖であってよい。メチル、エチル、プ
ロピル、イソプロピル、ブチル、sec −ブチル又はtert
−ブチルがこのようなアルキル基の例である。ハロゲン
は、フッ素、塩素、臭素及びヨウ素を意味し、塩素が好
ましい。
【0005】複素環残基の例は、2−又は3−フリル、
ピリミジニル、2−、3−又は4−ピリジル、2−テト
ラゾリル−4−ピリジル、1,2−又は1,4−ジアジ
ニル、モルホリノ、2−又は3−チエニル、イソキサゾ
リル、オキサゾリル、チアゾリル、イミダゾリル、ピロ
リルあるいはテトラゾリルのような、複素原子として酸
素、窒素又は硫黄を含有する単環式又は二環式の5員及
び6員複素環残基であって、これらは、例えば、低級ア
ルキル、低級アルカノイル、ヒドロキシ、低級アルカノ
イルオキシ、低級アルコキシ、低級アルコキシカルボニ
ル、ホルミル、アミノ、モノ−又はジ−低級アルキルア
ミノあるいはハロゲンで置換されていてもよい。R4
びR5 と一緒に形成されるN−複素環残基は、好ましく
は、モルホリノ、ピペリジノ、ピペラジノ及びN4 −低
級アルキルピペラジノのような、更に酸素又は窒素原子
を含有してもよい6員複素単環残基である。
【0006】好ましいR1 残基は、低級アルキル又は低
級アルコキシで置換されているフェニル、及び、ピリジ
ル(特に2−ピリジル)のように、窒素原子を含有する
複素単環残基であり、これは、低級アルキルで置換(好
適にはモノ置換)されていてもよい。好ましいR2 残基
は、低級アルコキシ及び/又はハロゲンで置換されてい
るフェニルである。好ましいR3 残基は、ヒドロキシ及
び−NR45 (ここで、R4 は水素であり、そしてR
5 は、−(CH2)m6 であって、mは0、1又は2
を、R6 はフェニル、置換フェニル、C3-8 シクロアル
キル又は複素環である)である。好ましいR5 はフェニ
ル又はテトラゾリルである。Ra は、好ましくは水素又
はヒドロキシである。Rb は、好ましくは水素である。
X及びYは、好ましくは酸素である。Zは、好ましくは
水素である。nは、好ましくは0又は1である。
【0007】式(I)の化合物及びその塩は、エンドセ
リン受容体阻害剤である。したがってこれらは、エンド
セリン活性に関係する障害、特に、高血圧、虚血、血管
痙攣及び狭心症のような循環系障害の治療に使用するこ
とができる。
【0008】式(I)の化合物及びその塩は、本発明に
従って、式(II′):
【0009】
【化4】
【0010】〔式中、A′は、カルボキシル基に変換可
能な残基を表し、そしてR1 、R2 、X、Y、Z、R
a 、Rb 及びnは、上記と同義である〕で示される化合
物の残基A′をカルボキシル基に変換し、かつ場合によ
りこうして得られた式(I)の化合物〔R3 はヒドロキ
シである〕のヒドロキシ基R3 を低級アルコキシ基又は
−NR45 基に、あるいは薬学的に用いうる塩に変換
することにより製造することができる。
【0011】残基A′の例としては、特にホルミル基及
びフラン−2−イル残基がある。これらの残基は、式
(II′)の出発物質中に存在し、かつ使用する酸化剤に
対して不活性でない、ヒドロキシ基のような基を、便利
には保護しつつ、酸化剤により処理することにより、そ
れ自体公知の方法でカルボキシ基に変換することができ
る。ホルミル基をカルボキシル基に酸化するのに適した
酸化剤は、例えば過マンガン酸カリウムである。この酸
化は、ベンゼンのような適切な不活性溶媒中でクラウン
エーテルの存在下、室温で行うことができる。式(I)
中に明示されているヒドロキシ基同様、Ra として及び
/又はR1 中に存在するヒドロキシ基も、酢酸エステル
のようなエステルの形で、又は例えばアセトニドのよう
なケタールとして、それ自体公知の方法で保護すること
ができる。フラン−2−イル基は、CCl4 、アセトニ
トリル及び水を含有する2相系中で三塩化ルテニウムの
存在下で、過ヨウ素酸塩(例えば過ヨウ素酸Na)で処
理することによりカルボキシル基に酸化することができ
る。
【0012】式(II′)の化合物は、新規であり、同様
に本発明の目的である。A′がホルミル残基である式
(II′)の化合物は、対応するメチル化合物から(ヨー
ロッパ特許公開公報EP-A 0526708参照)例えば二酸化セ
レンによる酸化(ヨーロッパ特許公開公報EP-A 0601386
参照)により調製することができる。A′がフラン−2
−イル残基であり、かつYが酸素又は硫黄である式(I
I′)の化合物は、下記式:
【0013】
【化5】
【0014】(式中、R2 及びXは、上記と同義であ
る)で示される化合物から出発して、2−フラニルアミ
ジンと縮合させて、2−フラン−2−イル−(5−XR
2)ピリミジン−4,6−ジオールを得て、POCl3
処理することによりOH基をClで置換し、この4,6
−ジクロロピリミジン誘導体を式R1 SO2 NHM′
(式中、R1 は上記と同義であり、M′はカチオンであ
る)で示されるスルホンアミド塩と反応させ、次いで下
記式:
【0015】
【化6】
