JP3067131B2 - 医薬組成物 - Google Patents

医薬組成物

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JP3067131B2
JP3067131B2 JP8151440A JP15144096A JP3067131B2 JP 3067131 B2 JP3067131 B2 JP 3067131B2 JP 8151440 A JP8151440 A JP 8151440A JP 15144096 A JP15144096 A JP 15144096A JP 3067131 B2 JP3067131 B2 JP 3067131B2
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幸一郎 山田
公助 安田
公平 吉川
理夏子 河野
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Mitsubishi Tanabe Pharma Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は医薬組成物に関す
る。
【0002】
【従来の技術】エンドセリンは21個のアミノ酸から成
るポリペプチドであり、ヒト、ブタ等の内皮細胞より産
生され、強力な血管収縮作用、気管支収縮作用及び細胞
増殖作用を有することが知られている。またエンドセリ
ンは、臨床上本態性高血圧患者、急性心筋梗塞患者、肺
性高血圧患者、レイノー病患者、糖尿病患者、アテロー
ム性動脈硬化症患者の血中及び喘息患者の血中或いは気
道洗浄液中において正常人に比べ明らかに増加している
ことが報告されている。このように、エンドセリンは直
接的又は間接的に血管性及び非血管性の平滑筋を持続的
に収縮させる内在性の生理活性物質であり、その過剰生
産や過剰分泌は高血圧症、肺性高血圧症、腎性高血圧
症、レイノー病、気管支喘息、胃潰瘍、炎症性腸疾患
(クローン病)、ショック、発癌、血管形成術後の再狭
窄、臓器移植後の臓器機能不全、糖尿病、血栓症、動脈
硬化症、心不全、急性腎不全、糸球体腎炎、サイクロス
ポリン誘発腎毒性、心筋梗塞、狭心症、不整脈、緑内
症、片頭痛、脳血管攣縮、脳梗塞等の病因のひとつであ
ると考えられている。よってエンドセリンに強く拮抗す
る物質は上記種々の病態の治療に有用であると考えられ
ている。
【0003】一方、特開平5−155864号及び特開
平5−222003号には、エンドセリン拮抗作用を有
するベンゼンスルホンアミド誘導体として、N−{〔5
−置換フェニル(もしくは置換フェノキシ)〕−6−ヒ
ドロキシアルコキシピリミジン−4−イル}−置換ベン
ゼンスルホンアミド等が記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、優れたエン
ドセリン拮抗作用を有する新規ベンゼンスルホンアミド
誘導体を有効成分としてなる医薬組成物を提供するもの
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は一般式〔I〕
【0006】
【化2】
【0007】(但し、環A及び環Bは同一又は異なって
置換もしくは非置換フェニル基、Qは単結合手又は式−
O−、−S−,−SO−,−SO2−もしくは−CH2
で示される基、Yは式−O−、−S−又は−NH−で示
される基、Alkは低級アルキレン基又は低級アルケニ
レン基、Zは単結合手又は式−O−もしくは−NH−で
示される基、Rは置換もしくは非置換の芳香族複素環式
基もしくはアリール基、R1は水素原子、トリフルオロ
メチル基、モノ−もしくはジ−低級アルキルアミノ基、
置換もしくは非置換低級アルキル基、置換もしくは非置
換低級アルケニル基、置換もしくは非置換低級アルキニ
ル基、置換もしくは非置換低級アルキルチオ基、置換も
しくは非置換低級アルコキシ基、芳香族複素環式基、置
換もしくは非置換脂肪族複素環式基又はアリール基を表
す。但し、Zが単結合手である場合、Rがアリール基の
ものを除く。)で示されるベンゼンスルホンアミド誘導
体又はその薬理的に許容し得る塩を有効成分としてなる
医薬組成物に関する。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の有効成分であるベンゼン
スルホンアミド誘導体〔I〕において、芳香族複素環式
基としては、窒素原子、酸素原子及び硫黄原子から選ば
れる1〜4個の異項原子を含む単環もしくは二環式芳香
族複素環式基であるものが好ましく、例えばピロリル
基、イミダゾリル基、フリル基、チエニル基、チアゾリ
ル基、イソオキサゾリル基、オキサゾリル基、オキサゾ
リニル基、ピラゾリル基、キナゾリニル基、チエノピリ
ミジニル基、ピリジル基、ピリミジニル基、ピリダジニ
ル基、ピラジニル基、トリアジニル基、テトラゾリル
基、キノリル基、イソキノリル基、キノキサリニル基、
ベンゾチアゾリル基、ベンゾオキサゾリル基又はベンゾ
イミダゾリル基等があげられる。
【0009】またアリール基並びにアリールカルボニル
アミノ基、アリールアミノカルボニル基、アリールオキ
シ基及びアリールカルボニル基におけるアリール部分と
してはフェニル基、低級アルコキシフェニル基又はナフ
チル基等があげられる。
【0010】脂肪族複素環式基としては、窒素原子、酸
素原子及び硫黄原子から選ばれる1〜4個の異項原子を
含む単環もしくは二環式脂肪族複素環式基であるものが
好ましく、例えばピペラジニル基、ピロリジニル基、ピ
ペリジル基、ホモピペリジル基、チオモルホリニル基又
はモルホリニル基等があげられる。
【0011】環A及び/又は環B上の置換基としては、
例えばハロゲン原子;低級アルキル基;低級アルコキシ
基;低級アルケニル基;低級アルキニル基;低級アルキ
ルチオ基;シクロアルキル基;トリフルオロメチル基;
カルボキシル基;シアノ基;テトラゾリル基;ホルミル
基;カルバモイル基;モノ−もしくはジ−低級アルキル
アミノカルボニル基;低級アルコキシカルボニル基;低
級アルコキシカルボニル−低級アルコキシ基;低級アル
コキシカルボニル−低級アルキル基;低級アルコキシカ
ルボニル−低級アルケニル基;ジ低級アルコキシ基置換
低級アルキル基;ヒドロキシ基置換低級アルキル基;カ
ルボキシル基置換低級アルキル基;カルボキシル基置換
低級アルケニル基;カルボキシル基置換低級アルコキシ
基;ブロモピリミジニルオキシ低級アルキル基;低級ア
ルキレンジオキシ基;アリール低級アルコキシ基;又は
アリールアミノカルボニル基等があげられる。
【0012】環A及び/又は環Bは、同一又は異なっ
て、上記の置換基を1〜3個有していてもよい。
【0013】また、Rにおける芳香族複素環式基又はア
リール基上の置換基としては、例えばハロゲン原子;保
護されていてもよいヒドロキシ基;ニトロ基;シアノ
基;アミノ基;ホルミル基;カルボキシル基;カルバモ
イル基;N−モノ−もしくはジ−低級アルキルカルバモ
イル基;N−低級アルキルカルバモイルオキシ基;N−
ヒドロキシイミノメチル基;N−低級アルコキシイミノ
メチル基;低級アルキル基;ヒドロキシ低級アルキル
基;シクロアルキル基;低級アルコキシ−低級アルキル
基;低級アルコキシカルボニル−低級アルケニル基;ト
リフルオロメチル基;ヒドロキシ基及びアリール基置換
低級アルキル基;低級アルキルチオ基;モノ−もしくは
ジ−低級アルキルアミノ基;低級アルカノイルアミノ
基;低級アルコキシ基;保護されていてもよいカルボキ
シル基で置換された低級アルコキシ基;アリールオキシ
基;低級アルコキシカルボニル基;低級アルコキシ−低
級アルケニル基;低級アルカノイル基;アリールカルボ
ニル基;低級アルケニルオキシ基;ヒドロキシ低級アル
キニル基;トリメチルシリル基で保護されていてもよい
低級アルキニル基;シアノ低級アルコキシ基;シクロア
ルキル−低級アルコキシ基;低級アルキルスルフィニル
基;低級アルキルスルホニル基;アリール基;フェニル
低級アルキル基;芳香族複素環式基置換低級アルキル
基;芳香族複素環式基置換低級アルコキシ基;フェニル
低級アルケニル基;フェニル低級アルコキシ基;アリー
ルカルボニルアミノ基;ハロゲン原子及び低級アルキル
基から選ばれる1〜3の基で置換されていてもよい芳香
族複素環式基置換ヒドロキシル基;又は低級アルキル基
で置換されていてもよい芳香族複素環式基等があげられ
る。
【0014】ヒドロキシル基及び/又はカルボキシル基
の保護基としては、ヒドロキシル基及び/又はカルボキ
シル基の保護基となりうる慣用の保護基を用いることが
でき、例えば、ヒドロキシル基の保護基としては、ベン
ジル基、メトキシメチル基、テトラヒドロピラニル基等
があげられ、カルボキシル基の保護基としては、メチル
基、エチル基、tert−ブチル基、ベンジル基等があ
げられる。
【0015】芳香族複素環式基及び/又はアリール基は
同一又は異なって、上記の置換基を1〜4個有していて
もよい。
【0016】さらに、R1における低級アルキル基上の
置換基としては、ハロゲン原子、カルボキシル基、低級
アルコキシカルボニル基、芳香族複素環式基又はアリー
ル基等があげられる。低級アルケニル基及び/又は低級
アルキニル基の置換基としては、カルボキシル基等があ
げられる。低級アルキルチオ基及び/又は低級アルコキ
シ基上の置換基としては、ヒドロキシ基、ヒドロキシ低
級アルコキシ基等があげられる。さらに脂肪族複素環式
基上の置換基としては、低級アルキル基等があげられ
る。
【0017】低級アルキル基、低級アルケニル基、低級
アルキニル基、低級アルキルチオ基、低級アルコキシ基
及び/又は脂肪族複素環式基上の置換基は同一又は異な
って、上記の置換基を1〜4個有していてもよい。
【0018】本発明の有効成分であるベンゼンスルホン
アミド誘導体〔I〕のうち、薬効上好ましい化合物は、
環A及び環Bが同一又は異なってハロゲン原子;低級ア
ルキル基;低級アルコキシ基;低級アルケニル基;低級
アルキニル基;低級アルキルチオ基;シクロアルキル
基;トリフルオロメチル基;カルボキシル基;シアノ
基;テトラゾリル基;ホルミル基;カルバモイル基;モ
ノ−もしくはジ−低級アルキルアミノカルボニル基;低
級アルコキシカルボニル基;低級アルコキシカルボニル
−低級アルコキシ基;低級アルコキシカルボニル−低級
アルキル基;低級アルコキシカルボニル−低級アルケニ
ル基;ジ低級アルコキシ基置換低級アルキル基;ヒドロ
キシ低級アルキル基;カルボキシル基置換低級アルキル
基;カルボキシル基置換低級アルケニル基;カルボキシ
ル基置換低級アルコキシ基;ブロモピリミジニルオキシ
低級アルキル基;低級アルキレンジオキシ基;アリール
低級アルコキシ基;及びアリールアミノカルボニル基か
ら選ばれる1〜3個の基で置換されていてもよいフェニ
ル基、Rがハロゲン原子;保護されていてもよいヒドロ
キシ基;ニトロ基;シアノ基;アミノ基;ホルミル基;
カルボキシル基;カルバモイル基;N−モノ−もしくは
ジ−低級アルキルカルバモイル基;N−低級アルキルカ
ルバモイルオキシ基;N−ヒドロキシイミノメチル基;
N−低級アルコキシイミノメチル基;低級アルキル基;
ヒドロキシ低級アルキル基;シクロアルキル基;低級ア
ルコキシ−低級アルキル基;低級アルコキシカルボニル
−低級アルケニル基;トリフルオロメチル基;ヒドロキ
シ基及びアリール基置換低級アルキル基;低級アルキル
チオ基;モノ−もしくはジ−低級アルキルアミノ基;低
級アルカノイルアミノ基;低級アルコキシ基;保護され
ていてもよいカルボキシル基で置換された低級アルコキ
シ基;アリールオキシ基;低級アルコキシカルボニル
基;低級アルコキシ−低級アルケニル基;低級アルカノ
イル基;アリールカルボニル基;低級アルケニルオキシ
基;ヒドロキシ低級アルキニル基;トリメチルシリル基
で保護されていてもよい低級アルキニル基;シアノ低級
アルコキシ基;シクロアルキル−低級アルコキシ基;低
級アルキルスルフィニル基;低級アルキルスルホニル
基;アリール基;フェニル低級アルキル基;芳香族複素
環式基置換低級アルキル基;芳香族複素環式基置換低級
アルコキシ基;フェニル低級アルケニル基;フェニル低
級アルコキシ基;アリールカルボニルアミノ基;ハロゲ
ン原子及び低級アルキルから選ばれる1〜3の基で置換
されていてもよい芳香族複素環式基置換オキシ基;及び
低級アルキル基で置換されていてもよい芳香族複素環式
基から選ばれる1〜4個の基で置換されていてもよい、
芳香族複素環式基又はアリール基、R1が(1)水素原
子、(2)トリフルオロメチル基、(3)モノ−もしく
はジ−低級アルキルアミノ基、(4)ハロゲン原子、カ
ルボキシル基、低級アルコキシカルボニル基、芳香族複
素環式基及びアリール基から選ばれる1〜4個の基で置
換されていてもよい低級アルキル基、(5)低級アルケ
ニル基、(6)カルボキシル基で置換されていてもよい
低級アルキニル基、(7)低級アルキルチオ基、(8)
ヒドロキシ基又はヒドロキシ低級アルコキシ基で置換さ
れていてもよい低級アルコキシ基、(9)芳香族複素環
式基、(10)低級アルキル基で置換されていてもよい
脂肪族複素環式基又は(11)アリール基である化合物
である。
【0019】このうち、芳香族複素環式基が窒素原子、
酸素原子及び硫黄原子から選ばれる1〜4個の異項原子
を含む単環もしくは二環式芳香族複素環式基であり、脂
肪族複素環式基が窒素原子、酸素原子及び硫黄原子から
選ばれる1〜4個の異項原子を含む単環もしくは二環式
脂肪族複素環式基である化合物が薬効上より好ましく、
芳香族複素環式基がピロリル基、イミダゾリル基、フリ
ル基、チエニル基、チアゾリル基、イソオキサゾリル
基、オキサゾリル基、オキサゾリニル基、ピラゾリル
基、キナゾリニル基、チエノピリミジニル基、ピリジル
基、ピリミジニル基、ピリダジニル基、ピラジニル基、
トリアジニル基、テトラゾリル基、キノリル基、イソキ
ノリル基、キノキサリニル基、ベンゾチアゾリル基、ベ
ンゾオキサゾリル基又はベンゾイミダゾリル基であり、
脂肪族複素環式基がピペラジニル基、ピロリジニル基、
ピペリジル基、ホモピペリジル基、チオモルホリニル基
又はモルホリニル基であり、アリール基並びにアリール
カルボニルアミノ基、アリールアミノカルボニル基、ア
リールオキシ基及びアリールカルボニル基におけるアリ
ール部分がフェニル基、低級アルコキシフェニル基又は
ナフチル基ある化合物が薬効上更に好ましい。
【0020】本発明の有効成分であるベンゼンスルホン
アミド誘導体〔I〕のうち、薬効上更により好ましい化
合物は、環Aが低級アルキル基;低級アルコキシ基;低
級アルコキシカルボニル−低級アルキル基;ヒドロキシ
低級アルキル基;及び低級アルコキシカルボニル−低級
アルコキシ基から選ばれる基で置換されているフェニル
基、環Bがトリフルオロメチル基;ホルミル基;低級ア
ルキル基;低級アルコキシ基;低級アルキレンジオキシ
基;ヒドロキシ低級アルキル基;及び低級アルコキシカ
ルボニル基から選ばれる基で置換されていてもよいフェ
ニル基、Qが単結合手又は式−O−もしくは−S−で示
される基、Yが式−O−で示される基、Alkが低級ア
ルキレン基、Zが式−O−で示される基、Rがアミノ
基、ニトロ基、ハロゲン原子及びヒドロキシ低級アルキ
ル基から選ばれる基で置換されていてもよいフェニル
基;アミノ基、ニトロ基、トリフルオロメチル基及び低
級アルカノイルアミノ基から選ばれる基で置換されてい
てもよいピリジル基;ハロゲン原子、ホルミル基、N−
ヒドロキシイミノメチル基、N−低級アルコキシイミノ
メチル基、チエニル基、フリル基、ピリジル基、低級ア
ルキル基、ヒドロキシ低級アルキル基、低級アルキルチ
オ基、低級アルカノイル基、低級アルキニル基、低級ア
ルケニルオキシ基、低級アルコキシ基、低級アルキルス
ルフィニル基、低級アルキルスルホニル基、シアノ低級
アルコキシ基、チアゾリル基、低級アルキル基置換チエ
ニル基、低級アルキル基置換ピロリル基、フェニル基及
び低級アルコキシフェニル基から選ばれる基で置換され
ていてもよいピリミジニル基;又はベンゾチアゾリル
基、R1が水素原子、低級アルキル基、モルホリニル
基、ピリジル基又はピリミジニル基である化合物であ
る。
【0021】本発明の有効成分であるベンゼンスルホン
アミド誘導体〔I〕のうち、薬効上更にとりわけ好まし
いものとしては、環Aが低級アルキル基及びヒドロキシ
ル低級アルキル基から選ばれる基で置換されているフェ
ニル基、環Bがハロゲン原子、低級アルキル基及び低級
アルコキシ基から選ばれる基で置換されているフェニル
基、Rがハロゲン原子、ヒドロキシ低級アルキル基、チ
エニル基、フリル基及び低級アルキルチオ基から選ばれ
る基で置換されているピリミジニル基、R1が水素原子
又はピリミジニル基である化合物である。
【0022】本発明の有効成分であるベンゼンスルホン
アミド誘導体〔I〕のうち、薬効上最も好ましい化合物
は、4−tert−ブチル−N−〔5−(4−メチルフ
ェニル)−6−{2−(5−(3−チエニル)ピリミジ
ン−2−イルオキシ)エトキシ}ピリミジン−4−イ
ル〕ベンゼンスルホンアミド、4−tert−ブチル−
N−〔5−(4−メチルフェニル)−6−{2−(5−
メチルチオピリミジン−2−イルオキシ)エトキシ}ピ
リミジン−4−イル〕ベンゼンスルホンアミド、4−t
ert−ブチル−N−〔5−(4−メチルフェニル)−
6−{2−(5−(2−フリル)ピリミジン−2−イル
オキシ)エトキシ}ピリミジン−4−イル〕ベンゼンス
ルホンアミド、4−tert−ブチル−N−〔5−(4
−メチルフェニル)−6−{2−(5−(2−チエニル
ピリミジン−2−イルオキシ)エトキシ}ピリミジン−
4−イル〕ベンゼンスルホンアミド、4−tert−ブ
チル−N−〔5−(4−メチルフェニル)−6−{2−
(5−ブロモピリミジン−2−イルオキシ)エトキシ}
ピリミジン−4−イル〕ベンゼンスルホンアミド、4−
tert−ブチル−N−〔5−(4−メチルフェニル)
−6−{2−(5−ブロモピリミジン−2−イルオキ
シ)エトキシ}−2−(2−ピリミジル)ピリミジン−
4−イル〕ベンゼンスルホンアミド、4−tert−ブ
チル−N−〔5−(4−メチルフェニル)−6−{2−
(5−クロロピリミジン−2−イルオキシ)エトキシ}
ピリミジン−4−イル〕ベンゼンスルホンアミド、4−
tert−ブチル−N−〔5−(4−メトキシフェニ
ル)−6−{2−(5−メチルチオピリミジン−2−イ
ルオキシ)エトキシ}ピリミジン−4−イル〕ベンゼン
スルホンアミド、4−tert−ブチル−N−〔5−
(2−メトキシフェノキシ)−6−{2−(5−(2−
チエニル)ピリミジン−2−イルオキシ)エトキシ}ピ
リミジン−4−イル〕ベンゼンスルホンアミド、4−t
ert−ブチル−N−〔5−(4−メチルフェニル)−
6−{2−(5−(3−フリル)ピリミジン−2−イル
オキシ)エトキシ}ピリミジン−4−イル〕ベンゼンス
ルホンアミド、4−tert−ブチル−N−〔5−(4
−クロロフェニル)−6−{2−(5−メチルチオピリ
ミジン−2−イルオキシ)エトキシ}ピリミジン−4−
イル〕ベンゼンスルホンアミド、4−tert−ブチル
−N−〔5−(2−メトキシフェニルチオ)−6−{2
−(5−ブロモピリミジン−2−イルオキシ)エトキ
シ}−2−(2−ピリミジル)ピリミジン−4−イル〕
ベンゼンスルホンアミド4−tert−ブチル−N−
〔5−(4−メチルフェニル)−6−{2−(5−ヒド
ロキシメチルピリミジン−2−イルオキシ)エトキシ}
ピリミジン−4−イル〕ベンゼンスルホンアミド又は4
−(2−ヒドロキシ−1,1−ジメチルエチル)−N−
〔5−(4−メチルフェニル)−6−{2−(5−ブロ
モピリミジン−2−イルオキシ)エトキシ}ピリミジン
−4−イル〕ベンゼンスルホンアミドである。
【0023】このうち、特に好ましいものは、4−(2
−ヒドロキシ−1,1−ジメチルエチル)−N−〔5−
(4−メチルフェニル)−6−{2−(5−ブロモピリ
ミジン−2−イルオキシ)エトキシ}ピリミジン−4−
イル〕ベンゼンスルホンアミドである。
【0024】他の薬効上好ましい化合物としては、環A
が低級アルキル基で置換されているフェニル基、環Bが
低級アルキル基又は低級アルコキシ基で置換されている
フェニル基、Qが単結合手又は式−O−で示される基、
Yが式−O−で示される基、Alkが低級アルキレン
基、Zが式−O−で示される基、Rがハロゲン原子、ホ