【0016】〔式中、Y′は、酸素又は硫黄を表し、M
は、カチオン(例えば、Na+ 又はK+ のようなアルカ
リ金属カチオン)を表し、そしてBは、保護基を表し、
かつ式中、Ra で表されることのあるヒドロキシ基は、
保護された形で存在する〕で示される化合物と反応させ
ることにより、調製することができる。
【0017】上記のようにして形成されたカルボキシ基
は、それ自体公知の方法で低級アルキルエステル(R3
=低級アルコキシ)又はアミド(R3 =−NR45)
に、あるいは薬学的に用いうる塩に変換することができ
る。薬学的に用いうる塩の例は、Na塩やK塩のような
アルカリ金属塩、及びCa塩やMg塩のようなアルカリ
土類金属塩である。
【0018】式(I)の化合物は、エンドセリン受容体
A及びB(ETA 及びETB)に対して選択的阻害活性を
示す。これは、後述の試験方法を用いて証明することが
できた:
【0019】I.組換えETA 受容体へのエンドセリン
結合の阻害 ヒト胎盤のヒトETA 受容体をコードするcDNAをク
ローン化(M. Adachi,Y.-Y. Yang, Y. Furuichi及びC-M
iyamoto, BBRC 180, 1265-1272)し、バキュロウイルス
−昆虫細胞系で発現させた。23リットル発酵槽からの
バキュロウイルスに感染した昆虫細胞を感染の60時間
後に遠心分離(3,000×g、15分間、4℃)し、
トリス緩衝液(5mM、pH7.4、1mM MgCl2)に再
懸濁して、再度遠心分離した。更に再懸濁と遠心分離
後、細胞を同じ緩衝液800mlに懸濁し、−120℃で
凍結乾燥した。この細胞は、この低張性緩衝液混合物の
懸濁液を解凍すると分解した。凍結乾燥/解凍のサイク
ルを繰り返した後、この懸濁液をホモジナイズして遠心
分離(25,000×g、15分間、4℃)した。トリ
ス緩衝液(75mM、pH7.4、25mM MgCl2 、2
50mMショ糖)に懸濁後、1mlアリコート(蛋白含量約
3.5mg/ml)を−85℃で保存した。
【0020】結合アッセイのため、この凍結乾燥膜調製
物を解凍して、20℃で25,000gで10分間遠心
分離後、アッセイ緩衝液(25mM MnCl2 、1mM
EDTA及び0.5%ウシ血清アルブミンを含有する5
0mMトリス緩衝液(pH7.4))に再懸濁した。蛋白5
μg を含有するこの膜懸濁液100μl を、アッセイ緩
衝液中の125 I−エンドセリン(比活性2,200Ci/m
Mol)50μl (25,000cpm 、最終濃度20pM)及
び種々の濃度の試験化合物を含有するアッセイ緩衝液1
00μl と共にインキュベートした。このインキュベー
ションは、20℃で2時間又は4℃で24時間行った。
ガラス繊維フィルターでの濾過により、遊離及び膜結合
の放射性リガンドの分離を行った。
【0021】II.ヒト胎盤膜(ETB 受容体)へのエン
ドセリン結合の阻害(Life Sci 44:1429 (1989) 参照) ヒト胎盤を、1mM MgCl2 と250mMショ糖を含有
する5mMトリス緩衝液(pH7.4)にホモジナイズし
た。このホモジネートを4℃で3,000gで15分間
遠心分離し、血漿膜画分を含有する上澄液を72,00
0gで30分間遠心分離し、沈殿物を、25mM MgC
2 を含有する75mMトリス緩衝液(pH7.4)で洗浄
した。次に各場合に元の組織10gから得られた沈殿物
を25mMMgCl2 と250mMショ糖を含有する75mM
トリス緩衝液(pH7.4)1mlに懸濁して、1mlアリコ
ートで−20℃で凍結乾燥した。
【0022】結合アッセイのために、この凍結乾燥膜調
製物を解凍して、20℃で25,000gで10分間遠
心分離後、アッセイ緩衝液(25mM MnCl2 、1mM
EDTA及び0.5%ウシ血清アルブミンを含有する
50mMトリス緩衝液(pH7.4)に再懸濁した。蛋白3
5μg を含有するこの膜懸濁液100μl を、アッセイ
緩衝液中の 125I−エンドセリン(比活性2,200Ci
/mMol)(25,000cpm 、最終濃度20pM)50μl
及び種々の濃度の試験化合物を含有するアッセイ緩衝液
100μl と共にインキュベートした。このインキュベ
ーションは、20℃で2時間又は4℃で24時間行っ
た。遊離及び膜結合の放射性リガンドの分離は、ガラス
繊維フィルターでの濾過により行った。
【0023】本試験方法で測定したETA 及びETB
容体に及ぼす式(I)の化合物の阻害活性を表1にIC
50、即ち 125I−エンドセリンの特異的結合を50%阻
害するのに要する濃度〔μM 〕として示した。
【0024】
【表1】
【0025】これらのエンドセリン結合を阻害する能力
に基づいて、式(I)の化合物は、発生頻度の増大して
いる血管収縮に関連した障害の治療用医薬として使用す
ることができる。このような障害の例は、高血圧、特に
肺高血圧、及びクモ膜下出血である。本発明の化合物を
使用することができる更なる適応症は、冠状血管障害、
心不全、腎虚血及び心筋虚血、腎不全、脳虚血、脳梗