ルミル基、シアノ基、ヒドロキシ基、低級アルキルチオ
基、低級アルカノイル基、低級アルキニル基、低級アル
ケニルオキシ基、低級アルコキシ基、低級アルキルスル
フィニル基、低級アルキルスルホニル基、低級アルキル
アミノ−低級アルカノイルオキシ基、シアノ低級アルコ
キシ基、ヒドロキシ低級アルキル基、低級アルコキシ−
低級アルケニル基、低級アルキル基置換ピロリル基、チ
アゾリル基、チエニル基、低級アルキル基置換チエニル
基、フリル基、ピリジル基、ジ−低級アルキル基置換オ
キサゾリニル基及びフェニル基から選ばれる基で置換さ
れていてもよいピリミジニル基、R1が水素原子、モル
ホリニル基、ピリジル基又はピリミジニル基である化合
物である。
【0025】このうち、より好ましものは、Rがハロゲ
ン原子、低級アルキルチオ基、低級アルカノイル基、低
級アルコキシ基、ヒドロキシ低級アルキル基、低級アル
コキシ−低級アルケニル基、チエニル基、フリル基、ピ
リジル基及びフェニル基から選ばれる基で置換されてい
るピリミジニル基、R1が水素原子、モルホリニル基又
はピリミジニル基である化合物である。
【0026】本発明の有効成分であるベンゼンスルホン
アミド誘導体〔I〕は、不斉炭素原子又は不斉硫黄原子
に基づく光学異性体が存在しうるが、これらの光学異性
体及びその混合物のいずれをも含むものである。
【0027】また本発明の有効成分であるベンゼンスル
ホンアミド誘導体〔I〕は、遊離の形でも、また薬理的
に許容し得る塩の形でも医薬用途に使用することができ
る。かかる薬理的に許容し得る塩としては、無機酸もし
くは有機酸との酸付加塩、無機塩基、有機塩基又はアミ
ノ酸との塩があげられ、例えば塩酸塩、硫酸塩、臭化水
素酸塩、メタンスルホン酸塩、酢酸塩、フマル酸塩、マ
レイン酸塩、シュウ酸塩、アルカリ金属(ナトリウム、
カリウム等)塩、アルカリ土類金属(マグネシウム、カ
ルシウム等)塩、トリエチルアミン塩、リジンとの塩な
どがあげられる。
【0028】また、本発明の有効成分であるベンゼンス
ルホンアミド誘導体〔I〕又はその薬理的に許容しうる
塩は、その分子内塩、付加物、錯体、水和物あるいは溶
媒和物をも含むものである。
【0029】本発明の有効成分であるベンゼンスルホン
アミド誘導体〔I〕又はその薬理的に許容しうる塩は、
経口的にも非経口的にも投与することができ、また常法
により例えば、錠剤、顆粒剤、カプセル剤、散剤、注射
剤、吸入剤のような適宜の医薬製剤として用いることが
できる。
【0030】経口投与する場合の剤形は、錠剤、顆粒
剤、カプセル剤、散剤の如き固形剤であってもよく、溶
液、懸濁剤の如き液剤であってもよく、経口投与に適し
た医薬担体と共に医薬製剤として使用することができ
る。かかる医薬担体としては、例えば、結合剤(シロッ
プ、アラビアゴム、ゼラチン、ソルビット、トラガン
ト、ポリビニルピロリドン等)、賦形剤(乳糖、砂糖、
コーンスターチ、リン酸カリウム、ソルビット、グリシ
ン等)、滑沢剤(ステアリン酸マグネシウム、タルク、
ポリエチレングリコール、シリカ等)、崩壊剤(バレイ
ショデンプン等)又は湿潤剤(ラウリル硫酸ナトリウム
等)等慣用のものをいずれも使用できる。
【0031】一方、非経口投与する場合の剤形は、例え
ば、注射用蒸留水、生理的食塩水、ブドウ糖水溶液等を
用いて、注射剤や点滴注射剤とするのが好ましい。
【0032】ベンゼンスルホンアミド誘導体〔I〕又は
その薬理的に許容しうる塩の投与量は、投与方法、患者
の年令、体重、状態あるいは疾患の程度によっても異な
るが、通常、1日当りの投与量は、約0.001〜10
0mg/kg程度とするのが好ましい。
【0033】本発明の医薬組成物は、とりわけエンドセ
リン拮抗薬として好適に用いることができる。
【0034】すなわち、本発明の有効成分であるベンゼ
ンスルホンアミド誘導体〔I〕又はその薬理的に許容し
得る塩は、安定性が高いと共に、優れたエンドセリン拮
抗作用を有する。
【0035】また、本発明の有効成分であるベンゼンス
ルホンアミド誘導体〔I〕又はその薬理的に許容し得る
塩は、毒性が低く、例えば4−tert−ブチル−N−
〔5−(4−メチルフェニル)−6−{2−(5−ブロ
モピリミジン−2−イルオキシ)エトキシ}ピリミジン
−4−イル〕ベンゼンスルホンアミド・ナトリウム塩を
ラットに100mg/kgを25日間連続して経口投与
しても、死亡例は全く観察されなかった。
【0036】このため、本発明の医薬組成物は、エンド
セリン活性に関連する疾患、例えば、高血圧症、肺性高
血圧症、腎性高血圧症、レイノー病、気管支喘息、胃潰
瘍、炎症性腸疾患(クローン病)、ショック、発癌、血
管形成術後の再狭窄、臓器移植後の臓器機能不全、糖尿
病、血栓症、動脈硬化症、心不全、急性腎不全、糸球体
腎炎、サイクロスポリン誘発腎毒性、心筋梗塞、狭心
症、不整脈、緑内症、片頭痛、脳血管攣縮及び脳梗塞等
の予防又は治療薬として有用である。
【0037】本発明の有効成分であるベンゼンスルホン
アミド誘導体〔I〕は下記〔A法〕、〔B法〕、〔C
法〕又は〔D法〕によって製造することができる。
【0038】〔A法〕本発明の有効成分であるベンゼン
スルホンアミド誘導体〔I〕は、一般式〔II〕
【0039】
【化3】
【0040】(但し、X1は反応性残基を表し、他の記
号は前記と同一意味を有する。)で示される化合物と一
般式〔III〕
【0041】
【化4】
【0042】(但し、記号は前記と同一意味を有す
る。)で示される化合物又はその塩とを反応させて製造
することができる。
【0043】〔B法〕また、化合物〔I〕は、一般式
〔IV〕
【0044】
【化5】
【0045】(但し、記号は前記と同一意味を有す
る。)で示される化合物又はその塩と一般式〔V〕
【0046】
【化6】
【0047】(但し、X2は反応性残基を表し、環Aは
前記と同一意味を有する。)で示される化合物を反応さ
せて製造することができる。
【0048】〔C法〕本発明の有効成分であるベンゼン
スルホンアミド誘導体〔I〕のうち、Zが式−O−もし
くは−NH−で示される基である一般式〔I−a〕
【0049】
【化7】
【0050】(但し、Z1は式−O−もしくは−NH−
で示される基を表し、他の記号は前記と同一意味を有す
る。)で示される化合物は、一般式〔VI〕
【0051】
【化8】
【0052】(但し、記号は前記と同一意味を有す
る。)で示される化合物又はその塩と、一般式〔VI
I〕
【0053】
【化9】
【0054】(但し、X3は反応性残基を表し、他の記
号は前記と同一意味を有する。)で示される化合物とを
反応させて製造することができる。
【0055】〔D法〕更に本発明の有効成分であるベン
ゼンスルホンアミド誘導体〔I〕のうち、Qが単結合手
である一般式〔I−b〕
【0056】
【化10】
【0057】(但し、記号は前記と同一意味を有す
る。)で示される化合物は、一般式〔VIII〕
【0058】
【化11】
【0059】(但し、X4は反応性残基を表し、他の記
号は前記と同一意味を有する。)で示される化合物又は
その塩と一般式〔IX〕
【0060】
【化12】
【0061】(但し、Wは低級アルキル基を表し、環B
は前記と同一意味を有する。)で示される化合物を反応
させて製造することができる。
【0062】化合物〔III〕、〔IV〕、〔VI〕又
は〔VIII〕の塩としては、例えば塩酸塩、硫酸塩等
の無機酸との塩及びアルカリ金属塩、アルカリ土類金属
塩等の無機塩基との塩が使用できる。
【0063】X1、X2、X3又はX4の反応性残基として
は、ハロゲン原子等を好適に用いることができる。
【0064】〔A法〕:化合物〔II〕と化合物〔II
I〕又はその塩との反応は、脱酸剤の存在下、適当な溶
媒中又は無溶媒で実施することができる。脱酸剤として
は、水素化アルカリ金属、炭酸アルカリ金属、アルカリ
金属アルコキシド、アルキルアルカリ金属、アルカリ金
属、水酸化アルカリ金属等を好適に用いることができ
る。また溶媒としては、ジメチルスルホキシド、ジメチ
ルアセトアミド、ジメチルホルムアミド、ヘキサメチル
ホスホラミド、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノ
ン、ジオキサン、テトラヒドロフラン、トルエン、エチ
レングリコールジメチルエーテル等を適宜用いることが
できる。本反応は、室温〜150℃、とりわけ室温〜1
00℃で好適に進行する。
【0065】〔B法〕:化合物〔IV〕又はその塩と化
合物〔V〕との反応は、脱酸剤の存在下、適当な溶媒中
又は無溶媒で実施することができる。脱酸剤及び溶媒と
しては、上記〔A法〕で記載の脱酸剤及び溶媒をいずれ
も好適に用いることができる。本反応は、0〜150
℃、とりわけ室温〜100℃で好適に進行する。また、
本反応は硫酸水素テトラブチルアンモニウム、塩化トリ
メチルベンジルアンモニウム、18−クラウン−6等の
相間移動触媒を触媒量添加するとより好適に進行する。
【0066】〔C法〕:化合物〔VI〕又はその塩と化
合物〔VII〕との反応は、脱酸剤の存在下、適当な溶
媒中又は無溶媒で実施することができる。脱酸剤として
は、上記〔A法〕で記載の脱酸剤をいずれも好適に用い
ることができる。また溶媒としては、ジメチルスルホキ
シド、ジメチルアセトアミド、ジメチルホルムアミド、
1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン、ヘキサメチ
ルホスホラミド、ジオキサン、テトラヒドロフラン、ト
ルエン等を適宜用いることができる。本反応は、室温〜
150℃、とりわけ室温〜100℃で好適に進行する。
【0067】〔D法〕:化合物〔VIII〕又はその塩
と化合物〔IX〕との反応は、触媒の存在下、適当な溶
媒中で実施することができる。触媒としてはビス(トリ
フェニルホスフィン)パラジウム(II)クロリド、パ
ラジウム(II)アセテート、テトラキス(トリフェニ
ルホスフィン)パラジウム(0)等のパラジウム系触媒
を適宜用いることができる。本反応は、ジャーナル・オ
ブ・オーガニック・ケミストリー(J. Org. C
hem.)第58巻、1963頁(1993年)記載の
方法に準じ、塩化銅(I)、臭化銅(I)、ヨウ化銅
(I)等の銅(I)塩を添加するとより好適に進行す
る。また溶媒としては、例えばジオキサン、エチレング
リコールジメチルエーテル、ジメチルアセトアミド、ジ
メチルホルムアミド、ヘキサメチルホスホラミド、ベン
ゼン、テトラヒドロフラン、トルエン、ジオキサン、
1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン、ジメトキシ
エタン、水又はそれらの混合溶媒を適宜用いることがで
きる。本反応は、50〜100℃で好適に進行する。
本発明の有効成分であるベンゼンスルホンアミド誘導体
〔I〕は、上記の如くして得られる目的物を他の目的物
へ相互変換することによっても製造することができる。
このような目的物間の相互変換反応としては、その化合
物が有する置換基の種類に応じ、適宜選択すればよい
が、例えば次の(a)〜(w)法の如く実施することが
できる。
【0068】(a)法:Rが置換基を有する芳香族複素
環式基又はアリール基である化合物〔I〕は、対応のR
がハロゲン原子で置換された芳香族複素環式基又はアリ
ール基である化合物と置換させる基のトリアルキルスズ
錯体とを触媒の存在下に反応させることにより製造する
ことができる。触媒としては上記〔D法〕で記載の触媒
をいずれも好適に用いることができる。本反応は、室温
〜100℃で好適に進行する。
【0069】(b)法:Rが低級アルカノイル基(例え
ば、アセチル基等)で置換された芳香族複素環式基又は
アリール基である化合物〔I〕は、対応のRが低級アル
コキシ−低級アルケニル基(例えば、1−エトキシビニ
ル基等)で置換された芳香族複素環式基又はアリール基
である化合物を酸処理することにより製造することがで
きる。酸としては、塩酸、硫酸、p−トルエンスルホン
酸、トリフルオロ酢酸等を好適に用いることができる。
本反応は、0℃〜室温で好適に進行する。
【0070】(c)法:Rがヒドロキシ基置換低級アル
キル基で置換された芳香族複素環式基又はアリール基で
ある化合物〔I〕は、対応のRが低級アルカノイル基ま
たはホルミル基で置換された芳香族複素環式基又はアリ
ール基である化合物を還元剤で処理することにより製造
することができる。還元剤としては、水素化ホウ素ナト
リウム等を好適に用いることができる。本反応は、0℃
〜室温で好適に進行する。
【0071】(d)法:Rが低級アルキル基で置換され
た芳香族複素環式基又はアリール基である化合物〔I〕
は、対応のRがヒドロキシ基置換低級アルキル基で置換
された芳香族複素環式基又はアリール基である化合物を
ハロゲン化し、次いで還元することにより製造すること
ができる。ハロゲン化は、チオニルクロリド等と反応さ
せることにより実施できる。還元は、パラジウム−炭素
等で処理することにより実施できる。また本還元反応は
脱酸剤の存在下に水素雰囲気中で実施するのが好まし
く、脱酸剤としては、トリエチルアミン、ピリジン等を
好適に用いることができる。本反応は、室温〜60℃で
好適に進行する。
【0072】(e)法:Rが無置換の芳香族複素環式基
又はアリール基である化合物〔I〕は、対応のRがハロ
ゲン原子で置換された芳香族複素環式基又はアリール基
である化合物を、還元して製造することができる。還元
は上記(d)法記載と同様の条件で好適に実施すること
ができる。
【0073】(f)法:また、Rが無置換の芳香族複素
環式基又はアリール基である化合物〔I〕は、対応のR
が低級アルキルチオ基で置換された芳香族複素環式基又
はアリール基である化合物を、脱硫反応に付すことによ
っても製造することができる。脱硫反応は水素雰囲気
下、ラネーニッケル等の触媒の存在下に好適に実施する
ことができる。本反応は、室温〜50℃で好適に進行す
る。
【0074】(g)法:Rがホルミル基、ヒドロキシ基
置換低級アルキル基、或いはヒドロキシ基及びアリール
基置換低級アルキル基で置換された芳香族複素環式基又
はアリール基である化合物〔I〕は、対応のRがハロゲ
ン原子で置換された芳香族複素環式基又はアリール基で
ある化合物を、リチオ化し、次いで対応するカルボニル
化合物(例えば、ジメチルホルムアミド、アセトン、ベ
ンズアルデヒド等)と反応させることにより製造するこ
とができる。リチオ化は、n−ブチルリチウム等と反応
させることにより好適に実施できる。本反応は、−10
0℃〜25℃で好適に進行する。
【0075】(h)法:Rがアミノ基で置換された芳香
族複素環式基又はアリール基である化合物〔I〕は、対
応のRがニトロ基で置換された芳香族複素環式基又はア
リール基である化合物を還元することにより製造でき
る。還元反応は、遷移金属触媒の存在下水素雰囲気中で
還元するか、又は還元剤と反応させることにより実施で
きる。遷移金属触媒としては、パラジウム−炭素、酸化
白金等を、還元剤としては、スズ、塩化第一スズ、亜
鉛、鉄等を好適に用いることができる。本反応は、−2
0℃〜80℃で好適に進行する。
【0076】(i)法:Rが低級アルカノイルアミノ基
又はアリールカルボニルアミノ基で置換された芳香族複
素環式基又はアリール基である化合物〔I〕は、対応の
Rがアミノ基で置換された芳香族複素環式基又はアリー
ル基である化合物をアシル化することにより製造でき
る。アシル化剤としては、カルボン酸又はその反応性誘
導体(酸クロリド、酸ブロミド、酸無水物、混合酸無水
物等)があげられる。遊離のカルボン酸を用いて本反応
を実施する場合、N,N’−ジシクロヘキシルカルボジ
イミド、N−ジメチルアミノプロピル−N’−エチルカ
ルボジイミド等の縮合剤の存在下に実施するのが好まし
く、カルボン酸の反応性誘導体を用いて本反応を実施す
る場合、有機塩基(トリエチルアミン、ピリジン等)等
の脱酸剤の存在下に実施するのが好ましい。本反応は、
−20℃〜100℃で好適に進行する。
【0077】(j)法:Rがモノ−もしくはジ−低級ア
ルキルアミノ基で置換された芳香族複素環式基又はアリ
ール基である化合物〔I〕は、対応のRがアミノ基で置
換された芳香族複素環式基又はアリール基である化合物
をアルキル化することにより製造できる。アルキル化は
(1)脱酸剤の存在下、低級アルキルハライド(低級ア
ルキルクロリド等)または低級アルキルスルホネート
(メタンスルホネート、トルエンスルホネート等)等を
反応させるか、或いは(2)還元剤の存在下、低級アル
キルアルデヒドとの反応物を還元することにより実施す
ることができる。脱酸剤としては、水酸化アルカリ金
属、炭酸水素アルカリ金属、炭酸アルカリ金属等を好適
に用いることができる。還元剤としては、水素化ホウ素
ナトリウム、水素化トリアセトキシホウ素ナトリウム、
ギ酸等を好適に用いることができる。本反応は、0〜1
00℃で好適に進行する。
【0078】(k)法:Rがテトラゾリル基で置換され
た芳香族複素環式基又はアリール基である化合物〔I〕
は、対応のRがシアノ基で置換された芳香族複素環式基
又はアリール基である化合物とアジ化トリブチルスズを
反応させることにより製造できる。本反応は50〜12
0℃で好適に進行する。
【0079】(l)法:Rが保護されていてもよいカル
ボキシル基置換低級アルコキシ基で置換された芳香族複
素環式基又はアリール基である化合物〔I〕は、対応の
Rがヒドロキシ基で置換された芳香族複素環式基又はア
リール基である化合物を保護されていてもよいカルボキ
シル基置換低級アルキルハライドと反応させることによ
り製造できる。本反応は、炭酸水素アルカリ金属、炭酸
アルカリ金属等の脱酸剤の存在下に好適に進行する。本
反応は、0〜100℃で好適に進行する。カルボキシル
基の保護基としては、慣用のカルボキシル基の保護基を
用いることができる。また、当該保護基は常法によって
除去することができる。
【0080】(m)法:Rが低級アルコキシ−低級アル
キル基で置換された芳香族複素環式基又はアリール基で
ある化合物〔I〕は、対応のRがヒドロキシ基置換低級
アルキル基で置換された芳香族複素環式基又はアリール
基である化合物をハロゲン化し、次いで、アルコキシ化
することにより製造できる。ハロゲン化剤としては、チ
オニルクロリド等のハロゲン化剤を好適に用いることが
できる。本反応は、−20℃〜100℃で好適に進行す
る。アルコキシ化は、メタノール、エタノール、イソプ
ロパノール等の低級アルコールと反応させることによ
り、実施することができる。本アルコキシ化反応は脱酸
剤の存在下に実施するのが好ましく、脱酸剤としては、
有機塩基(トリエチルアミン、ピリジン等)等を好適に
用いることができる。本反応は、−20℃〜100℃で
好適に進行する。
【0081】(n)法:Rが低級アルキルスルフィニル
基及び/又は低級アルキルスルホニル基で置換された芳
香族複素環式基又はアリール基である化合物〔I〕は、
対応のRが低級アルキルチオ基で置換された芳香族複素
環式基又はアリール基である化合物を酸化剤の存在下に
反応させることにより製造できる。酸化剤としては、3
−クロロ過安息香酸等を好適に用いることができる。本
反応は0〜50℃で好適に進行する。
【0082】(o)法:Rが低級アルキルチオ基で置換
された芳香族複素環式基又はアリール基である化合物
〔I〕は、対応のRが低級アルキルスルフィニル基で置
換された芳香族複素環式基又はアリール基である化合物
を、まず酸無水物の存在下に反応させ、次いで加水分解
してチオールとした後、さらに塩基の存在下、低級アル
キルハライドと反応させることにより製造できる。酸無
水物としては、トリフルオロ酢酸無水物、無水酢酸等を
好適に用いることができ、塩基としては、炭酸カリウ
ム、炭酸ナトリウム、低級アルコキシナトリウム(例え
ば、MeONa、EtONa)等を好適に用いることが
できる。本反応は0〜50℃で好適に進行する。
【0083】(p)法:Rがシアノ基で置換された芳香
族複素環式基又はアリール基である化合物〔I〕は、対
応のRがハロゲン原子で置換された芳香族複素環式基又
はアリール基である化合物とシアン化亜鉛とを触媒の存
在下に反応させることにより製造できる。触媒として
は、上記〔D〕法に記載の触媒をいずれも好適に用いる
ことができる。本反応は60〜100℃で好適に進行す
る。
【0084】(q)法:Rがトリメチルシリル基置換低
級アルキニル基又はヒドロキシ基置換低級アルキニル基
で置換された芳香族複素環式基又はアリール基である化
合物〔I〕は、対応のRがハロゲン原子で置換された芳
香族複素環式基又はアリール基である化合物を、トリメ
チルシリル基置換低級アルキニル化又はヒドロキシ基置
換低級アルキニル化させることにより製造できる。トリ
メチルシリル基置換低級アルキニル化又はヒドロキシ基
置換低級アルキニル化は、触媒及び有機塩基の存在下に
反応させることにより製造できる。触媒としては、上記
〔D〕法に記載の触媒を、また有機塩基としては上記
〔j〕法に記載の有機塩基をいずれも好適に用いること
ができる。また本反応は、上記〔D〕法と同様、銅
(I)塩を添加するとより好適に進行する。本反応は室
温〜100℃で好適に進行する。
【0085】(r)法:Rが低級アルキニル基で置換さ
れた芳香族複素環式基又はアリール基である化合物
〔I〕は、対応のRがトリメチルシリル基置換低級アル
キニル基で置換された芳香族複素環式基又はアリール基
である化合物を、酸又は無機塩基の存在下に反応させる
ことにより製造できる。酸としては、塩酸、硫酸等を、
塩基としては、炭酸カリウム等を好適に用いることがで
きる。本反応は0℃〜室温で好適に進行する。
【0086】(s)法:Rがフェニル低級アルキル基で
置換された芳香族複素環式基又はアリール基である化合
物〔I〕は、対応のRがフェニルアルケニル基で置換さ
れた芳香族複素環式基又はアリール基である化合物を水
素雰囲気中、触媒の存在下に還元することにより製造で
きる。触媒としては、上記〔d〕法に記載の触媒をいず
れも好適に用いることができる。本反応は室温〜60℃
で好適に進行する。
【0087】(t)法:環A及び/又は環Bがホルミル
基で置換されたベンゼン環である化合物〔I〕は、対応
の環A及び/又は環Bがジ−低級アルコキシ基置換低級
アルキル基で置換されたベンゼン環である化合物を、酸
の存在下に加水分解することにより製造できる。酸とし
ては、p−トルエンスルホン酸等を好適に用いることが
できる。本反応は0〜50℃で好適に進行する。
【0088】(u)法:環A及び/又は環Bが低級アル
コキシカルボニル−低級アルケニル基で置換されたベン
ゼン環である化合物〔I〕は、対応の環A及び/又は環
Bがホルミル基で置換されたベンゼン環である化合物と
置換させる基のトリフェニルリン錯体とを反応させるこ
とにより製造できる。本反応は室温〜60℃で好適に進
行する。
【0089】(v)法:環A及び/又は環Bがカルボキ
シル基置換低級アルケニル基で置換されたベンゼン環で
ある化合物〔I〕は、対応の環A及び/又は環Bが低級
アルコキシカルボニル−低級アルケニル基で置換された
ベンゼン環である化合物を水酸化アルカリ金属等の存在
下に加水分解させることにより製造できる。水酸化アル
カリ金属としては、水酸化ナトリウム等を好適に用いる
ことができる。本反応は0℃〜室温で好適に進行する。
【0090】(w)法:Qが式−SO−又−SO2−で
示される基である化合物〔I〕は、対応のQが式−S−
で示される基である化合物を酸化剤の存在下に反応させ
ることにより製造できる。酸化剤としては、3−クロロ
過安息香酸等を好適に用いることができる。本反応は0
〜50℃で好適に進行する。
【0091】上記(a)〜(w)に記載の反応に用いる
溶媒は、反応に不活性な溶媒であれば、特に限定され
ず、例えばジオキサン、エチレングリコールジメチルエ
ーテル、ジメチルアセトアミド、ジメチルホルムアミ
ド、ヘキサメチルホスホラミド、ベンゼン、テトラヒド
ロフラン、トルエン、ジオキサン、酢酸エチル、低級ア
ルコール、塩化メチレン、クロロホルム、1,3−ジメ
チル−2−イミダゾリジノン、ジエチルエーテル、ジメ
トキシエタン、ジメチルスルホキシド、水又はそれらの
混合溶媒を適宜用いることができる。
【0092】なお、本発明の有効成分であるベンゼンス
ルホンアミド誘導体の原料化合物〔II〕及び〔VI〕
は、例えば特開平5−155864号又は特開平5−2
22003号記載の方法に準じて製造することができ
る。即ち、Qが単結合手である化合物〔II〕は、ま
ず、一般式〔X〕
【0093】
【化13】
【0094】(但し、環Bは前記と同一意味を有す
る。)で示される化合物を、ハロゲン化剤(チオニルク
ロリド等)で処理して対応の酸ハライドとし、次いでア
ルコールで処理して対応のエステルとした後、塩基(水
素化ナトリウム、カリウムt−ブトキシド等)の存在
下、炭酸ジエチルと反応させて、一般式〔XI〕
【0095】
【化14】
【0096】(但し、環Bは前記と同一意味を有す
る。)で示される化合物とする。次いで生成物をアンモ
ニアで処理してアミド化して一般式
【0097】
【化15】
【0098】(但し、環Bは前記と同一意味を有す
る。)で示される化合物とし、生成物を塩基(ナトリウ
ムエチラート等)の存在下に一般式
【0099】
【化16】
【0100】(但し、R1は前記と同一意味を有す
る。)で示される化合物と反応させて、一般式〔XI
I〕
【0101】
【化17】
【0102】(但し、記号は前記と同一意味を有す
る。)で示される化合物を得るか、または、化合物〔X
I〕を塩基(ナトリウムメトキシド等)の存在下一般式
〔XIII〕
【0103】
【化18】
【0104】(但し、R1は前記と同一意味を有す
る。)で示されるアミジン化合物と反応させて化合物
〔XII〕を得る。さらに生成物の水酸基をハロゲン化
剤(オキシ塩化リン等)で処理して反応性残基に変換さ
せて一般式〔XIV〕
【0105】
【化19】
【0106】(但し、X5は反応性残基を表し、他の記
号は前記と同一意味を有する。)で示される化合物と
し、これを一般式〔XV〕
【0107】
【化20】
【0108】(但し、環Aは前記と同一意味を有す
る。)で示される化合物と脱酸剤(水素化ナトリウム、
水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸カリウム等)
の存在下に反応させることにより製造することができ
る。
【0109】一方、Qが式−O−で示される基である化
合物〔II〕は、一般式〔XVI〕
【0110】
【化21】
【0111】(但し、環Bは前記と同一意味を有す
る。)で示される化合物とブロモマロン酸ジエチルエス
テルとを脱酸剤(炭酸カリウム等)の存在下に反応させ
て、一般式〔XVII〕
【0112】
【化22】
【0113】(但し、環Bは前記と同一意味を有す
る。)で示される化合物とし、これを塩基(ナトリウム
メチラート等)の存在下にアミジン化合物〔XIII〕
と反応させて、一般式〔XVIII〕
【0114】
【化23】
【0115】(但し、記号は前記と同一意味を有す
る。)で示される化合物を得た後、前記のQが単結合手
である化合物〔XII〕の水酸基の反応性残基への変換
工程と同様にして、一般式〔XIX〕
【0116】
【化24】
【0117】(但し、記号は前記と同一意味を有す
る。)で示される化合物を製し、引き続き化合物〔XI
V〕と化合物〔XV〕との反応と同様に処理して化合物
〔II〕を製造することができる。
【0118】さらに化合物〔VI〕は、対応の化合物
〔II〕を一般式〔XX〕
【0119】
【化25】
【0120】(但し、Y、Alk及びZ1は前記と同一
意味を有する。)で示される化合物と脱酸剤(水素化ナ
トリウム等)の存在下に反応させることにより製造でき
る。
【0121】また、原料化合物〔IV〕は、(i)化合
物〔XIV〕又は化合物〔XIX〕と、化合物〔II
I〕を脱酸剤(例えば水素化ナトリウム等)の存在下反
応させて、一般式〔XXI〕
【0122】
【化26】
【0123】(但し、記号は前記と同一意味を有す
る。)で示される化合物とし、これをアジ化ナトリウム
と反応させて、一般式〔XXII〕
【0124】
【化27】
【0125】(但し、記号は前記と同一意味を有す
る。)で示される化合物を得たのち、接触水素還元して
製造するか、或いは、(ii)化合物〔XIV〕又は化
合物〔XIX〕と、アンモニアを反応させて、一般式
〔XXIII〕
【0126】
【化28】
【0127】(但し、記号は前記と同一意味を有す
る。)で示される化合物を製し、これを脱酸剤(例え
ば、水素化ナトリウム等)の存在下、化合物〔III〕
と反応させることにより製造することができる。
【0128】原料化合物〔IV〕のうち、Zが式−O−
もしくは−NH−で示される基である一般式〔IV−
a〕
【0129】
【化29】
【0130】(但し、記号は前記と同一意味を有す
る。)で示される化合物は、(i)化合物〔XIV〕又
は化合物〔XIX〕と、化合物〔XX〕を脱酸剤(例え
ば水素化ナトリウム等)の存在下反応させて、一般式
〔XXIV〕
【0131】
【化30】
【0132】(但し、記号は前記と同一意味を有す
る。)で示される化合物とし、これをアジ化ナトリウム
と反応させて、一般式〔XXV〕
【0133】
【化31】
【0134】(但し、記号は前記と同一意味を有す
る。)で示される化合物を得たのち、接触水素還元して
一般式〔XXVI〕
【0135】
【化32】
【0136】(但し、記号は前記と同一意味を有す
る。)で示される化合物を製し、これを脱酸剤(例えば
水素化ナトリウム等)の存在下化合物〔VII〕と反応
させて製造するか、或いは、(ii)化合物〔XXII
I〕を化合物〔XX〕と反応させて、化合物〔XXV
I〕を得た後、これを脱酸剤(例えば、水素化ナトリウ
ム等)の存在下、化合物〔VII〕と反応させることに
より製造することができる。
【0137】更に、本発明の原料化合物〔VIII〕
は、(i)一般式〔XXVII〕
【0138】
【化33】
【0139】(但し、R1は前記と同一意味を有す
る。)で示される化合物と化合物〔XV〕を脱酸剤(例
えば水素化ナトリウム等)の存在下反応させ、一般式
〔XXVIII〕
【0140】
【化34】
【0141】(但し、記号は前記と同一意味を有す
る。)で示される化合物を製し、この化合物を脱酸剤
(例えば水素化ナトリウム等)の存在下、化合物〔II
I〕と反応させて一般式〔XXIX〕
【0142】
【化35】
【0143】(但し、記号は前記と同一意味を有す
る。)で示される化合物とし、次いで、ハロゲン化剤等
で反応性残基を形成させることにより製造するか、或い
は、(ii)化合物〔XXVII〕と化合物〔III〕
を脱酸剤(例えば水素化ナトリウム等)の存在下反応さ
せて、一般式〔XXX〕
【0144】
【化36】
【0145】(但し、記号は前記と同一意味を有す
る。)で示される化合物とし、これをアジ化ナトリウム
と反応させて、一般式〔XXXI〕
【0146】
【化37】
【0147】(但し、記号は前記と同一意味を有す
る。)で示される化合物を得たのち、接触水素還元して
一般式〔XXXII〕
【0148】
【化38】
【0149】(但し、記号は前記と同一意味を有す
る。)で示される化合物を製し、次いで、これを脱酸剤
(水素化ナトリウム等)の存在下、化合物〔V〕と反応
させて化合物〔XXIX〕とし、更にハロゲン化剤等で
反応性残基を形成させることにより製造することができ
る。
【0150】原料化合物〔VIII〕のうち、Zが式−
O−もしくは−NH−で示される基である一般式〔VI
II−a〕
【0151】
【化39】
【0152】(但し、記号は前記と同一意味を有す
る。)で示される化合物は、(i)化合物〔XXVII
I〕を脱酸剤(例えば水素化ナトリウム等)の存在下、
化合物〔XX〕と反応させて一般式〔XXXIII〕
【0153】
【化40】
【0154】(但し、記号は前記と同一意味を有す
る。)で示される化合物とし、次いで、ハロゲン化剤
(例えばN−ブロモスクシンイミド等)で処理して反応
性残基を形成させて一般式〔XXXIV〕
【0155】
【化41】
【0156】(但し、記号は前記と同一意味を有す
る。)で示される化合物を得たのち、脱酸剤(例えば水
素化ナトリウム等)の存在下、化合物〔VII〕と反応
させることにより製造するか、或いは、(ii)化合物
〔XXVII〕と化合物〔XX〕を脱酸剤(例えば水素
化ナトリウム等)の存在下反応させて、一般式〔XXX
V〕
【0157】
【化42】
【0158】(但し、記号は前記と同一意味を有す
る。)で示される化合物とし、これをアジ化ナトリウム
と反応させて、一般式〔XXXVI〕
【0159】
【化43】
【0160】(但し、記号は前記と同一意味を有す
る。)で示される化合物を得たのち、接触水素還元して
一般式〔XXXVII〕
【0161】
【化44】
【0162】(但し、記号は前記と同一意味を有す
る。)で示される化合物を製し、次いで、これを化合物
〔V〕と反応させて一般式〔XXXVIII〕
【0163】
【化45】
【0164】(但し、記号は前記と同一意味を有す
る。)で示される化合物とし、ハロゲン化剤(例えば臭
素等)で処理して反応性残基を形成させて化合物〔XX
XIV〕を得たのち、脱酸剤(例えば水素化ナトリウム
等)の存在下、化合物〔VII〕と反応させることによ
り製造することができる。
【0165】なお、本明細書中において、低級アルキル
基、低級アルコキシ基、低級アルキレン基、低級アルキ
レンジオキシ基、低級アルキルチオ基、低級アルキルア
ミノ基、低級アルキルスルフィニル基又は低級アルキル
スルホニル基は、炭素数1〜6、とりわけ1〜4のもの
があげられる。また、低級アルケニル基、低級アルカノ
イル基、低級アルカノイルアミノ基、低級アルコキシカ
ルボニル基,低級アルキニル基、低級アルケニルオキシ
基、低級アルケニレン基、N−低級アルキルカルバモイ
ルオキシ基、N−低級アルコキシイミノメチル基又はN
−低級アルキルアミノカルボニル基は炭素数2〜7、と
りわけ2〜5のものがあげられる。さらに、シクロアル
キル基は炭素数3〜8、とりわけ3〜6のものがあげら
れる。ハロゲン原子としては、塩素、臭素、フッ素又は
ヨウ素があげられる。
【0166】実験例1 〔ブタ大動脈膜標本におけるエンドセリン結合阻害作
用〕内皮細胞を剥離したブタ大動脈を10倍量の20%
ショ糖含有10mM MOPS緩衝液(pH7.4)中
でポリトロン・ホモジェナイザーを用いてホモジェナイ
ズした。得られたホモジェネートを冷却下、1000x
gにて15分間遠心し、得られた上清をさらに冷却下、
90000xgにて45分間遠心した。沈澱を5mM
HEPES/Tris緩衝液に再懸濁させ約6mg/m
lになるように膜標本を調製した。膜標本は−80℃で
凍結保存し、使用時に融解、希釈して用いた。
【0167】上記方法により調製した膜標本(2mg/
ml)50μl、l20pM 125I−エンドセリン
−1(アムシャムジャパンー社製、比活性:74TBq
/mmol)50μl及び検体50μlを混和し、50
mM Tris/HCl緩衝液(pH7.4:0.1%
牛血清アルブミン、0.1mMフェニルメチルスルホニ
ルフルオリド、1μMペプスタチンA、2μMロイペプ
チン、1mM 1,10−フェナンスロリン及び1mM
EDTAを含む)150μl中、25℃で2時間イン
キュベートした。氷冷した5mM HEPES/Tri
s緩衝液(pH7.4:0.1%牛血清アルブミン含
有)を添加することにより反応を停止させ、セルハーベ
スター(24R、ブランデール社製)を用いてグラスフ
ィルター(GF/B、ワットマン社製)にて濾過した。
フィルター上の放射活性をガンマカウンター(ARC−
360、アロカ)を用いて測定した。特異的結合は、全
結合から2x10−7M エンドセリン−1(ペプチド
研製)存在下の結合を差し引くことにより算出した。結
果は濃度阻害曲線より特異的結合の50%を抑制するの
に必要な濃度(IC50)として下記第1〜5表に表し
た。
【0168】
【表1】
【0169】
【表2】
【0170】
【表3】
【0171】
【表4】
【0172】
【表5】
【0173】実験例2 〔ラット摘出大動脈標本におけるエンドセリン収縮抑制
作用〕SDラットから胸部大動脈を摘出した後に、氷冷
したpH7.4の栄養液(組成:137mM塩化ナトリ
ウム、2.7mM塩化カリウム、1.1mM塩化マグネ
シウム、11.9mM炭酸水素ナトリウム、5.5mM
グルコース)中で付着した血液及び脂肪組織を除去し、
内皮細胞を剥離して、長さ約4mmのリング状標本とし
た。標本は37±0.5℃に保持し、95%O2,5%
CO2の混合ガスを通気した栄養液10mlの入ったオ
ーガンバス(organ bath)中に約1.5gの
予負荷重を加えて懸垂し、張力変化を測定した。まず標
本を90分以上栄養液中で安定化させた後、3x10-8
Mのエンドセリン−1(ペプチド研製)を添加し、得ら
れた収縮を100%として収縮抑制率(%)で評価し
た。検体は30%DMSO−0.1%牛血清アルブミン
溶液に溶解してエンドセリン−1の添加20分前に添加
した。結果は下記第6表の通りである。
【0174】
【表6】
【0175】実験例3 〔神経節遮断ラットにおけるビッグエンドセリン−1昇
圧抑制作用〕実験には、一晩絶食した体重300−39
0gのSD系雄性ラット(9−10週齢;4〜5匹)を
用いた。検体1.0mg/kgの0.25%CMC溶液
5ml又は溶媒5mlのみを経口投与後、イナクチン1
00mg/kgを腹腔内に投与し麻酔した。ラットを保
定台に背位固定後、頚部を正中切開し、カニューレを気
管に挿入して人工呼吸(1ml/100g/strok
es,70stroke/min,シナノ、SN−48
0−7)を施した。血圧は右大腿動脈に挿入した血圧用
カニューレを圧トランスデューサー(日本光電、TP−
400T)に接続し、圧・歪計(日本光電、AP−62
1G)を用いて測定した。また、左大腿静脈に27Gの
注射針付きポリエチレンチューブを刺入し、薬物投与用
とし、大腿静脈にメカミルアミン(シグマ社製)(3m
g/kg)及びアトロピン(和光純薬社製)(0.4m
g/kg)を静脈内投与することにより神経節の遮断を
行った。ビッグエンドセリン−1(ペプチド研製)(1
nmole/kg)は検体投与1時間後に静脈内に投与
し、ビッグエンドセリン−1昇圧に対する検体の昇圧抑
制率(%)を調べた。下記第7表の通りである。
【0176】
【表7】
【0177】製造例1 2−ピリジンメタノール130mgのジメチルアセトア
ミド0.5ml溶液に氷冷攪拌下、水素化ナトリウム
(62.7%分散型)60mgを徐々に加え、次いで4
−tert−ブチル−N−{6−クロロ−5−(3−メ
トキシフェノキシ)ピリミジン−4−イル}ベンゼンス
ルホンアミド100mgを加える。100℃にて30分
間反応させた後冷却し、飽和塩化アンモニウム水溶液に
てpHを8とする。酢酸エチル抽出し、抽出液を洗浄、
乾燥後、減圧乾固し、残渣を酢酸エチルから結晶化して
4−tert−ブチル−N−{5−(3−メトキシフェ
ノキシ)−6−(2−ピリジニルメトキシ)ピリミジン
−4−イル}ベンゼンスルホンアミド110mgを結晶
として得る。 m.p.:206−207.5℃ 。
【0178】製造例2〜18 対応原料化合物を製造例1と同様に処理して下記第8〜
10表記載化合物を得る。
【0179】
【表8】
【0180】
【表9】
【0181】
【表10】
【0182】製造例19 (1)4−tert−ブチル−N−{6−クロロ−5−
(3−メトキシフェノキシ)ピリミジン−4−イル}ベ
ンゼンスルホンアミド及び2−アミノエタノールを製造
例1と同様に処理した後、析出する結晶を塩酸塩とし
て、N−{6−(2−アミノエトキシ)−5−(3−メ
トキシフェノキシ)ピリミジン−4−イル}−4−te
rt−ブチルベンゼンスルホンアミド・塩酸塩〔化合物
A〕を得る。一方、母液をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィー(溶出溶媒;クロロホルム:メタノール:酢酸
=10:1:0.3)で精製後、クロロホルム−ジイソ
プロピルエーテルで再結晶して4−tert−ブチル−
N−{6−(2−ヒドロキシエチルアミノ)−5−(3
−メトキシフェノキシ)ピリミジン−4−イル}ベンゼ
ンスルホンアミド〔化合物B〕を得る。 〔化合物A〕;m.p.:201.5−202℃ 〔化合物B〕;m.p.:161−163℃ 。
【0183】(2)上記化合物A150mg、2−クロ
ロピリミジン61mg、炭酸カリウム122mg及びジ