塞、偏頭痛及びレイノー症候群である。本発明の化合物
はまた、アテローム動脈硬化、バルーンによる血管拡張
後の再狭窄防止、炎症、胃潰瘍及び十二指腸潰瘍、下腿
潰瘍、グラム陰性菌敗血症、ショック、糸球体腎炎、腎
疝痛、緑内障、喘息、透析時、及び糖尿病合併症とシク
ロスポリン投与時の合併症の治療と予防、更にはエンド
セリン活性に関係する他の障害にも使用することができ
る。
【0026】式(I)の化合物は、経口、直腸内、非経
口、例えば、静脈内、筋肉内、皮下、くも膜下腔内又は
経皮的に;又は舌下に、又は眼科用調製物として、又は
エーロゾルとして投与することができる。投与形の例
は、経口投与のためのカプセル剤、錠剤、懸濁剤又は液
剤、坐剤、注射用液剤、点眼薬、軟膏剤あるいは噴霧液
がある。
【0027】静脈内、筋肉内又は経口投与は、好ましい
使用形態である。式(I)の化合物が有効量で投与され
る用量は、特定の活性成分の性質、患者の年齢と必要性
及び投与方法に依存する。一般に、約0.1〜100mg
/kg 体重/日の用量が考慮される。式(I)の化合物を
含有する調製物は、不活性な又は薬力学的に活性な添加
物も含有してよい。錠剤又は顆粒剤は、例えば一連の結
合剤、増量剤、担体又は希釈剤を含有してよい。液体調
製物は、例えば、滅菌水混和性溶液の形で存在してよ
い。カプセル剤は、活性成分に加えて増量剤又は増粘剤
を含有してよい。更には、矯味用添加物及び保存料、安
定化剤、湿度保持剤及び乳化剤として通常使用される物
質、並びに浸透圧を変化させるための塩、緩衝化剤及び
他の添加物も存在してよい。
【0028】前述の担体物質及び希釈剤は、有機又は無
機物質、例えば、水、ゼラチン、乳糖、デンプン、ステ
アリン酸マグネシウム、タルク、アラビアゴム、ポリア
ルキレングリコールなどを含んでよい。この調製物の製
造に使用される全ての補助剤が非毒性であることは必要
条件である。
【0029】
【実施例】以下の実施例により本発明をより詳細に説明
する。
【0030】実施例1 a) レゾルシノールモノメチルエーテル25gとクロ
ロマロン酸ジメチル37gを、メタノール150ml中の
ナトリウム4.6gの溶液に添加した。この反応混合物
を45℃でアルゴン下で4時間撹拌し、濾過して、トル
エン/水に分配した。有機相を硫酸ナトリウムで乾燥し
て、溶媒を留去した。ジメチル(RS)−2−(3−メ
トキシ−フェノキシ)−マロネート40.7gを油状物
として得た:質量分析:(M+H)+255。
【0031】b) アセトアミジン塩酸塩17gとジメ
チル(RS)−2−(3−メトキシ−フェノキシ)−マ
ロネート40gを、メタノール450mlとナトリウム1
1.3gから調製したナトリウムメチラート溶液に添加
した。この反応混合物を20℃で2時間撹拌し、濃縮し
てトルエン/水に分配した。水相を2N HClでpH4に
調整して、0℃で16時間撹拌した。沈殿物を濾過し、
水とエーテルで洗浄して、乾燥した。6−ヒドロキシ−
5−(3−メトキシ−フェノキシ)−2−メチル−3H
−ピリミジン−4−オン25.7gを白色の固体として
得た:質量分析:(M+H)+249。
【0032】c) ヒューニッヒ(Huenig)塩基24.
5mlとPOCl3 23.6mlを、ジオキサン150ml中
の6−ヒドロキシ−5−(3−メトキシ−フェノキシ)
−2−メチル−3H−ピリミジン−4−オン11.9g
の溶液に添加した。この反応混合物を120℃で16時
間撹拌し、次に過剰の試薬とジオキサンを留去した。残
渣をトルエンで2回濃縮して、クロロホルム−水に分配
した。有機相をNaHCO3 と水で洗浄し、乾燥して濃
縮した。残渣をヘキサンとジクロロメタンを用いてシリ
カゲル上で精製した。4,6−ジクロロ−5−(3−メ
トキシ−フェノキシ)−2−メチル−ピリミジン9.1
gを帯黄色の油状物として得た:質量分析:(M+H)+
286。
【0033】d) 4,6−ジクロロ−5−(3−メト
キシ−フェノキシ)−2−メチル−ピリミジン9gと無
水ジメチルスルホキシド35ml中のp−tert−ブチルベ
ンゼンスルホンアミド・カリウム17gをアルゴン下で
3時間120℃に加熱した。次にDMSOを留去し、残
渣を酢酸エチルと1N 塩酸に分配して、有機相を中性に
なるまで洗浄した。この有機相を乾燥し、溶媒を留去し
て、残渣をメタノール35mlで処理した。p−tert−ブ
チル−N−〔6−クロロ−5−(m−メトキシフェノキ
シ)−2−メチル−4−ピリミジニル〕−ベンゼンスル
ホンアミド11.1g(融点170℃)を得た。
【0034】e) p−tert−ブチル−N−〔6−クロ
ロ−5−(m−メトキシフェノキシ)−2−メチル−4
−ピリミジニル〕−ベンゼンスルホンアミド11gを、
エチレングリコール35gとナトリウム1.66gから
調製したナトリウムグリコラート溶液に添加した。この
反応混合物をアルゴン下で95℃で16時間撹拌し、次
に1N 塩酸100mlと水50mlで処理し、酢酸エチル1
00mlで2回抽出した。有機相を水で洗浄し、乾燥して