メチルアセトアミド1.5mlの混液を100℃で3日
間加熱攪拌する。反応液を塩化アンモニウム水溶液で希
釈し、酢酸エチルにて抽出する。抽出液を洗浄後、乾燥
する。溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマト
グラフィー(溶出溶媒;クロロホルム:メタノール=1
00:1)で精製後、酢酸エチル−n−ヘキサンより再
結晶して4−tert−ブチル−N−〔5−(3−メト
キシフェノキシ)−6−{2−(2−ピリミジニルアミ
ノ)エトキシ}ピリミジン−4−イル〕ベンゼンスルホ
ンアミド水和物135mgを結晶として得る。
【0184】m.p.:101−102℃(分解)。
【0185】製造例20 製造例19−(1)で得た化合物B116mgのジメチ
ルアセトアミド2ml溶液に水素化ナトリウム(60%
分散型)33mgを加え、次いで2−クロロピリミジン
40mgを加える。反応液を室温にて終夜攪拌後、飽和
塩化アンモニウム水溶液で処理し、酢酸エチルにて抽出
する。酢酸エチル層を洗浄、乾燥後、溶媒を減圧下留去
する。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶
出溶媒;クロロホルム:メタノール=20:1)で精製
後、クロロホルム−ジイソプロピルエーテルで結晶化し
て4−tert−ブチル−N−〔5−(3−メトキシフ
ェノキシ)−6−{2−(ピリミジン−2−イルオキ
シ)エチルアミノ}ピリミジン−4−イル〕ベンゼンス
ルホンアミド125mgを結晶として得る。 m.p.:147.5−149℃ 。
【0186】製造例21 4−tert−ブチル−N−{6−(2−ヒドロキシエ
トキシ)−5−(3−メトキシフェノキシ)ピリミジン
−4−イル}ベンゼンスルホンアミド250mgのジメ
チルアセトアミド5ml溶液に室温で水素化ナトリウム
(60%分散型)64mgを加え20分間攪拌する。反
応液に5−ブロモ−2−クロロピリミジン133mgを
加え、室温で18時間攪拌する。反応液を氷水中に注
ぎ、飽和塩化アンモニウム水溶液で中和した後、酢酸エ
チルで抽出する。酢酸エチル層を洗浄、乾燥後、溶媒を
減圧下留去する。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィー(溶出溶媒;クロロホルム:メタノール=40:
1)で精製して粗結晶を得、酢酸エチル−ジイソプロピ
ルエーテルで再結晶してN−〔6−{2−(5−ブロモ
ピリミジン−2−イルオキシ)エトキシ}−5−(3−
メトキシフェノキシ)ピリミジン−4−イル〕−4−t
ert−ブチルベンゼンスルホンアミド280mgを結
晶として得る。 m.p.:168−168.5℃ 。
【0187】製造例22〜75 対応原料化合物を製造例21と同様に処理して下記第1
1〜18表記載化合物を得る。
【0188】
【表11】
【0189】
【表12】
【0190】
【表13】
【0191】
【表14】
【0192】
【表15】
【0193】
【表16】
【0194】
【表17】
【0195】
【表18】
【0196】製造例76 6−〔2−(5−ブロモピリミジン−2−イルオキシ)
エトキシ〕−5−(4−メチルフェニル)ピリミジン−
4−アミン150mg、4−tert−アミルベンゼン
スルホニルクロリド184mg、96%水酸化カリウム
(粉末状)300mg、硫酸水素テトラブチルアンモニ
ウム34mg及びトルエン10mlの混合物を室温で一
晩撹拌する。飽和塩化アンモニウム水溶液で希釈し、酢
酸エチルで抽出する。酢酸エチル層を洗浄、乾燥後、溶
媒を留去する。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィー(溶出溶媒;クロロホルム:酢酸エチル=5:1)
で精製し、ヘキサン−酢酸エチルで再結晶して、4−t
ert−アミル−N−{6−〔2−(5−ブロモピリミ
ジン−2−イルオキシ)エトキシ〕−5−(4−メチル
フェニル)ピリミジン−4−イル}ベンゼンスルホンア
ミド188mgを得る。 m.p.:153.5−154.5℃ IR(nujol,cm-1):3270,1570,1
550 FABMS(m/z):614,612(MH+)。
【0197】製造例77−82 対応原料化合物を製造例76と同様に処理して下記第1
9表記載化合物を得る。
【0198】
【表19】
【0199】製造例83 6−〔2−(5−ブロモピリミジン−2−イルオキシ)
エトキシ〕−5−(4−メチルフェニル)ピリミジン−
4−アミン150mg、4−ブロモベンゼンスルホニル
クロリド191mg、ヨウ化ナトリウム112mg、水
素化ナトリウム(60%分散型)45mg及びテトラヒ
ドロフラン5mlの混合物を室温で一晩撹拌する。更に
4−ブロモベンゼンスルホニルクロリド191mg及び
水素化ナトリウム(60%分散型)45mgを加え、一
晩加熱還流する。冷却後、反応液を飽和塩化アンモニウ
ムで処理し、酢酸エチルで抽出する。酢酸エチル層を洗
浄、乾燥後、溶媒を留去し、残渣を分取用薄層クロマト
グラフィー(展開溶媒;クロロホルム:酢酸エチル=1
0:1)で精製して、4−ブロモ−N−{6−〔2−
(5−ブロモピリミジン−2−イルオキシ)エトキシ〕
−5−(4−メチルフェニル)ピリミジン−4−イル}
ベンゼンスルホンアミド85mgを得る。 m.p.:217−218℃ IR(nujol,cm-1):2800−2400,1
575,1560 FABMS(m/z):624,622,620(MH
+)。
【0200】製造例84 N−{5−ブロモ−6−〔2−(5−メチルチオピリミ
ジン−2−イルオキシ)エトキシ〕ピリミジン−4−イ
ル}−4−tert−ブチルベンゼンスルホンアミド1
00mg、3,4−ジメトキシフェニルトリブチルスズ
220mg、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウ
ム(II)クロリド26mg、塩化銅(I)11mg、
2,6−ジ−tert−ブチルクレゾールの結晶2、3
片及びジオキサン5mlの混合物を1.5時間加熱還流
する。冷却後、反応液を酢酸エチルとフッ化カリウム水
溶液で希釈し、室温で30分攪拌する。不溶物をろ去
し、ろ液を10%塩酸を用いて酸性とし、酢酸エチルで
抽出する。酢酸エチル層を洗浄、乾燥後溶媒を留去し、
残渣を分取用薄層クロマトグラフィー(展開溶媒;クロ
ロホルム:酢酸エチル=3:1)で精製後、酢酸エチル
−ジイソプロピルエーテルで再結晶して、4−tert
−ブチル−N−{5−(3,4−ジメトキシフェニル)
−6−〔2−(5−メチルチオピリミジン−2−イルオ
キシ)エトキシ〕ピリミジン−4−イル}ベンゼンスル
ホンアミド82mgを得る。 m.p.:170.5−171.5℃ IR(nujol,cm-1):3200,1590,1
570,1520,1510。
【0201】製造例85−95 対応原料化合物を製造例84と同様に処理して下記第2
0及び21表記載化合物を得る。
【0202】
【表20】
【0203】
【表21】
【0204】製造例96 N−〔6−{2−(5−ブロモピリミジン−2−イルオ
キシ)エトキシ}−5−(3−メトキシフェノキシ)ピ
リミジン−4−イル〕−4−tert−ブチルベンゼン
スルホンアミド150mg、トリブチルフェニルスズ1
31mg、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム
(II)クロリド8.5mg及びジオキサン4mlの混
液を12時間加熱還流する。反応液を酢酸エチルで希釈
し、10%フッ化カリウム水溶液で処理する。不溶物を
ろ去し、酢酸エチル層を分取する。水洗、乾燥後、溶媒
を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(溶出溶媒;クロロホルム)で精製後、酢酸エチル−ジ
イソプロピルエーテルで再結晶して4−tert−ブチ
ル−N−〔5−(3−メトキシフェノキシ)−6−{2
−(5−フェニルピリミジン−2−イルオキシ)エトキ
シ}ピリミジン−4−イル〕ベンゼンスルホンアミド8
5mgを結晶として得る。 m.p.:160−161℃ 。
【0205】製造例97−118 N−〔6−{2−(5−ブロモピリミジン−2−イルオ
キシ)エトキシ}−5−(4−メチルフェニル)ピリミ
ジン−4−イル〕−4−tert−ブチルベンゼンスル
ホンアミド及び対応原料化合物を製造例96と同様に処
理して下記第22〜24表記載化合物を得る。
【0206】
【表22】
【0207】
【表23】
【0208】
【表24】
【0209】製造例119 N−〔6−{2−(5−ブロモピリミジン−2−イルオ
キシ)エトキシ}−5−(2−メトキシフェノキシ)ピ
リミジン−4−イル〕−4−tert−ブチルベンゼン
スルホンアミド及び対応原料化合物を製造例96と同様
に処理して、4−tert−ブチル−N−〔5−(2−
メトキシフェノキシ)−6−{2−(5−(2−チエニ
ル)ピリミジン−2−イルオキシ)エトキシ}ピリミジ
ン−4−イル〕ベンゼンスルホンアミドを得る。 m.p.:185.5−186.5℃ 。
【0210】製造例120 4−tert−ブチル−N−〔5−(3−メトキシフェ
ノキシ)−6−{2−(2−メチルチオピリミジン−4
−イルオキシ)エトキシ}ピリミジン−4−イル〕ベン
ゼンスルホンアミド250mg、ラネーニッケル(W−
2)2g及びエタノール5mlの混液を室温で終夜攪拌
し、更に4時間加熱還流する。ラネーニッケルをろ去
し、エタノール及び酢酸で洗浄する。ろ液を減圧下濃縮
し、残渣を酢酸エチル抽出する。酢酸エチル層を洗浄、
乾燥後、溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィー(溶出溶媒;クロロホルム:メタノール=
10:1)で精製後、酢酸エチル−n−ヘキサンで再結
晶して4−tert−ブチル−N−〔5−(3−メトキ
シフェノキシ)−6−{2−(ピリミジン−4−イルオ
キシ)エトキシ}ピリミジン−4−イル〕ベンゼンスル
ホンアミド76mgを結晶として得る。 m.p.:149−150.5℃ 。
【0211】製造例121 4−tert−ブチル−N−〔6−{2−(6−クロロ
ピリダジン−3−イルオキシ)エトキシ}−5−(3−
メトキシフェノキシ)ピリミジン−4−イル〕ベンゼン
スルホンアミド150mg、10%パラジウム−炭素3
0mg、トリエチルアミン52mg、メタノール8ml
及びテトラヒドロフラン6mlの混液を水素雰囲気(1
気圧)下、室温で5時間攪拌する。触媒をろ去後、ろ液
を減圧乾固する。残渣をクエン酸水溶液で処理後、クロ
ロホルムで抽出し、洗浄、乾燥後、溶媒を留去する。残
渣を酢酸エチル−ジイソプロピルエーテルで再結晶して
4−tert−ブチル−N−〔5−(3−メトキシフェ
ノキシ)−6−{2−(ピリダジン−3−イルオキシ)
エトキシ}ピリミジン−4−イル〕ベンゼンスルホンア
ミド111mgを結晶として得る。 m.p.:169.5−170℃ 。
【0212】製造例122 4−tert−ブチル−N−〔6−{2−(1−メチル
−4,5−ジブロモイミダゾール−2−イルオキシ)エ
トキシ}−5−(3−メトキシフェノキシ)ピリミジン
−4−イル〕ベンゼンスルホンアミドを製造例121と
同様に処理して4−tert−ブチル−N−〔6−{2
−(1−メチルイミダゾール−2−イルオキシ)エトキ
シ}−5−(3−メトキシフェノキシ)ピリミジン−4
−イル〕ベンゼンスルホンアミドを得る。 m.p.:124−126℃ 。
【0213】製造例123 (1)2−メルカプトエタノール1.31gのジメチル
アセトアミド15ml溶液にアルゴン雰囲気下、水素化
ナトリウム(62.3%分散型)520mgを加える。
5分後、4−tert−ブチル−N−{6−クロロ−5
−(3−メトキシフェノキシ)ピリミジン−4−イル}
ベンゼンスルホンアミド1.5gを加え、混合物をアル
ゴン雰囲気下、70℃で2時間、100℃で3時間、さ
らに130℃で2時間反応させる。反応液を塩酸で処理
後、酢酸エチルで抽出する。酢酸エチル層を洗浄、乾燥
後、溶媒を減圧下留去する。残渣をシリカゲルカラムク
ロマトグラフィー(溶出溶媒;クロロホルム:メタノー
ル=70:1)にて精製後、酢酸エチル−n−ヘキサン
で再結晶して4−tert−ブチル−N−{6−(2−
ヒドロキシエチルチオ)−5−(3−メトキシフェノキ
シ)ピリミジン−4−イル}ベンゼンスルホンアミド
1.14gを結晶として得る。 m.p.:149.5−150.5℃ 。
【0214】(2)本品200mg、2−クロロピリミ
ジン61mg、水素化ナトリウム(62.3%分散型)
47mg及びジメチルアセトアミド3mlの混液を室温
にて終夜攪拌する。塩化アンモニウム水溶液で処理後、
酢酸エチルで抽出する。酢酸エチル層を洗浄、乾燥後、
溶媒を減圧下留去する。残渣をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィー(溶出溶媒;クロロホルム:メタノール=
50:1)にて精製後、酢酸エチル−n−ヘキサンで再
結晶して4−tert−ブチル−N−〔5−(3−メト
キシフェノキシ)−6−{2−(ピリミジン−2−イル
オキシ)エチルチオ}ピリミジン−4−イル〕ベンゼン
スルホンアミド191mgを結晶として得る。 m.p.:167.5−168℃ 。
【0215】製造例124 4−tert−ブチル−N−〔6−{2−(5−(1−
エトキシエテニル)ピリミジン−2−イルオキシ)エト
キシ}−5−(3−メトキシフェノキシ)ピリミジン−
4−イル〕ベンゼンスルホンアミド1.022g、10
%塩酸1ml及びアセトン20mlの混液を室温で4時
間反応させる。反応液を炭酸水素ナトリウム水溶液でp
H6とした後、溶媒を留去する。残渣に塩化アンモニウ
ム水溶液及び酢酸エチルを加え、酢酸エチル層を分取す
る。酢酸エチル層を洗浄、乾燥後、溶媒を減圧下留去す
る。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出
溶媒;酢酸エチル:n−ヘキサン=1:1〜酢酸エチ
ル)で精製後、酢酸エチル−n−ヘキサンで再結晶して
N−〔6−{2−(5−アセチルピリミジン−2−イル
オキシ)エトキシ}−5−(3−メトキシフェノキシ)
ピリミジン−4−イル〕−4−tert−ブチルベンゼ
ンスルホンアミド849mgを結晶として得る。 m.p.:142.5−144℃ 。
【0216】製造例125 N−〔6−{2−(5−アセチルピリミジン−2−イル
オキシ)エトキシ}−5−(3−メトキシフェノキシ)
ピリミジン−4−イル〕−4−tert−ブチルベンゼ
ンスルホンアミド756mg、テトラヒドロフラン10
ml及びイソプロピルアルコール10mlの混液に、氷
冷攪拌下水素化ホウ素ナトリウム48mgを加え、氷冷
下40分間攪拌する。その後反応液に水素化ホウ素ナト
リウム14mgを追加し、さらに30分間攪拌する。水
で希釈後、酢酸エチルにて抽出し、酢酸エチル層を洗
浄、乾燥後、減圧乾固する。残渣をシリカゲルカラムク
ロマトグラフィー(溶出溶媒;クロロホルム:メタノー
ル=40:1〜20:1)で精製後、酢酸エチル−n−
ヘキサンで再結晶して4−tert−ブチル−N−〔6
−{2−(5−(1−ヒドロキシエチル)ピリミジン−
2−イルオキシ)エトキシ}−5−(3−メトキシフェ
ノキシ)ピリミジン−4−イル〕ベンゼンスルホンアミ
ド571mgを結晶として得る。 m.p.:133−135℃ 。
【0217】製造例126 対応原料化合物を製造例125と同様に処理してN−
〔6−{2−(5−メチルチオピリミジン−2−イルオ
キシ)エトキシ}−5−(4−ヒドロキシメチルフェニ
ル)ピリミジン−4−イル〕−4−tert−ブチルベ
ンゼンスルホンアミドを得る。 m.p.:172−173℃ 。
【0218】製造例127 N−〔6−{2−(4−アセチルフェノキシ)エトキ
シ}−5−(4−メチルフェニル)ピリミジン−4−イ
ル〕−4−tert−ブチルベンゼンスルホンアミドを
製造例125と同様に処理して4−tert−ブチル−
N−〔6−{2−(4−(1−ヒドロキシエチル)フェ
ノキシ)エトキシ}−5−(4−メチルフェニル)ピリ
ミジン−4−イル〕ベンゼンスルホンアミドを得る。 m.p.:176−178℃ 。
【0219】製造例128 4−tert−ブチル−N−〔6−{2−(5−(1−
ヒドロキシエチル)ピリミジン−2−イルオキシ)エト
キシ}−5−(3−メトキシフェノキシ)ピリミジン−
4−イル〕ベンゼンスルホンアミド150mgの塩化メ
チレン3ml溶液にチオニルクロリド90mgを加え、
室温で0.5時間反応させる。反応液を減圧乾固し、残
渣に10%パラジウム−炭素30mg、トリエチルアミ
ン76mg及びエタノール3mlを加え、水素(1気
圧)雰囲気下室温にて2時間攪拌する。触媒をろ去し、
ろ液を減圧乾固する。残渣を酢酸エチルにて抽出後、酢
酸エチル層を洗浄、乾燥後、溶媒を減圧下留去する。残
渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒;
クロロホルム:酢酸エチル=10:1)で精製後、酢酸
エチル−n−ヘキサンで再結晶して4−tert−ブチ
ル−N−〔6−{2−(5−エチルピリミジン−2−イ
ルオキシ)エトキシ}−5−(3−メトキシフェノキ
シ)ピリミジン−4−イル〕ベンゼンスルホンアミド1
37mgを結晶として得る。 m.p.:158.5−159.5℃ 。
【0220】製造例129 N−〔6−{2−(5−ブロモピリミジン−2−イルオ
キシ)エトキシ}−5−(4−メチルフェニル)ピリミ
ジン−4−イル〕−4−tert−ブチルベンゼンスル
ホンアミド300mgのテトラヒドロフラン10ml溶
液に、−78℃でn−ブチルリチウム(1.6Mn−ヘ
キサン溶液)0.75mlを加える。−78℃で5分間
攪拌後、アセトン58mgのテトラヒドロフラン1ml
溶液を加え、混合物の温度が室温になるまで昇温させ
る。塩化アンモニウム水溶液で処理後、酢酸エチルで抽
出する。酢酸エチル層を洗浄、乾燥後、溶媒を減圧留去
する。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶
出溶媒;クロロホルム:酢酸エチル=2:1〜1:1)
で精製後、酢酸エチル−n−ヘキサンで再結晶して4−
tert−ブチル−N−〔6−{2−(5−(1−ヒド
ロキシ−1−メチルエチル)ピリミジン−2−イルオキ
シ)エトキシ}−5−(4−メチルフェニル)ピリミジ
ン−4−イル〕ベンゼンスルホンアミド88mgを結晶
として得る。 m.p.:149.5−150.5℃ 。
【0221】製造例130 N−〔6−{2−(5−ブロモピリミジン−2−イルオ
キシ)エトキシ}−5−(4−メチルフェニル)ピリミ
ジン−4−イル〕−4−tert−ブチルベンゼンスル
ホンアミド及びベンズアルデヒドを製造例129と同様
に処理して4−tert−ブチル−N−〔6−{2−
(5−(αーヒドロキシベンジル)ピリミジン−2−イ
ルオキシ)エトキシ}−5−(4−メチルフェニル)ピ
リミジン−4−イル〕ベンゼンスルホンアミドを得る。 m.p.:183−185℃ 。
【0222】製造例131〜133 N−〔6−{2−(4−ブロモフェノキシ)エトキシ}
−5−(4−メチルフェニル)ピリミジン−4−イル〕
−4−tert−ブチルベンゼンスルホンアミド600
mg、(1−エトキシビニル)トリブチルスズ680m
g、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(I
I)クロリド35.5mg及びジオキサン24mlの混
液を18時間加熱還流する。酢酸エチルで希釈後、10
%フッ化カリウム水溶液を加え、析出物をろ去する。ろ
液を酢酸エチルで抽出し、酢酸エチル層を洗浄、乾燥
後、減圧乾固する。残渣をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィー(溶出溶媒;n−ヘキサン:酢酸エチル=5:
1〜3:1〜1:1)で精製後、得られた化合物をそれ
ぞれ酢酸エチル−ジイソプロピルエーテルで再結晶して
4−tert−ブチル−N−{5−(4−メチルフェニ
ル)−6−(2−フェノキシエトキシ)ピリミジン−4
−イル}ベンゼンスルホンアミド〔化合物A〕42m
g、N−〔6−{2−(4−アセチルフェノキシ)エト
キシ}−5−(4−メチルフェニル)ピリミジン−4−
イル〕−4−tert−ブチルベンゼンスルホンアミド
〔化合物B〕242mg及び4−tert−ブチル−N
−〔6−{2−(4−エトキシカルボニルフェノキシ)
エトキシ}−5−(4−メチルフェニル)ピリミジン−
4−イル〕ベンゼンスルホンアミド〔化合物C〕58m
gを得る。
【0223】 〔化合物A〕:m.p.:186.5−187.5℃ 〔化合物B〕:m.p.:205−206.5℃ 〔化合物C〕:m.p.:199.5−200.5℃
【0224】製造例134 4−tert−ブチル−N−{5−(4−メチルフェニ
ル)−6−{2−(5−ニトロピリジン−2−イルオキ
シ)エトキシ}ピリミジン−4−イル}ベンゼンスルホ
ンアミド975mgのイソプロパノール−テトラヒドロ
フラン(1:1)溶液20mlに10%パラジウム−炭
素200mgを加え、水素雰囲気(1気圧)下、室温で
1.5時間攪拌する。触媒をろ去後、ろ液を減圧濃縮す
る。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出
溶媒;クロロホルム:酢酸エチル=2:1)で精製後、
酢酸エチル−n−ヘキサンで再結晶してN−〔6−{2
−(5−アミノピリジン−2−イルオキシ)エトキシ}
−5−(4−メチルフェニル)ピリミジン−4−イル}
−4−tert−ブチルベンゼンスルホンアミド829
mgを結晶として得る。 m.p.:165−167℃(分解)。
【0225】製造例135 N−〔6−{2−(5−アミノピリジン−2−イルオキ
シ)エトキシ}−5−(4−メチルフェニル)ピリミジ
ン−4−イル}−4−tert−ブチルベンゼンスルホ
ンアミド150mgのピリジン2ml溶液に、ベンゾイ
ルクロリド43mgの塩化メチレン0.4ml溶液を加
え、室温で2時間攪拌した後、反応液に10%塩酸を加
え、酢酸エチルで抽出する。酢酸エチル層を洗浄、乾燥
後、溶媒を減圧下留去する。残渣を酢酸エチル−n−ヘ
キサンで再結晶してN−(6−〔2−{6−(4−te
rt−ブチルフェニルスルホニルアミノ)−5−(4−
メチルフェニル)ピリミジン−4−イルオキシ}エトキ
シ〕ピリジン−3−イル)ベンザミド161mgを結晶
として得る。 m.p.:173−174.5℃ 。
【0226】製造例136 N−〔6−{2−(5−アミノピリジン−2−イルオキ
シ)エトキシ}−5−(4−メチルフェニル)ピリミジ
ン−4−イル}−4−tert−ブチルベンゼンスルホ
ンアミド及び無水酢酸を製造例135と同様に処理して
N−(6−〔2−{6−(4−tert−ブチルフェニ
ルスルホニルアミノ)−5−(4−メチルフェニル)ピ
リミジン−4−イルオキシ}エトキシ〕ピリジン−3−
イル)アセタミドを得る。 m.p.:175−176℃ 。
【0227】製造例137 N−〔6−{2−(5−アミノピリジン−2−イルオキ
シ)エトキシ}−5−(4−メチルフェニル)ピリミジ
ン−4−イル}−4−tert−ブチルベンゼンスルホ
ンアミド及びピバロイルクロリドを製造例135と同様
に処理してN−(6−〔2−{6−(4−tert−ブ
チルフェニルスルホニルアミノ)−5−(4−メチルフ
ェニル)ピリミジン−4−イルオキシ}エトキシ〕ピリ
ジン−3−イル)ピバラミドを得る。 m.p.:140−141℃ 。
【0228】製造例138 4−tert−ブチル−N−{6−〔2−(4−ベンジ
ルオキシフェノキシ)エトキシ〕−5−(4−メチルフ
ェニル)ピリミジン−4−イル}ベンゼンスルホンアミ
ド3.95g、10%パラジウム−炭素1.5g及びエ
タノール−テトラヒドロフラン(80ml−80ml)
の混合物を水素雰囲気下(1気圧)、室温で24時間接
触還元に付す。触媒をろ去した後、ろ液を濃縮する。残
渣を酢酸エチル−ジイソプロピルエーテルで結晶化し
て、4−tert−ブチル−N−{6−〔2−(4−ヒ
ドロキシフェノキシ)エトキシ〕−5−(4−メチルフ
ェニル)ピリミジン−4−イル}ベンゼンスルホンアミ
ド3.31gを得る。 m.p.:161.5−163℃ IR(nujol,cm-1):3260,1590,1
570 FABMS(m/z):556((M+Na)+),5
34(MH+)。
【0229】製造例139 製造例62で得られた化合物を製造例138と同様に処
理することにより、4−tert−ブチル−N−{6−
〔2−(5−ヒドロキシピリミジン−2−イルオキシ)
エトキシ〕−5−(4−メチルフェニル)ピリミジン−
4−イル}ベンゼンスルホンアミドを得る。 m.p.:186.5−188℃ 。
【0230】製造例140 4−tert−ブチル−N−{5−(4−メチルフェニ
ル)−6−〔2−(4−ニトロフェノキシ)エトキシ〕
ピリミジン−4−イル}ベンゼンスルホンアミド383
mg、10%パラジウム−炭素50mg及びエタノール
−テトラヒドロフラン(6ml−3ml)の混合物を水
素雰囲気下(1気圧)、室温で2時間接触還元に付す。
触媒をろ去した後、ろ液を濃縮する。残渣をシリカゲル
カラムクロマトグラフィー(溶出溶媒;クロロホルム:
酢酸エチル=10:1)で精製した後、酢酸エチル−ジ
イソプロピルエーテルで再結晶して、N−{6−〔2−
(4−アミノフェノキシ)エトキシ〕−5−(4−メチ
ルフェニル)ピリミジン−4−イル}−4−tert−
ブチルベンゼンスルホンアミド358mgを得る。 m.p.:190−191℃ IR(nujol,cm-1):3440,3360,3
260,1740,1630,1610 FABMS(m/z):533(MH+)。
【0231】製造例141 N−{6−〔2−(4−アミノフェノキシ)エトキシ〕
−5−(4−メチルフェニル)ピリミジン−4−イル}
−4−tert−ブチルベンゼンスルホンアミド100
mgのテトラヒドロフラン2ml溶液に、ギ酸38mg
及び35%ホルムアルデヒド水溶液0.05mlを加
え、50℃で3時間攪拌する。反応液を氷水に注ぎ、飽
和炭酸水素ナトリウム水溶液を用いて中和した後、酢酸
エチルで抽出する。酢酸エチル層を洗浄、乾燥後溶媒を
留去する。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(溶出溶媒;クロロホルム:酢酸エチル=10:1)で
精製後、酢酸エチル−ジイソプロピルエーテルで結晶化
して、4−tert−ブチル−N−{6−〔2−(4−
ジメチルアミノフェノキシ)エトキシ〕−5−(4−メ
チルフェニル)ピリミジン−4−イル}ベンゼンスルホ
ンアミド67mgを得る。 m.p.:142−145℃ IR(nujol,cm-1):3260,1590,1
570 FABMS(m/z):561(MH+)。
【0232】製造例142 4−tert−ブチル−N−{6−〔2−(4−シアノ
フェノキシ)エトキシ〕−5−(4−メチルフェニル)
ピリミジン−4−イル}ベンゼンスルホンアミド1.3
1g、アジ化トリブチルスズ1.60g及びトルエン1
3mlの混合物をアルゴン雰囲気下、24時間加熱還流
する。冷却後、酢酸エチルと10%フッ化カリウム水溶
液を反応液に加える。不溶物をろ去し、酢酸エチル層を
減圧乾固させる。10%水酸化ナトリウム水溶液とジエ
チルエーテルを加え、室温で20分攪拌する。水層をジ
エチルエーテルで洗浄後、氷冷下、10%塩酸を用いて
酸性とし、酢酸エチルで抽出する。酢酸エチル層を洗
浄、乾燥後溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィー(溶出溶媒;クロロホルムのみ〜クロロ
ホルム:メタノール=20:1)で精製後、酢酸エチル
で結晶化して、4−tert−ブチル−N−{5−(4
−メチルフェニル)6−〔2−(4−(5−テトラゾリ
ル)フェノキシ)エトキシ〕ピリミジン−4−イル}ベ
ンゼンスルホンアミド1.26gを得る。 m.p.:165−166℃ IR(nujol,cm-1):3260,1620,1
580 FABMS(m/z):586(MH+)。
【0233】製造例143 4−tert−ブチル−N−{6−〔2−(4−ヒドロ
キシフェノキシ)エトキシ〕−5−(4−メチルフェニ
ル)ピリミジン−4−イル}ベンゼンスルホンアミド2
00mgのジメチルホルムアミド2ml溶液に、水素化
ナトリウム(60%分散型)32mgを加え、室温で3
0分攪拌する。次いで、tert−ブチルブロモ酢酸7
7mgのジメチルホルムアミド2ml溶液を氷冷下で加
え、同温で1時間攪拌する。反応液を氷水に注ぎ、飽和
塩化アンモニウム水溶液で処理した後、酢酸エチルで抽
出する。酢酸エチル層を洗浄、乾燥後溶媒を留去する。
残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶
媒;ヘキサン:酢酸エチル=3:1)で精製後、酢酸エ
チル−ジイソプロピルエーテルで結晶化して、4−{2
−〔6−(4−tert−ブチルベンゼンスルホニルア
ミノ)−5−(4−メチルフェニル)ピリミジン−4−
イルオキシ〕エトキシ}フェノキシ酢酸tert−ブチ
ルエステル225mgを得る。 m.p.:129.5−130.5℃ IR(nujol,cm-1):3280,1765,1
590,1570 FABMS(m/z):648(MH+)。
【0234】製造例144 4−{2−〔6−(4−tert−ブチルベンゼンスル
ホニルアミノ)−5−(4−メチルフェニル)ピリミジ
ン−4−イルオキシ〕エトキシ}フェノキシ酢酸ter
t−ブチルエステル1.25gのジクロロメタン120
ml溶液に、アニソール2.09g及びトリフルオロ酢
酸20mlを氷冷下で加える。室温で5時間攪拌した
後、反応液を水洗し、10%水酸化ナトリウム水溶液で
抽出する。水層をクロロホルムで洗浄後、氷冷下、10
%塩酸を用いて酸性とする。酢酸エチルで抽出し、酢酸
エチル層を洗浄、乾燥後、溶媒を留去し、酢酸エチル−
ジイソプロピルエーテルで結晶化して、4−{2−〔6
−(4−tert−ブチルベンゼンスルホニルアミノ)
−5−(4−メチルフェニル)ピリミジン−4−イルオ
キシ〕エトキシ}フェノキシ酢酸1.14gを得る。 m.p.:183−184.5℃ IR(nujol,cm-1):3260,3240,1
760,1740,1710,1580,1565 FABMS(m/z):592(MH+)。
【0235】製造例145 4−tert−ブチル−N−{6−〔2−(4−(1−
ヒドロキシエチル)フェノキシ)エトキシ〕−5−(4
−メチルフェニル)ピリミジン−4−イル}ベンゼンス
ルホンアミド85mgのジクロロメタン3ml溶液に、
チオニルクロリド54mgを加え、1時間攪拌する。反
応液を減圧乾固し、残渣をエタノール−テトラヒドロフ
ラン(6ml−2ml)に溶解し、室温でトリエチルア
ミン45mgを加え、3時間攪拌する。溶媒を留去し、
残渣を酢酸エチルに溶解し、洗浄、乾燥後溶媒を留去す
る。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出
溶媒;ヘキサン:酢酸エチル=3:1)で精製した後、
酢酸エチル−ジイソプロピルエーテルで再結晶して、4
−tert−ブチル−N−{6−〔2−(4−(1−エ
トキシエチル)フェノキシ)エトキシ〕−5−(4−メ
チルフェニル)ピリミジン−4−イル}ベンゼンスルホ
ンアミド61mgを得る。 m.p.:139−140℃ IR(nujol,cm-1):3270,1610,1
590,1570 FABMS(m/z):590(MH+)。
【0236】製造例146 N−〔6−{2−(5−ブロモピリミジン−2−イルオ
キシ)エトキシ}−5−(4−メチルフェニル)ピリミ
ジン−4−イル〕−4−tert−ブチルベンゼンスル
ホンアミド700mgのテトラヒドロフラン15ml溶
液に、−78℃でn−ブチルリチウム(1.6Mn−ヘ
キサン溶液)1.46mlを滴下する。−78℃で15
分間攪拌後、ジメチルホルムアミド0.28mlを加
え、同温で15分間反応させる。塩化アンモニウム水溶
液で処理後、10%塩酸で酸性とし、酢酸エチルで抽出
する。酢酸エチル層を洗浄、乾燥後、シリカゲルカラム
クロマトグラフィー(溶出溶媒;クロロホルム:酢酸エ
チル=100:1〜30:1)で精製後、ジイソプロピ
ルエーテルで再結晶して4−tert−ブチル−N−
〔6−{2−(5−ホルミルピリミジン−2−イルオキ
シ)エトキシ}−5−(4−メチルフェニル)ピリミジ
ン−4−イル〕ベンゼンスルホンアミド198mgを結
晶として得る。 m.p.:191−193℃ FABMS(m/z):548(MH+)。
【0237】製造例147 4−tert−ブチル−N−〔6−{2−(5−ホルミ
ルピリミジン−2−イルオキシ)エトキシ}−5−(4
−メチルフェニル)ピリミジン−4−イル〕ベンゼンス
ルホンアミド143mgのテトラヒドロフラン−イソプ
ロパノール(4ml−4ml)溶液に、氷冷下、水素化
ホウ素ナトリウム13mgを加え、2時間反応させる。
塩化アンモニウム水溶液で処理し、酢酸エチルで抽出す
る。酢酸エチル層を洗浄、乾燥後、溶媒を減圧留去す
る。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出
溶媒;クロロホルム:メタノール=200:1〜50:
1)で精製した後、ジエチルエーテルで結晶化して、4
−tert−ブチル−N−〔6−{2−(5−ヒドロキ
シメチルピリミジン−2−イルオキシ)エトキシ}−5
−(4−メチルフェニル)ピリミジン−4−イル〕ベン
ゼンスルホンアミド96mgを得る。 m.p.:172−173℃ FABMS(m/z):550(MH+)。
【0238】製造例148 水素化ナトリウム0.25gのテトラヒドロフラン5m
l懸濁液に、4−tert−ブチル−N−〔6−(2−
ヒドロキシエトキシ)−5−(4−メチルフェニル)−
2−n−プロピルピリミジン−4−イル〕ベンゼンスル
ホンアミド1.00gのジメチルアセトアミド3ml及
びテトラヒドロフラン10ml溶液を室温で滴下し、2
−クロロ−5−ブロモピリミジン0.56gを加え、室
温で2.5時間かくはんする。反応混合物に氷冷した希
塩酸を加えて酸性とし、酢酸エチル抽出後、洗浄、乾燥
し、溶媒を留去する。得られた油状物をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー(溶出溶媒;クロロホルム)で精
製し、さらにn−ヘキサンで結晶化して4−tert−
ブチル−N−〔6−{2−(5−ブロモピリミジン−2
−イルオキシ)エトキシ}−5−(4−メチルフェニ
ル)−2−n−プロピルピリミジン−4−イル〕ベンゼ
ンスルホンアミド1.21gを結晶として得る。 m.p.:184−186℃ 。
【0239】製造例149〜189 対応原料化合物を製造例148と同様に処理して下記第
25〜33表記載化合物を得る。
【0240】
【表25】
【0241】
【表26】
【0242】
【表27】
【0243】
【表28】
【0244】
【表29】
【0245】
【表30】
【0246】
【表31】
【0247】
【表32】
【0248】
【表33】
【0249】製造例190 4−tert−ブチル−N−〔6−{2−(5−ブロモ
ピリミジン−2−イルオキシ)エトキシ}−5−(4−
メチルフェニル)−2−n−プロピルピリミジン−4−
イル〕ベンゼンスルホンアミド300mg、2−チエニ
ルトリブチルスズ670mg、ビス(トリフェニルホス
フィン)パラジウム(II)クロリド16mg及びジオ
キサン5mlの混合物を80分間加熱還流する。冷却
後、反応液を酢酸エチルで希釈し、10%フッ化カリウ
ム水溶液を加え、室温で1時間かくはんする。反応液を
洗浄、乾燥後、溶媒を留去し、残さをシリカゲルカラム
クロマトグラフィー(溶出溶媒;n−ヘキサン:酢酸エ
チル=30:1〜10:1)で精製する。さらに塩化メ
チレン−n−ヘキサン混液で結晶化して4−tert−
ブチル−N−〔6−{2−(5−(2−チエニル)ピリ
ミジン−2−イルオキシ)エトキシ}−5−(4−メチ
ルフェニル)−2−n−プロピルピリミジン−4−イ
ル〕ベンゼンスルホンアミド209mgを結晶として得
る。 m.p.:165〜166℃ 。
【0250】製造例191 製造例150の生成物と2−ピリジルトリブチルスズと
を製造例190と同様に処理して、4−tert−ブチ
ル−N−〔6−{2−(5−(2−ピリジル)−ピリミ
ジン−2−イルオキシ)エトキシ}−5−(2−メトキ
シフェノキシ)−2−(2−ピリミジル)ピリミジン−
4−イル〕ベンゼンスルホンアミドを得る。 m.p.:149〜157℃ 。
【0251】製造例192 (1)N−〔6−クロロ−2−(2−ピリミジル)−5
−(2−メトキシフェノキシ)ピリミジン−4−イル}
−4−tert−ブチルベンゼンスルホンアミド1.0
5g及び2−(4−アセチルフェノキシ)エタノール7
28mgのジメチルアセトアミド溶液12mlに、氷冷
下で水素化ナトリウム240mgを加え、室温で終夜か
くはんする。反応液を10%塩酸で酸性とし、酢酸エチ
ル抽出する。抽出液を洗浄、乾燥を、溶媒を留去し、残
さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒;
クロロホルム:アセトニトリル=2:1)で精製後、さ
らに酢酸エチル−n−ヘキサン混液から再結晶してN−
〔6−{2−(4−アセチルフェノキシ)エトキシ}−
2−(2−ピリミジル)−5−(2−メトキシフェノキ
シ)ピリミジン−4−イル}−4−tert−ブチルベ
ンゼンスルホンアミド482mgを結晶として得る。 m.p.:169−172℃ 。
【0252】(2)本品197mg、イソプロピルアル
コール2ml及びテトラヒドロフラン2mlの混合物に
氷冷下で水素化ホウ素ナトリウム26mgを加え、同温
度で2時間かくはんする。反応後、溶媒を留去し、残さ
を10%塩酸で酸性とした後、酢酸エチル抽出する。抽
出液を洗浄、乾燥後溶媒を留去し、残さをシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィー(溶出溶媒;クロロホルム:ア
セトニトリル=1:1)で精製後、さらに酢酸エチル−
n−ヘキサン混液から再結晶してN−〔6−{2−(4
−(1−ヒドロキシエチル)フェノキシ)エトキシ}−
2−(2−ピリミジル)−5−(2−メトキシフェノキ
シ)ピリミジン−4−イル}−4−tert−ブチルベ
ンゼンスルホンアミド85mgを結晶として得る。 m.p.:191−194℃ 。
【0253】製造例193 N−〔6−クロロ−2−(2−ピリミジル)−5−(2
−メトキシフェノキシ)ピリミジン−4−イル}−4−
tert−ブチルベンゼンスルホンアミドと2−(4−
ブロモフェノキシ)エタノールとを製造例192−
(1)と同様に処理してN−〔6−{2−(4−ブロモ
フェノキシ)エトキシ}−2−(2−ピリミジル)−5
−(2−メトキシフェノキシ)ピリミジン−4−イル}
−4−tert−ブチルベンゼンスルホンアミドを得
る。 m.p.:251−256℃ 。
【0254】製造例194 4−tert−ブチル−N−〔6−{2−(5−メチル
チオピリミジン−2−イルオキシ)エトキシ}−5−
(4−メチルフェニル)ピリミジン−4−イル〕ベンゼ
ンスルホンアミド・ナトリウム塩1.0gのクロロホル
ム10ml溶液に、3−クロロ過安息香酸412mgを
0℃で加え、同温度で1時間、さらに室温で一夜撹拌す
る。反応液を飽和炭酸水素ナトリウム溶液で希釈後、ク
ロロホルムで抽出する。抽出液を洗浄、乾燥後溶媒を留
去し、濃縮する。残さをシリカゲルカラムクロマトグラ
フィー(溶出溶媒;クロロホルム:酢酸エチル=2:1
〜1:1)で精製後、得られた化合物をそれぞれ酢酸エ
チル−n−ヘキサン混液から再結晶して4−tert−
ブチル−N−〔6−{2−(5−メチルスルホニルピリ
ミジン−2−イルオキシ)エトキシ}−5−(4−メチ
ルフェニル)ピリミジン−4−イル〕ベンゼンスルホン
アミド〔化合物A〕91mgを無色結晶として、さらに
4−tert−ブチル−N−〔6−{2−(5−メチル
スルフィニルピリミジン−2−イルオキシ)エトキシ}
−5−(4−メチルフェニル)ピリミジン−4−イル〕
ベンゼンスルホンアミド〔化合物B〕601mgを無色
結晶として得る。 〔化合物A〕 m.p.:170−172℃ 〔化合物B〕 m.p.:206.5−208℃ 。