溶媒を留去した。残渣をジクロロメタン−イソプロピル
エーテルから結晶化した。p−tert−ブチル−N−〔6
−(2−ヒドロキシエトキシ)−2−メチル−5−(m
−メトキシフェノキシ)−4−ピリミジニル〕−ベンゼ
ンスルホンアミド8.8gを得た:融点139℃;質量
分析:(M+H)+488。
【0035】f) ジメチルアミノピリジン0.2gと
無水酢酸3.9mlを、ジクロロメタン40ml中のp−te
rt−ブチル−N−〔6−(2−ヒドロキシエトキシ)−
2−メチル−5−(m−メトキシフェノキシ)−4−ピ
リミジニル〕−ベンゼンスルホンアミド1gの溶液に添
加した。この反応混合物を20℃で3時間撹拌し、飽和
NaHCO3 溶液でpH7に調整した。有機相を水で洗浄
し、乾燥して溶媒を留去した。残渣をクロロホルムを用
いてシリカゲル上で精製した。2−〔6−(4−tert−
ブチル−フェニルスルホニルアミノ)−5−(3−メト
キシ−フェノキシ)−2−メチル−ピリミジン−4−イ
ルオキシ〕−エチルアセタート1.1gを泡状物として
得た:質量分析:(M+H)+572。
【0036】g) 2−〔6−(4−tert−ブチル−フ
ェニルスルホニルアミノ)−5−(3−メトキシ−フェ
ノキシ)−2−メチル−ピリミジン−4−イルオキシ〕
−エチルアセタート0.2gと二酸化セレン0.6gを
ジオキサン10ml中でオートクレーブ中140℃で50
時間撹拌した。この反応混合物を濾過して、瀘液を濃縮
した。残渣を酢酸エチルと水に分配した。有機相を乾燥
し、溶媒を留去して、残渣をクロロホルム:メタノール
(95:5)を用いてシリカゲル上で精製した。2−
〔6−(4−tert−ブチル−フェニルスルホニルアミ
ノ)−2−ホルミル−5−(3−メトキシ−フェノキ
シ)−ピリミジン−4−イルオキシ〕−エチルアセター
ト0.27gを泡状物として得た:質量分析:(M+
H)+544。
【0037】h) 2−〔6−(4−tert−ブチル−フ
ェニルスルホニルアミノ)−2−ホルミル−5−(3−
メトキシ−フェノキシ)−ピリミジン−4−イルオキ
シ〕−エチルアセタート0.27gとベンゼン15ml中
のジシクロヘキシル−18−クラウン−6の0.19g
を過マンガン酸カリウム0.078gと共に20℃で1
6時間撹拌した。この反応混合物をトルエンと水に分配
した。有機相を乾燥して、溶媒を留去し、残渣をクロロ
ホルム−メタノールを用いてシリカゲル上で精製した。
4−(2−アセトキシ−エトキシ)−6−(4−tert−
ブチル−フェニルスルホニルアミノ)−5−(3−メト
キシ−フェノキシ)−ピリミジン−2−カルボン酸0.
09gを泡状物として得た:質量分析:(M−H)-55
8。
【0038】i) メタノール4mlと水1.5ml中の4
−(2−アセトキシ−エトキシ)−6−(4−tert−ブ
チル−フェニルスルホニルアミノ)−5−(3−メトキ
シ−フェノキシ)−ピリミジン−2−カルボン酸0.0
9gを炭酸ナトリウム0.05gと共に20℃で2時間
撹拌した。メタノールを留去して、残渣をクロロホルム
と1N 塩酸水溶液に分配した。有機相を乾燥して溶媒を
留去した。残渣をクロロホルム:メタノール:水(6
0:35:5)を用いてシリカゲル上で精製した。6−
(4−tert−ブチル−フェニルスルホニルアミノ)−4
−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−5−(3−メトキシ
−フェノキシ)−ピリミジン−2−カルボン酸0.03
4gを得た:質量分析:(M−H)-515.9。
【0039】実施例2 2−クロロ−5−メトキシ−フェノールから下記の中間
体を経由して実施例1と同様に、4−(4−tert−ブチ
ル−フェニルスルホニルアミノ)−5−(2−クロロ−
5−メトキシ−フェノキシ)−6−(2−ヒドロキシ−
エトキシ)−ピリミジン−2−カルボン酸(質量分析:
(M−H)-550.2)を調製した: a) ジメチル(RS)−2−(2−クロロ−5−メト
キシ−フェノキシ)−マロネート、 b) 6−ヒドロキシ−5−(2−クロロ−5−メトキ
シ−フェノキシ)−2−メチル−3H−ピリミジン−4
−オン、 c) 4,6−ジクロロ−5−(2−クロロ−5−メト
キシ−フェノキシ)−2−メチル−ピリミジン、 d) p−tert−ブチル−N−〔6−クロロ−5−(2
−クロロ−5−メトキシフェノキシ)−2−メチル−4
−ピリミジニル〕−ベンゼンスルホンアミド、 e) p−tert−ブチル−N−〔6−(2−ヒドロキシ
エトキシ)−2−メチル−5−(2−クロロ−5−メト
キシフェノキシ)−4−ピリミジニル〕−ベンゼンスル
ホンアミド、 f) 2−〔6−(4−tert−ブチル−フェニルスルホ
ニルアミノ)−5−(2−クロロ−5−メトキシ−フェ
ノキシ)−2−メチル−ピリミジン−4−イルオキシ〕
−エチルアセタート、 g) 2−〔6−(4−tert−ブチル−フェニルスルホ
ニルアミノ)−5−(2−クロロ−5−メトキシ−フェ
ノキシ)−2−ホルミル−ピリミジン−4−イルオキ
シ〕−エチルアセタート、 h) 4−(2−アセトキシ−エトキシ)−6−(4−
tert−ブチル−フェニルスルホニルアミノ)−5−(2
−クロロ−5−メトキシ−フェノキシ)−ピリミジン−
2−カルボン酸。
【0040】実施例3 4,6−ジクロロ−5−(3−メトキシ−フェノキシ)
−2−メチル−ピリミジンから下記の中間体を経由して
実施例1と同様に、4−(2−ヒドロキシ−エトキシ)
−5−(3−メトキシ−フェノキシ)−6−(4−メト
キシ−フェニルスルホニルアミノ)−ピリミジン−2−
カルボン酸(質量分析:(M−H)-490.3)を調製
した: a) N−〔6−クロロ−5−(3−メトキシ−フェノ
キシ)−2−メチル−ピリミジン−4−イル〕−4−メ
トキシ−ベンゼンスルホンアミド、 b) N−〔6−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−5−
(3−メトキシ−フェノキシ)−2−メチル−ピリミジ
ン−4−イル〕−4−メトキシ−ベンゼンスルホンアミ
ド、 c) 2−〔6−(4−メトキシ−フェニルスルホニル
アミノ)−5−(m−メトキシ−フェノキシ)−2−メ
チル−ピリミジン−4−イルオキシ〕−エチルアセター
ト、 d) 2−〔6−(4−メトキシ−フェニルスルホニル
アミノ)−5−(m−メトキシ−フェノキシ)−2−ホ
ルミル−ピリミジン−4−イルオキシ〕−エチルアセタ
ート、 e) 4−(2−アセトキシ−エトキシ)−6−(4−
メトキシ−フェニルスルホニルアミノ)−5−(m−メ
トキシ−フェノキシ)−ピリミジン−2−カルボン酸。
【0041】実施例4 a) 実施例1b)と同様にして、ジエチル(RS)−
2−(3−メトキシ−フェノキシ)マロネート34gと
2−フラニルアミジン23gから、2−(フラン−2−
イル)−5−(3−メトキシ−フェノキシ)−ピリミジ
ン−4,6−ジオール15.6gを泡状物として得た:
質量分析:(M+H)+300。
【0042】b) 実施例1c)と同様にして、2−
(フラン−2−イル)−5−(3−メトキシ−フェノキ
シ)−ピリミジン−4,6−ジオール15.5gとPO
Cl3 43mlから4,6−ジクロロ−2−(フラン−2
−イル)−5−(3−メトキシ−フェノキシ)−ピリミ
ジン15.9gを得た:融点106℃;質量分析:(M
+H)+338。
【0043】c) 実施例1d)と同様にして、4,6
−ジクロロ−2−(フラン−2−イル)−5−(3−メ
トキシ−フェノキシ)−ピリミジン1gとp−tert−ブ
チルスルホンアミド・カリウム1.5gから4−tert−
ブチル−N−〔6−クロロ−2−(フラン−2−イル)
−5−(3−メトキシ−フェノキシ)−ピリミジン−4
−イル〕−ベンゼンスルホンアミド1.34gを得た:
質量分析:(M−H)-513。
【0044】d) 実施例1e)と同様にして、4−te
rt−ブチル−N−〔6−クロロ−2−(フラン−2−イ
ル)−5−(3−メトキシ−フェノキシ)−ピリミジン
−4−イル〕−ベンゼンスルホンアミド0.3gとDL
−イソプロピリデン−グリセロール12mlから(RS)
−4−tert−ブチル−N−〔6−(2,2−ジメチル−
〔1,3〕ジオキソラン−4−イルメトキシ)−2−
(フラン−2−イル)−5−(3−メトキシ−フェノキ
シ)−ピリミジン−4−イル〕−ベンゼンスルホンアミ
ド0.25gを得た:融点135℃;質量分析:(M−
H)-608。
【0045】e) 水10ml中の過ヨウ素酸ナトリウム
0.7gと塩化ルテニウム0.015gの溶液を、CC
4 3.6mlとアセトニトリル3.6ml中の(RS)−
4−tert−ブチル−N−〔6−(2,2−ジメチル−
〔1,3〕ジオキソラン−4−イルメトキシ)−2−
(フラン−2−イル)−5−(3−メトキシ−フェノキ
シ)−ピリミジン−4−イル〕−ベンゼンスルホンアミ
ド0.25gの溶液に添加した。この反応混合物を20
℃で1時間撹拌して、塩化メチレンで抽出した。有機相
を乾燥して溶媒を留去した。残渣をクロロホルムを用い
てシリカゲルで精製した。(RS)−4−(4−tert−
ブチル−フェニルスルホニルアミノ−6−(2,2−ジ
メチル−〔1,3〕ジオキソラン−4−イルメトキシ)
−5−(3−メトキシ−フェノキシ)−ピリミジン−2
−カルボン酸0.04gを得た:質量分析:(M−H)-
586。
【0046】f) ジオキサン2ml中の(RS)−4−
(4−tert−ブチル−フェニルスルホニルアミノ−6−
(2,2−ジメチル−〔1,3〕ジオキソラン−4−イ
ルメトキシ)−5−(3−メトキシ−フェノキシ)−ピ
リミジン−2−カルボン酸0.033gの溶液を1N H
Cl 1.3mlで処理して、30分間90℃に加熱し
た。溶媒を留去後、残渣をクロロホルム:メタノール:
水(60:35:5)を溶離液として用いるシリカゲル
上のクロマトグラフィーに付して、(RS)−6−(4
−tert−ブチル−フェニルスルホニルアミノ−4−
(2,3−ジヒドロキシ−プロポキシ)−5−(3−メ
トキシ−フェノキシ)−ピリミジン−2−カルボン酸