【0255】製造例195 (1)4−tert−ブチル−N−〔6−{2−(5−
メチルスルフィニルピリミジン−2−イルオキシ)エト
キシ}−5−(4−メチルフェニル)ピリミジン−4−
イル〕ベンゼンスルホンアミド471mg、無水トリフ
ルオロ酢酸5ml及び塩化メチレン5mlの混合物を3
0分間加熱還流し、溶媒を留去する。残さをメタノール
−トリエチルアミン混液(1:1)に溶解後、溶媒を留
去する。残さをクロロホルムに溶解し、洗浄、乾燥後溶
媒を濃縮して4−tert−ブチル−N−〔6−{2−
(5−メルカプトピリミジン−2−イルオキシ)エトキ
シ}−5−(4−メチルフェニル)ピリミジン−4−イ
ル〕ベンゼンスルホンアミド529mgを薄黄色泡状物
として得る。
【0256】(2)本品200mg、炭酸カリウム10
0mg、ヨウ化エチル97mg及びジメチルホルムアミ
ド4mlの混合物をアルゴン雰囲気下、室温で2時間撹
拌する。反応液を10%塩酸で希釈後、酢酸エチルで抽
出する。抽出液を洗浄、乾燥後溶媒を濃縮する。残さを
カラムクロマトグラフィー(溶出溶媒;クロロホルム:
酢酸エチル=15:1)で精製後、得られた化合物を酢
酸エチル−n−ヘキサン混液から再結晶して4−ter
t−ブチル−N−〔6−{2−(5−エチルチオピリミ
ジン−2−イルオキシ)エトキシ}−5−(4−メチル
フェニル)ピリミジン−4−イル〕ベンゼンスルホンア
ミド90mg無色結晶として得る。 m.p.:177−178℃ 。
【0257】製造例196 対応原料化合物を製造例195(1)及び(2)と同様
に処理してN−〔6−{2−(5−イソプロピルチオピ
リミジン−2−イルオキシ)エトキシ}−5−(4−メ
チルフェニル)ピリミジン−4−イル}−4−tert
−ブチルベンゼンスルホンアミドを得る。 m.p.:161.5−162.5℃ 。
【0258】製造例197 4−tert−ブチル−N−〔6−{2−(5−ブロモ
ピリミジン−2−イルオキシ)エトキシ}−5−(4−
メチルフェニル)ピリミジン−4−イル〕ベンゼンスル
ホンアミド1.0g、シアン化亜鉛784mg、テトラ
キス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)25
0mg及び1、3−ジメチル−2−イミダゾリジノン4
0mlの混合物をアルゴン雰囲気下、80℃で6時間撹
拌後、室温まで冷却する。反応液を飽和塩化アンモニウ
ム水溶液で希釈後、酢酸エチルで抽出する。抽出液を洗
浄、乾燥後溶媒を留去し、濃縮する。残さをシリカゲル
カラムクロマトグラフィー(溶出溶媒;クロロホルム:
酢酸エチル=10:1)で精製後、得られた化合物をテ
トラヒドロフラン−酢酸エチル混液から再結晶して4−
tert−ブチル−N−〔6−{2−(5−シアノピリ
ミジン−2−イルオキシ)エトキシ}−5−(4−メチ
ルフェニル)ピリミジン−4−イル〕ベンゼンスルホン
アミド590mgを無色結晶として得る。 m.p.:196−197℃ 。
【0259】製造例198 4−tert−ブチル−N−〔6−{2−(5−ブロモ
ピリミジン−2−イルオキシ)エトキシ}−5−(4−
メチルフェニル)ピリミジン−4−イル〕ベンゼンスル
ホンアミド1.0g、トリメチルシリルアセチレン33
0mg、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム
(II)クロリド58mg、ヨウ化銅32mg、トリエ
チルアミン420mg及びジメチルホルムアミド5ml
の混合物をアルゴン雰囲気下、50℃で3時間撹拌後、
室温まで冷却する。反応液を飽和塩化アンモニウム水溶
液で希釈後、酢酸エチルで抽出する。抽出液を洗浄、乾
燥後溶媒を留去し、濃縮する。残さをシリカゲルカラム
クロマトグラフィー(溶出溶媒;クロロホルム:酢酸エ
チル=40:1)で精製後、得られた化合物を酢酸エチ
ル−n−ヘキサン混液から再結晶して4−tert−ブ
チル−N−〔6−{2−(5−トリメチルシリルエチニ
ルピリミジン−2−イルオキシ)エトキシ}−5−(4
−メチルフェニル)ピリミジン−4−イル〕ベンゼンス
ルホンアミド837mgを無色結晶として得る。 m.p.:200−202℃ 。
【0260】製造例199 対応原料化合物を製造例198と同様に処理して4−t
ert−ブチル−N−〔6−{2−(5−(3−ヒドロ
キシ−3−メチル−1−ブチニル)ピリミジン−2−イ
ルオキシ)エトキシ}−5−(4−メチルフェニル)ピ
リミジン−4−イル〕ベンゼンスルホンアミドを得る。 m.p.:172.5−173.5℃ 。
【0261】製造例200 4−tert−ブチル−N−〔6−{2−(5−トリメ
チルシリルエチニルピリミジン−2−イルオキシ)エト
キシ}−5−(4−メチルフェニル)ピリミジン−4−
イル〕ベンゼンスルホンアミド667mg、炭酸カリウ
ム299mg及びメタノール13mlの混合物を0℃で
2時間撹拌後、飽和塩化アンモニウム水溶液で希釈後、
酢酸エチルで抽出する。抽出液を洗浄、乾燥後溶媒を留
去し、濃縮する。残さをシリカゲルカラムクロマトグラ
フィー(溶出溶媒;クロロホルム:酢酸エチル=30:
1)で精製後、得られた化合物を塩化メチレン−酢酸エ
チル混液から再結晶して4−tert−ブチル−N−
〔6−{2−(5−エチニルピリミジン−2−イルオキ
シ)エトキシ}−5−(4−メチルフェニル)ピリミジ
ン−4−イル〕ベンゼンスルホンアミド502mgを無
色結晶として得る。 m.p.:207−210℃ 。
【0262】製造例201 4−tert−ブチル−N−〔6−{2−(5−メチル
チオピリミジン−2−イルオキシ)エトキシ}−5−
(4−ジエトキシメチルフェニル)ピリミジン−4−イ
ル〕ベンゼンスルホンアミド558mg、p−トルエン
スルホン酸・1水和物50mg、テトラヒドロフラン1
8mg及び 水6mlの混合物を室温で1時間撹拌後、
テトラヒドロフランを留去する。残さを酢酸エチルで希
釈後、酢酸エチル層を洗浄、乾燥後溶媒を留去し、濃縮
する。残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶
出溶媒;クロロホルム:酢酸エチル=2:1)で精製
後、得られた化合物を塩化メチレン−酢酸エチル混液か
ら再結晶して4−tert−ブチル−N−〔6−{2−
(5−メチルチオピリリミジン−2−イルオキシ)エト
キシ}−5−(4−ホルミルフェニル)ピリミジン−4
−イル〕ベンゼンスルホンアミド345mgを無色結晶
として得る。 m.p.:223−224℃ 。
【0263】製造例202 4−tert−ブチル−N−〔6−{2−(5−メチル
チオピリミジン−2−イルオキシ)エトキシ}−5−
(4−ホルミルフェニル)ピリミジン−4−イル〕ベン
ゼンスルホンアミド269mg、(カルボエトキシエチ
リデン)トリフェニルホスホラン242mg及びクロロ
ホルム5mlの混合物を室温で4時間撹拌後、クロロホ
ルムで希釈し、洗浄、乾燥後溶媒を留去し、濃縮する。
残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶
媒;n−ヘキサン:酢酸エチル=1:1)で精製後、得
られた化合物を酢酸エチル−n−ヘキサン混液から再結
晶して(E)−3−〔4−{4−(4−tert−ブチ
ルフェニルスルホニルアミノ)−6−{2−(5−メチ
ルチオピリミジン−2−イルオキシ)エトキシ}ピリミ
ジン−5−イル〕フェニルアクリル酸エチルエステル2
61mgを無色結晶として得る。
【0264】m.p.:172−173℃ 。
【0265】製造例203 (E)−3−〔4−{4−(4−tert−ブチルフェ
ニルスルホニルアミノ)−6−{2−(5−メチルチオ
ピリミジン−2−イルオキシ)エトキシ}ピリミジン−
5−イル〕フェニルアクリル酸エチルエステル182m
g、1N水酸化ナトリウム水溶液0.56ml、テトラ
ヒドロフラン3ml及び水1mlの混合物を室温で30
時間撹拌後、クロロホルムで希釈し、10%塩酸で酸性
にする。混合物をクロロホルムで抽出し、抽出液を洗
浄、乾燥後溶媒を留去し、濃縮する。残さをカラムクロ
マトグラフィー(溶出溶媒;クロロホルム:メタノール
=10:1)で精製後、得られた化合物を酢酸エチル−
n−ヘキサン混液から再結晶して(E)−3−〔4−
{4−(4−tert−ブチルフェニルスルホニルアミ
ノ)−6−{2−(5−メチルチオピリミジン−2−イ
ルオキシ)エトキシ}ピリミジン−5−イル〕フェニル
アクリル酸31mgを無色結晶として得る。 m.p.:196−204℃ 。
【0266】製造例204 対応原料化合物を製造例203と同様に処理して4−
{4−(4−tert−ブチルフェニルスルホニルアミ
ノ)−6−{2−(5−メチルチオピリミジン−2−イ
ルオキシ)エトキシ}ピリミジン−5−イル〕安息香酸
を得る。 m.p.:226−227℃ 。
【0267】製造例205及び206 4−tert−ブチル−N−〔6−{2−(5−ブロモ
ピリリミジン−2−イルオキシ)エトキシ}−5−(2
−メトキシフェニルチオ)ピリミジン−4−イル〕ベン
ゼンスルホンアミド464mgのクロロホルム9ml溶
液に3−クロロ過安息香酸217mgを0℃で加え、混
合物をを同温度で2時間撹拌する。反応液を飽和炭酸水
素ナトリウム水溶液で希釈し、クロロホルムで抽出す
る。抽出液を洗浄、乾燥後溶媒を留去し、濃縮する。残
さをカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒;クロロホル
ム:酢酸エチル=10:1)で精製後、最初に溶出する
画分から得られる化合物を塩化メチレン−酢酸エチル混
液から再結晶して4−tert−ブチル−N−〔6−
{2−(5−ブロモピリリミジン−2−イルオキシ)エ
トキシ}−5−(2−メトキシフェニルスルホニル)ピ
リミジン−4−イル〕ベンゼンスルホンアミド197m
gを無色結晶として得る。 m.p.:208−210℃ 。
【0268】上記画分の次に溶出する画分から得られる
化合物を酢酸エチル−n−ヘキサン混液から再結晶して
4−tert−ブチル−N−〔6−{2−(5−ブロモ
ピリリミジン−2−イルオキシ)エトキシ}−5−(2
−メトキシフェニルスルフィニル)ピリミジン−4−イ
ル〕ベンゼンスルホンアミド167mgを無色結晶とし
て得る。 m.p.:163−164.5℃ 。
【0269】製造例207 水素化ナトリウム(60%分散型)65mgのジメチル
アセトアミド0.5ml−テトラヒドロフラン0.5m
l懸濁液に、室温にて4−(2−ヒドロキシ−1,1−
ジメチルエチル)−N−{6−(2−ヒドロキシエトキ
シ}−5−(4−メチルフェニル)ピリミジン−4−イ
ル}ベンゼンスルホンアミド135mgの懸濁液にジメ
チルアセトアミド2ml−テトラヒドロフラン2ml溶
液に5分間かけて滴下し、5−ブロモ−2−クロロピリ
ミジン399mgを加え、室温で6日間撹拌する。反応
液に氷−希塩酸を加えて酸性にし、酢酸エチルで抽出す
る。抽出液を洗浄、乾燥後、溶媒を留去する。残さをシ
リカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒;クロロ
ホルム:酢酸エチル=100:1)で精製後、得られた
化合物を塩化メチレン−イソプロピルエーテル混液から
再結晶して4−{2−(5−ブロモピリミジン−2−イ
ルオキシ)−1,1−ジメチルエチル}−N−〔6−
{2−(5−ブロモピリミジン−2−イルオキシ)エト
キシ}−5−(4−メチルフェニル)ピリミジン−4−
イル〕ベンゼンスルホンアミド77mgを無色結晶とし
て得る。 m.p.:156−158℃ 。
【0270】製造例208 4−tert−ブチル−N−〔6−{2−(5−ヒドロ
キシピリミジン−2−イルオキシ)エトキシ}−5−
(4−メチルフェニル)ピリミジン−4−イル}ベンゼ
ンスルホンアミド200mgのジメチルホルムアミド4
ml溶液に炭酸カルシウム154mg及び5−ブロモ−
2−クロロピリミジン216mgを加え、50℃で2時
間撹拌する。反応液に氷−希塩酸を加えて酸性にし、酢
酸エチルで抽出する。抽出液を洗浄、乾燥後溶媒を留去
する。残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶
出溶媒;クロロホルム:酢酸エチル=50:1)で精製
後、得られた化合物を塩化メチレン−イソプロピルエー
テル混液から再結晶して4−tert−ブチル−N−
〔6−{2−(5−(5−ブロモピリミジン−2−イル
オキシ)ピリミジン−2−イルオキシ)エトキシ}−5
−(4−メチルフェニル)ピリミジン−4−イル}ベン
ゼンスルホンアミド238mgを無色針状晶として得
る。 m.p.:183−184℃ 。
【0271】製造例209−213 対応原料化合物を製造例208と同様に処理して下記第
34表記載化合物を得る。
【0272】
【表34】
【0273】製造例214 4−tert−ブチル−N−〔6−{2−(5−(α−
スチリル)ピリミジン−2−イルオキシ)エトキシ}−
5−(4−メチルフェニル)ピリミジン−4−イル}ベ
ンゼンスルホンアミド130mg、10%パラジウム−
炭素42mg、エタノール1ml及びトリエチルアミン
10mlの混合物を水素雰囲気(1気圧)下、室温で1
時間撹拌する。触媒をろ去後、ろ液を減圧乾固する。残
さをカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒;クロロホル
ム:酢酸エチル=15:1)で精製後、得られた化合物
を酢酸エチル−イソプロピルエーテル混液から再結晶し
て4−tert−ブチル−N−[6−{2−(5−(α
−フェネチル)ピリミジン−2−イルオキシ)エトキ
シ}−5−(4−メチルフェニル)ピリミジン−4−イ
ル]ベンゼンスルホンアミド111mgを無色針状晶と
して得る。 m.p.:158.5−160.5℃ 。
【0274】製造例215 4−tert−ブチル−N−{2−トリフルオロメチル
−6−(2−ヒドロキシエトキシ)−5−(2−メトキ
シフェノキシ)ピリミジン−4−イル}ベンゼンスルホ
ンアミド及び2−クロロ−5−ブロモピリミジンを製造
例148と同様に処理して4−tert−ブチル−N−
〔6−{2−(5−ブロモピリミジン−2−イルオキ
シ)エトキシ}−5−(2−メトキシフェノキシ)−2
−トリフルオロメチルピリミジン−4−イル〕ベンゼン
スルホンアミドを得る。 m.p.:51−56℃ 。
【0275】製造例216 4−tert−ブチル−N−{2−トリフルオロメチル
−6−(2−ヒドロキシエトキシ)−5−(2−メトキ
シフェノキシ)ピリミジン−4−イル}ベンゼンスルホ
ンアミド及び2−クロロ−5−(2−チエニル)ピリミ
ジンを製造例148と同様に処理して4−tert−ブ
チル−N−〔6−{2−(5−(2−チエニル)ピリミ
ジン−2−イルオキシ)エトキシ}−5−(2−メトキ
シフェノキシ)−2−トリフルオロメチルピリミジン−
4−イル〕ベンゼンスルホンアミドを得る。 m.p.:65−72℃ 。
【0276】製造例217 4−tert−ブチル−N−{2−トリフルオロメチル
−6−(2−ヒドロキシエトキシ)−5−(4−メチル
フェニル)ピリミジン−4−イル}ベンゼンスルホンア
ミド及び2−クロロ−5−ブロモピリミジンを製造例1
48と同様に処理して4−tert−ブチル−N−〔6
−{2−(5−ブロモピリミジン−2−イルオキシ)エ
トキシ}−5−(4−メチルフェニル)−2−トリフル
オロメチルピリミジン−4−イル〕ベンゼンスルホンア
ミドを得る。 m.p.:182−183℃ 。
【0277】製造例218 4−tert−ブチル−N−{2−トリフルオロメチル
−6−(2−ヒドロキシエトキシ)−5−(4−メチル
フェニル)ピリミジン−4−イル}ベンゼンスルホンア
ミド及び2−クロロ−5−(2−チエニル)ピリミジン
を製造例148と同様に処理して4−tert−ブチル
−N−〔6−{2−(5−(2−チエニル)ピリミジン
−2−イルオキシ)エトキシ}−5−(4−メチルフェ
ニル)−2−トリフルオロメチルピリミジン−4−イ
ル〕ベンゼンスルホンアミドを得る。 m.p.:163−166℃ 。
【0278】製造例219 N−{5−ブロモ−6−(2−ヒドロキシエトキシ)ピ
リミジン−4−イル}−4−tert−ブチルベンゼン
スルホンアミド及びフェニルトリブチルスズを製造例8
4と同様に処理して4−tert−ブチル−N−{6−
(2−ヒドロキシエトキシ)−5−フェニルピリミジン
−4−イル}ベンゼンスルホンアミドを得る。さらに得
られた4−tert−ブチル−N−{5−フェニル−6
−(2−ヒドロキシエトキシ)ピリミジン−4−イル}
ベンゼンスルホンアミド及び5−ブロモ−2−クロロピ
リミジンを製造例21と同様に処理して4−tert−
ブチル−N−〔6−{2−(5−ブロモピリミジン−2
−イルオキシ)エトキシ}−5−フェニルピリミジン−
4−イル〕ベンゼンスルホンアミドを得る。 m.p.:163−165℃ 。
【0279】製造例220 4−tert−ブチル−N−{6−(2−(5−ホルミ
ルピリミジン−2−イルオキシ)エトキシ)−5−(4
−メチルフェニル)ピリミジン−4−イル}ベンゼンス
ルホンアミドのエタノール(7ml)−テトラヒドロフ
ラン(5ml)混液に酢酸ナトリウム135mg及びメ
トキシアミン・塩酸塩137mgを加え、室温で5時間
撹拌する。反応液を水で希釈後、酢酸エチルで抽出す
る。酢酸エチル層を洗浄、乾燥後、溶媒を減圧留去す
る。残渣をクロロホルム−イソプロピルエーテル−n−
ヘキサンで再結晶して4−tert−ブチル−N−〔6
−{2−(5−(メトキシイミノメチル)ピリミジン−
2−イルオキシ)エトキシ}−5−(4−メチルフェニ
ル)ピリミジン−4−イル〕ベンゼンスルホンアミド2
89mgを無色結晶として得る。 m.p.:163−169℃ 。
【0280】製造例221 4−tert−ブチル−N−{6−(2−(5−ホルミ
ルピリミジン−2−イルオキシ)エトキシ)−5−(4
−メチルフェニル)ピリミジン−4−イル}ベンゼンス
ルホンアミド及びヒドロキシルアミン・塩酸塩を製造例
220と同様に処理して4−tert−ブチル−N−
〔6−{2−(5−(ヒドロキシイミノメチル)ピリミ
ジン−2−イルオキシ)エトキシ}−5−(4−メチル
フェニル)ピリミジン−4−イル〕ベンゼンスルホンア
ミドを得る。 m.p.:218−224℃ 。
【0281】製造例222 4−tert−ブチル−N−〔6−{2−(5−ヒドロ
キシピリミジン−2−イルオキシ)エトキシ}−5−
(4−メチルフェニル)ピリミジン−4−イル〕ベンゼ
ンスルホンアミド及びN,N−ジメチルカルバモイルク
ロリドを製造例208と同様に処理して4−tert−
ブチル−N−〔6−{2−(5−(N,N−ジメチルカ
ルバモイルオキシ)ピリミジン−2−イルオキシ)エト
キシ}−5−(4−メチルフェニル)ピリミジン−4−
イル〕ベンゼンスルホンアミドを得る。 m.p.:161−162℃ 。
【0282】製造例223 4−tert−ブチル−N−〔6−{2−(5−ヒドロ
キシピリミジン−2−イルオキシ)エトキシ}−5−
(4−メチルフェニル)ピリミジン−4−イル〕ベンゼ
ンスルホンアミド及び1−クロロイソキノリンを製造例
208と同様に処理して4−tert−ブチル−N−
〔6−{2−(5−(1−イソキノリルオキシ)ピリミ
ジン−2−イルオキシ)エトキシ}−5−(4−メチル
フェニル)ピリミジン−4−イル〕ベンゼンスルホンア
ミドを得る。 m.p.:179−182℃ 。
【0283】参考例1 1、3−プロパンジオール7mlに、水素化ナトリウム
(60%分散型)312mgを加え、さらに4−ter
t−ブチル−N−{6−クロロ−5−(3−メトキシフ
ェノキシ)ピリミジン−4−イル}ベンゼンスルホンア
ミド707mgを加える。反応液を90℃で2時間さら
に130℃で1時間反応させる。その後反応液を10%
塩酸を用いて酸性とし、酢酸エチル抽出し、酢酸エチル
層を洗浄、乾燥後、減圧乾固し、残渣をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー(溶出溶媒;クロロホルム:酢酸
エチル=10:1)で精製後、酢酸エチル−ジイソプロ
ピルエーテルで結晶化して4−tert−ブチル−N−
{6−(3−ヒドロキシプロピルオキシ)−5−(3−
メトキシフェノキシ)ピリミジン−4−イル}ベンゼン