0.007gを泡状物として得た:質量分析:(M−
H)-546。
【0047】実施例5 実施例4e)と同様にして、2−〔6−(4−tert−ブ
チルフェニルスルホニルアミノ)−2−(フラン−2−
イル)−5−(2−メトキシ−フェノキシ)−ピリミジ
ン−4−イルオキシ〕−エチルアセタートから4−(2
−アセトキシ−エトキシ)−6−(4−tert−ブチル−
フェニルスルホニルアミノ)−5−(2−メトキシ−フ
ェノキシ)−ピリミジン−2−カルボン酸(質量分析:
(M−H)-558)を得て、次にこれから実施例1i)
と同様にして、6−(4−tert−ブチル−フェニルスル
ホニルアミノ)−4−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−
5−(2−メトキシ−フェノキシ)−ピリミジン−2−
カルボン酸を得た:質量分析:(M−H)-516.4。
【0048】実施例6 ヒューニッヒ(Huenig)塩基0.2ml、ビス−(2−オ
キソ−3−オキサゾリジニル)−ホスフィン酸クロリド
0.052g及びアニリン0.01mlを、アセトニトリ
ル5ml中の6−(4−tert−ブチル−フェニルスルホニ
ルアミノ)−4−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−5−
(3−メトキシ−フェノキシ)−ピリミジン−2−カル
ボン酸0.053gの溶液に添加した。3時間後この反
応混合物から溶媒を留去して、酢酸エチルと水に分配し
た。有機相を乾燥して溶媒を留去し、残渣をクロロホル
ムを用いてシリカゲル上で精製した。6−(4−tert−
ブチル−フェニルスルホニルアミノ)−4−(2−ヒド
ロキシ−エトキシ)−5−(3−メトキシ−フェノキ
シ)−ピリミジン−2−カルボン酸フェニルアミド0.
032gを得た:融点143℃;質量分析:(M−H)-
591。
【0049】実施例7 実施例6と同様にして、4−(2−ヒドロキシ−エトキ
シ)−5−(3−メトキシ−フェノキシ)−6−(4ー
メトキシ−フェニルスルホニルアミノ)−ピリミジン−
2−カルボン酸フェニルアミドを得た:質量分析:(M
+H)+567。
【0050】実施例8 実施例6と同様にして、6−(4−tert−ブチル−フェ
ニルスルホニルアミノ)−5−(2−メトキシ−フェノ
キシ)−4−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−ピリミジ
ン−2−カルボン酸フェニルアミドを得た:質量分析:
(M−H)-591。
【0051】実施例9 実施例6と同様にして、4−(4−tert−ブチル−フェ
ニルスルホニルアミノ)−5−(2−クロロ−5−メト
キシ−フェノキシ)−6−(2−ヒドロキシ−エトキ
シ)−ピリミジン−2−カルボン酸フェニルアミドを得
た:質量分析:(M+H)+628。
【0052】実施例10 実施例6と同様にして、4−(4−tert−ブチル−フェ
ニルスルホニルアミノ)−6−(2−ヒドロキシ−エト
キシ)−5−(3−メトキシ−フェノキシ)−ピリミジ
ン−2−カルボン酸(1H−テトラゾール−5−イル)
−アミドを得た:質量分析:(M−H)-583。
【0053】実施例11 実施例4の段落c)、d)、e)と同様にして、4,6
−ジクロロ−2−(フラン−2−イル)−5−(3−メ
トキシ−フェノキシ)−ピリミジンから下記の: a) 5−イソプロピル−ピリジン−2−スルホン酸
〔6−クロロ−2−(フラン−2−イル)−5−(3−
メトキシ−フェノキシ)−ピリミジン−4−イル〕−ア
ミド b) 5−イソプロピル−ピリジン−2−スルホン酸
〔2−(フラン−2−イル)−6−(2−ヒドロキシ−
エトキシ)−5−(3−メトキシ−フェノキシ)−ピリ
ミジン−4−イル〕−アミド c) 2−〔6−〔アセチル−(5−イソプロピル−ピ
リジン−2−イルスルホニル)−アミノ〕−2−(フラ
ン−2−イル)−5−(3−メトキシ−フェノキシ)−
ピリミジン−4−イルオキシ〕−エチルアセタート及び d) 4−(2−アセトキシ−エトキシ)−6−(5−
イソプロピル−ピリジン−2−イルスルホニル)−アミ
ノ〕−5−(3−メトキシ−フェノキシ)−ピリミジン
−2−カルボン酸 を得て、ここから実施例1と同様にして、4−(2−ヒ
ドロキシ−エトキシ)−6−(5−イソプロピル−ピリ
ジン−2−イルスルホニルアミノ)−5−(3−メトキ
シ−フェノキシ)−ピリミジン−2−カルボン酸を得
た:質量分析:(M−H)-503。
【0054】実施例12 実施例4の段落c)、d)、e)と同様にして、4,6
−ジクロロ−2−(フラン−2−イル)−5−(3−メ
トキシ−フェノキシ)−ピリミジンから、下記の: a) 5−メチル−ピリジン−2−スルホン酸〔6−ク
ロロ−2−(フラン−2−イル)−5−(3−メトキシ
−フェノキシ)−ピリミジン−4−イル〕−アミド b) 5−メチル−ピリジン−2−スルホン酸〔2−
(フラン−2−イル)−6−(2−ヒドロキシ−エトキ
シ)−5−(3−メトキシ−フェノキシ)−ピリミジン