スルホンアミド315mgを結晶として得る。 m.p.:113−114℃ 。
【0284】参考例2〜12 対応化合物を参考例1と同様に処理して、下記35及び
36表記載化合物を得る。
【0285】
【表35】
【0286】
【表36】
【0287】参考例13 (1)テトラヒドロフラン400ml、エチレングリコ
ール60mlの混液に、氷冷攪拌下、水素化ナトリウム
(60%分散型)3.38gを加え、次いで、4,6−
ジクロロ−5−(4−メチルフェニル)ピリミジン2
0.0gを加える。氷冷下で30分、更に室温で2時間
攪拌後、酢酸を用いて弱酸性とした後、減圧濃縮する。
残渣を酢酸エチルに溶かし、洗浄、乾燥後、減圧乾固す
る。残渣をヘキサンで結晶化して、2−{6−クロロ−
5−(4−メチルフェニル)ピリミジン−4−イルオキ
シ}エタノール21.85gを得る。 m.p.:62−64℃ 。
【0288】(2)2−{6−クロロ−5−(4−メチ
ルフェニル)ピリミジン−4−イルオキシ}エタノール
21.85g、アジ化ナトリウム10.7g、ジメチル
ホルムアミド260mlの混合物を75〜80℃で一晩
加熱攪拌する。冷却後水で処理し、酢酸エチルで抽出す
る。酢酸エチル層を洗浄、乾燥後、溶媒を留去し、残渣
をヘキサンで結晶化して2−{6−アジド−5−(4−
メチルフェニル)ピリミジン−4−イルオキシ}エタノ
ール19.6gを得る。 m.p.:83.5−85℃ MS(m/z):271(M+)。
【0289】(3)2−{6−アジド−5−(4−メチ
ルフェニル)ピリミジン−4−イルオキシ}エタノール
19.6g、10%パラジウム−炭素(50%含水)
4.0g及びエタノール240mlの混合物を水素雰囲
気下(1気圧)、室温にて1時間接触還元に付す。触媒
をろ去し、ろ液を減圧濃縮し、残渣を酢酸エチル−ヘキ
サンで再結晶して2−{6−アミノ−5−(4−メチル
フェニル)ピリミジン−4−イルオキシ}エタノール1
5.9gを得る。 m.p.:104−105℃ 。
【0290】参考例14 (1)4,6−ジクロロ−5−(4−メチルフェニル)
ピリミジン4.14gのエーテル20ml溶液に27%
アンモニア−メタノール溶液30mlを加え、封管中、
室温で3日間反応させる。溶媒を減圧濃縮し、残渣をシ
リカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒;ヘキサ
ン:酢酸エチル10:1〜酢酸エチルのみ)で精製し、
4−アミノ−6−クロロ−5−(4−メチルフェニル)
ピリミジン1.89gを得る。 m.p.:168−171℃ 。
【0291】(2)4−アミノ−6−クロロ−5−(4
−メチルフェニル)ピリミジン500mg、エチレング
リコール10ml、水素化ナトリウム(60%分散型)
0.46gの混合物を70℃で2時間、更に90℃で5
時間反応させる。混合物を飽和塩化アンモニウム水溶液
で処理し、酢酸エチルで抽出する。酢酸エチル層を洗
浄、乾燥後溶媒を留去する。残渣をヘキサン−酢酸エチ
ルで結晶化して、2−{6−アミノ−5−(4−メチル
フェニル)ピリミジン−4−イルオキシ}エタノール4
22mgを得る。 m.p.:91.5−93.5℃ 。
【0292】参考例15 2−{6−アミノ−5−(4−メチルフェニル)ピリミ
ジン−4−イルオキシ}エタノール7.54gのテトラ
ヒドロフラン150ml溶液に水素化ナトリウム(60
%分散型)1.47gを加えた後、5−ブロモ−2−ク
ロロピリミジン7.73gを加え、室温で一晩攪拌す
る。反応液に飽和塩化アンモニウム水溶液を加え、溶媒
を減圧留去する。析出する結晶をろ取し、洗浄、乾燥す
る。粗結晶をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶
出溶媒;クロロホルム:メタノール100:1〜80:
1)で精製後、テトラヒドロフラン−ジエチルエーテル
で再結晶して、4−アミノ−6−〔2−(5−ブロモピ
リミジン−2−イルオキシ)エトキシ〕−5−(4−メ
チルフェニル)ピリミジン11.27gを得る。 m.p.:178.5−179.5℃ IR(nujol,cm-1):3400,3300,3
130,1640,1580 MS(m/z):401,403(M+)。
【0293】参考例16 (1)4,6−ジクロロピリミジン1.33g及び4−
tert−ブチルベンゼンスルホンアミド1.96gの
ジメチルスルホキシド20ml溶液に水素化ナトリウム
(60%分散型)714mgを加える。室温で2時間攪
拌後、反応液を10%塩酸及び水で希釈し、酢酸エチル
で抽出する。酢酸エチル層を洗浄、乾燥後溶媒を留去
し、残渣を酢酸エチルで再結晶して、4−tert−ブ
チル−N−(6−クロロピリミジン−4−イル)ベンゼ
ンスルホンアミド2.02gを得る。 m.p.:225−226.5℃ IR(nujol,cm-1):3035,1630,1
595,1575 MS(m/z):325(M+)。
【0294】(2)エチレングリコール20mlに水素
化ナトリウム(60%分散型)1.03gを加え、さら
に4−tert−ブチル−N−(6−クロロピリミジン
−4−イル)ベンゼンスルホンアミド1.66gを加
え、60℃で20時間攪拌する。冷却後、10%塩酸を
用いて酸性とし、酢酸エチルで抽出する。酢酸エチル層
を洗浄、乾燥後、溶媒を留去する。残渣を酢酸エチルで
結晶化して、4−tert−ブチル−N−〔6−(2−
ヒドロキシエトキシ)ピリミジン−4−イル)ベンゼン
スルホンアミド1.58gを得る。 m.p.:169−170.5℃ IR(nujol,cm-1):3440,1600,1
570 FABMS(m/z):352(MH+)。
【0295】(3)4−tert−ブチル−N−〔6−
(2−ヒドロキシエトキシ)ピリミジン−4−イル)ベ
ンゼンスルホンアミド210mgのジメチルホルムアミ
ド4ml溶液にN−ブロモスクシンイミド116mgを
加え、室温で1時間攪拌する。亜硫酸水素ナトリウム水
溶液で処理した後、酢酸エチルで抽出する。酢酸エチル
層を洗浄、乾燥後、溶媒を留去する。残渣をシリカゲル
カラムクロマトグラフィー(溶出溶媒;クロロホルム:
メタノール=40:1)で精製後、ヘキサン−酢酸エチ
ルで再結晶して、N−〔5−ブロモ−6−(2−ヒドロ
キシエトキシ)ピリミジン−4−イル〕−4−tert
−ブチルベンゼンスルホンアミド169mgを得る。 m.p.:146−147.5℃ IR(nujol,cm-1):3360,3200,1
620,1575 FABMS(m/z):432,430(MH+)。
【0296】(4)N−〔5−ブロモ−6−(2−ヒド
ロキシエトキシ)ピリミジン−4−イル〕−4−ter
t−ブチルベンゼンスルホンアミド3.10gのジメチ
ルアセトアミド30ml溶液に水素化ナトリウム(60
%分散型)720mgを加え、室温で30分攪拌する。
次いで、2−クロロ−5−メチルチオピリミジン1.5
1gを加え、室温で一晩攪拌する。反応液を10%塩酸
及び飽和塩化アンモニウム水溶液で処理し、酢酸エチル
で抽出する。酢酸エチル層を洗浄、乾燥後、溶媒を留去
する。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶
出溶媒;クロロホルム:酢酸エチル=10:1)で精製
後、ヘキサン−酢酸エチルで再結晶して、N−{5−ブ
ロモ−6−〔2−(5−メチルチオピリミジン−2−イ
ルオキシ)エトキシ〕ピリミジン−4−イル}−4−t
ert−ブチルベンゼンスルホンアミド3.34gを得
る。 m.p.:120−121℃ IR(nujol,cm-1):1585,1575,1
550 FABMS(m/z):556,554(MH+)。
【0297】参考例17 (1)4,6−ジクロロピリミジン5.0g、エチレン
グリコール100ml及びテトラヒドロフラン100m
lの混合物に、氷冷下、水素化ナトリウム(60%分散
型)1.34gを加える。同温で2時間攪拌した後、溶
媒を留去する。残渣を酢酸エチルで抽出し、抽出液を乾
燥後、減圧下濃縮する。残渣をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィー(溶出溶媒;クロロホルム:酢酸エチル
5:1〜2:1)で精製して、2−(6−クロロピリミ
ジン−4−イルオキシ)エタノール5.67gを油状物
として得る。 IR(nujol,cm-1):3300,1575,1
545 FABMS(m/z):175(MH+)。
【0298】(2)2−(6−クロロピリミジン−4−
イルオキシ)エタノール5.61gのジメチルホルムア
ミド60ml溶液に、アジ化ナトリウム4.18gを加
え、70℃で20時間攪拌する。冷却後、反応液を水で
処理し、酢酸エチルで抽出する。酢酸エチル層を乾燥
後、溶媒を留去する。残渣をシリカゲルカラムクロマト
グラフィー(溶出溶媒;ヘキサン:酢酸エチル=1:
1)で精製して、2−(6−アジドピリミジン−4−イ
ルオキシ)エタノール1.68gを得る。 m.p.:49−50℃ IR(nujol,cm-1):3280,2070,1
600,1550 FABMS(m/z):181(MH+)。
【0299】(3)2−(6−アジドピリミジン−4−
イルオキシ)エタノール1.64g、10%パラジウム
−炭素0.25g及びエタノール20mlの混合物を水
素雰囲気下(1気圧)、室温にて1時間、接触還元に付
す。触媒をろ去し、ろ液を濃縮する。残渣をエタノール
−ジエチルエーテルで再結晶して、2−(6−アミノピ
リミジン−4−イルオキシ)エタノール1.11gを得
る。 m.p.:133−137℃ IR(nujol,cm-1):3360,3200,1
660,1610,1550 FABMS(m/z):156(MH+)。
【0300】(4)2−(6−アミノピリミジン−4−
イルオキシ)エタノール400mgのメタノール4ml
懸濁液に、臭素437mgのメタノール2ml溶液を滴
下する。溶媒を留去後、残渣を酢酸エチルに溶かす。飽
和炭酸水素ナトリウム水溶液で処理した後、酢酸エチル
−テトラヒドロフランで抽出する。有機層を洗浄、乾燥
後、溶媒を留去して、2−(6−アミノ−5−ブロモピ
リミジン−4−イルオキシ)エタノール632mgを得
る。 IR(nujol,cm-1):3480,3420,3
390,3290,1640,1580 MS(m/z):235,233(M+)。
【0301】(5)2−(6−アミノ−5−ブロモピリ
ミジン−4−イルオキシ)エタノール611mgのジメ
チルホルムアミド20ml溶液に水素化ナトリウム(6
0%分散型)125mgを加える。20分攪拌後、2−
クロロ−5−メチルチオピリミジン461mgを加え、
室温で3時間攪拌する。氷水を加え、酢酸エチルで抽出
する。酢酸エチル層を洗浄、乾燥後、溶媒を留去する。
残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶
媒;クロロホルム:メタノール=20:1)で精製後、
酢酸エチル−ジイソプロピルエーテルで結晶化して、4
−アミノ−5−ブロモ−6−〔2−(5−メチルチオピ
リミジン−2−イルオキシ)エトキシ〕ピリミジン50
1mgを得る。 m.p.:126−129℃ IR(nujol,cm-1):3450,3270,1
635,1585,1570,1540 MS(m/z):359,357(MH+)。
【0302】(6)4−アミノ−5−ブロモ−6−〔2
−(5−メチルチオピリミジン−2−イルオキシ)エト
キシ〕ピリミジン102mgのテトラヒドロフラン2m
l溶液に、水素化ナトリウム(60%分散型)34mg
を加えた後、4−tert−ブチルベンゼンスルホニル
クロリド198mgを加え、室温で20分攪拌する。ピ
リジン1滴及び水を加え、室温で30分攪拌し、次い
で、飽和塩化アンモニウム水溶液を用いて中和する。酢
酸エチルで抽出し、酢酸エチル層を洗浄、乾燥後、溶媒
を留去し、残渣を分取用薄層クロマトグラフィー(展開
溶媒;クロロホルム:メタノール=15:1)で精製
後、ヘキサン−酢酸エチルで再結晶して、N−{5−ブ
ロモ−6−〔2−(5−メチルチオピリミジン−2−イ
ルオキシ)エトキシ〕ピリミジン−4−イル}−4−t
ert−ブチルベンゼンスルホンアミド135mgを得
る。物性値は参考例5(4)と同じである。
【0303】参考例18 (1)(4−メチルフェニル)マロン酸ジエチル9.4
5g及びブチルアミジン塩酸塩5.00gのメタノール
25ml溶液に、氷冷下で28%ナトリウムメトキシド
19.67gを加え、室温で終夜かくはんする。反応
後、溶液を半分に濃縮し、水で希釈後、10%塩酸で酸
性とする。析出晶をろ過、洗浄、乾燥して5−(4−メ
チルフェニル)−4,6−ジヒドロキシ−2−n−プロ
ピルピリミジン5.17gを結晶性粉末として得る。 m.p. >300℃ 。
【0304】(2)本品5.14g、N,N−ジエチル
アニリン5ml及びオキシ塩化リン20mlの混合物を
2時間加熱還流し、反応後オキシ塩化リンを留去し、水
300mlにゆっくり注加する。混合物を室温で20分
間かくはんし、エーテル抽出する。洗浄、乾燥後、活性
炭で処理し、溶媒を留去して5−(4−メチルフェニ
ル)−4,6−ジクロロ−2−n−プロピルピリミジン
5.91gを結晶として得る。 m.p. 91〜93℃ 。
【0305】(3)本品2.10gのジメチルスルホキ
シド25ml懸濁液に、4−tert−ブチルベンゼン
スルホンアミド1.91g及び炭酸カリウム4.13g
を加え、80℃で9時間かくはんする。冷却後、反応混
合物を氷冷した塩酸に加え、酢酸エチル抽出する。洗
浄、乾燥後溶媒を留去し、残さをシリカゲルカラムクロ
マトグラフィー(溶出溶媒;クロロホルム:酢酸エチル
=50:1)で精製後、さらにn−ヘキサンで結晶化し
て4−tert−ブチル−N−〔6−クロロ−5−(4
−メチルフェニル)−2−n−プロピルピリミジン−4
−イル〕ベンゼンスルホンアミド3.0.gを粉末とし
て得る。 m.p. 138〜139℃ 。
【0306】(4)本品2.94gのエチレングリコー
ル50ml溶液に室温でナトリウム0.74gを少しず
つ加え、135℃で18時間かくはんする。冷却後、反
応混合物を冷却下に希塩酸で希釈し、酢酸エチル抽出す
る。抽出液を洗浄、乾燥後、溶媒を留去し、残さをシリ
カゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒;クロロホ
ルム:酢酸エチル=50:1)で精製して4−tert
−ブチル−N−〔6−(2−ヒドロキシエトキシ)−5
−(4−メチルフェニル)−2−n−プロピルピリミジ
ン−4−イル〕ベンゼンスルホンアミド2.21gを結
晶性粉末として得る。 m.p. 133〜134℃ 。
【0307】参考例19 (4−メチルフェニル)マロン酸ジエチルとイソブチル
アミジン塩酸塩とを参考例18と同様に処理して、4−
tert−ブチル−N−〔6−(2−ヒドロキシエトキ
シ)−5−(4−メチルフェニル)−2−i−プロピル
ピリミジン−4−イル〕ベンゼンスルホンアミドを得
る。 m.p. 143〜144℃ 。
【0308】参考例20 (1)チオフェン1.69gの無水テトラヒドロフラン
20ml溶液に、アルゴン雰囲気下、0℃にて1.6M
n−ブチルリチウム−n−ヘキサン溶液11.4mlを
30分間かけて滴下する。この混合物に5−(4−メチ
ルフェニル)−4,6−ジクロロピリミジン4.0gの
無水テトラヒドロフラン5ml溶液を−60℃にてゆっ
くりと滴下し、0℃まで昇温し、1.5時間かくはんす
る。反応後、酢酸1.5g及び水0.25gを加え、さ
らに2,3−ジクロロ−5,6−ジシアノ−1,4−ベ
ンゾキノン5.70gのテトラヒドロフラン5ml溶液
を加え、0℃にて1時間かくはんする。これを炭末処理
後、酢酸エチル及びクエン酸水溶液の混液で抽出し、洗
浄、乾燥後、溶媒を留去する。残さをシリカゲルカラム
クロマトグラフィー(溶出溶媒;n−ヘキサン:酢酸エ
チル=50:1)で精製して5−(4−メチルフェニ
ル)−4,6−ジクロロ−2−(2−チエニル)ピリミ
ジン2.64gを粉末として得る。 m.p. 119.5〜120℃ 。
【0309】(2)本品2.64gを参考例18−
(3)と同様に処理して4−tert−ブチル−N−
〔6−クロロ−5−(4−メチルフェニル)−2−(2
−チエニル)ピリミジン−4−イル〕ベンゼンスルホン
アミド3.38gを粉末として得る。 m.p. >300℃ 。
【0310】(3)本品3.38gを参考例18−
(4)と同様に処理して4−tert−ブチル−N−
〔6−(2−ヒドロキシエトキシ)−5−(4−メチル
フェニル)−2−(2−チエニル)ピリミジン−4−イ
ル〕ベンゼンスルホンアミド2.11gを粉末として得
る。 m.p. >300℃ 。
【0311】参考例21 5−(4−メチルフェニル)−4,6−ジクロロピリミ
ジンのエーテル溶液を−30℃に冷却し、1.8Mフェ
ニルリチウム−シクロヘキサン溶液を滴下する。反応混
合物を参考例20−(1)と同様に処理して5−(4−
メチルフェニル)−4,6−ジクロロ−2−フェニルピ
リミジンを結晶性粉末として得る。 m.p. 165〜166.5℃ 。
【0312】(2)本品を参考例18−(3)と同様に
処理して4−tert−ブチル−N−〔6−クロロ−5
−(4−メチルフェニル)−2−フェニルピリミジン−
4−イル〕ベンゼンスルホンアミドを粉末として得る。 m.p. 249〜250℃ 。
【0313】(3)本品を参考例18−(4)と同様に
処理して4−tert−ブチル−N−〔6−(2−ヒド
ロキシエトキシ)−5−(4−メチルフェニル)−2−
フェニルピリミジン−4−イル〕ベンゼンスルホンアミ
ドを結晶として得る。 m.p. 197.5〜198.5℃ 。
【0314】参考例22 2−クロロ−5−ブロモピリミジンと2−フリルトリブ
チルスズとを製造例190と同様に処理して2−クロロ
−5−(2−フリル)ピリミジンを得る。 m.p. 134.5〜136℃ 。
【0315】参考例23 2−クロロ−5−ブロモピリミジンと2−チエニルトリ
ブチルスズとを製造例190と同様に処理して2−クロ
ロ−5−(2−チエニル)ピリミジンを得る。 m.p. 124.5〜125.5℃ 。
【0316】参考例24 2−クロロ−5−ブロモピリミジンと3−チエニルトリ
ブチルスズとを製造例190と同様に処理して2−クロ
ロ−5−(3−チエニル)ピリミジンを得る。 m.p. 154〜157℃ 。
【0317】参考例25 2−クロロ−5−メトキシピリミジン1.9gの塩化メ
チレン30ml溶液にドライアイス−アセトン浴下、ト
リブロモホウ素4.97mlを15分間かけて滴下し、
滴下終了後、室温にて22時間撹拌した。反応混合物に
ドライアイス−アセトン浴下、メタノール30mlを滴
下し、反応混合物を減圧濃縮後、水酸化ナトリウム水溶
液にてpHを5とし、酢酸エチルで抽出した。抽出液を
洗浄、乾燥後、溶媒を減圧留去して得られた結晶をn−
ヘキサンで洗浄し、2−クロロ−5−ヒドロキシピリミ
ジン1.47gを無色結晶として得る。 m.p. 194〜195℃ 。
【0318】参考例26 (1)3−ヒドロキシメチルチオフェン1.50g及び
チオニルクロリド2mlを塩化メチレン中、氷冷下で3
0分間撹拌する。反応液に水を加え、クロロホルムで抽
出する。抽出液を洗浄、乾燥後、溶媒を減圧留去して、
3−クロロメチルチオフェン1.61gを得る。
【0319】(2)本品610mg、2−クロロ−5−
ヒドロキシピリミジン200mg、炭酸カリウム635
mg及びジメチルホルムアミド3mlの混合物を50℃
で1時間撹拌する。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽
出する。抽出液を洗浄、乾燥後、溶媒を減圧下濃縮す
る。残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出
溶媒;n−ヘキサン:酢酸エチル=20:1〜20:
3)で精製後、溶媒を留去して、2−クロロ−5−(3
−チエニルメトキシ)ピリミジン345mgを無色針状
晶として得る。 m.p. 73〜76℃ 。
【0320】参考例27−32 対応化合物を参考例26と同様に処理して下記第37表
記載化合物を得る。
【0321】
【表37】
【0322】参考例33 (1)(4−メチルフェニル)マロン酸ジエチル10.