−4−イル〕−アミド c) 2−〔2−(フラン−2−イル)−5−(3−メ
トキシ−フェノキシ)−6−(5−メチル−ピリジン−
2−イルスルホニルアミノ)−ピリミジン−4−イルオ
キシ〕−エチルアセタート及び d) 4−(2−アセトキシ−エトキシ)−6−(5−
メチル−ピリジン−2−イルスルホニル)−アミノ〕−
5−(3−メトキシ−フェノキシ)−ピリミジン−2−
カルボン酸 を得て、ここから実施例1と同様にして、4−(2−ヒ
ドロキシ−エトキシ)−6−(5−メチル−ピリジン−
2−イルスルホニルアミノ)−5−(3−メトキシ−フ
ェノキシ)−ピリミジン−2−カルボン酸を得た:質量
分析:(M−H)-475。
【0055】実施例13 実施例6と同様にして、4−(2−ヒドロキシエトキ
シ)−5−(3−メトキシフェノキシ)−6−(5−メ
チルピリジン−2−イルスルホニルアミノ)ピリミジン
−2−カルボン酸(1H−テトラゾール−5−イル)ア
ミドを得ることができた。
【0056】実施例14 実施例4と同様にして、(R,S)−6−(2,3−ジ
ヒドロキシ−プロポキシ)−5−(3−メトキシフェノ
キシ)−4−(5−メチルピリジン−2−イル−スルホ
ニルアミノ)−ピリミジン−2−カルボン酸を得ること
ができた。
【0057】実施例15 実施例6と同様にして、6−(4−tert−ブチルフェニ
ルスルホニルアミノ)−4−(2,3−ジヒドロキシ−
プロポキシ)−5−(3−メトキシフェノキシ)ピリミ
ジン−2−カルボン酸(1H−テトラゾール−5−イ
ル)アミドを得ることができた。
【0058】実施例16 実施例6と同様にして、4−tert−ブチル−N−〔6−
(2−ヒドロキシ−エトキシ)−5−(3−メトキシ−
フェノキシ)−2−(モルホリン−4−イルカルボニ
ル)−ピリミジン−4−イル〕−ベンゼンスルホンアミ
ドを得た:質量分析:(M−H)-585。
【0059】実施例17 実施例6と同様にして、4−(4−tert−ブチル−フェ
ニルスルホニルアミノ)−6−(2−ヒドロキシ−エト
キシ)−5−(3−メトキシ−フェノキシ)−ピリミジ
ン−2−カルボン酸ピリジン−3−イルアミドを得た:
質量分析:(M−H)-592。
【0060】実施例18 実施例6と同様にして、4−(4−tert−ブチル−フェ
ニルスルホニルアミノ)−6−(2−ヒドロキシ−エト
キシ)−5−(3−メトキシ−フェノキシ)−ピリミジ
ン−2−カルボン酸(3−ヒドロキシ−フェニル)−ア
ミドを得た:質量分析:(M−H)-607。
【0061】実施例19 実施例6と同様にして、4−(4−tert−ブチル−フェ
ニルスルホニルアミノ)−6−(2−ヒドロキシ−エト
キシ)−5−(3−メトキシ−フェノキシ)−ピリミジ
ン−2−カルボン酸(2−ヒドロキシメチル−フェニ
ル)−アミドを得た:質量分析:(M+H)+623。
【0062】実施例20 実施例6と同様にして、4−(4−tert−ブチル−フェ
ニルスルホニルアミノ)−6−(2−ヒドロキシ−エト
キシ)−5−(3−メトキシ−フェノキシ)−ピリミジ
ン−2−カルボン酸(3−ヒドロキシメチル−フェニ
ル)−アミドを得た:質量分析:(M−H)-621。
【0063】実施例21 実施例6と同様にして、(RS)−4−(4−tert−ブ
チル−フェニルスルホニルアミノ)−6−(2,3−ジ
ヒドロキシ−プロポキシ)−5−(3−メトキシ−フェ
ノキシ)−ピリミジン−2−カルボン酸ピリジン−3−
イルアミドを得た:質量分析:(M−H)-622。
【0064】実施例22 実施例6と同様にして、(RS)−4−(4−tert−ブ
チル−フェニルスルホニルアミノ)−6−(2,3−ジ
ヒドロキシ−プロポキシ)−5−(3−メトキシ−フェ
ノキシ)−ピリミジン−2−カルボン酸(3−ヒドロキ
シ−フェニル)−アミドを得た:質量分析:(M−H)-
637。
【0065】実施例23 ジメチルアセトアミド5ml中の6−(4−tert−ブチル
−フェニルスルホニルアミノ)−4−(2−ヒドロキシ
−エトキシ)−5−(3−メトキシ−フェノキシ)−ピ
リミジン−2−カルボン酸0.2gを、水素化ナトリウ
ム0.04g及び2−クロロ−ピリミジン0.07gと
共に20℃で3時間撹拌し、この混合物を飽和NH4
l溶液で中和した。この反応混合物を酢酸エチルで洗浄
した。水相を1N HClでpH2に調整し、クロロホルム
で抽出した。有機相を乾燥し、溶媒を留去して、残渣を
クロロホルム:メタノール:水(60:35:5)を用
いてシリカゲル上で精製した。4−(4−tert−ブチル
−フェニルスルホニルアミノ)−5−(3−メトキシ−
フェノキシ)−6−(2−ピリミジン−2−イルオキシ
−エトキシ)−ピリミジン−2−カルボン酸0.16g
を得た:質量分析:(M+H)+596。
【0066】実施例A 従来法で以下の成分を含有する錠剤を製造した: 成分 1錠中 式(I)の化合物 10.0〜100.0mg 乳糖 125.0mg トウモロコシデンプン 75.0mg タルク 4.0mg ステアリン酸マグネシウム 1.0mg
【0067】実施例B 従来法で以下の成分を含有するカプセル剤を製造した: 成分 1カプセル中 式(I)の化合物 25.0mg 乳糖 150.0mg トウモロコシデンプン 20.0mg タルク 5.0mg
【0068】実施例C 以下の組成により注射液を製造した: 式(I)の化合物 3.0mg ゼラチン 150.0mg フェノール 4.7mg 注射液用水 1.0mlまで
【0069】実施例D 式(I)の化合物500mgをミグリオール(Myglyol)8
12の3.5mlとベンジルアルコール0.08gに懸濁
した。この懸濁液を投薬バルブのついた容器に満たし
た。フレオン12の5.0gをバルブを通して加圧して
容器に充填した。このフレオンを振盪によりミグリオー
ル−ベンジルアルコール混合物に溶解した。このスプレ
ー容器には、個々に適用可能な約100回分の用量が入
った。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07D 239/52 C07D 239/52 239/56 239/56 239/58 239/58 401/12 239 401/12 239 401/14 239 401/14 239 403/12 239 403/12 239 405/04 239 405/04 239 //(C07D 401/12 213:71 239:52) (C07D 401/12 213:75 239:69) (C07D 401/14 213:71 239:52 257:06) (C07D 405/04 239:52 307:38) (72)発明者 カスパール・ブリ スイス国、ツェーハー−4102 ビニンゲ ン、ヘーエンヴェーク 47 (72)発明者 ジーン−マリー・カッサル フランス国、エフ−68100 ミュールーズ、 リュ・デュ・マルクスタン 4 (72)発明者 マルチン・クローゼ フランス国、エフ−68300 サンルウィ、 リュ・オベリン 11 (72)発明者 ジョルジュ・ヒルト フランス国、エフ−68330 ユニング、リ ュ・ドゥ・ランクル 7 (72)発明者 ベルンド−ミカエル・レフラー ドイツ連邦共和国、デー−79206 オーベ ルリムジンゲン、ザイルホーフ 21 (72)発明者 マルセル・ミュラー スイス国、ツェーハー−4402 フレンケン ドルフ、クヴェレンヴェーク 10 (72)発明者 ヴェルナー・ナイドハルト フランス国、エフ−68870 バルテンハイ ム、リュ・デュ・ジュラ 5 (72)発明者 アンリ・ラミュ スイス国、ツェーハー−4127 ビルスフェ ルデン、ラインパルクシュトラーセ 3

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式(I): 【化1】 〔式中、 R1 は、フェニル、置換フェニル、複素環式基又は置換
    複素環式基を表し;R2 は、フェニル又は置換フェニル
    を表し;R3 は、ヒドロキシ、低級アルコキシ又は−N
    45 残基を表し;R4 は、水素又は−R6 残基を表
    し、そしてR5 は、水素又は−(CH2)m6 残基を表
    すか、あるいはR4 及びR5 は、これらが結合している
    N原子と一緒になって、N−複素環残基を表し;R6
    は、フェニル、置換フェニル、シクロアルキル、複素環
    式基、低級アルキル、ヒドロキシ−低級アルキル、アミ
    ノ−低級アルキル、カルボキシ−低級アルキル又は低級
    アルコキシカルボニル−低級アルキルを表し;Ra は、
    水素、低級アルキル又はヒドロキシを表し;Rb は、水
    素又は低級アルキルを表し;Xは、酸素又は硫黄を表
    し;Yは、酸素又は硫黄を表し;Zは、水素、低級アル
    キル、アリール、アリール−低級アルキル、複素環式基
    又は複素環置換低級アルキルを表し;mは、0、1又は
    2を表し;そしてnは、0、1又は2を表す〕で示され
    る化合物、又は薬学的に用いうるその塩。
  2. 【請求項2】 式(II): 【化2】 〔式中、Aは、ホルミル又はフラン−2−イルを表し、
    そしてR1 、R2 、X、Z、Ra 、Rb 、Y及びnは、
    請求項1と同義であり、かつ式(II)中にOZにより表
    されるヒドロキシ基及びRa として存在することのある
    ヒドロキシ基は保護された形で存在してよい〕で示され
    る化合物。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の化合物と、通常の担体物
    質及び補助剤を含有する医薬組成物。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の化合物を含有するエンド
    セリン活性関連障害、特に、高血圧、虚血、血管痙攣又
    は狭心症のような循環系障害の治療剤。
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