08g及びトリフルオロアセトアミジン5.0gのメタ
ノール70ml溶液にナトリウムメトキシドのメタノー
ル溶液(28%)14.35gを氷冷下で10分かけて
滴下し、その後室温で24時間撹拌する。反応液を約4
分の1に濃縮し、残渣を水で希釈後、10%塩酸で酸性
にしてろ取する。残渣を水及びn−ヘキサンで洗浄して
4,6−ジヒドロキシ−2−トリフルオロメチル−5−
(4−メチルフェニル)ピリミジン1.76gを薄黄色
結晶として得る。 m.p. 270〜275℃ 。
【0323】(2)本品2.36g、オキシ塩化リン1
0ml及びジエチルアニリン2mlを7時間還流する。
冷却後、オキシ塩化リンを減圧留去し、得られた茶色油
状物を氷冷水にゆっくりと注ぎ、室温で30分間撹拌す
る。反応液をジエチルエーテルで抽出し、ジエチルエー
テル層を洗浄、乾燥後、減圧下濃縮して、4,6−ジク
ロロ−2−トリフルオロメチル−5−(4−メチルフェ
ニル)ピリミジン2.65gを得る。
【0324】(3)本品2.65g、4−tert−ブ
チルベンゼンスルホンアミド1.93g、炭酸カリウム
3.58g及びジメチルスルホキシド12mlの混合物
を室温で1時間、さらに60℃で30分間撹拌する。冷
却後、氷冷した希塩酸を注ぎ、酢酸エチルで抽出する。
抽出液を洗浄、乾燥後、残渣をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィー(溶出溶媒;クロロホルム)で精製後、n
−ヘキサンで洗浄して、4−tert−ブチル−N−
{6−クロロ−5−(4−メチルフェニル)−2−トリ
フルオロメチルピリミジン−4−イル}べンゼンスルホ
ンアミド1.46gを無色結晶として得る。 m.p. 198〜203℃ 。
【0325】(4)水素化ナトリウム(60%分散型)
413mgをエチレングリコール18mlに室温で15
分間かけて加え、さらに本品1.0gを室温で加える。
混合物を110℃で2時間、さらに120℃で4時間撹
拌する。冷却後、反応液に氷冷した希塩酸を注ぎ、酢酸
エチルで抽出する。抽出液を洗浄、乾燥後、残渣をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒;クロロホ
ルム〜クロロホルム:酢酸エチル=200:1〜クロロ
ホルム:酢酸エチル=50:1)で精製後、減圧下濃縮
して、4−tert−ブチル−N−〔6−{2−ヒドロ
キシエトキシ−5−(4−メチルフェニル)−2−トリ
フルオロメチルピリミジン−4−イル}べンゼンスルホ
ンアミド1.01gを無色結晶として得る。 m.p. 181〜183℃ 。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI A61P 43/00 111 A61P 43/00 111 // C07D 239/69 C07D 239/69 401/12 401/12 401/14 401/14 403/12 403/12 403/14 403/14 405/12 405/12 405/14 405/14 409/12 409/12 409/14 409/14 413/14 413/14 417/12 417/12 417/14 417/14 (72)発明者 河野 理夏子 埼玉県大宮市桜木町4丁目180番地1 藤和シティコープ大宮桜木町401 (56)参考文献 特開 平5−155864(JP,A) 特開 平5−222003(JP,A) 特開 平8−99961(JP,A) 特開 平8−208625(JP,A) 特開 平6−211810(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61K 31/505 A61K 31/506 A61P 1/04 A61P 9/10 A61P 9/12 A61P 43/00 C07D 239/69 C07D 401/12 C07D 401/14 C07D 403/12 C07D 403/14 C07D 405/12 C07D 405/14 C07D 409/12 C07D 409/14 C07D 413/14 C07D 417/12 C07D 417/14 CA(STN) MEDLINE(STN) REGISTRY(STN)

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式〔I〕 【化1】 (但し、環A及び環Bは同一又は異なって置換もしくは
    非置換フェニル基、Qは単結合手又は式−O−、−S
    −,−SO−,−SO2−もしくは−CH2−で示される
    基、Yは式−O−、−S−又は−NH−で示される基、
    Alkは低級アルキレン基又は低級アルケニレン基、Z
    は単結合手又は式−O−もしくは−NH−で示される
    基、Rは置換もしくは非置換の芳香族複素環式基もしく
    はアリール基、R1は水素原子、トリフルオロメチル
    基、モノ−もしくはジ−低級アルキルアミノ基、置換も
    しくは非置換低級アルキル基、置換もしくは非置換低級
    アルケニル基、置換もしくは非置換低級アルキニル基、
    置換もしくは非置換低級アルキルチオ基、置換もしくは
    非置換低級アルコキシ基、芳香族複素環式基、置換もし
    くは非置換脂肪族複素環式基又はアリール基を表す。但
    し、Zが単結合手である場合、Rがアリール基のものを
    除く。)で示されるベンゼンスルホンアミド誘導体又は
    その薬理的に許容し得る塩を有効成分としてなる医薬組
    成物。
  2. 【請求項2】 環A及び環Bが同一又は異なってハロゲ
    ン原子;低級アルキル基;低級アルコキシ基;低級アル
    ケニル基;低級アルキニル基;低級アルキルチオ基;シ
    クロアルキル基;トリフルオロメチル基;カルボキシル
    基;シアノ基;テトラゾリル基;ホルミル基;カルバモ
    イル基;モノ−もしくはジ−低級アルキルアミノカルボ
    ニル基;低級アルコキシカルボニル基;低級アルコキシ
    カルボニル−低級アルコキシ基;低級アルコキシカルボ
    ニル−低級アルキル基;低級アルコキシカルボニル−低
    級アルケニル基;ジ低級アルコキシ基置換低級アルキル
    基;ヒドロキシ低級アルキル基;カルボキシル基置換低
    級アルキル基;カルボキシル基置換低級アルケニル基;
    カルボキシル基置換低級アルコキシ基;ブロモピリミジ
    ニルオキシ低級アルキル基;低級アルキレンジオキシ
    基;アリール低級アルコキシ基;及びアリールアミノカ
    ルボニル基から選ばれる1〜3個の基で置換されていて
    もよいフェニル基、Rがハロゲン原子;保護されていて
    もよいヒドロキシ基;ニトロ基;シアノ基;アミノ基;
    ホルミル基;カルボキシル基;カルバモイル基;N−モ
    ノ−もしくはジ−低級アルキルカルバモイル基;N−低
    級アルキルカルバモイルオキシ基;N−ヒドロキシイミ
    ノメチル基;N−低級アルコキシイミノメチル基;低級
    アルキル基;ヒドロキシ低級アルキル基;シクロアルキ
    ル基;低級アルコキシ−低級アルキル基;低級アルコキ
    シカルボニル−低級アルケニル基;トリフルオロメチル
    基;ヒドロキシ基及びアリール基置換低級アルキル基;
    低級アルキルチオ基;モノ−もしくはジ−低級アルキル
    アミノ基;低級アルカノイルアミノ基;低級アルコキシ
    基;保護されていてもよいカルボキシル基で置換された
    低級アルコキシ基;アリールオキシ基;低級アルコキシ
    カルボニル基;低級アルコキシ−低級アルケニル基;低
    級アルカノイル基;アリールカルボニル基;低級アルケ
    ニルオキシ基;ヒドロキシ低級アルキニル基;トリメチ
    ルシリル基で保護されていてもよい低級アルキニル基;
    シアノ低級アルコキシ基;シクロアルキル−低級アルコ
    キシ基;低級アルキルスルフィニル基;低級アルキルス
    ルホニル基;アリール基;フェニル低級アルキル基;芳
    香族複素環式基置換低級アルキル基;芳香族複素環式基
    置換低級アルコキシ基;フェニル低級アルケニル基;フ
    ェニル低級アルコキシ基;アリールカルボニルアミノ
    基;ハロゲン原子及び低級アルキルから選ばれる1〜3
    の基で置換されていてもよい芳香族複素環式基置換オキ
    シ基;及び低級アルキル基で置換されていてもよい芳香
    族複素環式基から選ばれる1〜4個の基で置換されてい
    てもよい、芳香族複素環式基又はアリール基、R1
    (1)水素原子、(2)トリフルオロメチル基、(3)
    モノ−もしくはジ−低級アルキルアミノ基、(4)ハロ
    ゲン原子、カルボキシル基、低級アルコキシカルボニル
    基、芳香族複素環式基及びアリール基から選ばれる1〜
    4個の基で置換されていてもよい低級アルキル基、
    (5)低級アルケニル基、(6)カルボキシル基で置換
    されていてもよい低級アルキニル基、(7)低級アルキ
    ルチオ基、(8)ヒドロキシ基又はヒドロキシ低級アル
    コキシ基で置換されていてもよい低級アルコキシ基、
    (9)芳香族複素環式基、(10)低級アルキル基で置
    換されていてもよい脂肪族複素環式基又は(11)アリ
    ール基である請求項1記載の医薬組成物。
  3. 【請求項3】 芳香族複素環式基が窒素原子、酸素原子
    及び硫黄原子から選ばれる1〜4個の異項原子を含む単
    環もしくは二環式芳香族複素環式基であり、脂肪族複素
    環式基が窒素原子、酸素原子及び硫黄原子から選ばれる
    1〜4個の異項原子を含む単環もしくは二環式脂肪族複
    素環式基である請求項2記載の医薬組成物。
  4. 【請求項4】 芳香族複素環式基がピロリル基、イミダ
    ゾリル基、フリル基、チエニル基、チアゾリル基、イソ
    オキサゾリル基、オキサゾリル基、オキサゾリニル基、
    ピラゾリル基、キナゾリニル基、チエノピリミジニル
    基、ピリジル基、ピリミジニル基、ピリダジニル基、ピ
    ラジニル基、トリアジニル基、テトラゾリル基、キノリ
    ル基、イソキノリル基、キノキサリニル基、ベンゾチア
    ゾリル基、ベンゾオキサゾリル基又はベンゾイミダゾリ
    ル基であり、脂肪族複素環式基がピペラジニル基、ピロ
    リジニル基、ピペリジル基、ホモピペリジル基、チオモ
    ルホリニル基又はモルホリニル基であり、アリール基並
    びにアリールカルボニルアミノ基、アリールアミノカル
    ボニル基、アリールオキシ基及びアリールカルボニル基
    におけるアリール部分がフェニル基、低級アルコキシフ
    ェニル基又はナフチル基である請求項2記載の医薬組成
    物。
  5. 【請求項5】 環Aが低級アルキル基;低級アルコキシ
    基;低級アルコキシカルボニル−低級アルキル基;ヒド
    ロキシル低級アルキル基;及び低級アルコキシカルボニ
    ル−低級アルコキシ基から選ばれる基で置換されている
    フェニル基、環Bがトリフルオロメチル基;ホルミル
    基;低級アルキル基;低級アルコキシ基;低級アルキレ
    ンジオキシ基;ヒドロキシ低級アルキル基;及び低級ア
    ルコキシカルボニル基から選ばれる基で置換されていて
    もよいフェニル基、Qが単結合手又は式−O−もしくは
    −S−で示される基、Yが式−O−で示される基、Al
    kが低級アルキレン基、Zが式−O−で示される基、R
    がアミノ基、ニトロ基、ハロゲン原子及びヒドロキシ低
    級アルキル基から選ばれる基で置換されていてもよいフ
    ェニル基;アミノ基、ニトロ基、トリフルオロメチル基
    及び低級アルカノイルアミノ基から選ばれる基で置換さ
    れていてもよいピリジル基;ハロゲン原子、ホルミル
    基、N−ヒドロキシイミノメチル基、N−低級アルコキ
    シイミノメチル基、チエニル基、フリル基、ピリジル
    基、低級アルキル基、ヒドロキシ低級アルキル基、低級
    アルキルチオ基、低級アルカノイル基、低級アルキニル
    基、低級アルケニルオキシ基、低級アルコキシ基、低級
    アルキルスルフィニル基、低級アルキルスルホニル基、
    シアノ低級アルコキシ基、チアゾリル基、低級アルキル
    基置換チエニル基、低級アルキル基置換ピロリル基、フ
    ェニル基及び低級アルコキシフェニル基から選ばれる基
    で置換されていてもよいピリミジニル基;又はベンゾチ
    アゾリル基、R1が水素原子、低級アルキル基、モルホ
    リニル基、ピリジル基又はピリミジニル基である請求項
    4記載の医薬組成物。
  6. 【請求項6】 環Aが低級アルキル基及びヒドロキシル
    低級アルキル基から選ばれる基で置換されているフェニ
    ル基、環Bがハロゲン原子、低級アルキル基及び低級ア
    ルコキシ基から選ばれる基で置換されているフェニル
    基、Rがハロゲン原子、ヒドロキシ低級アルキル基、チ
    エニル基、フリル基及び低級アルキルチオ基から選ばれ
    る基で置換されているピリミジニル基、R1が水素原子
    又はピリミジニル基である請求項5記載の医薬組成物。
  7. 【請求項7】 4−tert−ブチル−N−〔5−(4
    −メチルフェニル)−6−{2−(5−(3−チエニ
    ル)ピリミジン−2−イルオキシ)エトキシ}ピリミジ
    ン−4−イル〕ベンゼンスルホンアミド、 4−tert−ブチル−N−〔5−(4−メチルフェニ
    ル)−6−{2−(5−メチルチオピリミジン−2−イ
    ルオキシ)エトキシ}ピリミジン−4−イル〕ベンゼン
    スルホンアミド、 4−tert−ブチル−N−〔5−(4−メチルフェニ
    ル)−6−{2−(5−(2−フリル)ピリミジン−2
    −イルオキシ)エトキシ}ピリミジン−4−イル〕ベン
    ゼンスルホンアミド、 4−tert−ブチル−N−〔5−(4−メチルフェニ
    ル)−6−{2−(5−(2−チエニルピリミジン−2
    −イルオキシ)エトキシ}ピリミジン−4−イル〕ベン
    ゼンスルホンアミド、 4−tert−ブチル−N−〔5−(4−メチルフェニ
    ル)−6−{2−(5−ブロモピリミジン−2−イルオ
    キシ)エトキシ}ピリミジン−4−イル〕ベンゼンスル
    ホンアミド、 4−tert−ブチル−N−〔5−(4−メチルフェニ
    ル)−6−{2−(5−ブロモピリミジン−2−イルオ
    キシ)エトキシ}−2−(2−ピリミジル)ピリミジン
    −4−イル〕ベンゼンスルホンアミド、 4−tert−ブチル−N−〔5−(4−メチルフェニ
    ル)−6−{2−(5−クロロピリミジン−2−イルオ
    キシ)エトキシ}ピリミジン−4−イル〕ベンゼンスル
    ホンアミド、 4−tert−ブチル−N−〔5−(4−メトキシフェ
    ニル)−6−{2−(5−メチルチオピリミジン−2−
    イルオキシ)エトキシ}ピリミジン−4−イル〕ベンゼ
    ンスルホンアミド、 4−tert−ブチル−N−〔5−(2−メトキシフェ
    ノキシ)−6−{2−(5−(2−チエニル)ピリミジ
    ン−2−イルオキシ)エトキシ}ピリミジン−4−イ
    ル〕ベンゼンスルホンアミド、 4−tert−ブチル−N−〔5−(4−メチルフェニ
    ル)−6−{2−(5−(3−フリル)ピリミジン−2
    −イルオキシ)エトキシ}ピリミジン−4−イル〕ベン
    ゼンスルホンアミド、 4−tert−ブチル−N−〔5−(4−クロロフェニ
    ル)−6−{2−(5−メチルチオピリミジン−2−イ
    ルオキシ)エトキシ}ピリミジン−4−イル〕ベンゼン
    スルホンアミド、 4−tert−ブチル−N−〔5−(2−メトキシフェ
    ニルチオ)−6−{2−(5−ブロモピリミジン−2−
    イルオキシ)エトキシ}−2−(2−ピリミジル)ピリ
    ミジン−4−イル〕ベンゼンスルホンアミド、 4−tert−ブチル−N−〔5−(4−メチルフェニ
    ル)−6−{2−(5−ヒドロキシメチルピリミジン−
    2−イルオキシ)エトキシ}ピリミジン−4−イル〕ベ
    ンゼンスルホンアミドもしくは4−(2−ヒドロキシ−
    1,1−ジメチルエチル)−N−〔5−(4−メチルフ
    ェニル)−6−{2−(5−ブロモピリミジン−2−イ
    ルオキシ)エトキシ}ピリミジン−4−イル〕ベンゼン
    スルホンアミド、又はそれらの薬理的に許容しうる塩を
    有効成分とする医薬組成物。
  8. 【請求項8】 4−(2−ヒドロキシ−1,1−ジメチ
    ルエチル)−N−〔5−(4−メチルフェニル)−6−
    {2−(5−ブロモピリミジン−2−イルオキシ)エト
    キシ}ピリミジン−4−イル〕ベンゼンスルホンアミド
    又はその薬理的に許容しうる塩を有効成分とする医薬組
    成物。
  9. 【請求項9】 エンドセリン拮抗薬である請求項1、
    2、3、4、5、6、7又は8記載の医薬組成物。
  10. 【請求項10】 高血圧症、肺性高血圧症、腎性高血圧
    症、レイノー病、気管支喘息、胃潰瘍、炎症性腸疾患
    (クローン病)、ショック、発癌、血管形成術後の再狭
    窄、臓器移植後の臓器機能不全、糖尿病、血栓症、動脈
    硬化症、心不全、急性腎不全、糸球体腎炎、サイクロス
    ポリン誘発腎毒性、心筋梗塞、狭心症、不整脈、緑内
    症、片頭痛、脳血管攣縮又は脳梗塞の予防及び/又は治
    療剤である請求項1、2、3、4、5、6、7、8又は
    9記載の医薬組成物。
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